JP2559896Y2 - 自転車用ハンドルバーの締付固定構造 - Google Patents

自転車用ハンドルバーの締付固定構造

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JP2559896Y2
JP2559896Y2 JP1992057927U JP5792792U JP2559896Y2 JP 2559896 Y2 JP2559896 Y2 JP 2559896Y2 JP 1992057927 U JP1992057927 U JP 1992057927U JP 5792792 U JP5792792 U JP 5792792U JP 2559896 Y2 JP2559896 Y2 JP 2559896Y2
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handlebar
slit
tightening
holding
holding hole
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JP1992057927U
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JPH0618187U (ja
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功平 丸井
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Marui Co Ltd
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Marui Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K21/00Steering devices
    • B62K21/12Handlebars; Handlebar stems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はハンドルバーを車体側に
固定したり、該ハンドルバーの両端に付加グリップを固
定する場合に適用される、ハンドルバーの締付固定構造
に関するもので、ハンドルバーを抱持状態で圧迫固定す
る際に、該ハンドルバーに傷が生じないようにしてその
強度低下を防止するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】ハンドルステムは、ハンドルバー
に作用させた回動力を前ホークを介して前車輪に伝達す
る機能を有し、これらハンドルバーとハンドルステムの
結合部の構造を改良することは、これら両者間に於ける
上記回動力の伝達を確実にする為に極めて重要である。
【0003】従来のハンドルステムとして、例えば図5
に示す如き構造のものがあり、このものでは、ハンドル
ステム(13)の先端部にはハンドルバー(1) を内挿保持す
る為の保持孔(11)を貫設した保持体(10)が設けられてい
る。又、該保持体(10)の側壁にはスリット(12)がその軸
線方向全域に形成されている。又、上記保持体(10)に
は、前記スリット(12)を挟んで対向する一対の締付フラ
ンジ(17)(18)が配設されている。
【0004】このものでは、保持体(10)の保持孔(11)に
ハンドルバー(1) を挿入し、この状態で締付フランジ(1
7)(18)を締付ボルト(21)で締付けると、上記スリット(1
2)の作用で前記保持孔(11)が直径収縮してその内部のハ
ンドルバー(1) が圧迫固定せしめられる。しかしなが
ら、上記従来のものでは、ハンドルバー(1) を圧迫・固
定する際に、その側壁の一部が局部的に変形を起し、該
ハンドルバー(1) が強度低下を来すという問題があっ
た。
【0005】上記問題点について更に詳述する。上記締
付時に於ける保持体(10)の保持孔(11)は、その内周方向
の全域に亘って均一に直径収縮するのではなく、該保持
孔(11)は上記締付けボルト(21)の締付け方向に扁平化す
る態様で変形する。すると、上記保持孔(11)に挿入した
ハンドルバー(1) も、上記締付けボルト(21)の締付け方
向に扁平化せしめられることとなり、スリット(12)部分
に位置するハンドルバー(1) の外周壁部分を細く見た場
合、該ハンドルバー(1) の外周壁は前記スリット(12)か
ら局部的に外部にはみ出すように変形する。即ち、図5
に示すように、ハンドルバー(1) の側壁の一部が保持体
(10)のスリット(12)部分で摘まむように挟まれて永久変
形した直線状の隆起傷が生じてしまうのである。そし
て、該傷が原因となって該ハンドルバー(1) が強度低下
を来すのである。
【0006】尚、上記従来例では、ハンドルバー(1)
をハンドルステム(13)に取付ける場合について記載
したが、直線状のハンドルバー(1)の両端部にバーエ
ンドと称される付加グリップを外嵌締付けする場合も、
上記と同様の問題がある。本考案は上記の点に鑑みて成
されたもので、『保持体(10)に貫設されたハンドル
バー挿入用の保持孔(11)と、前記保持体(10)の
側壁部に形成され且つ上記保持孔(11)の内外を繋ぐ
スリット(12)を具備し、該スリット(12)部分を
締付けボルト(21)で締付けてハンドルバー(1)を
圧迫固定するもの』であって、ハンドルバー(1)を圧
迫固定する際にこれに傷が生じるのを防止して該ハンド
ルバー(1)が強度低下を起すのを防ぐようにすること
をその課題とする。
【0007】
【技術的手段】上記課題を解決するための本考案の技術
的手段は、『スリット(12)を凹凸状に蛇行させると
共に、該スリット(12)を隔てて対向する保持体(1
0)構成壁の凹凸部がハンドルバーの軸線方向から見た
場合に重なり合ってハンドルバー全体を覆うように構成
されている』ことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。凹凸状
に蛇行しているスリット(12)を隔てて対向する保持
体(10)構成壁の凹凸部がハンドルバーの軸線方向か
ら見た場合に重なり合ってハンドルバー全体を覆うよう
に構成されているから、軸線方向から見た場合に於ける
前記保持孔(11)の形状は完全に閉じた閉曲線になっ
ている。
【0009】即ち、上記凹凸状のスリット(12)を挟んで
対向する保持体(10)の構成壁は、該スリットを挟んで咬
み合った状態になっているのである。従って、保持体(1
0)を締付けボルト(21)で締付けると、上記凹凸状のスリ
ットを挟んで対向する保持体(10)の構成壁が咬み合った
状態を保ったままでこれが直径収縮する。そしてこの直
径収縮時においては、上記保持体(10)に於ける前記凹凸
状のスリット部が咬み合い状態を保っていることから、
これに挿入されているハンドルバー(1) は、前記保持孔
(11)の内壁でその外周が全域的に締付けられた状態にな
り、これにより、該ハンドルバー(1) の外周壁の一部が
外部にはみ出し難くなる。
【0010】
【効果】本考案は次の特有の効果を有する。締付固定時
に於けるハンドルバー(1) の外周壁の一部がスリット(1
2)部からその外部にはみ出し難くなるから、既述従来の
もののようにハンドルバー(1) の外周に、永久変形した
直線状の隆起傷が生じることはなく、該ハンドルバー
(1) が強度低下を起す不都合が防止できる。
【0011】
【実施例】次に、上記した本考案の実施例を図面に従っ
て説明する。図1乃至図3は本考案をハンドルステムに
適用したものである。図1に示すように、ハンドルステ
ム(13)の先端部に設けられた保持体(10)の保持孔(11)に
は、スリット(12)の部分に位置させて形成した咬み合う
凹部(31)と凸部(32)が設けられている。これにより、ス
リット(12)に於ける保持孔(11)側の開放部が凹凸状に蛇
行するようにしている。
【0012】上記スリット(12)部分の詳細構造は図2に
示すようになっており、保持体(10)に於ける保持孔(11)
の軸線方向の両端部に上記凹部(31)と凸部(32)が各別に
形成されている。そして、これら凹部(31)と凸部(32)
は、これらの間に確保される間隙(35)を隔ててルーズに
咬み合った状態になっている。又、保持体(10)の外周部
には、既述従来のものと同様、上記したスリット(12)を
隔てて対向する部分に締付フランジ(17)(18)が突設され
ており、一方の締付フランジ(17)には後述する締付けボ
ルト(21)をねじ込む為のネジ孔(27)が形成され、他方の
締付フランジ(18)には、上記締付けボルト(21)を遊挿す
る透孔(28)が穿設されている。
【0013】他方、上記保持体(10)の車体側の外側壁に
は突出腕(16)が設けられており、更に、該突出腕(16)の
基端部には装着パイプ(19)が固定されている。そして、
該装着パイプ(19)は、前ホーク(7)の上部に突出し且つ
車体フレーム(8)のヘッドチューブ(81)を上方に貫通突
出する前ホーク用の上パイプ(71)に外挿固定されてい
る。
【0014】このものでは、図1に示すように、保持孔
(11)をその側方から見た場合には、該保持孔(1
1)は完全に閉じた円形になっている。即ち、スリット
(12)を隔てて対向する凹部(31)と凸部(32)
がハンドルバー(1)の軸線方向から見た場合に重なり
合ってハンドルバー(1)全体を覆うように構成されて
いる。従って、保持孔(11)にハンドルバー(1)を
挿入した状態で、スリット(12)部分の締付フランジ
(17)(18)を締付けボルト(21)で締め付ける
と、スリット(12)に対応する部分に於けるハンドル
バー(1)の外壁は、凹部(31)と凸部(32)の咬
み合いによってその一部がスリット(12)側にはみ出
すのが防止される。これにより、ハンドルバー(1)の
側壁に、その強度低下の原因となる傷が生じることはな
い。
【0015】尚、上記実施例では、保持孔(11)の両端部
に位置させて一対の凹部(31)(31)と、これに所定の間隙
をおいて咬み合う凸部(32)(32)を設けたが、図3に示す
ように、上記凹部(31)及び凸部(32)を保持孔(11)の軸線
方向の全域に亘って配設するようにしてもよい。この場
合においても、既述実施例のものと同様に、上記凹部(3
1)と凸部(32)の咬み合いによってハンドルバー(1) の外
周壁が部分的にスリット(12)側にはみ出す不都合が防止
できる。
【0016】更に、上記いずれの実施例においても、凹
部(31)や凸部(32)は、矩形状に形成したが、該凹部(31)
や凸部(32)を、互いにルーズに咬み合う三角波形状やサ
インカーブ状にしても上記効果が得られる。図4に示す
ものは、本考案を付加グリップたる所謂バーエンドに実
施したものである。
【0017】この場合においても、付加グリップ(40)の
基端部に設けた円筒状の保持体(10)の側壁に凹凸状に蛇
行するスリット(12)を形成している。そして、上記保持
体(10)をハンドルバー(1) の端部に外挿すると共に、上
記スリット(12)を挟んで対向する締付フランジ(47)(48)
を図示しない締付ボルトで締付けると、既述したハンド
ルステムの場合と同様に、スリット(12)を構成する凹部
(41)と凸部(42)の咬み合いによって、ハンドルバー(1)
に傷が生じる不都合が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の側面図
【図2】保持体(10)部分の一部切欠きの拡大斜視図
【図3】第2実施例の要部の切欠斜視図
【図4】第3実施例の説明図
【図5】従来例の説明図
【符号の説明】
(1) ・・・ハンドルバー (10)・・・保持体 (11)・・・保持孔 (12)・・・スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持体(10)に貫設されたハンドルバ
    ー挿入用の保持孔(11)と、前記保持体(10)の側
    壁部に形成され且つ上記保持孔(11)の内外を繋ぐス
    リット(12)を具備し、該スリット(12)部分を締
    付けボルト(21)で締付けてハンドルバー(1)を圧
    迫固定するものであって、スリット(12)を凹凸状に
    蛇行させると共に、該スリット(12)を隔てて対向す
    る保持体(10)構成壁の凹凸部がハンドルバーの軸線
    方向から見た場合に重なり合ってハンドルバー全体を覆
    うように構成されている自転車用ハンドルバーの締付固
    定構造。
JP1992057927U 1992-08-18 1992-08-18 自転車用ハンドルバーの締付固定構造 Expired - Lifetime JP2559896Y2 (ja)

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