JP2559854Y2 - アンテナ回路 - Google Patents
アンテナ回路Info
- Publication number
- JP2559854Y2 JP2559854Y2 JP4636892U JP4636892U JP2559854Y2 JP 2559854 Y2 JP2559854 Y2 JP 2559854Y2 JP 4636892 U JP4636892 U JP 4636892U JP 4636892 U JP4636892 U JP 4636892U JP 2559854 Y2 JP2559854 Y2 JP 2559854Y2
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- Japan
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- antenna
- coil
- circuit
- coils
- pickup
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、FMチューナなどに使
用されるアンテナ回路に関し、2個のアンテナコイル
と、これらのコイルに受信された信号を取出すピックア
ップコイルが設けられたアンテナ回路に関する。
用されるアンテナ回路に関し、2個のアンテナコイル
と、これらのコイルに受信された信号を取出すピックア
ップコイルが設けられたアンテナ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はFMチューナのフロントエンドを
示す回路ブロック図、図5は図4に示したフロントエン
ドに用いられている従来のアンテナ回路のコイル配置を
説明するための部分回路図である。図4において符号2
はアンテナである。このアンテナはインピーダンスが3
00Ωのフィーダ・アンテナまたは折返しダイポール・
アンテナなどである。アンテナ2からの入力は、フロン
トエンド1のアンテナ端子(ANT1)と(ANT2)
を介してフロントエンド1内のアンテナ回路に入力され
る。
示す回路ブロック図、図5は図4に示したフロントエン
ドに用いられている従来のアンテナ回路のコイル配置を
説明するための部分回路図である。図4において符号2
はアンテナである。このアンテナはインピーダンスが3
00Ωのフィーダ・アンテナまたは折返しダイポール・
アンテナなどである。アンテナ2からの入力は、フロン
トエンド1のアンテナ端子(ANT1)と(ANT2)
を介してフロントエンド1内のアンテナ回路に入力され
る。
【0003】このアンテナ回路は、図5に示すように、
前記アンテナ端子(ANT1)に接続された第1のアン
テナコイルL1と、アンテナ端子(ANT2)に接続さ
れた第2のアンテナコイルL2と、これらのアンテナコ
イルL1及びL2により受信された信号を取出して後段
に出力させるピックアップコイルL3とを有している。
前記フロントエンド1では、前記ピックアップコイルL
3により取出された受信信号が、同調コイルL4と同調
容量C3を有するアンテナ同調部3により周波数選択さ
れ、RF増幅部4により増幅され、さらにRF同調部5
により周波数選択される。この選択された周波数と局部
発振器6からの発振周波数とがミキサ(混合部)7によ
り混合され、中間周波数(IF)信号が生成され、後段
の検波回路に出力される。
前記アンテナ端子(ANT1)に接続された第1のアン
テナコイルL1と、アンテナ端子(ANT2)に接続さ
れた第2のアンテナコイルL2と、これらのアンテナコ
イルL1及びL2により受信された信号を取出して後段
に出力させるピックアップコイルL3とを有している。
前記フロントエンド1では、前記ピックアップコイルL
3により取出された受信信号が、同調コイルL4と同調
容量C3を有するアンテナ同調部3により周波数選択さ
れ、RF増幅部4により増幅され、さらにRF同調部5
により周波数選択される。この選択された周波数と局部
発振器6からの発振周波数とがミキサ(混合部)7によ
り混合され、中間周波数(IF)信号が生成され、後段
の検波回路に出力される。
【0004】図5に示す従来のアンテナ回路では、基板
上にアンテナコイルL1、アンテナコイルL2およびピ
ックアップコイルL3の順にそれぞれが同軸に配置され
ている。そしてアンテナ2から各アンテナコイルL1,
L2に受信された高周波信号が磁界誘導によりピックア
ップコイルL3に取出される。
上にアンテナコイルL1、アンテナコイルL2およびピ
ックアップコイルL3の順にそれぞれが同軸に配置され
ている。そしてアンテナ2から各アンテナコイルL1,
L2に受信された高周波信号が磁界誘導によりピックア
ップコイルL3に取出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来のアンテナ回路の構成では、アンテナコイルL
1とアンテナコイルL2が同軸に並び、さらにアンテナ
コイルL2と並ぶ位置にピックアップコイルL3が配置
されている。よって磁界誘導による各アンテナコイルL
1,L2とピックアップコイルL3との信号取出しの結
合度では、アンテナコイルL2とピックアップコイルL
3との結合に対し、アンテナコイルL1とピックアップ
コイルL3との結合が弱くなっている。よって両アンテ
ナコイルL1,L2全体とピックアップコイルL3との
間では、結合効率が悪いものとなっている。
示す従来のアンテナ回路の構成では、アンテナコイルL
1とアンテナコイルL2が同軸に並び、さらにアンテナ
コイルL2と並ぶ位置にピックアップコイルL3が配置
されている。よって磁界誘導による各アンテナコイルL
1,L2とピックアップコイルL3との信号取出しの結
合度では、アンテナコイルL2とピックアップコイルL
3との結合に対し、アンテナコイルL1とピックアップ
コイルL3との結合が弱くなっている。よって両アンテ
ナコイルL1,L2全体とピックアップコイルL3との
間では、結合効率が悪いものとなっている。
【0006】本考案は上記従来の課題を解決するもので
あり、アンテナコイルとピックアップコイルとの結合を
強くして、受信信号の利得を向上できるようにしたアン
テナ回路を提供することを目的としている。
あり、アンテナコイルとピックアップコイルとの結合を
強くして、受信信号の利得を向上できるようにしたアン
テナ回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によるアンテナ回
路は、基板上に、第1のアンテナコイルと第2のアンテ
ナコイルとこれらのアンテナコイルから信号を取出すピ
ックアップコイルとがそれぞれ同軸に配置され、前記ピ
ックアップコイルが前記第1のアンテナコイルと第2の
アンテナコイルとの間に配置されていることを特徴とす
るものである。
路は、基板上に、第1のアンテナコイルと第2のアンテ
ナコイルとこれらのアンテナコイルから信号を取出すピ
ックアップコイルとがそれぞれ同軸に配置され、前記ピ
ックアップコイルが前記第1のアンテナコイルと第2の
アンテナコイルとの間に配置されていることを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】上記手段では、ピックアップコイルが第1のア
ンテナコイルと第2のアンテナコイルとの間に配置され
たことにより、ピックアップコイルと第1のアンテナコ
イル及び第2のアンテナコイルとの配置距離が等しくな
り、第1のアンテナコイル及び第2のアンテナコイルと
の結合が強くなる。よって受信信号の利得が高くなる。
ンテナコイルと第2のアンテナコイルとの間に配置され
たことにより、ピックアップコイルと第1のアンテナコ
イル及び第2のアンテナコイルとの配置距離が等しくな
り、第1のアンテナコイル及び第2のアンテナコイルと
の結合が強くなる。よって受信信号の利得が高くなる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により説明す
る。図1は本考案のアンテナ回路の構成を示す部分回路
図、図2はFMチューナの各部品が実装された基板のう
ちのアンテナ回路の実装部のパターンを示す平面図、図
3は図2に示したパターンにアンテナ回路を構成するコ
イルが実装された状態を示す部分斜視図である。本考案
のアンテナ回路は、図1及び図3に示すように、アンテ
ナ端子(ANT1)と(ANT2)に接続され、前記ア
ンテナコイルL1とアンテナコイルL2との間にピック
アップコイルL3が挟まれるように設けられている。こ
れらのコイルは空芯コイルであり、L1とL2の巻き数
がほぼ等しい。そして、これらコイルL1,L2,L3
はそれぞれ同軸上に配置されている。
る。図1は本考案のアンテナ回路の構成を示す部分回路
図、図2はFMチューナの各部品が実装された基板のう
ちのアンテナ回路の実装部のパターンを示す平面図、図
3は図2に示したパターンにアンテナ回路を構成するコ
イルが実装された状態を示す部分斜視図である。本考案
のアンテナ回路は、図1及び図3に示すように、アンテ
ナ端子(ANT1)と(ANT2)に接続され、前記ア
ンテナコイルL1とアンテナコイルL2との間にピック
アップコイルL3が挟まれるように設けられている。こ
れらのコイルは空芯コイルであり、L1とL2の巻き数
がほぼ等しい。そして、これらコイルL1,L2,L3
はそれぞれ同軸上に配置されている。
【0010】図3と図4に示すように、基板B上におい
て、第1のアンテナコイルL1は、チューナのアンテナ
端子(ANT1)に接続されるパターンP1とグランド
パターンGとに渡って実装され、第2のアンテナコイル
L2は、アンテナ端子(ANT2)に接続されるパター
ンP2とグランドパターンGとに渡って実装されてい
る。そしてピックアップコイルL3は、前記両アンテナ
コイルL1とL2の中間にて、アンテナ同調部(回路)
3(図4参照)に延びるパターンP3とグランドパター
ンGとに渡って実装されている。前記パターンP3によ
り接続される後段のアンテナ同調部3やRF増幅部4な
どの回路構成は図4に示すとおりである。
て、第1のアンテナコイルL1は、チューナのアンテナ
端子(ANT1)に接続されるパターンP1とグランド
パターンGとに渡って実装され、第2のアンテナコイル
L2は、アンテナ端子(ANT2)に接続されるパター
ンP2とグランドパターンGとに渡って実装されてい
る。そしてピックアップコイルL3は、前記両アンテナ
コイルL1とL2の中間にて、アンテナ同調部(回路)
3(図4参照)に延びるパターンP3とグランドパター
ンGとに渡って実装されている。前記パターンP3によ
り接続される後段のアンテナ同調部3やRF増幅部4な
どの回路構成は図4に示すとおりである。
【0011】上記構成のアンテナ回路では、アンテナコ
イルL1とピックアップコイルL3との距離と、アンテ
ナコイルL2とピックアップコイルL3との距離がとも
に等しく、それぞれのアンテナコイルとピックアップコ
イルとが同軸にて近接して設けられているため、磁界誘
導による各アンテナコイルL1,L2とピックアップコ
イルL3との結合が強くなり、ピックアップコイルL3
にて取出される受信信号の電界強度が高くなり、図5に
示す従来のアンテナ回路に比較して、受信信号の電界強
度は2dBないし3dB程度高くなる。
イルL1とピックアップコイルL3との距離と、アンテ
ナコイルL2とピックアップコイルL3との距離がとも
に等しく、それぞれのアンテナコイルとピックアップコ
イルとが同軸にて近接して設けられているため、磁界誘
導による各アンテナコイルL1,L2とピックアップコ
イルL3との結合が強くなり、ピックアップコイルL3
にて取出される受信信号の電界強度が高くなり、図5に
示す従来のアンテナ回路に比較して、受信信号の電界強
度は2dBないし3dB程度高くなる。
【0012】また図3に示す実施例では、各コイルL
1,L2,L3の線端部a,bにて絶縁被覆が除去され
ており、この線端部a,bが各パターン上にクリームハ
ンダを介して設置され、その後に加熱されてハンダが溶
融されるいわゆるリフローハンダ工程によるものである
が、各コイルの線端部が基板のスルーホールに装着され
て基板裏面にてディップハンダによりハンダ付けされる
工程にて実装されてもよい。なお、本考案はFMチュー
ナのアンテナ回路に限られず、他の各種受信装置に実施
可能である。
1,L2,L3の線端部a,bにて絶縁被覆が除去され
ており、この線端部a,bが各パターン上にクリームハ
ンダを介して設置され、その後に加熱されてハンダが溶
融されるいわゆるリフローハンダ工程によるものである
が、各コイルの線端部が基板のスルーホールに装着され
て基板裏面にてディップハンダによりハンダ付けされる
工程にて実装されてもよい。なお、本考案はFMチュー
ナのアンテナ回路に限られず、他の各種受信装置に実施
可能である。
【0013】
【考案の効果】以上詳述した本考案によれば、アンテナ
コイルとピックアップコイルの間の結合を従来よりも強
くすることができ、受信感度の高い受信回路を構成でき
るようになる。
コイルとピックアップコイルの間の結合を従来よりも強
くすることができ、受信感度の高い受信回路を構成でき
るようになる。
【図1】本考案のアンテナ回路の構成を説明するための
部分回路図である。
部分回路図である。
【図2】図1に示したアンテナ回路が実装される基板の
パターンを示す部分平面図である。
パターンを示す部分平面図である。
【図3】図2に示したアンテナ回路のコイル実装状態を
示す部分拡大斜視図である。
示す部分拡大斜視図である。
【図4】アンテナ回路が実装される装置の一例としてF
Mチューナのフロントエンドを示す回路ブロック図であ
る。
Mチューナのフロントエンドを示す回路ブロック図であ
る。
【図5】従来のアンテナ回路のコイル配置を説明するた
めの部分回路図である。
めの部分回路図である。
1 フロントエンド 2 アンテナ L1,L2 アンテナコイル L3 ピックアップコイル (ANT1),(ANT2) アンテナ端子 G グランドパターン
Claims (1)
- 【請求項1】 基板上に、第1のアンテナコイルと第2
のアンテナコイルとこれらのアンテナコイルから信号を
取出すピックアップコイルとがそれぞれ同軸に配置さ
れ、前記ピックアップコイルが前記第1のアンテナコイ
ルと第2のアンテナコイルとの間に配置されていること
を特徴とするアンテナ回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4636892U JP2559854Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | アンテナ回路 |
MYPI9301076 MY119358A (en) | 1992-06-09 | 1993-06-04 | Antenna circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4636892U JP2559854Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | アンテナ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062828U JPH062828U (ja) | 1994-01-14 |
JP2559854Y2 true JP2559854Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=12745214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4636892U Expired - Lifetime JP2559854Y2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | アンテナ回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559854Y2 (ja) |
MY (1) | MY119358A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7639015B2 (en) * | 2003-07-18 | 2009-12-29 | Mks Instruments, Inc. | Methods and systems for stabilizing an amplifier |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP4636892U patent/JP2559854Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-06-04 MY MYPI9301076 patent/MY119358A/en unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH062828U (ja) | 1994-01-14 |
MY119358A (en) | 2005-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970826 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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