JP2559842Y2 - クッション・プール底部における防水シートの取付装置 - Google Patents

クッション・プール底部における防水シートの取付装置

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JP2559842Y2
JP2559842Y2 JP5848693U JP5848693U JP2559842Y2 JP 2559842 Y2 JP2559842 Y2 JP 2559842Y2 JP 5848693 U JP5848693 U JP 5848693U JP 5848693 U JP5848693 U JP 5848693U JP 2559842 Y2 JP2559842 Y2 JP 2559842Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、プール、とりわけ遊
泳者の飛込みのさいの危険を回避し得る安全性の高い底
部にクッション機能を有するプール(以下クッション・
プールという)における防水シートの取付装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プールの内側壁は、コンクリー
ト製、タイル製、アルミニウム板製、ステンレス鋼板
製、あるいはFRP製などであり、いずれも硬質材料に
より形成されている。従って、遊泳者が飛び込みんで、
誤ってプールの底壁に激突した場合には、遊泳者が負傷
し、呼吸停止による溺死、あるいは打撲、捻挫、骨折等
の事故が発生するおそれがあった。
【0003】そこで従来、このような遊泳者の飛込みの
さいの危険を防止するために、プール底壁の表面に弾性
のある材料を敷設する方法が採用されつつある。すなわ
ち、プールの底部に弾性を有する合成樹脂製発泡体より
なる多数の緩衝材シートを並べて、これらを接着剤ある
いは粘着剤により固定し、これらの緩衝材シート層の上
に防水シートを張設して、防水層を形成し、プール底部
にクッション機能を付与することが行なわれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のクッション・プールでは、例えば図6に示すよう
に、プール(31)の底壁(32)の表面に弾性を有する合成樹
脂製発泡体よりなる多数の緩衝材シート片(34)が敷設さ
れて、これらの緩衝材シート(34)を覆うように防水シー
ト(36)が被せられ、プール底壁(32)の周縁部あるいはプ
ール中央部の排水ピットの周縁部等に塩ビ鋼板などより
なる横断面略L形の接合片(33)が配置されて、開脚釘よ
りなる固定具(37)によってコンクリート製底壁(32)に固
定され、これらの接合片(33)に防水シート(36)の所要部
分が接合されており、遊泳者が足(L)でこの接合片(33)
の水平部(33a) 近くの防水シート(36)部分を踏んだ場
合、該防水シート(36)下側の緩衝材シート(34)部分が凹
んで、接合片(33)の水平部(33a)の側角部により防水シ
ート(36)が破れ、漏水を生じるおそれがあるという問題
があった。
【0005】また、プール(31)の底壁(32)に接合片(33)
を固定具(37)によって固定するさい、接合片(33)は塩ビ
鋼板などよりなるもので、その強度が充分でないため、
接合片(33)が凹んで波打ちが生じ、このような接合片(3
3)に防水シート(36)を接合した場合、接合不良が生じ
て、耐久性が劣り、また外観上見苦しいという問題があ
った。
【0006】また図7に示すように、例えば遊泳者が足
(L) で接合片(33)の水平部(33a) の側縁部を直に踏んだ
場合には、遊泳者の体重が接合片水平部(33a) にかゝる
ため、該水平部(33a) が傾斜すると同時に、接合片水平
部(33a) 下側の緩衝材シート(34)部分が凹み、接合片水
平部(33a) の傾きに対して固定具(37)はそのままである
ため、相対的に固定具(37)の頭部(37a) が上方に突出す
ることとなって、やはり防水シート(36)が破れるという
問題があった。
【0007】また図示は省略したが、プール底壁の排水
ピットの側縁部やラダーハンドル支柱取付部分において
は防水シートの接合が困難であり、上記のような接合片
を使用した場合には、やはり防水シートが破れるおそれ
があるという問題があった。
【0008】この考案の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、遊泳者の飛込みのさいの危険を回避し得る安
全性の高いクッション・プールについて、遊泳者が足で
接合片の近くの防水シート部分、もしくは接合片の水平
部を直接踏んだ場合にも、防水シートが破れたりするこ
となく、あるいはまたプール底壁の排水ピットの側縁部
やラダーハンドル支柱取付部分においても遊泳者による
防水シートの損傷を防止することができて、漏水の危険
性を回避することができ、また接合片の固定のさい、断
面略L形接合片の水平部が凹んで波打ち形状となるのを
確実に防止でき、従って防水シートと接合片との接合不
良がなく、耐久性にすぐれており、また外観が非常にき
れいである、クッション・プール底部における防水シー
トの取付装置を提供しようとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成するために、まず第1の考案は、プール底壁の表
面に弾性を有する合成樹脂製発泡体よりなる多数の緩衝
材シート片が敷設されて、緩衝材シート層が形成され、
緩衝材シート層を覆うように防水シートが張設されるク
ッション・プールにおいて、プール底壁の周縁部等の防
水シートを止めるべき所要箇所に、防水シート破れ防止
用硬質発泡体ブロックが緩衝材シート層と略同じ高さと
なるように配置され、該硬質発泡体ブロックの上にこれ
より狭い幅を有する接合片の水平部が載せられて、硬質
発泡体ブロックの側縁部が接合片水平部の側縁よりプー
ル内側に張り出しており、硬質発泡体ブロックと接合片
水平部とが固定具により一緒にプール底壁に固定され、
接合片水平部の表面に防水シートの所要部分が接合され
ている、クッション・プール底部における防水シートの
取付装置を要旨としている。
【0010】第2の考案は、上記第1考案の硬質発泡体
ブロックの代わりに、硬質ブロックが用いられ、クッシ
ョン・プール底壁の周縁部等の防水シートを止めるべき
所要箇所に、硬質ブロックが緩衝材シート層と略同じ高
さとなるように配置され、該硬質ブロックの上にこれよ
り狭い幅を有する接合片の水平部が載せられて、硬質ブ
ロックの側縁部が接合片水平部の側縁よりプール内側に
張り出していて、該硬質ブロックの側縁部の上角部に防
水シート破れ防止用傾斜面部が設けられ、硬質ブロック
と接合片水平部とが固定具により一緒にプール底壁に固
定され、接合片水平部の表面に防水シートの所要部分が
接合されているものである。
【0011】また第3の考案は、上記第1考案と第2考
案の硬質発泡体ブロックおよび硬質ブロックをいずれも
用いることなく、水平部の先端を下側に折り返すことに
より曲面状側縁が形成された接合片と補強シート片を使
用し、プール底壁の周縁部等の防水シートを止めるべき
所要箇所の緩衝材シート片の表面に、上記接合片の曲面
状側縁を有する水平部が載せられ、緩衝材シート片と接
合片水平部とが固定具により一緒にプール底壁に固定さ
れ、接合片水平部の表面に、これより広い幅を有する防
水シート破れ防止用補強シート片が接合されて、該補強
シート片の側縁部が接合片水平部の曲面状側縁よりプー
ル内側に張り出しており、接合片水平部上において補強
シート片の表面に防水シートの所要部分が接合されてい
るものである。
【0012】第4の考案は、クッション・プール底壁の
例えばラダーハンドル支柱取付部分等において、上記第
2考案の硬質ブロックを用いるけれども、接合片が用い
られておらず、硬質ブロックは緩衝材シート層と略同じ
高さとなるように配置され、該硬質ブロックのプール内
側の側縁部の上角部に防水シート破れ防止用傾斜面部が
設けられ、硬質ブロックが固定具によりプール底壁に固
定され、硬質ブロックの表面に防水シートの所要部分が
直接接合されているものである。
【0013】上記において、まず緩衝材シート片として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂の発泡体を使用す
るが、これらのうち、とくにポリエチレン発泡体を使用
するのが経済的に有利である。
【0014】この緩衝材シート片の厚みは約20〜10
0mmであり、また通常幅1mおよび長さ2m程度のもの
を使用するが、このような緩衝材シート片の大きさおよ
び形状は勿論任意である。
【0015】また防水シートとしては、軟質ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性合成
樹脂製シート、あるいは非加硫ゴム系シート、ゴムアス
ファルト系シート等を使用する。防水シートの厚みは、
通常約1.0〜3.0mmである。
【0016】また上記接合片としては、合成樹脂板、金
属板、あるいは塩化ビニル樹脂等の合成樹脂を両面に被
覆した鋼板等の板材を使用する。
【0017】また上記固定具としては、開脚釘、カール
・プラグ等を使用する。
【0018】上記第1考案において、防水シート破れ防
止用硬質発泡体ブロックとしては、例えば発泡ポリスチ
レン、発泡ポリ塩化ビニル、発泡エチレン−酢酸ビニル
共重合体等を使用する。
【0019】また第2考案と第4考案において、防水シ
ート破れ防止用硬質ブロックとしては、硬質ポリ塩化ビ
ニルブロックのような合成樹脂製ブロックおよびその他
の材料よりなるブロックを使用する。とくに第2考案に
おいては、硬質ブロックの側縁部が接合片水平部の側縁
よりプール内側に張り出していて、該硬質ブロックの側
縁部の上角部に防水シート破れ防止用傾斜面部が設けら
れている。
【0020】このような傾斜面部は、アールがつけられ
た横断面円弧状のものであっても良いし、勾配を有する
傾斜面部であっても良い。
【0021】なお、硬質発泡体ブロックあるいは硬質ブ
ロックの全体形状は任意であるが、これらブロックの形
状は、その使用箇所によって異なる。例えばプール底壁
の周縁部や排水ピットの側縁部では、平面よりみて帯状
の長尺ものを使用する。これに対し、プール底壁のラダ
ーハンドル支柱取付部分等においては、例えば平面より
みて略方形のものを使用する。
【0022】また第3考案において使用する接合片の材
質は、上記の通りのものであるが、とくに接合片の水平
部の先端を下側に折り返すことにより、横断面円弧状の
曲面状側縁が形成されたものを使用する。
【0023】また補強シート片としては、軟質ポリ塩化
ビニル等であって、上記防水シートと同素材を使用する
のが、好ましい。
【0024】また上記において、防水シート同志の接
合、防水シートと接合片との接合、防水シートと補強シ
ート片との接合、さらには防水シートと硬質ブロックと
の接合に使用する接着剤としては、エポキシ系、ウレタ
ン系およびゴム系接着剤等があげられるが、例えば防水
シート、接合片、補強シート片、あるいは硬質ブロック
として、ポリ塩化ビニル系の素材を使用する場合には、
テトラヒドロフラン単独、あるいはテトラヒドロフラン
に少量の塩化ビニル樹脂を溶解した溶剤型接着剤を使用
すれば、耐久性にすぐれた接着効果を生じるので好まし
い。
【0025】防水シートは、例えばプールの底部周縁の
隅角部に配置された横断面略L形の接合片や排水ピット
の側縁部に配置された横断面略L形の接合片、あるいは
プール・サイドの溢流溝に配置された平たい接合片など
に接合されて、張設されるものである。
【0026】
【作用】上記において、プール底壁の周縁部、あるいは
排水ピットの側縁部等の防水シートを止めるべき所要箇
所に、硬質発泡体ブロックが配置され、該硬質発泡体ブ
ロックの上にこれより狭い幅を有する接合片の水平部が
載せられて、硬質発泡体ブロックの側縁部が接合片水平
部の側縁よりプール内側に張り出している第1の考案で
は、遊泳者が足で断面略L形接合片の水平部近くの防水
シート部分を踏んだ場合、該防水シート下側の緩衝材シ
ート部分は凹むけれども、防水シートは、接合片水平部
の側縁よりプール内側に張り出した硬質発泡体ブロック
の比較的軟質の側縁部に当接するため、従来のように、
接合片の水平部の硬い側角部により防水シートが破れる
といった事態を、防止することができ、漏水を生じるお
それがない。
【0027】また遊泳者が足で接合片の水平部を直接踏
んだ場合、接合片水平部の下側には硬質発泡体ブロック
が存在しているため、接合片水平部がほとんど変形する
ことなく、従って防水シートが破れるといった事態を防
止することができる。
【0028】また、硬質発泡体ブロックの上に接合片の
水平部が載せられて、硬質発泡体ブロックと接合片水平
部とが固定具により一緒にプール底壁に固定されるか
ら、接合片の固定のさい、接合片水平部が凹んで波打ち
形状となるのを防止でき、従って防水シートと接合片と
の接合不良がなく、耐久性にすぐれており、かつ外観が
非常にきれいである。
【0029】また上記硬質発泡体ブロックの代わりに、
硬質ブロックが用いられている第2の考案では、該硬質
ブロックの側縁部の上角部に防水シート破れ防止用傾斜
面部が設けられているから、遊泳者が足で断面略L形接
合片の水平部近くの防水シート部分を踏むと、防水シー
ト部分が硬質ブロック側縁部の傾斜面部に当接するた
め、防水シートの破れを、同様に防止することができ
る。また遊泳者が足で接合片の水平部を直接踏んだ場
合、接合片水平部の下側には硬質ブロックが存在してい
るため、接合片水平部が全く変形することなく、従って
防水シートが破れるといった事態を確実に防止すること
ができる。
【0030】さらに接合片は硬質ブロックと一緒にプー
ル底壁に固定具によって固定されるため、接合片の水平
部の凹みや波打ちを確実に防止することができる。
【0031】上記のような硬質発泡体ブロックおよび硬
質ブロックのいずれをも用いることなく、第3の考案の
ように、断面略L形接合片の水平部の先端を下側に折り
返して、曲面状側縁を形成するとともに、接合片の水平
部より広い幅を有する補強シート片を使用した場合に
は、遊泳者が足でこの接合片の近くの防水シート部分を
踏んだ場合、防水シートは、接合片水平部の曲面状側縁
に丸く沿うように当接するため、防水シートの破れが防
止できる。また遊泳者が足で接合片の水平部を直接踏ん
だ場合、接合片水平部は、その先端の折返し状側縁部に
よって補強されているため、接合片水平部の変形が小さ
く、従って固定具の頭部によって防水シートが破れると
いった事態を防止することができる。
【0032】さらに接合片の固定のさいにも、接合片水
平部は折返し状側縁部によって補強されているため、接
合片の水平部が凹んで波打ち形状となるのを防止するこ
とができ、防水シートの接合不良を生じない。
【0033】また、プール底壁の例えばラダーハンドル
支柱取付部分等の防水シートを止めるべき所要箇所にお
いては、第4の考案のように、硬質ブロックのみ使用
し、接合片の使用を省略する場合もある。この場合に
は、ラダーハンドル支柱取付部分等の防水シートを止め
るべき所要箇所に、硬質ブロックが配置され、該硬質ブ
ロックのプール内側の側縁部の上角部に傾斜面部が設け
られている。従って、遊泳者が足で硬質ブロックの近く
の防水シート部分を踏むと、防水シート部分は硬質ブロ
ック側縁部の傾斜面部に当接するから、同様に、防水シ
ートの破れを防止することができる。また遊泳者が足で
防水シートの上から硬質ブロックを直接踏んだ場合に
は、勿論、硬質ブロックは全く変形することがなく、防
水シートが破れるおそれがないし、また接合片を用いる
ことなく、固定具によりプール底壁に固定された硬質ブ
ロックの表面に防水シートの所要部分を直接接合してい
るので、防水シートの接合不良といった問題も生じな
い。
【0034】
【実施例】つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0035】この考案の第1実施例を示す図1におい
て、プール(1) は、コンクリート製底壁(2) の表面に、
幅1m、長さ2m、および厚み30mmの大きさを有する
発泡ポリエチレンよりなる多数の緩衝材シート片(4) が
敷設されて、緩衝材シート層(3) が形成され、緩衝材シ
ート層(3) を覆うようにポリ塩化ビニル樹脂製の防水シ
ート(6) が被せられている。
【0036】プール底壁(2) の周縁部に、防水シート破
れ防止用の硬質ポリ塩化ビニル樹脂発泡体ブロック(5)
が緩衝材シート層(3) と略同じ高さとなるように配置さ
れている。該硬質発泡体ブロック(5) の上にこれより狭
い幅を有しかつ塩ビ鋼板よりなる横断面略L形の接合片
(13)の水平部(13a) が載せられて、硬質発泡体ブロック
(5) の側縁部(5a)が接合片水平部(13a) の側縁よりプー
ル内側に張り出している。なお、この硬質発泡体ブロッ
ク(5) の側縁部(5a)の上角部には、アールがつけられた
横断面円弧状の傾斜面部、あるいは勾配を有する傾斜面
部が設けられていても良い。
【0037】硬質発泡体ブロック(5) と接合片水平部(1
3a) とは、カール・プラグよりなる固定具(7) によりプ
ール底壁(2) に一緒に固定され、接合片(13)の垂直部
は、同固定具(7) によりプール(1) の側壁(12)に固定さ
れている。
【0038】また、防水シート(6) は、プール(1) のコ
ンクリート製底壁(2) 上に敷設された緩衝材シート層
(3) を構成する緩衝材シート片(4) および防水シート破
れ防止用硬質発泡体ブロック(5) を覆うとともに、プー
ル(1) のコンクリート製側壁(12)を覆うように配置さ
れ、防水シート(6) の上端部(6a)は、プール・サイドの
溢流溝(18)の内側に導かれている。
【0039】プール(1) のコンクリート製底壁(2) 周縁
の隅角部において、横断面略L形の接合片(13)に、防水
シート(6) が接合されている。ここで、防水シート(6)
(6)同志、および防水シート(6) と接合片(13)との接合
は、テトラヒドロフラン単独、あるいはテトラヒドロフ
ランに少量の塩化ビニル樹脂を溶解した溶剤型接着剤を
使用し、これにより耐久性にすぐれた接着効果が生じ
た。なお、このような接着剤としては、その他各種の接
着剤を使用しても、勿論よい。
【0040】プール・サイドの溢流溝(18)の内側では、
カール・プラグよりなる固定具(7)によってコンクリー
ト壁に固定された塩ビ鋼板よりなる平たい接合片(19)
に、防水シート(6) の上端部(6a)が上記の溶剤型接着剤
(10)を介して接合され、防水シート上端部(6a)と接合片
(19)との端面にシール材(8) が施されている。
【0041】この第1実施例によれば、遊泳者が足で断
面略L形接合片(13)の水平部(13a)近くの防水シート(6)
部分を踏んだ場合、該防水シート(6) 下側の緩衝材シ
ート(4) 部分は凹むけれども、防水シート(6) は、接合
片水平部(13a) の側縁よりプール(1) 内側に張り出した
硬質発泡体ブロック(5) の比較的軟質の側縁部に当接す
るため、従来のように、接合片(13)の水平部(13a) の硬
い側角部により防水シート(6) が破れるといった事態
を、防止することができ、漏水を生じるおそれがない。
【0042】また遊泳者が足で接合片(13)の水平部(13
a) を直接踏んだ場合、接合片水平部(13a) の下側には
硬質発泡体ブロック(5) が存在しているため、接合片水
平部(13a) がほとんど変形することなく、従って防水シ
ート(6) が破れるといった事態を防止することができ
る。
【0043】また、硬質発泡体ブロック(5) の上に接合
片(13)の水平部(13a) が載せられて、硬質発泡体ブロッ
ク(5) と接合片水平部(13a) とが固定具(7) により一緒
にプール底壁(2) に固定されるから、接合片(13)の固定
のさい、接合片水平部(13a)が凹んで波打ち形状となる
のを防止でき、従って防水シート(6) と接合片(13)との
接合不良がなく、耐久性にすぐれており、かつ外観が非
常にきれいである。
【0044】図2は、この考案の第2実施例を示すもの
である。ここで、上記第1実施例の場合と異なる点は、
上記第1実施例の硬質発泡体ブロックの代わりに、プー
ル底壁(2) の周縁部に、硬質ポリ塩化ビニル樹脂ブロッ
ク(15)が緩衝材シート層(3)と略同じ高さとなるように
配置され、該硬質ブロック(15)の上にこれより狭い幅を
有する接合片(13)の水平部(13a) が載せられて、硬質ブ
ロック(15)の側縁部(15a) が接合片水平部(13a) の側縁
よりプール内側に張り出していて、該硬質ブロック(15)
の側縁部(15a) の上角部に、所定の勾配を有する防水シ
ート破れ防止用傾斜面部(16)が設けられている点にあ
る。
【0045】硬質ブロック(15)と接合片水平部(13a) と
は、カール・プラグよりなる固定具(7) により一緒にプ
ール底壁(2) に固定され、接合片水平部(13a) の表面に
防水シート(6) の所要部分が接合されている。
【0046】従ってこの第2実施例によれば、遊泳者が
足で断面略L形接合片(13)の水平部(13a) 近くの防水シ
ート(6) 部分を踏むと、防水シート(6) 部分が硬質ブロ
ック側縁部(15a) の傾斜面部(16)に当接するため、防水
シート(6) の破れを、同様に防止することができる。ま
た遊泳者が足で接合片(13)の水平部(13a) を直接踏んだ
場合、接合片水平部(13a) の下側には硬質ブロック(15)
が存在しているため、接合片水平部(13a) が全く変形す
ることなく、従って防水シート(6) が破れるといった事
態を確実に防止することができる。
【0047】さらに接合片(13)は硬質ブロック(15)と一
緒にプール底壁(2) に固定具(7) によって固定されるた
め、接合片(13)の水平部(13a) の凹みや波打ちを確実に
防止することができる。
【0048】図3は、この考案の第3実施例を示すもの
である。ここで、上記第1実施例の場合と異なる点は、
上記第1実施例の硬質発泡体ブロックおよび第2実施例
の硬質ブロックをいずれも用いることなく、プール底壁
(2) の周縁部において緩衝材シート片(4) の表面に、横
断面略L形の接合片(13)の水平部(13a) が載せられ、接
合片水平部(13a) のプール(1) 内側の縁部が先端を下側
に折り返した折返し縁部(14)となされていて、曲面状側
縁(14a) が形成されている点、および接合片水平部(13
a) の表面に、これより広い幅を有しかつ防水シート(6)
と同じくポリ塩化ビニル樹脂によりつくられた防水シ
ート破れ防止用補強シート片(17)が接合されて、該補強
シート片(17)の側縁部(17a) が接合片水平部(13a) の曲
面状側縁(14a) よりプール内側に張り出しており、接合
片水平部(13a) 上において補強シート片(17)の表面に防
水シート(6) の所要部分が接合されている点にある。な
お、緩衝材シート片(4) と接合片水平部(13a) とは、カ
ール・プラグよりなる固定具(7) により一緒にプール底
壁(2) に固定されている。
【0049】この第3実施例によれば、遊泳者が足で断
面略L形接合片(13)の水平部(13a)の近くの防水シート
(6) 部分を踏んだ場合、防水シート(6) は、接合片水平
部(13a) の折返し状側縁部(14)の曲面状側縁(14a) に丸
く沿うように当接するため、防水シート(6) の破れが防
止できる。また遊泳者が足で接合片(10)の水平部(13a)
を直接踏んだ場合、接合片水平部(13a) は、その先端の
折返し状側縁部(14)によって補強されているため、接合
片水平部(13a) の変形が小さく、従って固定具(7) の頭
部によって防水シート(6) が破れるといった事態を防止
することができる。
【0050】さらに接合片(13)の固定のさいにも、接合
片水平部(13a) は折返し状側縁部(14)によって補強され
ているため、接合片水平部(13a) が凹んで波打ち形状と
なるのを防止することができ、防水シート(6) の接合不
良を生じない。
【0051】図4は、この考案の第4実施例を示すもの
である。ここで、上記第1実施例の場合と異なる点は、
プール底壁(2) 中央部の排水ピット(20)に適用した点に
ある。
【0052】すなわち、プール底壁(2) の排水ピット(2
0)の左右両側縁部には、塩ビ鋼板よりなる横断面倒L形
の接合片(13)が配置され、該接合片(13)の垂直部にピッ
ト(20)の開口部両側に位置する段部(23)が設けられ、こ
の段部(23)がカール・プラグよりなる固定具(7) でピッ
ト(20)の開口両側縁部に固定されている。またピット(2
0)の底壁周縁の隅角部に、塩ビ鋼板よりなる横断面L形
の接合片(13)がカール・プラグよりなる固定具(7) で固
定されている。
【0053】そして、ピット(20)内には、防水シート
(6) が全面にわたって敷かれていて、防水シート(6) の
所要部分がピット開口部の段部(23)を有する接合片(13)
とピット底壁の断面略L形接合片(13)とに接合されてい
る。
【0054】ピット(20)の開口部両側において、接合片
(13)の段部(23)には、押えブロック(21)が防水シート
(6) の上から載置され、左右両押えブロック(21)には、
ピット(20)を覆う蓋(22)が渡されている。
【0055】またピット(20)の開口部両側において、左
右両押えブロック(21)の外側に、硬質発泡体ブロック
(5) が緩衝材シート層(3) と略同じ高さとなるようにか
つ接合片(13)の水平部(13a) の下側となるように配置さ
れている。接合片(13)の水平部(13a) は、硬質発泡体ブ
ロック(5) の幅より狭い幅を有し、硬質発泡体ブロック
(5) の側縁部(5a)が接合片水平部(13a) の側縁よりプー
ル内側に張り出している。硬質発泡体ブロック(5) と接
合片水平部(13a) とは、カール・プラグよりなる固定具
(7) によりプール底壁(2) に一緒に固定されている。
【0056】この第4実施例によれば、プール底壁(2)
中央部の排水ピット(20)において、遊泳者が足で断面倒
L形接合片(13)の水平部(13a) 近くの防水シート(6) 部
分を踏んだ場合、あるいはまた接合片(13)の水平部(13
a) を直接踏んだ場合には、硬質発泡体ブロック(5) の
存在により、上記第1実施例の場合と同様に、防水シー
ト(6) に破れが生じることがないし、硬質発泡体ブロッ
ク(5) と接合片水平部(13a) とが固定具(7) によりプー
ル底壁(2) に一緒に固定されるため、その固定のさい第
1実施例の場合と同様に、接合片水平部(13a) が凹んで
波打ち形状となるのを防止でき、防水シート(6) と接合
片(13)との接合不良が生じない。
【0057】図5は、この考案の第5実施例を示すもの
である。ここで、上記第1実施例の場合と異なる点は、
この考案をプール底壁(2) のラダーハンドル支柱(24)の
取付部分に適用した点にある。
【0058】すなわち、ラダーハンドル支柱(24)の取付
部分において、プール底壁(2) に、硬質ポリ塩化ビニル
樹脂ブロック(15)が緩衝材シート層(3) と略同じ高さと
なるように配置されている。この硬質ブロック(15)は、
カール・プラグよりなる固定具(7) によりプール底壁
(2) に固定され、該硬質ブロック(15)の表面に防水シー
ト(6) の所要部分が接合されている。そして、硬質ブロ
ック(15)のプール内側の側縁部(15a) の上角部に、アー
ルがつけられた横断面円弧状の防水シート破れ防止用傾
斜面部(16)が設けられている。ラダーハンドル支柱(24)
の下端部は、硬質ブロック(15)および防水シート(6) の
上に配置された一対の受台(25)(25)に支持せられ、接着
剤(26)を介して固定されている。
【0059】この第5実施例によれば、遊泳者が足で硬
質ブロック(15)の近くの防水シート(6) 部分を踏むと、
防水シート(6) 部分は硬質ブロック側縁部(15a) の傾斜
面部(16)に当接するから、防水シート(6) の破れを防止
することができる。また遊泳者が足で防水シート(6) の
上から硬質ブロック(15)を直接踏んだ場合には、勿論、
硬質ブロック(15)は全く変形することがなく、防水シー
ト(6) が破れるおそれがないし、また接合片を用いるこ
となく、固定具(7) によりプール底壁(2) に固定された
硬質ブロック(15)の表面に防水シート(6) の所要部分を
直接接合しているので、防水シート(6) の接合不良とい
った問題も生じない。
【0060】
【考案の効果】この考案によるクッション・プール底部
における防水シートの取付装置は、上述のように、まず
第1の考案は、プール底壁の表面に弾性を有する合成樹
脂製発泡体よりなる多数の緩衝材シート片が敷設され
て、緩衝材シート層が形成され、緩衝材シート層を覆う
ように防水シートが張設されるクッション・プールにお
いて、プール底壁の周縁部および排水ピット側縁部等の
防水シートを止めるべき所要箇所に、防水シート破れ防
止用硬質発泡体ブロックが緩衝材シート層と略同じ高さ
となるように配置され、該硬質発泡体ブロックの上にこ
れより狭い幅を有する接合片の水平部が載せられて、硬
質発泡体ブロックの側縁部が接合片水平部の側縁よりプ
ール内側に張り出しており、硬質発泡体ブロックと接合
片水平部とが固定具により一緒にプール底壁に固定さ
れ、接合片水平部の表面に防水シートの所要部分が接合
されているものである。
【0061】この第1考案によれば、遊泳者が足で断面
略L形接合片の水平部近くの防水シート部分を踏んだ場
合、該防水シート下側の緩衝材シート部分は凹むけれど
も、防水シートは、接合片水平部の側縁よりプール内側
に張り出した硬質発泡体ブロックの比較的軟質の側縁部
に当接するため、従来のように、接合片の水平部の硬い
側角部により防水シートが破れるといった事態を、防止
することができ、漏水を生じるおそれがない。
【0062】また遊泳者が足で接合片の水平部を直接踏
んだ場合、接合片水平部の下側には硬質発泡体ブロック
が存在しているため、接合片水平部がほとんど変形する
ことなく、従って防水シートが破れるといった事態を防
止することができる。
【0063】また、硬質発泡体ブロックの上に接合片の
水平部が載せられて、硬質発泡体ブロックと接合片水平
部とが固定具により一緒にプール底壁に固定されるか
ら、接合片の固定のさい、接合片水平部が凹んで波打ち
形状となるのを防止でき、従って防水シートと接合片と
の接合不良がなく、耐久性にすぐれており、かつ外観が
非常にきれいであるという効果を奏する。
【0064】第2の考案は、上記第1考案の硬質発泡体
ブロックの代わりに、硬質ブロックが用いられ、クッシ
ョン・プール底壁の周縁部等の防水シートを止めるべき
所要箇所に、硬質ブロックが緩衝材シート層と略同じ高
さとなるように配置され、該硬質ブロックの上にこれよ
り狭い幅を有する接合片の水平部が載せられて、硬質ブ
ロックの側縁部が接合片水平部の側縁よりプール内側に
張り出していて、該硬質ブロックの側縁部の上角部に防
水シート破れ防止用傾斜面部が設けられ、硬質ブロック
と接合片水平部とが固定具により一緒にプール底壁に固
定され、接合片水平部の表面に防水シートの所要部分が
接合されている。
【0065】この第2考案によれば、遊泳者が足で断面
略L形接合片の水平部近くの防水シート部分を踏むと、
防水シート部分が硬質ブロック側縁部の傾斜面部に当接
するため、防水シートの破れを、同様に防止することが
できる。また遊泳者が足で接合片の水平部を直接踏んだ
場合、接合片水平部の下側には硬質ブロックが存在して
いるため、接合片水平部が全く変形することなく、従っ
て防水シートが破れるといった事態を確実に防止するこ
とができる。
【0066】さらに接合片は硬質ブロックと一緒にプー
ル底壁に固定具によって固定されるため、接合片の水平
部の凹みや波打ちを確実に防止することができるという
効果を奏する。
【0067】また第3の考案は、上記硬質発泡体ブロッ
クおよび硬質ブロックをいずれも用いることなく、水平
部の先端を下側に折り返すことにより曲面状側縁が形成
された接合片と補強シート片を使用し、プール底壁の周
縁部等の防水シートを止めるべき所要箇所の緩衝材シー
ト片の表面に、上記接合片の曲面状側縁を有する水平部
が載せられ、緩衝材シート片と接合片水平部とが固定具
により一緒にプール底壁に固定され、接合片水平部の表
面に、これより広い幅を有する防水シート破れ防止用補
強シート片が接合されて、該補強シート片の側縁部が接
合片水平部の曲面状側縁よりプール内側に張り出してお
り、接合片水平部上において補強シート片の表面に防水
シートの所要部分が接合されている。
【0068】この第3考案によれば、遊泳者が足でこの
接合片の近くの防水シート部分を踏んだ場合、防水シー
トは、接合片水平部の曲面状側縁に丸く沿うように当接
するため、防水シートの破れが防止できる。また遊泳者
が足で接合片の水平部を直接踏んだ場合、接合片水平部
は、その先端の折返し状側縁部によって補強されている
ため、接合片水平部の変形が小さく、従って固定具の頭
部によって防水シートが破れるといった事態を防止する
ことができるし、さらに接合片の固定のさいにも、接合
片水平部は折返し状側縁部によって補強されているた
め、接合片の水平部が凹んで波打ち形状となるのを防止
することができ、防水シートの接合不良を生じないとい
う効果を奏する。
【0069】また第4の考案は、クッション・プール底
壁の例えばラダーハンドル支柱取付部分等において、上
記硬質ブロックを用いるけれども、接合片が用いられて
おらず、硬質ブロックは緩衝材シート層と略同じ高さと
なるように配置され、該硬質ブロックのプール内側の側
縁部の上角部に防水シート破れ防止用傾斜面部が設けら
れ、硬質ブロックが固定具によりプール底壁に固定さ
れ、硬質ブロックの表面に防水シートの所要部分が直接
接合されている。
【0070】この第4考案によれば、ラダーハンドル支
柱取付部分等において、遊泳者が足で硬質ブロックの近
くの防水シート部分を踏むと、防水シート部分は硬質ブ
ロック側縁部の傾斜面部に当接するから、防水シートの
破れを防止することができるし、また遊泳者が足で防水
シートの上から硬質ブロックを直接踏んだ場合には、勿
論、硬質ブロックは全く変形することがなく、防水シー
トが破れるおそれがない。さらに接合片を用いることな
く、プール底壁に固定された硬質ブロックの表面に防水
シートの所要部分を直接接合しているので、従来のよう
な防水シートの接合不良といった問題がなく、耐久性に
すぐれており、かつ外観が非常にきれいであるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示すプールの部分切欠
き要部断面図である。
【図2】この考案の第2実施例を示すプールの部分切欠
き要部断面図である。
【図3】この考案の第3実施例を示すプールの部分切欠
き要部断面図である。
【図4】この考案の第4実施例を示すプールの排水ピッ
ト部分の要部断面図である。
【図5】この考案の第5実施例を示すプールのラダーハ
ンドル支柱取付部分の要部断面図である。
【図6】従来例を示すプールの要部断面図で、遊泳者が
足で接合片の水平部近くの防水シート部分を踏んだ場合
を示している。
【図7】従来例を示すプールの要部断面図で、遊泳者が
足で接合片の水平部自体を踏んだ場合を示している。
【符号の説明】
1 プール 2 コンクリート製底壁 3 緩衝材シート層 4 緩衝材シート片 5 防水シート破れ防止用硬質発泡体ブロック 5a 側縁部 6 防水シート 7 固定具(カール・プラグ) 13 接合片 13a 水平部 14 折返し縁部 14a 曲面状側縁 15 防水シート破れ防止用硬質ブロック 15a 側縁部 16 防水シート破れ防止用傾斜面部 17 防水シート破れ防止用補強シート片 17a 側縁部 20 排水ピット 24 ラダーハンドル支柱

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プール底壁(2) の表面に弾性を有する合
    成樹脂製発泡体よりなる多数の緩衝材シート片(4) が敷
    設されて、緩衝材シート層(3) が形成され、緩衝材シー
    ト層(3) を覆うように防水シート(6) が張設されるクッ
    ション・プール(1) において、プール底壁(2) の周縁部
    等の防水シート(6) を止めるべき所要箇所に、防水シー
    ト破れ防止用硬質発泡体ブロック(5) が緩衝材シート層
    (3) と略同じ高さとなるように配置され、該硬質発泡体
    ブロック(5) の上にこれより狭い幅を有する接合片(13)
    の水平部(13a) が載せられて、硬質発泡体ブロック(5)
    の側縁部(5a)が接合片水平部(13a) の側縁よりプール内
    側に張り出しており、硬質発泡体ブロック(5) と接合片
    水平部(13a) とが固定具(7) により一緒にプール底壁
    (2) に固定され、接合片水平部(13a) の表面に防水シー
    ト(6) の所要部分が接合されている、クッション・プー
    ル底部における防水シートの取付装置。
  2. 【請求項2】 プール底壁(2) の表面に弾性を有する合
    成樹脂製発泡体よりなる多数の緩衝材シート片(4) が敷
    設されて、緩衝材シート層(3) が形成され、緩衝材シー
    ト層(3) を覆うように防水シート(6) が張設されるクッ
    ション・プール(1) において、プール底壁(2) の周縁部
    等の防水シート(6) を止めるべき所要箇所に、硬質ブロ
    ック(15)が緩衝材シート層(3) と略同じ高さとなるよう
    に配置され、該硬質ブロック(15)の上にこれより狭い幅
    を有する接合片(13)の水平部(13a) が載せられて、硬質
    ブロック(15)の側縁部(15a) が接合片水平部(13a) の側
    縁よりプール内側に張り出していて、該硬質ブロック(1
    5)の側縁部(15a) の上角部に防水シート破れ防止用傾斜
    面部(16)が設けられ、硬質ブロック(15)と接合片水平部
    (13a) とが固定具(7) により一緒にプール底壁(2) に固
    定され、接合片水平部(13a) の表面に防水シート(6) の
    所要部分が接合されている、クッション・プール底部に
    おける防水シートの取付装置。
  3. 【請求項3】 プール底壁(2) の表面に弾性を有する合
    成樹脂製発泡体よりなる多数の緩衝材シート片(4) が敷
    設されて、緩衝材シート層(3) が形成され、緩衝材シー
    ト層(3) を覆うように防水シート(6) が張設されるクッ
    ション・プール(1) において、プール底壁(2) の周縁部
    等の防水シート(6) を止めるべき所要箇所の緩衝材シー
    ト片(4) の表面に接合片(13)の水平部(13a) が載せら
    れ、接合片水平部(13a) のプール内側の縁部が先端を下
    側に折り返した折返し縁部(14)となされていて、曲面状
    側縁(14a) が形成されており、緩衝材シート片(4) と接
    合片水平部(13a) とが固定具(7) により一緒にプール底
    壁(2) に固定され、接合片水平部(13a) の表面に、これ
    より広い幅を有する防水シート破れ防止用補強シート片
    (17)が接合されて、該補強シート片(17)の側縁部(17a)
    が接合片水平部(13a) の曲面状側縁(14a) よりプール内
    側に張り出しており、接合片水平部(13a) 上において補
    強シート片(17)の表面に防水シート(6) の所要部分が接
    合されている、クッション・プール底部における防水シ
    ートの取付装置。
  4. 【請求項4】 プール底壁(2) の表面に弾性を有する合
    成樹脂製発泡体よりなる多数の緩衝材シート片(4) が敷
    設されて、緩衝材シート層(3) が形成され、緩衝材シー
    ト層(3) を覆うように防水シート(6) が張設されるクッ
    ション・プール(1) において、プール底壁(2) のラダー
    ハンドル支柱(24)取付部等の防水シート(6) を止めるべ
    き所要箇所に、硬質ブロック(15)が緩衝材シート層(3)
    と略同じ高さとなるように配置され、該硬質ブロック(1
    5)のプール内側の側縁部(15a)の上角部に防水シート破
    れ防止用傾斜面部(16)が設けられ、硬質ブロック(15)が
    固定具(7) によりプール底壁(2) に固定され、硬質ブロ
    ック(15)の表面に防水シート(6) の所要部分が接合され
    ている、クッション・プール底部における防水シートの
    取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101399578B1 (ko) * 2013-08-28 2014-05-27 주식회사 이원그린텍 Frp를 이용한 건축물의 벽체 보수방법

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