JP2559694Y2 - ブーツ - Google Patents

ブーツ

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JP2559694Y2
JP2559694Y2 JP1991057548U JP5754891U JP2559694Y2 JP 2559694 Y2 JP2559694 Y2 JP 2559694Y2 JP 1991057548 U JP1991057548 U JP 1991057548U JP 5754891 U JP5754891 U JP 5754891U JP 2559694 Y2 JP2559694 Y2 JP 2559694Y2
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Japan
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sealed
boot
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英雄 松原
正幸 渡辺
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブーツに関し、より詳
細には、断面が多角形の被シール部の周面を覆い、水の
侵入や、ごみ、埃、泥等の付着から被シール部を保護す
るブーツに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種のブーツとして、例えば近
年広く開発が進んでいる軽自動車用の電動式ステアリン
グセンサーに装着されたものが知られている。図3に示
すように、上記ステアリングセンサー50は、トーショ
ンバー51によって出力軸52と連結された入力軸53
をハウジング54内に回転自在に支持している。さらに
上記ハウジング54には、上記入力軸53と出力軸52
との相対回転角を検出するための電流信号取り出し部5
5を収容するために、外部に開放された断面が略矩形の
収容筒部56が一体に成形されており、この収容筒部5
6の外周部にブーツ60が装着されている。
【0003】なお上記電流信号取り出し部55は、ワイ
ヤーブラシ等の電送品で構成されており、その一部が上
記収容筒部56から突出している。そして電流信号取り
出し部55の突出部分は、グロメット57で覆われてい
る。ブーツ60は、上記信号取り出し部55のグロメッ
ト57を囲繞する本体61と、上記収容筒部56に嵌合
して収容筒部56の外周に嵌挿される口部62と、口部
62の内周に突設されて上記収容筒部56の外周面に接
触する、シール部としての内向きフランジ63とを一体
に備えている。上記口部62は、収容筒部56の断面形
状に沿う略矩形に形成されており、内向きフランジ63
は、全周にわたって等しい肉厚に成形されている。
【0004】図示の通り、収容筒部56の外周には、溝
gが形成されており、上記内向きフランジ63は、この
溝gに嵌合している。上記溝g部分の断面形状は、収容
筒部56の形状に沿う略矩形に形成されている。そして
内向きフランジ63を溝底の外郭に沿わせて溝g内に嵌
合し、バンド65で口部62を締め付けることにより、
ブーツ60を収容筒部56に締結し、水の侵入や、ご
み、埃、泥等の付着から電流信号取り出し部55を保護
している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが上述のよう
に、収容筒部56の溝g部分は、断面が略矩形に形成さ
れているので、肉厚が全周にわたって等しい内向きフラ
ンジ63でシールした場合、内向きフランジ63が上記
収容筒部56の外郭にならう際に、収容筒部56の溝底
の四隅に圧接する部分の面圧のみが高くなり、溝底の各
辺の中央部分の面圧が低くなるので、その部分のシール
が甘くなり、埃等が入りやすくなる。
【0006】本考案はかかる不具合に鑑みてなされたも
ので、断面が多角形の被シール部をシールする場合で
も、シール性の高いブーツを提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案のブーツは、断面が多角形の被シール部の輪
郭に対応する多角形に内外周が形成されて該被シール部
外周に嵌挿可能な口部を備えたシール部を有し、この
シール部は、上記被シール部の外周に対応する多角形状
に内外周が形成されているとともに、両端が対向してシ
ール部の一角部のところで該対向方向に対称に開閉する
ブラケット部材と一体化されたバンドで締めつけられる
ことにより、上記被シール部をシールするブーツにおい
て、上記シール部の各辺部に、上記被シール部の各辺の
中央部分に対する締め代を増大すべく、上記各辺部の中
央側が徐々に厚くなる厚肉部を設けていることを特徴と
している。
【0008】
【作用】上記構成のブーツによれば、口部を断面が多角
形の被シール部の外周に嵌挿させて、シール部を上記被
シール部の外周に接触させることにより、シール部の厚
肉部が被シール部の各辺の中央部分に高い面圧で圧接す
る結果、従来シール性の劣っていた被シール部の各辺の
中央部分のシール性を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ、実施例を詳述
する。図1は、本考案の一実施例におけるブーツの一部
欠載正面図である。図1を参照して、ブーツ10は、図
示しない被シール部を囲繞する本体11と、上記被シー
ル部の外周に嵌挿される口部12と、口部12の内周に
成形されて当該被シール部の周面に接触する、シール部
としての内向きフランジ13とを一体に備えている。本
体11、口部12、内向きフランジ13は、何れも上記
被シール部の断面形状に沿う略矩形に形成されている。
内向きフランジ13は、上記被シール部の外周に形成さ
れた溝に嵌合して当該被シール部の溝底をシールするた
めのものである。上記口部12の、上記内向きフランジ
13に径方向に対向する部位には、バンド14を嵌める
ための環状溝15が形成されている。バンド14は、上
記環状溝15に嵌挿される例えばばね鋼製のストラップ
部14aと、ストラップ部14aの両端部に固着された
一対のブラケット部14bとを備えており、各ブラケッ
ト部14bをボルト14cおよびナット14dで締め付
けることにより、上記口部12を被シール部に締結する
ためのものである。
【0010】以上のような構成において、図1の実施例
における内向きフランジ13の各辺部には、当該被シー
ル部の各辺の中央部分に対する締め代を増大すべく、中
央側部分が内向きおよび外向きに滑らかに突出する、厚
肉部16が一体に成形されている。上記構成によると、
ブーツ10の口部12を図示しない被シール部に嵌挿
し、内向きフランジ13の内周を上記被シール部の溝底
に沿わせて、上記内向きフランジ13を当該被シール部
の溝内に嵌めることにより、内向きフランジ13の厚肉
部16が被シール部の溝底の各辺の中央部分に高い面圧
で圧接する結果、従来シール性の劣っていた上記被シー
ル部の溝底の各辺の中央部分のシール性を向上させ、溝
底全体をくまなくシールすることができる。
【0011】さらに図示のように、ブーツ10の環状溝
15にバンド14を装着して締結することにより、内向
きフランジ13のシール性は一層向上し、水の侵入や、
埃、塵等の付着を防止することができる。図2は、上記
バンド14が嵌合する環状溝15の各辺に、中央部が内
向きフランジ13の外向きにのみ張り出す厚肉部17を
一体成形した実施例を示している。
【0012】この実施例においても、厚肉部17を溝底
の中央部に高い面圧で圧接させることができるので、上
記溝底全体をくまなくシールすることができる。なお上
述した実施例は何れも好ましい具体例を示したものに過
ぎず、例えば断面形状が六角形や八角形の被シール部材
をシールするブーツに本考案を適用する等、本考案の要
旨を変更しない範囲内で、種々の設計変更を行なうこと
ができることは云うまでもない。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のブーツに
よれば、口部を断面が多角形の被シール部の外周に嵌挿
させて、シール部を上記被シール部の外周に接触させる
ことにより、シール部の厚肉部が被シール部の各辺の中
央部分に高い面圧で圧接する結果、従来シール性の劣っ
ていた被シール部の各辺の中央部分のシール性を向上さ
せることができる。
【0014】加えてシール部を締めつけるに当たり、本
願考案に適用されるバンドの締めつけ構造と相俟って、
バンドのブラケット部材を被シール部に対して位置決め
し、特定することができるので、シール部の角部の肉厚
を考慮しなくても、厚肉部がシール部の周方向一方に偏
る恐れがない。 さらに厚肉部によって締めつけ力をダイ
レクトに各辺部に伝達することができることと相俟っ
て、被シール部の各角部分での角当たりが少なくなり、
全ての辺部に対して均等な締めつけ力を容易に付与する
ことができる。 また、シール部の内外周が被シール部の
輪郭に沿う多角形状に形成されているので、被シール部
の外形に沿うコンパクトな外形にまとめ、軽量化を図る
ことができる。従って本考案によれば、断面が多角形の
被シール部をシールする場合でも、シール性が高くしか
もコンパクトなブーツを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部欠載正面図であ
る。
【図2】本考案の別の実施例を示す一部欠載正面図であ
る。
【図3】電動式パワーステアリングに採用される一般的
なステアリングセンサーの断面図である。
【符号の説明】
10 ブーツ 11 本体 12 口部 13 内向きフランジ(シール部) 16 厚肉部 17 厚肉部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面が多角形の被シール部の輪郭に対応す
    る多角形に内外周が形成されて該被シール部の外周に嵌
    挿可能な口部を備えたシール部を有し、このシール部
    は、上記被シール部の外周に対応する多角形状に内外周
    が形成されているとともに、両端が対向してシール部の
    一角部のところで該対向方向に対称に開閉するブラケッ
    ト部材と一体化されたバンドで締めつけられることによ
    り、上記被シール部をシールするブーツにおいて、 上記シール部の各辺部に、上記被シール部の各辺の中央
    部分に対する締め代を増大すべく、上記各辺部の中央側
    が徐々に厚くなる厚肉部を設けていることを特徴とする
    ブーツ。
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JPH0510867U JPH0510867U (ja) 1993-02-12
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