JP2559475Y2 - ワイヤハーネスの配線構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの配線構造

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JP2559475Y2
JP2559475Y2 JP1991052770U JP5277091U JP2559475Y2 JP 2559475 Y2 JP2559475 Y2 JP 2559475Y2 JP 1991052770 U JP1991052770 U JP 1991052770U JP 5277091 U JP5277091 U JP 5277091U JP 2559475 Y2 JP2559475 Y2 JP 2559475Y2
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JP
Japan
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wire harness
moving body
fixed side
wiring
harness
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JP1991052770U
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JPH04137422U (ja
Inventor
滋 坂上
敏広 安藤
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動体と固定側間を電
気的に接続するワイヤハーネスの配線構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体aと固定側bとの間に架設
するワイヤハーネスcは、繰返し曲げによる断線を防止
するため、例えば図6(a)に示すように、フラットに
形成して中間を円弧状に折り返したり、実開昭57−4
9984号公報に示された可撓性誘導筒で保護したりし
ている。 また、移動体aと固定側bの最接近位置で、架
設したワイヤハーネスdの最小曲率半径R′を確保する
ようにしたり(図6(b))、或いはワイヤハーネスe
を螺旋状に巻回し、その螺旋径φをある程度大きくする
ようにしていた(図6(c))。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6(a)の場合は、ワイヤハーネスcの曲率半径Rを確
するため広いスペースSが必要となるばかりでなく、
移動する折り返し部を案内するためのガイドが必要とな
りコスト高となる。また、実開昭57−49984号の
場合は、可撓性誘導筒のコストが高い。さらに、図6
(b)の場合は、最接近位置での移動aと固定側bと
の間に2R′の間隔を開ける必要がある。また、図6
(c)の場合は螺旋状のワイヤハーネスeが移動方向で
ラップしないようにするための間隔Lを移動aと固定
側bとの間の設ける必要があり、上記した何れの従来例
とも移動用のスペースとは別に広い架設用スペースを確
保しなければならないという問題点がある。本考案は上
記問題点を解決するためになされたものであり、架設用
広いスペースを必要としない、しかも局部的に変形し
て断線することのない耐久性の高いワイヤハーネスの配
線構造を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の具体的手段として、往復運動する移動体をワイヤハー
ネスにより固定側と電気的に接続し、前記ワイヤハーネ
スには中間部に折り曲げ部を形成するとともに、該折り
曲げ部と前記移動体及び固定側間において、バネ性を有
する添え板をそれぞれ前記ワイヤハーネスの外側に位置
するように添着し、これら添え板を介して前記ワイヤハ
ーネスの前記折り曲げ部を結束バンドで結束するととも
に、前記両添え板の自由端を前記移動体及び固定側にそ
れぞれ固着したことを特徴とするワイヤハーネスの配線
構造が提供される。
【0005】
【作用】上記ワイヤハーネスの配線構造の作用は以下の
通りである。移動の移動によりワイヤハーネスは、
束バンドで結束した部分から、その左右の両側を開脚状
に開く。このとき、添え板は結束部分と移動体及び固定
側の固着部で屈曲するが、添え板のバネ弾力によりそ
れら屈曲部は折れ曲がることなく適度な曲率半径で湾曲
する。また、移動が固定側へ接近するとそれに伴いワ
イヤハーネスは、添え板のバネ弾力により閉じて、最終
的にはその左右両側が密着する。
【0006】
【実施例】本考案の実施例について図面に従って具体的
に説明する。図1は本考案に係るワイヤハーネス配線構
造の斜視図、図2は同断面図である。電源線や信号線を
纏めたワイヤハーネス2は、断面が偏平な可撓性のビニ
ールチューブ3に挿通して略全長に亙って被覆し、その
略中間部で二つ折り状に折り曲げる。ビニールチューブ
3の両端開口4,4から、左右のワイヤハーネス2a,
2aの外側面2b,2bとビニールチューブ3との間に
バネ弾力を有する長尺の添え板5,5をそれぞれ挿入す
る。
【0007】前記添え板5,5は、先端5a,5aをそ
れぞれ前記ワイヤハーネス2の折り曲げ部6まで挿入す
る。また、添え板5,5の前記ビニールチューブ3の開
口4,4から突出する自由端部には2個のビス止め用孔
5b,5bを設ける。そして、前記折り曲げ部6が開い
て離れないように、添え板5,5を介して該折り曲げ部
6を結束バンド7により結束する。ビニールチューブ3
の左右の端部ワイヤハーネス2と添え板5,5を
束バンド8,8により結束して、添え板5,5がビニー
ルチューブ3内でずれないようにする。
【0008】そして、図3及び図4に示すように左右の
添え板5,5のビス止め用孔5b,5bを、移動11
と固定側12の対応側面11aと12aに当ててビス
9,9により固着する。ここで、移動11としては例
えば自走するロボットや自動ドア、固定側12としては
前記ロボットや自動ドアを制御する制御ボックス等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。そし
て、前記ワイヤハーネス2の両端部は、それぞれ図示し
ない端子ボックスに接続する。
【0009】次に、上記ワイヤハーネス配線構造の作用
を説明する。移動11が移動して固定側12から離れ
ると、ワイヤハーネスは結束バンド7により結束した
部分で屈曲して左右に開脚状に開く。ワイヤハーネス
は、その折り曲げ部6がバネ弾力を有する添え板5,5
を介して結束バンド7により結束され、添え板5,5
は、その自由端がそれぞれ移動11と固定側12にビ
ス止めされている。このため、移動体11が移動してワ
イヤハーネス2が開脚状に開いても、添え板5, 5のバ
ネ弾力により前記結束位置では折れ曲がることなく、適
度な曲率半径rで湾曲する。同様に移動11及び固定
側12のビス止め部でも適度な曲率半径r′で湾曲する
(図5(a))。一方、移動11が固定側12へ移動
して接近すると、左右に開いたワイヤハーネスは添え
板5,5のバネ弾力により前記湾曲した部分が直線状と
なり、左右両側が閉じて密着する(図5(b))。
【0010】上記実施例のワイヤハーネス配線構造は、
移動体が往復移動を繰り返しても、局部的にワイヤハー
ネス2が折れ曲がってしまうようなことがなく、ワイヤ
ハーネス2の断線を防止できる。また、移動11が固
定側12に移動したとき、折り曲げ部6から左右に開い
たワイヤハーネス2を密着させて、該ワイヤハーネス
の2本分のスペース内に収納することができる。添え板
5,5は移動11と固定側12とに固着しているか
ら、移動時のワイヤハーネス1の横振れを少なくでき、
ガイドを用いて案内する必要がなく低コストとなる等の
利点がある。尚、上記実施例では、ビニールチューブ3
内に添え板5,5を挿入したが、ワイヤハーネス2に直
接添着してもよい。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案は上記の構成
を有し、移動の移動によりワイヤハーネスが結束バン
ドで結束した部分から左右に開脚状に開き、添え板のバ
ネ弾力により局部的折れ曲がることなく適度な曲率半
径で湾曲し、移動が固定側へ接近するとそれに伴いワ
イヤハーネスは、添え板のバネ弾力により閉じて、最終
的には折り曲げられた左右のワイヤハーネスが密着する
ようにしたもので、移動体が往復移動を繰り返しても、
局部的に折れ曲がってしまうようなことがなく、経年使
用により断線を生じることもない。また、移動の移動
スペースの他にワイヤハーネス架設用の広いスペースを
必要としないので、移動と固定側との間に架設するワ
イヤハーネスの配線構造として最適となる等の優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るワイヤハーネス配線構造の斜視図
である。
【図2】同断面図である。
【図3】添え板の移動及び固定側への固着状態を示す
拡大図である。
【図4】ワイヤハーネス配線構造の正面図である。
【図5】ワイヤハーネス配線構造の作用を説明する説明
図である。
【図6】従来のワイヤハーネスの架設状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
2...ワイヤハーネス 5,5...添え板 6...折り曲げ 7...結束バンド 11...移動 12...固定側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−220710(JP,A) 実開 平2−68627(JP,U) 実開 平3−81(JP,U) 実開 昭57−49984(JP,U) 実開 昭49−68700(JP,U) 実開 昭54−26307(JP,U) 実開 昭57−165035(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復運動する移動体をワイヤハーネスに
    より固定側と電気的に接続し、前記ワイヤハーネスには
    中間部に折り曲げ部を形成するとともに、該折り曲げ部
    と前記移動体及び固定側間において、バネ性を有する添
    え板をそれぞれ前記ワイヤハーネスの外側に位置するよ
    うに添着し、これら添え板を介して前記ワイヤハーネス
    の前記折り曲げ部を結束バンドで結束するとともに、前
    記両添え板の自由端を前記移動体及び固定側にそれぞれ
    固着したことを特徴とするワイヤハーネスの配線構造
JP1991052770U 1991-06-11 1991-06-11 ワイヤハーネスの配線構造 Expired - Lifetime JP2559475Y2 (ja)

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JPH04137422U JPH04137422U (ja) 1992-12-22
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JP3000081U (ja) * 1994-01-10 1994-07-26 株式会社トーメン ぶどう用ジベレリン浸漬処理道具

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