JP2553654Y2 - フラットケーブルクランプ治具 - Google Patents

フラットケーブルクランプ治具

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JP2553654Y2
JP2553654Y2 JP6587391U JP6587391U JP2553654Y2 JP 2553654 Y2 JP2553654 Y2 JP 2553654Y2 JP 6587391 U JP6587391 U JP 6587391U JP 6587391 U JP6587391 U JP 6587391U JP 2553654 Y2 JP2553654 Y2 JP 2553654Y2
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JP
Japan
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flat cable
plate
cable
clamper
center plate
Prior art date
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JP6587391U
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English (en)
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JPH0511482U (ja
Inventor
晋二 渡部
繁 磨知
Original Assignee
東洋通信機株式会社
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Publication date
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は各種の電子機器等から延
びる長尺のフラットケーブルを必要長導出したり、コン
パクトに束ねて収納することができるクランプ治具に関
する。
【0002】
【従来の技術】複数の独立したユニットをラックに収納
した通信機器、音響機器等の電子機器にあっては、常時
においては全てのユニットがラック等の収納部内に収納
されているが、保守点検、調整時等必要に応じて特定の
可動ユニットがラックから引き出されて使用される。ま
た、ラック側には電源部、制御器等固定したユニットが
具えられ該ユニットと移動ユニットとの間を接続するケ
ーブルは可動ユニット引出し時の延長分を考慮して予め
長尺に設定されているため、フラットケーブルのように
比較的大きな占有スペースを必要とするケーブルにあっ
ては、収納時にアコーディオン状或はロール状のように
規則的に束ねておかない限り体積が嵩張る虞れがある。
このため、ラック内には予め必要以上に大きなフラット
ケーブル用収納スペースを確保しておく必要があり、こ
れがラックのコンパクト化を妨げる原因となっている。
また、ケーブルを規則的に束ねるための治具も従来存在
するが、治具自体がケーブル以上に嵩張るため収納スペ
ースの低減に役立たないばかりか、束ねる際の操作と束
ねた状態にあるケーブルを引き出すための操作がいずれ
も煩雑であるという欠点を有していた。
【0003】また、これまでは可動ユニットの進退時に
伸縮するケーブルをガイドする手段が存在しなかったた
め、ケーブルが周辺部品に引っ掛かってユニットの移動
を妨げたり、ケーブル自体が断線することが多く、ユニ
ットの進退には細心の注意を払う必要があった。
【0004】同様の問題は、工場等に於ける組立製造ロ
ボットの固定部と可動部との間のフラットケーブルにつ
いても生じている。
【0005】
【考案の目的】本考案は上記に鑑みてなされたものであ
り、移動可能な電子機器、ロボット等の移動体から延び
る長尺なフラットケーブルをコンパクトに縛束して移動
体収納時の収納スペースを必要最小限に抑えると共に、
移動体の引出し時には簡単な操作によってケーブルを伸
長させることができ、更にケーブルの伸縮時にこれをガ
イドすることによってケーブルの絡まり、ねじれ、断線
等を防止したフラットケーブルクランプ治具を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【考案の概要】上記目的を達成するため本考案は、帯状
のセンタープレートと、該センタープレートの長さ方向
両端部に長さ方向一端部を夫々開閉自在に連結した帯状
の第1及び第2のクランパプレートと、該第1及び第2
のクランパプレートの各遊端部に形成したフックとから
成り、該センタープレートの両面に対して夫々該第1及
び第2のクランパプレートを閉止して該各フックにて他
方のプレート端部を係止することにより各プレート間に
フラットケーブルを挟圧保持することを特徴としてい
る。
【0007】
【考案の実施例】以下、添付図面に示した実施例に基づ
いて本考案を詳細に説明する。
【0008】図1(a)及び(b)は本考案の一実施例
のクランプ治具の斜視図及びフラットケーブルに適用し
た状態を示す斜視図、図2(a)(b)及び(c)はク
ランプ治具によるケーブルの縛束の手順を示す図であ
る。
【0009】このクランプ治具1は、図1(a)に示す
ようにフラットケーブル2上に等間隔をおいて取り付け
ることによりフラットケーブル2をアコーディオン状に
成形し、これを収縮させてコンパクトな形状に束ねた
り、伸長させることを可能としたものである。
【0010】図1(b)、図2(a)に示すようにクラ
ンプ治具1は、薄肉細幅帯状のセンタープレート5と、
センタープレート5の長さ方向両端部に夫々矢印方向へ
回動(開閉)可能に連結された第1クランパプレート6
及び第2クランパプレート7と、一方のクランパプレー
トの端部に一体化したガイドリング8とから概略構成さ
れる。各プレート5、6、7は例えば樹脂から構成し、
夫々の連結部は樹脂等から成る薄肉の連結片9によって
折曲げ自在に連結する。
【0011】第1及び第2のクランパプレート6、7の
遊端部には夫々フック6a、7aを一体的に設け、図2
(b)、(c)に示すようにセンタープレート5の上下
面に屈曲したフラットケーブルを添設した状態で各クラ
ンパプレート6、7を夫々閉止したときに各フック6
a、7aによって各プレート5、6、7の連結部に係止
することができるようにその寸法、弾発力等を設定す
る。即ち、第1のクランパプレート6に設けたフック6
aは第1のクランパプレート6の裏面に向けて反転屈曲
し、第2のクランパプレート7に設けたフック7aは第
2のクランパプレート7の表面に向けて反転屈曲すると
ともに、各フック内において2枚のプレートと2枚のフ
ラットケーブルの合計厚みを挟圧保持できるように寸法
設定する。また、図2(c)の状態から(a)の展開状
態に移行させる際には指先、工具等によってフックによ
る係合を解除すれば容易に(b)、(a)の展開状態と
なる。このような構成を有した細長いクランプ治具1を
フラットケーブル2に組み付ける場合にはセンタープレ
ート5の一端縁5aをケーブル2の適所に幅方向に沿っ
てあてがった状態でケーブルをU字状に折り返しセンタ
ープレート5をケーブル2にて挟み込む。続いて、図2
(b)に図示の如くセンタープレート5との間で両ケー
ブルを挟圧するように各クランパプレート6、7をセン
タープレート上に閉じて各フック6a、7aにて係止す
る。なお、このときのケーブルの折り返し部の曲率は、
治具1による締め付け位置を変えることにより調整可能
であり、この際当該ケーブルについて許容される最小曲
げ半径以下とならないように配慮すればよい。
【0012】このクランプ治具1を図1のようにフラッ
トケーブル2の長さ方向に所定の間隔を於いて複数個取
り付けることにより、ケーブル2をアコーディオン式に
束ねることができ、フラットケーブル2の絡みによって
嵩張ることなくコンパクトに収縮せしめることができ
る。しかも、アコーディオン式に成形したフラットケー
ブル2は収縮方向へ付勢されているので収縮時には常に
一定のコンパクトな形状に原形復帰することができる。
従って、ケーブル2と接続された可動ユニット等の移動
体をラック等に収納する場合にもケーブル2は自らの収
縮力によってコンパクトに収縮するので、特別なガイド
手段を設けることなく収縮し、しかもラック内のケーブ
ル収納スペースも必要最小限で済む。また、ケーブルを
伸長する場合には治具1を取り付けた状態でそのまま引
き出せばケーブルが展開して所望長に伸長することがで
きる。また、この治具1のケーブルへの着脱が容易で何
回でも再使用が可能である。
【0013】なお、図1に示すように全てのガイドリン
グ8が上端に位置するように各治具1を組み付けると共
に、各ガイドリング一つ置きにガイド用ワイヤ10を挿
通することにより、ワイヤ10に沿ってケーブル1の伸
縮経路を確定することができる。このようなワイヤ10
が必要となるのは、長尺ケーブル1を接続した機器等が
自在に移動してケーブルが周辺部品に引っ掛かったり、
絡むことにより機器の移動を妨げたり、ケーブル自体が
断線する可能性が高い場合である。斯かる例としては比
較的長距離を移動するロボットに信号を供給するフラッ
トケーブルを挙げることができる。尚、ラックから機器
を単に出し入れするだけの場合や、移動体の移動距離が
短い場合のようにワイヤによるガイドは不要な場合に
は、ガイドリング8は不要である。
【0014】ワイヤ10は、移動体の移動経路に位置す
る柱、壁等の固定物に沿って予め張設しておき、ケーブ
ル1の伸縮移動をガイドせしめる。
【0015】次に、図3(a)(b)は本考案の他の実
施例であり、センタープレート5と他のクランパプレー
トの一方、例えば第1のクランパプレート6を予めU字
状(或はV字状)に連結一体化すると共にセンタープレ
ート5の遊端部に対して連結片9を介して第2のクラン
パプレート7を回動可能に連結した構成において前記第
1の実施例と相違している。センタープレート5と第1
のクランパプレート6とは、U字状の係着片11を構成
している。なお、請求の範囲においてU字状とは、V字
状、コ字状をも含む広い概念である。
【0016】第1のクランパプレート6の遊端部にはセ
ンタープレート5側へ向けて小突起6bを予め一体的に
突設しておき、ケーブルの脱落を防止するようにしても
よい。第2のクランパプレート7は前記実施例と同様に
遊端部にフック7aを有し、センタープレート5との間
でフラットケーブルを挟んだ状態で該フック7aを係着
片11の折り返し部11aに弾性的に係合させることに
より、フラットケーブルに取り付けられる。即ち、フラ
ットケーブルに対する適用の仕方は図1(b)と同様で
あり、係着片11の開口部11b側からフラットケーブ
ルを差込んでからセンタープレートの端縁5aで該ケー
ブルをU字状に折り返し、折り返した部分を第2のクラ
ンパプレート7との間で挟圧保持することにより、取付
けが完了する。
【0017】図4は前記第2実施例の変形例であり、係
着片11の折り返し部11aに連結片9を介して第2の
クランパプレート7を回動自在に連結した構成において
前記第2の実施例と相違している。フラットケーブルに
対する取付けの方法は前記第2実施例と同様であり、こ
の実施例においては係着片11の開口部11b側を第2
のクランパプレート7のフック7aで閉止するので前記
小突起6bは不要である。なお、図中ガイドリング8を
省略してあるが、既述のようにガイドリング8は必須で
はなく、必要に応じて適用すれば良い。
【0018】また、上記各実施例ではセンタープレート
と、各クランパプレートの形状を共に細幅帯状にすると
共に、幅寸法を同等にした例を示したが、何れか一方の
幅を狭くする等の設計変更は必要に応じてなし得る事項
である。また、フラットケーブルの折り返し部の痛みを
防ぐために各プレートの一部又は全部(特にセンタープ
レート端縁5a)に湾曲部を形成したり、弾性部材を介
してクランプしたり、ケーブルの湾曲部外面を保護シー
ト等で覆う等の配慮も必要に応じてなし得る事項であ
る。
【0019】また、クランパ治具1必ずしも等間隔に取
り付ける必要はなく、また、ケーブルの全長に渡って取
り付ける必要もない。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、フラット
ケーブルを簡単な操作によってアコーディオン状に成形
することができるため、電子機器等の本体と、該本体に
対して移動可能なユニットやロボット等の移動体との間
を該アコーディオン状のケーブルによって接続すること
により、移動体の進退に際してケーブルが周辺の物体に
絡まって移動を阻害したり、損傷したり、或は収縮時に
ケーブルの体積が嵩張って移動体の収納スペースを大型
化する等の事態の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本考案の一実施例のクラン
プ治具の斜視図及びフラットケーブルに適用した状態を
示す斜視図。
【図2】(a)(b)及び(c)はクランプ治具による
ケーブルの縛束の手順を示す図。
【図3】(a)及び(b)は本考案の他の実施例を示す
斜視図及びクランプ状態を示す正面図。
【図4】図3の実施例の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・クランプ治具、2・・・フラットケーブル、5
・・・センタープレート、6・・・第1クランパプレー
ト、7・・・第2クランパプレート、6a,7b・・・
フック、8・・・ガイドリング、9・・・連結片、10
・・・ワイヤ、

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状のセンタープレートと、該センター
    プレートの長さ方向両端部に長さ方向一端部を夫々開閉
    自在に連結した帯状の第1及び第2のクランパプレート
    と、該第1及び第2のクランパプレートの各遊端部に形
    成したフックとから成り、該センタープレートの両面に
    対して夫々該第1及び第2のクランパプレートを閉止し
    て該各フックにて他方のプレート端部を係止することに
    より各プレート間にフラットケーブルを挟圧保持するこ
    とを特徴とするフラットケーブルクランプ治具。
  2. 【請求項2】 前記センタープレートと一方のクランパ
    プレートの端部同士を一体的に連結してU字状の係着片
    とし、該係着片の開口部側一端部或は折り返し部に対し
    て他のクランパプレートを開閉自在に連結したことを特
    徴とする請求項1記載のフラットケーブルクランプ治
    具。
  3. 【請求項3】 前記フックの頂部にガイドリングを設け
    たことを特徴とする請求項1又は2記載のフラットケー
    ブルクランプ治具。
JP6587391U 1991-07-25 1991-07-25 フラットケーブルクランプ治具 Expired - Lifetime JP2553654Y2 (ja)

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