JP2835689B2 - プロテクタ及びその組付け方法 - Google Patents

プロテクタ及びその組付け方法

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博明 星野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等に搭載する
ワイヤハーネス等を収容保護するためのプロテクタ及び
その組付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネスを自動車等に配索した際
にこれを保護するために用いられるプロテクタは、自動
車の高機能化に伴う配索空間の制約から立体的に折曲さ
れるものが多く、このためプロテクタ本体部に被着され
る蓋部も複雑な構造を有するものが多くなってきた。例
えば、ワイヤハーネスを横方向に沿わせておき、あるコ
ーナから略々直角方向の下側に向け、さらに、前記取付
面に対して直角方向に向けて配線する場合のプロテクタ
として、図5に示す形状のものが用いられていた。この
プロテクタ30は上下2段で階段状に形成された底面部
32と、この底面部32を左右方向から囲む両側壁33
とを設け、互に直角方向に開放口を備えた本体部31に
対して、これに被着される蓋部34が本体部31の上段
側で一方の開放口を形成する側壁33の上端に、ヒンジ
35を介して開閉自在に設けられていた。この蓋部34
は本体部31の上段部分に被着される蓋板34aと、本
体部31の上段より下段に至る中間部上に被着される蓋
板34bとよりなり、これら2つの蓋板34aと34b
とは接合部分で直角方向に折曲されて一体的に成型され
ていた。
【0003】しかし、上記のように構成したプロテクタ
30では、蓋部34をヒンジ35を介して回動して、本
体部31に被着させた後閉じ状態に固定する際、蓋部3
4側に設けた上部係止爪37a及び中間係止爪37b
を、本体部31側の上部係止部36a及び中間係止部3
6bに嵌合させるために、上部係止部36a及び中間係
止部36bは回動中心より半径外方向に延設されて各係
止爪より幾分大き目の寸法に設けられている必要があっ
た。しかし、蓋部34を本体部31上に係止させた後は
この大きめの寸法がガタ付きの要因となり、係止機構に
よる保持力を低減させて蓋部34を本体部31から外れ
易くするという問題があった。この問題を解決するた
め、前記蓋部34を構成する蓋板34aと蓋板34bと
の折曲げ部分Rにもヒンジを設けておき、蓋板34aを
本体部31の上段に被着させた後、中間部上に蓋板34
bをこのヒンジを介して被着させるように構成すること
で、既述の係止機構でのガタを小さくして蓋部と本体部
との結合力を大きくできるプロテクタが提案された。こ
の提案に類するものは、実開昭64−6719号公報に
も示されているところである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本体部
の上段に被着させる蓋板と、本体部の中間部に被着させ
る蓋板とをヒンジを介して折り曲げ自在にしたことは、
係止機構のガタを小さくして結合力を強くする点で有効
ではあるが、蓋部を開放した状態でプロテクタの本体部
内にワイヤハーネス等を配索する際に、ヒンジを介して
垂れ下った蓋部を押えながら作業をしなければならない
という不都合が生じる。本発明は、上記した事情に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、ワイヤハ
ーネス等をプロテクタの本体部内に配索する際蓋部を手
で押えなくても作業ができるプロテクタを提案し、因っ
て、作業効率が向上するプロテクタを提供しようとする
ものである。また、本発明の他の目的、上記構成による
プロテクタを用いることでワイヤハーネス等への装着作
業が良好に行えるプロテクタの組付け方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の上記
目的は、互いにヒンジを介して回動自在に連結した複数
の蓋部を本体部に順次被着してなるプロテクタであっ
て、前記本体部に被着した第1の蓋部上に第2の蓋部を
折り返して重ね合わせることで、この第2の蓋部を前記
第1の蓋部に仮留めする係止機構を設けたことを特徴と
するプロテクタにより達成される。また、本発明の他の
目的は、互いにヒンジを介して回動自在に連結した複数
の蓋部を本体部に順次被着してなるとともに、第1の蓋
部に第2の蓋部を重ね合わせて仮留めできるプロテクタ
の組付け方法であって、予め前記第2の蓋部を前記第1
の蓋部上に仮留めし、本体部内にワイヤハーネスを配索
し、前記第1の蓋部を被着した後前記第2の蓋部の仮留
めを解除して、前記第2の蓋部を前記本体部に被着する
ことを特徴とするプロテクタの組付け方法により達成さ
れる。
【0006】
【作 用】上記構成によるプロテクタによれば、予め第
2の蓋部を第1の蓋部上に仮留めさせた状態にして、本
体部内にワイヤハーネス等を配索して第1の蓋部をこの
本体部上に被着固定した後、仮留め状態を解除して第2
の蓋部を対応する本体部上に被着させることができるの
で、この第2の蓋部の被着前の不用な揺動を阻止してワ
イヤハーネス等の配索を容易にして組付け作業が向上で
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1ないし図4は、本発明の一実施例に係る
プロテクタを示しており、図1はプロテクタの外観斜視
図を、図2は図1のII−II破断線での断面図を、図
3は第2の蓋部の被着前のプロテクタの外観斜視図を、
図4は図3のIV−IV破断線での断面図を、それぞれ
示している。
【0008】図1において、本実施例のプロテクタ1
は、ワイヤハーネス2を収納保護する本体部3と、この
本体部3に被着される蓋部7とより構成されている。前
記本体部3と蓋部7とは、ともに例えば合成樹脂製の成
型品である。前記本体部3は断面略々U字状の樋状形態
をなし、ワイヤハーネス2の幹線を収納する主部4と、
この主部4と同一の底面を有して直角方向に分岐され、
ワイヤハーネス2のうちの分岐線を収納する分岐部5と
からなる。この分岐部5は前記主部4と同じ形状をなす
U字状の樋状形態に設けられるとともに、ワイヤハーネ
ス引出口5bを形成した先端側が前記主部4より下方に
向かう湾曲状に設けられて本体部3と一体成型されてい
る。本体部3の左右両側壁4a,5aの上端部近傍で、
且つ長手方向の両端部近傍にはロック部材6がそれぞれ
設けてあって、両側壁4a,5a上に被着される蓋部7
を固定する係止片10(図3参照)をロックするように
なっている。
【0009】蓋部7は、主部4上に被着される第1の蓋
部8と、分岐部5上に被着される第2の蓋部9とから設
けられており、第1及び第2の蓋部8,9は、ヒンジ1
1を介して互に回動自在に連結されている。これら第1
及び第2の蓋部8,9は、幅方向の左右に、主部4及び
分岐部5のそれぞれ左右両側壁4a,5aの外側に被せ
られる蓋側板8a,9aが垂設されており、これらの蓋
側板8a,9aの外側面には前記係止片10が突設され
ている。
【0010】前記第1の蓋部8上で、前記第2の蓋部9
がヒンジ11によって回動されて重ね合わされる位置に
は係止機構12の一部を構成する、図2に示すようなフ
ック13が突設されるとともに、このフック13に対応
する第2の蓋部9上の位置には係止機構12の一部を構
成する、図1に示すような係止孔14が透設されてい
る。この係止機構12は、図3及び図4に示すように、
第2の蓋部9を第1の蓋部8上に回動させたときに、フ
ック13が係止孔14に係入して第2の蓋部9を第1の
蓋部8上に仮留め状態に係止させるもので、フック13
の先端を分岐部5側に押圧することにより、上記仮留め
状態を解除できるようになされている。
【0011】上記構成のプロテクタ1は、ワイヤハーネ
ス2を配索するに際し、先ず蓋部7を本体部3から取り
外した状態にして主部4にワイヤハーネス2の幹線を配
索した後、第1の蓋部8の蓋側板8aが主部4の左右両
側壁4aの外側に重ね合わされるようにして第1の蓋部
8を主部4上に被着し、さらに係止片10をロック部材
6に係合させて固着する。しかし、この第1の蓋部8を
主部4上に被着させるに先立って、第2の蓋部9は予め
第1の蓋部8上に折り返して重ね合わせるとともに、係
止機構12により仮留め状態にしてある。第1の蓋部8
を被着した後は、主部4及び第1の蓋部8の外周面に図
示略のテープが巻回される。次いで、図3及び図4に示
すように、第2の蓋部9を第1の蓋部8側に係止させた
状態で、ワイヤハーネス2の、分岐線2Aを分岐部5に
配索した後、第2の蓋部9を係止機構12を解除して回
動して分岐部5上に被着させる。
【0012】このようにしてプロテクタを組付けること
により、特に分岐線を配索する際に第2の蓋部9がその
動きを係止機構12によって規制されているので、配索
作業を行う上で支障とならずに作業性を向上できる。な
お、第2の蓋部9が被着された後、ロック部材6と係止
片10とによる係合及び、テープによる巻装は主部4に
実施した場合と同様に行われて、プロテクタの組付けが
完了する。
【0013】上記実施例では、本体部3と蓋部7とが別
体となる構成としたが、本発明は、上記実施例におい
て、主部4の左側壁部上にヒンジを設けて第1の蓋部8
の一端を連結し、このヒンジを介して主部4上に第1の
蓋部8を被着し、次に係止機構12を解除して第2の蓋
部9を分岐部5上に被着させるように構成したプロテク
タであっても同様の効果を得ることができる。また、上
記した第2の蓋部を数段からなる蓋板として形成し、こ
れらの蓋板を順次に重ねて係止せしめ、各段毎に蓋板を
1つ宛外して主部やこれに連続する分岐部上に被着させ
ることも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプロテク
タによれば、主部上に被着される第1の蓋部上に第2の
蓋部を仮留め係止できる係止機構が設けられているの
で、ワイヤハーネスの配索作業中に、蓋部の不用な動き
によって作業が損なわれることがなく、因って、作業能
率を高めてプロテクタの組付けができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すプロテクタの外観斜視
図である。
【図2】図1のII−II破断線による断面図である。
【図3】図1の外観図において取出口蓋部を開放させた
斜視図である。
【図4】図3のIV−IV破断線による断面図である。
【図5】従来例のプロテクタの蓋部開放斜視図である。
【符号の説明】
1 プロテクタ 2 ワイヤハーネス 3 本体部 4 主部 5 分岐部 6 ロック部材 7 蓋部 8 第1の蓋部 9 第2の蓋部 10 係止片 11 ヒンジ 12 係止機構 13 フック 14 係止孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/00 - 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにヒンジを介して回動自在に連結し
    た複数の蓋部を本体部に順次被着してなるプロテクタで
    あって、前記本体部に被着した第1の蓋部上に第2の蓋
    部を折り返して重ね合わせることで、この第2の蓋部を
    前記第1の蓋部に仮留めする係止機構を設けたことを特
    徴とするプロテクタ。
  2. 【請求項2】 互いにヒンジを介して回動自在に連結し
    た複数の蓋部を本体部に順次被着してなるとともに、第
    1の蓋部に第2の蓋部を重ね合わせて仮留めできるプロ
    テクタの組付け方法であって、予め前記第2の蓋部を前
    記第1の蓋部上に仮留めし、本体部内にワイヤハーネス
    を配索し、前記第1の蓋部を被着した後前記第2の蓋部
    の仮留めを解除して、前記第2の蓋部を前記本体部に被
    着することを特徴とするプロテクタの組付け方法。
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