JP4702849B2 - スライドドア用給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体側からスライドドア内の機器に常時給電を行うためのスライドドア用給電装置に関するものである。
ワンボックスカーやワゴン車等に用いられているスライドドア内には、パワーウィンドモーター、スイッチ、スピーカー等の電装品が組み込まれている。これらの電装品に車体側から給電を行うためには、車体側からスライドドア側へ配線体(ワイヤハーネス)を配索すると共に、この配線体がスライドドアの開閉に追従できるようにする必要がある。配線体として、従来は高屈曲性の丸線が使用されている。
従来、この種のスライドドア用給電装置としては、車体側に余長巻取り部を設置し、スライドドアの開閉に伴う電線の余長を、電線を巻き取ることによって吸収する方式が公知である(特許文献1参照)。
また他の方式のスライドドア用給電装置としては、車体側の所定位置とスライドドア間に、配線体を収容したコルゲートチューブを、屈曲の余裕をもたせて配索し、このコルゲートチューブの一方の端部をスライドドアに固定し、他方の端部付近を車体に取り付けられた金具により横方向に首振り可能に支持したものも公知である(特許文献2参照)。
さらに別の方式のスライドドア用給電装置として、図8に示すような複数の駒部材302を連結してなるケーブルガイド301を用いて、配線体を車体本体303側からスライドドア304側に配索したものがある(特許文献3参照)。ケーブルガイド301は、たるみが生じている状態では、S字形状に屈曲するように配設されている。
しかしながら、配線体として丸線を用いた従来のスライドドア用給電装置では、丸線の許容曲げ半径が比較的大きいため、配線体の移動スペースを大きくしたり余長巻取り部を大きくする必要があった。そこで、このような問題を解決するために特許文献4では、配線体として許容曲げ半径が小さいフラットケーブルを用いることで、配線体の移動スペースを小さくしたスライドドア用給電装置が提案されている。特に、特許文献1のような余長巻取り部を用いたスライドドア用給電装置にフラットケーブルを用いることで、電線巻き取りユニットを小型化した省スペースのスライドドア用給電装置が実現できる。
特開平11−93514号公報 特開2002−79892号公報 特開2004−34759号公報 特開2006−21690号公報
しかしながら、上記従来のスライドドア用給電装置においては、以下のような問題があった。フラットケーブルは通常、複数枚を重ね合わせて一体に配索されているが、このようなフラットケーブルを余長巻取り部に巻き取った場合には、重ね合わせたフラットケーブル間で巻回方向にずれが生じてしまい、各フラットケーブルに過大な負荷がかかってしまうといった問題があった。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、フラットケーブルに過大な負荷を与えることなく巻き取り可能な余長巻取り部を備えたスライドドア用給電装置を提供することを目的とする。
本発明のスライドドア用給電装置の第1の態様は、車体のガイドレール収納部に収納されたガイドレールに沿って、ブラケットを移動させることで開閉可能に構成されたスライドドアに対し、前記車体から常時給電を行うスライドドア用給電装置であって、前記車体側から前記スライドドア側に給電するフラットケーブルと、前記ガイドレール収納部内の所定の取付位置に取付けられ、前記スライドドアの開閉時に生じる前記フラットケーブルの余長分を巻取る余長巻取り部と、前記ブラケットの所定の取付位置に取付けられて前記フラットケーブルを把持しているブラケット側固定部と、を備え、前記余長巻取り部が、前記フラットケーブルをU字形状に引き出すように引出口を前記ガイドレールに面する位置から所定角度だけ回転させて取付けられていることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記所定角度が、前記余長巻取り部の巻回方向に90度以上180度以下であることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記余長巻取り部が、前記ブラケットの移動範囲の略中央に取付けられていることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記余長巻取り部が前記ガイドレール収納部の一方の端に取付けられ、前記ブラケットが前記余長巻取り部の近傍にあるときには前記フラットケーブルが前記引出口からU字状に引き出され、前記ブラケットが前記余長巻取り部から離れるにつれて前記フラットケーブルの前記引出口からの引出し角度が大きくなるように、前記引出口を前記ガイドレールに面する位置から所定角度だけ回転させて取付けていることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記フラットケーブルが、平角導体を所定の被膜で被覆して形成されたものであることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記フラットケーブルが、少なくとも前記余長巻取り部と前記ブラケット側固定部との間で外装チューブに収納されていることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記余長巻取り部が、前記外装チューブを前記フラットケーブルと一体に巻き取ることを特徴とする。
本発明によれば、フラットケーブルに過大な負荷を与えることなく巻き取り可能な余長巻取り部を備えたスライドドア用給電装置を提供することができる。本発明のスライドドア用給電装置は、余長巻取り部に巻き取られたフラットケーブル間で生じる巻回方向のずれを余長巻取り部の引出口で吸収するように構成したことから、フラットケーブルに過大な負荷がかかるのを防止することができる。
本発明の好ましい実施の形態におけるスライドドア用給電装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
本発明の実施の形態に係るスライドドア用給電装置の平面図を図1に示す。本実施形態のスライドドア用給電装置100は、スライドドアを開閉するために車体に設置されたガイドレール141の近傍に配設される。スライドドア周辺の車両構造の1例を図2に示す。同図では、スライドドア150の前方下部に設置されたブラケット151と、図示しない前方上部に設置された別のブラケット、及びスライドドア150の後方に設置されたさらに別のブラケットで、スライドドア150が支えられている。
車体140側には、スライドドア入り口部にステップ142が設けられており、その下にガイドレール141が設置されている。ガイドレール141が設置されているガイドレール収納部143(図2の斜線で示す)は、ブラケット151を通過させるための空間となっている。ブラケット151の車体側先端に取付けられた図示しないローラーがガイドレール141を移動することで、スライドドア50が開閉する構造となっている。
ガイドレール141は、スライドドア150が図2に示す全開の状態から半分程度閉まるまでは、スライドドア150を車体140にほぼ平行に移動させるよう、車体にほぼ平行に設置されている。スライドドア150をさらに全閉まで移動させるときには、スライドドア150を車体140の内側に引き寄せる必要があるため、ガイドレール141は、中央部付近から前方に向かって車体140の内側に曲げられている。
本実施形態のスライドドア用給電装置100は、ガイドレール収納部143に設置された余長巻取り部110と、ブラケット151に設置されたブラケット側固定部120と、余長巻取り部110とブラケット側固定部120とで把持され、車体140側からスライドドア150側に給電するフラットケーブル130とを備えている。フラットケーブル130は、少なくとも余長巻取り部110とブラケット側固定部120との間で外装チューブに収納されるようにすることができる。また、余長巻取り部110が外装チューブをフラットケーブル130と一体に巻き取るようにしてもよい。フラットケーブル130として、丸線を内包するものであってもよいが、平角導体を所定の被膜で被覆して形成されたものがより好ましい。
本実施形態では、スライドドア用給電装置100がガイドレール収納部143の内部に設置され、スライドドア150を開閉中にフラットケーブル130がガイドレール収納部143からはみ出すことのないように、余長巻取り部110とブラケット側固定部120の構造及び取付位置を決定している。
余長巻取り部110は、ガイドレール141の設置位置よりさらに車体140の内側に設置されている。これは、余長巻取り部110がガイドレール141を移動するブラケット151と干渉しないようにするためである。また、スライドドア150の開閉方向における余長巻取り部110の設置位置は、ガイドレール141のほぼ中央位置としている。このようにすることにより、スライドドア150を全閉にしたときと全開にしたときとで、余長巻取り部110からブラケット側固定部120までの距離をほぼ等しくすることができる。
余長巻取り部110からブラケット側固定部120までの距離を、スライドドア150が全閉時と全開時とでほぼ等しくなるようにすることで、余長巻取り部110からブラケット側固定部120までのフラットケーブル130の最大長さを最も短くすることができ、余長巻取り部110が巻き取るフラットケーブル130の長さも最短とすることができる。
本実施形態のスライドドア用給電装置100では、スライドドア150の移動中に生じるフラットケーブル130の余長分を吸収できるよう、ガイドレール収納部143に余長巻取り部110を設けている。余長巻取り部110からブラケット側固定部120までのフラットケーブル130の長さは、スライドドア50が全閉あるいは全開のときに最長となり、スライドドア150が半開状態のときにほぼ最短となる。そこで、余長巻取り部110が巻き取り可能なフラットケーブル130の長さを、上記のフラットケーブルの長さの最長と最短との差に相当する長さとしている。あるいは、これに所定の余裕長さを加算した長さとすることができる。
余長巻取り部110の詳細な構造の一例を、図3を用いて説明する。図3において、余長巻取り部110は、アッパーカバー111、サブアッパーカバー112、ローター113、ねじりバネ114、及びロアケース115から構成される。アッパーカバー111は、内部部品を保護するとともに、フラットケーブル130の配索経路を形成している。また、サブアッパーカバー112は、アッパーカバー111との間でフラットケーブル130の配索経路を形成している。
ローター113は、フラットケーブル130を巻き取って収納する機能を有している。また、フラットケーブル130を保護する外装チューブが設けられている場合には、フラットケーブル130とともに外装チューブの一部も巻き取るようにすることができる。ねじりバネ114は、ローター113に回転力を与えて、フラットケーブル130に引っ張り力を加える働きをするものである。
図3に示す余長巻取り部110では、フラットケーブル130の巻き取りにねじりバネ114を用いているが、フラットケーブル130の巻き取り方法はこれに限定されるものではなく、他の巻き取り方法を用いることも可能である。ロアケース115は、内部部品を保護するとともに、ねじりバネ114の収納部及びローター113の回転主軸を形成している。また、余長巻取り部110をガイドレール収納部143内に据付けるための固定部も備えている。
上記の通りガイドレール141のほぼ中央位置に設置された余長巻取り部110は、フラットケーブル130の引出し方向をガイドレール141とは反対の方向としている。すなわち、余長巻取り部110からフラットケーブル130を引き出す、または収納するための引出口116は、ガイドレール141とは反対の方向を向くように設置されている。余長巻取り部110をこのような向きに設置した場合、引出口116から引き出されたフラットケーブル130は、略U字形状に折り返してガイドレール141の方向に配索される。
上記のように、引出口116から略U字形状にフラットケーブル130を引き出すようにしたことにより、余長巻取り部110に収納されているフラットケーブル130に過大な負荷がかからないようにすることができる。これを、図4を用いて説明する。フラットケーブルは通常、複数枚を重ね合わせて配索されることから、例えばフラットケーブル130が4枚のフラットケーブルを重ね合わせたものとした場合、余長巻取り部110の内部で同心円状に巻き回された各フラットケーブルの捲き回し半径が異なってしまう。すなわち、重ね合わせた4枚のフラットケーブルのうち、内側のフラットケーブルの方が外側のフラットケーブルよりも捲き回し半径が短くなってしまい、その結果、円周の長さも内側のほうが短くなってしまう。
上記のように、各フラットケーブルの円周の長さ、すなわち配索長さが、内側の方が外側よりも短くなってしまうため、図4(a)に示すようなフラットケーブルの略凸部131が生じてしまう。その結果、内側のフラットケーブルは押圧される方向の負荷を受ける一方、外側のフラットケーブルは引っ張られる方向の負荷を受ける。また、このような略凸部131によってフラットケーブルに曲がり癖がついてしまうと、余長巻取り部110からフラットケーブル130を円滑に挿抜できなくなってしまう恐れもある。
そこで本実施形態のスライドドア用給電装置100では、余長巻取り部110の引出口116からフラットケーブル130を略U字形状に引き出すようにしている。略U字部132を形成することにより、図4(b)に示すように、各フラットケーブルが余長巻取り部110の内部と略U字部132とで内側と外側とを逆転させて捲き回されるようになる。これにより、余長巻取り部110の内部で略凸部131を形成していた内側のフラットケーブルが、略U字部132で引っ張られるようになる結果、略凸部131が解消されて各フラットケーブルともほぼ平行に配索されるようになる。そして、各フラットケーブル間で過大な負荷を加えることがなくなる。
本実施形態のスライドドア用給電装置100では、スライドドア150の移動によってブラケット側固定部120の位置が変化してフラットケーブル130の配索方向も変化する。その結果、例えば図5に示すように、ブラケット側固定部120の位置によって、略U字部132が形成されたり(フラットケーブル130y、130z)、U字部分が広がって略U字部132が形成されなくなったりする(フラットケーブル130x)。
そこで、本実施形態のスライドドア用給電装置100では、余長巻取り部110の巻取り長さが最大となるフラットケーブル130yのときに略U字部132が形成されるようにしている。余長巻取り部110の巻取り長さが短いときには略凸部131が形成されず、またフラットケーブル130zのように余長巻取り部110の巻取り長さが短いときに略U字部132が形成されても、U字形状の内側と外側での配索長さの差は小さく、フラットケーブル間で過大な負荷が加わることはない。
上記の通り、スライドドア用給電装置100ではブラケット151が余長巻取り部110に最接近して余長巻取り部110の巻取り長さが最大となるときに略U字部132が形成されるよう、引出口116をガイドレール141と反対方向を向くよう設置している。すなわち、従来の設置方向である引出口116がガイドレール141の方向に向いた状態から180度回転させて余長巻取り部110を設置している。引出口116の設置方向は、90度以上180度以下の範囲で余長巻取り部110を回転させて設置するのが好ましい。
上記のように余長巻取り部110を設置した本実施形態のスライドドア用給電装置100では、スライドドア150の開閉に伴ってフラットケーブル130が、図6に示すような軌跡を描く。すなわち、スライドドア150が全閉のとき、ブラケット151は符号151aで示す最前方の位置にあり、フラットケーブル130は符号130aで示すように、余長巻取り部110から直線状に引き出された状態にある。この場合、略U字部132は形成されていないが、余長巻取り部110の巻取り長さも短く略凸部131が形成されないため、フラットケーブル130に過大な負荷がかかることはない。
スライドドア150を全閉の状態から全開の方向に向けて移動させ、ブラケット151が符号151iの位置に来ると、余長巻取り部110の巻取り長さが最大となるが、略U字部132が形成されているため略凸部131が形成されず、フラットケーブル130に過大な負荷がかかることはない。
スライドドア150が全開になると、フラットケーブル130が余長巻取り部110から再び引き出され、略凸部131は形成されない。このとき、略U字部132が形成されているが、U字形状の内側と外側での各フラットケーブルの配索長さの差は小さく、フラットケーブル間で過大な負荷が加わることはない。
本発明の別の実施形態に係るスライドドア用給電装置を、図7を用いて説明する。図7に示すスライドドア用給電装置200では、引出口116の向きを、第1の実施形態と同様にガイドレール141とは反対の向きとするとともに、余長巻取り部110をガイドレール141の一方の端に設置している。本実施例では、余長巻取り部110をガイドレール141の右端に設置するとともに、余長巻取り部110の巻回方向を時計回りとしている。余長巻取り部110をガイドレール141の左端に設置する場合には、余長巻取り部110の巻回方向を反時計回りとする。
上記のように、余長巻取り部110をガイドレール141の右端に設置した場合には、スライドドア150が全開でブラケット151が右端にあるときに、余長巻取り部110の巻取り長さが最大となる。従って、このときに略U字部132が形成されるよう、余長巻取り部110の設置角度を決定するのがよく、第1の実施形態と同様に、90度以上180度以下回転させて設置するのが好ましい。
余長巻取り部110を上記のように設置したとき、ブラケット151が右端にあるときに余長巻取り部110の巻取り長さが最大となるが、略U字部132が形成されるため略凸部131が形成されず、フラットケーブル130に過大な負荷がかかることはない。また、スライドドアを全開から全閉の方向に移動させていくと、ブラケット151が左方向に移動するとともに、略U字部132が平坦な方向に広がっていく。すなわち、略U字部132が解消されていくが、余長巻取り部110の巻取り長さも短くなるため略凸部131は形成されない。このように、本実施形態においても略凸部131は形成されず、フラットケーブル間で過大な負荷が加わることはない。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係るスライドドア用給電装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態におけるスライドドア用給電装置の細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係るスライドドア用給電装置の平面図である。 スライドドア周辺の車両構造を示す平面図である。 余長巻取り部の展開斜視図である。 余長巻取り部内のフラットケーブルの巻き取り状態を示す図である。 余長巻取り部の引出口におけるフラットケーブルの配索状態を示す図である。 ブラケットの移動に伴うフラットケーブルの軌跡を示す図である。 本発明の別の実施形態に係るスライドドア用給電装置の平面図である。 従来のスライドドア用給電装置の平面図である。
符号の説明
100、200 スライドドア用給電装置
110 余長巻取り部111 アッパーカバー
112 サブアッパーカバー
113 ローター
114 ねじりバネ
115 ロアケース
116 引出口
120 ブラケット側固定部
130 フラットケーブル
131 略凸部
132 略U字部
140 車体
141 ガイドレール
142 ステップ
143 ガイドレール収納部
150 スライドドア
151 ブラケット
301 ケーブルガイド
302 駒部材
303 車体
304 スライドドア

Claims (7)

  1. 車体のガイドレール収納部に収納されたガイドレールに沿って、ブラケットを移動させることで開閉可能に構成されたスライドドアに対し、前記車体から常時給電を行うスライドドア用給電装置であって、
    前記車体側から前記スライドドア側に給電するフラットケーブルと、
    前記ガイドレール収納部内の所定の取付位置に取付けられ、前記スライドドアの開閉時に生じる前記フラットケーブルの余長分を巻取る余長巻取り部と、
    前記ブラケットの所定の取付位置に取付けられて前記フラットケーブルを把持しているブラケット側固定部と、を備え、
    前記余長巻取り部が、前記フラットケーブルをU字形状に引き出すように引出口を前記ガイドレールに面する位置から所定角度だけ回転させて取付けられている
    ことを特徴とするスライドドア用給電装置。
  2. 前記所定角度は、前記余長巻取り部の巻回方向に90度以上180度以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のスライドドア用給電装置。
  3. 前記余長巻取り部は、前記ブラケットの移動範囲の略中央に取付けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスライドドア用給電装置。
  4. 前記余長巻取り部が前記ガイドレール収納部の一方の端に取付けられ、
    前記ブラケットが前記余長巻取り部の近傍にあるときには前記フラットケーブルが前記引出口からU字状に引き出され、前記ブラケットが前記余長巻取り部から離れるにつれて前記フラットケーブルの前記引出口からの引出し角度が大きくなるように、前記引出口を前記ガイドレールに面する位置から所定角度だけ回転させて取付けている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスライドドア用給電装置。
  5. 前記フラットケーブルは、平角導体を所定の被膜で被覆して形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスライドドア用給電装置。
  6. 前記フラットケーブルは、少なくとも前記余長巻取り部と前記ブラケット側固定部との間で外装チューブに収納されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のスライドドア用給電装置。
  7. 前記余長巻取り部は、前記外装チューブを前記フラットケーブルと一体に巻き取る
    ことを特徴とする請求項6に記載のスライドドア用給電装置。
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