JP2559437Y2 - スローアウエイチップのクランプ機構 - Google Patents

スローアウエイチップのクランプ機構

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JP2559437Y2
JP2559437Y2 JP1989068326U JP6832689U JP2559437Y2 JP 2559437 Y2 JP2559437 Y2 JP 2559437Y2 JP 1989068326 U JP1989068326 U JP 1989068326U JP 6832689 U JP6832689 U JP 6832689U JP 2559437 Y2 JP2559437 Y2 JP 2559437Y2
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chip
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hole
mounting seat
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幸一 池永
辰夫 新井
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B27/00Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
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    • B23B27/14Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
    • B23B27/16Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with exchangeable cutting bits or cutting inserts, e.g. able to be clamped
    • B23B27/1677Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with exchangeable cutting bits or cutting inserts, e.g. able to be clamped with plate-like cutting inserts clamped by a clamping member acting almost perpendicularly on the chip-forming plane and at the same time upon the wall of a hole in the insert

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、スローアウエイチップを工具ホルダに固
定するスローアウエイチップのクランプ機構に関するも
のである。
[従来の技術] 工具ホルダの先端部にスローアウエイチップを固定し
て切削作業を行う切削工具の中には、クランプ駒をスロ
ーアウエイチップの固定手段としているものがある。こ
のクランプ駒を使用したクランプ機構を第4図を参照し
て説明すると、鋼等で成形された工具ホルダ1の先端角
部には、スローアウエイチップ(以下、チップと略称す
る。)2が載置されるチップ取付座が形成されている。
このチップ取付座の先端部には、チップ2を載置させる
チップ取付座底面1aが形成されている。また、チップ取
付座の後端部には、チップ2を押圧するためのクランプ
駒3とプレート4とが配設されるクランプ固定面1cが形
成されており、このクランプ固定面1cの基端側にはチッ
プ座壁部1bが設けられている。
前記チップ取付座底面1aには、この面と垂直に下部に
ねじ穴を有するピン貫通孔1dが穿設されている。このピ
ン貫通孔1dにはピン5がその円柱状の突部5aをチップ取
付座底面1aから突出させて設けられている。このピン5
は、その下端部5bが前記ピン貫通孔1dのねじ穴と螺合さ
れ、また、中央部5cがピン貫通孔1dの内周面と面接触さ
れて取付けられている。
また、チップ取付座底面1a上には、菱形状のチップ2
が、その中央部の取付孔2a内にピン5の突部5aを遊挿さ
せた状態で載置されている。
一方、チップ取付座の後端部に形成された前記クラン
プ固定面1cには、ねじ部を有する貫通孔6が前記ピン貫
通孔1dと平行に穿設されている。この貫通孔6の上部に
は、プレート4が載置され、さらにその上には、クラン
プ駒3が載置されている。
プレート4は外観略直方体の部材であり、その下面を
クランプ固定面1cに当接させて載置されている。このプ
レート4の略中央部には、ボルト穴4aが穿孔されてお
り、また、そのチップ2側の一側面には、押圧面4bが形
成されている。さらに、プレート4の他側面の上縁部に
は、上方へ行くに従い前記ボルト穴4a方向へ徐々に傾斜
する傾斜面4cが形成されている。
クランプ駒3は外観略L字状の爪部材であり、その短
辺部が下方に向けられプレート4上に載置されている。
その長辺部の略中央部には、上部にテーパ穴3aを有する
ボルト穴3bが穿孔されている。このクランプ駒3の長辺
部の先端には、チップ2をチップ取付座底面1a方向へ押
圧するガイド部3cが形成されており、また、その短辺部
の外周側面3dは前記チップ取付座壁部1bと当接され、さ
らに、短辺部の内周側面には前記プレート4の傾斜面4c
と当接する傾斜面3eが形成されている。
これらクランプ駒3、プレート4は、上方からボルト
7をボルト穴3b、4aを通過させ、さらに貫通孔6に螺合
することにより係止されている。ここで、ボルト7頭部
の下端部に形成されているテーパ部7aは、前記クランプ
駒3のテーパ穴3aの壁面と当接されている。そして、ボ
ルト7がクランプ駒3を下方に押圧し、それにともない
クランプ駒の傾斜面3eが下方に移動することにより、プ
レート4は、その傾斜面4cが押圧されてピン5の突部5a
側へ移動する。したがって、クランプ駒3の傾斜面3e
と、プレート4の傾斜面4cとは、くさび構造が形成され
ている。
このような、クランプ駒3と、プレート4と、ピン5
の突部5aとを使用してチップ2を工具ホルダ1のチップ
取付座に固定するには、まず、チップ2をその取付孔2a
内に突部5aを遊挿してチップ取付座底面1a上に載置す
る。そして、クランプ駒3のガイド部3cをチップ2上面
に係止させた後、ボルト7を貫通孔6内に螺合させてい
く。これにより、ボルト7頭部の下端部のテーパ部7aが
クランプ駒3のテーパ穴3aの壁面を押圧し、そのために
クランプ駒3が押されて下方に垂下されていく。このク
ランプ駒3が垂下すると、クランプ駒3のガイド部3c
が、チップ2上面をチップ取付座1a底面の方向に押圧す
る。さらに、クランプ駒の傾斜面3aとプレート4の傾斜
面4cとにより形成されたくさび構造により、クランプ駒
3が垂下すると、プレート4はピン5の突部5a側に移動
し、プレート4の押圧面4bがチップ2の側面を押圧して
いく。そして、チップ2は、この取付孔2a内周面で当接
しているピン5の突部5aと、プレート4の押圧面4bとの
間で挟持される。すなわち、チップ2は、その上面と側
面とをクランプ駒3と、プレート4とにより固定される
のである。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来のクランプ機構においては、その
構造上以下に挙げるような種々の問題点があり、その改
善が望まれていた。
(イ)特に、小径の穴を切削するための中ぐりバイト等
においては、切削工具の先端部が被切削材の内面に容易
に侵入できるように、工具ホルダ1の先端部の肉厚は薄
く成形されている。このような工具ホルダ1に通常の肉
厚を有する工具ホルダ用のピン5をそのまま用いてチッ
プ2を固定すると、第5図に示されるように、チップ取
付座底面1a側から挿入したピン5のねじ部は、貫通孔1d
の数山の短いねじ部にて螺合されるのみで、その端部5d
が外方に突出してしまう。そのため、切削作業の際、外
方に突出している端部5dが被切削物に接触したり、生成
する切屑と互いに干渉したりして、正常な切削作業がお
こなえない恐れがある。このため、これら通常の切削工
具に加えて中ぐりバイト等工具をも並用する際において
は、それぞれの工具ホルダに適した長さのピン5を準備
する必要があり、部品点数が増加してその管理及び取扱
いが繁雑化するとともに部品保守等に要する費用の高騰
化を招くという欠点がある。
また、専用のピン5を使用しても、このピン5は数山
程度のねじ部で工具ホルダ1に固定されているため、切
削中にピン5自体が移動しやすく、それとともにチップ
2がずれて正確な刃先位置が得られず、切削作業に支障
をきたす恐れがある。
(ロ)チップ2は、ピン5の突部5aの位置を基準として
刃先位置が決まるため、ピン5を螺合する貫通孔1dは高
い寸法精度で加工する必要があり、これにより工具全体
としての製品単価の高騰化を招く一因となっている。
(ハ)工具ホルダ1の頭部肉厚を薄く成形した中ぐりバ
イト等においては、ピン5を螺合するために貫通孔1dを
開口すると、その頭部の剛性が低くなるという問題点が
ある。
(ニ)チップ2を固定するための部品数が多いため、そ
の部品の管理に問題がある。
この考案は、以上のような従来のクランプ機構が有す
る問題点を解決することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項1記載のチップのクランプ機構は、工具ホルダ
に形成されたチップ取付座の底面にチップを載置して固
定するチップのクランプ機構であって、 前記チップ取付座の底面から前記ホルダと一体に突出
して形成され前記チップの取付孔内に位置せしめられる
チップ係止部と、前記チップ上面を前記チップ取付座底
面に向って押さえ込む第一の押圧部材と、前記チップの
側面を前記チップ係止部側に押圧して前記チップ係止部
との間で挟持する第二の押圧部材とにより前記チップを
固定したことを特徴とするものである。
請求項2記載のチップのクランプ機構は、請求項1の
ものに加えて前記チップと前記チップ取付座の底面との
間には前記チップ係止部が挿通される貫通孔が穿設され
たシートが載置され、この貫通孔の上部側の径は下部側
の径よりも大径とされ、前記貫通孔の上部側に臨む前記
チップ係止部側面には、前記シートの脱落を防止するシ
ート係止部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
[作用] 本考案のチップのクランプ機構によれば、チップのチ
ップ取付孔内に位置せしめられるチップ係止部は、工具
ホルダと一体に形成させてチップ取付座底面から突出さ
れている。そのため、小径の中ぐりバイト等のように薄
い切削工具に適用しても正常に切削作業をおこなうこと
ができる。
また、チップを工具ホルダに固定するための部品数が
少なくなるため、その装着作業及び部品管理が容易にな
る。
[第1の実施例] 第1図は本考案のスローアウエイチップのクランプ機
構の第一の実施例を示すもので、第4図に示したものと
同一構成部分には同一符号を付して、その説明を省略す
る。
本考案のスローアウエイチップのクランプ機構におい
ては、チップ取付座底面1aにはピン5が螺合されておら
ず、工具ホルダ1と一体に形成された円柱形状のチップ
係止部20が形成されている。このピン係止部20は、チッ
プ2の取付孔2aの径より小径に形成されている。
したがって、チップ2は、このチップ取付孔2a内周面
で当接されるチップ係止部20と、プレート4の押圧面4b
との間で挟持される。
このように、チップ2のチップ取付孔2a内に位置せし
められるチップ係止部20は、工具ホルダ1と一体に形成
させてチップ取付座底面1aから突出されている。そのた
め、小径の中ぐりバイト等のように薄い切削工具に適用
しても正常に切削作業をおこなうことができる。
また、肉厚の薄くなる工具ホルダ1の先端部は、ピン
5を螺合するための貫通孔1d等を開口する加工が不要に
なるため、工具ホルダ1頭部の剛性が高められる。
さらに、チップ2を工具ホルダ1に固定するための部
品数が少なくなるため、その装着作業及び部品管理が容
易になる。
[第2の実施例] 第2図は、本考案のスローアウエイチップのクランプ
機構の第2の実施例を示すもので、この例のクランプ機
構にあっては、チップ2とチップ取付座底面1aの間に、
チップ取付座の摩耗や変形を防止するためのシート21が
介装されている。このシート21には、チップ係止部20が
挿通される貫通部21aが穿設されており、この貫通部21a
の上部側の径は下部側の径より大径に形成されている。
これにより、貫通部21a内面には段部21bが形成されてお
り、この段部21bに近接したチップ係止部20には、環状
の係止部溝20aが形成されている。この係止部溝20aに
は、シート係止部として第3図に示されるようなストッ
プリング22が嵌合されている。したがって、シート21
は、その段部21bがストップリング22に係止されて上下
移動を拘束され、またその側面がチップ取付座壁部1eに
保持されている。
この例のクランプ機構によれば、第1図に示したもの
と同様の作用効果を得ることができるうえ、さらに、シ
ート21が工具ホルダ1から脱落する恐れがないといった
効果も得ることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の請求項1記載のクラ
ンプ機構によれば、チップの取付孔と係合するチップ係
止部が、工具ホルダと一体に形成されてチップ取付座底
面から突出しており、従来のようにピンを用いていない
ため、その構造を簡便なものにすることができる。
また、中ぐりバイト等のように頭部肉厚を薄くした工
具ホルダに本考案によるクランプ機構を使用しても、正
常にその作業をおこなうことができる。
また、チップのチップ取付孔内に位置せしめられるチ
ップ係止部は、工具ホルダと一体に形成させてチップ取
付座底面から突出されているので、例えば小径の中ぐり
バイト等のように薄い切削工具に適用しても正常に切削
作業を行うことができる。
また、肉厚の薄くなる工具ホルダの先端部は、ピンを
螺合するための貫通孔等を開口する加工が不要となるた
め、工具ホルダの頭部の剛性が高められる。
さらに、チップを工具ホルダに固定するための部品数
が少なくなるため、その装着作業及び部品管理が容易に
なる。
さらに、この考案の請求項2記載のクランプ機構によ
れば、チップ取付座に載置されているシートは、シート
に穿設されている貫通孔の内周部においてチップ係止部
に設けられているシート係止部と係止されているため、
工具ホルダからの脱落が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクランプ機構の第一の実施例を示す断
面図、第2図はこの考案の第2の実施例を示す断面図、
第3図は第2図の実施例において使用されるストップリ
ングの形状を示す正面図、第4図及び第5図は従来のク
ランプ機構を示すもので、第4図は断面図、第5図はこ
のクランプ機構が用いられている工具ホルダの頭部側面
図である。 1……工具ホルダ、1a……チップ取付座底面 1c……クランプ固定面、 2……スローアウエイチップ、 2a……チップ取付孔、3……クランプ駒 3c……ガイド部、3e……傾斜面 4……プレート、4b……押圧面 4c……傾斜面、7……ボルト 20……チップ係止部、20a……係止部溝 21……シート、22……ストップリング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具ホルダに形成されたチップ取付座の底
    面にスローアウエイチップを載置して固定するスローア
    ウエイチップのクランプ機構であって、 前記チップ取付座の底面から前記ホルダと一体に突出し
    て形成され前記スローアウエイチップの取付孔内に位置
    せしめられるチップ係止部と、前記スローアウエイチッ
    プ上面を前記チップ取付座底面に向って押さえ込む第一
    の押圧部材と、前記スローアウエイチップの側面を前記
    チップ係止部側に押圧して前記チップ係止部との間で挟
    持する第二の押圧部材とにより前記スローアウエイチッ
    プを固定したことを特徴とするスローアウエイチップの
    クランプ機構。
  2. 【請求項2】前記スローアウエイチップと前記チップ取
    付座の底面との間には前記チップ係止部が挿通される貫
    通孔が穿設されたシートが載置され、この貫通孔の上部
    側の径は下部側の径よりも大径とされ、前記貫通孔の上
    部側に臨む前記チップ係止部側面には、前記シートの脱
    落を防止するシート係止部が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のスローアウエイチップのクランプ
    機構。
JP1989068326U 1989-06-12 1989-06-12 スローアウエイチップのクランプ機構 Expired - Lifetime JP2559437Y2 (ja)

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EP19900111091 EP0402854A3 (en) 1989-06-12 1990-06-12 Tool with clamped insert

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