JP2559232Y2 - フェンスの転倒防止装置 - Google Patents

フェンスの転倒防止装置

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JP2559232Y2
JP2559232Y2 JP9144592U JP9144592U JP2559232Y2 JP 2559232 Y2 JP2559232 Y2 JP 2559232Y2 JP 9144592 U JP9144592 U JP 9144592U JP 9144592 U JP9144592 U JP 9144592U JP 2559232 Y2 JP2559232 Y2 JP 2559232Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、現場作業所等で柵とし
て使用する簡易なフェンスの転倒防止装置に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものに、平面形状円形
で、かつ、中央に二つの縦孔を有するコンクリート製の
ベースを設け、その縦孔に隣接する二つのフェンス本体
の両端部の支柱の脚部を着脱自在に嵌合させて一連に起
立させるようにしたネットフェンスがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、これではしば
しば風で転倒することがあり、通常、控柱を付けて補強
することにより使用しているが、未だ安定性が悪く、補
強にも、解体撤去にも、手間がかかっている。また、道
路側へ転倒すると、場合によっては災害に通じることが
ある。本考案は、かかる問題点を解決しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
考案は、ベース1の中央部に設けた縦孔2に、フェンス
本体3の端部に設けられた支柱4の脚部5を着脱自在に
嵌合起立させて成るフェンスにおいて、その支柱4に沿
えて装備させる直角三角形の補強枠6を設け、該補強枠
の控柱7の下端に支持脚8を設け、補強枠6の水平部材
9の上に載せる溝形部材10を設け、該溝形部材に載せる
可撓性のホース11を設け、また、該ホースを連繋させて
水を十分に満たすための余圧膨張器12を設けたことを特
徴とする。
【0005】
【作用】如上の構成であるから、ベース1の中央部に設
けた縦孔2に、フェンス本体3の端部に設けられた支柱
4の脚部5を着脱自在に嵌合させ、起立させて、一連に
形成したフェンスにおいて、支柱4に沿えて支持脚8で
立つ補強枠6をそれぞれ装備させ、該補強枠の水平部材
9相互の上に溝形部材10を架設し、該溝形部材に可撓性
のホース11を載せ、また、該ホースを余所に配した余圧
膨張器12に連繋させて、ホース11乃至余圧膨張器12に十
分に注水し、該注水によるホース中の水の重量で補強枠
6を押える。これにより、風等に対する安定な支持を得
る。フェンスの中間で車両の出入を要する等の際には、
その間にて、ホース11だけを残してフェンスの一部を撤
去し、残ったホース11は地上に這わせて、出入りする車
両で踏みつけてもよいものとする。この踏みつけで、該
部にあったホース内の水は、余圧膨張器12へと移動す
る。
【0006】
【実施例】図面は、本考案の実施例を示している。フェ
ンスは、中央部に2個の縦孔2を並設した平面形状円形
のコンクリート製ベース1を設け、その縦孔2にフェン
ス本体3の端部に設けられた支柱4の脚部5を着脱自在
に嵌合起立させて成り、そのフェンス本体3は、両側部
に下端を脚部5とするパイプによる支柱4を有し、該支
柱の上下にそれぞれ水平パイプ13を架設して方形の枠体
14を形成し、該枠体の上半部にネット15を、また、下半
部にプレート16を張っている。フェンスの背後では、上
記ベース1の2個の縦孔2に嵌合させた隣接相互のフェ
ンス本体3の支柱4に沿えて着脱自在に装備させるパイ
プ製の直角三角形の補強枠6を所要数設け、各補強枠の
控柱7の下端にそれぞれ支持脚8を設け、該支持脚の下
端に脚プレート17を設けて、地面に起立させるように
し、更に、該補強枠6の水平部材9の上に載せる溝形部
材10を設け、該溝形部材に載せる可撓性のホース11を設
け、また、余所に配して該ホースを連繋させて水を十分
に満たすための余圧膨張器12を設けている。
【0007】補強枠6は、全面上端部に、隣接相互のフ
ェンス本体3における上部水平パイプ13の端部に係合さ
せる断面逆J字状のフックプレート18を設けるととも
に、該フックプレートの前面に隣接相互のフェンス本体
3の各支柱4へ係合させる位置決めプレート19を付設し
ている(図7)。また、全面下端部に、隣接相互のフェ
ンス本体3の裏面に近接させて対峙させる垂直プレート
20を設け、該垂直プレートの前面に上記位置決めプレー
ト19と同様の位置決めプレート21を付設するとともに、
垂直プレート20の右半部と左半部とに、それぞれ縦スリ
ット22を穿設し、該縦スリットの前方に上記フェンス本
体3の下部水平パイプ37を嵌めるU字状受け金物23を配
し、該U字状受け金物から後方へ横スリット25を有する
舌片24を突設して、該舌片を縦スリット22へ差し込み
し、その横スリット25に垂直プレート20の裏側でくさび
26を打ち込みしてU字状受け金物23を固定し得るように
し、かつ、そのくさび26を鎖27を介して垂直プレート20
の突片28に連結させている(図5、図6)。
【0008】溝形部材10は、鋼板にて、フェンス本体3
の横幅よりもやや長く、2本の上記ホース11を並べて収
容するに適した溝幅に、かつ、溝壁を拡開させたものに
形成するとともに、両端部の溝底に上記補強枠6の水平
部材9の両側に対応させて切下げ爪29と切下げ爪挿通用
窓孔30を設けており(図8)、而して、溝形部材10は、
端部にて上記補強枠6の水平部材9上の後部に載せて、
該水平部材の一側に切下げ爪29を係合させ、また、該端
部に隣の溝形部材10の端部を重合させ、その切下げ爪29
を切下げ爪挿通用窓孔30に挿通させて、水平部材の他側
に係合させ、その重合端部をバンド31で緊結するように
している(図9、図10)。
【0009】可撓性のホース11は、フェンスに適合させ
て適宜長さのものとして、2本を、セットされた一連の
上記溝形部材10の中に並べ、フェンス以外の箇所では地
上に這わせるようにする。
【0010】余圧膨張器12は、ホースの両端に対応させ
て2個設けるが、方形の鋼製ケーシング32内にゴムチュ
ーブ33を内装し、ケーシング32側面から2本の前記ホー
ス11を繋げるホースジョイント口34を、また、上面から
コック付きの注水口35及び空気抜き弁36を突設して、こ
れらをそれぞれ前記ゴムチューブ33に連通させており
(図11、図12)、而して、上記一連の溝形部材10に
セットした各可撓性のホース11の端部をそれぞれホース
ジョイント口34に接続し、注水口35から注水して、ゴム
チューブ33を介してホース11内に水を充填し、その際、
空気抜き弁36から内部の空気を排出させるものである。
この余圧膨張器12では、使用中にホース11から水が移動
してくると、ゴムチューブ33が膨張して過剰圧力を消滅
させる。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、フェンス本体3の支柱
4に沿えて装備させる直角三角形の補強枠6を設け、該
補強枠の控柱7の下端に支持脚8を設け、補強枠6の水
平部材9の上に載せる溝形部材10を設け、該溝形部材に
載せる可撓性のホース11を設け、該ホースを連繋させる
余圧膨張器12を設けているので、フェンスに組み付けて
可撓性のホース11内に注水すれば、上記補強材6による
力学的補強とホース11内の水の重量による抑止力とによ
り、フェンスは安定に保持され、少々強い風が吹いても
道路側へと転倒して災害を引き起こすようなことはな
い。また、補強枠6をフェンスに沿え、該補強枠に溝形
部材10及び可撓性のホース11を組み付け、該ホースに余
圧膨張器12を繋ぎ、注水すればよいので、組立ても解体
も簡単、迅速に行え、手間がかからない。更に、フェン
スの中間で車両の出入を要する等の際には、その間に
て、ホース11だけを残したままフェンスの一部を撤去し
て、残ったホース11を地上に這わせればよく、該ホース
を出入りする車両で踏みつけても、該部にあったホース
内の水は余圧膨張器12へと移動して、何らの支障をも生
ぜず、その取り扱いに手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のフェンスの転倒防止装置の実施例を
示す使用状態における平面図である。
【図2】 同拡大正面図である。
【図3】 同拡大背面図である。
【図4】 同拡大截断側面図である。
【図5】 同例の補強枠に係る要部の拡大截断斜視図で
ある。
【図6】 同要部の拡大平面図である。
【図7】 同例の補強枠に係る他の要部の拡大截断斜視
図である。
【図8】 同例の溝形部材の拡大截断平面図である。
【図9】 同溝形部材の組立て状態を示す拡大截断背面
図である。
【図10】同拡大截断側面図である。
【図11】同例の余圧膨張器の拡大平面図である。
【図12】同拡大側面図である。
【符号の説明】
1…ベース 2…縦孔 3…フェンス本体 4…
支柱 5…脚部 6…補強枠 7…控柱 8…支持脚 9…水平部材 10…溝形部材 11…ホース 12…
余圧膨張器 13…上部水平パイプ 14…枠体 15…ネット 16
…プレート 17…脚プレート 18…フックプレート 19…位置決
めプレート 20…垂直プレート 21…位置決めプレート 22…縦
スリット 23…U字状受け金物 24…舌片 25…横スリット
26…くさび 27…鎖 28…突片 29…切下げ爪 30…切下げ爪
挿通用窓孔 31…バンド 32…ケーシング 33…ゴムチューブ 34…ホースジョイント口 35…注水口 36…空気抜
き弁 37…下部水平パイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース1の中央部に設けた縦孔2に、フ
    ェンス本体3の端部に設けられた支柱4の脚部5を着脱
    自在に嵌合起立させて成るフェンスにおいて、その支柱
    4に沿えて装備させる直角三角形の補強枠6を設け、該
    補強枠の控柱7の下端に支持脚8を設け、補強枠6の水
    平部材9の上に載せる溝形部材10を設け、該溝形部材に
    載せる可撓性のホース11を設け、また、該ホースを連繋
    させて水を十分に満たすための余圧膨張器12を設けたこ
    とを特徴とするフェンスの転倒防止装置。
JP9144592U 1992-12-15 1992-12-15 フェンスの転倒防止装置 Expired - Fee Related JP2559232Y2 (ja)

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JPH0649669U JPH0649669U (ja) 1994-07-08
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