JP2558901Y2 - 足場用階段 - Google Patents

足場用階段

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JP2558901Y2
JP2558901Y2 JP1991016284U JP1628491U JP2558901Y2 JP 2558901 Y2 JP2558901 Y2 JP 2558901Y2 JP 1991016284 U JP1991016284 U JP 1991016284U JP 1628491 U JP1628491 U JP 1628491U JP 2558901 Y2 JP2558901 Y2 JP 2558901Y2
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基和 三浦
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株式会社 ダイサン
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、工事現場等の仮設
場とくにいわゆる鋼管足場に設置される足場用階段に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、仮設足場に用いられる足場用階段
(B)は、図5に示すように所要段数のステップを取付
けた左右1対のけた(21)の上下両端に、階段(B)の
後方に向って横向きに開口したフック状の係止部材(2
2)(22)が取付けられ、これらの係止部材(22)(2
2)を足場の上部水平パイプ(P1)と下部水平パイプ(P
2)とにそれぞれ係止せしめることにより、階段(B)
を所定角度の傾斜状態に設置して使用しうるものとなさ
れている。
【0003】また、この設置使用状態時において、階段
が何らかの外力を受けて不本意に外れるのを防止するた
め、上記両係止部材(22)(22)にはいずれもその開口
を開閉するストッパー(23)(23)が装備されたものと
なされている。これらのストッパー(23)(23)は、各
1対の長孔(24)(25)を有し、これらを貫通したガイ
ドピン(26)(27)を介して係止部材(22)の基部にス
ライド可能に取付けられたものとなされている。
【0004】而して、従来の上記足場用階段(B)は、
その取付けに際しては、ストッパー(23)を後退位置に
移動し、係止部材(22)(22)の開口を開いた状態に保
持しつつ、それらを上下の水平パイプ(P1)(P2)に係
合させたのち、ストッパー(23)を作用位置に移動して
パイプの脱出を阻止するものとする一方、取外しに際し
ては、上記と逆の手順でストッパー(23)を後退位置に
移動させながら、係止部材(22)(22)をパイプ(P1)
(P2)から脱外させるものとしなければならない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記ストッ
パー(23)の移動、とくに作用位置から後退位置への移
動は、人為的な操作によってのみ可能なものであり、し
かも手を離すと自重で再び作用位置に復帰してしまうも
のであるため、殊に階段(B)の取外し作業にあたって
は、上部の係止部材(22)のストッパー(23)を後退位
置に保持しながら上部水平パイプ(P1)から取外す作業
を行う作業者と、下部の係止部材(22)に対して同様の
作業を行う作業者との少なくとも2人以上の作業者を必
要とするという難点があった。また、取付作業に際して
も好ましくは同様に2人以上の作業者を必要とするもの
であった。のみならず、上下両係止部材(22)に、いず
れもストッパー(23)付きのものを必要とするため、製
造コストの面でも不利であった。
【0006】この考案は、上記のような問題点を解決す
ることを目的とする。即ち着脱作業 を1人の作業者によ
っても容易に行うことができると共に、コスト面でも有
利な足場用階段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
において、左右両けた(1)(1)の上下両端にそれぞ
れ上部係止部材(2)と下部係止部材(3)とが取付け
られ、これらの係止部材(2)(3)を仮設足場におけ
る上部水平パイプ(P1)と下部水平パイプ(P2)とにそ
れぞれ係止せしめることにより所定角度の傾斜状態に取
付け設置される足場用階段において、前記上部係止部材
(2)は、けた(1)(1)の長さ方向に対しほぼ直交
する後向きに開口した鉤片(4)と、該鉤片(4)の鉤
口を開閉するストッパー(10)とを具備したものとなさ
れる一方、前記下部係止部材(3)は、けた(1)
(1)の長さ方向に対して斜め後方に向って2股に分岐
した前部脚片(5)と後部脚片(6)とを有し、これら
の両脚片(5)(6)間に形成される下部水平パイプ嵌
合用凹部(7)が、階段の傾斜取付使用状態時において
ほぼ垂直に下向きに開口するものとなされていることを
特徴とする足場用階段を要旨とする。
【0008】
【作用】この考案に係る上記足場用階段(A)は、該階
段を斜めに立てて支持した状態で、先ず下部係止部材
(3)を下部水平パイプ(P2)に嵌合し、しかるのち該
下部水平パイプ(P2)を回転軸として階段(A)を更に
後方に回動させることにより、上部係止部材(2)を上
部水平パイプ(P1)に係止させることによって取付けを
完了する。取外しは、ストッパー(10)を後退させなが
ら上部係止部材(2)を上部水平パイプ(P1)から離脱
させ、しかるのち階段の全体を引き上げることで完了す
る。下部係止部材(3)の逆U字状のパイプ嵌合用凹部
(P2)が、けた(1)の長さ方向に対して斜め下向きに
指向しており、階段の取付使用状態時においてほぼ垂直
に下向きに開口するものとなされていることは、下部水
平パイプ(P2)に対する下部係止部材(3)の嵌め外し
操作を行い易いものとする。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図示実施例に基いて説明す
る。
【0010】この考案に係る足場用階段(A)は、図1
に示すように、左右1対のけた(1)(1)間に、複数
段のステップ(8)が取付けられると共に、けた(1)
(1)の上下両端に突出状にそれぞれ上部係止部材
(2)と下部係止部材(3)が取付けられたものであ
る。
【0011】けた(1)は断面扁平状の角パイプからな
る。
【0012】上部係止部材(2)は、従来品と同様のも
ので、図2に示すようにけた(1)の長さ方向に対しほ
ぼ直交する後向きに開口した鉤片(4)と、該鉤片
(4)の鉤口を開閉するストッパー(10)とを具備す
る。ストッパー(10)は1対の長孔(11)(12)を有
し、これらを緩く貫通した1対のガイドピン(13)(1
4)を介して鉤片(4)の基部にスライド自在に取付け
られている。そして、鉤片(2)内に上部水平パイプ
(P1)を嵌合した状態のもとでは、ストッパー(10)は
自重で下降して図2に実線で示すように鉤口を閉じる作
用位置に保持される一方、同パイプ(P2)から離脱させ
た状態のもとに鉤口を開いた後退位置に移動したとき
は、図2に2点鎖線で示すように、上部の内方側縁部の
一部が鉤片(4)の内部に僅かに突出した状態で停止状
態に保持されるものとなされている。
【0013】下部係止部材(3)は鋼板製の単一のフッ
ク状金具からなるものである。該下部係止部材(3)
は、けた(1)の長さ方向に対して斜め後方に向って2
股に分岐した前部脚片(5)と後部脚片(6)とを有す
る。そして、これらの両脚片(5)(6)間に下部水平
パイプ(P2)が嵌合されるパイプ嵌合用凹部(7)が形
成されている。しかもこのパイプ嵌合用凹部(7)は、
上記両脚片(5)(6)が前記のようにけた(1)の長
さ方向に対して斜め後方にのびたものとなされているこ
とにより、階段の傾斜取付使用状態時においてほぼ垂直
に下向きに開口す るものとなされている。このような嵌
合用凹部(7)の向きの設定は、階段の取付使用状態時
における係止部材(3)の下部水平パイプ(P2)からの
離脱を確実に防止すると共に、階段の着脱に際しての下
部水平パイプ(P2)への係止部材(3)の嵌め外しの作
業を行い易いものとするのに有効である。
【0014】ステップ(8)は、鋼板のプレス加工品か
らなるもので、図3及び図4に示すよう上面に多数の滑
り止め突起(9)をバーリング加工によって形成した踏
み板部(8a)と、その前縁から下方に鋭角に折り込まれ
たけこみ板部(8b)とからなり、両端をけた(1)
(1)に溶接することによって取付けられている。(1
5)は重量軽減のためけこみ板部(8b)に形成された抜
き孔である。
【0015】上記階段の設置のための取付作業は次のよ
うにして行われる。先ず階段(A)の全体を通常の設置
時の傾斜角度よりも若干傾斜角度を大とする状態で起立
させ、肩で担ぐようにして持ち上げる。そして両手でけ
た(1)(1)の下部を持ち、その下部を下部水平パイ
プ(P2)に向けて下降させることにより、該パイプ(P
2)に下部係止部材(3)の両脚片(5)(6)を跨ら
せて、それらの間の嵌合用凹部(7)内にパイプ(P2)
をはめ込む。この操作は、階段の全体を上げ下げするこ
となく、その下部のみを下方に移動するだけの少ない力
で行うことができる。
【0016】次に、下部水平パイプ(P2)を回転軸とし
て、これに階段(A)の自重をあずけながら、階段
(A)の上部を後方に回動させる。すると、上部係止部
材(2)の鉤片(4)の鉤口内に上部水平パイプ(P1)
が入り込んでそれに嵌合される。これにより、該パイプ
(P1)が鉤口内に僅かに突出しているストッパー(10)
の上部内側縁に当接してそれを押し動かすため、該スト
ッパー(10)は以降自動で下降し、鉤片(4)の鉤口を
閉じる作用位置に移動し、上部係止部材(2)が上部水
平パイプ(P1)にロック状態に係止され、取付が完了さ
れる。
【0017】この取付状態時にあっては、作業者の昇降
により階段に大きな荷重が加えられ ても、該荷重は上部
係止部材(2)と下部係止部材(3)を介して足場の上
下両パイプ(P1)(P2)に支承され、安全に使用するこ
とができるのはもとより、例えば階段(A)が風にあお
られてそれに回転モーメントが加わることがあっても、
上部係止部材(2)はストッパー(10)によってロック
されているため上部水平パイプ(P1)から離脱すること
はない一方、下部係止部材(3)は前後の脚片(5)
(6)によって拘束されているため下部水平パイプ(P
2)から離脱することはなく、結果的に階段(A)の不
本意な脱外が確実に防止される。
【0018】上記の取付状態から、階段(A)を取外す
ときは、階段の上部において、ストッパー(10)を後退
位置に手で移動させながら、上部係止部材(2)を上部
水平パイプ(P1)から脱外させる。次いで、階段(A)
の全体を上方に引き上げるようにして下部係止部材
(3)を下部水平パイプ(P2)から離脱させることによ
り、取外しを完了する。
【0019】
【考案の効果】この考案に係る足場用階段は、上述のよ
うに下部係止部材(3)が2股に分岐した1対の脚片
(5)(6)を有するフック形態のものとなされている
から、階段の取付けに際し、該階段を斜めに保持した状
態でその下部を下部水平パイプ(P2)に向けて落とし込
むことにより、下部係止部材(3)を上記パイプ(P2)
に係止させ、しかるのち、階段を後方に僅かに回動させ
ることで、上部係止部材(2)を上部水平パイプ(P1)
に係止させて取付けを完了することができる。従って、
1人の作業者で容易にその取付け作業を行うことができ
る。
【0020】また、取外しに際しても、先ず上部係止部
材(2)のストッパー(10)を後退位置に向けて移動さ
せながら該上部係止部材(2)を上部水平パイプ(P1)
から離脱させ、次いで階段の全体を引き上げることで下
部係止部材(3)を下部水平パイプ(P2)から離脱させ
て取外しを完了することができる。従って、該取外し作
業も1人の作業者で容易に行うことができる。
【0021】しかも、特に下部係止部材(3)が、けた
(1)(1)の長さ方向に対して斜め後方に向って2股
に分岐した前部脚片(5)と後部脚片(6)とを有し、
これらの両脚片(5)(6)間に形成される下部水平パ
イプ嵌合用凹部(7)が、階段の傾斜状の取付使用状態
時においてほぼ垂直に下向きに開口するものとなされて
いるから、階段の取付けに際して最初に行うべき下部係
止部材(3)の下部水平パイプ(P2)への嵌合操作を、
該階段(A)を斜めに保持しながらその下部のみを下降
させ、下部係止部材(3)を下部水平パイプ(P2)に向
って落とし込むようにすることにより、容易に行うこと
ができる。かつ取外し時においても、上方に引き上げる
ことで、下部水平パイプ(P2)からの離脱を容易に行う
ことができる。
【0022】従って、着脱時の作業性を向上しうると共
に、従来の階段のように、着脱作業に必ずしも複数人の
作業者を必要とせず、作業要員の削減をはかることがで
きる。
【0023】また、下部係止部材(3)として、ストッ
パー等による係止保持機構を付設したものを用いる必要
がないので、構造の簡素化により製造コストの低減をは
かることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る足場用階段の取付使用状態を示
全体斜視図である。
【図2】上記の足場用階段のけた部分を中間部を省略し
て示した一部切欠側面図である。
【図3】階段の中間部分の拡大斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】従来の足場用階段のけた部分を中間部を省略し
て示した一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1…けた 2…上部係止部材 3…下部係止部材5…前部脚片 6…後部脚片 10…ストッパー …足場用階段P1…上部水平パイプ P2…下部水平パイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両けた(1)(1)の上下両端に
    れぞれ上部係止部材(2)と下部係止部材(3)とが取
    付けられ、これらの係止部材(2)(3)を仮設足場に
    おける上部水平パイプ(P1)と下部水平パイプ(P2)と
    にそれぞれ係止せしめることにより所定角度の傾斜状態
    に取付け設置される足場用階段において、 前記上部係止部材(2)は、けた(1)(1)の長さ方
    向に対しほぼ直交する後向きに開口した鉤片(4)と、
    該鉤片(4)の鉤口を開閉するストッパー(10)とを具
    備したものとなされる一方、 前記下部係止部材(3)は、けた(1)(1)の長さ方
    向に対して斜め後方に向って2股に分岐した前部脚片
    (5)と後部脚片(6)とを有し、これらの両脚片
    (5)(6)間に形成される下部水平パイプ嵌合用凹部
    (7)が、階段の傾斜状の取付使用状態時においてほぼ
    垂直に下向きに開口するものとなされていることを特徴
    とする足場用階段。
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JPH01129437U (ja) * 1988-02-26 1989-09-04

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