JP2558644Y2 - 刈取収穫機の機体構造 - Google Patents
刈取収穫機の機体構造Info
- Publication number
- JP2558644Y2 JP2558644Y2 JP8119391U JP8119391U JP2558644Y2 JP 2558644 Y2 JP2558644 Y2 JP 2558644Y2 JP 8119391 U JP8119391 U JP 8119391U JP 8119391 U JP8119391 U JP 8119391U JP 2558644 Y2 JP2558644 Y2 JP 2558644Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanging wall
- traveling device
- crawler traveling
- weeding
- crawler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Combines (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
- Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、進行方向で未刈り側と
なるクローラ走行装置の横外位置に分草具を設けるに関
するものである。
なるクローラ走行装置の横外位置に分草具を設けるに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、実開平２−３８２８９号公報に
おいて、刈取部での最も未刈り側の分草体に続けてパイ
プ製の分草具を機体横に張り出して設けるようにしたも
のが知られている。これは、未刈り穀稈がクローラ走行
装置に巻き込まれないようにできる点で有効である。
おいて、刈取部での最も未刈り側の分草体に続けてパイ
プ製の分草具を機体横に張り出して設けるようにしたも
のが知られている。これは、未刈り穀稈がクローラ走行
装置に巻き込まれないようにできる点で有効である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記分
草具では、湿田であり、かつ、倒伏した穀稈の刈取にお
いては穀稈の走行装置への接触防止作用が十分でなく、
未刈り穀稈の穂先部分がクローラに接触して泥が付着
し、汚粒の原因となる不具合があった。また、分草具は
機体から横に張出して設けられているため、狭い場所の
通過性が悪いとか車庫入れし難いといった不便もある。
本考案は、機体横に備える分草具の工夫により、車庫入
れ具合や狭路通過性の改善が図れ、かつ、倒伏穀稈がク
ローラに接触しないようにしてきれいな穀粒の回収がで
きるようにする点にある。
草具では、湿田であり、かつ、倒伏した穀稈の刈取にお
いては穀稈の走行装置への接触防止作用が十分でなく、
未刈り穀稈の穂先部分がクローラに接触して泥が付着
し、汚粒の原因となる不具合があった。また、分草具は
機体から横に張出して設けられているため、狭い場所の
通過性が悪いとか車庫入れし難いといった不便もある。
本考案は、機体横に備える分草具の工夫により、車庫入
れ具合や狭路通過性の改善が図れ、かつ、倒伏穀稈がク
ローラに接触しないようにしてきれいな穀粒の回収がで
きるようにする点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本考案は、刈取収穫機の機体構造において、進行方向で
未刈り側となるクローラ走行装置の横外位置に、可撓性
の材料で成る垂れ壁をクローラ走行装置に沿って前後に
延設し、該垂れ壁を、これがクローラ走行装置に近接す
る状態の収納姿勢と、クローラ走行装置から横方向へ離
れた状態の分草姿勢とに出退移動自在に構成するととも
に、走行装置側に撓み変位した垂れ壁の下端が、分草姿
勢においてはクローラ走行装置の接地転輪と干渉しない
ように、垂れ壁の上下寸法と、分草姿勢における垂れ壁
とクローラ走行装置との間隔寸法とを関係付けて設定し
てあることを特徴とする。
本考案は、刈取収穫機の機体構造において、進行方向で
未刈り側となるクローラ走行装置の横外位置に、可撓性
の材料で成る垂れ壁をクローラ走行装置に沿って前後に
延設し、該垂れ壁を、これがクローラ走行装置に近接す
る状態の収納姿勢と、クローラ走行装置から横方向へ離
れた状態の分草姿勢とに出退移動自在に構成するととも
に、走行装置側に撓み変位した垂れ壁の下端が、分草姿
勢においてはクローラ走行装置の接地転輪と干渉しない
ように、垂れ壁の上下寸法と、分草姿勢における垂れ壁
とクローラ走行装置との間隔寸法とを関係付けて設定し
てあることを特徴とする。
【０００５】
【作用】つまり、クローラ走行装置の横外位置設けられ
た垂れ壁が分草具としての機能を発揮するのであり、上
下巾が従来のパイプ製分草具に比べて広い垂れ壁故に、
穀稈とクローラとの接触防止作用が強化されて、倒伏穀
稈の泥汚れを有効に阻止できるようになる。垂れ壁は撓
み変位可能な可撓性を有しているから、垂れ壁との接当
によって穀稈へ与えるダメージが、例えば変位しない板
材の垂れ壁の場合に比べて少ない有利性がある。垂れ壁
は、クローラ走行装置に近接する状態の収納姿勢と、ク
ローラ走行装置から横方向へ離れた状態の分草姿勢とに
出退移動自在であるから、狭路通過時や車庫入れ時に収
納姿勢とすることにより、分草機能に支障を及ぼすこと
なく機体の実質的な横巾を小にすることができる。ま
た、刈取作業時には垂れ壁を、これによって未刈り穀稈
を分草するべく分草姿勢とするが、穀稈に押される等し
て垂れ壁が機体内方に撓み変位しても、その場合での垂
れ壁下端が接地転輪と干渉しない状態に設定してあり、
接地転輪から垂れ壁下端に泥が転移せず、従って、穀稈
への泥付着がないようにしてある。
た垂れ壁が分草具としての機能を発揮するのであり、上
下巾が従来のパイプ製分草具に比べて広い垂れ壁故に、
穀稈とクローラとの接触防止作用が強化されて、倒伏穀
稈の泥汚れを有効に阻止できるようになる。垂れ壁は撓
み変位可能な可撓性を有しているから、垂れ壁との接当
によって穀稈へ与えるダメージが、例えば変位しない板
材の垂れ壁の場合に比べて少ない有利性がある。垂れ壁
は、クローラ走行装置に近接する状態の収納姿勢と、ク
ローラ走行装置から横方向へ離れた状態の分草姿勢とに
出退移動自在であるから、狭路通過時や車庫入れ時に収
納姿勢とすることにより、分草機能に支障を及ぼすこと
なく機体の実質的な横巾を小にすることができる。ま
た、刈取作業時には垂れ壁を、これによって未刈り穀稈
を分草するべく分草姿勢とするが、穀稈に押される等し
て垂れ壁が機体内方に撓み変位しても、その場合での垂
れ壁下端が接地転輪と干渉しない状態に設定してあり、
接地転輪から垂れ壁下端に泥が転移せず、従って、穀稈
への泥付着がないようにしてある。
【０００６】
【考案の効果】従って、可撓性垂れ壁を横移動自在に設
けて分草具とする工夫により、車庫入れ性や狭路通過性
が向上するべく実質機体巾の軽減を図りながら、泥付着
のない品質の優れた穀粒の回収の実現に大きく寄与し得
る機体構造を提供できた。
けて分草具とする工夫により、車庫入れ性や狭路通過性
が向上するべく実質機体巾の軽減を図りながら、泥付着
のない品質の優れた穀粒の回収の実現に大きく寄与し得
る機体構造を提供できた。
【０００７】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図３に刈取収穫機の一例であるコンバインが示
され、１は刈取部、２は脱穀装置、３は操縦部、４はク
ローラ走行装置、５は機体に取付けられるステップであ
る。図２に示すように、進行方向で未刈り側となる左側
のステップ５は、前端と後端とが機体内側に向けて湾曲
させた角パイプ材で成り、その前端部が刈取部１の分草
杆６の後端部に続く状態となるように配設してある。ス
テップ５の下面には帯状の板材でなるブラケット７が垂
下固着してあるとともに、このブラケット７にゴム板製
の垂れ壁８をボルト止めしてある。前記ステップ５は、
所定範囲内での横スライド自在な前後２本の支持パイプ
９，９で機体に対して支持され、その結果、図１に示す
ように垂れ壁８はクローラ走行装置４に近接する状態の
収納姿勢と、クローラ走行装置４から横方向へ離れた状
態の分草姿勢とに出退移動自在に構成されている。そし
て、図１の実線に示す分草姿勢においては、垂れ壁８が
機体内側に向けての撓み変位によって揺動的に移動して
も、該垂れ壁８の下端縁８ａは接地転輪１０とは干渉し
ないような配置関係となるように、クローラ１１左端と
垂れ壁８との横方向間隔Ｄ及び垂れ壁８の上下寸法Ｈを
夫々設定してある。つまり、ブラケット７の左下端点ａ
と接地転輪１０の左上端点ｂとの対向距離Ｓが、前記左
下端点ａから下側の垂れ壁８上下長さｈよりも大として
あり、そのために接地転輪１０とクローラ１１との横間
隔ｄも考慮してある。クローラ１１の上側部分と垂れ壁
８が接触するようなことがあっても、泥が付くのは垂れ
壁８の裏面であり、穀稈に付着するには至らない。垂れ
壁８は、ゴムの他、ウレタンや軟質ポリエチレン材等の
可撓性を有した材料で構成することも考えられる。
明する。図３に刈取収穫機の一例であるコンバインが示
され、１は刈取部、２は脱穀装置、３は操縦部、４はク
ローラ走行装置、５は機体に取付けられるステップであ
る。図２に示すように、進行方向で未刈り側となる左側
のステップ５は、前端と後端とが機体内側に向けて湾曲
させた角パイプ材で成り、その前端部が刈取部１の分草
杆６の後端部に続く状態となるように配設してある。ス
テップ５の下面には帯状の板材でなるブラケット７が垂
下固着してあるとともに、このブラケット７にゴム板製
の垂れ壁８をボルト止めしてある。前記ステップ５は、
所定範囲内での横スライド自在な前後２本の支持パイプ
９，９で機体に対して支持され、その結果、図１に示す
ように垂れ壁８はクローラ走行装置４に近接する状態の
収納姿勢と、クローラ走行装置４から横方向へ離れた状
態の分草姿勢とに出退移動自在に構成されている。そし
て、図１の実線に示す分草姿勢においては、垂れ壁８が
機体内側に向けての撓み変位によって揺動的に移動して
も、該垂れ壁８の下端縁８ａは接地転輪１０とは干渉し
ないような配置関係となるように、クローラ１１左端と
垂れ壁８との横方向間隔Ｄ及び垂れ壁８の上下寸法Ｈを
夫々設定してある。つまり、ブラケット７の左下端点ａ
と接地転輪１０の左上端点ｂとの対向距離Ｓが、前記左
下端点ａから下側の垂れ壁８上下長さｈよりも大として
あり、そのために接地転輪１０とクローラ１１との横間
隔ｄも考慮してある。クローラ１１の上側部分と垂れ壁
８が接触するようなことがあっても、泥が付くのは垂れ
壁８の裏面であり、穀稈に付着するには至らない。垂れ
壁８は、ゴムの他、ウレタンや軟質ポリエチレン材等の
可撓性を有した材料で構成することも考えられる。
【０００８】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】クローラ走行装置部分の断面図
【図２】コンバインの平面図
【図３】コンバインの側面図
４ クローラ走行装置 ８ 垂れ壁 １０ 接地転輪
Claims (1)
- 【請求項１】 進行方向で未刈り側となるクローラ走行
装置（４）の横外位置に、可撓性の材料で成る垂れ壁
（８）を前記クローラ走行装置（４）に沿って前後に延
設し、該垂れ壁（８）を、これが前記クローラ走行装置
（４）に近接する状態の収納姿勢と、前記クローラ走行
装置（４）から横方向へ離れた状態の分草姿勢とに出退
移動自在に構成するとともに、走行装置側に撓み変位し
た前記垂れ壁（８）の下端が、前記分草姿勢においては
前記クローラ走行装置（４）の接地転輪（１０）と干渉
しないように、前記垂れ壁（８）の上下寸法と、前記分
草姿勢における前記垂れ壁（８）と前記クローラ走行装
置（４）との間隔寸法とを関係付けて設定してある刈取
収穫機の機体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8119391U JP2558644Y2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 刈取収穫機の機体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8119391U JP2558644Y2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 刈取収穫機の機体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531530U JPH0531530U (ja) | 1993-04-27 |
| JP2558644Y2 true JP2558644Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=13739639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8119391U Expired - Lifetime JP2558644Y2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 刈取収穫機の機体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2558644Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7127774B2 (ja) * | 2018-06-27 | 2022-08-30 | 株式会社クボタ | 作物収穫機 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP8119391U patent/JP2558644Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0531530U (ja) | 1993-04-27 |
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