JP2558585Y2 - パッキン - Google Patents

パッキン

Info

Publication number
JP2558585Y2
JP2558585Y2 JP1991005305U JP530591U JP2558585Y2 JP 2558585 Y2 JP2558585 Y2 JP 2558585Y2 JP 1991005305 U JP1991005305 U JP 1991005305U JP 530591 U JP530591 U JP 530591U JP 2558585 Y2 JP2558585 Y2 JP 2558585Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
roll
fluid passage
notch groove
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991005305U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0497163U (ja
Inventor
義邦 吉岡
孝志 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP1991005305U priority Critical patent/JP2558585Y2/ja
Publication of JPH0497163U publication Critical patent/JPH0497163U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558585Y2 publication Critical patent/JP2558585Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、流体通路のシール部
等に使用するパッキンに関し、特に円筒面のシールに好
適なパッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、流体通路のシール部等をシールす
るものとして、Oリングが多用されている。図3はその
一例として流量調整切換えユニットに使用されたOリン
グを示している。
【0003】ここで、流量調整切換えユニット12は、
底部に流体通路13aが開口したケース13と、このケ
ース13内に回転自在に横架されて図示省略したモータ
により回転駆動されるロール14とを主体に構成されて
いる(図4参照)。そして前記ケース13の底部には流
体通路13aの周囲に円形のOリング収容凹所13bが
形成され、このOリング収容凹所13bに収容されたO
リング11がOリング収容凹所13bの底面と前記ロー
ル4の下側周面とに圧接することで流体通路13aをシ
ールしている。また図5にも示ように、前記ロール14
の周面には、円周の1/4周程度の長さを有する流量調
整用の切欠き溝14aが形成されている。この切欠き溝
14aは断面積が漸次変化するもので、前記ロール14
の軸方向においてOリング11の内側に対応した位置に
形成されている。
【0004】このような構成の流量調整切換えユニット
12においては、モータ駆動によりロール14を所定角
度だけ回動し、ロール14の切欠き溝14aをOリング
11のシール面から外すことで、Oリング11はOリン
グ収容凹所13bの底面と前記ロール14の下側周面と
に圧接して流体通路13aをシールする。また、ロール
14の切欠き溝4aをOリング11のシール面に一致さ
せることでOリング11の内外が切欠き溝14aを介し
て連通し、ケース13内の流体が欠き溝14aを介して
流体通路13aに流出する。そしてモータの駆動制御に
よりロール14の回転位置を調節してOリング11との
間の切欠き溝14aの断面積を変化させることで、流体
の流量が調整される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記流量調
整切換えユニット12に使用されるOリング11は、ロ
ール14の下側周面に圧接して図6のように円弧状に弾
性変形する。これはロール14に対するOリング11の
圧接力がロール14の真下で最大となり、そこからずれ
ると圧接力が急激に減少することを示している。
【0006】このため、ロール14の真下から大きくず
れた位置でシール性能が不十分となり易く、また、シー
ル性能を十分確保すべくロール14に対するOリング1
1の圧接力を高めると、ロール14が回転する際の摺動
抵抗が増大してロール14が円滑に回転できなくなり、
流体の流量制御に支障を来す虞れがある。
【0007】そこでこの考案は、ロール等の円筒面に圧
接して流体のシールを行なう場合にも優れたシール性能
を発揮し、かつ圧接面であるロール等の円筒面が回転す
る際の摺動抵抗も減少できるパッキンを提供することを
目的とする。
【0008】本考案は、上述の課題を解決するために成
されたものであって、その技術的手段は、以下のように
構成されている。すなわち、流体通路の開口部のまわり
に形成された収容凹所を有する一方部材と、一方部材と
相対移動する周表面に回動時流体通路と連通可能な流路
とする切欠き溝を有する他方部材とを備えた流量調整切
換えユニット用のゴム状弾性材製のパッキンであって、
一方部材のパッキン収容凹所に密封接置されて流体通路
と連通する通路を有する環状のベースと、ベース部の
通路を延長して他方部材の切欠き溝を囲む周表面に密接
すると共にベース部の径方向厚肉より薄肉に形成された
筒状のリップ部とを有するものである。
【0009】
【作用】本考案のパッキンは、ベース部1aより薄肉に
形成された筒状のリップ部1bが他方部材3の表面に
圧接すると、そ表面に対応した弾性変形をし、切欠
き溝4aを形成した表面に密封接合することが可能に
なる。
【0010】同時にリップ部1bより厚肉に形成された
ベース部1aは、パッキン収容凹所3bに安定して密接
し、リップ部1bを弾性的に支持する。
【0011】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例について
説明する。図1はこの考案の一実施例によるパッキン1
の断面を示しており、また図2はこのパッキン1を使用
した流量調整切換えユニット2の断面を示している。
【0012】前記パッキン1は、従来のOリングなどと
同様のゴム素材からなり、リング状のベース部1aと、
このベース部1aに一体形成されるリップ部1bとを具
えている。
【0013】ベース部1aは長方形断面を有するリング
状であって、その一端面の内周側に前記リップ部1bが
突出形成されることで、パッキン1は略L字形の断面を
なしている。
【0014】従って、リップ部1bは、他方部材4の切
欠き溝4aの周りの表面に密接し、切欠き溝4aを通っ
て流体通路3aへ流れる流体を外部へ流出しないように
密封する。同時に、リップ部1bは厚肉のベース部1a
に支持されて他方部材4の表面に弾性変形して接合する
ので、摺動抵抗を小さくして接触することになる。
【0015】一方、このようなパッキン1が使用される
流量調整切換えユニット2は、前述した従来のものと略
同様の構成であり、底部に流体通路3aが開口したケー
ス3と、このケース3内に回転自在に横架されて図示省
略したモータにより回転駆動されるロール4とを主体に
構成されている(図2参照)。そして前記ケース3の底
部には流体通路3aの周囲に円形のパッキン収容凹所3
bが形成され、またロール4の周面には、円周の1/4
周程度の長さを有する流量調整用の切欠き溝4aが形成
されている。この切欠き溝4aは断面積が漸次変化する
もので、前記ロール4の軸方向において流体通路3aに
対応した位置に形成されている。
【0016】ここで前記パッキン1はそのリップ部1b
をロール4側に向けてケース3のパッキン収容凹所3b
内に収容され、ベース部1aをパッキン収容凹所3bの
底面に圧接し、そのリップ部1bをロール4の下側周面
に圧接している。
【0017】次に、このように使用される一実施例のパ
ッキン1の作用について説明する。モータ駆動によりロ
ール4が所定角度だけ回動されてロール4の切欠き溝4
aがパッキン1のリップ部1bによるシール面から外れ
た位置では、パッキン1のリップ部1bはその柔軟性に
よりロール4の周面に追従するよう拡径して弾性変形
し、ロール4の周面に密着してこれをシールする。この
ため、ケース3内の流体が流体通路3aへ流出のが完全
に阻止される。
【0018】モータの駆動によりロール4を回転してロ
ール4の切欠き溝4aがパッキン1のリップ部1bを横
切る状態にすると、パッキン1の内外が切欠き溝4aを
介して連通し、ケース3内の流体が切欠き溝4aを介し
て流体通路3aに流出する。そしてモータの駆動制御に
よりロール4の回転位置を調節してパッキン1のリップ
部1bとの間の切欠き溝4aの断面積を変化させること
で、流体の流量が調整される。
【0019】ここでパッキン1のリップ部1bは、突出
端側が大径となるテーパ筒状であって、その厚さはベー
ス部1aより薄く形成され、突出長さも比較的に長く形
成されて柔軟性が付与されている。このため、ロール4
との圧接により容易に弾性変形するのであり、ロール4
が回転する場合の摺動抵抗が減少する。従って、モータ
の駆動によりロール4は円滑に回転し、流体の流量調整
が良好に行なわれる。
【0020】なお、前記パッキン1はロール4のような
円筒面のシールばかりでなく、球面や平面のシールにも
適用できるものである。
【0021】
【考案の効果】本考案のパッキンは、ベースが厚肉に構
成されているから、パッキン収容凹所に密着してリップ
部の弾性変形に関係なく流体通路のまわりを密封するこ
とができる。同時に、リップ部は、ベース部より薄肉で
筒状に形成されているから、他方部材の表面に対応して
密接し、他方部材の表面に形成された切欠き溝の周囲を
密封することができる。従って、流体を切欠き溝によっ
て形成される通路から流体通路へと漏洩させることなく
流出させることができる。
【0022】リップ部は、厚肉のベース部により弾性的
に支持されて筒状に突出し、他方部材の表面に弾性変形
して対応密接するから、他方部材との摺動抵抗を小さく
することができる。従って、リップ部が異常な摩耗をす
ることがなく耐久性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるパッキンの一実施例を示す断面図
である。
【図2】一実施例によるパッキンの作用を示す流量調整
切換えユニットの断面図である。
【図3】従来例を説明する流量調整切換えユニットの断
面図である。
【図4】従来例における流量調整切換えユニットの概略
斜視図である。
【図5】従来例におけるロールの正面図である。
【図6】従来例におけるOリングの使用状態の側面図で
ある。
【符号の説明】
1……パッキン 1a……ベース部 1b……リップ部 2……流量調整切換えユニット 3……ケース 3a……流体通路 3b……パッキン収容凹所 4……ロール 4a……切欠き溝 11……Oリング 12……流量調整切換えユニット 13……ケース 13a……流体通路 13b……Oリング収容凹所 14……ロール 14a……切欠き溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体通路(3a)の開口部のまわりに形
    成された収容凹所(3b)を有する一方部材(3)と、
    前記一方部材(3)と相対移動する周表面に回動時前記
    流体通路(3a)と連通可能な流路とする切欠き溝(4
    a)を有する他方部材(4)とを備えた流量調整切換え
    ユニット(2)用のゴム状弾性材製のパッキンであっ
    て、前記一方部材(3)の前記パッキン収容凹所(3
    b)に密封接置されて前記流体通路(3a)と連通する
    通路を有する環状のベース(1a)と、前記ベース部
    (1a)の通路を延長して前記他方部材(4)の前記切
    欠き溝(4a)を囲む周表面に密接すると共に前記ベー
    ス部(1a)の径方向厚肉より薄肉に形成された筒状の
    リップ部(1b)とを有することを特徴とするパッキ
    ン。
JP1991005305U 1991-01-21 1991-01-21 パッキン Expired - Fee Related JP2558585Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991005305U JP2558585Y2 (ja) 1991-01-21 1991-01-21 パッキン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991005305U JP2558585Y2 (ja) 1991-01-21 1991-01-21 パッキン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0497163U JPH0497163U (ja) 1992-08-21
JP2558585Y2 true JP2558585Y2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=31735718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991005305U Expired - Fee Related JP2558585Y2 (ja) 1991-01-21 1991-01-21 パッキン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558585Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648209Y2 (ja) * 1988-07-29 1994-12-12 エヌオーケー株式会社 密封装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0497163U (ja) 1992-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070182102A1 (en) Spring supported dual element face seal with a run surface sleeve
CA2472166A1 (en) Externally mountable spiral adaptor
US5934872A (en) Washer pump for selectively supplying wash fluid to two areas
JP2003214541A (ja) シール装置
JP2001254842A (ja) メカニカルシール
JP4396790B2 (ja) オイルシール
JP2558585Y2 (ja) パッキン
JP3570625B2 (ja) 栓装置
JP2001276502A (ja) 回転式蒸発器用の蒸気導通システム及び回転式蒸発器
JP3352597B2 (ja) ボール弁のシートリング
US4397446A (en) Integral seal
JP2003314717A (ja) 流体切換具
JP2001090843A (ja) 軸シール装置
JPH026303Y2 (ja)
KR200254812Y1 (ko) 버터플라이 밸브용 이중실링 메탈시트.
JP2814133B2 (ja) 回転軸の密封装置
JPH0448381Y2 (ja)
JPH0875008A (ja) リップシール機構の保持構造
JPH0542281Y2 (ja)
JPH01199069A (ja) 弁装置
JPH10252898A (ja) 密封装置
JPH0622426Y2 (ja) 缶圧シール
JPS6324293Y2 (ja)
JP4411685B2 (ja) 密封装置
US3650536A (en) Rotary shaft seal structure

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees