JP2558194Y2 - エレベーター用の音声報知装置 - Google Patents

エレベーター用の音声報知装置

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JP2558194Y2
JP2558194Y2 JP7053893U JP7053893U JP2558194Y2 JP 2558194 Y2 JP2558194 Y2 JP 2558194Y2 JP 7053893 U JP7053893 U JP 7053893U JP 7053893 U JP7053893 U JP 7053893U JP 2558194 Y2 JP2558194 Y2 JP 2558194Y2
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JP7053893U
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Inventor
康雄 桜井
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ダイシンフレーム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エレベーター用の音声
報知装置に関し、さらに詳しくは建築用工事現場で多種
機材の搬入搬出専用に使用され、注意事項等の音声によ
り手動で操作するエレベーター用の音声報知装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種エレベーターの操作等に音
声による注意事項を発する音声報知装置は、スピーカー
と音声発信機とからなり、エレベーターの扉の開閉及び
昇降移動を通じて常に注意事項の音声を発生すべくエレ
ベーター本体内に設置されてなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の音声報知装置は、エレベーターの開閉及び昇降時を
通じて常に音声を発生するために、例えば機材を搬入搬
出すべく所定区間を繰り返して昇降する場合は、エレベ
ーターが繰り返して昇降する間及び扉を開放している間
中作業者に同一内容の音声を繰り返して聞かせ、特に扉
の開閉時における注意事項は主にブザー音で報知される
ために作業者にとっては該音声が耳ざわりで不快感を覚
えることとなり、作業能率の低下をまねくという問題点
があった。
【0004】しかも、前記音声報知装置は工事現場で使
用されてなるために音声が通常(ビル内等)のエレベー
ターを使用する場合に比し拡声されてなるために該工事
現場の近隣住民に対して騒音となり、特に夜間に使用す
る場合は騒音公害になるという欠点があった。
【0005】そこで、音声報知装置の電源を切ること
で、音声の発生を阻止することも考えられるが、工事現
場に使用するエレベーターは扉の開閉及び所定位置への
エレベーターの昇降の指定が手動式であるために、通常
の自動化されたエレベーターに比し危険度が高く、前記
音声報知装置のすべての電源を切ることは非常に危険を
ともなうという欠点があった。
【0006】それ故に、本考案は上記従来の問題点に鑑
みて考案されたもので、エレベーターの扉の開閉及び昇
降時に報知される音声の発生を制御することで、作業者
の作業能率を向上することのできるエレベーター用の音
声報知装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のこのような課題
を解決するために、手動により扉の開閉及び昇降位置の
決定を行う工事現場等で使用されるエレベーターに取り
付けられ該エレベーターの操作等の注意事項を音声で報
知するエレベーター用の音声報知装置において、前記音
声報知装置1には、扉11の開閉時に作動する開閉用検知
体7と、エレベーター本体9の昇降時に作動する昇降用
検知体8とが接続され、しかも該開閉用検知体7又は昇
降用検知体8の少なくともいずれか一方には各検知体の
所定時間内の作動による音声の発生を制御するための制
御装置5が接続されてなることにある。
【0008】
【作用】上記構成を特徴とするエレベーター用の音声報
知装置は、開閉用検知体7を該エレベーター本体10の扉
に取り付け、昇降用検知体7をエレベーター本体の外側
に取り付けることで音声報知装置1をエレベーター本体
10に設置する。
【0009】次に、エレベーターを使用する場合は、先
ずエレベーター本体10の扉11を開放し該扉11に取り付け
られた開閉用検知体8で扉11の開放を検知して報知装置
1を作動することで音声等の注意事項を報知せしめ、そ
の後前記エレベーター本体10を移動して昇降用検知体8
を作動することで音声等の注意事項を報知する。この
際、前記開閉用検知体7と昇降用検知体8とが別々に接
続されてなるために、エレベーター本体10の移動時のみ
音声を発生し又は扉11の開放時のみに音声を発生すべく
調整することができる。
【0010】しかも、前記開閉用検知体7又は昇降用検
知体8には検知体の作動による音声の発生を制御するた
めの制御装置5が接続されてなるために所定時間内の扉
10の開閉又は昇降時の音声の発生を制御することができ
るのである。
【0011】
【実施例】以下本考案のエレベーター用の音声報知装置
の一実施例を図面に従って説明する。
【0012】図1において、1は音声報知装置で、矩形
状で防水性のカバー体2と、該防水カバー体2に設けら
れ、スピーカー3に接続され種々の注意事項の音声が登
録された音声発信機4と、該音声発信機4に接続された
制御用タイマー5と、該制御用タイマー5に接続され、
前記音声発信機4より所定の音声を選出するリレー回路
6とから構成されてなる。
【0013】7は前記リレー回路6を介して制御用タイ
マー5に接続された開閉用リミットスイッチ体を示し、
8は前記リレー回路6を介して前記音声発信機4に接続
された昇降用リミットスイッチ体を示す。
【0014】9は前記音声報知装置1及びリレー回路6
を遠隔作動する遠隔用スイッチを示す。
【0015】本考案の音声報知装置は以上の構成よりな
り、次に前記音声報知装置を建築用工事現場の手動式エ
レベーターに取り付ける場合について説明する。
【0016】先ず、図2に示すように矩形状に組まれた
4本のガイドレール10,10,10,10に沿って昇降するエ
レベーター本体11内に前記音声報知装置1を取り付けた
後、開閉用リミットスイッチ体7を該エレベーター本体
11の扉12が開放された状態で作動すべく該エレベーター
本体11内の扉12部分に取り付けるとともに、昇降用リミ
ットスイッチ体8をエレベーター本体11が移動した際に
作動すべく該エレベーター本体11の外側に取り付ける。
この際、前記開閉用リミットスイッチ体7と昇降用リミ
ットスイッチ体8とが別体で設けられているために該開
閉用リミットスイッチ体7及び昇降用リミットスイッチ
体8の取り付け作業をスムーズに行うことができる。
【0017】次に、エレベーターを使用して大量の機材
を所定の位置に持ち上げる場合について説明する。
【0018】先ず、遠隔用スイッチ9で前記音声報知装
置1及びリレー回路6を作動させた後、前記エレベータ
ー本体11に作業者が入り機材を該エレベーター本体11に
搬入して手で扉12を閉塞した後、操作ボタンを押して所
定の位置に該エレベーター本体11を上昇させ前記扉12を
手で開放して荷物を搬出する動作を繰り返すことにより
すべての荷物を持ち上げる。この際、前記開閉用リミッ
トスイッチ体7と昇降用リミットスイッチ体8とが別体
であるために、前記扉12を開放すると開閉用リミットス
イッチ体7が作動して音声発信機4に登録された所定の
音声がスピーカー3より報知され、また前記エレベータ
ー本体11が昇降することで前記昇降用リミットスイッチ
体8が作動して音声発信機4に登録された所定の音声が
スピーカー3より発することで、作業者に注意事項を的
確に指示することができる。
【0019】しかも、前記開閉用リミットスイッチ体7
は制御用タイマー5に連結されてなるために上記同一の
作業中における扉12の開閉時の音声の発生を一回のみ報
知した後以後の発生を阻止することができることとな
る。
【0020】さらに、前記開閉用リミットスイッチ体7
及び昇降用リミットスイッチ体8はリレー回路6を介し
て連結されてなるために、該リレー回路6により選定さ
れた音声をのみを選出して報知することができることと
なる。
【0021】尚、上記実施例では、昇降用検知体及び開
閉用検知体としてリミットスイッチ体で構成したが、本
考案の各検知体はこれに限定されるものでなく、例えば
光センサーを使用してもよい。要は、エレベーター本体
の昇降時、扉の開閉時に作動すべく構成されているなら
ばその検知体の構成は問うものでない。
【0022】又、上記実施例では、所定時間内の開閉用
検知体の作動による音声の発生のみを制御したが、本考
案の検知体の制御はこれに限定されるものでなく、例え
ば所定時間内の昇降用検知体の作動による音声の発生の
みを制御してもよく、また開閉用検知体と昇降用検知体
との作動による音声の発生を同時に制御してもよい。要
は、開閉用検知体又は昇降用検知体の少なくともいずれ
か一方の所定時間内の検知体の作動による音声の発生を
制御することができるならその手段は問うものでない。
【0023】更に、上記実施例では、制御用タイマーを
音声報知装置内に取り付けたが、本考案の制御用タイマ
ーの設定場所はこれに限定されるものでなく、例えば開
閉用検知体又は昇降用検知体に直接取り付けてもよい。
要は、開閉用検知体又は昇降用検知体の少なくともいず
れか一方に接続されていればその設置場所は問うもので
ない。
【0024】又、上記実施例では、リレー回路を設ける
ことにより所定の音声のみを報知すべく構成したが、リ
レー回路を設けることは本考案の必須の条件ではない。
【0025】更に、上記実施例では、音声報知装置及び
リレー回路を遠隔スイッチにより作動したが、本考案の
音声報知装置及びリレー回路の作動手段はこれに限定さ
れるものでなく、例えば作業者が音声報知装置及びリレ
ー回路に設けられたスイッチを直接手で作動させるべく
構成することも可能である。
【0026】
【考案の効果】以上のように、本考案の音声報知装置に
は、エレベーター本体の移動時に作動する昇降用検知体
と、扉の開閉時に作動する開閉用検知体とが別々に設け
られてなるために、エレベーター本体の移動時と扉の開
閉時とを別々に作動すべく使用することができるので、
それぞれの作業に必要な音声のみを報知することができ
るという利点がある。
【0027】しかも、開閉用検知体又は昇降用検知体に
は所定時間内の検知体の作動による音声の発生を制御す
るための制御装置が設けられてなるために、従来のよう
に同一作業を繰り返す場合に同じ音声が繰り返して報知
及び扉の開閉時に報知されるブザー等の音声の発生を制
御することで、該音声による作業者に与える不快感を排
除することができ、作業能率を向上することができると
いう顕著な効果がある。
【0028】さらに、工事現場で使用されるために拡声
された音声の発生を所定時間制御することができるので
夜間における近隣住民に対する騒音を防止することがで
きるという利点がある。
【0029】また、開閉用検知体及び昇降用検知体には
所定の音声のみ取り出しすべく選出装置が連結されてな
るために、必要な音声のみを選出して的確に注意事項の
音声を発生することで、エレベーター使用時の安全性を
高めることができるという利点がある。
【0030】さらに、音声報知装置又は選出装置の少な
くとも何れか一方が遠隔操作で作動すべく構成されてな
るために、前記各装置をエレベーター本体外で作動及び
停止することで、音声報知装置又は選出装置を容易に作
動させることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の報知装置の一実施例を示す概略正面
図。
【図2】エレベーターへの使用を示す斜視図。
【符号の説明】
1…音声報知装置 5…制御装置 6…選出装置 7…開閉用検知体 8…昇降用検知体 11…エレベーター本体 12…扉

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動により扉の開閉及び昇降位置の決定
    を行う工事現場等で使用されるエレベーターに取り付け
    られ、且つ該エレベーターの操作等の注意事項を音声で
    報知するエレベーター用の音声報知装置において、前記
    音声報知装置(1) には、扉(12)の開閉時に作動する開閉
    用検知体(7) と、エレベーター本体(11)の昇降時に作動
    する昇降用検知体(8) とが接続され、しかも該開閉用検
    知体(7)又は昇降用検知体(8) の少なくともいずれか一
    方には所定時間内の各検知体の作動による音声の発生を
    制御するための制御装置(5) が接続されてなることを特
    徴とするエレベーター用の音声報知装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉用検知体(7) 及び昇降用検知体
    (8) には所定の音声のみを選出すべく選出装置(6) が接
    続されてなる請求項1記載のエレベーター用の音声報知
    装置。
  3. 【請求項3】 前記音声報知装置(1) 又は選出装置(6)
    の少なくともいずれか一方が遠隔操作で作動すべく構成
    されてなる請求項1又は2記載のエレベーター用の音声
    報知装置。
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