JP2558088Y2 - 車両用液圧ブレーキ制御装置 - Google Patents

車両用液圧ブレーキ制御装置

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JP2558088Y2
JP2558088Y2 JP1991060715U JP6071591U JP2558088Y2 JP 2558088 Y2 JP2558088 Y2 JP 2558088Y2 JP 1991060715 U JP1991060715 U JP 1991060715U JP 6071591 U JP6071591 U JP 6071591U JP 2558088 Y2 JP2558088 Y2 JP 2558088Y2
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積 原田
哲郎 有川
善史 赤壁
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日本エービーエス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車輪の制動スリップ及び
駆動スリップを制御する車両用液圧ブレーキ制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】例えば、特開平1−11
1558号公報に車両用液圧ブレーキ装置によれば、車
輪の制動スリップ及び駆動スリップ制御を行ない、車輪
の制動スリップ及び駆動スリップを評価するコントロー
ル・ユニットからの指令を受けて、車輪ブレーキ装置の
ブレーキ液圧を制御する液圧制御弁と、該液圧制御弁と
マスタシリンダ及び駆動スリップ制御用液圧力発生源と
の間に接続され前記液圧制御弁側と前記マスタシリンダ
側又は液圧力発生源側との液連通を制御する第1弁装置
と、前記液圧制御弁の制御によりブレーキ液圧を低下す
る際、前記車輪ブレーキ装置から前記液圧制御弁を介し
て排出されるブレーキを貯えるブレーキ液貯蔵可能な第
1リザーバと、該第1リザーバのブレーキ液を加圧し、
前記第1弁装置と前記液圧制御弁とを接続する主管路側
に供給可能な第1の液圧ポンプと、予めブレーキ液を貯
蔵している第2リザーバと、前記第1リザーバと前記第
2リザーバとを接続する管路に設けられ、前記第1リザ
ーバ側と前記第2リザーバ側との液連通を許容する第1
状態と、これらリザーバ間を遮断する第2状態とを選択
的に取り得る第2弁装置とから成り、前記駆動用スリッ
プ制御用液圧力発生源は前記第2リザーバのブレーキ液
を加圧して前記第1弁装置側に供給するための第2液圧
ポンプを含み、駆動スリップ制御を行なうときには、前
記第1弁装置は前記駆動スリップ制御用液圧力発生源側
と前記液圧制御弁側とを連通させ、前記マスタシリンダ
側と前記液圧制御弁とは遮断する状態をとり、前記第2
弁装置は前記第1状態をとるようにしている。
【0003】上記装置では駆動スリップ制御用液圧力発
生源とマスタシリンダとのいずれかを択一的に液圧制御
弁に連通させる第1弁装置としては電磁切換弁が用いら
れており、またこれが駆動スリップ制御用液圧力発生源
を液圧制御弁に連通させる状態では、この液圧制御弁の
ブレーキ液排出ポート側、すなわち第1リザーバを第2
リザーバとしてのマスタシリンダ用リザーバに連通さ
せ、第1弁装置がマスタシリンダを液圧制御弁に連通さ
せる状態では、これら両リザーバ間を遮断する第2弁装
置としても電磁切換弁が用いられている。
【0004】ところが、駆動スリップ制御用液圧力発生
源もしくはトラクション制御用液圧源が故障しているに
も拘わらず、トラクション制御信号を受けて、液圧制御
弁のブレーキ液排出ポートとマスタシリンダ用リザーバ
とを接続する通路に設けられている電磁切換弁が連通状
態に切り換わったのでは、マスタシリンダ用リザーバか
ら第1のリザーバとしてのアンチスキッド制御用リザー
バにブレーキ液が流入し、もう一方の機能である制動ス
リップ制御もしくはアンチスキッド制御における減圧制
御に支障を来たす。
【0005】また、その両リザーバ間の電磁切換弁が連
通位置に機械的にロックしてしまった故障の際も、同様
にアンチスキッド制御に支障を来たす。この電磁切換弁
を制御するコントロール・ユニットが故障した場合も同
様である。更に電磁切換弁はコスト高である。
【0006】
【考案が解決しようとする問題点】本考案は上述の問題
に鑑みてなされ、トラクション制御装置に故障が生じて
もアンチスキッド制御装置の機能を確実に果たすことの
できる車両用液圧ブレーキ制御装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、車輪の
制動スリップ及び駆動スリップ制御を行ない、車輪の制
動スリップ及び駆動スリップを評価するコントロール・
ユニットからの指令を受け、マスタシリンダと車輪ブレ
ーキ装置との間に配設され、車輪ブレーキ装置のブレー
キ液圧を制御する液圧制御弁と、該液圧制御弁と前記
スタシリンダ及び駆動スリップ制御用液圧力発生源との
間に接続され前記液圧制御弁側と前記マスタシリンダ側
又は液圧力発生源側との液連通を制御するする第1弁装
置と、前記液圧制御弁の制御によりブレーキ液圧を低下
する際、前記車輪ブレーキ装置から前記液圧制御弁を介
して排出されるブレーキを貯えるブレーキ液貯蔵可能な
第1リザーバと、該第1リザーバのブレーキ液を加圧
し、前記第1弁装置と前記液圧制御弁とを接続する主管
路側に供給可能な第1の液圧ポンプと、予めブレーキ液
を貯蔵している第2リザーバと、前記第1リザーバと前
記第2リザーバとを接続する管路に設けられ、少なくと
も前記第1リザーバ側から前記第2リザーバ側への液連
通を許容する第1状態と、これらリザーバ間を遮断する
第2状態とを選択的に取り得る第2弁装置とから成り、
前記駆動用スリップ制御用液圧力発生源は前記第2リザ
ーバのブレーキ液を加圧して前記第1弁装置側に供給す
るための第2液圧ポンプを含み、駆動スリップ制御を行
なうときには、前記第1弁装置は前記駆動スリップ制御
用液圧力発生源側と前記液圧制御弁側とを連通させ、前
記マスタシリンダ側と前記液圧制御弁とは遮断する状態
をとり、前記第2弁装置は前記第1状態をとるようにし
た車両用液圧ブレーキ制御装置において、前記第2弁装
置はパイロット切換弁であって、通常は前記第2状態を
とらせるための付勢手段と、前記マスタシリンダ側の液
圧を受圧する第1圧力検知部と前記主管路側の液圧を受
圧する第2圧力検知部とを備え、通常は前記第2状態を
とり、前記第2圧力検知部が受ける液圧が前記第1圧力
部が受ける液圧より所定値以上高くなると前記第1状態
をとるようにしたことを特徴とする車両用液圧ブレーキ
制御装置、によって達成される。
【0008】
【作用】駆動スリップ制御装置が故障して、駆動スリッ
プ制御用液圧力発生源が液圧力を発生しないにも拘ら
ず、駆動スリップ制御信号により、第1弁装置が駆動ス
リップ制御用液圧力発生源側と液圧制御弁側とを連通さ
せるように切り換わったとしても、第1、第2圧力検知
部にはなんら液圧が作用せず、第2弁装置は付勢手段に
より第1状態をとったままであるので第1リザーバと第
2リザーバとは遮断されたままである。従って、常時、
ブレーキ液を貯蔵している第2リザーバから第1リザー
バへブレーキ液が流入することがなく、以後、駆動スリ
ップ制御信号が消滅して、アンチスキッド制御が行なわ
れるときには、確実にその制御性能を果たすことができ
る。
【0009】第2弁装置はパイロット切換弁であるの
で、これに電磁切換弁を用いる場合に比べ、コストを低
下させることができる。またコントロール・ユニットが
故障して、連通状態をとったままとなることはなく、電
磁切換弁より連通位置に機械的にロックする危険性もは
るかに少ない。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例による車両用液圧ブレ
ーキ制御装置について図面を参照して説明する。
【0011】図1は実施例の車両用液圧ブレーキ制御装
置を示すものであるが、図においてブースタ(倍力装
置)付マスタシリンダ1はブースタ部2、この出力側に
一体的に接続されるマスタシリンダ部3及びこれに取付
けられるリザーバ4から成っている。
【0012】ブースタ部2は周知のように構成され、こ
れの入力軸5にはブレーキペダル6に連結されるプッシ
ュ・ロッド7が接続されている。
【0013】ブースタ部2における倍力圧力室8には管
路9及び10が接続される。管路9側には第1カット弁
11、管路10側には第2カット弁12が接続されてい
る。これらカット弁11、12は機械的に作動する弁で
あり、入力軸5の動きに応じて2つの状態を取り得るよ
うに構成されている。
【0014】すなわち、一方のカット弁11は、通常の
場合は図示するように両側を相連通する状態を取ってお
り、他方のカット弁12は両側を遮断する状態を取って
いる。
【0015】そしてブレーキペダル6を踏み込んで入力
軸5を作動させるとカット弁11は両側を遮断する状態
を取り、他のカット弁12は連通する状態を取る。
【0016】第2カット弁12にはアキュムレータ13
が接続されており、これは明示せずとも周知のようにケ
ーシングに膜部材が張設されておりこの一方の室内に圧
縮ガスが導入されて、このガス圧に応じて他方の室内に
蓄えられる液の蓄圧の大きさを定めるようになってい
る。
【0017】ブースタ付マスタシリンダ1のリザーバ4
は管路18が接続されており、これからは管路20aが
分岐され、リリーフ弁19が接続され、さらに他方に管
路20bが接続され、管路21を介してアキュムレータ
13に接続されている。
【0018】又管路18には液圧ポンプ22の吸込側及
び上述のカット弁11が接続されている。
【0019】すなわち液圧ポンプ22は主としてポンプ
本体24、これを駆動するためのモータ23から成って
おり、ポンプ本体24は周知のようにカム変換往復駆動
力を受け、シリンダ内に往復自在に嵌合したピストンに
より圧力室25に高圧と低圧が交互に生じ、これに接続
される管路26、28内に設けられた逆止弁27、29
を交互に開弁させることにより、管路21側に圧液を供
給し、これが逆止弁96を介してブースタ付マスタシリ
ンダ1への圧力供給用のアキュムレータ13に供給され
るようになっている。他方吸込側、すなわち逆止弁29
側が、リザーバ4側に接続されている。
【0020】以上のようにして本実施例のブレーキ液圧
制御装置におけるブースタ付マスタシリンダのブースタ
部2に液圧を供給するための液圧ポンプ22が接続、構
成される。
【0021】ブースタ付マスタシリンダ1のマスタシリ
ンダ部3には周知の2つの液圧室が画成されており、こ
の各々には管路31、32が接続されている。本実施例
によれば前後分離配管方式が採用されており、一方の管
路31は、前輪38a、38b側に接続されている。す
なわち、管路31は、管路33、34及び液圧制御弁と
しての3ポート3位置電磁切換弁36、37を介して前
輪38a、38bのホイールシリンダに接続されてい
る。
【0022】又切換弁36、37と並列にホイールシリ
ンダからブースタ付マスタシリンダ1側への方向を順方
向とする逆止弁39、40が接続されている。又管路3
1には後述する液圧ポンプ41の吐出側が接続されてい
る。
【0023】他方、管路32は駆動スリップ制御弁装置
42、管路43を介して後輪49a、49b側へ接続さ
れている。すなわち管路43は管路45と46に分岐し
ており、これらは液圧制御弁としての3ポート3位置電
磁切換弁47、48を介して後輪49a、49bのホイ
ールシリンダに接続されている。
【0024】又切換弁47、48には、並列にホイール
シリンダ側からブースタ付マスタシリンダ1側への方向
を順方向とする逆止弁50、51が接続されている。又
管路43には絞り60及びダンピングチャンバ59を介
して液圧ポンプ41の吐出側が接続されている。
【0025】液圧ポンプ41は周知のように、これを駆
動するためのモータ52及びポンプ本体53から成って
おり、更にポンプ本体53は一対のシリンダに嵌合して
いるピストン及びこれを駆動させるカム駆動部から成っ
ており、これらピストンにより交互に高圧及び低圧を発
生させる圧力室54A、54Bを画成している。これら
はそれぞれ逆止弁55、56及び57、58に接続さ
れ、逆止弁56、58側が吐出側であり、逆止弁58に
は上述のダンピングチャンバ59が接続されている。
【0026】ダンピングチャンバ59は周知の構成を有
し、例えば単なる液留空間を形成しており、ここに吐出
液の一部を一時貯えて管路43側への脈圧の大きさを抑
えるようにしている。
【0027】又逆止弁55、57側がこの液圧ポンプ4
1の吸込側であり、これにはリザーバ61、62が接続
されている。
【0028】リザーバ61、62はいわゆる低圧用のリ
ザーバであり、ケーシングに摺動自在に嵌合したピスト
ン及びこれを貯蔵室側に付勢する比較的弱いばねから成
っている。
【0029】すなわちこれらリザーバ61、62の貯蔵
室は後述するように車輪38a、38b、49a、49
bのホイールシリンダから排出される圧液を一時貯蔵
し、液圧ポンプ41に駆動により管路31、43側に加
圧して排出されるようになっている。
【0030】切換弁36、37及び47、48は全く同
一の構成を有するので代表的に切換弁36についてのみ
その構成を説明すると、このソレノイド部36aにはコ
ントロール・ユニットの一出力端子(図示せず)が接続
されており、この出力のレベルに応じてA、B又はCの
位置を取るようにしている。
【0031】すなわち出力が“O”レベルである時には
Aの位置を取り、図示するように管路33と車輪38a
のホイールシリンダ側とを相連通させており、又出力レ
ベルが“1/2”である時はB位置を取り、管路33
ホイールシリンダ側を遮断し、かつゆるめ管路63側と
管路33及びホイールシリンダ側とも遮断するようにな
っている。
【0032】そして出力レベルが“1”になるとC位置
を取り、この時には管路33側とホイールシリンダ側と
は遮断されるが、ゆるめ管路63とホイールシリンダ側
とは連通されるようになっている。この連通により車輪
38aのホイールシリンダからの圧液はゆるめ管路63
を通って上述のリザーバ61の貯蔵室に排出されるよう
になっている。
【0033】他の切換弁37、47、48も同様に構成
され、それぞれソレノイド部37a、47a、48aに
はコントロール・ユニットからの他の出力端子が接続さ
れ、これらの出力のレベルに応じてそれぞれA、B又は
Cの位置を取り、Cの位置においてはそれぞれゆるめ管
路63、65が車輪38b、49a、49bのホイール
シリンダ側に接続され、これらから圧液はリザーバ6
1、62の貯蔵室に排出されるようになっている。
【0034】駆動スリップ制御弁装置42は3ポート2
位置電磁切換弁でなり、このソレノイド部42aに、図
示しないコントロール・ユニットが駆動スリップ制御す
べきであると判断すると、これに励磁信号を供給する。
通常は図示するように管路32側と43側とを連通させ
ており、ソレノイド部42aが励磁されると、切り換わ
って、これらを遮断し、管路91側と43側とを連通さ
せる位置をとる。
【0035】次に本考案に係る第2弁装置としてのパイ
ロット切換弁70の詳細について説明する。
【0036】本切換弁70は液圧による切換弁であっ
て、マスタシリンダ3に付設されているリザーバ4とア
ンチスキッド制御用のリザーバ62とを接続する管路8
1、65に設けられた2ポート2位置切換弁である。こ
の一方のポート83cはマスタシリンダ用リザーバ4に
接続される管路81に接続されており、また他方のポー
ト83dは管路65に接続されている。この両側には受
圧面積を同一とする第1、第2の圧力検知部70a、7
0bが設けられている。
【0037】第1圧力検知部70aはマスタシリンダ3
の一方の液圧発生室に接続される管路32から分岐する
圧力検知用の管路32aに接続されており、第2圧力検
知部70bは、第1弁装置である駆動スリップ制御弁装
置42の出力側ポートに接続される管路43から分岐す
る圧力検知用の管路43aに接続されている。またこの
管路43aには絞り80が設けられている。そして切換
弁70は、ばね90により通常は図示する遮断位置Fを
とっている。
【0038】そして管路43a側の液圧が管路32a側
の液圧より大となり、ばね90の付勢力に打ち勝つと、
ポート83cとポート83dとが連通する。すなわち、
管路81と管路65とは連通するG位置をとる。よって
マスタシリンダ用リザーバ4とアンチスキッド制御用リ
ザーバ62とは相連絡する状態となる。
【0039】また、本実施例では駆動スリップ制御用ア
キュムレータ95が別途設けられ、これは逆止弁96を
介してブースタ用アキュムレータ13に接続される。
【0040】本実施例によれば後輪49a、49bが駆
動輪であって、これに対する切換弁47、48に接続さ
れる管路43には駆動スリップ制御弁装置42、アキュ
ムレータ95が接続され、これは管路26を介して液圧
ポンプ22に接続されている。
【0041】本考案の実施例は以上のように構成される
が、以下この作用について説明する。
【0042】ブレーキペダル6を踏み込むとプッシュ・
ロッド7が前進し、これによりブースタ部2の入力軸5
が連動して移動し、マスタシリンダ部3に液圧を発生さ
せる。
【0043】液圧ポンプ22を駆動するモータ23は、
エンジンスイッチを入れるとともに駆動され、リザーバ
4からブレーキ液を吸引加圧してアキュムレータ13、
95に蓄圧させている。
【0044】アキュムレータ13、95からのブレーキ
液はブレーキペダル6の踏み込みで第1カット弁11及
び第2カット弁12がそれぞれ遮断位置及び連通位置を
取ることにより倍力圧力室8に供給され、これにより周
知のブースタ部2の倍力作用を行なうようになってい
る。すなわち運転者のブレーキペダル6の踏力を助勢す
る。
【0045】これによってマスタシリンダ部3に発生し
た液圧は管路32を通って駆動スリップ弁装置42(未
だ駆動スリップ制御もアンチスキッド制御も行なってい
ないので通常の図示する位置をとっている)、更に液圧
制御弁としての切換弁47、48(A位置にあり)を通
り後輪49a、49bのホイールシリンダに伝達され
る。他方、管路31の液圧は同様な液圧制御弁としての
切換弁36、37を通って前輪38a、38bのホイー
ルシリンダに伝達される。
【0046】以上のようにして車輪49a、49b、3
8a、38bのホイールシリンダに圧液が供給されるこ
とによりブレーキがかけられる。
【0047】なお、ブレーキペダル6を踏み込んだとき
には、管路32に液圧が発生し、これが圧力検知管路3
2a、43aに伝達され、切換弁70の両圧力検知部7
0a、70bに加えられるが、管路43aには絞り80
が設けられているので、伝達遅れがあり、第1、第2の
圧力検知部70a、70bの受圧面積は相等しいが、第
1検知部70aの方が早く液圧が上昇し、またばね90
のばね力も切換弁70を右方に付勢しているので、切換
弁70は図の位置から移動することがない。よってポー
ト83c、83dは相連通せず、マスタシリンダ3のリ
ザーバ4とアンチスキッド制御用リザーバ62とは非連
通のままである。
【0048】以上が通常のブレーキ作用であるが、次に
駆動スリップ制御が行なわれる場合について説明する。
【0049】車輪を走行開始すべくクラッチを切換えた
後、アクセルペダルを踏み込むとエンジンのトルクが上
昇し、これにより車輪が発進するのであるが、エンジン
のトルクが車輪の地面に対する摩擦力に打ち勝つとスリ
ップ現象が生じ、すなわち車両の速度より車輪の回転速
度が大きくなり、このまま走行を続行すれば操縦が不安
定となるので駆動スリップ制御をコントロール・ユニッ
トによって行なわれる。
【0050】すなわちコントロール・ユニットが駆動ス
リップが所定値以上にあると判断すると駆動スリップ制
御弁装置42のソレノイド部42aが励磁される。すな
わち、管路21と43とは相連通するが、ブースタ付マ
スタシリンダ1側と液圧制御弁側とは相遮断する状態と
なる。
【0051】これによりアキュムレータ95に蓄圧され
ているブレーキ液は管路91、弁装置42、及び管路4
3、切換弁47、48を通って駆動輪である後輪49
a、49bのホイールシリンダに伝達される。
【0052】これにより駆動スリップが制御される。す
なわちブレーキをかけることによって駆動スリップ値が
小さくなる。
【0053】この駆動スリップ制御時には、駆動スリッ
プ制御用液圧力発生源が正常であれば、第2弁装置70
は両側の液圧差によって連通位置Gに切り換わる。とこ
ろが、今駆動スリップ制御装置、例えば液圧ポンプ22
が故障し、吐出圧力が零になったとする。この状態で図
示しないコントロール・ユニットが駆動スリップ制御を
行なうべきであると判断すると、第1弁装置42のソレ
ノイド部42aに制御信号が供給され、第1弁装置42
は図示するD位置からE位置に切り換わる。管路91
管路43とが相連通する状態となる。よって液圧ポンプ
22が正常であれば、これからの液圧が駆動輪である後
輪49a、49bのホイールシリンダ側に伝達されるの
であるが、今、故障しているので液圧はなんら伝達され
ることなく、従って第1弁装置42の出力側ポートに接
続されている管路43にはなんら液圧が発生しない。よ
って第1弁装置70の第1、第2圧力検知部70a、7
0bにはなんら液圧が与えられることがない(ブレーキ
ペダル6は踏み込まれていない)ので、ばね90により
図示する位置をとったままである。よって管路81と管
路65とは相遮断した状態を保つことができる。
【0054】一方、アンチスキッド制御時は、通常のブ
レーキ操作時と同様に、第1弁装置42は図示するD位
置をとり、第2弁装置70は遮断位置をとったままであ
り、管路81と管路65とを連通させることはない。従
ってマスタシリンダ3用のリザーバ4が貯蔵しているブ
レーキ液がアンチスキッド制御用リザーバ62に供給さ
れることはなく、リザーバ62は空の状態のままであ
り、アンチスキッド制御が開始され、後輪49a、49
bのホイールシリンダの圧液をリザーバ62になんら支
障なく排出することができ、すなわち確実に減圧がで
き、以後のアンチスキッド制御が円滑に行なうことがで
きる。
【0055】本実施例の液圧ブレーキ制御装置は以上の
ような構成を有し、かつ作用を行なうのであるが、液圧
ポンプ41の駆動により、逆止弁56、58側には脈圧
が発生する。これが加えられるダンピングチャンバ59
及び絞り60により管路43側への脈圧はかなり減少さ
れるのであるが、なおかつ、この脈動が原因の作動音が
発生する。この液圧ブレーキ制御装置を搭載する車両が
駆動スリップ制御中も制動スリップ制御中も液圧ポンプ
41を駆動したのでは液圧ポンプ41の吐出圧液の脈動
に伴って生じる違和感のある作動音を発生し、これは運
転者にとって不快であり、また何らかの故障を生じたと
誤認するおそれもある。しかしながら、本実施例によれ
ば駆動スリップ制御中は液圧ポンプ41は駆動されない
ので、上述の不具合はより少ないものとすることができ
る。
【0056】以上、本考案の実施例について説明した
が、勿論、本考案はこれに限定されることなく本考案の
技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0057】例えば、以上の実施例では弁装置70にお
ける第1、第2圧力検知部70a、70bの受圧面積が
等しく構成されているが、第1圧力検知部70aの受圧
面積を第2圧力検知部70bの受圧面積より大とすれ
ば、管路43aに設けられている絞り80を省略するこ
ともできる。
【0058】又、以上の実施例ではアンチスキッド制御
用の液圧ポンプ41は駆動スリップ制御中は駆動しない
ようにしており、これにより、これから生ずる騒音は発
生せず、運転者に良好なフィーリングを与えているもの
であるが、勿論アンチスキッド制御中のみならず、駆動
スリップ制御中にも常時駆動するようにしてもよい。こ
の場合には駆動スリップ制御において切換弁47、48
のC位置への切換において後輪49a、49bのホイー
ルシリンダからの圧液がリザーバ62に排出され、これ
は液圧ポンプ41により直ちに吸引加圧され、アキュム
レータ95側に強制的に還流させることができ、常にリ
ザーバ62貯蔵量をほぼ零とすることができ、よってい
つアンチスキッド制御が開始されたとしても安定に、か
つ適正にアンチスキッド制御を行なうことができる。
【0059】又、液圧ポンプ41を駆動している駆動ス
リップ制御中に運転者がブレーキペダルを踏み込み、マ
スタシリンダ3に液圧が発生した場合には、直ちに第1
弁装置42をD位置に切換えるのではなくて液圧ポンプ
41によりリザーバ62のブレーキ液をアキュムレータ
95側に強制的に排出し、充分その貯蔵量が零になった
状態で第1弁装置42をD位置に切換えるようにすれ
ば、第2弁装置70は確実に相遮断するF位置をとるこ
とができ、よってブレーキペダル6を踏み込んだ後、ア
ンチスキッド制御を開始すべきであるとコントロール・
ユニットが判断して、後輪49a、49bからの圧液が
リザーバ62側に排出される時には、この貯蔵量は、こ
のときほぼ零であるのでアンチスキッド制御を適正に行
なうことができ、又マスタシリンダ3のリザーバ4とは
相遮断しているので、このリザーバ4に流入することは
ない。なお、液圧ポンプ41によりリザーバ62のブレ
ーキ液をその貯蔵量がほぼ零となるように排出するまで
の最小時間を推定し、ブレーキペダル6を踏み込んだ時
には、これから所定時間後に第1弁装置42をソレノイ
ド部42aへの駆動スリップ制御信号が消滅するように
しておけばよい。
【0060】又、第2弁装置70とマスタシリンダ3の
リザーバ4とを接続する管路81にリザーバ4側への方
向を順方向とする逆止弁を設けてもよい。この場合には
第2弁装置70のシール機構が不良となり、ブレーキ液
を漏出するような場合でもこの逆止弁により、常時ブレ
ーキ液を貯蔵しているリザーバ4からブレーキ液が管路
81を通り、更に第2弁装置70(今、シール不良とな
っている)を通って管路65側に流入することが防止さ
れる。
【0061】あるいは、この逆止弁を第2弁装置70の
連通状態Gの位置に配設するようにしてもよい。すなわ
ちG位置に切換わるとリザーバ4側への方向を順方向と
する逆止弁として機能するようにしてもよい。
【0062】又、以上の実施例ではブースタ付のマスタ
シリンダを説明したが、勿論、ブースタ付でなくてもよ
く、又ブースタも実施例では抽象的に示したが従来、周
知の全てのブースタにこの考案は適用可能である。
【0063】又、以上の実施例では切換弁は3位置3ポ
ート電磁切換弁を用いたが、これに代えて供給弁と排出
弁から成る二つの弁、すなわち2位置2ポート切換弁を
2個用いて構成してもよい。
【0064】又、以上の実施例では駆動スリップ制御用
の液圧力供給手段としての第2の液圧ポンプ22をブー
スタ用にも兼用したが、これを別途に設けてもよい。
【0065】又、以上の第1実施例では後輪が駆動輪で
あったが、これに代えて前輪駆動又は四輪駆動であって
もよい。
【0066】又、以上の実施例では第2リザーバとして
マスタシリンダに附属しているリザーバを用いたが、こ
れに代えて別途リザーバを設けこれに常に所定の量のブ
レーキ液を貯えるようにしてもよい。
【0067】又上記実施例では四輪に対し、それぞれ液
圧制御弁を用いる、いわゆる4チャンネル制御を説明し
たが、これに代えて例えば前後分離ブレーキ配管又はX
ブレーキ配管で各ブレーキ系統に対しそれぞれ1つの液
圧制御弁を用いて制御する2チャンネル制御や3チャン
ネル制御にも本考案は適用可能である。
【0068】又、実施例では各部材は一点鎖線で示すよ
うにA’、B’、C’、D’のブロック毎に組み立て品
として供給され、これらが更にアッセンブルして車両に
搭載されるのであるが、ブロックA’、B’、C’が
「液圧力発生源」を構成するものであり、又ブロックD
は駆動スリップ制御及び制動スリップ制御を行なう油圧
制御装置部を示すものである。これらブロックA’、
B’、C’、D’は種々の結合の仕方で結合され、例え
ば部分的にラバーチューブで結合されたり、あるいはダ
ンピングユニットを含むブロックをマスタシリンダの本
体3にねじ結合させることによって取り付ける。すなわ
ちスクリューインタイプ型式の結合であってもよい。そ
の他、各ブロック間においても同様である。
【0069】又以上の実施例ではブースタ用のアキュム
レータ13及び駆動スリップ制御用のアキュムレータ9
5を別々に設けたがこれらは一つであってもよい。例え
ばアキュムレータ95、1個であってもよい。
【0070】
【考案の効果】以上述べたように本考案の車両用液圧ブ
レーキ制御装置によれば、駆動スリップ制御装置に故障
が生じたとしてもアンチスキッド制御、もしくは制動ス
リップ制御の機能は確実に保障することができ、又装置
コストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による車両用液圧ブレーキ制御
装置の配管系統図である。
【符号の説明】
32 管路 42 第1弁装置 43 管路 70 第2弁装置 70a 圧力検知部 70b 圧力検知部

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の制動スリップ及び駆動スリップ制
    御を行ない、車輪の制動スリップ及び駆動スリップを評
    価するコントロール・ユニットからの指令を受け、マス
    タシリンダと車輪ブレーキ装置との間に配設され、車輪
    ブレーキ装置のブレーギ液圧を制御する液圧制御弁と、
    該液圧制御弁と前記マスタシリンダ及び駆動スリップ制
    御用液圧力発生源との間に接続され前記液圧制御弁側と
    前記マスタシリンダ側又は液圧力発生源側との液連通を
    制御するする第1弁装置と、前記液圧制御弁の制御によ
    りブレーキ液圧を低下する際、前記車輪ブレーキ装置か
    ら前記液圧制御弁を介して排出されるブレーキを貯える
    ブレーキ液貯蔵可能な第1リザーバと、該第1リザーバ
    のブレーキ液を加圧し、前記第1弁装置と前記液圧制御
    弁とを接続する主管路側に供給可能な第1の液圧ポンプ
    と、予めブレーキ液を貯蔵している第2リザーバと、前
    記第1リザーバと前記第2リザーバとを接続する管路に
    設けられ、少なくとも前記第1リザーバ側から前記第2
    リザーバ側への液連通を許容する第1状態と、これらリ
    ザーバ間を遮断する第2状態とを選択的に取り得る第2
    弁装置とから成り、前記駆動用スリップ制御用液圧力発
    生源は前記第2リザーバのブレーキ液を加圧して前記第
    1弁装置側に供給するための第2液圧ポンプを含み、駆
    動スリップ制御を行なうときには、前記第1弁装置は前
    記駆動スリップ制御用液圧力発生源側と前記液圧制御弁
    側とを連通させ、前記マスタシリンダ側と前記液圧制御
    弁とは遮断する状態をとり、前記第2弁装置は前記第1
    状態をとるようにした車両用液圧ブレーキ制御装置にお
    いて、前記第2弁装置はパイロット切換弁であって、通
    常は前記第2状態をとらせるための付勢手段と、前記マ
    スタシリンダ側の液圧を受圧する第1圧力検知部と前記
    主管路側の液圧を受圧する第2圧力検知部とを備え、
    常は前記第2状態をとり、前記第2圧力検知部が受ける
    液圧が前記第1圧力部が受ける液圧より所定値以上高く
    なると前記第1状態をとるようにしたことを特徴とする
    車両用液圧ブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2圧力検知部と前記主管路とを接
    続する管路に絞りが設けられている請求項1に記載の車
    両用液圧ブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1液圧ポンプは駆動スリップ制御
    中は駆動されないようにした請求項1に記載の車両用液
    圧ブレーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1液圧ポンプは駆動スリップ制御
    中も駆動され、駆動スリップ制御中に前記マスタシリン
    ダに結合されるブレーキペダルが踏み込まれたときに
    は、所定時間後に前記第1弁装置が前記マスタシリンダ
    側と前記液圧制御弁側とを連通させる状態に切り換えら
    れるようにした請求項1に記載の車両用液圧ブレーキ制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1リザーバと前記第2リザーバと
    を接続する管路において、前記第2弁装置と前記第2リ
    ザーバとの間の管路部分に、前記第2リザーバ側への方
    向を順方向とする逆止弁を設けた請求項1に記載の車両
    用液圧ブレーキ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第2弁装置は前記第1の状態では前
    記第1リザーバ側から前記第2リザーバ側への方向を順
    方向とする逆止弁として機能する請求項1に記載の車両
    用液圧ブレーキ制御装置。
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