JP2558032Y2 - 排ガス浄化装置を有する内燃機関の煙道 - Google Patents

排ガス浄化装置を有する内燃機関の煙道

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JP2558032Y2
JP2558032Y2 JP8653291U JP8653291U JP2558032Y2 JP 2558032 Y2 JP2558032 Y2 JP 2558032Y2 JP 8653291 U JP8653291 U JP 8653291U JP 8653291 U JP8653291 U JP 8653291U JP 2558032 Y2 JP2558032 Y2 JP 2558032Y2
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JP
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flue
oxygen sensor
internal combustion
combustion engine
way catalyst
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JP8653291U
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浩二 守家
励 平岡
量 榎本
孝弘 佐古
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、排ガス浄化装置を有す
る内燃機関の煙道に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、三元触媒の最適浄化
領域がずれても、うまく空燃比を制御できる排ガス浄化
装置を提供した。
【0003】すなわち、内燃機関の排気側に設けた三元
触媒と、内燃機関の排気側と三元触媒の前流側との間の
煙道に設けたメタン活性の第1酸素センサと、三元触媒
の後流側の煙道に設けたメタン不活性または低活性の第
2酸素センサとを有し、第1酸素センサと第2酸素セン
サからの出力信号により、空燃比を調整する排ガス浄化
装置である。
【0004】この排ガス浄化装置であると、第2酸素セ
ンサは、メタン不活性またはメタン低活性の性質がある
ため、常に三元触媒の最適浄化領域と一致した出力信号
を出力する。そのため、この出力値により劣化した三元
触媒の最適浄化領域を検出し、第2酸素センサの空燃比
の制御点をこの検出した最適浄化流域に移動させると、
常に三元触媒の最適浄化流域における空燃比制御を行う
ことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の排ガス浄化
装置において、第2酸素センサ100は、図5及び図6
に示すように、三元触媒22の排気側の煙道102の壁
面付近に設けられていた。すなわち、この煙道102
は、図6に示すように、断面円形であり、第2酸素セン
サ100の感知部は煙道102の内周壁面の近傍に位置
していた。
【0006】ところが、この断面円形の煙道102にお
いては、この中を流れる気体の流速分布は、壁面付近で
は遅く、その中央部付近では速くなっている(図5に記
載された矢印が流速分布を示す)。そのため、第2酸素
センサ100の応答の遅れをもたらすことがあった。ま
た、三元触媒22がストレージ効果をもつ場合にあって
は、煙道102の壁面付近の酸素濃度変動は、煙道10
2の中心部よりさらに遅れることになる。これにより、
酸素濃度の検出に遅れが生じ、酸素濃度でコントロール
している場合など、制御遅れが生じ、性能低下の原因と
なる。
【0007】この状態を、図7のグラフによって示す。
図7の(a)のグラフは、第2酸素センサ100の出力
電圧E(mV)の時間的変化を示し、図7の(b)のグ
ラフは、NOx濃度の時間的変化を示している。なお、
横軸は、時間t(分)となっている。X点は、リッチ側
からリターン側に変化した時間(変換点)を示してい
る。
【0008】(a)のグラフでは、変換点から約4分後
に第2酸素センサ100の出力が落ちている。ところ
が、この第2酸素センサ100の応答が遅いため、
(b)のグラフに示すように、NOxが生じている。す
なわち、制御に遅れが生じ、性能低下となっているわけ
である。
【0009】
【考案の目的】そこで、本考案は、上記問題点に鑑み、
空燃比の制御遅れが生じないような排ガス浄化装置を有
する内燃機関の煙道を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1の排ガ
ス浄化装置を有する内燃機関の煙道は、内燃機関の排気
側に設けた三元触媒と、内燃機関の排気側と三元触媒の
前流側との間の煙道に設けたメタン活性の第1酸素セン
サと、三元触媒の後流側の煙道に設けたメタン不活性ま
たはメタン低活性の第2酸素センサとを有し、第1酸素
センサと第2酸素センサからの出力信号により空燃比を
調整する排ガス浄化装置において、三元触媒の後流側の
煙道の一部を断面形状扁平に形成し、前記扁平に形成し
た煙道の略平らな面に第2酸素センサを取付けて、第2
酸素センサの感知部を煙道の略中心に位置させたもので
ある。
【0011】
【作 用】上記構成の内燃機関の煙道であると、三元触
媒の後流側の煙道の一部を断面形状偏平に形成し、前記
偏平に形成した煙道のほぼ平らな面に第2酸素センサを
取付けて、第2酸素センサの感知部を煙道のほぼ中心に
位置させていることにより、煙道の中においてもっとも
流速が速い位置に第2酸素センサの感知部がきている。
このため、酸素濃度の検出に遅れが生じることなく、空
燃比を制御できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1は、本実施例の空燃比制御システム1
0のブロック図である。
【0014】符号12は、燃料供給管である。この燃料
供給管12から都市ガス13Aが供給され、空気供給管
14から空気が供給される。
【0015】符号16はスロットルである。
【0016】符号18はバイパス弁であって、このバイ
パス弁18はモジュールモータ等によって動作する。
【0017】符号20はガスエンジンである。
【0018】符号22はガスエンジンの排気側に設けら
れた三元触媒である。
【0019】符号24は、ガスエンジン20の排気側と
三元触媒22の電流側との間に設けられた第1酸素セン
サである。
【0020】符号26は、三元触媒22の後流側に設け
られた煙道30に取付けられた第2酸素センサである。
この第2酸素センサ26はメタン不活性もしくはメタン
低活性型酸素センサである。このようなメタン不活性も
しくはメタン低活性型酸素センサとしては、例えば、ペ
ロブスカイト型複合酸化物を用いた酸素センサが挙げら
れる。この第2酸素センサ26の急変点は、このセンサ
がメタンに対し不活性なため、メタン活性が落ちた三元
触媒22であってもその最適浄化領域と常にほぼ一致す
る。
【0021】符号28は、第1酸素センサ24及び第2
酸素センサ26からの出力電圧に応じて、バイパス弁1
8のモジュールモータを動作させる制御装置である。
【0022】次に、第2酸素センサ26が取付けられて
いる煙道30の詳細な構造について、図2及び図3に基
づいて説明する。
【0023】第2酸素センサ26が取付けられている煙
道30は、金属製のパイプであって、その縦断面は、上
部と下部が押圧されて、左右に広がったほぼ偏平型とな
っている。そして、第2酸素センサ26は、この偏平型
となった煙道30の平らな部分30aに取付けられて、
第2酸素センサ26の感知部は、煙道30のほぼ中心位
置に位置する。これにより、第2酸素センサ26の感知
部は、気体の流速が速く、かつ、ストレージ効果による
組成変動の遅れがないところに位置している。なお、こ
の煙道30の縦断面の形状は、気体の圧損を増やさない
形状にしておく。
【0024】上記構成の空燃比制御システム10におけ
る第2酸素センサ26の出力電圧と、NOx濃度を示し
た状態を図4のグラフに基づいて説明する。
【0025】図4の(a)のグラフは、第2酸素センサ
26の出力電圧E(mV)を示し、(b)のグラフは、
NOx濃度を示している。なお、横軸は、時間t(分)
となっている。X点は、リッチ側からリーン側へ変化し
た時間(変換点)を示している。これによると、リッチ
側からリーン側への変換点Xから、第2酸素センサ26
の出力電圧が落ちるまでは、約3分である。これは、図
7の(a)に示す従来の第2酸素センサ100の反応よ
りも1分近く速くなっている。そのため、NOx濃度は
殆ど変わらず、検出されていない。
【0026】これにより、煙道30であると、第2酸素
センサ26の感知部が、煙道30のほぼ中心に位置して
いるため、空燃比の制御遅れを生じることがない。
【0027】
【考案の効果】上記により、本考案の排ガス浄化装置を
有する内燃機関の煙道であると、第2酸素センサの感知
部が煙道のほぼ中心位置にくるため、感知部が気体の流
速が速く、かつ、ストレージ効果による組成変動の遅れ
のない位置にあり、空燃比の制御遅れを生じることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す排ガス浄化装置のブロ
ック図である。
【図2】三元触媒及び煙道の縦断面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】本考案の煙道を使用した場合のグラフであり、
(a)は、第2酸素センサの出力電圧を示すグラフであ
り、(b)は、NOx濃度を示すグラフである。
【図5】従来の煙道の縦断面図である。
【図6】図5におけるB−B断面図である。
【図7】従来の煙道を使用した場合のグラフであり、
(a)は、第2酸素センサの出力電圧を示すグラフであ
り、(b)は、NOx濃度を示すグラフである。
【符号の説明】
10……空燃比制御システム 12……燃料供給管 14……空気供給管 16……スロットル 18……バイパス弁 20……ガスエンジン 22……三元触媒 24……第1酸素センサ 26……第2酸素センサ 28……制御装置 30……煙道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐古 孝弘 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大 阪瓦斯株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−118354(JP,U) 実開 平4−42239(JP,U) 実公 平4−8284(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気側に設けた三元触媒と、 内燃機関の排気側と三元触媒の前流側との間の煙道に設
    けたメタン活性の第1酸素センサと、 三元触媒の後流側の煙道に設けたメタン不活性またはメ
    タン低活性の第2酸素センサとを有し、 第1酸素センサと第2酸素センサからの出力信号により
    空燃比を調整する排ガス浄化装置において、 三元触媒の後流側の煙道の一部を断面形状扁平に形成
    し、 前記扁平に形成した煙道の略平らな面に第2酸素センサ
    を取付けて、 第2酸素センサの感知部を煙道の略中心に位置させたこ
    とを特徴とする排ガス浄化装置を有する内燃機関の煙
    道。
JP8653291U 1991-10-23 1991-10-23 排ガス浄化装置を有する内燃機関の煙道 Expired - Lifetime JP2558032Y2 (ja)

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JP2007224877A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Denso Corp 内燃機関の排気管への排気センサ取付け構造
JP6538334B2 (ja) * 2014-11-25 2019-07-03 フタバ産業株式会社 排気浄化装置

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