JP2557724Y2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2557724Y2
JP2557724Y2 JP9400391U JP9400391U JP2557724Y2 JP 2557724 Y2 JP2557724 Y2 JP 2557724Y2 JP 9400391 U JP9400391 U JP 9400391U JP 9400391 U JP9400391 U JP 9400391U JP 2557724 Y2 JP2557724 Y2 JP 2557724Y2
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JP
Japan
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toner
support
image forming
photosensitive microcapsule
microcapsule toner
Prior art date
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JP9400391U
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English (en)
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JPH0545737U (ja
Inventor
浩司 稲石
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、染料前駆体などの色素体を内包
し、光に反応して機械的強度が変化する感光性マイクロ
カプセルからなるトナーが特開平3−77961号公
報、特開平3−80258号公報等に開示されている。
また前記感光性マイクロカプセルからなるトナーを用
い、前記トナーを露光した後、加圧などによって強度の
弱いトナーのみを破壊する現像方法によって受像紙に画
像を形成する画像形成装置が特開平3−80258号公
報、特開平3−92856号公報等に開示されている。
この画像形成装置は、前記感光性マイクロカプセルトナ
ーを帯電させて担持体に保持し静電気力によって支持体
に付着させるトナー塗布機構と、画像情報に応じて感光
性マイクロカプセルトナーを露光する手段と、前記色素
体を流出させるためのカプセル破壊転写手段を有してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の画像形成装置においては、前記破壊手段によって感光
性マイクロカプセルトナーを破壊すると、色素体などの
内包物は流出するが、同時に感光性マイクロカプセルト
ナーの外壁や破壊されなかった感光性マイクロカプセル
トナーも被転写物に転写されることがしばしばあった。
外壁は無色透明でないので、被転写物に外壁が付着する
ことによって、画像が汚れるという問題があった。
【0004】本考案は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、破壊された感光性マイクロカプ
セルトナーの外壁や破壊されなかった感光性マイクロカ
プセルトナーを被転写物に転写せず、良好な画像を形成
することが可能な画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案の画像形成装置は、少なくとも色素体を有する
感光性マイクロカプセルトナーを用い、前記感光性マイ
クロカプセルトナーを支持体に塗布する塗布手段と、前
記感光性マイクロカプセルトナーが塗布され保持されて
いる支持体に任意の画像パターンを露光する露光手段
と、前記色素体を有する感光性マイクロカプセルトナー
の内包物を任意の被転写物に転写する転写手段を有し、
前記支持体と被転写物の間に、前記感光性マイクロカプ
セルトナーの内包物だけが通過し得る隙間を持つ中間体
を配置した。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本考案の画像形成装置にお
いて、中間体は感光性マイクロカプセルトナーの支持体
と被転写物の間にあるので、支持体と中間体が密着した
時に感光性マイクロカプセルトナーが破壊される。この
時に、色素体あるいは色素体を有する感光性マイクロカ
プセルトナーの内包物だけが中間体を通過し、破壊され
た感光性マイクロカプセルトナーの外壁や破壊されなか
った感光性マイクロカプセルトナーは中間体を通過しな
い。
【0007】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0008】図1は本実施例の画像形成装置の概略構成
図である。以下その構成を説明する。
【0009】回転可能に設置されている感光性マイクロ
カプセルトナー(以下単にトナー)22の支持体41に
は電源42が接続されている。この支持体41はアルミ
ニウムなどで形成されている。支持体41に近接してト
ナー22を貯蔵するトナーケース21と、トナー22の
攪拌機23と、トナー22を担持する担持体25と、担
持体25にトナー22を供給するための供給体24とか
らなるトナー塗布部がある。支持体41には電源42が
接続されているので、支持体41と担持体25との間の
領域には電界が形成されている。
【0010】トナー22は、少なくとも色素体と光硬化
性物質を内包し、光に反応して機械的強度が変化するマ
イクロカプセルトナーである。光硬化性物質は、重合性
化合物と光開始剤が混合されたものである。この内包物
を、水中に乳化させ界面重合法、in situ法、粉
霧造粒法など公知のマイクロカプセル化法によって、樹
脂の外壁の内側に封入し、マイクロカプセルを得る。こ
れを、スプレードライ法、真空乾燥法などによって乾燥
させ、粉体状のトナーを得る。ここで、流動性や帯電性
が要求される場合には、マイクロカプセルの周囲に無機
有機の微粉末あるいは、荷電制御剤の粉末などを外添す
ればよい。これらは、公知のトナーの表面改質に関する
技術が使用できる。
【0011】前記トナー塗布部より支持体41の回転方
向には、露光ランプ11と、原稿台ガラス15と、原稿
カバー13と、画像の色調を調製するためのフィルタ1
4とからなる露光部が設置されている。更に支持体41
の回転方向には、中間体53が支持体41と供給された
被転写紙52との間に配置されており、中間体53と支
持体41と被転写紙52とが密着するように加圧ローラ
54が設置されている。中間体53は図2に示すように
5μmの目の金属メッシュからなっている。更に、支持
体41の回転方向には支持体41と密着するようにクリ
ーニングブレード31を備えたクリーニングボックス3
2が設けられている。
【0012】また、中間体53と加圧ローラ54の間に
任意の被転写紙52が供給されるように被転写紙52を
貯蔵しておく給紙カセット51が添えつけられている。
また、中間体53はローラ54a,54b間を支持体4
1の回転速度と同じ速度で送られ、巻き取られる。
【0013】次に作用を説明する。
【0014】図示しない起動スイッチがONになると、
支持体41が回転する。トナー塗布部において、攪拌機
23と供給体24の回転によって担持体25にトナー2
2が帯電されて担持される。担持されたトナー22は、
支持体41と担持体25の間に形成された電界によっ
て、支持体41の方向に静電引力を受ける。この結果ト
ナー22が支持体41に向けて飛翔する。そしてトナー
22は支持体41の表面層に保持される。
【0015】支持体41の回転によってトナー22の塗
布面は露光部にさらされる。ここで露光ランプ11が点
灯し、原稿12を支持している原稿台ガラス15が移動
する。これによって原稿12に従って露光操作が行なわ
れる。原稿12から反射した光は、画像の色調を調整す
るためフィルタ14を通って、支持体41に塗布された
トナー22の面に結像される。露光されたトナー22で
は、内包物が重合反応するため、硬化する。
【0016】更に、支持体41が回転し、露光されたト
ナー22は中間体53の近傍に搬送される。給紙カセッ
ト51から供給された被転写紙52は加圧ローラ54に
よって中間体53と密着され、中間体53は同様に支持
体41と密着されて、加圧される。この時、支持体41
上の未反応のトナー22は破壊され、トナー22の内包
物が中間体53の目を通過して被転写紙52に転写され
て、被転写紙52上に画像が形成される。この時、破壊
されたトナー22の外壁や破壊されなかったトナー22
は、中間体53の支持体41側か支持体41に残され
る。中間体53は被転写紙52の移動方向と同方向に巻
き取られる。
【0017】更に支持体41は回転し、クリーニングブ
レード31により支持体41上の破壊されたトナー22
の外壁と硬化したトナー22ははぎ取られてクリーニン
グボックス32に納められる。
【0018】以上、説明したことから明かなように、本
実施例の画像形成装置を用いれば、破壊されたトナーの
外壁や破壊されなかったトナーが被転写紙52上に転写
しないことによって、被転写紙52上に良好な画像を形
成することが可能である。
【0019】尚、本考案のは上述した実施例に限定され
るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲の変更は可
能である。例えば、中間体に残留しているトナーの外壁
やトナーをエアーなどで除去して再利用しても良いし、
それを装置の内部で行うこともできる。又、中間体は、
高分子フィルムでも紙シートでも非金属の無機物でも構
成されうる。
【0020】
【考案の効果】以上、説明したことから明かなように、
本考案の画像形成装置を用いれば、破壊されたトナーの
外壁や破壊されなかったトナーが被転写体に転写しない
ことによって、被転写体上に良好な画像を形成すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の画像形成装置の概略構成図である。
【図2】中間体の斜視図である。
【符号の説明】
11 露光ランプ 22 感光性マイクロカプセルトナー 25 担持体 41 支持体 52 被転写紙 53 中間体 54 加圧ローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも色素体を有する感光性マイク
    ロカプセルトナーを用い、前記感光性マイクロカプセル
    トナーを支持体に塗布する塗布手段と、前記感光性マイ
    クロカプセルトナーが塗布され保持されている支持体に
    任意の画像パターンを露光する露光手段と、前記色素体
    を有する感光性マイクロカプセルトナーの内包物を任意
    の被転写物に転写する転写手段を有する画像形成装置に
    おいて、 前記支持体と被転写物の間に、前記感光性マイクロカプ
    セルトナーの内包物だけが通過し得る隙間を持つ中間体
    を配置したことを特徴とする画像形成装置。
JP9400391U 1991-11-15 1991-11-15 画像形成装置 Expired - Lifetime JP2557724Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9400391U JP2557724Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 画像形成装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9400391U JP2557724Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545737U JPH0545737U (ja) 1993-06-18
JP2557724Y2 true JP2557724Y2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=14098249

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JP9400391U Expired - Lifetime JP2557724Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 画像形成装置

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