JPH06110203A - 画像形成用マイクロカプセル - Google Patents

画像形成用マイクロカプセル

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JPH06110203A
JPH06110203A JP25958492A JP25958492A JPH06110203A JP H06110203 A JPH06110203 A JP H06110203A JP 25958492 A JP25958492 A JP 25958492A JP 25958492 A JP25958492 A JP 25958492A JP H06110203 A JPH06110203 A JP H06110203A
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JP
Japan
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wall member
microcapsules
microcapsule
substance
image forming
Prior art date
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Application number
JP25958492A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hattori
康弘 服部
Hiroto Sugawara
宏人 菅原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP25958492A priority Critical patent/JPH06110203A/ja
Publication of JPH06110203A publication Critical patent/JPH06110203A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置内部で誤って破壊されることがない、画
像形成用マイクロカプセルを提供すること。 【構成】 本発明の画像形成用マイクロカプセル1はほ
ぼ球形に成形されており、その直径は3〜20μmであ
る。そして、そのマイクロカプセル1は、芯物質6が第
一の壁部材2によって封入され、その第一の壁部材2の
外側に第二の壁部材3が形成された構成となっており、
詳細には前記第一の壁部材2は、メラミンホルムアルデ
ヒド樹脂からなり、厚さは0.01μm〜0.5μmで
ある。また、第二の壁部材3は、スチレンブタジエンゴ
ムからなり、厚さは0.1μm〜5μmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受像紙にモノクロある
いはフルカラーの画像を形成するための画像形成用マイ
クロカプセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、染料前駆体と感光性物質などの芯
物質が、樹脂などの壁材によって封入された、いわゆる
感光性マイクロカプセルが知られている。そして、この
感光性マイクロカプセルを担持した感光媒体を用いるカ
ラー複写装置が開発されている。
【0003】この装置は、前記感光媒体が画像情報に応
じて露光され、マイクロカプセルが硬化することにより
感光媒体に化学潜像が形成され、次に顕色紙と感光媒体
が重ね合って加圧され、マイクロカプセルが破壊される
ことによって、前記化学潜像が現像され顕色紙に画像が
形成されるものである。
【0004】しかしながら、上述装置に於いては、PE
Tなどのプラスティックフィルムを基材としており、こ
の基材にマイクロカプセルが塗工された感光媒体が用い
られている。このため、前記基材は画像形成には直接寄
与しないにもかかわらず、画像形成される毎にマイクロ
カプセルと共に消費され廃棄されてしまうことにより、
ランニングコストが高いという問題があった。
【0005】そこで、本出願人等はこの問題を解決する
ため、粒子状の感光性マイクロカプセルを用い、前記基
材を廃棄することなく画像形成が可能な装置を、特願平
3−124919号、特願平3−220101号、特願
平3−230099号、特願平3−285005号の願
書に添付した明細書および図面にて提案している。
【0006】上記提案した画像形成装置においては、装
置内部で粒子状のマイクロカプセルが塗布手段によっ
て、エンドレスベルト状の支持体に乾式で塗布される。
そして、マイクロカプセルは露光手段によって画像情報
に応じて露光され、光硬化による化学潜像が形成され
る。その後、加圧ローラなどの現像手段によってマイク
ロカプセルが破壊されて芯物質が放出され、受像紙に画
像が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置においては、粒子状のマイ
クロカプセルがおもに塗布手段においては機械的に攪は
んされるので、その際にマイクロカプセル同志が衝突し
たり、あるいは機構部品と接触することがあった。ま
た、マイクロカプセルが外力をうけて、壁部材が破壊さ
れることがあった。このように誤ってマイクロカブセル
が破壊されると、マイクロカプセルの芯物質が流出し、
別のマイクロカプセルや機構部品に付着して、結果的に
受像紙に形成される画像が不良になるという重大な問題
があった。
【0008】上述のように装置内部でマイクロカプセル
が誤って破壊されることを防止するために、マイクロカ
プセルの壁を十分に厚くするなどして破壊強度を上げた
マイクロカプセルを用いる方法が考えられる。しかし、
このようなマイクロカプセルを用いた場合には、当然、
前記現像手段における加圧力を高く設定する必要がある
ので、現像手段ひいては画像形成装置全体が大型化し、
重量が重い物になってしまう。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、装置内部で誤って破壊されるこ
とがない画像形成用マイクロカプセルを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成用マイクロカプセルは、少なくとも
顔料等の画像形成物質と感光性物質からなる芯物質が、
壁部材によって内包される画像形成用マイクロカプセル
であって、前記壁部材は、前記芯物質と直接接触する第
一の壁部材と、その第一の壁部材の外側に形成される第
二の壁部材からなり、前記第二の壁部材を構成する物質
の弾性率が、第一の壁部材を構成する物質の弾性率より
も小さいことを特徴としている。
【0011】前記第一の壁部材は液体状の芯物質を確実
に封入することが求められるので、熱可塑性あるいは熱
硬化性の樹脂で構成することが望ましい。そして、これ
ら樹脂の弾性率は1010〜1011dyne/cmであるので、
前記第二の壁部材は、弾性率107dyne/cmのエラスト
マー(弾性ゴム)などが好適である。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成用マイク
ロカプセルは、画像形成装置内部において、マイクロカ
プセル同志が衝突したり、あるいは塗布手段などにおけ
る機構部品と接触しても、弾性率が小さく変形し易い第
二の壁部材が変形するので、第一の壁部材にまで変形が
及ぶことが無い。したがって本発明のマイクロカプセル
は装置内部で誤って破壊されることが無い。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0014】図1は本発明の画像形成用マイクロカプセ
ルの断面図である。マイクロカプセル1はほぼ球形に成
形されており、その直径は3〜20μmである。そし
て、そのマイクロカプセル1は、芯物質6が第一の壁部
材2によって封入され、その第一の壁部材2の外側に第
二の壁部材3が形成された構成となっている。詳細に
は、前記第一の壁部材2は、メラミンホルムアルデヒド
樹脂からなり、厚さは0.01μm〜0.5μmであ
る。また、第二の壁部材3は、スチレンブタジエンゴム
からなり、厚さは0.1μm〜5μmである。
【0015】さらには、前記芯物質6は液体状の感光性
物質4と、その感光性物質4中に微細に分散された顔料
などの画像形成物質5からなっている。
【0016】ここで、感光性物質4とは、光に反応して
重合し硬化する物質であり、少なくとも重合性物質と光
開始剤からなり、必要に応じて増感色素が含まれるもの
である。
【0017】前記重合性物質としては、例えば、N−ビ
ニル−2−ピロリドン、ビスフェノールAジアクリレー
トおよびメタクリレート、トリプロピレングリコールジ
アクリレートおよびメタクリレート、ポリエチレングリ
コールジアクリレートおよびメタクリレート、ペンタエ
リスリトールトリアクリレートおよびメタクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートおよびメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート
およびメタクリレート、オリゴエステルアクリレートお
よびメタクリレート等が挙げられる。また、これらの重
合性物質は、単独、或いは2種類以上を混合したもので
あってもよい。
【0018】前記光開始剤は、光に感応し、重合性物質
の重合を開始させるものであり、例えばベンゾフェノ
ン、ベンゾイルイソプロピルエーテル等のベンゾイルア
ルキルエーテル類、ミヒラーズケトン、金属アレーン化
合物、2,4−ジエチルチオキサントン等を挙げること
ができる。
【0019】増感色素は、感光性物質の感光波長を調整
するために含まれるものであり、キサンテン系、クマリ
ン系、メロシアニン系、チアジン系、アジン系、メチン
系、オキサジン系、フェニルメタン系、シアニン系、ア
ゾ系、アントラキノン系、ピラゾリン系、スチルベン
系、キノリン系、フタロシアニン系など各種染料が用い
られる。
【0020】前記画像形成物質5は、最終的に受像紙に
転写されて画像を形成する物質であり、それ自身が着色
されている染料、無機あるいは有機顔料、及びそれ自身
は無色で外部からのエネルギーを受けたときのみ発色す
るサーモクロミック化合物、ホトクロミック化合物、他
の物質と反応して発色する染料前駆体などがある。しか
しながら、フルカラー画像を形成するためのマイクロカ
プセルにおいては、発色性の点から、画像形成物質には
特に有機あるいは無機の顔料が望ましい。
【0021】次に、上述したマイクロカプセルの製造方
法を説明する。
【0022】まず始めに、前記感光性物質4中に画像形
成物質5を均一に分散させて芯物質6を得る。この芯物
質6を水溶性ポリマーなどからなる乳化剤を用いて水中
に乳化し、いわゆるO/W型エマルジョンを得る。この
とき乳化物の液滴の大きさによってマイクロカプセルの
粒径が支配されるので、前記乳化剤の選択や乳化装置の
回転速度の最適化が重要である。
【0023】そして、次にO/W型エマルジョンの連続
相すなわち水相側に、メラミンホルマリン樹脂のプレポ
リマーを加え、PH5〜6、水温80度で攪拌しつつ約
4時間保持すると、芯物質6の周囲に前記第一の壁部材
2が形成される。これをプレカプセルと呼ぶ。尚、ここ
までの製造方法は特公昭36−9168号、特開昭51
−9079号公報等による公知のin−situ法を応
用したものである。
【0024】そして、次に前記プレカプセルの周囲に、
水相ラジカル重合によってスチレンブタジエンゴムから
なる第二の壁部材3を形成する。
【0025】これは、まず始めにプレカプセルのスラリ
ーを濾過、洗浄する。次にスチレンとブタジエンを1:
3の割合で混合し、この混合物を純水で5倍に希釈し、
パラメンタンハイドロパーオキサイドなどの重合触媒、
t−ドデシルメルカプタンなどの重合調節剤を添加す
る。この溶液にさらに前記プレカプセルを混合し加熱す
ることにより、スチレンとブタジエンの重合が進む。こ
のスラリーを洗浄して、未反応のスチレンとブタジエン
を除去した後、乾燥させることによって、芯物質6の周
囲に第一の壁部材2が形成され、更にその第一の壁部材
2の外側に第二の壁部材3が形成されたマイクロカプセ
ル1が得られる。
【0026】以上説明したマイクロカプセルの第一の壁
部材2の材質は、メラミンホルムアルデヒド樹脂に限定
されるものではないが、芯物質を封入するために緻密な
膜が形成される熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂が望
ましい。
【0027】このような第一の壁部材を形成する方法と
してはin−situ法以外に、すでに当業界において
公知の技術となっている方法、例えば米国特許第280
0457号、同第2800458号の明細書等に示され
るような水溶液からの相分離法、特公昭38−1974
号、同昭42−446号、同昭42−771号公報等に
示されるような界面重合法、英国特許第952807
号、同第965074号の明細書に示される融解分散冷
却法等があるが、これに限定されるものではない。
【0028】また、前記第二の壁部材3の材質は、その
弾性率が第一の壁部材2の材質よりもできるだけ小さい
ものが好ましい。第一の壁部材2を形成する樹脂の弾性
率は1010〜1011dyne/cmであるので、弾性率がおよ
そ107dyne/cmであるエラストマー(弾性ゴム)はす
べて好適である。尚、エラストマーには、スチレンブタ
ジエンゴム以外にも、ニトリルブタジエンゴム、クロロ
プレンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴ
ム、アクリルゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フ
ッ素ゴム、ブチルゴム、エチレンアクリルゴムなどがあ
る。
【0029】次に、上記構成を有するマイクロカプセル
を用いた画像形成装置の一実施例を図2を用いて説明す
る。尚、図2は画像形成装置100の概略構成図であ
る。
【0030】図2において、画像形成装置100の内部
には、マイクロカプセル1を保持搬送するマイクロカプ
セル保持部30と、そのマイクロカプセル保持部30に
マイクロカプセル1を塗布するマイクロカプセル塗布部
20と、そのマイクロカプセル塗布部20により塗布さ
れたマイクロカプセル1を画像情報に応じて露光するた
めの露光部10と、その露光部10により露光されたマ
イクロカプセルの芯物質を受像紙に転写するための転写
部40が設けられている。
【0031】前記マイクロカプセル保持部30は、保持
ローラ31とクリーニング部33からなり、クリーニン
グ部33はクリーニングブレード34を備え、その先端
は保持ローラ31に接している。前記転写部40は転写
ローラ41と、発熱抵抗体などの加熱源を含むヒートロ
ーラ45とからなり、両者は若干の隙間をもって配置さ
れており、その間に受像紙51が搬送されるように構成
されている。さらに、前記保持ローラ31と前記転写ロ
ーラ41が対向する領域は、マイクロカプセルを加圧し
て芯物質を放出させるための破壊部42を構成してい
る。
【0032】前記保持ローラ31、および転写ローラ4
1は共に円柱あるいは円筒形状をしており、例えば直径
30mm〜200mm程度で、長さ(図1では紙面に垂
直方向の長さ)300mm程度である。また、この保持
ローラ31および転写ローラ41は、マイクロカプセル
を破壊するための加圧力に耐えることが必要であるた
め、少なくとも芯部分はステンレス、アルミニウムなど
の金属によって構成されている。
【0033】さらに、前記保持ローラ31の表面には、
マイクロカプセルなど固形物質を保持し易いように適当
な凹凸が設けられている。一方、転写ローラ41の表面
はマイクロカプセルに内包された液体状の芯物質が付着
し易いような材質、例えばプラズマ処理されたポリエチ
レン樹脂などからなっている。
【0034】前記露光部10は露光ランプ11と、原稿
台ガラス15と、原稿カバー13と、画像の色調を調整
するためのフィルタ14と、遮光板19とから構成され
ている。
【0035】前記マイクロカプセル塗布部20は、前記
保持ローラ31にマイクロカプセルを乾式塗布するため
に設けられ、マイクロカプセル1を貯蔵するケース21
と、かくはん機23と、マイクロカプセルを担持する担
持体25と、担持体25にマイクロカプセルを供給する
ための供給体24と、前記貯蔵された粒子状のマイクロ
カプセル1から構成されている。
【0036】ここで、図示しない直流あるいは交流電源
によって、前記保持ローラ31とマイクロカプセル担持
体25との間には、マイクロカプセルを担持体25から
保持ローラ31に向けて移動させるための電界が形成さ
れている。
【0037】次に、上述の画像形成装置の動作について
説明する。図示しない起動スイッチがONになると、保
持部材31が図中、矢印の方向に回転を開始する。
【0038】マイクロカプセル塗布部20に於て、かく
はん機23と供給体24の回転によって担持体25にマ
イクロカプセルが帯電されて担持される。担持されたマ
イクロカプセルは、前記保持ローラ31と担持体25の
間に形成された電界によって、保持ローラ31の方向に
静電引力を受ける。この結果、マイクロカプセル1が保
持ローラ31に向けて移動し、保持ローラ31に静電気
力によって付着する。すなわち保持ローラ31に粒子状
のマイクロカプセル1が塗布される。
【0039】以上に説明したマイクロカプセル塗布部2
0に於て、図3に示すようにマイクロカプセル同志が接
触する。このときマイクロカプセル1の最も外側に設け
られている第二の壁部材3は、弾性率がおよそ107dyn
e/cmであるエラストマー(弾性ゴム)からなるので、
大きく変形する。したがって第二の壁部材が、ガラス品
など壊れ易い器物を梱包するときに用いられるクッショ
ン材と同様の効果を発生する。すなわち第一の壁部材2
に変形が及ぶことが防止されるので、マイクロカプセル
1が破壊されることがない。
【0040】また図4に示されるように、マイクロカプ
セル塗布部20に於て、マイクロカプセル1は、例えば
担持体25、あるいは供給体24と接触する。この場合
もマイクロカプセル同志が接触する場合と同様に、変形
し易い第二の壁部材3が設けられているために、マイク
ロカプセル1が破壊されることがない。
【0041】その後、保持ローラ31が図の矢印方向に
回転し、これにともなって前記塗布されたマイクロカプ
セル1は露光部10の下部へ搬送される。ここで原稿な
どの画像情報に応じて露光された画像マイクロカプセル
1aは芯物質が重合反応するため硬化する。露光されな
かったマイクロカプセル1bは強度の変化はない。
【0042】さらに、マイクロカプセル1aおよび1b
は、破壊部42に向けて搬送され、保持ローラ31と転
写ローラ41の間に挟まれ、加圧される。
【0043】前記加圧されたマイクロカプセル1のう
ち、硬化していないマイクロカプセル1bでは、壁材が
破れて芯物質6が流出する。
【0044】マイクロカプセル1と転写ローラ41は接
触しており、転写ローラ41の表面が芯物質に濡れ易い
材質からできているため、芯物質6は転写ローラ41に
転写される。
【0045】前記像露光によって硬化されたマイクロカ
プセル1a、および芯物質6が放出された壁部材は固形
物であるので、保持ローラ31の表面の凹凸によって保
持ローラ31に留まる。その後クリーニング部33のブ
レード34によって、保持ローラ31からはぎ取られ回
収、廃棄される。
【0046】普通紙である受像紙52は給紙カセット5
1から取り出され、転写ローラ41とヒートローラ45
の間に送られる。そして、ヒートローラ45によって、
受像紙52と転写ローラ41が加熱されると、芯物質6
は受像紙52に転写され画像が形成され、受像紙52は
装置外部に排出される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成用マイクロカプセルは、少なくとも顔料
等の画像形成物質と感光性物質からなる芯物質が、壁部
材によって内包されるものであり、前記壁部材は、前記
芯物質と直接接触する第一の壁部材と、その第一の壁部
材の外側に形成される第二の壁部材からなり、前記第二
の壁部材を構成する物質の弾性率が、第一の壁部材を構
成する物質の弾性率よりも小さいことにより、装置内部
におけるマイクロカプセル同志、あるいはマイクロカプ
セルと他の部材との接触によって誤って破壊されること
ない。したがって、高品質の画像を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成用マイクロカプセルの断面図
である。
【図2】本発明の画像形成用マイクロカプセルを用いた
画像形成装置の概略構成図である。
【図3】本発明の画像形成用マイクロカプセルの作用説
明図である。
【図4】本発明の画像形成用マイクロカプセルの作用説
明図である。
【符号の説明】
1 マイクロカプセル 2 第一の壁部材 3 第二の壁部材 4 感光性物質 5 画像形成物質 6 芯物質

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも顔料等の画像形成物質と感光
    性物質からなる芯物質が、壁部材によって内包される画
    像形成用マイクロカプセルであって、 前記壁部材は、前記芯物質と直接接触する第一の壁部材
    と、その第一の壁部材の外側に形成される第二の壁部材
    からなり、前記第二の壁部材を構成する物質の弾性率
    が、第一の壁部材を構成する物質の弾性率よりも小さい
    ことを特徴とする画像形成用マイクロカプセル。
JP25958492A 1992-09-29 1992-09-29 画像形成用マイクロカプセル Pending JPH06110203A (ja)

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