JPH06301188A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06301188A
JPH06301188A JP8609093A JP8609093A JPH06301188A JP H06301188 A JPH06301188 A JP H06301188A JP 8609093 A JP8609093 A JP 8609093A JP 8609093 A JP8609093 A JP 8609093A JP H06301188 A JPH06301188 A JP H06301188A
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JP
Japan
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image
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microcapsule
microcapsules
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JP8609093A
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Yasuhiro Hattori
康弘 服部
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色調が良好な画像を普通紙に記録することが
可能な、フルカラーの画像形成装置を提供する 【構成】 本画像形成装置は、保持部材44上に担持さ
れつつ搬送されるマイクロカプセル1を、像露光部10
により画像情報に応じて像露光するとともに、副露光器
35により、前記像露光部10による光の照射面とは反
対側の面から副露光することにより、像露光部10によ
り照射される光がマイクロカプセル内の色材によって吸
収されても、副露光によって確実に露光されるので、画
像に必要が無い色のマイクロカプセルをすべて硬化させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通紙などにモノク
ロ、あるいはフルカラーの画像を形成するための画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、少なくとも染料前駆体と光を吸収
する感光性物質からなる芯物質が、樹脂などの壁材によ
って封入されている、いわゆる画像形成用感光性マイク
ロカプセルが知られている。
【0003】また、この感光性マイクロカプセルを担持
した感光媒体を用いるカラー複写装置が開発されてい
る。
【0004】この装置に於いては、前記感光媒体が画像
情報に応じて露光され、マイクロカプセルが硬化するこ
とにより感光媒体に化学潜像が形成されるようになって
おり、その後、受像紙と感光媒体が重ね合って加圧さ
れ、マイクロカプセルが破壊されることによって、前記
化学潜像が現像され、染料前駆体を発色させる顕色剤が
塗工された受像紙に画像が形成されるようになってい
る。
【0005】しかし、この装置に於いては、PETなど
のプラスティックフィルムを基材として、この基材にマ
イクロカプセルが塗工された感光媒体が用いられてい
る。このため、前記基材は画像形成には直接寄与しない
にもかかわらず、画像形成される毎にマイクロカプセル
と共に消費され廃棄されていた。さらに、受像紙として
は顕色剤が予め塗工された特殊紙に限定されていた。し
たがってこの画像形成装置は、いわゆるランニングコス
トが高いという問題があった。
【0006】そこで、本出願人はこの問題を解決するた
め、有色の染料あるいは顔料からなる色材と粒子状の感
光性マイクロカプセルを用い、前記基材を廃棄すること
なくフルカラーの画像形成が可能な装置を、特願平3−
124919号にて提案している。
【0007】この画像形成装置に於いては、イエロー、
マゼンタ、シアンの各色用の3種のカプセルが混合され
た粉体状のマイクロカプセルトナーが用いられる。イエ
ロー色用のカプセルには、イエローの色材と、イエロー
と補色関係である波長450nm付近のブルー光に最大
感度を有する感光性物質が内包されている。マゼンタ色
用のカプセルには、マゼンタの色材と、マゼンタと補色
関係である波長550nm付近のグリーン光に最大感度
を有する感光性物質が内包されている。シアン色用のカ
プセルには、シアンの色材と、シアンと補色関係である
波長550nm付近のレッド光に最大感度を有する感光
性物質が内包されている。
【0008】このような粉体状のマイクロカプセルトナ
ーが装置内部でエンドレスベルト状、あるいはドラム状
の支持体に乾式で塗布され、次に画像情報に応じて露光
される。ここで、例えば赤色の画像に対応する部分で
は、マイクロカプセルはレッド光によって露光される。
したがって、シアン色用のカプセルでは内部の感光性物
質が硬化するが、マゼンタ色用のカプセルとシアン色用
のカプセルでは硬化しない。
【0009】次に、マイクロカプセルが加圧されると、
硬化しているシアン色用のカプセルには変化が無いが、
内部が硬化していないマゼンタ色用のカプセルとシアン
色用のカプセルでは、カプセルが破壊されて芯物質が放
出され、したがってマゼンタとシアンの色材が混合され
るので受像紙に赤色の画像が形成される。したがって普
通紙にフルカラーの画像が形成されるのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置においては、受像紙に形成
される画像の色調が不自然であるという問題があった。
これは、マイクロカプセルが画像情報にしたがって露光
されたときに、本来、完全に硬化すべきカプセルの硬化
状態が不十分であるため、例えば記録紙の画像の赤色で
ある部分に、本来あってはならないシアン色の顔料が付
着してしまうために生じていた。
【0011】この場合、シアン色用のカプセルも画像の
赤色に対応したレッド光で露光されるが、カプセルに内
包されているシアンの色材がレッド光を吸収するため、
シアンの色材の露光方向直下の部分の感光材料に露光さ
れるレッド光の強度が弱くなり、その部分の感光材料が
十分には硬化しないのである。
【0012】この問題は、マイクロカプセルの内部に有
色の色材が内包されている場合に特有の問題である。
【0013】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、色調が良好な画像を普通紙に記
録することが可能なフルカラーの画像形成装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、色材等を内包し、搬送手段
上に担持されつつ搬送されるマイクロカプセルを、画像
情報に応じて露光手段を用いて像露光することにより画
像を形成するものであり、前記搬送手段上に担持される
マイクロカプセルの、前記露光手段による光の照射面と
は反対側の面に対して光を照射することにより副露光を
行う副露光手段を備えている。
【0015】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置は、
搬送手段上に担持されつつ搬送されるマイクロカプセル
を、露光手段により画像情報に応じて像露光するととも
に、副露光手段により、前記露光手段による光の照射面
とは反対側の面から副露光する。
【0016】したがって、露光手段より照射される光が
マイクロカプセル内の色材によって吸収されても、副露
光によって確実に露光されるので、画像に必要が無い色
のマイクロカプセルをすべて硬化させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0018】まず始めに、図2を用いて本発明の画像形
成装置に用いられるフルカラー画像形成用マイクロカプ
セル1の構成を説明する。
【0019】マイクロカプセル1はほぼ球形をしてお
り、直径が3〜20μmであり、芯物質3が厚さ0.0
1ミクロンから1ミクロンである壁部材2によって封入
されている。壁部材2は天然高分子物質、樹脂あるいは
無機材料からなるが、特に内包物を長時間確実に保持
し、光を透過し易い物質が望ましく、具体的にはポリス
チレン、アクリル、メラミンホルムアルデヒドなどの樹
脂が望ましい。
【0020】芯物質3は感光性物質4と、感光性物質4
中に微細に分散された画像形成物質5からなっている。
ここで、感光性物質4とは、光に反応して重合し硬化す
る物質であり、少なくとも重合性物質と光開始剤からな
り、必要に応じて増感剤あるいは増感色素が含まれる。
【0021】前記重合性物質としては、例えば、N−ビ
ニル−2−ピロリドン、ビスフェノールAジアクリレー
トおよびメタクリレート、トリプロピレングリコールジ
アクリレートおよびメタクリレート、ポリエチレングリ
コールジアクリレートおよびメタクリレート、ペンタエ
リスリトールトリアクリレートおよびメタクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートおよびメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート
およびメタクリレート、オリゴエステルアクリレートお
よびメタクリレート等が挙げられる。また、これらの重
合性物質は、単独でも、2種以上を混合したものでもよ
い。
【0022】光開始剤は、光に感応し重合性物質の重合
を開始させるものであり、例えばベンゾフェノン、ベン
ゾイルイソプロピルエーテル等のベンゾイルアルキルエ
ーテル類、ミヒラーズケトン、金属アレーン化合物、
2,4−ジエチルチオキサントン等を挙げることができ
る。
【0023】前記画像形成物質5は、最終的に受像紙に
転写されて画像を形成する物質であり、それ自身が着色
されている染料、無機あるいは有機の顔料である。
【0024】増感色素は、感光性物質の感光波長を調整
するために含まれるもので、キサンテン系、クマリン
系、メロシアニン系、チアジン系、アジン系、メチン
系、オキサジン系、フェニルメタン系、シアニン系、ア
ゾ系、アントラキノン系、ピラゾリン系、スチルベン
系、キノリン系、フタロシアニン系など各種染料が用い
られる。
【0025】ここで、イエロー色用のカプセルの芯物質
は、イエロー色の画像形成物質と波長約450nm付近
に最大感光感度を持つ感光性物質から構成され、マゼン
タ色用のカプセルの芯物質は、マゼンタ色の画像形成物
質と波長550nm付近に最大感度を持つ感光性物質か
ら構成され、シアン色用のカプセルの芯物質は、シアン
色の画像形成物質と波長650nm付近に最大感度を持
つ感光性物質とから構成されている。
【0026】芯物質3の周囲に壁部材2を設ける方法
は、公知のマイクロカプセル化技術によって可能であ
る。例えば、界面重合法によってポリアミド、ポリウレ
タン、ポリエステル、ポリユリアの各樹脂を壁部材とす
るマイクロカプセルが製造できる。また、In−Sit
u重合法によって、ポリスチレン、メラミンホルマリ
ン、尿素ホルマリンの各樹脂を壁部材とするマイクロカ
プセルが製造できる。また、コアセルベーション法、相
分離法、液中乾燥法等で製造してもよい。
【0027】このような方法によって、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの各色用のマイクロカプセルがそれぞれ分
散された、3種のマイクロカプセルスラリーが得られ
る。この3種のマイクロカプセルスラリーを混合した
後、スプレードライ法、真空乾燥法などによって、前記
カプセルスラリーを乾燥させて、粉体状のフルカラー画
像形成用マイクロカプセルトナーが得られる。
【0028】さらに、流動性や帯電性が要求される場合
には、マイクロカプセルの周囲に無機、あるいは有機の
微粉末などを外添すればよい。これらは、公知の電子写
真方式に用いられるトナーの表面改質に関する技術が使
用できる。
【0029】次に、上記のフルカラー画像形成用マイク
ロカプセルトナーを用いる本発明の画像形成装置を図1
を用いて説明する。
【0030】図1において、画像形成装置100の内部
には、マイクロカプセルトナー1を保持し、搬送するカ
プセル保持部材44と、その保持部材44にマイクロカ
プセルトナーを塗布するマイクロカプセル塗布部20
と、マイクロカプセルトナーを画像情報に応じて露光す
る像露光部10と、放出された芯物質を受像紙に転写す
るための転写部材45とが設けられている。また、保持
部材44と転写部材45が対向する部分はマイクロカプ
セルトナーの破壊領域47を形成する。
【0031】像露光部10は、ハロゲンランプなどから
なる露光ランプ11と、原稿台ガラス15と、原稿カバ
ー13と、結像レンズ14と、画像の色調を調整するた
めのフィルタ16と、遮光板19とから構成されてい
る。
【0032】マイクロカプセル塗布部20は、マイクロ
カプセルを貯蔵するケース21と、かくはん機23と、
マイクロカプセルを担持する担持体25と、担持体25
にマイクロカプセルを供給するための供給体24と、前
記貯蔵された粉体状のマイクロカプセル1とから構成さ
れている。
【0033】図示しない直流あるいは交流電源によっ
て、前記保持部材44とトナー担持体25との間には、
マイクロカプセル1をマイクロカプセル担持体25から
保持部材44に向けて移動させるための電界が形成され
ている。
【0034】カプセル保持部材44は、例えば直径30
mm〜100mm程度で、長さは300mm程度の中空
のローラ状であり、可視光を透過しやすいガラスあるい
はアクリルなど透明樹脂からなる。また、その表面には
カプセルの壁部材を保持し易く、かつ透明性を損なわな
い程度の凹凸が設けられている。
【0035】そして、保持部材44の円筒の内部で、前
記像露光部10の下部には、副露光器35と遮光板36
が設けられている。
【0036】前記副露光器35は、前記各色用の3種の
マイクロカプセルをそれぞれ同等に硬化させるように、
3種のマイクロカプセルの芯物質の硬化波長に対応した
波長の光を照射できる光源であり、具体的にはハロゲン
ランプ等がよい。
【0037】一方、転写部材45は、直径10mm〜5
0mmのローラ状で、少なくとも表面はマイクロカプセ
ルに内包された液体状の芯物質が付着し易いような材
質、例えばプラズマ処理されたポリエチレン樹脂などか
らなる。さらに、保持部材44に近接してクリーニング
部30が設置され、そのクリーニング部30の構成部材
であるクリーニングブレード31は保持部材44に接し
ている。転写部材45の下部には、ハロゲンランプある
いは抵抗体などの熱源が内蔵されたヒートローラ46が
設けられている。また、転写部材45とヒートローラー
46の間に受像紙52が供給される。
【0038】次に、この装置の動作について説明する。
まず始めに図示しない起動スイッチがONになると、保
持部材44が図中の矢印の方向に回転を開始する。
【0039】マイクロカプセル塗布部20に於て、かく
はん機23と供給体24の回転によって担持体25にマ
イクロカプセルトナー1が帯電されて担持される。担持
されたマイクロカプセルトナー1は、前記保持部材44
と担持体25の間に形成された電界によって、保持部材
44の方向に静電引力を受ける。
【0040】この結果マイクロカプセル1が保持部材4
4に向けて移動し、保持部材44に静電気力によって付
着する。すなわち保持部材44に粉体状のマイクロカプ
セル1aが塗布される。以上に説明した動作の途中でマ
イクロカプセルトナー1が破壊されないように、マイク
ロカプセル1の外壁は十分な強度を持っている。
【0041】保持部材44の回転によって、マイクロカ
プセルトナー1aは像露光部10の下部へ搬送される。
ここで像露光部10のハロゲンランプ11が点灯し、原
稿12を支持している原稿台ガラス15が移動する。こ
れによって原稿12に従って露光操作が行なわれる。原
稿12から反射した光は、画像の色調を調整するためフ
ィルタ16を通って、保持部材44に塗布されたマイク
ロカプセル1aの面に結像される。このように画像情報
にしたがって、マイクロカプセルが露光される。これと
同時に、副露光器35が点灯して支持体を透過してマイ
クロカプセルトナー1aが副露光される。
【0042】したがって、マイクロカプセルトナー1a
が画像情報に応じて露光され、その露光エネルギーの程
度に応じて、芯物質が重合反応するため硬化する。かつ
露光が前記カプセル内部の画像形成物質によって遮光さ
れても、副露光によって画像に不要なカプセルトナーは
確実に硬化する。
【0043】ここで、副露光器による露光強度は、像露
光部10による最大露光強度の1/10〜1/2に設定
される。この範囲よりも副露光器による露光強度が弱い
場合には、副露光の硬化が不十分であり、逆に大きい場
合には、画像に必要なマイクロカプセルトナーまで硬化
してしまい画像濃度が不足する。
【0044】露光されたマイクロカプセルトナー1a
は、さらに保持部材44の回転によって、保持部材44
と転写部材45が対向する部分である破壊領域47に送
られる。ここで、マイクロカプセルトナー1aは、保持
部材44と転写部材45によって加圧される。前記画像
情報に基づく露光で露光されず、したがって硬化してい
ないカプセルトナーは、壁部材2が破壊されて芯物質3
が流出し、芯物質3は転写部材45に付着する。
【0045】さらに、放出された芯物質3および硬化し
ているマイクロカプセルは転写部材45の近傍に送られ
る。転写部材45の表面に接触した芯物質3は転写部材
45に付着し、破壊されたマイクロカプセルの壁材と硬
化しているマイクロカプセルなどの固形物は、引続き保
持部材44の凹凸に保持される。これら保持部材に留ま
っている固形物1bは、クリーニング部30のブレード
31によって、保持部材44からはぎ取られ回収され
る。普通紙である受像紙52は給紙カセット51から取
り出され、転写部材45とヒートローラ46の間に送ら
れる。ヒートローラ46によって、受像紙52と転写部
材45が加熱されると、転写部材45に付着している芯
物質は、受像紙52に熱転写される。芯物質には、画像
形成物質が含まれているため、受像紙52に画像が形成
され装置外部に出力される。
【0046】次に、第2の実施例である画像形成装置2
00を図3を用いて説明する。画像形成装置100と同
じ作用をおこなう部材には同じ番号が付し、その詳細な
説明は省略する。
【0047】画像形成装置200においては保持部材4
4は可視光を透過する樹脂などからなるエンドレスベル
ト状である。かつこのエンドレスベルト状保持部材44
を挟むように位置する一対の加圧ローラ41によって破
壊機構42が構成される。さらに像露光部10の下方延
長上で、保持部材の下部には副露光器35が設けられて
いる。
【0048】上記構成により、マイクロカプセル担持ロ
ーラ25と電極ローラ27の間に形成された電界によっ
て、マイクロカプセルトナー1aが保持部材44に付着
する。そして、保持部材44が駆動ローラ28によって
搬送され、像露光部10で画像情報にしたがって露光さ
れると共に、保持部材44を介して反対側から副露光さ
れる。
【0049】次に、一対の加圧ローラ41によってマイ
クロカプセル1aが加圧され、硬化していないカプセル
が破壊されて芯物質3が流出する。加圧ローラ41の表
面がフッ素系樹脂など非付着性の物質から構成されてい
るので、芯物質3は加圧ローラ41にはほとんど付着せ
ず、大部分が保持部材44上に残る。また硬化している
マイクロカプセルや壁部材は固形物1bであるために、
加圧力によって保持部材44に強く押し付けられるの
で、保持部材44の表面に強く付着する。
【0050】さらに、受像紙ストッカー51から取り出
された受像紙52と、固形物1bおよび芯物質3が表面
に付着している保持部材44が重ね合わされ、加熱ロー
ラ46を通過すると、液状の芯物質3が受像紙52に浸
透する。しかし、前記固形物1bは受像紙52に浸透し
ないので、保持部材44に強く付着したまま搬送され、
クリーニング部30によって保持部材から削り取られ
る。このようにしてクリーニングされた保持部材44は
再びマイクロカプセル塗布部20に搬送される。
【0051】尚、以上説明した実施例を次のように変更
しても本発明を実施することが可能である。像露光部1
0は原稿の反射光をマイクロカプセルトナーに照射する
のではなく、透過光であっても良いし、さらにハロゲン
ランプとフイルターの代わりに液晶表示板、エレクトロ
ルミネッセンス表示板、発光ダイオードなどを用いても
よい。また、マイクロカプセルの破壊手段としては、ロ
ーラ間の加圧に限定されることなく、加熱によってマイ
クロカプセルを膨張破裂させる等の方法を用いてもよ
い。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したことから明きらかなように
本発明の画像形成装置は、色材等を内包し、搬送手段上
に担持されつつ搬送されるマイクロカプセルを、画像情
報に応じて露光手段を用いて像露光することにより画像
を形成するものであり、前記搬送手段上に担持されるマ
イクロカプセルの、前記露光手段による光の照射面とは
反対側の面に対して光を照射することにより副露光を行
う副露光手段を備えていることにより、露光手段より照
射される光がマイクロカプセル内の色材によって吸収さ
れても、副露光によって確実に露光されるので、画像に
必要が無い色のマイクロカプセルはすべて硬化させるこ
とができるため、色調が良好な画像を普通紙に記録する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を具体化した第1
の実施例を示す図である。
【図2】本発明の画像形成装置に用いられるマイクロカ
プセルの断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 マイクロカプセル 10 像露光部 35 副露光器 44 保持部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色材等を内包し、搬送手段上に担持され
    つつ搬送されるマイクロカプセルを、画像情報に応じて
    露光手段を用いて像露光することにより画像を形成する
    画像形成装置であって、前記搬送手段上に担持されるマ
    イクロカプセルの、前記露光手段による光の照射面とは
    反対側の面に対して光を照射することにより副露光を行
    う副露光手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP8609093A 1993-04-13 1993-04-13 画像形成装置 Pending JPH06301188A (ja)

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