JPH0675353A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH0675353A
JPH0675353A JP22720892A JP22720892A JPH0675353A JP H0675353 A JPH0675353 A JP H0675353A JP 22720892 A JP22720892 A JP 22720892A JP 22720892 A JP22720892 A JP 22720892A JP H0675353 A JPH0675353 A JP H0675353A
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JP
Japan
Prior art keywords
image
microcapsules
image forming
residue
holding member
Prior art date
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Pending
Application number
JP22720892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Hattori
康弘 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP22720892A priority Critical patent/JPH0675353A/ja
Publication of JPH0675353A publication Critical patent/JPH0675353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成に使用した後の支持体上に付着した
マイクロカプセル等の残留物を容易に回収し、且つ悪臭
を放つことなく貯蔵することが可能な手段を備えた画像
形成装置を提供すること。 【構成】 クリーニング部60は、アルミ板など遮光で
きる材質からなる匡体61と、これに支持されて保持部
材31に先端が接触するように設けられたクリーニング
ブレード64と、アクリルなどの透明な材質からなる回
収カプセルケース63と、補助硬化器62からなる。
補助硬化器62は、タングステンフィラメント65と図
示しないハロゲンガスがガラス管に封入された、いわゆ
るハロゲンランプである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置、詳しく
はマイクロカプセルを用いたモノクロあるいはフルカラ
ーの複写機またはプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、染料前駆体と感光性物質などから
なる芯物質が、樹脂などの壁材によって封入された、い
わゆる感光性マイクロカプセルが知られている。また、
この感光性マイクロカプセルを担持した感光媒体を用い
るカラー複写装置が開発されている。
【0003】この装置に於いては、前記感光媒体が画像
情報に応じて露光され、マイクロカプセルが硬化するこ
とにより感光媒体に化学潜像が形成され、その後、受像
紙と感光媒体が重ね合って加圧され、マイクロカプセル
が破壊されることによって、前記化学潜像が現像され、
受像紙に画像が形成される。
【0004】しかし、この装置に於いては、PETなど
のプラスティックフィルムを基材として、この基材にマ
イクロカプセルが塗工された感光媒体が用いられてい
る。このため、前記基材は画像形成には直接寄与しない
にもかかわらず、画像形成される毎にマイクロカプセル
と共に消費され廃棄されていた。したがってこの画像形
成装置は、いわゆるランニングコストが高いという問題
があった。
【0005】そこで、本出願人等はこの問題を解決する
ため、粒子状の感光性マイクロカプセルを用い、前記基
材を廃棄することなく画像形成が可能な装置を、特願平
3−124919号、特願平3−220101号、特願
平3−230099号、特願平3−285005号の出
願で提案している。
【0006】この画像形成装置に於いては、染料前駆
体、有色染料、顔料などの画像形成物質と、光に反応し
て硬化する感光性物質からなる芯物質が、樹脂などの壁
材によって封入されたマイクロカプセルを用いている。
【0007】そして、粉体状のマイクロカプセルが装置
内部でベルト状の支持体に乾式で塗布され、次に画像情
報に応じて露光される。その後、加圧手段などによって
マイクロカプセルが破壊されて芯物質が放出される。そ
して、芯物質が受像紙に転写されると、芯物質が受像紙
の繊維の間に浸透し、芯物質中の画像形成物質によって
画像が形成されるのである。
【0008】そして支持体には、破壊されたマイクロカ
プセルおよび硬化していて破壊されなかったマイクロカ
プセルなどの残留物が付着しているので、これら残留物
はブレードなどによって支持体からはぎ取られ、プラス
ティック容器に貯蔵され、所定の量に達したときに装置
外部に取り出され廃棄されるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像形成装置に於いては、残留物が容器などに貯蔵さ
れている間、悪臭を発するという問題があった。これ
は、残留物の破壊されたマイクロカプセルに付着してい
る感光性物質、特に重合性モノマーと呼ばれる液状物質
が悪臭を放つためである。
【0010】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、支持体上に付着したマイクロカプ
セル等の残留物を容易に回収し、且つ悪臭を放つことな
く貯蔵することが可能な手段を備えた画像形成装置を提
供することを目的としているする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、画像形成に使用した後の支
持体上の残留物を回収する回収手段と、その回収手段に
より回収された残留物を貯蔵する貯蔵手段と、その貯蔵
手段に貯蔵された残留物の硬化を促進させるための補助
硬化手段とを備えている。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置にお
いて、回収手段は画像形成に使用した後の支持体上の残
留物を回収し、貯蔵手段は回収された残留物を貯蔵し、
補助硬化手段は、貯蔵された残留物中の感光性物質、特
に悪臭の発生源である重合性モノマーの光重合反応ある
いは熱重合反応を促進させ、その結果、重合性モノマー
は、重合物となり、この重合物は、ゲル状もしくは固体
状であり、ほとんど悪臭を発することが無い。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例である画像形成
装置100の概略構成図である。
【0015】画像形成装置100の内部には、露光部1
0と、画像マイクロカプセル塗布部20と、クリーニン
グ部60と、カプセル保持部材31と、転写部材41が
設けられている。
【0016】カプセル保持部材31および転写部材41
は、共に円柱あるいは円筒形状をしており、例えば直径
30mm〜200mm程度で、長さ(図1では紙面に垂
直方向の長さ)300mm程度である。さらにこの保持
部材31および転写部材41は、画像マイクロカプセル
1を破壊するための加圧力に耐えることが必要であるた
め、少なくとも芯部分はステンレス、アルミニウムなど
の金属によって構成されている。また必要であれば、前
記芯部分の周囲に、機能を付加するための樹脂材料がコ
ーティングあるいは接合されていてもよい。前記カプセ
ル保持部材31と転写部材41によって挟まれた領域
は、画像マイクロカプセル1の破壊部42を構成してい
る。
【0017】露光部10は露光ランプ11と、原稿台ガ
ラス15と、原稿カバー13と、画像の色調を調整する
ためのフィルタ14と、遮光板19とから構成されてい
る。
【0018】画像マイクロカプセル塗布部20は、前記
保持部材31に画像マイクロカプセル1を乾式塗布する
ために設けられ、画像マイクロカプセル1を貯蔵するケ
ース21と、攪拌機23と、画像マイクロカプセル1を
担持する担持体25と、担持体25に画像マイクロカプ
セル1を供給するための供給体24と、前記貯蔵された
粉体状の画像マイクロカプセル1から構成されている。
【0019】ここで、図示しない直流あるいは交流電源
によって、前記保持部材31と画像マイクロカプセル担
持体25との間には、画像マイクロカプセルを担持体2
5から保持部材31に向けて移動させるための電界が形
成されている。
【0020】本画像形成装置100に於て用いられる画
像マイクロカプセル1は、尿素ホルムアルデヒド樹脂あ
るいはメラミンホルムアルデヒド樹脂からなる外壁の内
部に液体状の芯物質が封入されて構成されている。芯物
質は、少なくとも染料あるいは顔料などの色材と、光に
反応して硬化する感光性物質からなる。さらに感光性物
質は、重合性モノマーと、所定の波長の光に反応して重
合反応を開始させるための光開始剤が混合されたもので
ある。
【0021】ここで、前記色材の吸収波長と前記感光性
物質の感光波長との間には特定の関係がある。具体的に
は、色材がイエロー色の場合は前記感光性物質はブルー
光に感度を持つ。同様に色材がマゼンタ色の場合は感光
性物質はグリーン光に感度を持ち、シアン色の場合には
レッド光に感度を持つのである。
【0022】このようにして準備されたイエロー、マゼ
ンタ、シアンの各色用の芯物質を単独で水中に乳化さ
せ、公知のin situ法と呼ばれる画像マイクロカ
プセル化法によって、樹脂の外壁の内側に封入し、画像
マイクロカプセルを得る。
【0023】このようにして得られた3色の画像マイク
ロカプセルは、水中に分散されているので、スプレード
ライ法、凍結乾燥法などによって乾燥させ、粉体状の画
像マイクロカプセル1を得る。この画像マイクロカプセ
ル1の平均的な粒径は15μmであり、また外壁の断面
厚さは0.001〜0.1μmである。
【0024】本画像形成装置の保持部材31に近接して
クリーニング部60が設置されている。図2を参照して
クリーニング部60を説明する。
【0025】図2(a)のように、クリーニング部60
は、アルミ板など遮光できる材質からなる匡体61と、
これに支持されて保持部材31に先端が接触するように
設けられたクリーニングブレード64と、アクリルなど
の透明な材質からなる回収カプセルケース63と、補助
硬化器62からなる。
【0026】補助硬化器62は、図2(c)に示される
ように、タングステンフィラメント65と図示しないハ
ロゲンガスがガラス管に封入された、いわゆるハロゲン
ランプである。
【0027】転写部材41の下部には、加熱源が内蔵さ
れたヒートローラ45が設けられている。また、転写部
材41とヒートローラ45の間に受像紙52が供給され
る。
【0028】次に、この装置の動作について説明する。
図示しない起動スイッチがONになると、保持部材31
が図中の矢印の方向に回転を開始する。
【0029】画像マイクロカプセル塗布部20に於て、
攪拌機23と供給体24の回転によって担持体25に画
像マイクロカプセルが帯電されて担持される。担持され
た画像マイクロカプセルは、前記保持部材31と担持体
25の間に形成された電界によって、保持部材31の方
向に静電引力を受ける。この結果画像マイクロカプセル
1が保持部材31に向けて移動し、保持部材31に静電
気力によって付着する。すなわち保持部材31に粉体状
の画像マイクロカプセル1が塗布される。以上に説明し
た動作の途中で画像マイクロカプセル1が破壊されない
ように、画像マイクロカプセル1の外壁は十分な強度を
持っている。
【0030】保持部材31が図の矢印方向に回転し、こ
れにともなって前記塗布された画像マイクロカプセル1
は露光部の下部へ搬送される。ここで露光部10のハロ
ゲンランプ11が点灯し、原稿12を支持している原稿
台ガラス15が移動する。これによって原稿12に従っ
て露光操作が行なわれる。原稿12から反射した光は、
画像の色調を調整するためフィルタ14を通って、保持
部材31に塗布された画像マイクロカプセル1の面に結
像される。
【0031】ここで、十分に露光されたマイクロカプセ
ル1bは、芯物質が重合するため硬化する。それ以外の
マイクロカプセル1aは、露光の程度に応じて硬化す
る。
【0032】さらに、マイクロカプセルは破壊部42に
向けて搬送される。ここで、マイクロカプセルは保持部
材31と転写部材41の間に挟まれ、加圧される。
【0033】前記加圧された画像マイクロカプセル1
は、その硬化の程度に応じて芯物質を流出する。すなわ
ち、十分に硬化しているマイクロカプセル1bは全く破
壊されないので、芯物質を放出せず、そのまま保持部材
に留まる。それ以外のマイクロカプセル1aは破壊さ
れ、硬化の程度が低いマイクロカプセルほど、多くの芯
物質を放出する。放出された芯物質は転写部材41に転
写される。破壊部を通過した後の保持部材31には、破
壊されたマイクロカプセル3と硬化しているマイクロカ
プセル1bが残留物として存在している。さらに、この
破壊されたマイクロカプセル3には、放出されなかった
芯物質が残留している。
【0034】これらの残留物は、保持部材31に接して
いるクリーニングブレード64によって、保持部材から
はぎ取られ、回収カプセルケース63に貯蔵される。そ
の後、ハロゲンランプ62が点灯すると、回収カプセル
ケース63は透明な材質からなるので、前記残留物が露
光される。このため芯物質中の重合性モノマーが光重合
して、図2(b)に示されるような固体状あるいはゲル
状の重合物9となる。この重合物9は安定な物質であ
り、重合性モノマーのような悪臭は殆ど発しない。した
がって回収カプセルケース63の内部に長期間貯蔵され
ていてもユーザーに不快感を与えることはない。
【0035】回収カプセルケース63の内部に貯蔵され
た重合物がある程度多量になった時点で、回収カプセル
ケース63が画像形成装置100から取り出され、残留
物であった重合物9は廃棄される。
【0036】普通紙である受像紙52は給紙カセット5
1から取り出され、転写部材41とヒートローラ45の
間に送られる。
【0037】ヒートローラ45によって、受像紙52と
転写部材41が加熱されると、転写部材41に付着した
芯物質4は、受像紙52に転写される。
【0038】芯物質4には色材が含まれているため、受
像紙52に画像が形成され、そして受像紙は装置外部に
排出される。
【0039】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更が可能である。例えば、一般に重合性モ
ノマーは加熱されると熱重合を生ずるので、補助硬化機
構として抵抗体のヒーターなどの熱源を用いても、本実
施例のように光源を用いた場合とほぼ同等の効果が得ら
れる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成装置は、画像形成に使用した後の支持体
上の残留物を回収する回収手段と、その回収手段により
回収された残留物を貯蔵する貯蔵手段と、その貯蔵手段
に貯蔵された残留物の硬化を促進させるための補助硬化
手段とを備えたことにより、装置内に、画像が形成され
た後の不要な残留物が貯蔵されていても、悪臭は発生し
ないので、ユーザーに不快感を与えることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】本発明の画像形成装置の要部の構成を説明する
図である。
【符号の説明】
10 露光部 20 マイクロカプセル塗布部 42 破壊部 52 受像紙 60 クリーニング部 61 筐体 62 補助硬化器 63 カプセルケース 64 クリーニングブレード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも顔料等の色材と感光性物質を
    芯物質とするマイクロカプセルを支持体に塗布し、前記
    芯物質を放出させて受像紙に画像を形成する画像形成装
    置において、 画像形成に使用した後の前記支持体上の残留物を回収す
    る回収手段と、 その回収手段により回収された残留物を貯蔵する貯蔵手
    段と、 その貯蔵手段に貯蔵された残留物の硬化を促進させるた
    めの補助硬化手段とを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
JP22720892A 1992-08-26 1992-08-26 画像形成装置 Pending JPH0675353A (ja)

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JP22720892A JPH0675353A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 画像形成装置

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JP22720892A JPH0675353A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 画像形成装置

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JPH0675353A true JPH0675353A (ja) 1994-03-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013248065A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Sharp Corp 自走式家電

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013248065A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Sharp Corp 自走式家電

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