JP2557631B2 - ラジオ受信機 - Google Patents

ラジオ受信機

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JP2557631B2
JP2557631B2 JP61304421A JP30442186A JP2557631B2 JP 2557631 B2 JP2557631 B2 JP 2557631B2 JP 61304421 A JP61304421 A JP 61304421A JP 30442186 A JP30442186 A JP 30442186A JP 2557631 B2 JP2557631 B2 JP 2557631B2
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佐藤  明弘
政美 加藤
博紀 長谷川
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、IC(集積回路)化に適したラジオ受信機に
関するもので、特に低消費電流化を計ったラジオ受信機
に関する。
(ロ)従来の技術 電池を電源とするボータブル型のAMラジオ受信機にお
いては、消費電流が少ないことが1つの要件である。一
般に前記AMラジオ受信機は、高周波数のIC及び電力増幅
用のICを用いて構成されているが、前記電力増幅用のIC
は他のものに比べて消費電流が大きく、AMラジオ受信機
の低消費電流化を計る為には、前記電流増幅用のICの消
費電流の削減を計る必要がある。
ところで、電力増幅用ICの出力段には、通常B級動作
のプッシュプル増幅回路が用いられている。前記プッシ
ュプル増幅回路は、クロスオーバー歪やスイッチング歪
の発生という基本的な問題を有しているが、増幅用のト
ランジスタに十分なアイドリング電流を流すと、前記ク
ロスオーバー歪やスイッチング歪を低減することが出来
る。しかしながら、ポータブル型のAMラジオ受信機にお
いては、電池寿命の関係からアイドリング電流をあまり
多く流すことが出来ないので、電池寿命か歪率かの一方
を犠牲にせざるを得なかった。
上述の問題を解決する為、特開昭61−108208号公報に
開示されている如く、低消費電流化を計ったプッシュプ
ル増幅回路が提案され、使用に供されている。前記プッ
シュプル増幅回路は、回路構成を工夫し、低消費電流で
クロスオーバー歪及びスイッチング歪を軽減し得るもの
である。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記従来のプッシュプル増幅回路は、
アイドリング電流がクロスオーバー歪やスイッチング歪
を軽減し得る低い値の所定値に固定されている為、受信
信号の電界強度が低下し、RF増幅段やIF増幅段において
歪率が悪化した場合でも、電力増幅段の歪を低減し得る
程度のアイドリング電流が流れ続ける。前段で歪率が悪
化した状態において、電力増幅段の歪を低減しても無意
味であり、徒に消費電流の増加を招くだけであるので、
何らかの改善が望まれていた。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、受信信号
の電界強度を表わす信号を発生する電界強度検出手段
と、該検出手段の出力信号に応じて電力増幅段のアイド
リング電流を制御する制御手段とを備える点を特徴とす
る。
(ホ)作用 本発明に依れば、受信信号の電界強度が大のときは、
電力増幅段のアイドリング電流を所定値に保つことが出
来、低消費電流でクロスオーバー歪及びスイッチング歪
の低減を計ることが出来る。また、受信信号の電界強度
が小のときは、前記アイドリング電流を低下させること
が出来るので、ラジオ受信機全体の一層の低消費電流化
を計ることが出来る。
(ヘ)実施例 第1図は、本発明の一実施例の示すもので、(1)は
AMラジオ電波を受信するアンテナ、(2)は受信信号を
増幅するRF増幅段、(3)は該RF増幅段(2)の出力信
号と局部発振回路(4)の出力信号とを混合し、IF信号
を作成する混合段、(5)は前記IF信号を増幅するIF増
幅段、(6)は前記IF信号をAM検波する検波段、(7)
は検波された低周波信号を増幅してスピーカ(8)に印
加する電力増幅段、(9)はIF信号のレベルを検出する
レベル検出段、及び(10)は該レベル検出段(9)の出
力信号に応じて、前記電力増幅段(7)に流れるアイド
リング電流を制御する制御段である。
アンテナ(1)に受信された信号は、RF増幅段(2)
で増幅され、混合段(3)でIF信号に変換される。前記
IF信号は、IF増幅段(5)で増幅され、検波段(6)で
AM検波される。検波段(6)の出力端に得られる低周波
信号は、電力増幅段(7)で増幅された後スピーカ
(8)に印加される為、前記スピーカ(8)から受信信
号に応じた音が放音される。上述のAMラジオ受信機の動
作は、従来一般に知られている受信機の動作と同一であ
る。
レベル検出段(9)は、IF信号のレベルを検出するこ
とにより受信信号の電界強度を検出するものである。制
御段(10)は、レベル検出段(9)の出力信号レベルに
応じて電力増幅段(7)に流れるアイドリング電流を制
御する。その場合、受信信号の電界強度に応じて発生す
る出力信号レベルをそのまま用いて、アイドリング電流
をリニアに増減させてもよいし、スレシホールドレベル
を設け、所定電界強度以下のとき前記アイドリング電流
を低い所定値に制限し、所定電界強度以上のとき前記ア
イドリング電流を高い所定値に設定する様にしてもよ
い。
第1図の如き構成とすれば、受信信号の電界強度が大
のとき、電力増幅段(7)に十分なアイドリング電流を
流すことが出来、クロスオーバー歪やスイッチング歪の
発生を防止し、良好な受信を行なうことが出来る。また
受信信号の電界強度が小のとき、電力増幅段(7)のア
イドリング電流を小とし、消費電流の削減を計ることが
出来る。その場合、クロスオーバー歪やスイッチング歪
が発生するが、弱電界時においては、RF増幅段(2)、
IF増幅段(5)、検波段(6)等において既に歪率が悪
化しているので、受信状態に大きな影響はない。
第2図は、第1図の要部の具体回路例を示すもので、
(11)は増幅されるべき入力信号が印加される入力端
子、(12)及び(13)は第1及び第2プリドライバトラ
ンジスタ、(14)は該第1プリドライバトランジスタ
(12)の出力信号に応じて動作する第1ドライバトラン
ジスタ、(15)は前記第2プリドライバトランジスタ
(13)の出力信号に応じて動作する第2ドライバトラン
ジスタ、(16)は前記第1ドライバトランジスタ(14)
の出力信号を反転する第1電流反転回路、(17)は前記
第2ドライバトランジスタ(15)の出力信号を反転する
第2電流反転回路、(18)は基準電流を供給する定電流
源、(19)(20)及び(21)は該定電流源(18)に流れ
る電流と等しい電流を流す第1、第2及び第3トランジ
スタ、(22)は第4及び第5トランジスタ(23)及び
(24)から成り、前記第3トランジスタ(21)の出力電
流を反転する第3電流反転回路、(25)は前記第5トラ
ンジスタ(24)に流れる電流を供給する第6トランジス
タ、(26)は受信信号の電界強度の増大に応じて減少す
るAGCがかけられたIF増幅段の動作電流が供給される制
御入力端子、及び(27)は前記動作電流の増大に応じて
減少する制御電流を発生する第4電流反転回路である。
尚、第4トランジスタ(23)は第2ドライバトランジス
タ(15)のアイドリング電流を定める為のものであり、
第6トランジスタ(25)は第1ドライバトランジスタ
(14)のアイドリング電流を定める為のものである。ま
た、第1及び第2電流反転回路(16)及び(17)は、電
力増幅段の出力段を構成しており、反転比を1:nに設定
することにより、電流をn倍に増幅するものである。
定電流源(18)に流れる電流をI1とすれば、第1乃至
第3トランジスタ(19)乃至(21)のコレクタ電流もI1
(反転比を1:1に設定)となり、第1及び第2プリドラ
イバトランジスタ(12)及び(13)のコレクタ電流が無
信号時にI1となる様、そのベースバイアスを設定すれ
ば、無信号時における第1及び第2ドライバトランジス
タ(14)及び(15)の駆動電流は零になる。また、第3
トランジスタ(21)のコレクタ電流I1は、第4電流反転
回路(27)の出力電流I2とともに第4トランジスタ(2
3)に流れ、第4トランジスタ(23)とベース及びエミ
ッタが共通接続された第5トランジスタ(24)及び該第
5トランジスタ(24)のコレクタ電流を供給する第6ト
ランジスタ(25)にも前記電流の和電流I1+I2が流れ
る。第4トランジスタ(23)に流れる電流I1+I2に応じ
て、第2ドライバトランジスタ(15)のコレクタ電流は
I1+I2となり、第6トランジスタ(25)の流れる電流I1
+I2に応じて、第1ドライバトランジスタ(14)のコレ
クタ電流もI1+I2なる。そして、第1及び第2ドライバ
トランジスタ(14)及び(15)に流れる電流I1+I2に応
じて、第1及び第2電流反転回路(16)及び(17)にも
I1+I2の電流が流れる。従って、第1及び第2ドライバ
トランジスタ(14)及び(15)と第1及び第2電流反転
回路(16)及び(17)とには、無信号時においても所定
値I1+I2のアイドリング電流が流れ続け、それによって
クロスオーバー歪及びスイッチング歪の減少が計れる。
尚、電流反転関係に接続されたトランジスタの反転比を
任意に設定すれば、各トランジスタにI1+I2と異なる任
意の電流を流すことが出来、総アイドリング電流を、ク
ロスオーバー歪やスイッチング歪を減少させ得る最小の
値とすることが出来る。
入力端子(11)に正の入力信号が印加されると、第1
及び第2プリドライバトランジスタ(12)及び(13)の
コレクタ電流が増大し、第1ドライバトランジスタ(1
4)が駆動され、第1電流反転回路(16)に流れる電流
が負荷に流れる。又、入力端子(11)に負の入力信号が
印加されると、第1及び第2プリドライバトランジスタ
(12)及び(13)のコレクタ電流が減少し、第2ドライ
バトランジスタ(15)が駆動され、第2電流反転回路
17)に流れる電流が負荷に流れる。従って、第2図の
回路を用いれば、負荷をプッシュプル駆動することが出
来る。
ところで、IF増幅段の動作電流は、受信信号の電界強
度に応じて例えば第3図実線(イ)の如く変化する。す
なわち、前記動作電流は、AGCがきかない弱電界領域に
おいて大となり、AGCが十分動作する強電界領域で小と
なる。この動作電流を第4電流反転回路(27)に供給す
ると、前記第4電流反転回路(27)を構成するダイオー
ド接続型の第7トランジスタ(28)のコレクタ電流が第
3図一点鎖線(ロ)の如く変化し、それに応じて第8ト
ランジスタ(29)のコレクタ電流も変化する。強電界時
においては、前記動作電流が小の為、第4電流反転回路
27)から発生する制御電流I2が大になり、第4トラン
ジスタ(23)に流れる電流も大になる。その為、第1及
び第2ドライバトランジスタ(14)及び(15)と第1及
び第2電流反転回路(16)及び(17)のアイドリング電
流が大になり、クロスオーバー歪及びスイッチング歪が
改善される。一方、弱電界時においては、前記動作電流
が大になり、前記制御電流I2が小となるので、第4トラ
ンジスタ(23)に流れる電流が小となり、全アイドリン
グ電流が減少する。
尚、第2図においては、IF増幅段の動作電流を検出す
ることにより、受信信号の電界強度を検出する場合につ
いて説明したが、AGC制御電流を直接用いても電界強度
の検出を行なうことが出来る。その場合、レベル検出段
(9)及び制御部(10)とAGC回路とを兼用し得る。
(ト)発明の効果 以上述べた如く、本発明に依れば、電力増幅段のアイ
ドリング電流を受信信号の電界強度に応じて変化せしめ
ているので、強電界受信における歪率の改善と弱電界受
信における消費電流の削減とを同時に達成し得る。特
に、IF増幅段と電力増幅段とを単一の集積回路基板上に
構成し得る1チップICに本発明を適用すれば、ピン数の
増加や外付部品の増加を招くこと無く新機能の付加が達
成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、第2図はそ
の具体回路例を示す回路図、及び第3図は本発明の説明
に供する為の特性図である。 (5)……IF増幅段、(7)……電力増幅段、(9)…
…レベル検出段、(10)……制御段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 博紀 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−16732(JP,A) 実開 昭60−114449(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号をIF信号に周波数変換する混合段
    と、該混合段の出力IF信号を増幅するIF増幅段と、増幅
    されたIF信号を検波する検波段と、該検波段の出力信号
    を増幅する電力増幅段とを備えるラジオ受信機におい
    て、受信信号の電界強度を表わす信号を発生する電界強
    度検出手段と、該検出手段の出力信号に応じて前記電力
    増幅段のアイドリング電流のみを制御する制御手段とを
    設け、受信信号の電界強度が低下したとき前記電力増幅
    手段の動作を停止させることなく前記アイドリング電流
    のみを減少させる様にしたことを特徴とするラジオ受信
    機。
JP61304421A 1986-12-19 1986-12-19 ラジオ受信機 Expired - Lifetime JP2557631B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114449U (ja) * 1984-01-10 1985-08-02 三洋電機株式会社 ラジオ受信機の電力削減装置
JPS6016732A (ja) * 1984-06-26 1985-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信機

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JPS63156432A (ja) 1988-06-29

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