JP2557441Y2 - 配線用埋込みボックス - Google Patents
配線用埋込みボックスInfo
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- JP2557441Y2 JP2557441Y2 JP1990010673U JP1067390U JP2557441Y2 JP 2557441 Y2 JP2557441 Y2 JP 2557441Y2 JP 1990010673 U JP1990010673 U JP 1990010673U JP 1067390 U JP1067390 U JP 1067390U JP 2557441 Y2 JP2557441 Y2 JP 2557441Y2
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- Japan
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- box
- wiring
- conduit
- notch
- fixture
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンクリート壁内に埋設される配線用埋込
みボックスに関する。
みボックスに関する。
(従来の技術) 従来、第12図に示すように、コンクリート壁内に埋設
される配線用埋込みボックスは、底壁があり、底壁に別
体の取付具(102)を取り付け、取付具(102)を支骨鉄
筋に固定し、埋設するようにしていた。
される配線用埋込みボックスは、底壁があり、底壁に別
体の取付具(102)を取り付け、取付具(102)を支骨鉄
筋に固定し、埋設するようにしていた。
このような従来の配線用埋込みボックスにあっては、
別体の取付具(102)を取り付けることによってボック
ス(101)の厚みに取付具(102)の厚みが増すため、第
13図に示すように壁厚の薄いところや、支骨鉄筋(S)
どうしの間隔が狭いところでは、塗代カバー(103)を
付けたボックス(101)を型枠(K)と支骨鉄筋(S)
との間に埋設しようとしても、後方の支骨鉄筋(S)に
邪魔されて、埋設できないという問題があった。
別体の取付具(102)を取り付けることによってボック
ス(101)の厚みに取付具(102)の厚みが増すため、第
13図に示すように壁厚の薄いところや、支骨鉄筋(S)
どうしの間隔が狭いところでは、塗代カバー(103)を
付けたボックス(101)を型枠(K)と支骨鉄筋(S)
との間に埋設しようとしても、後方の支骨鉄筋(S)に
邪魔されて、埋設できないという問題があった。
これに対し、出願人は、第11図に示すように、支骨鉄
筋どうしの間隔が狭く、壁厚の薄いところにも埋設する
ことができるように、底面に開口を有するボックス
(1)と;ボックス(1)の底面開口を閉塞する底壁を
形成する板状部(20)と、鉄筋等の支持部材に架設され
る架設部(21)とを有する取付具(2)と;を備えた配
線用埋込みボックスを提案している。
筋どうしの間隔が狭く、壁厚の薄いところにも埋設する
ことができるように、底面に開口を有するボックス
(1)と;ボックス(1)の底面開口を閉塞する底壁を
形成する板状部(20)と、鉄筋等の支持部材に架設され
る架設部(21)とを有する取付具(2)と;を備えた配
線用埋込みボックスを提案している。
この配線用埋込みボックスの場合には、取付具(2)
がボックス(1)の底壁を兼ねる構造となっているので
取付具(2)の厚み分を薄くすることができる。
がボックス(1)の底壁を兼ねる構造となっているので
取付具(2)の厚み分を薄くすることができる。
ところで、配線用埋込みボックスの側壁には電線管を
接続するための取付孔が設けられている。このような取
付孔は、通常打ち抜き可能ななノックアウトで形成され
るため、ノックアウトを打ち抜く際に側壁が破壊されな
いように、側壁はノックアウトより開口側及び底面側に
一定の厚みを有することが必要である。このめた、従来
のボックスの側壁は相当の厚みを有していた。
接続するための取付孔が設けられている。このような取
付孔は、通常打ち抜き可能ななノックアウトで形成され
るため、ノックアウトを打ち抜く際に側壁が破壊されな
いように、側壁はノックアウトより開口側及び底面側に
一定の厚みを有することが必要である。このめた、従来
のボックスの側壁は相当の厚みを有していた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、このような事情に鑑みなされたものであ
り、従来の配線用埋込みボックスよりも側壁の巾を狭く
して、かつ側壁には電線管の接続が可能な構造を備え、
支骨鉄筋どうしの間隔が狭く、壁厚の薄いところにも埋
設することができる配線用埋込みボックスを提供するこ
とを目的としている。
り、従来の配線用埋込みボックスよりも側壁の巾を狭く
して、かつ側壁には電線管の接続が可能な構造を備え、
支骨鉄筋どうしの間隔が狭く、壁厚の薄いところにも埋
設することができる配線用埋込みボックスを提供するこ
とを目的としている。
(課題を解決するための手段) すなわち、上記課題を解決するため本考案が採った手
段は、 『前面を型枠に当接させてコンクリート内に埋設する
配線用埋込みボックスであって、 底面が開口し、該底面の開口に連通してこの底面開口
から電線管を嵌め込む切欠を形成する切欠部を側壁に有
する底なしボックスと、 該底なしボックスの前記底面開口を閉塞する底壁を形
成する板状部と、曲げ可能に形成され支骨鉄筋に架設さ
れる架設部とを備えた取付具とからなり、 前記底なしボックスの底面開口に前記取付具を取り付
けることにより、前記底なしボックスの側壁に形成した
上記切欠内に嵌め込んだ前記電線管を、前記取付具の板
状部により形成されるボックス底壁の内面と前記切欠周
縁とで抜脱不能に保持することを特徴とする配線用埋込
みボックス』を、その内容とするものである。
段は、 『前面を型枠に当接させてコンクリート内に埋設する
配線用埋込みボックスであって、 底面が開口し、該底面の開口に連通してこの底面開口
から電線管を嵌め込む切欠を形成する切欠部を側壁に有
する底なしボックスと、 該底なしボックスの前記底面開口を閉塞する底壁を形
成する板状部と、曲げ可能に形成され支骨鉄筋に架設さ
れる架設部とを備えた取付具とからなり、 前記底なしボックスの底面開口に前記取付具を取り付
けることにより、前記底なしボックスの側壁に形成した
上記切欠内に嵌め込んだ前記電線管を、前記取付具の板
状部により形成されるボックス底壁の内面と前記切欠周
縁とで抜脱不能に保持することを特徴とする配線用埋込
みボックス』を、その内容とするものである。
(作用) 本考案に係る配線用埋込みボックスにあっては、ボッ
クスの側壁に底面開口に連通して底面開口側から電線管
を嵌め込む切欠を形成する構造としているから、第6図
に示すように、電線管を接続するための取付孔(4)が
ボックス(1)の側壁中央に設けられた配線用埋込みボ
ックスに比べ、ボックス(1)の底面から電線管の取付
孔(4)にかかる部分の巾(H)を省略して、ボックス
(1)の側壁の巾を狭くすることができる。
クスの側壁に底面開口に連通して底面開口側から電線管
を嵌め込む切欠を形成する構造としているから、第6図
に示すように、電線管を接続するための取付孔(4)が
ボックス(1)の側壁中央に設けられた配線用埋込みボ
ックスに比べ、ボックス(1)の底面から電線管の取付
孔(4)にかかる部分の巾(H)を省略して、ボックス
(1)の側壁の巾を狭くすることができる。
また、このような切欠部に嵌め込んだ電線管を、ボッ
クスの底面開口に取り付ける取付具によって固定し、側
壁に電線管を接続することができる。
クスの底面開口に取り付ける取付具によって固定し、側
壁に電線管を接続することができる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例にしたがって、本考案を詳細
に説明する。
に説明する。
第1図〜第5図は本考案に係る配線用埋込みボックス
の一実施例を示した図である。
の一実施例を示した図である。
図において、ボックス(1)は底面が開口した底なし
形状となっている。
形状となっている。
このボックス(1)の側壁には、底面開口(11)に連
通して底面開口(11)側から電線管を嵌め込む切欠(12
a)を形成する切欠部(12)が設けられている。この切
欠部(12)は第2図に示すように薄肉(13)で打ち抜き
可能なノックアウト構造により形成されており、打ち抜
くことにより、電線管を嵌め込む切欠(12a)が形成さ
れるようになっている。なお、切欠部(12)の構造とし
ては、前記ノックアウト構造に限らず、切欠(12a)に
対応する別体の着脱自在な部材を取り付けたものであっ
てもよい。
通して底面開口(11)側から電線管を嵌め込む切欠(12
a)を形成する切欠部(12)が設けられている。この切
欠部(12)は第2図に示すように薄肉(13)で打ち抜き
可能なノックアウト構造により形成されており、打ち抜
くことにより、電線管を嵌め込む切欠(12a)が形成さ
れるようになっている。なお、切欠部(12)の構造とし
ては、前記ノックアウト構造に限らず、切欠(12a)に
対応する別体の着脱自在な部材を取り付けたものであっ
てもよい。
切欠(12a)は、電線管、例えば波付電線管(P)の
場合にはその谷部(Pb)の形状に対応するように形成さ
れ、第3図に示すように切欠(12a)周縁の側壁が波付
電線管(P)の谷部に嵌まり込むようになっている。ま
た、切欠(12a)の深さは波付電線管(P)の山部(P
a)がボックス(1)の底面外に突出しない深さに形成
されている。これにより、第4図に示すように波付電線
管(P)をU字形の切欠(12a)内に係止し、ボックス
(1)の底面開口(11)に取付具(2)を取り付け得る
ようになっている。平滑な電線管の場合には、その外形
状に対応する形状に切欠(12a)が形成されている。
場合にはその谷部(Pb)の形状に対応するように形成さ
れ、第3図に示すように切欠(12a)周縁の側壁が波付
電線管(P)の谷部に嵌まり込むようになっている。ま
た、切欠(12a)の深さは波付電線管(P)の山部(P
a)がボックス(1)の底面外に突出しない深さに形成
されている。これにより、第4図に示すように波付電線
管(P)をU字形の切欠(12a)内に係止し、ボックス
(1)の底面開口(11)に取付具(2)を取り付け得る
ようになっている。平滑な電線管の場合には、その外形
状に対応する形状に切欠(12a)が形成されている。
ボックス(1)の各コーナ部には、ボックス(1)の
底面開口(11)に取付具(2)をビス止めするためのビ
ス挿通孔(13)が設けられている。
底面開口(11)に取付具(2)をビス止めするためのビ
ス挿通孔(13)が設けられている。
なお、本考案においては底面側に開口を有したボック
ス(1)であればよく、例えば、ボックスの表側には塗
代カバーが一体に成形されているもの、あるいはトロ侵
入防止のための閉塞板をノックアウト構造で一体に成形
したものであってもよい。
ス(1)であればよく、例えば、ボックスの表側には塗
代カバーが一体に成形されているもの、あるいはトロ侵
入防止のための閉塞板をノックアウト構造で一体に成形
したものであってもよい。
一方、ボックス(1)の底面開口(11)に取り付けら
れる取付具(2)は、ボックス(1)の底壁を形成する
板状部(20)と、支骨鉄筋等の支持部材に架設される架
設部(21)とを有している。板状部(20)は合成樹脂ま
たは金属で作製され、架設部(21)は折り曲げ可能な金
属で作製されている。第1図に示す例では取付具(2)
は一枚の金属板の打ち抜きによって作製されている。な
お、一枚の金属板を取付具(2)の形状に打ち抜いて作
製すれば製造が容易であり、また取付具(2)自体を薄
くできる。さらに、打ち抜く際の形態として第7図に示
すように架設部(21)の一方を板状部(20)の隅から内
側にずらし、架設部(21)どうしが重なるように打ち抜
くようにすれば、型取り材料の節減を図ることができ
る。
れる取付具(2)は、ボックス(1)の底壁を形成する
板状部(20)と、支骨鉄筋等の支持部材に架設される架
設部(21)とを有している。板状部(20)は合成樹脂ま
たは金属で作製され、架設部(21)は折り曲げ可能な金
属で作製されている。第1図に示す例では取付具(2)
は一枚の金属板の打ち抜きによって作製されている。な
お、一枚の金属板を取付具(2)の形状に打ち抜いて作
製すれば製造が容易であり、また取付具(2)自体を薄
くできる。さらに、打ち抜く際の形態として第7図に示
すように架設部(21)の一方を板状部(20)の隅から内
側にずらし、架設部(21)どうしが重なるように打ち抜
くようにすれば、型取り材料の節減を図ることができ
る。
この取付具(2)の板状部(20)にはボックス(1)
に設けられたビス挿通孔(13)に対応してビス取付孔
(22)が設けられており、これらビス挿通孔(13)及び
ビス取付孔(22)に挿通されたビスによって、取付具
(2)がボックス(1)の底面開口(11)に蓋をするよ
うに取り付けられるようになっている。なお、取付具
(2)の取付手段はビス止めに限らず、嵌合、接着等に
よっても可能である。
に設けられたビス挿通孔(13)に対応してビス取付孔
(22)が設けられており、これらビス挿通孔(13)及び
ビス取付孔(22)に挿通されたビスによって、取付具
(2)がボックス(1)の底面開口(11)に蓋をするよ
うに取り付けられるようになっている。なお、取付具
(2)の取付手段はビス止めに限らず、嵌合、接着等に
よっても可能である。
また、取付具(2)の板状部(20)には、第8図に示
すように、コネクタの取り付けや電線管を挿入できるノ
ックアウトを設けてもよい。取付具の板状部にこのよう
なノックアウトを設けることにより、ボックス底面側か
らの配管も可能となる。
すように、コネクタの取り付けや電線管を挿入できるノ
ックアウトを設けてもよい。取付具の板状部にこのよう
なノックアウトを設けることにより、ボックス底面側か
らの配管も可能となる。
第9図は配線用埋込みボックスの別の実施例を示した
ものであり、この例は、取付具(2)がボックス(1)
の底面開口(11)を閉塞する板状部(20)と、支持部材
に架設される棒状の架設部(21)とで構成されたもので
あり、棒状の架設部(21)は板状部(20)をかしめて取
り付けられている。
ものであり、この例は、取付具(2)がボックス(1)
の底面開口(11)を閉塞する板状部(20)と、支持部材
に架設される棒状の架設部(21)とで構成されたもので
あり、棒状の架設部(21)は板状部(20)をかしめて取
り付けられている。
第10図は配線用埋込みボックスのさらに別の実施例を
示したものであり、この例では、ボックス(1)に設け
られた切欠部(12)の位置に対応させて取付具(2)の
板状部(20)に、電線管の外形状に対応させた突起(2
3)が設けられている。電線管が波付電線管(P)の場
合には、その谷部(Pb)に嵌め込まれるように突起(2
3)を形成すれば、この突起(23)とボックス(1)に
設けられる切欠(12a)周縁の側壁とで波付電線管
(P)を係止して強固に固定することができる。なお、
突起(23)は板状部(20)に一体で設けられたものであ
っても、別体で取り付けできるものであってもよい。ま
た、波付電線管(P)を固定しない部分は切欠部(12)
のままであり、突起(23)が板状部(20)に一体で設け
られたものにあっては取付具(2)をボックス(1)の
底面開口(11)に取り付け得るように、突起(23)はボ
ックス(1)の底面開口(11)の内側又は外側に嵌まり
込むように板状部(20)に設けられる。
示したものであり、この例では、ボックス(1)に設け
られた切欠部(12)の位置に対応させて取付具(2)の
板状部(20)に、電線管の外形状に対応させた突起(2
3)が設けられている。電線管が波付電線管(P)の場
合には、その谷部(Pb)に嵌め込まれるように突起(2
3)を形成すれば、この突起(23)とボックス(1)に
設けられる切欠(12a)周縁の側壁とで波付電線管
(P)を係止して強固に固定することができる。なお、
突起(23)は板状部(20)に一体で設けられたものであ
っても、別体で取り付けできるものであってもよい。ま
た、波付電線管(P)を固定しない部分は切欠部(12)
のままであり、突起(23)が板状部(20)に一体で設け
られたものにあっては取付具(2)をボックス(1)の
底面開口(11)に取り付け得るように、突起(23)はボ
ックス(1)の底面開口(11)の内側又は外側に嵌まり
込むように板状部(20)に設けられる。
さて、このような配線用埋込みボックスを使用する場
合には、まず、ボックス(1)の切欠部(12)に切欠
(12a)を形成し、既設された電線管の端部を嵌め込
み、ボックス(1)の底面開口(11)に取付具(2)を
取り付け、電線管を固定する。電線管が波付電線管
(P)の場合には、その谷部(Pb)に切欠(12a)周縁
の側壁を嵌め込むことにより、また平滑な電線管の場合
には取付具(2)の板状部(20)で切欠(12a)内に嵌
め込まれた電線管を押さえつけることにより、ボックス
(1)から抜けないように固定する。
合には、まず、ボックス(1)の切欠部(12)に切欠
(12a)を形成し、既設された電線管の端部を嵌め込
み、ボックス(1)の底面開口(11)に取付具(2)を
取り付け、電線管を固定する。電線管が波付電線管
(P)の場合には、その谷部(Pb)に切欠(12a)周縁
の側壁を嵌め込むことにより、また平滑な電線管の場合
には取付具(2)の板状部(20)で切欠(12a)内に嵌
め込まれた電線管を押さえつけることにより、ボックス
(1)から抜けないように固定する。
次いで、取付具(2)の架設部(21)を支骨鉄筋に架
設して配線用埋込みボックスを所定の埋設位置に固定す
る。その後、型枠を立設してコンクリートを打設して埋
設する。
設して配線用埋込みボックスを所定の埋設位置に固定す
る。その後、型枠を立設してコンクリートを打設して埋
設する。
なお、第1図に示す配線用埋込みボックスの場合に
は、ボックス(1)の切欠(12a)内に嵌め込まれた電
線管と、取付具(2)の板状部(20)との間にできる隙
間からのトロの侵入を防ぐため、コンクリート埋設前に
前記隙間をシール等によって塞いでおく。なお、第10図
に示す配線用埋込みボックスの場合には、ボックス
(1)の切欠(12a)内に嵌め込まれた電線管と取付具
(2)の板状部(20)との間にできる隙間を突部(23)
によって塞ぐことができる。このため、取付具(2)を
ボックスの底面開口(11)に取り付けて、そのままコン
クリート壁内に埋設することが可能である。
は、ボックス(1)の切欠(12a)内に嵌め込まれた電
線管と、取付具(2)の板状部(20)との間にできる隙
間からのトロの侵入を防ぐため、コンクリート埋設前に
前記隙間をシール等によって塞いでおく。なお、第10図
に示す配線用埋込みボックスの場合には、ボックス
(1)の切欠(12a)内に嵌め込まれた電線管と取付具
(2)の板状部(20)との間にできる隙間を突部(23)
によって塞ぐことができる。このため、取付具(2)を
ボックスの底面開口(11)に取り付けて、そのままコン
クリート壁内に埋設することが可能である。
このような配線用埋込みボックスを使用する場合とし
ては、先に取付具(2)の架設部(21)を支骨鉄筋に架
設し、架設された取付具(2)にボックス(1)を取り
付ける方法もある。
ては、先に取付具(2)の架設部(21)を支骨鉄筋に架
設し、架設された取付具(2)にボックス(1)を取り
付ける方法もある。
(考案の効果) 以上、説明したように、本考案に係る配線用埋込みボ
ックスは、取付具の板状部がボックスの底壁を兼ねる構
造となっているのに加え、側壁の底面側に電線管が嵌め
込まれる切欠を形成する切欠部が設けられたことによ
り、ボックスの側壁中央に取付孔が設けらた従来の配線
用埋込みボックスに比べ、ボックスの側壁の巾をさらに
狭くすることができ、これによって、支骨鉄筋どうしの
間隔が狭く、壁厚の薄いところにも、ボックスの側壁に
電線管を接続した状態で容易に埋設することができる。
ックスは、取付具の板状部がボックスの底壁を兼ねる構
造となっているのに加え、側壁の底面側に電線管が嵌め
込まれる切欠を形成する切欠部が設けられたことによ
り、ボックスの側壁中央に取付孔が設けらた従来の配線
用埋込みボックスに比べ、ボックスの側壁の巾をさらに
狭くすることができ、これによって、支骨鉄筋どうしの
間隔が狭く、壁厚の薄いところにも、ボックスの側壁に
電線管を接続した状態で容易に埋設することができる。
また、本考案に係る配線用埋込みボックスは、切欠に
直接電線管を嵌め込んで接続されるため、従来のボック
スへの電線管の接続に必要とされたコネクタを不要と
し、部品点数を減らして接続構造を簡単にすることがで
きる。
直接電線管を嵌め込んで接続されるため、従来のボック
スへの電線管の接続に必要とされたコネクタを不要と
し、部品点数を減らして接続構造を簡単にすることがで
きる。
第1図から第5図までは本考案に係る配線用埋込みボッ
クスの一実施例を示し、第1図はその分解斜視図、第2
図はボックスの部分断面図、第3図は及び第4図はボッ
クスの切欠内に波付電線管を嵌め込み取付具を取り付け
るまでの状態を示す各断面図、第5図は波付電線管を固
定した状態での側面図、第6図はボックスの厚みの差を
説明するための側面図、第7図は取付具の製造方法の一
例を示す平面図、第8図は取付具の別例を示す平面図、
第9図は本考案に係る配線用埋込みボックスの別の実施
例を示す分解斜視図、第10図は本考案に係る配線用埋込
みボックスのさらに別の実施例を示す分解斜視図、第11
図は別に提案している配線用埋込みボックスの一実施例
を示す分解斜視図、第12図及び第13図は従来の配線用埋
込みボックスを示し、第12図はその分解斜視図、第13図
は支骨鉄筋への取付状態を示す断面図である。 符号の説明 1…ボックス、11…底面開口、12…切欠部、12a…切
欠、2…取付具、20…板状部、21…架設部、23…突起。
クスの一実施例を示し、第1図はその分解斜視図、第2
図はボックスの部分断面図、第3図は及び第4図はボッ
クスの切欠内に波付電線管を嵌め込み取付具を取り付け
るまでの状態を示す各断面図、第5図は波付電線管を固
定した状態での側面図、第6図はボックスの厚みの差を
説明するための側面図、第7図は取付具の製造方法の一
例を示す平面図、第8図は取付具の別例を示す平面図、
第9図は本考案に係る配線用埋込みボックスの別の実施
例を示す分解斜視図、第10図は本考案に係る配線用埋込
みボックスのさらに別の実施例を示す分解斜視図、第11
図は別に提案している配線用埋込みボックスの一実施例
を示す分解斜視図、第12図及び第13図は従来の配線用埋
込みボックスを示し、第12図はその分解斜視図、第13図
は支骨鉄筋への取付状態を示す断面図である。 符号の説明 1…ボックス、11…底面開口、12…切欠部、12a…切
欠、2…取付具、20…板状部、21…架設部、23…突起。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−152747(JP,A) 特開 昭59−144310(JP,A) 特開 昭58−54810(JP,A) 実開 昭59−41016(JP,U) 実開 昭63−124022(JP,U) 実開 昭63−167319(JP,U) 実開 平1−64912(JP,U) 実公 昭46−24981(JP,Y1) 実公 昭52−3678(JP,Y1) 登録実用新案21270(JP,Z1)
Claims (1)
- 【請求項1】前面を型枠に当接させてコンクリート内に
埋設する配線用埋込みボックスであって、 底面が開口し、該底面の開口に連通してこの底面開口か
ら電線管を嵌め込む切欠を形成する切欠部を側壁に有す
る底なしボックスと、 該底なしボックスの前記底面開口を閉塞する底壁を形成
する板状部と、曲げ可能に形成され支骨鉄筋に架設され
る架設部とを備えた取付具とからなり、 前記底なしボックスの底面開口に前記取付具を取り付け
ることにより、前記底なしボックスの側壁に形成した上
記切欠内に嵌め込んだ前記電線管を、前記取付具の板状
部により形成されるボックス底壁の内面と前記切欠周縁
とで抜脱不能に保持することを特徴とする配線用埋込み
ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010673U JP2557441Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 配線用埋込みボックス |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1990010673U JP2557441Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 配線用埋込みボックス |
Publications (2)
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JP2557441Y2 true JP2557441Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=31514232
Family Applications (1)
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-
1990
- 1990-02-05 JP JP1990010673U patent/JP2557441Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH03104020U (ja) | 1991-10-29 |
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