JP2557108Y2 - 自動車用フロアカーペット - Google Patents

自動車用フロアカーペット

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JP2557108Y2
JP2557108Y2 JP1992004098U JP409892U JP2557108Y2 JP 2557108 Y2 JP2557108 Y2 JP 2557108Y2 JP 1992004098 U JP1992004098 U JP 1992004098U JP 409892 U JP409892 U JP 409892U JP 2557108 Y2 JP2557108 Y2 JP 2557108Y2
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JP
Japan
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floor carpet
floor
carpet
cushioning material
car floor
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JP1992004098U
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JPH0556596U (ja
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英夫 杉村
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Hayashi Engineering Inc
Original Assignee
Hayashi Engineering Inc
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のフロアパネ
ル上に敷設するフロアカーペットに関し、特に裏面に略
フロアパネル形状に成形された緩衝材を備えるものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のフロアパネル上には、装
飾、その他の目的によってフロアカーペットを敷設して
いる。
【0003】従来の自動車用のフロアカーペットの最も
一般的な構成は、タフティング、ニードリング等により
立毛を組織した基布と、基布の裏面に立毛を係止し、フ
ロアカーペット素材に成形性を付与するポリエチレン等
の熱可塑性樹脂を主体とした裏打材を積層し、さらに裏
面に軟質ウレタンフォームからなる緩衝材を配して構成
したものである。
【0004】この種のフロアカーペット裏面に、緩衝材
を付加する目的は、フロアーペットを介して乗員がフロ
アパネルの凹凸を感じるのを防止すること等にあるが、
この構成のフロアカーペット(緩衝材)には以下の問題
がある。
【0005】 緩衝材であるウレタンフォームの密度
が0.06〜0.10g/cm3 と比較的大きいので、
カーペットの総重量が増加する。
【0006】 カーペットのリサイクル性が悪化す
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の各課題
を解決する緩衝材をもつフロアカーペットを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための本
考案の手段は、フロアカーペットの裏面に備える緩衝材
をポリエステル繊維95〜50wt%と低融点熱可塑性
繊維5〜50wt%を混合した繊維マットを、密度が
0.01g/cm3 以上0.06g/cm3 未満になる
ように加熱賦形してなるものとすることによる。
【0009】
【実施例】以下に図面を参照して、この考案の好適な実
施例を説明する。
【0010】図1は本考案の自動車用フロアカーペット
1の模式断面図であり、車室側に立毛10を組織した基
布20と、基布の裏面に積層した熱可塑性樹脂の裏打ち
層30と、裏打ち層の裏面に配される緩衝材40から構
成される。
【0011】本考案の自動車用フロアカーペットの製造
方法は、まずナイロン繊維素材をタフティング手法によ
って基布に対して立毛組織し、この基布の裏面にシート
押出機によってTダイから押出された低密度ポリエチレ
ン樹脂シートを、軟化状態にあるうちに単位面積あたり
重量400g/m2 の割合で裏打ちする。
【0012】次に、カーペットを裏面(裏打ち材)側か
ら加熱して、裏打ち材を軟化させ、成形型内に配して賦
形する。
【0013】この際、成形型内に緩衝材を配しておき、
カーペットの成形に際して、前記軟化した裏打ち材に緩
衝材を貼着することが工程上好ましい。
【0014】緩衝材は、ポリエステル繊維を主体として
なるポリエステルファイバーマットであり、13デニー
ルのポリエステルフィラメント95〜50wt%中に低
融点熱可塑繊維として融点120℃の変成ポリエステル
繊維を5〜50wt%混合してなるものであり、所要の
形状のキャビティをもった型内に充填後スチーム等で加
熱し、前記低融点繊維のみを溶融させて、熱セットした
ものである。
【0015】この緩衝材の密度は、0.01g/cm3
以上、0.06g/cm3 未満であることが望ましく、
密度が0.01g/cm3 未満では耐圧縮荷重強度が不
足し、0.06g/cm3 をこえては軽量化という本考
案の目的を達することができない。
【0016】
【考案の効果】本考案の自動車用フロアカーペット(緩
衝材)は、従来のポリウレタン等の緩衝材と比較して、
軽量であり、低コストで得られるものである。
【0017】またウレタン注入発泡設備が不要であり、
有機溶剤等の使用がないため作業環境が汚染されること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のフロアカーペット断面図
【符号の説明】
1 フロアカーペット 10 立毛 20 基布 30 裏打ち材 40 緩衝材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフロアパネル上に敷設するフロ
    アカーペットであって、裏面に略フロアパネル形状に成
    形された緩衝材を備えるものにおいて、前記緩衝材がポ
    リエステル繊維95〜50wt%と低融点熱可塑性繊維
    5〜50wt%の混合繊維マットを、密度が0.01g
    /cm3 以上0.06g/cm3 未満になるように加熱
    賦形してなるものであることを特徴とする自動車用フロ
    アカーペット。
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JPH0556596U JPH0556596U (ja) 1993-07-27
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