JP2557022Y2 - 磁気カードの送り機構 - Google Patents

磁気カードの送り機構

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JP2557022Y2
JP2557022Y2 JP2541493U JP2541493U JP2557022Y2 JP 2557022 Y2 JP2557022 Y2 JP 2557022Y2 JP 2541493 U JP2541493 U JP 2541493U JP 2541493 U JP2541493 U JP 2541493U JP 2557022 Y2 JP2557022 Y2 JP 2557022Y2
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roller
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rollers
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吉郎 柴田
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Nidec Sankyo Corp
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  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、カードリーダの磁気
カードの送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来磁気カ−ドリ−ダはカ−ドの定速走
行が要求されるため、第1のロ−ラがカ−ドのリ−ダ内
への送り込み、第2のロ−ラが定速送り(情報の記録・
再生)、第3のロ−ラがカ−ド送り出し又は反転の機能
を持つようカ−ド送り機構が構成されている。ところが
第1〜第3のロ−ラの間隔はカ−ド長より短くしなけれ
ばならず、カ−ドは2つのロ−ラで送られる時と一つの
ロ−ラで送られる時があり、この切り換わりの時にカ−
ドにショックやすべり、振動等が生じて所期の記録・再
生が行えず、又2つのロ−ラで送る時は第1、第3のロ
−ラが第2のロ−ラでの定速送りに影響を与え、所期の
記録・再生が行えないという欠点があった。
【0003】上記欠点を解決するために、本出願人は図
6及び実公昭61−37098 号公報のように、磁気ヘッド26
付近に位置する第2のロ−ラ4を第1、第3のロ−ラ
3、5よりもカ−ド走行路1b側に凸出させて3つのロ−
ラを保持する保持部材31をカ−ド走行路に対して進退自
在とした提案をした。しかし、第1、第3のロ−ラ3、
5に△t″の段差を設け、かつこの段差を薄いカ−ドの
厚さ程度に設定しているので、現在普及している厚いク
レジットカ−ドと薄いプリペイドカ−ドの後者又は両方
に対応出来ない欠点がある。
【0004】又、図7のように一側が支点32で回動自在
に支持された同一保持部材33に第1、第2のロ−ラ3、
4を支持した提案もあるが、この提案の構成ではロ−ラ
のパット圧が極端に異なると共に、第1〜第3の3連の
ロ−ラを設けることは機能上不可能である。
【0005】更に特開昭62−141684号公報で、第2のロ
−ラを第1、第3のロ−ラの保持部材に回動自在に設け
た他の保持部材で支持した構成が提案されている。しか
し、この提案ではロ−ラ毎でカ−ド押え力が大きく変動
し、送りが円滑に出来なかったり、カ−ドを傷つけた
り、送りモ−タに無理が掛かったりする欠点があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、カ−ドが2つのロ−ラで送られる時と一つのロ−
ラで送られる時があり、この切り換わりの時にカ−ドに
ショックやすべり、振動等が生じて所期の記録・再生が
行えず、又2つのロ−ラで送る時は第1、第3のロ−ラ
が第2のロ−ラでの定速送りに影響を与え、所期の記録
・再生が行えないことがある。この欠点を解決するため
に、複数のロ−ラの間に段差を設けると、薄いカ−ドが
搬送不能になることである。本考案の目的は上記欠点に
鑑み、厚薄カ−ドの使用が可能であると共に、構成が簡
単でロ−ラ毎の圧力差を小さくして全体を小型に構成し
た磁気カ−ド等の送り機構を提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、カード長さ
より短い間隔で配置した3組の対向搬送ローラ間にカー
ドを挟んで搬送する磁気カードの送り機構に於て、中間
のローラを上下動自在にして対向ローラ側に進出付勢
し、中間ローラの上方に設けた支点で、前後のローラ
支持レバーを回動自在に支持し、中間ローラと一体に
変位するレバーを、中間ローラとその前後ローラ間
の上方で上記前後のローラ支持レバーと連結したことを
要旨とするものである。
【0008】
【作用】磁気カ−ド2が前側の搬送ロ−ラ3と駆動ロ−
ラ10から離れて中間の搬送ロ−ラ4と駆動ロ−ラ11の間
に突入した場合に、前側の搬送ロ−ラ3には△tなるク
リアランスが生じ、カ−ドの受渡しをスム−ズに行う。
又、中間の搬送ロ−ラ4の圧力P2 に対して前側の搬送
ロ−ラ3の圧力P1 は、支点6から前側のロ−ラ支持レ
バ−7にレバ−9が回動自在に連結された軸14までの長
さLaと、軸14から前側のロ−ラ支持レバ−7の軸16ま
での長さLbに関係して設定される。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例で本考案を説明する。図
1は磁気カ−ド等の送り機構の側面図、図2は磁気カ−
ド等の送り機構の平面図、図3は磁気カ−ド等の送り機
構のカ−ドが挿入された動作側面図、図4は磁気カ−ド
等の送り機構のカ−ドが中間まで挿入された動作側面図
である。
【0010】磁気カ−ド等の送り機構は図1、図2で基
枠1に磁気カ−ド2の挿入口1aとカ−ド走行路1bと排出
口1cが形成されている。基枠1には挿入口1a側から磁気
カ−ド2の長さより短い間隔で3組の対向搬送ロ−ラ
3、10と4、11と5、12がカ−ド走行路1bを挟んで上下
に配置されている。中間の搬送ロ−ラ4の上側には支点
6が基枠1に設けられている。支点6には前後のロ−ラ
支持レバ−7、8が回動自在に支持されている。前後の
ロ−ラ支持レバ−7、8には、中間の搬送ロ−ラ4が軸
13で支持されたレバ−9が軸14、15で回動自在に連結さ
れている。レバ−9は中間の搬送ロ−ラ4と一体に変位
される。前後のロ−ラ支持レバ−7、8は図示しないバ
ネで下方に付勢されて中間の搬送ロ−ラ4に圧力P2
負荷されている。
【0011】磁気カ−ド2の裏面一側には磁気ストライ
プ2aが設けられている。前側の搬送ロ−ラ3は前側のロ
−ラ支持レバ−7に軸16で回転自在に支持されている。
後側の搬送ロ−ラ5は後側のロ−ラ支持レバ−8に軸17
で回転自在に支持されている。対向搬送ロ−ラである駆
動ロ−ラ10、11、12は夫々回転駆動軸18、19、20に固定
されると共に、夫々固定されたプ−リ21、22、23とベル
ト24、25を介して図示しないモ−タで回転される。駆動
ロ−ラ11の横には磁気ヘッド26が設けられている。
【0012】上記支点6から前側のロ−ラ支持レバ−7
にレバ−9が回動自在に連結された軸14までの長さはL
aに設定されている。軸14から前側のロ−ラ支持レバ−
7の軸16までの長さはLbに設定されている。後側のロ
−ラ支持レバ−8についても同様の設定がなされてい
る。
【0013】磁気カ−ド等の送り機構の動作は図3のよ
うに、挿入口1aからカ−ド走行路1bに磁気カ−ド2が挿
入されると、対向搬送ロ−ラである駆動ロ−ラ10、11、
12が回転される。磁気カ−ド2が前側の搬送ロ−ラ3と
駆動ロ−ラ10に挟まれると、前側のロ−ラ支持レバ−7
とレバ−9が時計方向に回動される。この時中間の搬送
ロ−ラ4は駆動ロ−ラ11から離間される。磁気カ−ド2
が前側の搬送ロ−ラ3と駆動ロ−ラ10で搬送されて中間
の搬送ロ−ラ4と駆動ロ−ラ11に挟まれると、図4のよ
うに前側の搬送ロ−ラ3と駆動ロ−ラ10及び後側の搬送
ロ−ラ5と駆動ロ−ラ12が磁気カ−ド2の厚さがtの時
夫々クリアランス△t離間される。磁気カ−ド2が中間
の搬送ロ−ラ4と駆動ロ−ラ11で搬送されて後側の搬送
ロ−ラ5と駆動ロ−ラ12位置となり、磁気カ−ド2が中
間の搬送ロ−ラ4と駆動ロ−ラ11の間を通過して離間さ
れると、後側の搬送ロ−ラ5が磁気カ−ド2に圧着され
て後側の搬送ロ−ラ5と駆動ロ−ラ12で搬送されて排出
口1cから排出される。
【0014】上記磁気カ−ド2が前側の搬送ロ−ラ3と
駆動ロ−ラ10から離れて中間の搬送ロ−ラ4と駆動ロ−
ラ11の間に突入した場合に、前側の搬送ロ−ラ3には数
1なるクリアランスが生じ、カ−ドの受渡しをスム−ズ
に行う。又、中間の搬送ロ−ラ4の圧力P2 に対して前
側の搬送ロ−ラ3の圧力P1 は数2で示され、P1 とP
2 が近い圧力に設定可能である。後側の搬送ロ−ラ5の
圧力についても同様に設定出来る。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】
【0017】上記クリアランス△tと前側の搬送ロ−ラ
3の圧力P1 と中間の搬送ロ−ラ4の圧力P2 は、支点
6から前側のロ−ラ支持レバ−7にレバ−9が回動自在
に連結された軸14までの長さLaと軸14から前側のロ−
ラ支持レバ−7の軸16までの長さLbを変えることで任
意に設定することが可能である。
【0018】上記のように磁気カ−ド等の送り機構が構
成されると、必要最小限のクリアランス△tを有し、各
ロ−ラの圧力が近いことが望ましいが、この目的を達成
出来るので、カ−ドの受渡しをスム−ズに行うことが出
来る。厚いカ−ドに対応出来ると共に、薄いカ−ドの使
用が可能になる。構成が簡単で全体を小型に出来るの
で、狭いスペ−スに収納出来る。
【0019】図5は変形例で、磁気カ−ド等の送り機構
のカ−ドが中間まで挿入された動作側面図と要部拡大側
面図である。
【0020】図5では、上記実施例の前側の搬送ロ−ラ
3と後側の搬送ロ−ラ5の軸16、17に代えて偏芯軸27、
28が用いられている。
【0021】偏芯軸27、28は前側のロ−ラ支持レバ−7
と後側のロ−ラ支持レバ−8に夫々回動自在に設けられ
ると共に、ロ−ラ支持レバ−7、8の側面から突出され
た突出部の外周にネジが刻設されてナット29、30が螺合
されている。
【0022】偏芯軸27、28が回動されると、前側の搬送
ロ−ラ3と後側の搬送ロ−ラ5が上下に変位出来てクリ
アランス△tを例えば△t′に調整することが出来る。
【0023】
【考案の効果】 本考案は上述のように構成されたか
ら、必要最小限のクリアランスを有し、各ローラの圧力
が近いことが望ましいが、この目的を達成出来るので、
カードの受渡しをスムーズに行うことが出来る。また、
厚いカードに対応出来ると共に、薄いカードの使用が可
能になる。さらに、構成が簡単で全体を小型に出来るの
で、狭いスペースに取納出来る等実用上優れた効果を奏
する磁気カードの送り機構を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気カ−ド等の送り機構の側面図である。
【図2】磁気カ−ド等の送り機構の平面図である。
【図3】磁気カ−ド等の送り機構のカ−ドが挿入された
動作側面図である。
【図4】磁気カ−ド等の送り機構のカ−ドが中間まで挿
入された動作側面図である。
【図5】変形例で、磁気カ−ド等の送り機構のカ−ドが
中間まで挿入された動作側面図と要部拡大側面図であ
る。
【図6】従来の磁気カ−ド等の送り機構の側面図であ
る。
【図7】従来の他の磁気カ−ド等の送り機構の側面図で
ある。
【符号の説明】
2 磁気カ−ド 3、4、5、10、11、12 3組の対向搬送ロ−ラ 4 中間搬送ロ−ラ 6 支点 7 前側のロ−ラ支持レバ− 8 後側のロ−ラ支持レバ− 9 中間の搬送ロ−ラと一体に変位するレバ−

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード長さより短い間隔で配置した3組
    の対向搬送ローラ間にカードを挟んで搬送する磁気カー
    ドの送り機構に於て、中間のローラを上下動自在にして
    対向ローラ側に進出付勢し、上記中間ローラの上方
    設けた支点で、前後のローラ支持レバーを回動自在に支
    持し、上記中間ローラと一体に変位するレバーを、
    中間ローラとその前後ローラの上方で上記前後の
    ローラ支持レバーと連結した磁気カードの送り機構。
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JP5465155B2 (ja) * 2010-11-16 2014-04-09 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード処理ユニット、および自動取引処理装置

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