JP2556845Y2 - システムキッチン用加熱調理具を備える天板枠に設ける流し台間隙装置 - Google Patents

システムキッチン用加熱調理具を備える天板枠に設ける流し台間隙装置

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JP2556845Y2
JP2556845Y2 JP4875090U JP4875090U JP2556845Y2 JP 2556845 Y2 JP2556845 Y2 JP 2556845Y2 JP 4875090 U JP4875090 U JP 4875090U JP 4875090 U JP4875090 U JP 4875090U JP 2556845 Y2 JP2556845 Y2 JP 2556845Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はシステムキッチン用加熱調理具を備える天
板枠に設ける流し台間隙装置に関するものである。
〔技術的背景〕
システムキッチンにおける加熱調理具を備える天板枠
は、システムキッチンとしての必要装備、例えば流し
台、調理台等を一連に構成した一枚の流し台天板に組み
込むもので、加熱調理具を備える天板枠においては、熱
伝導による燃焼事故を防止するため、流し台天板に対し
ては防熱あるいは遮熱装置が施されている。
〔従来の技術〕
加熱調理具を備える天板枠の裏面には、まず設定距離
の空隙を介した位置に防熱板(遮熱板)を枠状に形成し
た防熱手段を取り付け、更にその背面に流し台天板の係
合孔縁部との間隙寸法を規制するために箱状の間隙部材
が装着されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は、前記従来の防熱手段に加えて構成する間
隙部材の構成を簡素化することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記の目的を達成させるための手段とし
て、システムキッチンの流し台天板に加熱調理具を装備
する天板枠の背部立壁の上端に接続する後方水平部の裏
面と、前記流し台天板上面との間に輻射熱の排気路が形
成されるように装着する加熱調理具において、前記天板
枠の背部立壁上端部の角部より耐火耐熱に必要な間隙距
離を介した位置より複数本のスペーサー用ネジを螺入貫
通してなるものである。
〔作用〕
この考案は、システムキッチン用の流し台天板の天板
枠係合孔に加熱調理具を備えた天板枠を挿入係合すると
き、該天板枠の背部立面の上端部に接続する後方水平部
に、上端部の角部より耐火耐熱に必要な間隙距離を介し
た位置に複数本のスペーサー用ネジを螺入貫通してある
ので、そのスペーサー用ネジが流し台天板の天板枠係合
孔の縁部に当接して停止し、加熱調理具の天板枠が所定
位置に達したことが感知できる。このようにしてスペー
サー用ネジの装着により該天板枠係合孔と天板枠との設
置位置の位置決めができる。流し台天板における天板枠
係合孔の所定の位置に設置された天板枠は前記スペーサ
ー用ネジを螺入貫通した後方水平部はその下面にわずか
な間隙を形成し、該間隙を介して流し台天板の天板枠係
合孔の天板縁部を被覆し、この間隙、すなわち、後方水
平部裏面と流し台天板上面間の間隙を輻射熱の排気路と
するものである。
このようにすることにより、背部立壁の背面には防熱
反射板以外には何等の介在物も装着されていないので、
輻射熱によって熱せられた背部立壁面の加温雰囲気は前
記のように後方水平部と流し台天板との間に設定形成さ
れた間隙の排気路より外部に排気されるものである。
〔実施例〕
次にこの考案の実施例を図とともに説明すれば、加熱
調理具を装備する天板枠(1)の背部立壁(2)の上端
部(3)に接続する後方水平部(4)に、前記上端部
(3)の角部(5)より耐火耐熱に必要な間隙距離
(l)を介した位置より複数本のスペーサー用ネジ
(6)を螺入貫通してなるものである。
なお、図示において、符号(10)は流し台天板を示
し、明孔した天板枠係合孔(11)天板縁部(12)と前記
天板枠(1)における後方水平部(4)の外縁と流し台
天板(10)の上面との間に設けた間隙を排気路(13)が
形成されるように設置するものである。
また、第1図ならびに第2図は従前の形態を示し、必
須構成部材は本考案と同一符号をもって説明し、天板枠
スペーサー(20)の装着を排除し、その使用材料の減少
と装着工程の簡素化を図るとともに、後方水平部(4)
の下方の輻射熱による天板枠スペースサー(20)に対す
る加温によるところの高温雰囲気の滞留と、上昇気路の
障害作用を排除したものである。
〔考案の効果〕
この考案は以上のように構成したので、従前の天板ス
ペーサーの装着を排除することにより、その使用材料の
削減ならびに装着工程の簡素化ができ、更に、輻射熱に
よる加温対象物の排除により高温滞気現象が排除でき、
且つ、高温雰囲気の高速排気と滞熱を防止し得る等の効
果あるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の要部の断面図、 第2図は従前の要部の斜視図、 第3図は本考案の要部の断面図である。 (1)…天板枠、(2)…背部立壁、(3)…上端部、
(4)…後方水平部、(5)…角部、(6)…スペーサ
ー用ネジ、(10)…流し台天板、(11)…天板枠、(1
2)…天板縁部、(13)…排気路、(l)…距離、(2
0)…天板枠スペーサー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムキッチンの流し台天板に加熱調理
    具を装備する天板枠の背部立壁の上端に接続する後方水
    平部の裏面と、前記流し台天板上面との間に輻射熱の排
    気路が形成されるように装着する加熱調理具において、
    前記天板枠の背部立壁上端部の角部より耐火耐熱に必要
    な間隙距離を介した位置より複数本のスペーサー用ネジ
    を螺入貫通してなることを特徴とするシステムキッチン
    用加熱調理具を備える天板枠に設ける流し台間隙装置。
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