JP2556457Y2 - 金属ワイヤ用リール - Google Patents

金属ワイヤ用リール

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JP2556457Y2
JP2556457Y2 JP2618893U JP2618893U JP2556457Y2 JP 2556457 Y2 JP2556457 Y2 JP 2556457Y2 JP 2618893 U JP2618893 U JP 2618893U JP 2618893 U JP2618893 U JP 2618893U JP 2556457 Y2 JP2556457 Y2 JP 2556457Y2
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reel
flange
metal wire
shaft
reinforcing rib
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一郎 草刈
勝久 矢田
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は金属ワイヤを使用して鉄
筋等の交差部を結束する結束機等に金属ワイヤを連続的
に供給するために、長尺の金属ワイヤを巻回収容得ると
ともに結束機等の保持部に着脱自在に構成された金属ワ
イヤ用リールに関するものである。
【0002】
【従来技術】鉄筋コンクリート構造物の建設現場に配設
された鉄筋の交差部を金属ワイヤで結束するための鉄筋
結束工具が例えば特公平3−60989号等により知ら
れている。この種の結束工具において、長尺の金属ワイ
ヤを巻回収容した金属ワイヤ用リールを鉄筋結束工具の
例えば後端部に形成された保持部に回転自在に装着して
結束機に金属ワイヤを連続的に供給するようにしてい
る。この種の結束工具は作業性を良くするために軽量に
されており、大量の金属ワイヤを巻回した大きなリール
を工具に装着することができない。従って所定長さの金
属ワイヤを巻回した比較的小型のリールを工具に装着
し、リールの金属ワイヤを使い終わったらリールを交換
して使用することが必要となる。
【0003】一般的にリールは工具から突出形成されて
いる一対の保持部間に回転自在に支持されるように、一
方の保持部側から他方の保持部側へばね付勢された軸杆
と他方の固定の軸受けによって支持されるように構成さ
れる。一方金属製のワイヤ等を巻回収容するリールはワ
イヤ巻回時の圧力等により鍔部が変形するのを防止する
ために鍔部の外側面に放射状及び円周状に連なった補強
用のリブが形成されており、この補強リブ特に円周方向
に延びている補強リブと前記ばね付勢されている軸杆と
が係合してリールの装着・脱却を阻害している。このた
め前記軸杆の外側端に軸杆を引っ込め操作するための摘
みを一体に形成して、作業者はこの摘みをばね力に抗し
て操作しながらリールを工具の保持部へ完全に挿入しな
ければならないという大変な煩わしさを必要としていた
ものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記従来技術
の問題点を解決して、リールを工具の保持部間に押込み
操作するだけで装着できて、しかもリールの脱却の操作
も容易となるような金属ワイヤ用ののリールを提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】合成樹脂で形成されると
ともに両側端に軸穴を形成したボス部を有する円筒状の
巻胴部と該巻胴部の両端に形成され外側面に少なくとも
円周方向に延びる補強リブを形成した円盤状の鍔部とか
らなる金属ワイヤ用リールであって、前記ボス部と鍔部
外側面との間に緩やかな傾斜面を形成するとともに、鍔
部外側面の一部に鍔部の外周縁から前記ボス部に向けて
半径方向につらなる円周方向の補強リブの欠如部を形成
し、且つ、鍔部の外側面と円周方向に延びた補強リブと
の間に傾斜面を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】リールの鍔部の外側面の一部に円周方向の補強
リブの欠如部を形成してあり、鍔部外側面とボス部との
間に傾斜面が形成されているため、工具のリール支持部
に設けた軸杆がリールの装着操作により自動的に退避動
されてボス部に形成された軸穴に係合される。また、リ
ールの脱却時にも軸杆が円周方向の補強リブの内側の鍔
部外側面にバネ力で接触した場合でも、リールの取り出
し操作によって補強リブと鍔部外側面間に形成した傾斜
面により軸杆が強制的に退避動されてリールの取り出し
が可能となる。
【0007】
【考案の効果】リールの装着時には軸杆を退避操作する
必要がなくリールの補強リブ欠如部を軸杆に対向させて
押込み操作するだけで装着が完了する。また脱却時には
最初に軸杆を軸穴から脱却させるために退避操作させる
だけで、その後はリールを支持部から抜け出させる操作
により軸杆と補強リブの引っかかりが防止できる。従っ
て工具に対するリールの装着・脱却の操作が容易であり
作業性を高めることができる。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に従って説明す
る。図1、図2及び図3は本考案の金属ワイヤ用リール
1の全体をしめすもので、円筒状の巻胴部2とこの巻胴
部2の両端に一体に形成された円盤状の鍔部3,3で構
成されている。巻胴部2の両端面2’に形成されたボス
部の端面には例えば鉄筋結束機等の工具に保持部によっ
て回転自在に支持されるための軸穴4,4’が形成され
ており、更に一方の端面には金属ワイヤをリールに巻回
する際にリールを回転駆動させるための駆動穴5が形成
されている。
【0009】鍔部3の外側面には軸穴4からほぼ放射状
に延びる補強リブ6,6と鍔部3の外周縁に沿って形成
されている補強リブ7が補強リブ6の外径側端と補強リ
ブ7の端が連なるように形成されている。図2に示すよ
うに鍔部3の外周縁に沿って形成されている補強リブ7
は円周上の一部において欠如された欠如部7’が形成さ
れており、ほぼ平行に配置されている補強リブ6,6に
挟まれたこの部分の鍔部3の外側面は外周縁から同一の
高さの面で巻胴部2の外側端に延びている。なお実施例
では上記欠如部7’が軸穴4を中心とする放射状に4箇
所設けられているが少なくとも1箇所形成されていれば
目的は達成できる。
【0010】巻胴部2の外側端面2’は鍔部3の外側面
よりやや外側に膨出されて形成されており、外外側端面
2’と鍔部3の外側面との間は緩やかな傾斜面8により
連続形成されている。更に鍔部3の外周縁に沿って形成
されている補強リブ7の内周側には鍔部3の外側面との
間に緩やかな傾斜面9が形成され、補強リブ7の頂面と
鍔部3の外側面が傾斜面9により連続している。なお、
図に示す実施例では円周方向の補強リブの欠如部7’と
傾斜面8及び傾斜面9は一方の鍔部3の外側面にのみ形
成しているが、両方の鍔部3の外側面に形成してもよ
い。
【0011】つぎに図5及び図6により本考案のリール
1を鉄筋結束機等の工具13に装着する状態を説明す
る。工具13にはリール保持部として互いに対向して配
置されたアーム14,14が形成され、各アーム14,
14の先端にはリール1の軸穴4,及び4’を回転自在
に支持するための軸受け15及び16が設けられてい
る。一方の軸受け15はアーム14と一体に形成されて
いるが、他方の軸受け16は前記一方の軸受け15方向
にばね付勢された軸杆17と該軸杆17を退避操作する
ための摘み18で構成されている。
【0012】上記リール1の円周方向の補強リブの欠如
部7’を軸受け16と対応させて両軸受け15,16の
間に両鍔部3を挿入すると、軸杆17が鍔部3の該側面
に当接してやや退避させられて後退する。このまま更に
リール1を押し込むと軸杆17は傾斜面8と係合して更
に後退させられて軸杆17と軸穴4との係合が行われ
る。このとき同時に軸受け15と軸穴4’とが係合して
リール1が工具に支持される。
【0013】リール1を工具の支持部から離脱させると
きには、軸杆17に連結された摘み18を引っ張って軸
杆17をばね力に抗して退避させ、軸杆16と軸穴4杆
の係合及び軸受け15と軸穴4’との係合を解離させ、
リール1を両軸受け15,16間から任意の方向に移動
させる。この移動のあと摘み18を開放しても軸杆17
は鍔部3の外側面にばね付勢力で係合するが、例えば軸
杆17が外周側の補強リブの内側にあったとしてもリー
ル1を引き出すことによって外周側の補強リブ7の内側
に形成した傾斜面9によって、軸杆17が外周側の補強
リブ7を容易に乗り越えさせることができる。
【0014】図1、図3及び図4に示すように、一方の
鍔部3には該鍔部3の外周縁から軸穴4に向けて巻胴2
の外周面に至る径方向スリット10が形成されており、
該径方向スリット10の内径側端から巻胴2の外周面に
沿って周方向スリット11が連続して形成されている。
前記径方向スリット10の幅はリール1に巻回する金属
ワイヤの径と同等かやや広い幅に形成され、周方向スリ
ット11の幅は金属ワイヤの径よりも小さい幅で形成さ
れている。更に周方向スリット11の端部には金属ワイ
ヤの径よりもやや大きい径の貫通孔12が周方向スリッ
ト11と連続されて形成されている。
【0015】リールに金属ワイヤを巻回する際にワイヤ
の巻始め端(使用終端)を径方向スリット10の外周側
から挿入して径方向スリット10内を鍔部3の内径方向
へ進行させ、更に周方向スリット11に沿って巻胴の周
方向に移動して貫通孔12へ移動させる。このとき周方
向スリット11の幅が金属ワイヤ径より小さく設定され
ているため抵抗が大きくなるが、リール1を形成してい
る材料が合成樹脂であるため材料の変形により周方向ス
リット11を通過させることができる。貫通孔12まで
移動させた後金属ワイヤの端部を鍔部3の外側面に沿わ
せて適当に折曲げ処理した後に、長尺の金属ワイヤをリ
ール1の巻胴2の外周に巻回収容させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の金属ワイヤ用リールの側面図。
【図2】 図1のA−A線上の断面図。
【図3】 図1のB−B線上の断面図。
【図4】 図1の部分的拡大側面図。
【図5】 本考案の金属ワイヤ用リールを工具の保持部
に装着する過程の状態を示す断面図。
【図6】 本考案の金属ワイヤ用リールを工具の保持部
に装着した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 金属ワイヤ用リール 2 巻胴 3 鍔部 4,4’軸穴 6,7 補強リブ 8,9 傾斜面 10 縦方向スリット 11 周方向スリット 12 貫通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂で形成されるとともに両側端に軸
    穴を形成したボス部を有する円筒状の巻胴部と該巻胴部
    の両端に形成され外側面に少なくとも円周方向に延びる
    補強リブを形成した円盤状の鍔部とからなる金属ワイヤ
    用リールであって、 前記ボス部と鍔部外側面との間に緩やかな傾斜面を形成
    するとともに、 鍔部外側面の一部に鍔部の外周縁から前記ボス部に向け
    て半径方向につらなる円周方向の補強リブの欠如部を形
    成し、且つ、鍔部の外側面と円周方向に延びた補強リブ
    との間に傾斜面を形成したことを特徴とする金属ワイヤ
    用リール。
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JPH0680766U JPH0680766U (ja) 1994-11-15
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