JPH058933A - 巻取幅調整型巻取枠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、巻取幅の変更が簡単かつ迅速に行え
るとともに、変更作業に熟練を要しないようにした巻取
幅調整型巻取枠装置を提供するものである。 【構成】本発明は、ドラム部５の端部に固定フランジ
３、４を設けた巻取枠１の上記一対の固定フランジ３、
４間に幅調整用フランジ６を設け、この幅調整用フラン
ジ６の軸方向の位置を変えることにより被巻取部材の巻
取幅を変更するようにした巻取幅調整型巻取枠装置にお
いて、上記幅調整用フランジ６にロッド７を連結し、こ
のロッド７にカムフォロア２３を取り付けるとともに、
上記一方の固定フランジ３に周方向に沿って軸方向に変
化するカム面２７を有するカム２６を設け、上記カムフ
ォロア２３とカム面２７を周方向に沿って相対的に変位
させることにより上記幅調整用フランジ６を軸方向に移
動させて上記間隔を調整することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電線、光ファイバー、
ワイヤ、ホースのような線材、または布、紙などのよう
な可撓性長尺材などの被巻取部材を、束やロール状に巻
き取る巻取枠に係り、その巻取幅を変えることができる
巻取幅調整型巻取枠装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、電線や光ファイバー等は、これ
を搬送・保管する場合、これら電線や光ファイバーをロ
ール状の巻取束の形態にして搬送・保管している。この
ような巻取束の大きさは、電線や光ファイバーの長さに
依存し、その長さに応じて束の径および幅（厚み）が変
わる。

【０００３】すなわち、巻取るべき電線や光ファイバー
の長さが変わると巻取束の径および幅（厚み）が変わる
ことになり、このため従来の巻取枠のなかには、巻取束
の幅（巻取幅）を調整することができるようにしたもの
がある。

【０００４】すなわち、従来の巻取幅調整型巻取枠装置
について、図８ないし図１０にもとづき説明する。

【０００５】図において１は巻取枠であり、この巻取枠
１は図示しないモータ等により回転される鉛直方向に伸
びる駆動軸２と、この駆動軸２に固定された上下の軸方
向に所定の間隔を存して対向する一対の固定フランジ
３、４とで構成されている。これら固定フランジ３、４
間には外径ｄを有するドラム部５が掛け渡されており、
このドラム部５は上側の固定フランジ３に固定されて駆
動軸１の周囲を取り囲んでいる。

【０００６】上記一対の固定フランジ３、４間には、幅
調整用フランジ６が軸方向に移動可能に設けられてい
る。この幅調整用フランジ６の一側面には、周方向に等
間隔を存して多数本のロッド７…がねじ込みなどの手段
で連結されている。これらロッド７…は軸方向に伸びて
おり、一方の固定フランジ３に形成したガイド孔８…を
それぞれ摺動自在に貫通している。

【０００７】上記固定フランジ３の外側に位置して上記
ロッド７…にはそれぞれスペーサ９…を挿入してある。
これらスペーサ９…は、上記ロッド７…の先端部に螺挿
されたナット１０…によりロッド７…に脱着可能に取着
されている。上記スペーサ９…の高さは後述する巻取幅
の調整差（Ｈ−ｈ）に相当するように設定されている。

【０００８】このような構成の巻取枠装置においては、
ドラム部５の周囲に被巻取部材、例えば電線が巻き取ら
れて巻取束Ｗが形成され、この巻取束Ｗの幅は幅調整用
フランジ６と他方の固定フランジ４との間隔で決まる。

【０００９】つまり、巻取束幅を寸法Ｈで示すように大
きくしたい場合は、図８に示す通り、スペーサ９…を固
定フランジ３の外側に位置させてロッド７…に嵌め込
み、これらスペーサ９…をロッド７…の先端部に螺挿さ
れたナット１０…により固定する。これにより、幅調整
用フランジ６と他方の固定フランジ４との間隔がＨに設
定され、ドラム部５の周囲に巻き取られる巻取束Ｗの幅
をＨに規制することができる。

【００１０】一方、巻取束Ｗの幅をｈ（但しｈ＜Ｈ）に
変えたい場合は、ロッド７…の先端部に螺挿されたナッ
ト１０…を外し、それぞれスペーサ９…をロッド７…か
ら抜き取る。そして、幅調整用フランジ６を他方の固定
フランジ４側に寄せて一旦ロッド７…をガイド孔８…か
ら抜き、この状態でこれらロッド７…にスペーサ９…を
嵌め込む。この状態でロッド７…をガイド孔８…に挿通
させて先端を一方の固定フランジ３の外に導出させる。
そして、このロッド７…の導出先端部にナット１０…を
螺挿し、これを締め付ける。

【００１１】これにより、図９に示す通り、幅調整用フ
ランジ６と一方の固定フランジ３の間にスペーサ９…が
介在されるので、この幅調整用フランジ６と他方の固定
フランジ４との間隔がｈに設定され、ドラム部５の周囲
に巻き取られる巻取束Ｗの幅をｈに規制することができ
る。

【００１２】すなわち、上記の巻取枠装置は、スペーサ
９…を一方の固定フランジ３の上面側か下面側に付け換
えることにより巻取束Ｗの幅をＨとｈとに選択変更する
ことができるものである。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の巻取幅調整型巻取枠装置の場合、上記巻取幅を変更
するには多大な手間を要する不具合がある。

【００１４】すなわち、巻取幅を変更する場合は上記し
た通り、多数本のロッド７…の先端部に螺挿されたナッ
ト１０…をそれぞれ外し、これら各ロッド７…からそれ
ぞれスペーサ９…を抜き取り、そして幅調整用フランジ
６の軸方向の位置を変えて再び各ロッド７…にスペーサ
９…を嵌め込み、さらに各ロッド７…にそれぞれナット
１０…を螺挿してこれを締め付ける作業が必要である。

【００１５】このような作業は、各種治具の準備から始
まって、他数個のスペーサ９…の差し替え作業、他数個
のナット１０…の弛めおよび締付け作業、ならびに上記
治具の後片付けに至るまで、多数の作業を必要とし、熟
練者でも４０〜６０分の時間を要する場合が多い。

【００１６】しかも、このような作業は主として（上
側）の固定フランジ３の上面側で行うことになり、下側
の固定フランジ４の下方に１ｍ程度のスペースを必要と
する場合もあるから、上側の固定フランジ３の上面はか
なり高い位置となり、作業がやり難い欠点も生じる。

【００１７】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、巻取幅の変更が簡
単かつ迅速に行えるとともに、熟練を要しないようにし
た巻取幅調整型巻取枠装置を提供しようとするものであ
る。

【００１８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、ドラム部の端部にそれぞれ固定フランジを設
けて巻取枠を構成し、この巻取枠を回転することにより
上記ドラム部の周囲に被巻取部材を巻取るようにし、上
記一対の固定フランジ間に軸方向に移動可能な幅調整用
フランジを設け、この幅調整用フランジの位置を変える
ことにより、この幅調整用フランジと他方の固定フラン
ジ部との間に巻かれる被巻取部材の巻取幅を変更するよ
うにした巻取幅調整型巻取枠装置に適用するものにおい
て、上記幅調整用フランジに軸方向に伸びるロッドを連
結し、このロッドを上記一方の固定フランジに貫通さ
せ、このロッドにカムフォロアを取り付けるとともに、
上記一方の固定フランジに周方向に沿って軸方向に変化
するカム面を有するカムを設け、上記カムフォロアとカ
ム面を周方向に沿って相対的に変位させることにより上
記幅調整用フランジを軸方向に移動させてこの幅調整用
フランジと上記他方の固定フランジとの間隔を調整する
ことを特徴とする。

【００１９】

【作用】本発明によれば、幅調整用フランジにロッドを
介して設けられたカムフォロアと、固定フランジに設け
られたカム面とを周方向に沿って相対的に変位させるこ
とにより、ロッドを介して幅調整用フランジが軸方向に
移動される。このため幅調整用フランジと他方の固定フ
ランジとの間隔を変えることができ、巻取幅を変更する
ことができる。

【００２０】

【実施例】以下本発明について、図１ないし図５に示す
第１の実施例にもとづき説明する。

【００２１】図１ないし図５において、図８に示した従
来の場合と同様であってもよい部材は同一番号を付して
説明を省略する。

【００２２】つまり、１は巻取枠、２は図示しないモー
タ等により回転される駆動軸、３および４は所定の間隔
を存して対向する一対の固定フランジ、５は固定フラン
ジ３、４間に設けられ上側の固定フランジ３に固定され
たドラム部、６は固定フランジ３、４間に軸方向へ移動
可能に設けられた幅調整用フランジ、７…は幅調整用フ
ランジ６の一側面に、周方向に等間隔を存してねじ込み
などの手段で連結された多数本のロッドである。さら
に、８…は固定フランジ３に形成したガイド孔であり、
上記ロッド７…がそれぞれ摺動自在に貫通している。

【００２３】上記固定フランジ３には、ガイド孔８…に
連続するガイドブロック２０…が設けられており、上記
ロッド７…は前記ガイド孔８…およびガイドブロック２
０…を摺動自在に貫通している。このため、ロッド７…
の根元がガイドブロック２０…により強固に保持されて
いる。

【００２４】上記ロッド７…の先端はリング形のフレー
ム２１を貫通しており、これらロッド７…の先端は、ナ
ット１０…によりこのフレーム２１に脱着可能に固定さ
れている。このフレーム２１は全部のロッド７…の先端
を繋いでおり、これにより機械的強度を高めている。

【００２５】上記フレーム２１またはロッド７には、ブ
ラケット２２、２２が一体的に連結されており、これら
ブラケット２２、２２にはカムフォロアとして、カムロ
ーラ２３、２３が回転自在に取り付けられている。

【００２６】一方、固定フランジ３には、リテ−ナ２４
…がボルト２５…などにより固定されており、これらリ
テ−ナ２４…は円筒カム２６を旋回可能に支持してい
る。円筒カム２６は駆動軸２と同心をなして固定フラン
ジ３の上面で回転自在となっている。

【００２７】この円筒カム２６の周壁には、上記カムロ
ーラ２３、２３が転接するカム溝２７、２７が形成され
ている。これらカム溝２７、２７は図３に示す通り、周
方向に沿って軸方向に変化しており、軸方向の変位量は
巻取幅の差（Ｈ−ｈ）に相当するようになっている。つ
まり、カム溝２７の高い位置２７ａと低い位置２７ｂの
段差は巻取幅の差（Ｈ−ｈ）となっている。

【００２８】また、上記円筒カム２６の周壁には、旋回
操作用のレバ−２８が脱着可能に螺挿される取付け孔２
９が形成されており、この取付け孔２９に取付けられた
上記旋回操作用のレバ−２８を円筒カム２６の周方向に
回すと、円筒カム２６が旋回するようになっている。な
お、旋回操作用レバ−２８は、これを使用しない場合は
取外しておくものである。

【００２９】さらに、上記固定フランジ３の上面には、
ホルダーブロック３０が固定されている。このホルダー
ブロック３０には、図４に示すように、ストッパピン３
１が径方向に摺動自在に貫通されている。ストッパピン
３１は、ホルダーブロック３０内に設置したスプリング
３２により、常時円筒カム２６の周壁に向かって押圧付
勢されている。そして、このストッパピン３１が前進す
ると、このピン３１の先端は円筒カム２６の周壁に形成
した停止孔３３に進入し、これにより円筒カム２６の回
転が阻止されるようになっている。そして、ストッパピ
ン３１の外端の摘み３４を掴んで外に引くと、ストッパ
ピン３１が後退し、円筒カム２６の停止孔３３から抜け
出すので、これにより円筒カム２６の回転が許されるよ
うになっている。なお、停止孔３３は上下に離間して円
筒カム２６に形成されており、円筒カム２６は上下の２
箇所で停止可能となっている。

【００３０】また、ストッパピン３１を引出して所定量
回動させると、図示しない係止部がホルダーブロック３
０に引っ掛かってストッパピン３１の前進を阻止し、元
に回動復帰した場合に、スプリング３２の付勢力で前進
するようになっている。

【００３１】このような構成による第１の実施例の場合
の作用を説明する。

【００３２】ストッパピン３１の摘み３４を外に引い
て、ストッパピン３１を円筒カム２６の一方の停止孔３
３から抜き出し、これにより円筒カム２６の回転を許す
状態にする。この状態で、円筒カム２６の周壁に旋回操
作用レバ−２８を取付け、この操作用レバ−２８を周方
向に押し、円筒カム２６を周方向に回す。

【００３３】これにより、カム溝２７、２７は周方向に
移動し、このカム溝２７、２７に嵌合されているカムロ
ーラ２３、２３は、カム溝２７、２７に案内されて軸方
向に変位する。

【００３４】このため、ロッド７…を介して幅調整用フ
ランジ６が軸方向に移動される。

【００３５】すなわち、図１に示すように、幅調整用フ
ランジ６と他方の固定フランジ４の間隔がＨに設定され
ている場合は、カムローラ２３、２３がカム溝２７、２
７の高い位置２７ａにあり、これに対し円筒カム２６を
回転させてカムローラ２３、２３をカム溝２７、２７の
低い位置２７ｂに移動させた場合は、幅調整用フランジ
６が他方の固定フランジ４に近づき、幅調整用フランジ
６と他方の固定フランジ４との間隔がｈになる。

【００３６】このため巻取枠１に巻き取るワイヤ等の巻
取束Ｗの幅をＨからｈに選択変更することができる。

【００３７】そして、このような構成の場合は、円筒カ
ム２６を回転させるだけで巻取幅を変更することがで
き、ストッパピン３１の引出し操作や、旋回操作用レバ
−２８の脱着操作を加えても、巻取幅を変更するに要す
る時間は１０〜２０秒ですむ。

【００３８】しかも、このような作業は熟練を要しない
とともに、巻取枠１の側方で作業ができ、作業性に優れ
る。

【００３９】上記実施例の場合、巻取枠１にワイヤ等を
巻き取った後は、駆動軸２、上側の固定フランジ３およ
びドラム部５から上の部材を図示しない昇降装置によ
り、下側の固定フランジ４から離して上昇させ、上下固
定フランジ３および４間を離間させて巻取枠Ｗを横に押
し出すことにより巻取枠１から外すようになっている。

【００４０】なお、上記第１の実施例の場合、カム面は
円筒カム２６の側壁に形成したカム溝２７により形成し
たが、図６に示す第２の実施例のように、円筒部材４０
の外面に一対のガイドレール４１、４２を互いに対向し
て設置することにより、これらガイドレール４１、４２
によってカム溝を形成するようにしてもよい。

【００４１】また、上記第１の実施例の場合、カム面を
高い位置２７ａと低い位置２７ｂの２段に形成したので
幅調整用フランジ６の位置は２位置の選択となり、巻取
幅をＨまたはｈの２種類に変更可能となるが、図７に示
す第３の実施例のように、カム面を高位置２７ａと中間
位置２７ｃおよび低位置２７ｂの３か所に設定すれば３
段階の変更が可能になり、このような構造であっても実
施可能である。

【００４２】さらに、上記実施例の場合、円筒カム２６
を旋回させることによりカムローラ２３、２３をカム溝
２７、２７に沿って移動させるようにしたが、図示を省
略して説明するけれども、例えばロッド７…が貫通して
いるガイド孔８…を円弧形状に形成し、幅調整用フラン
ジ６、ロッド７…、リング２１、ブラケット２２および
カムローラ２３などを円筒カム２６に対して回動させる
ようにしてもよく、また、例えばブラケット２２をリン
グ２１に対して周方向に回動可能に取付け、ブラケット
２２およびカムローラ２３を円筒カム２６に対して回動
させるようにしても、幅調整用フランジ６の変位調整が
可能になり、このような構造であっても実施可能であ
る。

【００４３】そして、ブラケット２２は円筒体であって
もよい。

【００４４】さらに、カム面は円筒カムを用いることに
は限らず、ブロックからなるカム面などであってもよ
い。

【００４５】そして本発明は、電線、光ファイバー、ワ
イヤ、ホースのような線材、または布、紙などのような
可撓性長尺材などの被巻取部材を、束やロール状に巻き
取る巻取枠に適用可能である。

【００４６】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、幅
調整用フランジにロッドを介して設けられたカムフォロ
アと固定フランジに設けられたカム面とを、周方向に沿
って相対的に変位させることによりロッドを介して幅調
整用フランジを軸方向に移動させることができる。この
ため幅調整用フランジと他方の固定フランジとの間隔を
変えることができ、巻取幅を変更することができる。し
たがって、巻取幅の変更作業が簡単に行え、熟練を要す
ることなく迅速に行える利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の巻取枠装置を示し、巻
取幅が大きい場合の断面図。

【図２】同実施例の巻取幅が小さい場合の巻取枠装置を
示す断面図。

【図３】同実施例のカム溝を示す巻取枠装置の側面図。

【図４】同実施例のストッパピンの構成を示す断面図。

【図５】同実施例の巻取枠装置を示す平面図。

【図６】本発明の第２の実施例を示し、他のカム構造を
示す円筒部材の側面図。

【図７】本発明の第３の実施例を示し、他のカム構造を
示す円筒カムの側面図。

【図８】従来の巻取枠装置を示し、巻取幅が大きい場合
の断面図。

【図９】従来の巻取幅が小さい場合の断面図。

【図１０】従来の巻取枠装置を示す平面図。

【符号の説明】

１…巻取枠、２…駆動軸、３，４…固定フランジ、５…
ドラム部、６…幅調整用フランジ、７…ロッド、８…ガ
イド孔、２１…フレーム、２２…ブラケット、２３…カ
ムローラ、２６…円筒カム、２７…カム溝、２８…旋回
操作用レバ−、３１…ストッパピン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ドラム部の端部にそれぞれ固定フランジ
   を設けて巻取枠を構成し、この巻取枠を回転することに
   より上記ドラム部の周囲に被巻取部材を巻取るように
   し、上記一対の固定フランジ間に軸方向に移動可能な幅
   調整用フランジを設け、この幅調整用フランジの位置を
   変えることにより、この幅調整用フランジと他方の固定
   フランジ部との間に巻かれる被巻取部材の巻取幅を変更
   するようにした巻取幅調整型巻取枠装置において、 上記幅調整用フランジに軸方向に伸びるロッドを連結
   し、このロッドを上記一方の固定フランジに貫通させ、
   このロッドにカムフォロアを取り付けるとともに、上記
   一方の固定フランジに周方向に沿って軸方向に変化する
   カム面を有するカムを設け、上記カムフォロアとカム面
   を周方向に沿って相対的に変位させることにより上記幅
   調整用フランジを軸方向に移動させてこの幅調整用フラ
   ンジと上記他方の固定フランジとの間隔を調整すること
   を特徴とする巻取幅調整型巻取枠装置。