JP3656767B2 - ケーブル繰出し用ドラム支持装置 - Google Patents

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JP3656767B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はケーブルドラムからケーブルを繰出して敷設するときにこのケーブルドラムを支持するケーブル繰出し用ドラム支持装置に関する。更に詳しくはケーブルドラムを持ち上げる機構又はその回転力を制御するブレーキ機構を有するケーブル繰出し用ドラム支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ケーブルを敷設するには、先ず敷設する箇所に所定の間隔を置いて複数のガイドローラを配設した後、敷設箇所の始点にケーブルが巻かれたケーブルドラムを配置する。この状態でケーブルドラムに巻かれているケーブルのケーブルヘッドを作業者が手に持ってケーブルを牽引し、ガイドローラ上にケーブルを延長することで敷設している。ケーブルを牽引することによりケーブルドラムは回転してケーブルを繰出し、繰出されたケーブルはガイドローラ上に案内されて配設される。
ここでケーブルドラムはその回転を容易にするためケーブルドラムの敷設用ローラ台に配置される、このローラ台では回転可能なローラの上にケーブルドラムが置かれるため、ケーブルドラムに巻かれているケーブルを作業者が牽引することによりケーブルドラム自体が回転し、ケーブルの繰出しが容易になる。
【0003】
しかしローラ台ではケーブルドラムの慣性力によりケーブルの繰出しを作業者が停止した後でもケーブルドラムの回転は停止せずにケーブルが過度に繰出されるため、作業者をローラ台の近傍に配置し、作業者がケーブルの敷設状況を目視により確認しながら必要に応じてケーブルドラムを手で押さえることによりケーブルドラムの回転を停止制御する必要があった。この作業者の配置はケーブルの敷設コストを増大し、しかも単純作業の慣れから操作ミスが生じ、ケーブルが過度に繰出されることもあった。
【0004】
この点を解消するために従来ケーブルの自重を利用してローラの回転を停止させるブレーキ機構を設けたローラ台が提案されている(実開昭63−187519)。このローラ台では一対のローラの上にケーブルドラムを載せている。このローラ台によれば繰出されたケーブルが弛むとその自重によりブレーキレバーが押され、ブレーキシューがローラに当接して、ローラの回転を停止させるようになっている。これによりケーブルの繰出し作業の停止によりケーブルドラムの回転も停止するのでケーブルを過度に繰出されることを防止することができ、かつ作業者配置の無駄を省くことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ケーブルが巻かれるケーブルドラムは通常のサイズのケーブルが巻かれたものであれば軽いものでも300kg、また重いものでは500kgにもなり、更に極太のサイズのケーブルが巻かれたものであれば5000kgにも達する。このため、従来のローラ台ではそのローラ台にケーブルドラムを載せる作業だけでも多大な労力を要していた。またケーブルの自重によるブレーキではケーブルドラムの重量が大きくなるとその自重によるブレーキだけではケーブルドラムの慣性力を完全に制御することが困難な場合もあった。
またケーブルドラムを一対のローラ間に載せた場合、その回転には労力を要し、このローラを電動ローラとするとケーブルドラムの繰出し性が劣り、改善が望まれていた。
【0006】
本発明の目的は、比較的大型のケーブルドラムであっても容易にケーブルドラムを回転できる状態に支持することが可能なケーブル繰出し用ドラム支持装置を提供することにある。
本発明の別の目的は比較的大型のケーブルドラムであっても繰出し作業の停止時に容易にその回転を停止することができるケーブル繰出し用ドラム支持装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の構成を、実施例に対応する図1、図7、図8、図10、図12及び図16を用いて説明する。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、各基端に第1キャスタ13,13が設けられた一対の第1持上げアーム12,12と、各基端に第2キャスタ16,16が設けられた一対の第2持上げアーム14,14と、一対の第1持上げアーム12,12の先端と一対の第2持上げアーム14,14の先端とをそれぞれ重ねることにより形成された一対のアーム枢着部19,19と、ケーブルドラム17の幅より広い長さを有し一対の第1持上げアーム12,12同士又は一対の第2持上げアーム14,14同士のいずれか一方又は双方を連結する連結軸21,22と、第1持上げアーム12,12及び第2持上げアーム14,14を互いに引寄せ又は遠ざけて一対のアーム枢着部19,19を低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整する調整手段と、一対のアーム枢着部19,19又は枢着部19,19の近傍の一対の第1持上げアーム12,12又は一対の第2持上げアーム14,14に設けられケーブルドラム17の中心孔17aに挿入可能なドラム支持軸18を支承する一対の軸受部19,19とを備え、さらに、前記調整手段がつぎのような特定のものであることに特徴がある
【0008】
すなわち、連結軸21,22は一対の第1持上げアーム12,12のそれぞれの基端又は基端近傍を連結する第1連結軸21と、第1連結軸21と同等の長さを有し中間部に雌ねじ部22aが設けられ一対の第2持上げアーム14,14のそれぞれの基端又は基端近傍を連結する第2連結軸22とを備え、調整手段は雌ねじ部22aに螺合するねじ部23aが形成されねじ部23aが雌ねじ部22aに螺合した状態で一端が第1連結軸21に枢着された駆動軸23と、駆動軸23の他端に取付けられ回動することにより第1連結軸21と第2連結軸22の間隔を広く又は狭くする回転用ハンドル24とを備えたものである
【0009】
請求項に係る発明は、図7に示すように、ケーブルドラム17の幅より広い長さを有し両端にそれぞれ第1キャスタ13,13が設けられた第1連結軸21と、第1連結軸21と同等の長さを有し両端にそれぞれ第2キャスタ16,16が設けられかつ中間部に雌ねじ部22aが設けられた第2連結軸22と、各基端が第1連結軸21両端の第1キャスタ13,13近傍に枢支された一対の第1持上げアーム12,12と、各基端が第2連結軸22両端の第2キャスタ16,16近傍に枢支された一対の第2持上げアーム14,14と、一対の第1持上げアーム12,12の先端と一対の第2持上げアーム14,14の先端とをそれぞれ重ねることにより形成された一対のアーム枢着部19と、第1持上げアーム12,12及び第2持上げアーム14,14を互いに引寄せ又は遠ざけて一対のアーム枢着部19,19を低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整する調整手段と、一対のアーム枢着部19,19又は枢着部19,19の近傍の一対の第1持上げアーム12,12又は一対の第2持上げアーム14,14に設けられケーブルドラム17の中心孔17aに挿入可能なドラム支持軸(18)を支承する一対の軸受部19,19とを備え、かつ、前記調整手段がつぎのような特定のものであることに特徴がある
【0010】
すなわち、第2連結軸22の中間部に雌ねじ部22aが設けられ、調整手段は雌ねじ部22aに螺合するねじ部23aが形成されねじ部23aが雌ねじ部22aに螺合した状態で一端が第1連結軸21に枢着された駆動軸23と、駆動軸23の他端に取付けられ回動することにより第1連結軸21と第2連結軸22の間隔を広く又は狭くする回転用ハンドル24とを備えたものである
【0011】
請求項に係る発明は、図8に示すように、各基端に第1キャスタ63,63が設けられた一対又は複数対の第1持上げアーム62,62と、各基端に第2キャスタ66,66が設けられた一対又は複数対の第2持上げアーム64,64と、第1及び第2持上げアーム62,62,64,64のそれぞれの中間部で両アームを互いに枢着する一対又は複数対の第1枢着部67aと、一対又は複数対の第1持上げアーム62,62の各先端に第2枢着部69aにより各基端が枢着された一対又は複数対の第3持上げアーム68,68と、一対又は複数対の第2持上げアーム64,64の各先端に第3枢着部72aにより各基端が枢着された一対又は複数対の第4持上げアーム71,71と、一対又は複数対の第3持上げアーム68,68の各先端と一対又は複数対の第4持上げアーム71,71の各先端とが枢着されケーブルドラム77の中心孔に挿入可能なドラム支持軸78を支承する一対の軸受部73,73と、第2枢着部69aと第3枢着部72aとを互いに引寄せ又は遠ざけて一対の軸受部73,73を低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整する調整手段とを備えたものである。
【0012】
請求項に係る発明は、図1及び図7に示すように、請求項1乃至3に係る発明に更に一対の第1又は第2持上げアーム12,12,14,14に揺動可能に設けられた一対のレバー31,31と、一対レバー31,31の各一端の間に回転可能に設けられドラム支持軸18により支持されたケーブルドラム17から繰出されたケーブル33を案内するガイドローラ32と、ケーブルドラム17の周縁に臨むように一対のレバー31,31の各他端に配設された一対のブレーキシュー34,34とを備えたものである。
【0013】
請求項に係る発明は、図10に示すように、請求項1乃至4に係る発明に更に一対の第1又は第2持上げアーム62,62,64,64にそれぞれの基端が枢着された一対のブレーキシャフト81,81と、一対ブレーキシャフト81,81の各先端の間に設けられドラム支持軸78により支持されたケーブルドラム77から繰出されたケーブル82を案内するガイド体84と、一対の第2又は第1持上げアーム62,62,64,64にそれぞれの基端が接続されケーブルドラム77のフランジ77bに巡らして一対のブレーキシャフト81,81の中間部にそれぞれの他端が接続された一対のブレーキバンド86,86とを備えたものである。
ガイド体84は複数のローラ84a,84aがケーブル82の繰出し方向に直交して互いに平行に配置され、繰出されたケーブル82が複数のローラ84a,84aの間を通過するように構成されること(請求項6記載の要件)が好ましい。
【0014】
請求項に係る発明は、図12に示すように、請求項1又は請求項に係る発明のケーブル繰出し用ドラム支持装置11がケーブル繰出し方向に複数配列して固定され、先頭の支持装置11の一対の第1又は第2持上げアーム12,12,14,14に一対のレバー103,103が揺動可能に設けられ、一対のレバー103,103の各一端の間に複数のケーブルドラム17から繰出されたケーブル33を案内するガイドローラ32が回転可能に設けられ、一対のレバー103,103の各他端に複数の支持装置11に延びる長さを有する一対の連結バー104が回転可能に設けられ、複数の支持装置11の一対の第1又は第2持上げアーム12,12,14,14のいずれか又は双方に連結バー104を摺動可能に支持するバー受具106が配設され、連結バー104にバー長手方向に取付位置を調整可能にかつ複数のケーブルドラム17毎にドラム周縁に臨むように複数対のブレーキシュー107が配設され、一対のレバー103,103は繰出されたケーブル33がガイドローラ32を回転させるとき連結バー104を介してブレーキシュー107をケーブルドラム17の周縁から離し繰出されたケーブル33がガイドローラ32を回転させないときブレーキシュー107をケーブルドラム17の周縁に当接させるように構成されたものである。
【0015】
請求項に係る発明は、図16に示すように、外径がケーブルドラム17,77の中心孔17a,77aの孔径に相応し内径がドラム支持軸18,78の軸径に相応するドラム受け具121がケーブルドラム17,77の中心孔17a,77aとドラム支持軸18,78の間に設けられたものである。
ドラム受け具121が複数種類のケーブルドラム17,77の中心孔17a,77aの孔径に相応した複数の外径を有する段付き管状体であることが好ましい。また、ドラム受け具121がドラム支持軸18,78回転用のベアリング122を内蔵し、かつドラム支持軸18,78にドラム受け具121のドラム支持軸18,78方向の移動を阻止するストッパ123が設けられることが更に好ましい。
【0016】
【作用】
請求項1又は請求項に係る発明では、一対の軸受部19,19はドラム支持軸18を介してケーブルドラム17を支持する。調整手段により一対のアーム枢着部19,19を低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整することによりケーブルドラム17の支持位置を調整する。駆動軸23の調整手段は、駆動軸23を回転することによりねじ部23aを介して第2連結軸22の雌ねじ部22aを移動させ、第1連結軸21と第2連結軸22の間隔を狭くする。第1連結軸21と第2連結軸22の間隔を狭くすると第1持上げアーム12及び第2持上げアーム14の軸受部19を中心とした角度は小さくなり、第1連結軸21と第2連結軸22の間に配置されたケーブルドラム17の中心孔17aに対して軸受部19は低位置から高位置まで変位する。駆動軸23を逆転すると、反対に軸受部19は高位置から低位置まで変位する。
請求項に係る発明では、一対の軸受部73,73はドラム支持軸78を介してケーブルドラム77を支持する。調整手段により一対の軸受部73,73を低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整することによりケーブルドラム77の支持位置を調整する。
【0017】
請求項に係る発明では、一対のレバー31,31は繰出されたケーブル33がガイドローラ32を回転するときブレーキシュー34,34をケーブルドラム17の周縁から離し、繰出されたケーブル33がガイドローラ32を回転しないときブレーキシュー34,34をケーブルドラム17の周縁に当接させ、これによりケーブルドラム17に制動がかかる。
請求項に係る発明では、一対のブレーキシャフト81,81は繰出されたケーブル82がガイド体84を通過するときブレーキバンド86,86をフランジ77bに対して緩め、繰出されたケーブル82がガイド体84を通過しないときブレーキバンド86,86をフランジ77bに当接させ、これによりケーブルドラム77に制動がかかる。
【0018】
請求項に係る発明では、一対のレバー103,103はそれぞれのケーブルドラム17から繰出されたケーブル33がガイドローラ32を回転するときブレーキシュー107,107をケーブルドラム17の周縁から離し、繰出されたケーブル33がガイドローラ32を回転しないときブレーキシュー107,107をケーブルドラム17の周縁に当接させ、これによりそれぞれのケーブルドラム17に制動がかかる。
請求項に係る発明では、ドラム受け具121が複数の外径を有する段付き管状体であればケーブルドラム17,77の中心孔の孔径17a,77aに相応して選択的に挿入する。また、ドラム支持軸18,78回転用のベアリング122を内蔵すればケーブルドラム17,77とドラム支持軸18,78の間に生じる回転抵抗を軽減する。
【0019】
【実施例】
次に本発明の第1実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1及び図2に示すように、ケーブル繰出し用ドラム支持装置11は一対の第1持上げアーム12,12と一対の第2持上げアーム14,14とを有する。第1持上げアーム12,12の基端にはそれぞれ第1キャスタ13,13がそれぞれ設けられ、第2持上げアーム14,14の基端にはそれぞれ第2キャスタ16,16がそれぞれ設けられる。一対の第1持上げアーム12,12の先端と一対の第2持上げアーム14,14の先端とはそれぞれ重ねられ、アーム枢着部19を構成するとともにケーブルドラム17の中心孔17aに挿入可能なドラム支持軸18を支承する軸受部19を構成する。この軸受部19により第1持上げアーム12,12及び第2持上げアーム14,14は互いに回転することができるように構成され、かつこの軸受部19に設けられた孔を介して支持軸18をケーブルドラム17の中心孔17aに挿入することにより、ケーブルドラム17は軸受部19に支持されるようになっている。
【0020】
一対の第1持上げアーム12,12のそれぞれの基端にはそれぞれを連結する第1連結軸21が設けられ、一対の第2持上げアーム14,14のそれぞれの基端にはそれぞれを連結する第2連結軸22が設けられる。第1連結軸21及び第2連結軸22はそれぞれ等しい長さを有し、かつそれぞれケーブルドラム17の幅より広い長さに構成され、それぞれの第1持上げアーム12,12及び第2持上げアーム14,14の間に図1の二点鎖線で示すようにケーブルドラム17が配置できるようになっている。第2連結軸22にはその中間部に雌ねじ部22aが設けられ調整手段である駆動軸23が螺合される。
【0021】
駆動軸23は第2連結軸22の雌ねじ部22aに螺合するねじ部23aが形成され、ねじ部23aが第2連結軸22の雌ねじ部22aに螺合した状態でその一端が第1連結軸21に枢着される。駆動軸23の他端には回転用ハンドル24(図5)が着脱自在に取付けられる係止部23bが形成される。本実施例における係止部23bは一対の平行な係止板が軸方向に平行に設けられ、一方に丸孔、他方に長孔(図2に丸孔のみ示す)が設けられる。図示しないが、これらの孔にハンドル24(図5)の先端に設けられた軸方向に直交する方向に対称に突設したピンをそれぞれ挿入することにより、図5の矢印で示すように、ハンドル24の回転を駆動軸23に伝達するようなっている。ハンドル24の回転により係止部23bを介して駆動軸23が回動することにより、図1に示すように、ねじ部23aが回転し第2連結軸22の雌ねじ部22aが駆動軸23を移動することにより第1連結軸21と第2連結軸22の間隔を広く又は狭くすることができるようになっている。
【0022】
一対の第2持上げアーム14,14には一対のレバー31,31が支軸31aに枢支されて揺動可能に設けられ、一対レバー31,31の各一端の間にはガイドローラ32が回転可能に設けられる。ガイドローラ32は円柱状の鋼材の両端に円盤状のフランジ32a,32aがそれぞれ設けられ、中心軸にレバー31,31の各一端を介して支軸32bが挿入されることによりレバー31,31の各一端に回転可能に架設される。ガイドローラ32は図2に示すようにケーブルドラム17から繰出されたケーブル33をその下方から敷設方向に繰出すことによりケーブル33を案内するようになっている。また、図1に示すように、一対のレバー31,31に各他端には一対のブレーキシュー34が配設され、ブレーキシュー34はドラム支持軸18により支持されたケーブルドラム17の周縁に臨むように構成される。ガイドローラ32の重量はブレーキシュー34の重量のほぼ6倍であって、また支軸31aからガイドローラ32までの長さは支軸31aからブレーキシュー34までの長さのほぼ2倍である。
【0023】
このように構成されたケーブル繰出し用ドラム支持装置11の使用方法について図1〜図6を用いて説明する。
先ずケーブルドラム17を支持装置11に枢支するためにハンドル24を介して駆動軸23を回転し、第1連結軸21と第2連結軸22の間隔を広くする。第1連結軸21と第2連結軸22の間隔を広くすると第1持上げアーム12及び第2持上げアーム14の軸受部19を中心とした角度が広がり、図4に示すように、軸受部19が低位置になる。この状態でケーブルドラム17を第1持上げアーム12側から矢印で示すように回転して移動し、図4の二点鎖線で示すようにその中心孔17aを軸受部19近傍に位置させる。このケーブルドラム17を移動する段階ではレバー31はガイドローラ32側を持ち上げてブレーキシュー34を下げておき、ケーブルドラム17が移動することの妨げにならないようにする。またケーブルドラム17が第1連結軸21を越えやすくするために断面が山形の案内具36を第1連結軸21にかぶせておく。案内具36には緩やかな傾斜部36aが形成され、ケーブルドラム17はその傾斜部36aを回転することにより第1連結軸21を容易に越えることができるようになっている。
【0024】
ケーブルドラム17の中心孔17aが軸受部19近傍に位置したときに、駆動軸23を回転させて軸受部19をケーブルドラム17の中心孔17aに合致させ、図1に示すように、支持軸18を軸受部19を介してケーブルドラム17の中心孔17aに挿入することによりケーブルドラム17を軸受部19に支持する。ケーブルドラム17を軸受部19に支持した後、再びハンドル24を回転させ、第1連結軸21及び第2連結軸22の間隔を狭くして、図5の矢印で示すように第1持上げアーム12及び第2持上げアーム14の軸受部19を中心とした角度を狭め軸受部19を高位置にする。このようにしてケーブルドラム17を支持した状態で浮き上がらせることによりケーブルドラム17は回転可能になりケーブルドラム17の回転によりケーブル33を繰出せるようになる。
【0025】
ケーブルドラム17から繰出されるケーブル33は図2に示すようにガイドローラ32の下側から敷設方向に繰出す。図2の矢印で示すように作業者がケーブル33をその手に持って牽引するとケーブル33の張力によりガイドローラ32は矢印で示すように上方に引上げられ、レバー31が回転しブレーキシュー34はケーブルドラム17の周縁から離れる。作業者が途中で牽引する動作を停止しするとケーブル33が弛み、前述したガイドローラ32とブレーキシュー34の重量差及び支軸31aからの長さの差によりてこの原理で、ガイドローラ32は図3の矢印で示すように下方にその自重で下がり、レバー31が回転しブレーキシュー34はケーブルドラム17の周縁に極めて強い力で当接する。これによりケーブルドラム17に制動がかかりケーブルドラム17の回転は停止する。この場合ガイドローラ32は円柱状の鋼材により構成されているために、その自重はケーブル33の自重より重くケーブルドラム17を制動する力は実開昭63−18751号公報に示されるケーブルの自重による制動に比較して大きい。
【0026】
作業者が再びケーブル33を牽引するとケーブル33の張力により図2に示すように再びガイドローラ32は上方に引上げられ、ブレーキシュー34はケーブルドラム17の周縁から離れる。従って、ケーブルドラム17はケーブル33が牽引されるときのみその回転が許容され、牽引されないときはその回転が制限されることになる。
作業者による敷設作業が終了した場合にはハンドル24を回転させ、駆動軸23を介して第1連結軸21と第2連結軸22の間隔を広くし、軸受部19を低位置にさせてケーブルドラム17を地上に降ろす。地上に降ろされたケーブルドラム17の中心孔17aから支持軸18を抜取りケーブルドラム17をドラム支持装置11から外し作業を終了させる。
【0027】
図7は本発明の第2実施例を示す。図7において図1と同一符号は同一部品を示す。
図7に示すように、この例では第1連結軸21の両端にそれぞれ第1キャスタ13,13が設けられ、第2連結軸22の両端にそれぞれ第2キャスタ16,16が設けられる。一対の第1持上げアーム12,12の各基端が第1連結軸21の両端の第1キャスタ13,13近傍に枢支され、一対の第2持上げアーム14,14の各基端が第2連結軸22の両端の第2キャスタ16,16近傍に枢支される。
このように構成されたケーブル繰出し用ドラム支持装置では、第1キャスタ13,13及び第2キャスタ16,16の取付け位置が異なることを除くその他の構成及び作用は第1実施例と同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0028】
図8及び図9は本発明の第3実施例を示す。図8及び図9において図1及び図2と同一符号は同一部品を示す。
この例におけるケーブル繰出し用ドラム支持装置61は図8に示す装置が図9に示すように左右一対設けられたものである。この装置60は左右対称であるので、一方のみを説明し他方の説明を省略する。この装置60は一対の第1持上げアーム62,62と一対の第2持上げアーム64,64とを有する。一対の第1持上げアーム62,62の基端には補助板63aを介してそれぞれ第1キャスタ63,63がそれぞれ設けられ、第2持上げアーム64,64の基端には補助板66aを介してそれぞれ第2キャスタ66,66がそれぞれ設けられる。
【0029】
一対の第1持上げアーム62,62の中間部と一対の第2持上げアーム64,64の中間部とはそれぞれ重ねられ第1連結軸67の両端にそれぞれ枢着され、第1枢着部67aを形成する。一対の第1持上げアーム62,62の各先端及び一対の第2持上げアーム64,64の各先端には一対の第3持上げアーム68,68及び一対の第4持上げアーム71,71がそれぞれ枢着される。一対の第1持上げアーム62,62の各先端と一対の第3持上げアーム68,68の各基端はそれぞれ重ねられ第1連結軸67と同等の長さを有する第2連結軸69の両端にそれぞれ枢着され、第2枢着部69aを形成する。一対の第2持上げアーム64,64の各先端と一対の第4持上げアーム71,71の各基端はそれぞれ重ねられ第1及び第2連結軸67,69と同等の長さを有する第3連結軸72の両端にそれぞれ枢着され、第3枢着部72aを形成する。図8にそれぞれの枢着部の片側のみ示す。一対の第3持上げアーム68,68の先端と一対の第4持上げアーム71,71の先端とはそれぞれ軸受部73に枢着される。
【0030】
更に装置60には調整手段が設けられる。調整手段は第3連結軸72の中央部に設けられた図示しない雌ねじ部と駆動軸74とを有し、第2枢着部69aと第3枢着部72aとを互いに引寄せ又は遠ざけることにより軸受部73を低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整する。駆動軸74は第3連結軸72に設けられた雌ねじ部に螺合するねじ部74aが形成され、ねじ部74aが第3連結軸72の雌ねじ部に螺合した状態でその一端が第2連結軸69に枢着される。駆動軸74の他端には回転用ハンドル74bが取付けられ、ハンドル74bを回転することにより駆動軸74が回転し、ねじ部74aが回転し第3連結軸72の雌ねじ部72bが駆動軸74を移動することにより第2枢着部69aと第3枢着部72aとを互いに引寄せ又は遠ざけることができるように構成される。
【0031】
図9に示すように、ケーブルドラム77は装置60,60の各軸受部73,73に支持軸78を介して支持される。即ち、軸受部73はケーブルドラム77の中心孔に挿入可能なドラム支持軸78を支承する。図8に示したこの軸受部73に設けられた孔73aを介して支持軸78をケーブルドラム77の中心孔77aに挿入することにより、ケーブルドラム77はそれぞれの軸受部73,73に支持されるようになっている。一対の装置60,60のケーブルドラム77に臨むそれぞれの第2持上げアーム64,64に一対のブレーキシャフト81,81のそれぞれの基端が枢着される。ブレーキシャフト81,81はケーブルドラム77から繰出されるケーブル82の進行方向に互いに平行な基端からほぼ中央までの平行部81a,81aと、その平行部から先端に向って互いに近づく傾斜部81b,81bと、ガイド体84を支持する先端部81c,81cとにより構成される。ガイド体84はこの例では両端にフランジを有する2本のローラ84a,84aがケーブル82の繰出し方向に直交して互いに平行に一対の支持板84b,84bの間に配置され、繰出されたケーブル82がこのローラ84a,84aの間を通過することによりケーブル82を案内するように構成される。ガイド体84はそれぞれの支持板84b,84bがブレーキシャフト84,84のそれぞれの先端部84c,84cの間に回転可能に支持される。
【0032】
図10及び図11に示すように、ケーブルドラム77に臨む第1持上げアーム62にはブレーキバンド86の基端がそれぞれ接続される。ブレーキバンド86の他端はケーブルドラム77のそれぞれのフランジ77bに巡らしてそれぞのブレーキシャフト81の中間部に設けられた係止部81dにそれぞれの他端に設けられたフック86aを介して接続される。ブレーキバンド86のフランジ77bに当接する面は、図示しないが、摩擦係数が大きくなるように粗面化処理が施されている。
【0033】
このように構成されたケーブル繰出し用ドラム支持装置では、ケーブルドラム77を支持装置61に支持するために左右のハンドル74b,74bを介して左右の駆動軸74,74を同時に回転し、左右の第2枢着部69a,69aと第3枢着部72a,72aの間隔を広くする。第2枢着部69aと第3枢着部72aの間隔を広くすると、それぞれ左右の第3持上げアーム68,68と第4持上げアーム71,71のそれぞれの軸受部73,73を中心とした角度、及びそれぞれ左右の第1持上げアーム62と第2持上げアーム64の角度が広がり、それぞれの軸受部73,73を低位置にする。即ち、駆動軸74,74を回転させてそれぞれの軸受部73,73をケーブルドラム77の中心孔77aに合致させ、支持軸78を左右の軸受部73,73を介してケーブルドラム77の中心孔に挿入することによりケーブルドラム77をそれぞれの軸受部73,73に支持する。
【0034】
ケーブルドラム77を左右の軸受部73,73に支持したときに、再びそれぞれのハンドル74b,74bを回転させ、それぞれ左右の第2枢着部69a,69a及び第3枢着部72a,72aの間隔を狭くして、それぞれ左右の第3持上げアーム68,68と第4持上げアーム71,71のそれぞれの軸受部73を中心とした角度、及び左右の第1持上げアーム62,62と第2持上げアーム64,64の角度を狭め左右の軸受部73,73を高位置にする。このようにしてケーブルドラム77を支持した状態で、図9に示すように浮き上がらせることによりケーブルドラム77は回転可能になりケーブルドラム77の回転によりケーブル82を繰出せるようになる。このケーブルドラム77を支持する段階ではそれぞれのブレーキバンド86,86は取外しておき、ケーブルドラム77を支持することの妨げにならないようにする。
【0035】
図10及び図11に示すように、ケーブルドラム77が支持された後は左右のブレーキバンド86の基端をそれぞれの第1持上げアーム62に接続し、その先端をブレーキシャフト81のそれぞれの係止部81dに接続する。図では片側のブレーキバンド86及びブレーキシャフト81のみ示す。ケーブルドラム77からはその上方からケーブル82が繰出され、そのケーブル82はガイド体84である一対のローラ84a,84aの間から敷設方向に繰出す。作業者がケーブル82をその手に持って図10の実線矢印で示す方向に牽引すると、ケーブル82の張力によりローラ84a,84aは矢印で示すように回転してケーブル82を案内するとともに、ブレーキシャフト81は破線矢印で示すように上方に回転する。ブレーキシャフト81の回転は左右のブレーキバンド86をそれぞれのフランジ77bから緩め、それぞれのブレーキバンド86がケーブルドラム77の左右のフランジ77bの周縁から離れる。作業者が途中で牽引する動作を停止したときにはケーブル82が弛み、ブレーキシャフト81は図11の破線矢印で示すように下方にその自重で回転する。ブレーキシャフト81の回転により左右のブレーキバンド86の他端が引張られ、それぞれのブレーキバンド86は左右のフランジ77bの周縁に極めて強い力で当接する。これによりケーブルドラム77に制動がかかりケーブルドラム77の回転は停止する。
【0036】
作業者が再びケーブル82を牽引するとケーブル82の張力により図10に示すように再びブレーキシャフト81は上方に回転し、左右のブレーキバンド86は左右のフランジ77bの周縁から離れる。従って、ケーブルドラム77はケーブル82が牽引されるときのみその回転が許容され、牽引されないときはその回転が制限されることになる。
作業者による敷設作業が終了した場合にはハンドル74bを回転させ、駆動軸74を介して第2枢着部69aと第3枢着部72aの間隔を広くし、軸受部73を低位置にさせてケーブルドラム77を地上に降ろす。地上に降ろされたケーブルドラム77の中心孔から支持軸78を抜取りケーブルドラム77をドラム支持装置61から外し作業を終了させる。
【0037】
図12及び図13は本発明の第4実施例を示す。図12及び図13において図1と同一符号は同一部品を示す。
図12及び図13に示すように、本実施例は実施例1で説明したケーブル繰出し用ドラム支持装置11がケーブル繰出し方向に3台配列して固定され、3本のケーブルを同時に繰出すことのできる複合式ケーブル繰出し用ドラム支持装置である。それぞれの支持装置11の固定は第1及び第2キャスタ13,16に設けられた図示しない固定装置によりそれぞれのキャスタ13,16の回転を防止することにより行う。更にそれぞれの支持装置11の第1及び第2持上げアーム12,14に固定棒101が取付けられ、それぞれの支持装置11の固定を確実なものとしている。この例における固定棒101は両端に設けられた孔にぼると102がそれぞれ挿入され、そのボルト102を第1又は第2持上げアーム12,14に設けられたねじ孔に螺合することにより固定される。
【0038】
先頭の支持装置11の一対の第2持上げアーム14にはそれぞれV字状に加工されたレバー103がその中央部を支軸103aにより枢支することにより揺動可能に設けられる。このレバー103のそれぞれの一端の間にガイドローラ32が設けられ、3台のケーブルドラム17から繰出されたそれぞれのケーブル33を案内する。ガイドローラ32は実施例1で説明したものと同様であり、繰返しての説明を省略する。一対のレバー103の各他端には一対の連結バー104の一端が回転可能に設けられ、従属する支持装置11に向って延び、その形状は最後尾の支持装置11より突出する長さを有する角棒である。それぞれの支持装置11の第1及び第2持上げアーム12,14にはバー受具106が設けられ、連結バー104を摺動可能に支持する。バー受具106は図14に示すように断面L型に形成された鋼板を第1及び第2持上げアーム12,14に溶接手段により取付けられ、連結バー104はバー受具106と第1及び第2持上げアーム12,14の間に挿入されることにより摺動可能に支持される。
【0039】
連結バー104にはバー104の長手方向に取付位置を調整可能な3個のブレーキシュー107が設けられる。ブレーキシュー107は、図15に示すように、ケーブルドラム17のフランジに相応するように湾曲して設けられ、連結バー104に嵌入する角筒体107aに溶接手段により取付けられる。ブレーキシュー107が取付けられる対面の角筒体107aには一対の雌ねじ部が形成され、その雌ねじ部にぼると107bが螺合される。角筒体107aは連結バー104に嵌入された状態で移動可能な大きさを有し、連結バー104に嵌入された状態でボルト107bを締め付けることによりブレーキシュー107の取付け位置を調節することができるようになっている。角筒体107aを連結バー104に取付けた状態ではブレーキシュー107が複数のケーブルドラム17毎にドラム周縁に臨むように配設される。
【0040】
このように構成された複合式ケーブル繰出し用ドラム支持装置では、それぞれのケーブルドラム17から繰出されるケーブル33を図12に示すようにガイドローラ32の下側から敷設方向に繰出す。この時2番及び3番目のケーブルドラム17からのケーブル33はその前のケーブルドラム17の上をはわして先頭の支持装置11のガイドローラ32の下方を通すようにする。作業者が3本のケーブル33をその手に持って牽引するとケーブル33の張力によりガイドローラ32は矢印で示すように上方に引上げられ、レバー103他端に設けられた連結バー104は図12の実線矢印で示すように移動してそれぞれのブレーキシュー107はケーブルドラム17の周縁から離れる。作業者が途中で牽引する動作を停止してケーブル33が弛むと、ガイドローラ32の重みによりガイドローラ32は図13の実線矢印で示すように下方にその自重で下がり、レバー103が回転し連結バー104は図の破線矢印で示すように移動してそれぞれのブレーキシュー107はケーブルドラム17の周縁に極めて強い力で当接する。これによりそれぞれのケーブルドラム17に制動がかかりそれぞれのケーブルドラム17の回転は停止する。
【0041】
作業者が再びケーブル33を牽引するとケーブル33の張力により図12に示すように再びガイドローラ32は上方に引上げられ、ブレーキシュー107はケーブルドラム17の周縁から離れる。従って、ケーブルドラム17はケーブル33が牽引されるときのみその回転が許容され、牽引されないときはその回転が制限されることになる。
【0042】
図16及び図17は本発明の第5実施例を示す。図16及び図17において図1及び図9と同一符号は同一部品を示す。
図16及び図17に示すように、本実施例のケーブル繰出し用ドラム支持装置は、実施例1から実施例4で説明したケーブル繰出し用ドラム支持装置11,61にケーブルドラム17,77をドラム受け具121を介して支持するものである。ドラム受け具121は外径がケーブルドラム17,77の中心孔17a,77aの孔径に相応し、内径がドラム支持軸18,78の軸径に相応する管状体である。ドラム受け具121は複数の外径を有するように鋼材を階段状に切削して加工された3段の段付き管状体であって、それぞれの段の外径は3種類のケーブルドラム17,77の中心孔17a,77aの孔径に相応するように加工される。即ち本実施例における通常のケーブルドラム17であれば図17の一点鎖線で示すように比較的小径の段部がその中心孔17aに挿入し、極太のケーブル82が巻かれた比較的大型のケーブルドラム77では図の2点鎖線で示すように比較的大径の段部がその中心孔77aに挿入するように形成される。
【0043】
ドラム受け具121の内径はドラム支持軸18,78が挿入される寸法を有し、挿入されたドラム支持軸18,78が抵抗なく回転できるように回転用のベアリング122が内蔵される。ドラム受け具121にドラム支持軸18,78が挿入された状態では、軸方向の移動を阻止するストッパ123がドラム支持軸18,78に設けられる。ストッパ123はドラム支持軸18,78を挿入可能な管状体で、その外側から中心に向って雌ねじ(図示せず)が設けられ、ボルト124を螺合することにより挿入されたドラム支持軸18,78にボルト124の先端が当接し、ドラム支持軸18,78の軸方向の移動を防止して、ドラム受け具121の移動が禁止される。
【0044】
ドラム支持装置11又は61にケーブルドラム17又は77を装着するには、図16に示すように、ドラム支持軸17,78をケーブルドラム17又は77の中心孔17a又は77aに挿入する際に一対のドラム受け具121,121をとともに挿入し、それぞれのドラム受け具121,121を、図の実線矢印で示すように移動してその段部にケーブルドラム17又は77の中心孔17a又は77aに挿入する。この状態でそれぞれのケーブルドラム支持装置11,61にケーブルドラム17又は77を支持する。支持装置11,61に支持した後はそれぞれのストッパ123,123のボルト124,124を螺合してドラム支持軸18,78に固定することにより、それぞれのドラム受け具121,121の移動を防止する。
【0045】
このようにドラム受け具121,121を備えるケーブル繰出し用ドラム支持装置ではそれぞれのドラム受け具121,121に内蔵されたベアリング122,122によりケーブルドラム17,77の回転の際の回転抵抗が軽減され、またドラム支持軸18,78の径をケーブルドラム17,77の孔径17a,77aに合わせて選択する必要もない。この結果、敷設作業の作業性の向上をはかることができる。
【0046】
なお、上記第1、第2及び第4実施例では第2持上げアームに一対のレバーを設けたが、第1持上げアームに一対のレバーを設けてもよい。
また、上記実施段例では駆動軸をハンドルにより作業者が手動により回転させたが、駆動軸の先端にモータを設け電動により回転させてもよい。
また、上記第1、第2及び第4実施例ではガイドローラを円柱状の鋼材により構成したが、ケーブルドラムの回転を制御できる限り合成樹脂等でもよい。
また、上記第1及び第2実施例では一対のレバーはケーブルドラムを持上げるときに持上げアームに取付けていたが、ケーブルドラム持上げ時には取外しておき、ケーブルドラム持上げ後取付けるようにしてもよい。
また、上記第1及び第2実施例では一対の第1及び第2持上げアームのそれぞれの基端にそれぞれを連結する第1及び第2連結軸を設けたが、第1連結軸だけでもよく、又は第2連結軸だけでもよい。
【0047】
また、上記第3実施例では、左右2対ずつ持上げアーム等を配設したが、一対ずつ又は3対以上複数対ずつ配設してもよい。
また、上記第3実施例では、ガイド体として2本のローラをケーブルの繰出し方向に直交して互いに平行に配置したが、3本、4本又は5本のローラをケーブルの繰出し方向に直交して互いに平行に配置してもよい。繰出されたケーブルがローラの間を通過する荷重はローラの数が多いほど1本のローラ受ける量が軽減され、作業者が滑らかにケーブルを繰出すことができる。
また、上記第4実施例ではバー受具を第1及び第2持上げアームの双方にに設けたが、第1持上げアームまたは第2持上げアームのいずれか一方だけに設けてもよい。
【0048】
また、上記第1及び第2実施例では一対の第1持上げアームの先端と一対の第2持上げアームの先端とをそれぞれ重ねて枢着部を形成するとともに、ドラム支持軸を支承する軸受部を構成したが、図18に示すように、支持軸を支承する軸受部111のみ別に一対の第1持上げアーム又は一対の第2持上げアームに設けてもよい。図における軸受部111はドラム支持軸18が挿入される筒部111aと固定部材111bとにより構成され、その固定部材111bを第2持上げアーム14にボルト112により固定する。このように軸受部111を別に設けると支持軸18を支承する箇所が複数になり、1台の支持装置でいろいろなケーブルドラム17の大きさに対応することが可能になる。
更に、上記第5実施例では3段の段付き管状体のドラム受け具を例示したが、段数は3段に限らず、2段又は4段以上でもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、一対の第1持上げアームと、一対の第2持上げアームと、ケーブルドラムを支承する一対の軸受部と、調整手段を備え、その間に配置されたケーブルドラムを支持して軸受部が低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整手段により変位するように構成したので、比較的大型のケーブルドラムであっても容易にケーブルドラムが回転できる状態にすることでできる。また、第3及び第4持上げアームを追加して設ければ極太のケーブルが巻かれた超大型のケーブルドラムでも容易に回転できる状態にすることでき、また、一対の第2持上げアームに揺動可能に一対のレバーを設け、そのレバーの各一端の間に繰出されたケーブルを案内するガイドローラを設け、そのレバーの各他端にケーブルドラム77の周縁に臨む一対のブレーキシューを備え、ケーブルがガイドローラを回転するときブレーキシューはケーブルドラムの周縁から離れ、ケーブルがガイドローラを回転しないときブレーキシューをケーブルドラムの周縁に当接させるように構成すれば、比較的大型のケーブルドラムであっても繰出し作業の停止時に容易にその回転を停止することができ、また、ブレーキシャフトとブレーキバンドとガイド体とを設け繰出されたケーブルがガイド体を通過するときブレーキバンドをフランジから緩め、繰出されたケーブルがガイド体を通過しないときブレーキバンドをフランジに当接させるように構成すれば、極太のケーブルが巻かれた超大型のケーブルドラムであっても繰出し作業の停止時に容易にその回転を停止することができる。
【0050】
また、一対の第1キャスタ及び一対の第2キャスタをそれぞれ第1持上げアーム及び第2持上げアームの各基端に設けたので、ケーブルドラムを支持する際に回転し、その作業を容易にする一方、ケーブルドラムを支持した状態で移動できる利点もある。このためこのケーブル繰出し用ドラム支持装置をケーブル繰出し方向に複数配列して固定し、先頭の支持装置にガイドローラを有する一対のレバーを設け、一対の連結バーと複数対のブレーキシューを設ければ、一対のレバーは繰出されたケーブルがガイドローラを回転させるとき連結バーを介してブレーキシューをケーブルドラムの周縁から離し、繰出されたケーブルがガイドローラを回転させないときブレーキシューをケーブルドラムの周縁に当接させるので、複数のケーブルドラムを支持して複数のケーブルを同時に繰出しても繰出し作業の停止時には容易に複数のケーブルドラムの回転を停止することができ、複数のケーブルの敷設を同時に行うことができる。
更に、ケーブルドラムを支持装置に支持する際にドラム受け具を介して支持することにより、ケーブルドラムとドラム支持軸の間に生じる回転抵抗を軽減することができ、ドラム支持軸の径を考慮する必要もない。この結果、作業者がケーブルドラムの先端を牽引する作業性の向上させることができ、かつドラム支持軸の標準化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のドラム支持装置を上から見た図。
【図2】その装置によりケーブルドラムを支持し、ケーブルを繰出した状態を示す側面図。
【図3】その装置によりケーブルドラムを支持し、ケーブルの繰出しを停止した状態を示す側面図。
【図4】その装置にドラムを着脱する際の図2に対応する側面図。
【図5】その装置によりドラムを上下させる際の図2に対応する側面図。
【図6】その装置にドラムを装着した状態を前から見た図。
【図7】本発明の第2実施例を示す図1に対応する図。
【図8】本発明の第3実施例のドラム支持装置を構成する装置の斜視図。
【図9】その装置によりケーブルドラムを支持した状態を示す正面図。
【図10】その装置によりケーブルドラムを支持し、ケーブルを繰出した状態を示す側面図。
【図11】その装置によりケーブルドラムを支持し、ケーブルの繰出しを停止した状態を示す側面図。
【図12】本発明の第4実施例の複合式ドラム支持装置によりケーブルドラムを支持し、ケーブルを繰出した状態を示す側面図。
【図13】その装置によりケーブルドラムを支持し、ケーブルの繰出しを停止した状態を示す側面図。
【図14】そのバー受具の斜視図。
【図15】そのブレーキシューの斜視図。
【図16】ドラム支持軸をケーブルドラムにドラム受け具を介してに挿入した正面図。
【図17】ドラム受け具の断面図。
【図18】本発明の別の軸受部を示す図2に対応する図。
【符号の説明】
12,62 第1持上げアーム
13,63 第1キャスタ
14,64 第2持上げアーム
16,66 第2キャスタ
17,77 ケーブルドラム
17a,77a 中心孔
18,78 ドラム支持軸
19,73,111 軸受部
21 第1連結軸
22 第2連結軸
22a 雌ねじ部
23 駆動軸
23a ねじ部
24,74b 回転用ハンドル
31,103 レバー
32 ガイドローラ
33,82 ケーブル
34,107 ブレーキシュー
67a 第1枢着部
68 第3持上げアーム
69a 第2枢着部
71 第4持上げアーム
72a 第3枢着部
81 ブレーキシャフト
84 ガイド体
84a ローラ
86 ブレーキバンド
104 連結バー
106 バー受具
121 ドラム受け具
122 ベアリング
123 ストッパ

Claims (10)

  1. 各基端に第1キャスタ(13,13)が設けられた一対の第1持上げアーム(12,12)と、
    各基端に第2キャスタ(16,16)が設けられた一対の第2持上げアーム(14,14)と、
    前記一対の第1持上げアーム(12,12)の先端と前記一対の第2持上げアーム(14,14)の先端とをそれぞれ重ねることにより形成された一対のアーム枢着部(19,19)と、
    ケーブルドラム(17)の幅より広い長さを有し前記一対の第1持上げアーム(12,12)同士又は前記一対の第2持上げアーム(14,14)同士のいずれか一方又は双方を連結する連結軸(21,22)と、
    前記第1持上げアーム(12,12)及び前記第2持上げアーム(14,14)を互いに引寄せ又は遠ざけて前記一対のアーム枢着部(19,19)を低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整する調整手段と、
    前記一対のアーム枢着部(19,19)又は前記枢着部(19,19)の近傍の前記一対の第1持上げアーム(12,12)又は一対の第2持上げアーム(14,14)に設けられ前記ケーブルドラム(17)の中心孔(17a)に挿入可能なドラム支持軸(18)を支承する一対の軸受部(19,19)とを備え
    かつ、前記連結軸(21,22)は一対の第1持上げアーム(12,12)のそれぞれの基端又は基端近傍を連結する第1連結軸(21)と、前記第1連結軸(21)と同等の長さを有し中間部に雌ねじ部(22a)が設けられ一対の第2持上げアーム(14,14)のそれぞれの基端又は基端近傍を連結する第2連結軸(22)とを備え、
    かつ、前記調整手段は前記雌ねじ部(22a)に螺合するねじ部(23a)が形成され前記ねじ部(23a)が前記雌ねじ部(22a)に螺合した状態で一端が前記第1連結軸(21)に枢着された駆動軸(23)と、前記駆動軸(23)の他端に取付けられ回動することにより前記第1連結軸(21)と前記第2連結軸(22)の間隔を広く又は狭くする回転用ハンドル(24)とを有するものであることを特徴とするケーブル繰出し用ドラム支持装置。
  2. ケーブルドラム(17)の幅より広い長さを有し両端にそれぞれ第1キャスタ(13,13)が設けられた第1連結軸(21)と、
    前記第1連結軸(21)と同等の長さを有し両端にそれぞれ第2キャスタ(16,16)が設けられかつ中間部に雌ねじ部(22a)が設けられた第2連結軸(22)と、
    各基端が前記第1連結軸(21)両端の第1キャスタ(13,13)近傍に枢支された一対の第1持上げアーム(12,12)と、
    各基端が前記第2連結軸(22)両端の第2キャスタ(16,16)近傍に枢支された一対の第2持上げアーム(14,14)と、
    前記一対の第1持上げアーム(12,12)の先端と前記一対の第2持上げアーム(14,14)の先端とをそれぞれ重ねることにより形成された一対のアーム枢着部(19,19)と、
    前記第1持上げアーム(12,12)及び前記第2持上げアーム(14,14)を互いに引寄せ又は遠ざけて前記一対のアーム枢着部(19,19)を低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整する調整手段と、
    前記一対のアーム枢着部(19,19)又は前記枢着部(19,19)の近傍の前記一対の第1持上げアーム(12,12)又は一対の第2持上げアーム(14,14)に設けられ前記ケーブルドラム(17)の中心孔(17a)に挿入可能なドラム支持軸(18)を支承する一対の軸受部(19,19)とを備え、かつ、前記調整手段は前記雌ねじ部(22a)に螺合するねじ部(23a)が形成され前記ねじ部(23a)が前記雌ねじ部(22a)に螺合した状態で一端が前記第1連結軸(21)に枢着された駆動軸(23)と、前記駆動軸(23)の他端に取付けられ回動することにより前記第1連結軸(21)と前記第2連結軸(22)の間隔を広く又は狭くする回転用ハンドル(24)とを有するも のであることを特徴とするケーブル繰出し用ドラム支持装置。
  3. 各基端に第1キャスタ(63,63)が設けられた一対又は複数対の第1持上げアーム(62,62)と、
    各基端に第2キャスタ(66,66)が設けられた一対又は複数対の第2持上げアーム(64,64)と、
    前記第1及び第2持上げアーム(62,62,64,64)のそれぞれの中間部で両アームを互いに枢着する一対又は複数対の第1枢着部(67a)と、
    前記一対又は複数対の第1持上げアーム(62,62)の各先端に第2枢着部(69a)により各基端が枢着された一対又は複数対の第3持上げアーム(68,68)と、
    前記一対又は複数対の第2持上げアーム(64,64)の各先端に第3枢着部(72a)により各基端が枢着された一対又は複数対の第4持上げアーム(71,71)と、
    前記一対又は複数対の第3持上げアーム(68,68)の各先端と前記一対又は複数対の第4持上げアーム(71,71)の各先端とが枢着されケーブルドラム(77)の中心孔に挿入可能なドラム支持軸(78)を支承する一対の軸受部(73,73)と、
    前記第2枢着部(69a)と前記第3枢着部(72a)とを互いに引寄せ又は遠ざけて前記一対の軸受部(73,73)を低位置から高位置まで又は高位置から低位置まで調整する調整手段と
    を備えたケーブル繰出し用ドラム支持装置。
  4. 一対の第1又は第2持上げアーム(12,12,14,14)に揺動可能に設けられた一対のレバー(31,31)と、
    前記一対のレバー(31,31)の各一端の間に回転可能に設けられドラム支持軸(18)により支持されたケーブルドラム(17)から繰出されたケーブル(33)を案内するガイドローラ(32)と、
    前記ケーブルドラム(17)の周縁に臨むように前記一対のレバー(31,31)の各他端に配設された一対のブレーキシュー(34,34)と
    を備え
    前記一対のレバー(31,31)は前記繰出されたケーブル(33)が前記ガイドローラ(32)を回転させるとき前記ブレーキシュー(34,34)を前記ケーブルドラム(17)の周縁から離し前記繰出されたケーブル(33)が前記ガイドローラ(32)を回転させないとき前記ブレーキシュー(34,34)を前記ケーブルドラム(17)の周縁に当接させるように構成された請求項1乃至3のいずれか1に記載のケーブル繰出し用ドラム支持装置。
  5. 一対の第1又は第2持上げアーム(62,62,64,64)にそれぞれの基端が枢着された一対のブレーキシャフト(81,81)と、
    前記一対ブレーキシャフト(81,81)の各先端の間に設けられドラム支持軸(78)により支持されたケーブルドラム(77)から繰出されたケーブル(82)を案内するガイド体(84)と、
    一対の第2又は第1持上げアーム(62,62,64,64)にそれぞれの基端が接続され前記ケーブルドラム(77)のフランジ(77b)に巡らして前記一対のブレーキシャフト(81,81)の中間部にそれぞれの他端が接続された一対のブレーキバンド(86,86)と
    を備え
    前記一対のブレーキシャフト(81,81)は前記繰出されたケーブル(82)が前記ガイド体(84)を通過するとき前記ブレーキバンド(86,86)を前記フランジ(77b)に対して緩め前記繰出されたケーブル(82)が前記ガイド体(84)を通過しないとき前記ブレーキバンド(86,86)を前記フランジ(77b)に当接させるように構成された請求項1乃至4のいずれか1に記載のケーブル繰出し用ドラム支持装置。
  6. ガイド体(84)は複数のローラ(84a,84a)がケーブル(82)の繰出し方向に直交して互いに平行に配置され、繰出されたケーブル(82)が前記複数のローラ(84a,84a)の間を通過するように構成された請求項5に記載のケーブル繰出し用ドラム支持装置。
  7. 請求項1又は2に記載のケーブル繰出し用ドラム支持装置(11)がケーブル繰出し方向に複数配列して固定され、
    先頭の前記支持装置(11)の一対の第1又は第2持上げアーム(12,12,14,14)に一対のレバー(103,103)が揺動可能に設けられ、
    前記一対のレバー(103,103)の各一端の間に複数のケーブルドラム(17)から繰出されたケーブル(33)を案内するガイドローラ(32)が回転可能に設けられ、
    前記一対のレバー(103,103)の各他端に複数の前記支持装置(11)に延びる長さを有する一対の連結バー(104)が回転可能に設けられ、
    複数の前記支持装置(11)の一対の第1又は第2持上げアーム(12,12,14,14)のいずれか又は双方に前記連結バー(104)を摺動可能に支持するバー受具(106)が配設され、
    前記連結バー(104)にバー長手方向に取付位置を調整可能にかつ複数の前記ケーブルドラム(17)毎にドラム周縁に臨むように複数対のブレーキシュー(107)が配設され、
    前記一対のレバー(103,103)は前記繰出されたケーブル(33)が前記ガイドローラ(32)を回転させるとき前記連結バー(104)を介して前記ブレーキシュー(107)を前記ケーブルドラム(17)の周縁から離し前記繰出されたケーブル(33)が前記ガイドローラ(32)を回転させないとき前記ブレーキシュー(107)を前記ケーブルドラム(17)の周縁に当接させるように構成された複合式ケーブル繰出し用ドラム支持装置。
  8. 外径がケーブルドラム(17,77)の中心孔(17a,77a)の孔径に相応し内径がドラム支持軸(18,78)の軸径に相応するドラム受け具(121)が前記ケーブルドラム(17,77)の中心孔(17a,77a)と前記ドラム支持軸(18,78)の間に設けられた請求項1乃至7のいずれか1に記載のケーブル繰出し用ドラム支持装置。
  9. 前記ドラム受け具(121)が複数種類のケーブルドラム(17,77)の中心孔(17a,77a)の孔径に相応した複数の外径を有する段付き管状体である請求項8に記載のケーブル繰出し用ドラム支持装置。
  10. 前記ドラム受け具(121)がドラム支持軸(18,78)回転用のベアリング(122)を内蔵し、かつ前記ドラム支持軸(18,78)に前記ドラム受け具(121)の前記ドラム支持軸(18,78)方向の移動を阻止するストッパ(123)が設けられた請求項8又は9に記載のケーブル繰出し用ドラム支持装置。
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