JP2964130B2 - 送電線の撤去、回収装置と、送電線の巻取り装置 - Google Patents

送電線の撤去、回収装置と、送電線の巻取り装置

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JP2964130B2
JP2964130B2 JP12282996A JP12282996A JP2964130B2 JP 2964130 B2 JP2964130 B2 JP 2964130B2 JP 12282996 A JP12282996 A JP 12282996A JP 12282996 A JP12282996 A JP 12282996A JP 2964130 B2 JP2964130 B2 JP 2964130B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄塔によって空
中に張られた送電線を地上へ引おろして撤去、回収する
送電線の撤去、回収装置と、送電線の巻取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄塔上の送電線の張替工事は先ず旧送電
線を撤去しながら、新送電線を延線する工事である。そ
れは旧送電線をウインチで地上へ引おろし、送電線に無
数に付けられた着雪防止リング(SRリング)を一個一
個工具を使って手作業で除去した後、巻取り装置に巻取
り、巻取機の巻胴に一ぱいに巻いたら後尾を切り離す作
業である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鉄塔のある現場は地形
的に不便な所が多い。作業者はそこへウインチや油圧設
備、巻取り装置や諸工具を運んで地上に配置し、上述の
送電線の引おろし、着雪防止リングの除去、巻取り装置
の巻枠への巻付け、送電線の後尾の切断を行う。着雪防
止リングは数量が多く、工具を使って手作業で除去しな
ければならないので手が非常に疲れると共に、時間がか
かり、能率が悪い。そして一応片付くと、上記設備、工
具一式を自動車に載せて次の現場へ移動し、再び地形に
合せて配置し、作業を行なわねばならない。この旧送電
線の撤去作業は小型機器が存在せず、工事規模にかかわ
らず巻取型延線車、リールワインダー等の大型機器を使
用するため、広い工事用地が必要であった。また工事内
容も与えられる設備、工具は一般用で、不便な現地での
使用には余分な労力、注意力を要すると共に、安全上の
問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の送電線の撤
去、回収装置としての架線車、巻取り装置、カッター等
は大型で、重量物ではあるが、車輌に搭載したことによ
り、装置の運搬や、据付け、撤去が車輌の移動のみで済
み、ウインチの操作、着雪防止リングの除去作業、送電
線の巻取り、切断等の作業をすべて機械化で省力化し、
送電線の撤去、回収作業を車上で安全、且つ高能率に行
えるようにしたのである。又、送電線の巻取り装置は、
巻枠上に巻取った送電線の巻取り束を容易に巻枠上から
外すことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1の送電線の撤去、回収装
置は、左右に往復動するトラバーサを有し、上記トラバ
ーサにより送電線を巻枠に巻取る巻取り装置(10)
と、鉄塔から送電線を引降ろして上記巻取り装置に向か
って送電線を前に進めるウインチ(5)、及びウインチ
から出た送電線を更に前に進めるウインチの尻手用送り
装置(6)と、送電線の着雪防止リングをまたぐ歯形凹
凸を周面に有するローラからなり、前記ウインチの手前
に設けられて送電線を上下、左右から挟んで通過させる
位置決め案内装置(3)と、前記位置決め案内装置とウ
インチとの間に設けられ、位置決め案内装置からウイン
チに向かって進む送電線の着雪防止リングを切除するリ
ング切除装置(4)と、トラバーサの手前に設けられ、
送電線を上下、左右から挟んで通過させる案内保持装置
(9)と、前記ウインチの尻手用送り装置と案内保持装
置の間に設けられて送電線を切断するカッター(7)
と、カッターの前後に配置され、カッターが送電線を切
断する際にカッターの前後で送電線を挟んで固定する前
後のクランプ(8)、(8)とからなり、前記トラバー
サ付き巻取り装置(10)と、ウインチ(5)及びその
尻手用送り装置(6)と、位置決め案内装置(3)と、
リング切除装置(4)と、案内保持装置(9)と、カッ
ター(7)と、カッターの前後のクランプ(8R)、
(8R)と、巻取り装置(10)が巻取った送電線の巻
取り束を積降す吊上げ装置(11)とを備え、車体上に
後から前に向かって前記位置決め案内装置(3)、リン
グ切除装置(4)、ウインチ(5)、ウインチの尻手用
送り装置(6)、後部クランプ(8R)、カッター
(7)、前部クランプ(8F)、案内保持装置(9)、
トラバーサ付き巻取り装置(10)、吊上げ装置(1
1)を順次設置したことを特徴とする。又、請求項2の
送電線の撤去、回収装置は、鉄塔から送電線を引降ろし
て前に進めるウインチ(5)、及びウインチから出た送
電線を更に前に進めるウインチの尻手用送り装置(6)
と、送電線の着雪防止リングをまたぐ歯形凹凸を周面に
有するローラからなり、前記ウインチの手前に設けられ
て送電線を上下、左右から挟んで通過させる位置決め案
内装置(3)と、前記位置決め案内装置とウインチとの
間に設けられ、位置決め案内装置からウインチに向かっ
て進む送電線の着雪防止リングを切除するリング切除装
置(4)と、トラバーサの手前に設けられ、送電線を上
下、左右から挟んで通過させる案内保持装置(9)と、
前記ウインチの尻手用送り装置と案内保持装置の間に設
けられて送電線を切断するカッター(7)と、カッター
の前後に配置され、カッターが送電線を切断する際にカ
ッターの前後で送電線を挟んで固定する前後のクランプ
(8F)、(8R)とを備え、車体上に後から前に向か
って前記位置決め案内装置(3)、リング切除装置
(4)、ウインチ(5)、ウインチの尻手用送り装置
(6)、後部クランプ(8R)、カッター(7)、前部
クランプ(8F)、案内保持装置(9)を順次設置する
と共に、左右に往復動するトラバーサを有し、前記車体
の前方に設置され、上記トラバーサにより送電線を巻枠
に巻取る巻取り装置(10´)と、車体の前記案内保持
装置(9)の前に設けられ、前記車体上の案内保持装置
(9)から車体の前方の巻取り装置(10´)のトラバ
ーサに向かう送電線の案内ローラ(14)を備えている
ことを特徴とする。請求項3の送電線の巻取り装置は、
円錐形に収れんする四本以上の抜き勾配つき固定横棧
(21)と、上記各固定横棧相互間にそれぞれ位置し、
送電線の巻取時は巻軸に平行で、巻取った送電線の巻取
り束の抜取り時は上記固定横棧と同じ抜き勾配になる可
動横棧(22)とで構成された巻胴と、上記各固定横
棧、可動横棧の一端を前者は固定、後者は放射方向に回
動可能に枢着した固定鍔(14)と、上記各固定横棧の
他端を固定した巻胴内周鍔(17)と、前記固定鍔と同
大で、上記内周鍔の外側面に着脱可能に取付けられ、上
記各可動横棧(22)の他端を受入れる放射状長孔(2
3)を有し、この長孔により可動横棧が抜き勾配形成の
ための放射方向内向きの移動と、巻軸と平行になる放射
方向外向きの移動を案内規制する着脱鍔(15)と、前
記巻胴内周鍔に設けられ、送電線の巻取中は上記各可動
横棧の他端を放射状長孔内で放射方向外向きに押して該
長孔の外縁部に押付け、巻胴の外周に巻取った送電線の
抜取時にはその押付けを解くようにした付勢機構(2
6)とを備えていることを特徴とする。
【0006】
【実施例】図1,2にこの発明の請求項1の一実施例を
示す。この実施例は撤去、回収用機械設備を個々に架線
車の車台1に取付けず、全体を基台2上に左右二列に並
べて取付け、その基台2を車台1に載せて固定してあ
る。基台2の最後部に、鉄塔から引降ろした送電線Wを
上下、左右から挟んで迎え入れる縦横2本ずつの井桁状
に配置した歯形凹凸つき案内ローラ3´からなる位置決
め案内装置3、その直前に送電線の着雪防止リングを切
落とす油圧駆動の一対の回転刃4´からなるリング切除
装置4、その前方にウインチ5、その前方に上下2対の
送りローラ6´,6´を前後に有する尻手用送り装置
6、その前方に最終段階まで送電線を素通りさせる送電
線カッター7とその前後のクランプ8F,8R、前のク
ランプ8Fの直前に縦横2本ずつの井桁状に配置した案
内ローラ9´からなる案内保持装置9、その前方にトラ
バーサ10aを含む巻取装置10があり、巻取装置10
は運転席13の背後の吊上げ装置11の支柱のすぐ後に
位置する。
【0007】図1,2で架線車の車台上に固定した基台
2上の撤去、回収用機械設備の配置を述べた。次に図3
以降により各撤去、回収用機械設備の働きを説明する。
最初に送電線Wを迎え入れる位置決め案内装置3は、図
3、4に示すように縦2本、横2本の歯形凹凸つきロー
ラ3´を井桁状に配列してなり、4本のローラ3´は図
4のように周面に歯形の凹凸を有する。送電線Wには着
雪防止リング12が飛び飛びに付いているので、普通の
円筒形のローラでは着雪防止リングがローラにひっかか
って送電線はローラ間を通過できない。そこでこの案内
ローラ3´は着雪防止リング12をまたいで送電線Wを
案内できるよう、周面に歯形を有し、図4のように着雪
防止リング12は歯形相互間の凹部に入り込み、送電線
Wが4本の案内ローラ3´の間を通過できるようにした
のである。
【0008】上記位置決め案内装置3の横方向の上下2
本のローラ3a´、3a´は太い送電線が通れる間隔a
を上下方向に保って回転自在に支持されている(図3A
参照)。これにより太い送電線から細い送電線まで上下
2本のローラ3a´、3a´の間隔aを通過することが
できる。これに対し、縦方向の2本のローラ3b´、3
b´は細い送電線が通れる間隔bを保って横方向の2本
のローラ3a´、3a´の前後に位置をずらして回転自
在に立設してある(図3B参照)。これにより細い送電
線は縦方向の2本のローラ3b´、3b´の間隔bを真
直ぐに通過し、太い送電線はローラ3b´、3b´の間
隔を図3Bに示したように横方向に蛇行して通過する。
【0009】ウインチ5と、尻手用送り装置6の上下の
ローラ6´,6´とによって引降ろされて前に進む送電
線Wは、上記位置決め案内装置3の4本の歯形凹凸付き
ローラ3´によって次のリング切除装置4の油圧駆動の
上下の回転刃4´,4´の間に正確に入って来る。図5
に着雪防止リング12付き送電線Wが上下の回転刃4
´,4´の間を通る状況を示す。リング切除装置4は上
下に油圧回転駆動設備のケースがあり、各ケースから夫
々の油圧モータ4a,4aが突出している。下側のケー
スからは上端にハンドル4bを取付けたネジ軸が回転自
在に立ち、上側ケースは上記ネジ軸にねじ係合したナッ
ト4cを固定している。従って、上側の回転刃4´はそ
の油圧設備のケースと共にハンドル4bの正逆の回転に
よりネジ式に上下調整して、送電線Wの太さの変化に対
応できるようになっている。
【0010】上下の回転刃4´,4´と送電線Wとを、
図6のように真芯に揃えないと、着雪防止リング12を
完全に二分して切落とせない。そのため4本の歯形凹凸
付きローラ3´による案内位置決め装置3が送電線Wを
上下の回転刃4´,4´に芯合せして位置決めするので
ある。着雪防止リング12が新しい場合、送電線Wに付
着していて動かないから、回転刃4´,4´の回転方向
は問題にならないが、着雪防止リング12が古くて送電
線W沿いに動く場合、図7のように、一方の刃が着雪防
止リング12を進めるように押し、他方はそれを止める
ような回転方向にし、着雪防止リング12が移動可能で
あっても、正確に切断して二分し、送電線から落下する
ようにする。
【0011】ウインチ5はこの例では、能力最大3トン
で、張力設定が0〜3トンまで調整可能である。ウイン
チが巻掛けて前に進める送電線Wの尻手を、尻手用送り
装置6の前後2対の上下のローラ6´,6´がくわえて
前に進める。図8にその送り装置6を示すが、前後の上
部ローラは駆動用油圧モータ6bを有する上部ケース、
前後の下部ローラは同じく駆動用油圧モータを有する下
部ケースに設けられている。下部ケースからは昇降用油
圧モータ6aで回転させられるネジ軸が回転自在に立
ち、上部ケースは上記ネジ軸にねじ係合したナット6c
を固定し、回転できないようになっている。従って、送
電線Wの太さに応じて昇降用油圧モータ6aでネジ軸を
正逆に回転して上部ケースを上下動し、上下のローラ間
の間隔を調節する。
【0012】この尻手送り装置6から前に出た送電線W
は開いたまゝのカッター7の後述の矩形枠7c、カッタ
ーの前後のクランプ8F,8Rを通り抜け、送電線Wを
上下、左右から挟む井桁に配置された4本の円筒ローラ
9´からなる案内保持装置9を通って、巻取装置10へ
向う。そこで左右に往復動するトラバーサ10aにより
送電線Wは左右動させられながら巻取装置の巻枠10b
の巻胴の外周の全長に均一に巻取られる。送電線は案内
保持装置9を通ってトラバーサ10aに行くので、送電
線がトラバーサの左右の往復動で左右動させられるのは
図2に破線で示したように案内保持装置9と、トラバー
サとの間だけで、案内保持装置9の手前の送電線は左右
動することなく、位置決め案内装置3から案内保持装置
9に向かって進む。
【0013】上記案内保持装置9も、前述した位置決め
案内装置3と同様に、太い送電線を通すことができる間
隔を上下方向に保つ回転自在の2本の横方向の円筒ロー
ラと、細い送電線を通すことができる間隔を保って横方
向の2本の円筒ローラの前後に位置をずらして回転自在
に立設された2本の縦方向の円筒ローラとからなり、上
記4本のローラの間を細い送電線は真直ぐに通過し、太
い送電線は横方向に蛇行しながら通過してトラバーサ1
0aに向かって進む。
【0014】送電線を鉄塔から引き降し、巻取装置10
の巻枠に巻取るには、鉄塔から引き降した送電線の前端
部の着雪防止リングを工具で切割って除去しながら前に
引張って車体の後端の案内位置決め装置、リング切除装
置に通し、ウインチに巻掛け、開いているその尻手送り
装置6、前部クランプ8F、カッター7、後部クランプ
8R、案内保持装置9、トラバーサ10aに通し、前後
のクランプ8F、8Rを閉じて送電線を固定し、送電線
の前端を巻枠10bに連結し、それから前後のクランプ
を開くと共に、巻枠10bを回転し、且つ巻枠が送電線
を巻取る周速に対応させてウインチ5、その尻手送り装
置の上下2対のローラ6´、6´を回転駆動し、トラバ
ーサを経て巻枠上に送電線の巻取りを開始する。
【0015】図11〜15に巻取装置を示す。巻取装置
の巻枠10bは、送電線を外周に巻く巻胴と、巻胴の両
端の2つの同大の鍔とからなり、鍔の一方は巻胴の一端
に固定された固定鍔14、他方は巻胴に対してボルトな
どにより取付けられた着脱可能な着脱鍔15である。図
中、21は4本の固定横棧、22は4本の可動横棧で、
円周方向に、等間隔に交互に配列されて巻胴を形成す
る。しかし図11に示したように、送電線Wを実際に巻
付けているのは巻取装置の軸線に平行に保持された可動
横棧22であり、抜き勾配をもって固定された固定横棧
21は、軸心に平行な可動横棧22上に巻かれた送電線
Wにほとんど接していない。僅か4本の可動横棧22で
普通の細い電線を巻取れば角形になるが、送電線は直径
が大きく剛弾性に富むからほぼ丸形に巻取ることが出来
る。なお図11の固定横棧21、可動横棧22は説明の
ため便宜的に固定横棧21の側面と、平面、可動横棧2
2の側面だけを示し、可動横棧22が抜き勾配になった
位置を鎖線22´で示す。実際の配置は図12のとおり
固定横棧21と可動横棧22は交互に円周方向に等間隔
で設けられている。
【0016】上記固定横棧と、可動横棧21、22を巻
胴の配置に保持しているのは着脱鍔15を外面にボルト
などで着脱可能に固定する巻胴内周鍔17と、この巻胴
内周鍔よりも直径が大で、固定鍔14に同心状に一体に
固定された円盤14´である。巻胴内周鍔17と、円盤
14´には円周方向に等間隔で外周に開放した切込み溝
18、19が設けてあり、固定横棧21は上記切込溝1
8、19の1つ置きのものに嵌めて固定してある。巻胴
内周鍔17は円盤14´よりも直径が小さいので、これ
により固定横棧21は抜き勾配に固定される。又、可動
横棧22は残りの4つの切込溝18、19に嵌められ、
円盤14´とはピン22aで枢着され、ピン22aを支
点に放射方向に回動可能であり、その自由端は切込溝1
8から外に突出する。
【0017】そして、外径が固定鍔と同大の着脱鍔15
は巻胴内周鍔17の外面のネジ穴17´にその取付穴1
5´(図13)をボルト締めされ、巻取り完了時取りは
ずされる。この着脱鍔15には可動横棧22の自由端が
嵌まっている巻胴内周鍔の4つの切込み溝18と同じ位
置に放射状の長孔23を設け、可動横棧22の自由端の
下面が長孔23の放射方向内向き端部に当接したとき、
可動横棧は固定横と同様な抜き勾配になり、可動横棧
の自由端の上面が長孔23の放射方向の外向き端部に当
接したときは、可動横棧は巻取装置の軸線と平行にな
り、外周に送電線Wを巻取る姿勢になる。尚、この着脱
鍔15は、その放射状の長孔23をもつ内鍔15cと、
送電線の巻付け案内をする円環状管15aと、そのスポ
ーク15bとから成る。
【0018】巻胴内周鍔17と固定鍔14の中心間に
は、固定鍔15から外に突出する中心軸20が設けてあ
り、その固定鍔15からの突出部分を支持台上の軸受2
4、24で支持すると共に、これにチエン車25を取付
け、油圧モータからの駆動力がチエン伝導で伝えられ
る。
【0019】巻胴として巻取作用をする可動横棧22は
図14、15に実線と鎖線22´で示したように、ピン
22aを支点に放射方向に回動するので、巻取装置の軸
心と平行な姿勢で送電線を巻取り中に送電線の巻付力に
対して対向できるよう、強固に支持する必要がある。そ
の手段として、可動横棧22の自由端を着脱鍔15の内
鍔15cに設けた放射状の長孔23にさし込み、その長
孔の放射方向外向き端部に強力に押付ける必要がある。
図15はそのための説明図で、可動横棧22を放射状の
長孔23の放射方向外向き端部に押付ける付勢機構26
は、固定鍔14と巻胴内周鍔17とをつないだ中心軸2
0の短円筒部分20aに設けてある。すなわち短円筒部
分20aの内外軸受27、28間に角ネジ軸29を渡
し、角ネジ軸の軸受28から外に突出した部分はキー付
き軸29´とし、キー溝を有するハンドルの中心孔をキ
ー付き軸に嵌め、キー付き軸の前のネジ軸にねじ込んだ
ナット16´がハンドル16を着脱鍔や、巻胴内周鍔に
対して固定する。角ネジ軸29の外周に雌ネジ筒30が
係合し、メネジ筒30の外周4箇所それぞれにリンク機
構31が付き、放射方向、つまり四方へ伸び出ている。
図15ではその一箇所を示すが、リンク機構31は短円
筒部分20aの周壁を放射方向へ貫通した案内筒32に
滑合した可動横棧の押引きロッド33を押し引きする。
その押し引き作用は、ハンドル16の正逆回転により雌
ネジ筒30を軸方向へ移動し、リンク機構31で可動横
棧の押引きロッド33を放射方向外向きに押し、横棧の
自由端を着脱鍔の放射状長孔23の放射方向外向き端部
に押付け、可動横棧を巻取装置の軸線と平行にしたり、
逆に押引きロッドを放射方向内向きに引張り、横棧の自
由端を放射状長孔の放射方向内向き端部に当接させ、可
動横棧を抜き勾配にする。
【0020】こうして4本の可動横棧を、付勢装置26
により巻取り装置の軸線と平行に保ち、油圧モータの回
転駆動力をチエン車25で受けて巻枠を回転し、4本の
可動横棧上に送電線を巻取ったら、巻取った送電線Wを
取出す前に、その後尾を切断しなければならない。それ
には巻取り中開放していた前後クランプ8F,8Rを閉
じて送電線Wを固定し、カッター7を作動させる。図9
はそのカッター7、図10はクランプ8を示す。
【0021】カッター7は送電線Wの通路を構成する矩
形枠7cと、その先端の固定刃7aと、これに対向する
移動刃7bと、その駆動用油圧シリンダ7dとから成
る。矩形枠7cの上下内縁は移動刃7bの案内溝になっ
ていて、移動刃7bは図10の実線位置で待機し、油圧
シリンダ7dで押され、矢印のように鎖線位置まで進ん
で送電線Wを剪断する。
【0022】カッター7の前後のクランプ8F,8Rは
図10に示すように、撚線である送電線Wを受板8a上
に抑え板8bで幅広く抑える。抑え板8bは中央に補強
骨とメネジ8eを有し、そのメネジ8eは受板8aから
立つ垂直ネジ軸8dにねじ係合する。この垂直ねじ軸は
油圧モータ8cで回転駆動され、これにより抑え板8は
上下動し、下向きに移動した際に受板8a上に送電線を
固定する。尚、8fは垂直案内棒で、油圧モータの回転
で抑え板8bが上下動する際に、抑え板が回転するのを
防止する。こうして前後のクランプ8F,8Rで送電線
Wを固定したら、切断位置の前後で送電線を結束し、そ
れからカッター7で切断し、送電線の撚線がバラバラに
なるのを防ぐ。又、4本の可動棧上に巻取った送電線が
巻解けるのを防ぐため、可動棧上に巻取った送電線の巻
取り束も結束しておく。
【0023】こうして送電線をカッターで切断したら移
動刃7bを戻し、カッターの前後のクランプ8F、8R
の抑え板8bを上昇させ、付勢装置により4本の可動棧
22を抜き勾配22´にし、着脱鍔15を取り外し、抜
き勾配の固定棧、可動棧上から巻取った送電線の巻取り
束を、運転席13の後から立つ支柱上に旋回、起伏操作
可能に取付けた吊上げ装置11により巻胴内周鍔17を
経て外に取出し、地上や、トラック上に降す。着脱鍔を
取り外すには、ナット16´を外してハンドル16をキ
ー付き軸29´から抜き、それから着脱鍔を巻胴内周鍔
に固定しているボルトを孔15´,17´から外せばよ
い。尚、着脱鍔の内鍔15cが中心にハンドル16より
も大きな開口を有するときはハンドルを外さないで着脱
鍔を巻胴内周鍔から外すことができる。
【0024】以上の説明では、請求項1に記載された撤
去、回収装置の車台に固定した基台2上の巻取装置10
に送電線を巻取ることを述べた。しかし、より大きな巻
枠10b´を有する巻取装置10´を使用し、より長く
送電線を巻取る場合は、図16、17に示すように同じ
構成の大型の巻取り装置10´を運転席13の前方に設
置する。そして、運転席13の屋根上には横方向のガイ
ドローラ14を前後に軸支し、段落14で述べたように
案内位置決め装置3、リング切除装置4、ウインチ5、
その尻手ローラ6、カッター7、その前後のクランプ8
F、8Rを経て案内保持装置9から前に出る送電線を運
転席の屋根上のガイドローラ14、運転席の前方の巻取
り装置10´のトラバーサ10a´を経由して送電線の
前端を巻枠10b´に連結し、トラバーサを左右動させ
ながら巻枠10b´に巻取り、巻取りが終ったら前述し
たのと同様に着脱鍔を外し、可動横棧を抜き勾配にし、
吊上げ装置を操作して巻取り束を巻枠から外して降す。
【0025】この場合も、トラバーサ10a´の左右往
復動により送電線が左右に振り動かされるのは、17
に破線で示したように、案内保持装置9から出てトラバ
ーサ10a´に至る区間だけである。従って、運転席の
屋根上のガイドローラ14の幅は、その位置で送電線が
左右に振られる幅よりも大にしておく。これによりより
大型の巻取装置を使用し、送電線を撤去、回収すること
ができる。
【0026】図16、17に示した実施例の架線車には
車台の前端上に巻取装置10を設けてあるので、この巻
取装置を使用して送電線を巻取ることができるほか、運
転席13の屋根上に横方向のガイドローラ14を設けて
あるので、上記したように運転席の前方に大型の巻取装
置10´を設置し、この巻取装置10´によってより多
量の送電線を巻取ることもできる。
【0027】しかし、運転席の前方に設置した巻取装置
10´だけを使用して送電線を巻取る場合は、運転席上
に案内ローラ14を設け、図18に図示し、且つ請求項
2に記載したように車台上の巻取装置を省略してもよ
い。
【0028】又、この大型の巻取装置10´は図18に
示すように別の自動車の車台1´上に設置してもよい。
この場合は、巻取装置に巻取った送電線の巻取り束を抜
き勾配にした巻胴から外し、地上や、トラック上に降す
吊り上げ装置11は、図示のように別の自動車に設置し
てもよい。
【0029】こうしてウインチ5と、その尻手側送り装
置6により送電線を前に送り進め、その速度と同調した
周速で巻取装置10や10´の巻枠10b、10b´を
回転し、着雪防止リングを切除しながら送電線を省力化
して巻取ることができる。
【0030】以上、本発明を図示の実施例について説明
したが、この発明はその要旨を変えることなく、実施条
件に応じて多様に変化、応用し得ることは言うまでもな
い。例えば基台上の回収、撤去用機械設備を1〜2セッ
トでなく、より多くして能率を高めるとか、架線車を運
転席を有する自動車でなく、自動車で引かれて移動する
トレーラにする等、容易に考えられる。尚、トレーラの
場合は、運転席が無いため、運転席の代わりに櫓を立
て、その櫓上にガイドロール14、14を設ければよ
い。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、鉄塔付近の不便な現
地への機械設備、用具等の運搬、移動とその配置、撤去
作業が車体の移動だけで完了するほかに、面倒な着雪防
止リングの除去作業をはじめとする送電線のけん引、巻
取り、切断の各個作業が、はじめて架線車の車台上です
べて機械的に行えるようにした。これによる作業者の労
苦軽減と、能率向上効果は絶大である。
【0032】又、請求項2の発明により車台上の巻取装
置10を使用することなく、より大型の巻取装置10´
を使用し、多量の送電線を巻取って撤去、回収すること
ができる。
【0033】従来、巻取装置で巻取り後、抜取って巻線
束とするのは、比較的細い電線やホース類に限られてい
た。請求項3の発明は従来考えられなかった太さで剛弾
性に富む送電線を初めて、巻取装置から抜取って巻線束
とする道を開いた。そのため送電線の強大な巻取り圧力
に耐える巻胴と鍔を開発し、しかも巻取り完了後、簡単
に片側の着脱鍔をはずし、巻胴を抜き勾配に収れんし
て、容易に抜出し得るものにした。この巻取装置によ
り、送電線の新旧交換といった大がかりな工事に、大量
の巻取装置を作り、保管、使用する労力、空間が大きく
削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の車台上の巻取装置に送電線
を巻取っている状態の立面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】(A)は位置決め案内装置と、着雪防止リング
の側面図、(B)は位置決め案内装置の平面図である。
【図4】位置決め案内装置の歯形凹凸つきローラの一本
の斜視図である。
【図5】着雪防止リングの切除装置の斜視図である。
【図6】着雪防止リング切除装置がリングを切割ってい
る状態の説明図である。
【図7】着雪防止リングと、その切除装置回転刃との関
係説明図である。
【図8】ウインチの尻手用送り装置の斜視図である。
【図9】送電線のカッターの立面図である。
【図10】送電線のカッターの前後のクランプの斜視図
である。
【図11】巻取装置の巻枠の立面図である。
【図12】図11の巻枠から着脱鍔とハンドルを外した
側面図である。
【図13】図11の巻枠に着脱鍔とハンドルを取付けた
側面図である。
【図14】着脱鍔とハンドルを外した図11の平面図で
ある。
【図15】図11の要部の拡大断面図である。
【図16】運転席の前方の地上に設置した大型の巻取装
置に送電線を巻取っている状態の側面図である。
【図17】図16の平面図である。
【図18】大型の巻取装置を別の自動車に設置し、送電
線を巻取っている状態の側面図である。
【符号の説明】
1 車台 2 基台 3 送電線の位置決め案内装置 3´ 送電線の位置決め案内装置のローラ 4 着雪防止リングの切除装置 4´ 着雪防止リングの切除装置の回転刃 5 ウインチ 6 ウインチの尻手送り装置 6´ ウインチの尻手送り装置のローラ 7 送電線のカッター 8F 送電線の前部クランプ 8R 送電線の後部クランプ 9 送電線の案内保持装置 10 巻取装置 10´ 巻取装置 10a 巻取装置のトラバーサ 10a´巻取装置のトラバーサ 10b 巻取装置の巻枠 10b´巻取装置の巻枠 11 吊上げ装置 12 着雪防止リング 13 運転席 14 巻枠の固定鍔 15 巻枠の着脱鍔 16 ハンドル 17 巻胴内周鍔 20 巻枠の中心軸 20a 中心軸に設けた短円筒 21 可動横棧 22 固定横棧 23 着脱鍔の放射状長孔 26 可動横棧の付勢装置 27 軸受 28 軸受 29 ハンドルで回される角ねじ軸 30 角ねじ軸上の雌ネジ筒 31 リンク機構 32 短円筒に取付けた案内筒 33 可動横棧の押引きロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平塚 一男 宮城県名取市田高字原554 株式会社ユ アテック送電工事センター内 (72)発明者 ▲高▼山 正吉 宮城県石巻市向陽町4−18−18 (56)参考文献 特開 平7−170620(JP,A) 特開 平7−111715(JP,A) 特開 平5−252625(JP,A) 特開 平4−156211(JP,A) 特開 平3−218215(JP,A) 実開 平5−74117(JP,U) 実開 平3−100534(JP,U) 実開 昭61−144714(JP,U) 実開 平4−21023(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 1/00 - 1/10 H01B 13/00 B65H 54/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に往復動するトラバーサを有し、上
    記トラバーサにより送電線を巻枠に巻取る巻取り装置
    (10)と、鉄塔から送電線を引降ろして上記巻取り装
    置に向かって送電線を前に進めるウインチ(5)、及び
    ウインチから出た送電線を更に前に進めるウインチの尻
    手用送り装置(6)と、送電線の着雪防止リングをまた
    ぐ歯形凹凸を周面に有するローラからなり、前記ウイン
    チの手前に設けられて送電線を上下、左右から挟んで通
    過させる位置決め案内装置(3)と、前記位置決め案内
    装置とウインチとの間に設けられ、位置決め案内装置か
    らウインチに向かって進む送電線の着雪防止リングを切
    除するリング切除装置(4)と、トラバーサの手前に設
    けられ、送電線を上下、左右から挟んで通過させる案内
    保持装置(9)と、前記ウインチの尻手用送り装置と案
    内保持装置の間に設けられて送電線を切断するカッター
    (7)と、カッターの前後に配置され、カッターが送電
    線を切断する際にカッターの前後で送電線を挟んで固定
    する前後のクランプ(8F)、(8R)と、巻取り装置
    (10)が巻取った送電線の巻取り束を積降す吊上げ装
    置(11)とを備え、車体上に後から前に向かって前記
    位置決め案内装置(3)、リング切除装置(4)、ウイ
    ンチ(5)、ウインチの尻手用送り装置(6)、後部ク
    ランプ(8R)、カッター(7)、前部クランプ(8
    F)、案内保持装置(9)、トラバーサ付き巻取り装置
    (10)、吊上げ装置(11)を順次設置したことを特
    徴とする送電線の撤去、回収装置。
  2. 【請求項2】 鉄塔から送電線を引降ろして前に進める
    ウインチ(5)、及びウインチから出た送電線を更に前
    に進めるウインチの尻手用送り装置(6)と、送電線の
    着雪防止リングをまたぐ歯形凹凸を周面に有するローラ
    からなり、前記ウインチの手前に設けられて送電線を上
    下、左右から挟んで通過させる位置決め案内装置(3)
    と、前記位置決め案内装置とウインチとの間に設けら
    れ、位置決め案内装置からウインチに向かって進む送電
    線の着雪防止リングを切除するリング切除装置(4)
    と、トラバーサの手前に設けられ、送電線を上下、左右
    から挟んで通過させる案内保持装置(9)と、前記ウイ
    ンチの尻手用送り装置と案内保持装置の間に設けられて
    送電線を切断するカッター(7)と、カッターの前後に
    配置され、カッターが送電線を切断する際にカッターの
    前後で送電線を挟んで固定する前後のクランプ(8
    F)、(8R)とを備え、車体上に後から前に向かって
    前記位置決め案内装置(3)、リング切除装置(4)、
    ウインチ(5)、ウインチの尻手用送り装置(6)、後
    部クランプ(8R)、カッター(7)、前部クランプ
    (8F)、案内保持装置(9)を順次設置すると共に、
    左右に往復動するトラバーサを有し、前記車体の前方に
    設置され、上記トラバーサにより送電線を巻枠に巻取る
    巻取り装置(10´)と、車体の前記案内保持装置
    (9)の前に設けられ、前記車体上の案内保持装置
    (9)から車体の前方の巻取り装置(10´)のトラバ
    ーサに向かう送電線の案内ローラ(14)を備えている
    ことを特徴とする送電線の撤去、回収装置。
  3. 【請求項3】 円錐形に収れんする四本以上の抜き勾配
    つき固定横棧(21)と、上記各固定横棧相互間にそれ
    ぞれ位置し、送電線の巻取時は巻軸に平行で、巻取った
    送電線の巻取り束の抜取り時は上記固定横棧と同じ抜き
    勾配になる可動横棧(22)とで構成された巻胴と、上
    記各固定横棧、可動横棧の一端を前者は固定、後者は放
    射方向に回動可能に枢着した固定鍔(14)と、上記各
    固定横棧の他端を固定した巻胴内周鍔(17)と、前記
    固定鍔と同大で、上記内周鍔の外側面に着脱可能に取付
    けられ、上記各可動横棧(22)の他端を受入れる放射
    状長孔(23)を有し、この長孔により可動横棧が抜き
    勾配形成のための放射方向内向きの移動と、巻軸と平行
    になる放射方向外向きの移動を案内規制する着脱鍔(1
    5)と、前記巻胴内周鍔に設けられ、送電線の巻取中は
    上記各可動横棧の他端を放射状長孔内で放射方向外向き
    に押して該長孔の外縁部に押付け、巻胴の外周に巻取っ
    た送電線の抜取時にはその押付けを解くようにした付勢
    機構(26)とを備えていることを特徴とする送電線の
    巻取り装置。
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