JP2556377Y2 - 注出口栓付容器 - Google Patents

注出口栓付容器

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JP2556377Y2
JP2556377Y2 JP1990086860U JP8686090U JP2556377Y2 JP 2556377 Y2 JP2556377 Y2 JP 2556377Y2 JP 1990086860 U JP1990086860 U JP 1990086860U JP 8686090 U JP8686090 U JP 8686090U JP 2556377 Y2 JP2556377 Y2 JP 2556377Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は注出口栓を有する容器に係わり、特に詳しく
は注出口栓が注出筒を容器外に突出して容器本体内面に
取付けられた容器に関する。
【従来の技術】
この種の注出口栓付容器としては、例えば実開昭53−
63331号公報、実開昭56−46526号公報等において提案さ
れた容器があり、注出口栓1のフランジ12が容器本体2
の内面にヒートシール等の手段により取付けられてい
る。
【考案が解決しようとする問題】
上記した注出口栓付容器の場合、注出口栓1は生産性
等の観点から大半がプラスチック成形品である。このた
め、フランジ12は薄く成形してもおよそ0.5〜1.0mm程度
の厚みがあるので、容器本体に固定したとき内面に突出
する。したがって、注出するために容器を倒立させても
注出口の周囲には堰が形成されてしまい、容器本体内に
収納した液体、あるいは粉体等を完全には取り出すこと
が出来ないと云う問題点があった(第4図参照)。 したがって、容器本体内に収納した液体等を残らず完
全に取り出すことの出来る注出口栓付容器の考案が強く
望まれていた。
【課題を解決するための手段】 本考案は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、容器本体の口栓取付穴に、口栓の注出筒
を容器本体内側から挿通し、口栓のフランジと容器本体
内面とを接着して製造される注出口栓付容器において、
口栓取付穴の内面周縁に口栓のフランジが没入可能な凹
陥部を設けたことを特徴とする注出口栓付容器を提供す
るものである。
【作用】
本考案の注出口栓付容器においては、口栓取付穴の内
面周縁に口栓のフランジが没入可能な凹陥部が設けられ
ているため、ここに固定される注出口栓のフランジは、
容器本体内側に突出して注出口の周囲に堰を形成するこ
とがない。したがって、容器本体内に収納した液体ある
いは粉体等を取り出す際に、フランジの厚みが障害とな
ることがないので、最後まで被収納物は完全に注出され
る。
【実施例】
つぎに本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。 注出口栓1は、少なくとも注出筒11とフランジ12とか
ら構成されており、適宜のプラスチック(例えばポリエ
チレン樹脂等)によって成形されており、注出筒11を開
閉することの出来るキャップ13等を備えたものであって
も良い。 容器本体2は、例えば紙を基材として表裏に適宜のプ
ラスチックシート(例えばヒートシール性に優れたポリ
エチレン樹脂等)が被覆された複合シート21を折り曲げ
・貼着等して製造されるものであり、所望の位置に口栓
取付穴22が形成され、該口栓取付穴22の内面周縁に凹陥
部23が設けられている。該凹陥部23は、注出口栓1のフ
ランジ12が没入できるようにフランジ12と同じ大きさ
に、また、フランジ12の厚さと同じ深さに設けられてい
るので、口栓取付穴22に注出口栓1の注出筒11を内側か
ら挿通し、該凹陥部23に注出口栓1のフランジ12をヒー
トシール等の接着手段により固定しても、容器本体2の
内面に該フランジ12が突出して注出口の周囲に堰を形成
することがない。 上記構成の注出口栓付容器を製造する具体的製造方法
としては、例えば雌雄金型を用いたプレス工程によって
複合シート21の内面の所望部に例えば深さが0.5mmの凹
陥部23をフランジ12と同じ大きさに形成し、その後、該
凹陥部23の中心に口栓取付穴22を打ち抜いて形成する。
そして、該口栓取付穴22にフランジ12の厚みが0.5mm以
下に形成された注出口栓1の注出筒11を容器本体2の内
側から挿通し、該凹陥部23に前記フランジ12を当接し
て、例えば超音波溶着機等でシールして固定する方法が
ある。 なお、口栓取付穴22の形成と、凹陥部23の形成は何れ
が先であっても構わないし、同時に形成することも可能
である。また、第3図に示した様に凹陥部が形成されて
いない複合シート21に口栓取付穴22を形成し、該口栓取
付穴22に注出筒11を容器本体2の内側から挿通して平坦
なアンビル3上に載置し、フランジ12に対応した周回段
部41を有する超音波ホーン4により、口栓取付穴22を臨
む複合シート21の周縁を二段にプレスして、口栓取付穴
22を臨む内面周縁にフランジ12をシール固定すると同時
に、凹陥部23をも形成しても構わない。 ところで、注出口栓1のフランジ12と容器本体2の凹
陥部23とは、接着剤等によって接着することも可能であ
る。また、注出口栓1のフランジ12は、注出筒11側の周
端部に適宜の曲率を付与して形成し、対峙する複合シー
ト21の凹陥部23にも同じ曲率を付与すると、両者の密着
性が向上するので、密封性を一層向上させることも可能
である。
【考案の効果】
以上説明した様に本考案の注出口栓付容器は、口栓取
付穴の内面周縁に口栓のフランジが没入可能な凹陥部が
設けられているため、ここに固定される注出口栓のフラ
ンジ部は厚みがあっても容器本体内面に突出して注出口
の周囲に堰を形成することがない。したがって、被収納
物の液体等を注出する際に障害となることがないので、
被収納物を最後まで残らずスムースに注出することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる注出口栓付容器の説明図、第2図
はその製造方法例を示す説明図、第3図は他の製造方法
例を示す説明図、第4図は従来容器の説明図である。 1…注出口栓 11…注出筒 12…フランジ 13…キャップ 2…容器本体 21…複合シート 22…口栓取付穴 23…凹陥部 3…アンビル 4…超音波ホーン 41…周回段部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の口栓取付穴に、口栓の注出筒を
    容器本体内側から挿通し、口栓のフランジと容器本体内
    面とを接着して製造される注出口栓付容器において、口
    栓取付穴の内面周縁に口栓のフランジが没入可能な凹陥
    部を設けたことを特徴とする注出口栓付容器。
JP1990086860U 1990-08-20 1990-08-20 注出口栓付容器 Expired - Fee Related JP2556377Y2 (ja)

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JPH0445222U JPH0445222U (ja) 1992-04-16
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