JP2556360Y2 - 中通し式投竿 - Google Patents

中通し式投竿

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JP2556360Y2
JP2556360Y2 JP1993050116U JP5011693U JP2556360Y2 JP 2556360 Y2 JP2556360 Y2 JP 2556360Y2 JP 1993050116 U JP1993050116 U JP 1993050116U JP 5011693 U JP5011693 U JP 5011693U JP 2556360 Y2 JP2556360 Y2 JP 2556360Y2
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Japan
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fishing line
rod
fishing
throwing
guide
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勝 秋葉
州一 木村
浩一 伊藤
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ダイワ精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、中通し式投竿に関す
る。
【0002】
【従来の技術】中通し式釣竿として、実公昭62−24
461号公報に、竿先部を除く適当な箇所に糸通し環
(釣糸案内リング)を設け、竿先部後方に糸通し用穴を
穿設した構造を開示している。また、実開平1−178
373号公報には元竿の先部に釣糸挿入孔を形成した構
造が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、中通し式
釣竿を投竿として使用するためには、上記各公報に開示
の構造では不都合が有る。即ち、投竿では、元竿から竿
先までの竿全体のしなりを利用して投擲するが、前者の
公報のように竿先寄りから釣糸を竿管内側に導入し、外
部の糸通し環が少なければ竿全体のしなりに対して竿管
外側にある釣糸が大きく弦のように離れて竿のしなりに
追従できないため、結局釣糸が竿全体のしなりを充分に
利用できず、投擲距離が充分でない。また、竿のしなり
に対する反発方向と釣糸の飛翔方向がずれ、投擲目標か
らずれてしまう。
【0004】後者の公報のように竿の後部位置から釣糸
を導入すると、釣糸と竿管内側での抵抗が大きくなり、
投擲距離が充分でなくなる。
【0005】依って本考案は、釣糸の投擲方向が正確に
なると共に、投擲距離を大きくすることのできる中通し
式投竿の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本考案
は、釣竿全長の略1/2より前方で、かつ竿先側1/
3より後方位置に、釣糸を竿管外側から竿管内側に導入
する釣糸導入部を形成し、釣糸が前記釣糸導入部を通っ
竿管外側から竿管内側に導入される角度が15度程度
以下の傾斜角度になるように釣糸を案内する釣糸案内ガ
イドを配設したことを特徴とする中通し式投竿を提供す
る。
【0007】
【作用】釣竿には調子の竿と調子の竿とがあり、使
用条件によって異なるが、竿のしなりを利用した投擲操
作を必然的の行う竿、即ち、投竿では、一般に調子の
投竿では投擲時に竿先1/3程度の位置から大きくしな
り始め、調子の投竿では1/2程度の位置から大きく
しなり始める。調子がこれらの中間であれば、略1/2
から略1/3の間の位置から大きくしなり始める。釣糸
導入部を略1/2から略1/3の間の位置に形成してお
り、更には、釣糸が15度程度以下の角度で釣糸導入部
を通るため、投擲の際に釣糸が急激な曲り(方向変化)
の無い状態で竿管内に沿うことができ、このため釣糸抵
抗が大きく低減し、投擲が正確になると共に、投擲距離
が大となる
【0008】この釣糸導入部より前の投擲時に大きく
しなる竿先側領域には釣糸が竿管内に通っているので釣
糸は竿のしなりの反発戻りと共に移動する。従って、釣
糸は投擲時の竿のしなりに対して追随できるため、しな
りに起因した竿の反発する方向と釣糸の飛翔方向とが一
致すると共に、竿のしなりエネルギーを無駄無く釣糸の
飛翔力に使用できる。
【0009】また、釣糸導入部よりも後部のあまりしな
ることのない領域では、釣糸を竿管外部に出している
が、この領域は殆どしならないため、例え釣糸がこの領
域の竿管の中を挿通していても釣糸の飛翔に対してしな
りを利用することは殆どできないのであるから、竿管外
部に出ている本願は、しなりエネルギーを利用する観点
からしてマイナス影響は殆どない。更には、この領域の
竿管内に釣糸を挿通させた場合の、釣糸が竿管内壁と接
触することによって糸抵抗が増大することと比較して、
釣糸が竿管の外に出ている本願では竿管内壁との接触が
無く、その分、糸抵抗が低減できる
【0010】
【実施例】以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本考案に係る中通し式
投竿の側面図である。この竿管は元竿10と中竿12と
穂先竿14とから構成されているが、継ぎ数は任意であ
る。元竿10にはリールシート16が装着され、このリ
ールシート16によってスピニングリール18が取り付
けられている。また後端部には握り部10Aが形成され
ている。
【0011】一方、中竿12の前部には釣糸導入部22
が固着形成されており、その後方位置に補助のリング2
0が取り付けられている。この投竿の全長はLであり、
前記釣糸導入部22の位置は釣竿全長の略1/2(即
ち、後端から略L/2の位置)より前方で、かつ竿先側
1/3(即ち、前端からL/3の位置)より後方の
領域Zの範囲内にあり、釣糸が導入されればリール18
からの釣糸30が投擲時の釣竿の弧に概ね接する状態と
なる
【0012】図2を参照すると、この釣糸導入部22の
両端部にセラミックス製の釣糸案内ガイド24,26が
固着されている。この実施例のように補助リング20が
設けられている場合には、釣糸30が釣糸導入部22の
後端部の釣糸案内ガイド24に接触するか否かは該釣糸
案内ガイド24と補助リング20との離隔距離L1、竿
管表面に対する釣糸案内ガイド24の高さH、補助リン
グ20の高さ等に依存するが、一般には釣糸導入部22
の先端部の釣糸案内ガイド26の内周には接触し、この
位置で釣糸30は方向が変わる。
【0013】この釣糸方向の変化による釣糸の抵抗を低
減させるためには、釣糸導入部22の中竿12に対する
傾斜角度はできるだけ小さいことが好ましいが、該釣糸
導入部22の長さには制限が有り、また前記高さHが低
い場合に釣糸30が中竿12等の表面に接触して却って
釣糸抵抗が大きくなることを防止する必要性があるた
め、高さHをある程度大きくすることが望ましいこと等
から、15度程度以下の傾斜角度に設定する。この実施
例では釣糸導入部22の角度は約13度であり、釣糸3
0の釣糸導入部22を挿通して竿管外側から竿管内側に
案内される角度θは10度程度となっている。
【0014】上記の如く、釣糸導入部22が13度程度
の傾斜角度に設定され、釣糸30の導入角度が10度程
度の通常の状態から、図2に想像線で示す投擲時のしな
り状態になると、釣糸は想像線30’で示すように投擲
時の大きくしなった竿管に対し、釣糸導入部22から竿
管内に出る際に大きく曲ることなく滑らかに沿ってお
り、投擲に際してはこの状態からしなりが回復して実線
で示す通常の直線状態に戻り、更には逆方向に曲るが、
釣糸導入部22の位置が既述の如くであるため、このし
なり状態が開放される間において、釣糸30は竿管12
のしなり領域のほぼ全体から効果的に飛翔のためのエネ
ルギーを受け取ることができ、また、釣糸案内ガイドを
有した釣糸導入部の傾斜角度が既述の如くであるため、
釣糸30は竿管の内部において急激な方向変化をせず、
上記エネルギーを使用して釣糸を飛翔させる際に釣糸抵
抗が小さく、投擲距離が長くなる。
【0015】スピニングリール18のスプール18Sに
巻回された釣糸は投擲時には螺旋状に旋回しながら前方
に引き出される。従って、そのまま竿管内に導入されれ
ば、その旋回作用によって竿管内周を擦りながら引き出
されるため釣糸抵抗が大きくなる。
【0016】この抵抗を低減させるために、補助リング
20の内径をスプール18Sの径よりもある程度小さく
形成して、まず螺旋状旋回を第1段階として絞り、次に
前記釣糸導入部22の後端の釣糸案内ガイド24の内径
を前記補助リング20の内径の1/2以下にして第2段
階として絞り、更には、前端の釣糸案内ガイド26の内
径を前記釣糸案内ガイド24の内径の1/2以下に絞っ
て釣糸30の螺旋状旋回をほぼ無くして中竿12の内側
に導入している。この実施例では、補助リング20、
糸案内ガイド24、釣糸案内ガイド26の各径の比率は
9:3:1程度である。また、前記距離L1は100〜
300mm程である。
【0017】上記の如く、スプール18Sから引き出さ
れた螺旋状や振れの大きな状態の釣糸を一箇所で急激に
絞って直線状にしようとすると、釣糸の方向変化が大き
くなり、釣糸抵抗が増大し、釣糸の走行スピードが低下
する。これを防止するため本実施例では3箇所に分散さ
せて、段階的に絞るように各案内リングの比率を4:
2:1以上の比に形成している。
【0018】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
よれば、投擲時に大きくしなる領域は釣糸を竿管内に通
してそのしなり変化に追随させ、大きなしなりの生じな
い領域においては竿管の外部を通して釣糸抵抗を可及的
に低減させ、釣糸の投擲方向が正確になると共に、投擲
距離を大きくすることができる。更には、釣糸が15度
程度以下の角度で釣糸案内ガイドに案内されて釣糸導入
部を通過するため、釣糸が大きな方向変化の無い状態で
竿管内に導入され、このため飛翔の際の釣糸抵抗を低減
でき、投擲距離を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る中通し式投竿の側面図であ
る。
【図2】図2は図1の釣糸導入部近傍の拡大縦断面図で
ある。
【符号の説明】
20 補助リング 22 釣糸導入部 24,26 釣糸案内ガイド 30 釣糸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣竿全長の略1/2より前方で、かつ竿
    先側1/3より後方位置に、釣糸を竿管外側から竿管
    内側に導入する釣糸導入部を形成し、 釣糸が前記釣糸導入部を通って竿管外側から竿管内側に
    導入される角度が15度程度以下の傾斜角度になるよう
    釣糸を案内する釣糸案内ガイドを配設したことを特徴
    とする中通し式投竿。
JP1993050116U 1993-08-23 1993-08-23 中通し式投竿 Expired - Fee Related JP2556360Y2 (ja)

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US08/291,994 US5598657A (en) 1993-08-23 1994-08-18 Inter-line fishing rod

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