JP2556265Y2 - フロッピ−ディスクドライブ装置の磁気ヘッド送り機構 - Google Patents

フロッピ−ディスクドライブ装置の磁気ヘッド送り機構

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JP2556265Y2
JP2556265Y2 JP2653891U JP2653891U JP2556265Y2 JP 2556265 Y2 JP2556265 Y2 JP 2556265Y2 JP 2653891 U JP2653891 U JP 2653891U JP 2653891 U JP2653891 U JP 2653891U JP 2556265 Y2 JP2556265 Y2 JP 2556265Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、フロッピ−ディスク
ドライブ装置に備える磁気ヘッド送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピ−ディスクドライブ装置(以
下、FDD装置という)に備えられた磁気ヘッド送り機
構の一例を図7及び図8に示す。図示する如く、ヘツド
キャリッジ10には磁気ヘッド11と移動力伝達部材と
しての連繋板12が備えられている。
【0003】連繋板12はその基部がヘッドキャリッジ
10の面上に固定され、その先端側のフック部12aが
リ−ドスクリュ13に当接している。リ−ドスクリュ1
3はステッピングモ−タ(図示省略)により回転駆動さ
れ、連繋板12のフック部12aを歩進させる。つま
り、連繋板12が歩進されることによって、ヘッドキャ
リッジ10が図7において左右方向に移動駆動される。
【0004】ヘッドキャリッジ10は2本の平行した第
1、第2のガイドシャフト14、15によって左右(図
7)方向に案内される。つまり、第1のガイドシャフト
14がヘッドキャリッジ10の一側部に設けられた長孔
10aを貫通し、この長孔10aの前後に挿着されたメ
タル軸受(または含油メタル軸受)16、17によって
摺動自在に軸受けされている。
【0005】第2のガイドシャフト15は、図8に示し
た通り、ヘッドキャリッジ10の他側部に形成された肉
薄部10bと、このヘッドキャリッジ10に固着した板
ばね18とによって摺動自在に挾持されている。なお、
第1、第2のガイドシャフト14、15はこれら両端部
が装置ベ−ス(図示省略)に支持されている。
【0006】上記した磁気ヘッド送り機構は、リ−ドス
クリュ13の回転によって連繋板12が歩進し、この歩
進によりヘッドキャリッジ10が連動され、第1、第2
のガイドシャフトにしたがって左右方向(図7)に移動
駆動される。これより、磁気ヘッド11が高速回転して
いるフロッピ−ディスク(図示省略)の径方向に走査移
動する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の磁気ヘ
ッド送り機構は、メタル軸受16、17をヘツドキャリ
ッジ10に挿着した後、第1のガイドシャフト14をこ
れら軸受16、17に通し、さらに、この第1のガイド
シャフト14を装置ベ−ス支持させる構成となってい
る。
【0008】このため、高価なメタル軸受16、17が
必要となる他、第1のガイドシャフト14をメタル軸受
16、17に通し、このガイドシャフト14によりヘッ
ドキャリッジ10を保持させた状態で、第1のガイドシ
ャフト14を装置ベ−スに支持させる組立作業となる関
係で、ヘッドキャリッジ10やガイドシャフト14、1
5の組付けが煩雑となる。特に、ガイドシャフト14、
15の組付けには高い精度が必要であるが、ヘッドキャ
リッジ10と一体的に組付けるために、その精度が出し
に難いという問題があった。
【0009】本考案は上記した実情にかんがみ、メタル
軸受などを使用しないでヘッドキャリッジを支持する構
成とすると共に、ヘッドキャリッジやガイドシャフトの
組付けを簡単化したFDD装置の磁気ヘッド送り機構を
開発することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案では、駆動源によって回転駆動されるリ−
ドスクリュと、磁気ヘッドを備え、第1、第2のガイド
シャフトにしたがって移動するヘッドキャリッジと、こ
のヘッドキャリッジに固定し、先方側のフック部を上記
したリ−ドスクリュに当接させた移動力伝達部材とより
なるFDD装置の磁気ヘッド送り機構において、上記移
動力伝達部材を弾性材で形成し、所定の弾性圧接力でリ
−ドスクリュに当接させると共に、上記ヘッドキャリッ
ジには第1のガイドシャフトに摺接させるV溝を形成
し、移動力伝達部材の反力によってV溝面を第1のガイ
ドシャフトに摺動自在に圧接させてヘッドキャリッジを
支持させる構成としたことを特徴とする磁気ヘッド送り
機構を提案する。
【0011】
【作用】移動力伝達部材が所定の弾性圧接力でリ−ドス
クリュに当接しているため、この移動力伝達部材の反力
がヘッドキャリッジに加わる。この結果、ヘッドキャリ
ッジのV溝面が第1のガイドシャフトに摺動自在に圧接
するため、移動力伝達部材の反力作用によりヘッドキャ
リッジが第1のガイドシャフトに支持される。
【0012】また、第1、第2のガイドシャフトを装置
ベ−スに組付けた後に、ヘッドキャリッジをこれらガイ
ドシャフトに組付ける構成となるため、ヘツドキャリッ
ジと、第1、第2のガイドシャフトなどの組付け作業が
簡単となる。
【0013】
【実施例】次に、本考案の一実施例について図面に沿っ
て説明する。図1はFDD装置の磁気ヘッド送り機構を
示す機構図、図2は同磁気ヘッド送り機構の底面図、図
3は同磁気ヘッド送り機構の右側面図である。
【0014】これらの図面において、20は磁気ヘッド
21を備えたヘッドキャリッジで、これは一側腕部20
aが第1のガイドシャフト22によって案内され、その
他側部20bが第2のガイドシャフト23によって案内
される。すなわち、一側腕部20aの両端部(図1上の
左右位置)には図3より分かる如くV溝24が形成して
あり、このV溝24内に第1のガイドシャフト22が嵌
入している。また、他側部20bは肉薄形成し、従来例
同様に、この肉薄部とヘッドキャリッジ20に固着した
板ばね25とで第2のガイドシャフト23を摺動自在に
挾持している。
【0015】ヘッドキャリッジ20には移動力伝達部材
としての連繋板26が固定してある。この連繋板26は
その基部をヘッドキャリッジ20に固着し、中程を立上
げ、先方側を浮上させた弾性板から形成してある。そし
て、この先方側にはフック部材26aが所定の弾性圧接
力でリ−ドスクリュ27に当接している。
【0016】リ−ドスクリュ27はステッピングモ−タ
28によって回転駆動される。なお、これらリ−ドスク
リュ27とステッピングモ−タ28はホルダ29によっ
て装置ベ−ス(図示省略)に取付けてある。
【0017】第1のガイドシャフト22と第2のガイド
シャフト23は円形断面の棒状シャフトから形成してあ
り、これらガイドシャフト22、23は平行させるよう
に両端部を装置ベ−スに支持させてある。
【0018】上記した磁気ヘッド送り機構はスピンドル
モ−タ28により駆動されたリ−ドスクリュ27が正転
または逆転することにより、連繋板26のフック部26
aが歩進を繰返し、これにより、ヘッドキャリッジ20
が第1、第2のガイドシャフト22、23にしたがって
左方向または右方向(図1)に移動する。この結果、磁
気ヘッド21がフロッピ−ディスク(図示省略)の径方
向に移動し、情報の磁気記録或いは磁気記録の再生を行
なう。
【0019】上記した磁気ヘッド送り機構は次に述べる
ところの一定の条件にしたがって構成してある。つま
り、連繋板26のフック部26aは、図4に示したよう
に、V溝24の溝角θに対して(1/2)θの鉛直線上
でリ−ドスクリュ27に当接する構成としてある。
【0020】そして、図5及び図6のように考え、力の
釣り合いとモ−メントの釣り合いにより、 P=F1+F2 ・・・・・・・・・・・・・・・(1) F1×a=F2×b ・・・・・・・・・・・・・(2) 上式(1)、(2)を解いて F1=〔b/(a+b)〕×P ・・・・・・・・(3) F2=〔a/(a+b)〕×P ・・・・・・・・(4) が成立する。なお、Pは連繋板26の反力、F1はヘッ
ドキャリッジ20の左側V溝面24Lと第1のガイドシ
ャフト22との接触部の支持反力、F2はヘッドキャリ
ッジ20の右側V溝面24Rと第1のガイドシャフト2
2との接触部の支持反力である。上記した磁気ヘツド送
り機構が成り立つ条件は、F1>0、F2>0である。つ
まり、a>0、b>0であるから、連繋板26のフック
部26aとリ−ドスクリュ27との当接点が、第1のガ
イドシャフト22に対するヘッドキャリッジ20の両端
接触部の間にあることが条件となる。
【0021】また、図5から見てヘツドキャリッジ20
が右方向に移動するときは、モ−メントの関係より、μ
2×H<F2×b、μ<b/Hとなる。ヘッドキャリッ
ジ20が左方向に移動するときは、上記同様に考えて、
μ<a/Hとなる。なお、μはヘッドキャリッジ20の
両端接触部における摩擦係数である。
【0022】以上の説明から分かる通り、連繋板26の
フック部26aとリ−ドスクリュ27の当接点が、V溝
角θに対して(1/2)θの鉛直線上にあるようにし、
かつ、第1のガイドシャフト22に対するヘッドキャリ
ッジ20の両端接触部の間に位置させるようにすること
によって、ヘッドキャリッジ20が反力Pにより第1の
ガイドシャフト22に押え付けられ、V溝24から外れ
ることなく支持される。また、ヘツドキャリッジ20の
両端接触部における摩擦係数をμ<b/H、μ<a/H
に定めれば、ヘツドキャリッジ20の安定した移動が保
障される。
【0023】
【考案の効果】上記した通り、本考案に係る磁気ヘッド
送り機構では、ヘッドキャリッジにV溝面を形成し、こ
のV溝面がリ−ドスクリュに当接させた移動力伝達部材
の反力によって第1のガイドシャフトに摺動自在に圧接
する構成としたので、第1のガイドシャフトがV溝から
外れることがなく、ヘッドキャリッジを第1、第2のガ
イドシャフトにしたがって確実に移動させることができ
る。この結果、高価なメタル軸受が不要となる他、ヘッ
ドキャリッジへのメタル軸受の挿着やこのメタル軸受へ
のガイドシャフトの挿通工程が省略できると共に、第
1、第2のガイドシャフトを組付けた後にヘッドキャリ
ッジを組付けることができるので、組付け作業の簡単な
磁気ヘッド送り機構となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す磁気ヘッド送り機構の
機構図である。
【図2】上記磁気ヘッド送り機構の底面図である。
【図3】上記磁気ヘッド送り機構の右側面図である。
【図4】連繋板に設けたフック部のリ−ドスクリュに対
する当接点とヘッドキャリッジに形成したV溝の位置関
係を示した部分図である。
【図5】第1のガイドシャフトに対するヘッドキャリッ
ジの両端接触部と連繋板に設けたフック部の当接位置関
係を示した部分図である。
【図6】磁気ヘッド送り機構に加わる各部の力関係を示
した説明図である。
【図7】従来の磁気ヘッド送り機構を示した機構図であ
る。
【図8】図7に示した従来の磁気ヘッド送り機構の一部
省略拡大側面図である。
【符号の説明】
20 ヘッドキャリッジ 21 磁気ヘッド 22 第1のガイドシャフト 23 第2のガイドシャフト 24 V溝 25 板ばね 26 移動力伝達部材としての連繋板 26a フック部 27 リ−ドスクリュ 28 スピンドルモ−タ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源によって回転駆動されるリ−ドス
    クリュと、磁気ヘッドを備え、第1、第2のガイドシャ
    フトにしたがって移動するヘッドキャリッジと、このヘ
    ッドキャリッジに固定し、先方側のフック部を上記した
    リ−ドスクリュに当接させた移動力伝達部材とよりなる
    フロッピ−ディスクドライブ装置の磁気ヘッド送り機構
    において、上記移動力伝達部材を弾性材で形成し、所定
    の弾性圧接力でリ−ドスクリュに当接させると共に、上
    記ヘッドキャリッジには第1のガイドシャフトに摺接さ
    せるV溝を形成し、移動力伝達部材の反力によってV溝
    面を第1のガイドシャフトに摺動自在に圧接させてヘッ
    ドキャリッジを支持させる構成としたことを特徴とする
    磁気ヘッド送り機構。
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