JP2506267Y2 - ヘツド移動装置 - Google Patents

ヘツド移動装置

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JP2506267Y2
JP2506267Y2 JP1986123165U JP12316586U JP2506267Y2 JP 2506267 Y2 JP2506267 Y2 JP 2506267Y2 JP 1986123165 U JP1986123165 U JP 1986123165U JP 12316586 U JP12316586 U JP 12316586U JP 2506267 Y2 JP2506267 Y2 JP 2506267Y2
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JP
Japan
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needle
carriage
feed screw
shaped member
screw
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JP1986123165U
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JPS6329270U (ja
Inventor
正夫 小林
公幸 鈴木
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チノン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、記録再生装置における記録または再生用の
ヘッド移動装置に関する。
(従来の技術) 近時、記録媒体としてディスクを用い、このディスク
に各種のデータを記録させたり、または、ディスクから
データを再生したり、あるいは、これら記録および再生
の2つの機能を合せ持ついわゆる記録再生装置が広く用
いられるようになってきている。
このような記録再生装置では、記録または再生用のヘ
ッドをディスクの半径方向に沿って移動させるヘッド移
動装置が必要となる。このヘッド移動装置として、ステ
ッピングモータにより回転駆動される送りねじを用い、
ヘッドを設けたキャリッジ側に針状部材を設け、この針
状部材の軸部を送りねじのねじ溝に係合させ、送りねじ
の回転により針状部材を介してキャリッジに設けられた
ヘッドを移動させるニードル方式がある。このニードル
方式の場合、針状部材と送りねじとの間に適切な力が加
わっていないと正確なヘッド移動が難しくなる。
このため、従来はたとえば実開昭57−102074号公報に
記載されるように、キャリッジ側に固定された針状部材
と、この針状部材と対向して設けられた板ばねにより送
りねじを挟持し、板ばねの弾性力により送りねじに対し
て針状部材を適切な力で押し付けている。このように構
成すると、送りねじと針状部材との間は適切な力で相互
に連結され正確に移動が行なわれる。すなわちステッピ
ングモータにより送りねじが回転すると、この送りねじ
に係台した針状部材を有するキャリッジおよびヘッド
は、送りねじの回転量に見合った距離だけ直線状に移動
する。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、キャリッジの移動を精密に細かく行なうに
は、送りねじのピッチを細かくすることが必要である。
送りねじのピッチを細かくすれば、そこに係合させる針
状部材も細いものを使用せざるを得なくなる。しかし、
針状部材が細くなると、キャリッジの移動に引きずられ
て針状部材がキャリッジの移動方向にたわんでしまうた
め、精密なキャリッジの移動を行なうことができない。
かかる不都合を解決するには、針状部材に張力を付加
して容易にたわまないようにすることが考えられる。
しかし、上記実開昭57−102074号公報記載の構成で
は、送りねじを針状部材と板ばねとで挟持しているの
で、板ばねのばね力を強めて針状部材に張力を付加して
容易にたわまないようにすると、送りねじに針状部材の
みを係合させる場合に比べステッピングモータには数倍
のトルクが必要となる。
また、板ばねを使用せず、針状部材に必要な張力を予
め付加した状態で取り付けるようにすることもできる
が、針状部材の取り付け作業と張力を付加するする作業
を一緒に行なわなければならず、手間のかかる作業とな
る。
また、例えば、ピアノやギターに見られるように、既
に取り付けられた針状部材(弦)の端部をねじなどによ
り巻き取ることにより適当な張力を得る手段があるが、
このヘッド移動装置に用いられる針状部材は線長が短
く、また、キャリッジも小さいため、巻取部を構成する
ことが困難である。
そこで、本考案は、針状部材を取り付けた後に、必要
な張力を容易に付加できるヘッド移動装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案のヘッド移動装置は、ディスクに対して少なく
とも記録および再生のいずれか一方を行なうヘッドを有
し、直線状のガイド部材により前記ディスクの径方向に
沿って移動可能に案内支持されるキャリッジと、このキ
ャリッジの近傍に設けられ、キャリッジの移動方向に沿
って配置される送りねじおよびこの送りねじを回転駆動
する駆動モータを有する台座と、前記キャリッジに設け
られ、前記送りねじの周面に対向して配置される支持部
と、この支持部に両端が支持され、中間部が前記送りね
じのねじ溝に係合される針状部材と、この針状部材に対
して進退可能に前記支持部に螺合され、針状部材の中間
部を押圧して針状部材の張力を調整する調整ねじとを備
えたものである。
(作用) 本考案のヘッド移動装置では、キャリッジに設けられ
た支持部に針状部材の両端を支持して取り付けた後、支
持部に螺合された調整ねじを操作することにより、針状
部材を押圧してその針状部材に必要な張力を付加する。
針状部材の中間部は送りねじのねじ溝に係合し、駆動モ
ータで送りねじを回転駆動することによって、送りねじ
と針状部材との係合を介してキャリッジが移動し、キャ
リッジのヘッドでディスクに対して記録または再生を行
なう。
(実施例) 以下、本考案のヘッド移動装置の一実施例を図面を参
照して説明する。
第1図において、11はディスクとしての記録媒体である
たとえば磁気ディスクで、この磁気ディスク11はカセッ
ト12内に収納されている。また、13はヘッドとしての記
録または再生用の磁気ヘッドで、この磁気ヘッド13は、
キャリッジ14上に設けられている。そして、このキャリ
ッジ14は直線状のガイド部材15によって移動可能に案内
支持されており、磁気ヘッド13を磁気ディスク11の半径
方向に沿って移動させる。
また、17は台座で、この台座17は第2図で示すように
L形をなし、この台座17の垂直板部にはステッピングモ
ータ等の駆動モータ18が設けられている。さらに、この
台座17の水平板部上には垂直板部と対向して軸受19が設
けられており、この軸受19には、駆動モータ18の回転軸
と実質一体の送りねじ20が回転自在に支承されている。
そして、この台座17は本体21上に固定具、たとえばねじ
22によって固定されるが、このねじ22をゆるめることに
より本体21上で変位可能となる。また、この台座17は、
本体21上に突出して設けられキャリッジ14の移動方向と
直交する方向で台座17と当接するガイド部23aを有する
位置決め部材23により送りねじ20の軸方向がキャリッジ
14の移動方向と平行になるように位置決めされる。ま
た、この位置決め部材23は、台座17が平行状態を保った
まま変位するようにその変位方向を規制する。
そして、台座17の水平板部の中央部およびこの中央部
と対向する本体21には表裏に貫通する開口17aが設けら
れており、送りねじ20はこの閉口17a上に位置する。ま
た、この閉口17a内には、キャリッジ14と一体の支持部
の一部を構成する支柱部25が遊嵌状態で位置する。さら
に、この支柱部25の中間部には切欠25aを設け、この切
欠25a内に送りねじ20を遊嵌状態で配置する。そして、
支柱部25の切欠25aを設けた一側面には支持部の一部を
構成する支持板26をねじにより一体的に取付ける。ま
た、この支持板26には第3図で示す如く針状部材27が取
付けられている。この針状部材27は、この針状部材27の
両端が支持板26を貫通して、この支持板26の外面(図示
右面)にロウ付け固定され、この針状部材27の軸部は支
持板26の支柱部25との対向面(図示左面)に上下方向に
配置され、そして、支持板26に設けたテンション調整ね
じ28に当接してテンション調整される。すなわち針状部
材27の軸部は、送りねじ20の軸方向と直交しかつ台座17
の変位方向とも直交する如く上下方向に配置され、送り
ねじ20のねじ溝と係合する。
そして、上記構成において、台座17は送りねじ20の軸
方向がキャリッジ14の移動方向と平行となるように位置
決め部材23により本体21上に固定されており、さらに、
送りねじ20のねじ溝にはキャリッジ14と一体の支柱部25
に設けられた針状部材27の軸部が係合している。このた
め駆動モータ18により送りねじ20を回転させると、この
送りねじ20に係合している針状部材27を介してキャリッ
ジ14および磁気ヘッド13を送りねじ20の回転量に見合っ
た距離直線状に移動させる。
ここで、針状部材27と送りねじ20との間の係合圧力を
調整する場合は、ねじ22をゆるめ、台座17を本体21に対
し変位可能とする。この状態で台座17を位置決め部材23
のガイド部23aに当接させることによってガイドさせな
がら第1図および第2図における左右方向に変位させ
る。この台座17の変位により台座17に取付けられている
送りねじ20も駆動モータ18ごと左右方向に変位し、針状
部材27の軸部との係合圧力を変化させる。このようにし
て針状部材27と送りねじ20との係合圧力を調整した後、
ねじ22を締付け、台座17を本体21上に固定する。
このように針状部材27と送りねじ20との係舎圧力を適
切な値に調整できるので、常に正確な移動機能を得るこ
とができる。また、この場合、台座17は位置決め部材23
のガイド部23aに当接されることにより、送りねじ20の
軸方向がキャリッジ14の移動方向と常に平行となるよう
にガイドされて位置決めされるため、取付誤差が生じる
ことはなく、針状部材27の送りねじ20に対する噛み付き
や送りねじ20の空転等の不具合も生じず、常に円滑なる
作動を得ることができる。
なお、上記実施例では記録または再生用のヘッドとし
て磁気ヘッドを例示したが、磁気へッドに限定されるも
のではなく、レーザ光を用いて光学へッドにも適用でき
る。
(考案の効果) 本考案のヘッド移動装置によれば、キャリッジに設け
られた支持部に針状部材の両端を支持して取り付けた
後、支持部に螺合された調整ねじを操作することによ
り、針状部材を押圧してその針状部材に必要な張力を容
易に付加することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のヘッド移動装置の一実施例を示す平面
図、第2図は第1図における台座部分の斜視図、第3図
は第2図の断面図である。 11……ディスクとしての磁気ディスク、13……ヘッドと
しての磁気ヘッド、14……キャリッジ、15……ガイド部
材、17……台座、18……駆動モータ、20……送りねじ、
25……支持部の一部を構成する支柱部、26……支持部の
一部を構成する支持板、27……針状部材、28……調整ね
じ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクに対して少なくとも記録および再
    生のいずれか一方を行なうヘッドを有し、直線状のガイ
    ド部材により前記ディスクの径方向に沿って移動可能に
    案内支持されるキャリッジと、 このキャリッジの近傍に設けられ、キャリッジの移動方
    向に沿って配置される送りねじおよびこの送りねじを回
    転駆動する駆動モータを有する台座と、 前記キャリッジに設けられ、前記送りねじの周面に対向
    して配置される支持部と、 この支持部に両端が支持され、中間部が前記送りねじの
    ねじ溝に係合される針状部材と、 この針状部材に対して進退可能に前記支持部に螺合さ
    れ、針状部材の中間部を押圧して針状部材の張力を調整
    する調整ねじと を備えたことを特徴とするヘッド移動装置。
JP1986123165U 1986-08-11 1986-08-11 ヘツド移動装置 Expired - Lifetime JP2506267Y2 (ja)

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JP1986123165U JP2506267Y2 (ja) 1986-08-11 1986-08-11 ヘツド移動装置

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JP1986123165U JP2506267Y2 (ja) 1986-08-11 1986-08-11 ヘツド移動装置

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JPS6329270U JPS6329270U (ja) 1988-02-26
JP2506267Y2 true JP2506267Y2 (ja) 1996-08-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999261U (ja) * 1982-12-21 1984-07-05 アルプス電気株式会社 書込み・読出しヘツドの送り装置
JPH0341328Y2 (ja) * 1984-10-08 1991-08-30

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JPS6329270U (ja) 1988-02-26

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