JP2556202Y2 - 液圧制御装置 - Google Patents

液圧制御装置

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JP2556202Y2
JP2556202Y2 JP1992075990U JP7599092U JP2556202Y2 JP 2556202 Y2 JP2556202 Y2 JP 2556202Y2 JP 1992075990 U JP1992075990 U JP 1992075990U JP 7599092 U JP7599092 U JP 7599092U JP 2556202 Y2 JP2556202 Y2 JP 2556202Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液圧供給源に通じる入
力ポート、アクチュエータに通じる出力ポート、ならび
にリザーバに通じる解放ポートを有する弁ハウジング
と、前記出力ポートを入力ポートに連通させる前進位置
ならびに前記出力ポートを解放ポートに連通させる後退
位置間での移動を可能として弁ハウジングに摺動可能に
嵌合されるとともに前進位置にあっては前記出力ポート
の液圧を後退方向に受けるスプール弁体とを有する制御
弁と;前記弁ハウジングに連結されるソレノイドハウジ
ングを有し、前記スプール弁体に前進方向の推力を与え
るリニアソレノイドと;を備える液圧制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば実開昭6
0−85676号公報等により既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものの制御
弁では、スプール弁体の前端が臨むばね室と出口ポート
に通じる反力室とを区画する隔壁部材が弁ハウジングに
結合され、前端を反力室に臨ませるとともに後端をスプ
ール弁体の前端に同軸に当接させる反力ピストンが、前
記隔壁部材に摺動自在に嵌合されている。このため制御
弁では、スプール弁体のストロークを確保するだけの長
さに加えて、反力室を形成するための長さが余分に必要
となり、制御弁が大型化する。
【0004】ところで、制御弁の弁ハウジングは、スプ
ール弁体を摺動可能に嵌合させる関係上、耐摩耗性を有
する材料から成ることが必要であるが、上記従来のもの
では、耐摩耗性材料により全体が形成された弁ハウジン
グがリニアソレノイドのソレノイドハウジングに直接連
結されており、耐摩耗性を必要としない部分にも高価な
耐摩耗性材料が用いられている。
【0005】そこで、スプール弁体を摺動させるのに必
要充分な形状とした弁ハウジングを耐摩耗性材料により
形成し、その弁ハウジングを、耐摩耗性を有しない安価
な材料から成る部材を介してソレノイドに連結すること
を考えられるが、その場合、リニアソレノイドとの連結
状態を解除した制御弁単独でスプール弁体のストローク
およびシール性等の性能テストを行ない得るようにする
ことが、組立性を向上する上から望まれる。
【0006】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、制御弁をコンパクトに構成可能とするととも
に、耐摩耗性材料から成る弁ハウジングを充分に小型化
した上で制御弁単独の性能テストを実施し得るようにし
た液圧制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案によれば、前後端が開放された円筒状に形成
される弁ハウジングの前端部内面には、スプール弁体
との間にばね室を形成する規制板が固定され、該規制
板で前進限を規制される反力ピストンがスプール弁体に
摺動自在に嵌合され、出力ポートに通じる反力室が反力
ピストンの後端とスプール弁体との間に形成され、前記
ばね室には、前記スプール弁体と規制板間に縮設されて
少なくともスプール弁体が後退位置にある状態では該ス
プール弁体を後退方向に付勢するばね力を発揮する戻し
ばねが収納され、ソレノイドハウジングと、弁ハウジン
グを嵌合させて前記ソレノイドハウジングに結着される
有底円筒状のカバーとの間に前記弁ハウジングが挟持さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。
【0009】図1は第1実施例の縦断側面図であり、こ
の液圧制御装置は、制御弁11 と、該制御弁11 を作動
せしめるリニアソレノイド2とを備える。
【0010】制御弁11 は、弁ハウジング3にスプール
弁体4が摺動自在に嵌合されて成るものである。弁ハウ
ジング3は、第1円筒部3aと、第1円筒部3aよりも
大径の第2円筒部3bと、第2円筒部3bよりも小径の
第3円筒部3cと、第3円筒部3bよりも小径の第4円
筒部3dと、第4円筒部3dよりも小径の第5円筒部3
eとが、後端側から前端側に向けて順にかつ同軸に連設
されて成り、耐摩耗性材料により円筒状に形成される。
【0011】第3および第4円筒部3c,3dの連設部
外面には環状の入力溝5が設けられ、第2および第3円
筒部3b,3cの連設部外面には環状の出力溝6が設け
られ、第1円筒部3aの第2円筒部3b寄りには半径方
向に沿う複数の第1解放ポート7が、第2および第3円
筒部3b,3cの連設部には出力溝6に通じて半径方向
に延びる複数の出力ポート8が、第3および第4円筒部
3c,3dの連設部には入力溝5に通じて半径方向に延
びる複数の入力ポート9が、第5円筒部3eの第4円筒
部3d寄りには半径方向に沿う複数の第2解放ポート1
0がそれぞれ設けられる。
【0012】弁ハウジング3に摺動可能に嵌合されるス
プール弁体4の外面には、入力ポート9に連通可能な第
1環状凹部11と、出力ポート8に常時通じるとともに
該出力ポート8を第1解放ポート7に連通させ得る第2
環状凹部12とが、軸方向に間隔をあけて設けられる。
【0013】またスプール弁体4の前半部には前端を開
放するとともに後端を閉じた有底の摺動孔13が同軸に
穿設されており、この摺動孔13には、該摺動孔13の
後部閉塞端との間に反力室14を形成する反力ピストン
151 が摺動可能に嵌合される。しかも第1環状凹部1
1はスプール弁体4にその半径方向に沿って穿設された
連通孔16を介して反力室14の前部に連通され、第2
環状凹部12はスプール弁体4にその半径方向に沿って
穿設された連通孔17を介して反力室14の後部に連通
され、したがって第1および第2環状凹部11,12は
反力室14を介して相互に連通されることになる。
【0014】弁ハウジング3の前端部内面には、該内面
に嵌着される止め輪18によって規制板19が固定され
るものであり、この規制板19とスプール弁体4の前端
との間にはばね室20が形成され、該ばね室20は第2
解放ポート10に連通される。一方、スプール弁体4の
前端から突出した前記反力ピストン151 の前端部に
は、スプール弁体4の前端に当接可能なキャップ21が
嵌合、固定される。しかもばね室20内で、規制板19
とキャップ21との間には戻しばね22が縮設される。
したがってスプール弁体4は、反力室14に液圧が作用
していない状態では戻しばね22により後退方向に向け
て付勢されるが、反力室14に液圧が作用して反力ピス
トン151 がキャップ21を規制板19に当接させた前
進限まで前進した状態では、反力室14の液圧すなわち
出力ポート8の液圧により後退方向に向けて付勢され
る。一方、スプール弁体4にはリニアソレノイド2から
前進方向の推力が作用するので、それらの力がバランス
するようにスプール弁体4が前後方向に移動するもので
あり、スプール弁体4は、入力ポート9を閉じるととも
に第2環状凹部12を介して出力ポート8および第1解
放ポート7間を連通させる後退位置と、入力ポート9を
第1環状凹部11に連通させることにより出力ポート8
を入力ポート9に連通させるとともに第1解放ポート7
から遮断させる前進位置との間で弁ハウジング3内を移
動する。
【0015】上記弁ハウジング3は、耐摩耗性を有しな
い材料から成るカバー25に嵌合される。このカバー2
5は、弁ハウジング3における第2〜第5円筒部3b〜
3eの外面に対応した段付き内面を有する有底円筒部2
5aと、該有底円筒部25aよりも大径にして有底円筒
部25aの開口端に同軸に連設される円筒部25bとか
成るものであり、円筒部25bの内面には雌ねじ26が
刻設される。
【0016】而して弁ハウジング3は、第2、第3およ
び第4円筒部3b,3c,3dの外面に環状のシール部
材27,28,29を装着してカバー25の有底円筒部
25aに嵌合されるものであり、有底円筒部25には、
出力ポート8に通じる環状溝6をブレーキ等のアクチュ
エータ30に連通させる接続孔31と、入力ポート9に
通じる環状溝5を液圧供給源32に連通させる接続孔3
3と、第1および第2解放ポート7,10をリザーバ3
4に連通させる接続孔35,36とがそれぞれ設けられ
る。
【0017】弁ハウジング3をカバー25の有底円筒部
25aに嵌合した状態で、環状溝5の両側がシール部材
28,29でシールされ、環状溝6の両側がシール部材
27,28でシールされることになるが、弁ハウジング
3は段付き円筒状に形成されており、カバー25におけ
る有底円筒部25aの内面も弁ハウジング3の外面に対
応した段付きに形成されているので、弁ハウジング3を
有底円筒部25aに嵌合する際に、シール部材27,2
8,29が擦れる距離が比較的短くてすみ、組立時のシ
ール部材27〜29の損傷を防止することができる。
【0018】リニアソレノイド2は、固定コア37と、
該固定コア37に対向配置されるヨーク38と、固定コ
ア37およびヨーク38間に配置される可動コア39
と、該可動コア39に一体にかつ同軸に連設されて固定
コア37を移動自在に貫通する駆動ロッド40と、可動
コア39を固定コア37側に吸引する電磁力を発揮する
ためのコイル41とを備える。
【0019】このリニアソレノイド2のソレノイドハウ
ジング42は、固定コア37およびヨーク38間が筒体
43で相互に連結されて成る。すなわち固定コア37お
よびヨーク38には、半径方向外方に張出す鍔部37
a,38aが一体に設けられており、それらの鍔部37
a,38aの外周縁部間が筒体43で相互に連結され
る。
【0020】また固定コア37およびヨーク38には、
可動コア39を軸方向に案内するための円筒状の突部3
7b,38bが相互間に間隔をあけて同軸に対向、突設
され、コイル41は両突部37b,38bを囲繞して両
鍔部37a,38a間に配置され、該コイル41が筒体
43で囲繞されることになる。
【0021】駆動ロッド40の後端は軸受44を介して
ヨーク38に軸方向移動可能に支承され、駆動ロッド4
0および固定コア37間には、駆動ロッド40の軸方向
移動を案内する軸受45が介設される。
【0022】固定コア37には、カバー25における円
筒部25bの雌ねじ26に螺合する雄ねじ46を外面に
有する連結筒部37cが突設されており、連結筒部37
cを円筒部25bに螺合することにより、弁ハウジング
3がソレノイドハウジング42に連結される。すなわち
前端を有底円筒部25aの閉塞端に当接させるまでカバ
ー25の有底円筒部25aに嵌合された状態に在る弁ハ
ウジング3の第1および第2円筒部3a,3b間の段差
部に連結筒部37cの前端が当接するまで、連結筒部3
7cを円筒部25bに螺合して締付けることにより、弁
ハウジング3が、ソレノイドハウジング42およびカバ
ー25間に挟持されることになる。
【0023】しかも弁ハウジング3において、第3およ
び第4円筒部3c,3dの連設部外面には液圧供給源3
2に通じる環状の入力溝5が設けられ、第2および第3
円筒部3b,3cの連設部外面には出力ポート8に通じ
る環状の出力溝6が設けられており、第2円筒部3bは
第3円筒部3cよりも大径であり、第3円筒部3cは第
4円筒部3dよりも大径であるので、入力溝5および出
力溝6の液圧により、弁ハウジング3はソレノイドハウ
ジング42側に押圧されることになり、弁ハウジング3
のカバー25内でのがたつきが防止される。
【0024】ソレノイドハウジング42および弁ハウジ
ング3が相互に連結された状態で、駆動ロッド40の先
端は制御弁11 におけるスプール弁体4の後端に同軸に
当接されるものであり、該駆動ロッド40と一体の可動
コア39は、コイル41が消磁状態にあるときには、ス
プール弁体4の前端のキャップ21と規制板191 との
間に介設されている戻しばね22のばね力により、固定
コア37から離反する方向に付勢される。
【0025】而してコイル41を励磁したときには、駆
動ロッド40からスプール弁体4に前進方向の推力が与
えられ、スプール弁体4は、第1解放ポート7を第2環
状凹部12すなわち反力室14から遮断し、次いで入力
ポート9を第1環状凹部11すなわち反力室14に連通
させる位置に前進し、反力室14に液圧供給源32から
の液圧が作用するのに応じて反力ピストン151 がスプ
ール弁体4に対して前進することにより反力ピストン1
1 の前端のキャップ21が規制板191 で受けられ
る。このように反力ピストン151 が規制板191 で受
けられた状態では、リニアソレノイド2から与えられる
前進方向の推力と、反力室14の液圧による後退方向の
力との大小関係に応じてスプール弁体4が軸方向に移動
して、出力ポート8に液圧供給源32からの液圧が作用
したり、出力ポート8の液圧が解放されたりすることに
より、液圧供給源32からの液圧がリニアソレノイド2
の励磁電流に比例的に制御されて出力ポート8から出力
されることになる。
【0026】次にこの実施例の作用について説明する
と、弁ハウジング3の前端部に固定される規制板191
で前進限を規制されるようにしてスプール弁体4の摺動
孔13に摺動自在に嵌合される反力ピストン151 の後
端と、摺動孔13の後部閉塞端との間に反力室14が形
成され、該反力室14は、連通孔17および第2環状凹
部12を介して出力ポート8に通じるので、スプール弁
体4のストロークに必要な長さに加えて反力室を形成す
るためのスペースが必要であった従来のものに比べる
と、制御弁11 をコンパクトに構成することができる。
【0027】また制御弁11 の弁ハウジング3は円筒状
に形成されるものであり、この弁ハウジング3を嵌合さ
せる有底円筒状のカバー25をリニアソレノイド2のソ
レノイドハウジング42に結着することにより、弁ハウ
ジング3がソレノイドハウジング42に連結されるの
で、スプール弁体4を摺動させるための耐摩耗性を必要
とする必要最小限の部分を円筒状の弁ハウジング3とし
て耐摩耗性材料により形成し、ソレノイドハウジング4
2との連結に必要なカバー25を耐摩耗性を有しない安
価な材料により形成することにより、コスト低減に寄与
することができる。
【0028】しかも制御弁11 は、円筒状に形成される
弁ハウジング3の前端部内面に固定される規制板191
で前進限を規制されるとともに出力ポート8に通じる反
力室14に後端を臨ませた反力ピストン151 がスプー
ル弁体4に摺動自在に嵌合されるとともに、規制板19
1 とスプール弁体4との間に形成されるばね室20内に
スプール弁体4が後退位置にある状態では該スプール弁
体4を後退方向に付勢するばね力を発揮する戻しばね2
2が収納されて成るものである。したがって制御弁11
がリニアソレノイド2との連結を解除した状態にあって
も、スプール弁体4のストロークおよび弁ハウジング3
およびスプール弁体4間のシール性等の性能テストを実
施することができ、性能テスト実施後の制御弁11 をリ
ニアソレノイド2に組付けることにより組立性を向上す
ることができる。
【0029】図2は本考案の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0030】制御弁12 における弁ハウジング3の前端
部には、規制板192 が固定されており、この規制板1
2 に前端が一体に連結された反力ピストン152 が、
弁ハウジング3に摺動可能に嵌合されているスプール弁
体4の摺動孔13に摺動可能に嵌合され、反力ピストン
152 の後端と摺動孔13の後部閉塞端との間には出力
ポート8に通じる反力室14が形成される。また規制板
192 およびスプール弁体4間に形成されるばね室20
内において、スプール弁体4および規制板192 間に
は、該スプール弁体4を後退方向に付勢する戻しばね2
2が縮設される。
【0031】この第2実施例においても、後端を反力室
14に臨ませた反力ピストン152がスプール弁体4に
摺動可能に嵌合されること、弁ハウジング3がカバー2
5とソレノイドハウジング42との間に挟持されるこ
と、ならびに制御弁12 の性能テストをリニアソレノイ
ド2との連結を解除した状態で実施し得ることは第1実
施例と同様であるので、第1実施例と同様の効果を奏す
ることができる。
【0032】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の設計変更を行なうことが可能である。
【0033】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、前後端が
開放された円筒状に形成される弁ハウジングの前端部内
面には、スプール弁体前端との間にばね室を形成する規
制板が固定され、該規制板で前進限を規制される反力ピ
ストンがスプール弁体に摺動自在に嵌合され、出力ポー
トに通じる反力室が反力ピストンの後端とスプール弁体
との間に形成され、前記ばね室には、スプール弁体と規
制板間に縮設されて少なくともスプール弁体が後退位置
にある状態では該スプール弁体を後退方向に付勢するば
ね力を発揮する戻しばねが収納され、ソレノイドハウジ
ングと、弁ハウジングを嵌合させて前記ソレノイドハウ
ジングに結着される有底円筒状のカバーとの間に前記弁
ハウジングが挟持されるので、スプール弁体のストロー
クに必要な長さに加えて反力室を形成するためのスペー
スが必要であった従来のものに比べると制御弁をコンパ
クトに構成することができ、また円筒状の弁ハウジング
のみを耐摩耗性材料により形成するようにしてコスト低
減を図ることができ、しかも反力ピストンの前進限を規
制する規制板が戻しばねのばね受け手段を兼ねること
で、それだけ構造の簡素化が図られる。 さらに制御弁が
リニアソレノイドとの連結を解除した単体状態にあって
も、スプール弁体のストロークや弁ハウジング及びスプ
ール弁体間のシール性等の性能テストを実施し得る
め、性能テスト実施後の制御弁をリニアソレノイドに組
付けることで組立性を向上することができる。更にまた
その制御弁のリニアソレノイドへの組付け前において
は、弁ハウジング内に規制板、戻しばね、反力ピストン
及びスプール弁体を一纏めに小組みしておくことがで
き、且つその小組みした戻しばねや反力ピストンが妄り
に脱落しないよう規制板とスプール弁体とにより抑える
ことができるから、組立作業時における制御弁の取扱い
が簡便で作業能率向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断面図である。
【図2】第2実施例の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ,12 ……制御弁 2……リニアソレノイド 3……弁ハウジング 4……スプール弁体 7……解放ポート 8……出力ポート 9……入力ポート 14……反力室 151 ,152 ……反力ピストン 191 ,192 ……規制板 20……ばね室 12……戻しばね 251 ,252 ……反力ピストン 30……アクチュエータ 32……液圧供給源 34……リザーバ 42……ソレノイドハウジング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧供給源(32)に通じる入力ポート
    (9)、アクチュエータ(30)に通じる出力ポート
    (8)、ならびにリザーバ(34)に通じる解放ポート
    (7)を有する弁ハウジング(3)と、前記出力ポート
    (8)を入力ポート(9)に連通させる前進位置ならび
    に前記出力ポート(8)を解放ポート(7)に連通させ
    る後退位置間での移動を可能として弁ハウジング(3)
    に摺動可能に嵌合されるとともに前進位置にあっては前
    記出力ポート(8)の液圧を後退方向に受けるスプール
    弁体(4)とを有する制御弁(11 ,12 )と;前記弁
    ハウジング(3)に連結されるソレノイドハウジング
    (42)を有し、前記スプール弁体(4)に前進方向の
    推力を与えるリニアソレノイド(2)と;を備える液圧
    制御装置において、前後端が開放された 円筒状に形成される弁ハウジング
    (3)の前端部内面には、前記スプール弁体(4)前端
    との間にばね室(20)を形成する規制板(191 ,1
    2 )が固定され、 該規制板(191 ,192 )で前進限を規制される反力
    ピストン(151 ,152 )がスプール弁体(4)に摺
    動自在に嵌合され、 出力ポート(8)に通じる反力室(14)が反力ピスト
    ン(151 ,152 )の後端とスプール弁体(4)との
    間に形成され、 前記ばね室(20)には、前記スプール弁体(4)と規
    制板(19 1 ,19 2 )間に縮設されて少なくともスプ
    ール弁体(4)が後退位置にある状態では該スプール弁
    体(4)を後退方向に付勢するばね力を発揮する戻しば
    ね(22)が収納され、 ソレノイドハウジング(42)と、弁ハウジング(3)
    を嵌合させて前記ソレノイドハウジング(42)に結着
    される有底円筒状のカバー(25)との間に前記弁ハウ
    ジング(3)が挟持されることを特徴とする液圧制御装
    置。
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