JP2556055Y2 - テープ用搬送ケース - Google Patents

テープ用搬送ケース

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JP2556055Y2
JP2556055Y2 JP1991040163U JP4016391U JP2556055Y2 JP 2556055 Y2 JP2556055 Y2 JP 2556055Y2 JP 1991040163 U JP1991040163 U JP 1991040163U JP 4016391 U JP4016391 U JP 4016391U JP 2556055 Y2 JP2556055 Y2 JP 2556055Y2
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JP
Japan
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lid
handle
transport case
tape
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啓好 高木
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として業務用のテー
プカートリッジやリールに巻き取ったテープを持ち運ぶ
際に使用するテープ用搬送ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の搬送ケースは、例えば実開昭6
2−122086号公報に公知であり、ほぼ同形の身と
蓋とが一体成形ヒンジを介して連結されたダブルブロー
成形品とし、ケース外面の一隅に取手が設けられてい
た。図5において、その取手30は身31および蓋32
と一体の取手分割体30a・30bからなり、正面視に
おいてほぼ矩形のケース外郭線の内側に設けられてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のようにケースと
一体化された取手30は、1個の搬送ケースを手に提げ
持つ場合には支障がないが、複数個の搬送ケースを同時
に提げ持つ際に問題があった。取手30これ自体の姿勢
や位置を変えることができないため、図5に示すように
複数個の取手30を同時に提げ持つと、取手30の隣接
間隔Bがより小さくなるように搬送ケースが傾いて、ケ
ースの上辺隅どうしが線接触する状態となり、この極め
て不安定な状態でしか持ち運びできないからである。傾
いた状態の搬送ケースの取手30には、常に下向きのモ
ーメントが作用しており、単に持ちにくいだけではな
く、余分に力を要して疲れやすかった。
【0004】そこで本考案の目的は、ケース外面形状を
改良することにより、複数個の搬送ケースを安定した状
態でしかもより楽に持ち運べるようにし、運搬時の取扱
性を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、下辺部におい
て薄肉の成形ヒンジ3を介して開閉自在に連結されたシ
ェル状の前後一対の身1と蓋2とからなり、身1と蓋2
とに、それぞれの接合面で開口するテープ収容凹部4が
凹み形成されており、身1および蓋2の上方には、左右
の一側に片寄せて段落ち部18を設けてあり、段落ち部
19には、身1および蓋2に形成された取手分割体19
a・19bで構成される取手19が設けられており、身
1の後面壁と蓋2の前面壁との上側に、それぞれ逃げ面
壁20を設けてあり、逃げ面壁20は取手19が位置す
る辺部21に向かって互いに接近する上がり傾斜状に形
成されており、前記辺部21における前後厚みaが、搬
送ケースの前後厚みAより小さく設定されていることを
要件とする。
【0006】
【作用】例えば2個の搬送ケースの取手19を同時につ
かむとき、搬送ケースは両取手19の隣接間隔が小さく
なる側へ傾く。しかし、取手19が設けられた側のケー
ス外面には前後のいずれの面にも逃げ面壁20が設けて
あるので、図3に示すように各ケースの逃げ面壁20ど
うしが常に接当し、両ケースは面接触してそれ以上傾く
ことがない。
【0007】
【考案の効果】従って本考案によれば、複数の搬送ケー
スを取手19をつかんで同時に提げ持つとき、隣接する
逃げ面壁20どうしを常に面接触させることで、傾いた
搬送ケースを安定した姿勢で提げ持つことができる。さ
らに逃げ面壁20を設けることで、従来ケースに比べて
取手19をより接近した位置で楽に確実につかむことが
できる。また、身1および蓋2の上方には、左右の一側
に片寄せて段落ち部18を設け、この段落ち部18に取
手19が設けられているので、取手19の前後厚みなど
を小さくしてコンパクト化を図れる。これら相まって本
考案の搬送ケースは、取手19をつかんで複数個を持ち
運びする際に、持ち易すくて無駄な力を要さず全体とし
て運搬時の取扱性を大きく向上できる。
【0008】
【実施例】図1ないし図4は本考案に係るテープ用搬送
ケースの実施例を示す。この搬送ケースは放送局等で使
用される業務用のビデオ・テープカートリッジTを収納
対象としている。図2において、搬送ケースは全体がダ
ブルブロー成形法によって一体に成形されており、ほぼ
同形のシェル状体からなる前後一対の身1および蓋2
と、これら両者の接合面の下辺部において両者1・2を
接続する薄肉の成形ヒンジ3を有し、身1および蓋2の
それぞれに接合面で開口するテープ収容凹部4が凹み形
成されている。テープ収容凹部4の上縁一側に、テープ
カートリッジTの出し入れを容易化するための切欠5を
設け、さらに蓋2側の切欠5に隣接して仮固定用のロッ
ク片6を設ける。このロック片6は身1側の係合凹部7
に係合して身1と蓋2の仮閉じ状態を維持する。
【0009】身1と蓋2の右側壁に、互いに凹凸係合す
る突壁9と規制凹部10を設ける。身1および蓋2の接
合面の三方周縁には、それぞれ突壁9と規制凹部10と
につながる凹溝11および凸リブ12を一連に設ける。
これら凹溝11および凸リブ12は、蓋閉じ状態におい
てリブ12が溝11内に嵌まり込みシール機能を発揮す
る。前記突壁9の外面はラベル貼付エリアとして利用さ
れる。
【0010】身1と蓋2の蓋閉じ状態を維持するため
に、前記ロック片6とは別の鎖錠部材を有する。図の鎖
錠部材は身1および蓋2の上縁一側寄りに設けられてお
り、身1と一体に成形された掛止爪13と、蓋2の対応
部位に形成された爪受14とからなる。掛止爪13はそ
の突出基端が一体成形の薄肉ヒンジ15になっており、
蓋2側へ傾動できる。図4は蓋2と身1を閉じ合わせて
掛止爪13を爪受14に掛け止めた状態を示しており、
この蓋閉じ状態において搬送ケースは前後厚みが薄いほ
ぼ角箱形状となる。
【0011】上記鎖錠部材に隣接させて身1および蓋2
は、左右の一側に片寄せて段落ち部18を設け、段落
ち部18の端々を接続する状態でへ字状の取手19を設
ける。この取手19は身1と蓋2の双方に一体形成され
た取手分割体19a・19bからなり、身1と蓋2の接
合面の周縁部に位置する。取手19と段落ち部18とに
よって、手を差し込むためのグリップ空間が台形状に区
画形成されている。とくに、複数個の搬送ケースを片手
で提げ持つ際の取扱性を容易化するために、身1の後面
壁と蓋2の前面壁との上側に、それぞれ逃げ面壁20を
設けている。図1において逃げ面壁20は、取手19が
位置する辺部21へ向かって互いに接近する上がり傾斜
状に形成してあり、その下側端はテープ収容凹部4の上
端とほぼ同じ高さ位置にある。傾斜壁面がテープ収容凹
部4を形成する内壁と干渉することを避けるためであ
る。前後に逃げ面壁20を設けることにより、前記辺部
21における前後厚みaは、身1および蓋2の前後面壁
の前後厚みAの約60%になった。図4において符号2
2はラベルを貼り付けるための凹部である。
【0012】図3は2個の搬送ケースを同時に提げ持っ
た状態を示しており、片手で両ケースの取手19を同時
につかむと、両取手19が接近する側へ搬送ケースが傾
き、それぞれの逃げ面壁20どうしが面接触状に接当す
る。このように逃げ面壁20どうしが接当すると、搬送
ケースの重みが互いに逃げ面壁20を介して相手方の搬
送ケースに作用する関係となるので、腕や身体の動きで
搬送ケースに慣性力が作用しても、一方の搬送ケースが
他方に対して傾動することを防止でき両搬送ケースをぐ
らつきのない安定した状態で持ち運べた。さらに前後の
逃げ面壁20どうしが常に接当し、かつ取手19どうし
が左右の一側に片寄せて位置させてあるから、両取手1
9を近い位置で同時につかむことができるので、手が小
さい場合でも楽々と確実に取手19を握れ、使用者によ
っては3個以上の搬送ケースを同時に提げ持つこともで
きた。
【0013】(別実施態様例) 逃げ面壁20は身1と蓋2のいずれか一方に限って設け
てもよい。辺部21における前後厚みaは、取手19の
前後幅と同じにしてもよく、この場合はさらに多くの搬
送ケースを同時に提げ持つことができる。取手19は一
方の逃げ面壁20の側へ片寄る状態で設けることもで
き、必ずしも前後中央にあることを要しない。搬送ケー
スの収容対象は、リールやハブに巻かれた状態のテープ
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送ケースの縦断側面図である。
【図2】蓋を開いた状態での搬送ケースの斜視図であ
る。
【図3】搬送ケースの使用状態を説明する側面図であ
る。
【図4】蓋を閉じた状態での搬送ケースの外観斜視図で
ある。
【図5】従来の搬送ケースの使用状態を説明する側面図
である。
【符号の説明】
1 身 2 蓋 3 ヒンジ 4 テープ収容凹部 19 取手 20 逃げ面壁 21 辺部 T テープカートリッジ A 搬送ケースの前後厚み a 辺部の前後厚み

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下辺部において薄肉の成形ヒンジ3を介
    して開閉自在に連結されたシェル状の前後一対の身1と
    蓋2とからなり、 身1と蓋2とに、それぞれの接合面で開口するテープ収
    容凹部4が凹み形成されており、身1および蓋2の上方には、左右の一側に片寄せて段落
    ち部18を設けてあり、 段落ち部19には、身1および蓋2に形成された取手分
    割体19a・19bで構成される取手19が設けられて
    おり、 身1の後面壁と蓋2の前面壁との上側に、それぞれ逃げ
    面壁20を設けてあり、逃げ面壁20は取手19が位置
    する辺部21に向かって互いに接近する上がり傾斜状に
    形成されており、 前記辺部21における前後厚みaが、搬送ケースの前後
    厚みAより小さく設定されているテープ用搬送ケース。
JP1991040163U 1991-04-30 1991-04-30 テープ用搬送ケース Expired - Fee Related JP2556055Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59104288A (ja) * 1982-12-07 1984-06-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レ−ザ加工装置

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