JP2555829C - - Google Patents

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JP2555829C
JP2555829C JP2555829C JP 2555829 C JP2555829 C JP 2555829C JP 2555829 C JP2555829 C JP 2555829C
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 この発明はパターンデータを組み合わせたソングデータを自動演奏する電子楽
器に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来より、ソングデータ内にテンポデータが記憶され、自動的に適当なテンポ
を設定して自動演奏する自動演奏装置が提案されている(特開平3−12608
6号等)。また、複数のパターンデータを組み合わせてソングデータを作成する
自動演奏装置(特開平1−182891号等)も提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 上記のように複数のパターンデータを組み合わせてソングデータを作成した場
合、その曲(ソングデータ)を自動演奏する場合には、その曲のテンポデータを
記憶しておけばよいが、一部のパターンデータのみを試聴する場合には、曲とし
てのテンポではなくそのパターンに適したテンポで再生するのが好ましい。 【0004】 しかし、従来の装置ではソングデータを再生するときはそのソングデータに適
したテンポに設定し、さらに、パターンデータのみを再生する場合にはそのパタ
ーンデータに適したテンポに自動的に設定することができなかった。このため、
演奏者が操作してテンポを調節する必要があり面倒であった。 【0005】 この発明は、ソングデータとパターンデータとを共に最適なテンポで再生する
ことができる電子楽器を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 この発明は、複数のパターンデータを固定的に記憶するパターンデータ記憶手
段と、前記複数のパターンデータのシーケンスからなるソングデータを記憶する
ソングデータ記憶手段と、前記複数のパターンデータのテンポを固定的に記憶す
るパターンテンポデータ記憶手段と、前記ソングデータのテンポを記憶するソン
グテンポデータ記憶手段と、各パターンデータを個別に再生するモードと前記ソ
ングデータに基づいて前記複数のパターンデータを順次読み出すソングモードと
を選択するモード選択手段と、を備え、さらに、前記モード選択手段でパターン
モードが選択されたときは各パターンデータに対応するパターンテンポデータに
基づく速度でパターンを読み出し、ソングモードが選択されたときは前記ソング
テンポデータに基づく速度でパターンデータを読み出す手段を設けたことを特徴
とする。 【0007】 【作用】 この発明の電子楽器は、パターンデータを記憶するとともに、このパターンデ
ータのシーケンスからなるソングデータを記憶している。ソングデータを再生す
る場合(ソングモード)には、その曲(ソングデータ)のために記憶されている
ソングテンポデータに基づいてテンポ設定してデータを読み出し自動演奏する。 【0008】 また、パターンデータを個別に再生する場合(パターンモード)にはそのパター
ンデータのために固定的に記憶されているパターンテンポデータに基づいてテン
ポ設定してデータを読み出し自動演奏する。これにより、パターンを指定して再
生するときはそのパターンに適したテンポで再生でき、ソングデータを指定して
再生するときはそのソングデータに適したテンポで再生することができる。 【0009】 【実施例】 図面を参照してこの発明を適用した実施例である電子ドラムについて説明する
。この電子ドラムは演奏用のパッドを備え、これを手や棒で打撃することによっ
てリズム音を発音することができる。また、この電子ドラムは自動演奏機能を備
えており、スタート/ストップスイッチをオンすることによって予め記憶されて
いる演奏データ(ソングデータ,パターンデータ)を自動演奏することができる
。パターンデータはリズム(打楽器)パートとベースパートからなっており、そ
の長さは1小節である。パターンデータは、種々のリズム種類や曲の場面(イン
トロ,曲中,間奏,エンディング等)に合わせて複数記憶されている。また、ソ
ングデータは複数のパターンデータを種々に組み合わせたものである。パターン
データを再生するモード(パターンモード)時にはそのパターン固有のテンポで
そのパターン(1小節単位)が繰り返し演奏される(図4(B)参照)。また、
ソングモードの場合には、そのソングについて各々指定されているテンポ(図4
(A)参照)で各パターンが連続して再生される。この場合、各パターンに記憶
されているこの固有のテンポは無視される。また、パターンはベースパートとリ
ズムパートからなっているが、パターンデータの再生時にリズムパートのみを再
生し、これに同期して他のパターン(リプレイスパターン)のベースパートを再
生するモード(リプレイスパターンモード)の機能も備えている。 【0010】 図1は上記電子ドラムのブロック図である。この電子ドラムはCPU10によ
って全体の動作が制御される。CPU10にはバス11を介してプログラムメモ
リ12,アサインテーブル13,ソングパターンメモリ14,ワーキングメモリ
15,パッドイベント検出回路17,ドライバ19,スイッチイベント検出回路
20およびトーンジェネレータ23が接続されている。プログラムメモリ12は
ROMで構成されており、後述のフローチャートで示されるプログラムが記憶さ
れている。アサインテーブル13は図3に示すように、リズムパートのノートデ
ータから打楽器音色を割り出すためのテーブルメモリである。ソングパターンメ
モリ14は図4,図5に示すように自動演奏データとしてソングデータ,パター
ンデータおよび各ソング,パターンのテンポデータ,拍子,分解能が記憶されて
いる。アサインテーブル13およびソングパターンメモリ14はROMで構成さ
れているが、バッテリバックアップされたSRAMに置き換えることもできる。 【0011】 パッドイベント検出回路17は演奏用のパッド18の打撃を検出し、演奏データ
として取り込む回路である。ドライバ19は操作パネル30のLCD21に接続
されている。また、スイッチイベント検出回路20は操作パネル30のスイッチ
群22に接続されている。また、トーンジェネレータ23は複数の発音チャンネ
ルを備えておりCPU10から入力される波形データや演奏データに基づいて楽
音信号を形成する。形成された楽音信号はサウンドシステム24に出力される。 【0012】 また、CPU10にはタイマ16に接続されており、一定時間毎にCPU10に
対して割り込みをかける。 【0013】 図2は操作パネルの構成を示す図である。操作パネル30には前記LCD表示
器21を備えている。スイッチ群22としては、スタート/ストップスイッチ3
1,テンポスイッチ32,パターンスイッチ33,ソングスイッチ34,テンキ
ー35およびベース音色設定スイッチ群36などが設けられている。パターンス
イッチ33をオンするとパターンモードに切り換わり、ソングスイッチ34をオ ンするとソングモードに切り換わる(後述の図10,図11参照)。テンポスイ
ッチ32は自動演奏のテンポを上下するためのスイッチである。テンキー35は
ソングナンバやパターンナンバを入力するためのスイッチである(後述の図12
参照)。 【0014】 同図(B)および(C)は前記LCD表示器21の表示例を示す図である。パ
ターンモードのときには同図(B)に示すようなパターンナンバの表示が行われ
、ソングモード時には同図(C)に示すようになソングナンバの表示が行われる
。 【0015】 図3,図4,図5はメモリの一部構成を示す図である。図3はアサインテーブ
ルTBL(i)を示す図である。このテーブルはパターンデータのキーコードデー
タから打楽器を割り出すテーブルである。なお、引数iとしては後述のPTNS
Qの下位7ビットのノートナンバが与えられる(図5(B),図16参照)。図
4(A),(B)はソングテンポメモリおよびパターンテンポメモリである。ソング
テンポメモリには各ソングデータの初期テンポが記憶されている。また、パター
ンテンポメモリには各パターン固有ののテンポが記憶されている。パターンのテ
ンポはパターンモード時のみ有効で、ソング内でそのパターンが演奏されるとき
にはこのパターンテンポデータは無視される。同図(C)はパターン拍子分解能
メモリを示している。このメモリは各パターンごとに設けられており、そのパタ
ーンの拍子と分解能(リズムを刻む最小単位)を記憶している。1バイトのデー
タエリアの前半(上位4ビット)が拍子を表し、後半(下位4ビット)が分解能
を表している。上位4ビットが0であれば4/4拍子を表し、1であれば3/4
拍子を表す。また、下位4ビットが0であれば分解能が16分音符であることを
示し、1であれば8分音符であることを示している。 【0016】 図5(A)はソングデータSNGSQ(SNQ,i)を示す図である。1つの
ソングは複数のパターンデータのシーケンスによって表現されている。各シーケ
ンスデータは1または2バイトで構成されている。各シーケンスデータは1小節 の長さのパターンデータに対応し、2バイトのシーケンスデータとは、1小節に
2つのパターンデータが割り当てられていることを示す。1バイトのパターンシ
ーケンスデータは最上位ビットが0であり、このデータが読み出されたとき下位
7ビットに記録されているパターンナンバのパターンデータを読み出してベース
パターン,リズムパターンとも発音する。また、2バイトからなるパターンシー
ケンスデータは1バイト目の最上位ビットが1であり、2バイト目の最上位ビッ
トが0である。1バイト目(最上位ビットが1)の下位7ビットに記憶されてい
るパターンナンバのパターンでリズムパターンを再生し、2バイト目(最上位ビ
ットが0)の下位7ビットに記憶されているパターンナンバのリプレイスパター
ンでベースパターンを再生する。すなわち、ソングデータを読み出しているとき
、最上位ビットによってリプレイスパターンモードの識別を行う。 【0017】 同図(B)はパターンデータPTNSQ(PTN,i)を示す図である。各パ
ターンデータ(PTN=0,1,…)は各分解能(8分音符または16分音符ご
と)のタイミングに発音する1または複数の演奏データを記憶するエリアをFF
Hで区切った構成になっている。各演奏データは先頭ビットでリズムパートかベ
ースパートかが識別される。先頭ビットが0であれば打楽器(リズムパート)で
ありこのバイトに記憶されているノートナンバは前記アサインテーブルによって
打楽器の音色ナンバに変換される。また、先頭ビットが1の場合はベースパート
でありこのノートナンバが音高データとなる。 【0018】 図6〜図17は同電子楽器の動作を示すフローチャートである。 【0019】 図6はメインルーチンを示すフローチャートである。この電子楽器の電源がオ
ンされるとまず初期設定動作を実行する(n1)。この初期設定動作はレジスタ
のリセット等の動作である。こののち、パッドオンイベント、パターンスイッチ
オンイベント、ソングスイッチオンイベント、スタート/ストップスイッチオン
イベント、テンキーオンイベント、テンポスイッチオンイベント、ベース音色設
定スイッチオンイベントの有無を判断し(n2〜n8)、これらのイベントがあ ることを判断した場合には対応する処理動作(n10〜n16)を実行する。こ
こで、パッドオンイベントがあったときには、そのパッドに対応する打楽器音を
発音する。 【0020】 図7はスタート/ストップスイッチオンイベントを検出したときの動作を示す
フローチャートである。このスイッチがオンされると自動演奏動作中を示すRU
Nフラグを反転する(n20)。反転の結果RUN=1になれば自動演奏をスタ
ートするためn22〜n29の動作を実行する。一方、反転の結果RUN=0に
なればモードレジスタMODに最新にオンされたモードスイッチ(ソングモード
スイッチ/パターンモードスイッチ)のモードNMODをセットして(n31)
リターンする。NMODについては図10〜図12で詳述する。 【0021】 一方、自動演奏を開始する場合にはモードフラグMODを判断する(n22)
。MOD=1(ソングモード)であればn23〜n26の動作を実行し、MOD
=0(パターンモード)であればn27〜n29,n26の動作を実行する。 【0022】 n23ではSNGレジスタにパネルスイッチのテンキー35から入力されてい
るソングナンバ(INSNGの内容)をセットし、このソングSNGのテンポS
NGTMP(SNG)をソングテンポメモリ図4(A)から読み出してテンポレ
ジスタTMPにセットするとともにソングポインタSNGPTをリセットする(
n24)。つぎに読出パターン設定処理(n25:後述の図8)およびパターン
初期設定処理(n26:後述の図9))の動作を実行する。 【0023】 また、n27ではPTNレジスタにテンキー35から入力されているパターン
ナンバ(INPTNの内容)をセットし、このパターンのテンポデータPTNT
MP(PTN)をパターンテンポメモリ図4(B)から読み出してテンポレジス
タTMPにセットする(n28)。つぎにパターンモードにおいてはリプレイス
パターンを演奏することがないのでリプレイスパターンナンバレジスタRPTN
にFFHをセットしたのち(n29)、n26に進む。 【0024】 図8はパターン初期設定動作を示すフローチャートである。ここでは決定され
たPTNに応じて拍子数,分解能を読み出している。まず、演奏するパターンの
拍子をPTNMT(PTN)から判断する(n40)。引数PTNはパターンモ
ードの場合は、前述図7のn27で説明したようにテンキー35から入力された
パターンナンバであり、ソングモードの場合には後述のn51,n53(図9)
に示されるようにシーケンスデータから読み出されたパターンナンバである。4
拍子であればMTRに4をセットする(n41)。3拍子であればMRTに3を
セットする(n42)。つぎに、そのパターンの分解能を示すデータPTNQT
Z(PTN)を読み出してQTZレジスタにセットする(n43)。つぎにパタ
ーンポインタPTNPT,クロックレジスタCLKをリセットし、TIMEにI
NTVLをセットして(n44)、リターンする。 【0025】 図9は読出パターン設定動作を示すフローチャートである。ここでは、ソング
ポインタSNGPTにしたがってソングデータから次に演奏するリズムパターン
を読み出し、そのパターンナンバをレジスタPTNやRPTNに格納する。まず
、SNGSQ(SNG,SNGPT)の第1ビットからリプレイスパターンがあ
るか否かを判断する(n50)。これが1であればリプレイスパターンがあるこ
とであるため、パターンレジスタPTNにSNGSQ(SNG,SNGPT)の
下位7ビットに記憶されているパターンナンバをセットしリプレイスパターンレ
ジスタRPTNにSNGSQ(SNG,SNGPT+1)に記憶されているパタ
ーンナンバをセットしたのち(n53)、ソングデータポインタを2進めて(n
54)、リプレイスパターン分解能データPTNQTZ(RPTN)をRQTZ
レジスタにセットし、リプレイスパターンポインタRPTNPTをリセットして
(n55)リターンする。RPTNPTについては図17で詳述する。 【0026】 一方、リプレイスパターンがない場合にはパターンレジスタPTNにSNGS
Q(SNG,SNGPT)に記憶されているパターンナンバをセットしリプレイ
スパターンレジスタRPTNには、リプレイスパターンがないことを示すFFH をセットしたのち(n51)、ソングデータポインタを1進めて(n52)リタ
ーンする。 【0027】 図10はパターンスイッチオンイベントによる表示器21の動作を示すフロー
チャートである。まず最新にスイッチ入力されたモードを記憶するレジスタNM
ODにパターンモードを示す“0”をセットする(n60)。つぎに自動演奏中
であるか否か(RUN)を判断し(n61)、RUN=1であればMODを書き
換えないでそのままn64に進む。一方、RUN=0であればMODに0をセッ
トしたのち(n63)n64に進む。n64ではLCD21の表示モードをパタ
ーン表示モードにして最新に入力されたパターンナンバ(INPTNの内容)を
表示してリターンする。 【0028】 図11はソングスイッチオンイベントによる表示器21の動作を示すフローチ
ャートである。まず最新にスイッチ入力されたモードを記憶するレジスタNMO
Dにソングモードを示す“1”をセットする(n65)。つぎに自動演奏中であ
るか否かを判断し(n66)、自動演奏中であればMODを書き換えないでその
ままn69に進む。一方、自動演奏中でなければMODに1をセットしたのち(
n68)n69に進む。n69ではLCD21の表示モードをソング表示モード
にし、最新に入力されたソングナンバ(INSNGの内容)を表示してリターン
する。 【0029】 図12はテンキーオンイベント動作を示すフローチャートであり、パターンナ
ンバであるかソングナンバであるかをNMODで判別し、入力された数字をIN
PTN,INSNGに格納する。イベントがあったキーの数値をEKレジスタに
セットする(n70)。つぎに最新にスイッチ指定されたモード(表示モード)
をNMODから判断する(n71)。NMOD=0であればパターン表示モード
であるため、入力パターンナンバINPTNの内容を桁送りして1桁目にEKを
セットする(n72)。次にこのパターンナンバINPTNをLCDに表示する
(n73)。また、NMOD=1であればソング表示モードであるため、入力ソ ングナンバINSNGの内容を桁送りして1桁目にEKをセットする(n75)
。次にこのソングナンバINSNGをLCDに表示する(n76)。 【0030】 図13はテンポスイッチイベント動作を示すフローチャートである。まず、オ
ンされたスイッチがアップスイッチかダウンスイッチかを判断する(n80)。 【0031】 アップスイッチであればTMPが最高値か否かを判断する(n81)。最高値で
あればそのままリターンする。最高値でなければTMPに1を加算し(n82)
、1回のテンポの間隔INTVLを算出する(n85)。INTVLは((60×
103)/TMP)×(1/4)で算出される。また、ダウンスイッチがオンされ
た場合には、TMPが最低値か否かを判断する(n83)。最低値であればその
ままリターンする。最低値でなければTMPから1を減算し(n84)、INT
VLを算出する(n85)。 【0032】 図14は割り込み処理動作を示すフローチャートである。この動作は自動演奏
動作(RUN=1)のときのみ有効であるため、RUN=0のときにはそのまま
リターンする。RUN=1の場合、まず時間カウンタTIMEがテンポ間隔レジ
スタINTVL以上になっているか否かを判断する(n91)。TIME≧IN
TVLでなければパターンデータから発音データを読み出すタイミングでないた
めTIMEに1を加算して(n100)リターンする。TIME≧INTVLで
あればTIMEをリセットし(n92)、MODを判断する(n93)。MOD
=1であればソングモードであるためソング再生動作(n94)を実行してリタ
ーンする。一方、MOD=0であればパターンモードであるためn95〜n99
の動作を実行する。まず、分解能に対応するタイミングであるか否かを判断する
(n95)。すなわち、分解能が16分音符であれば毎回発音データを読み出す
が、分解能が8分音符であれば2回に1回であるためこれを判断する。発音デー
タを読み出すタイミングであればパターン再生動作を実行する(n96)。この
のち、クロックレジスタCLKに1を加算する(n97)。CLKがMTR×4
になったときには1小節分のパターンが終了したことを意味するためPTNPT およびLCKをクリアして(n98,n99)パターンの読み出しをこのパター
ンの先頭に戻してリターンする。 【0033】 図15はソング再生動作を示すフローチャートである。まず、現在読み出して
いるパターンの分解能に対応するタイミングであるか否かを判断する(n110
)。このタイミングであれば発音データを読み出すためパターン再生動作を実行
する(n111)。このタイミングでなければn111をスキップする。つぎに
リプレイスパターンモードか否かを判断する(n112)。リプレイスパターン
モードの場合にはリプレイスパターンの分解能に対応するタイミングであるか否
かを判断し(n113)、このタイミングであればリプレイスパターン再生動作
を実行する(n114)。このタイミングでなければn114をスキップする。 【0034】 こののち、クロックレジスタCLKに1を加算する(n115)。この結果CL
KがMTR×4になった場合(n116)には現在読み出しているパターンが終
了したことを意味するためソングが終了か否かを判断する(n117)。ソング
が終了すればRUNに0をセットしてリターンする(n121)。ソングが終了
でなければ次のパターンを読み出すためCLKに0をセットし(n118)、読
出パターン設定(n119)およびパターン初期設定(n120)を実行する。 【0035】 なお、n116でCLK=MTR×4でなければパターンが終了していないため
そのままリターンする。 【0036】 図16はパターン再生動作を示すフローチャートである。この動作ではパター
ンシーケンスデータPTNSQ(PTN,PTNPT)を読み出して対応する楽
音を発音する。読み出したデータが区切りデータ(FFH)であれば(n130
)、ポインタPTNPTに1を加算して(n138)リターンする。読み出した
データがFFHでない場合には発音データであるため、PTNSQ(PTN,P
TNPT)の下位7ビットをNTにセットする(n131)。最上位ビットが0
であれば打楽器音であり、1であればベース音である(図5(B)参照)。打楽 器の場合にはアサインテーブルから打楽器ナンバを割り出してNSTにセットす
る(n133)。そののち、キーオン信号、打楽器ナンバINSTなどからなる
楽音形成用のデータをTGに出力する(n134)。また、ベースの場合にはリ
プレイスパターンがあるか否か(RPTN≠/=FFH)を判断し(n135)
、リプレイスパターンがなければキーオン信号,キーコードNT,音色BASS
などからなる楽音形成用のデータをTGに出力する(n136)。リプレイスパ
ターンがある場合にははこのベース音を発音せず、次のリプレイスパターンのベ
ース音を発音するためn136をスキップする。こののちポインタPTNPTに
1を加算して(n137)、n130にもどる。 【0037】 図17はリプレイスパターン再生動作を示すフローチャートである。この動作
ではリプレイスパターンデータRPTNSQ(RPTN,RPTNPT)を読み
出して対応する楽音を発音する。読み出したデータが区切りデータ(FFH)で
あれば(n140)、ポインタRPTNPTに1を加算して(n145)リター
ンする。読み出したデータがFFHでない場合には発音データであるため、この
データがベースパートのデータがリズムパートのデータかをRPTNSQ(RP
TN,RPTNPT)の最上位ビットで判断する(n141)。リプレイスパタ
ーンではリズムパートは発音対象とならないので、リズムパートであれば発音処
理をスキップする。RPTNSQ(RPTN,RPTNPT)の最上位ビットが
1であればベースパートであるため、RPTNSQ(RPTN,RPTNPT)
の下位7ビットをNTにセットし(n142)、キーオン信号,キーコードNT
,音色BASSなどからなる楽音形成用のデータをTGに出力する(n143)
。こののちポインタRPTNPTに1を加算して(n144)、n140にもど
る。 【0038】 【発明の効果】 以上のようにこの発明によれば、ソングデータのみならず個別のパターンデー
タにもテンポデータを記憶し、パターンデータを個別に再生するときにはこのテ
ンポデータに基づいた速度で読み出しを行うため、パターンのみの再生でも最適 のテンポで再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施例である電子楽器のブロック図 【図2】同電子楽器の操作パネルを示す図 【図3】同電子楽器のメモリの構成を示す図 【図4】同電子楽器のメモリの構成を示す図 【図5】同電子楽器のメモリの構成を示す図 【図6】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図7】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図8】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図9】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図10】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図11】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図12】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図13】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図14】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図15】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図16】同電子楽器の動作を示すフローチャート 【図17】同電子楽器の動作を示すフローチャート

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】複数のパターンデータを固定的に記憶するパターンデータ記憶手
    段と、 前記複数のパターンデータのシーケンスからなるソングデータを記憶するソン
    グデータ記憶手段と、 前記複数のパターンデータのテンポを固定的に記憶するパターンテンポデータ
    記憶手段と、 前記ソングデータのテンポを記憶するソングテンポデータ記憶手段と、 各パターンデータを個別に再生するモードと前記ソングデータに基づいて前記
    複数のパターンデータを順次読み出すソングモードとを選択するモード選択手段
    と、 を備え、 前記モード選択手段でパターンモードが選択されたときは各パターンデータに
    対応するパターンテンポデータに基づく速度でパターンを読み出し、ソングモー
    ドが選択されたときは前記ソングテンポデータに基づく速度でパターンデータを
    読み出す手段を設けたことを特徴とする電子楽器。

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