JP2555283Y2 - 衝突検出器及びこの衝突検出器の診断装置 - Google Patents

衝突検出器及びこの衝突検出器の診断装置

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JP2555283Y2
JP2555283Y2 JP4203192U JP4203192U JP2555283Y2 JP 2555283 Y2 JP2555283 Y2 JP 2555283Y2 JP 4203192 U JP4203192 U JP 4203192U JP 4203192 U JP4203192 U JP 4203192U JP 2555283 Y2 JP2555283 Y2 JP 2555283Y2
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JP
Japan
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coil spring
collision detector
permanent magnet
cylindrical body
reed switch
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Application number
JP4203192U
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English (en)
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JPH062241U (ja
Inventor
和則 甚野
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両等に取付けられ
て、車両に加わる加速度を検出する衝突検出器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭50−141044
号公報などに開示されるリードスイッチとスプリング及
びリングマグネットで構成された衝突検出器では、図4
に示すように、リードスイッチ5の作動確認を診断する
ために、リングマグネット4が加速度を受けて移動し、
ストッパ部6にて停止する側のハウジング1の外部に電
磁石15を設置し、当該電磁石を外部から電圧を印加し
働かせることにより、リングマグネット4をストッパ部
6側に移動させ、引き付けておくことにより、衝突検出
器20に規定加速度が印加されたことと同一状態に保持
し、この状態で、リードスイッチ5に接続されているリ
ードピン9a,9b間の導通を測定することにより、リ
ードスイッチ5の作動確認を行なっていた(例えば、特
開平3−214531号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この様な、従来の衝突
検出器ではハウジング外部に電磁石を設置していたが、
リングマグネットを移動させるために、電磁石が大型と
なり、故に衝突検出器の外形も大きくなる。また、衝突
検出器以外に電磁石を必要とするために、構成部品が増
加するという問題があった。
【0004】それ故に、本考案の目的は、上記の問題点
を解決するために、ハウジング外部に設置する電磁石を
削除し、衝突検出器の基本構成部品であるスプリングを
電磁石として用いて構成部品を削減し、衝突検出器の外
形を小型にすることを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、上述の目的を達
成するために第1の本考案は、円筒体上に配置されたコ
イルスプリングによって付勢され、且つ所定値以上の加
速度が作用した場合にコイルスプリングの付勢力に抗し
て移動する円環状の永久磁石と、この永久磁石の接近に
伴う永久磁石の磁力により作動するリードスイッチとを
有する衝突検出器において、前記円筒体の両端部にコイ
ルスプリングの端部と接触する電極部を備えたものであ
る。
【0006】第2の本考案は、両端部にコイルスプリン
グの端部と接触する電極部を備えた円筒体と、この円筒
体上に配置されたコイルスプリングによって付勢され、
且つ所定値以上の加速度が作用した場合にコイルスプリ
ングの付勢力に抗して移動する円環状の永久磁石と、こ
の永久磁石の接近に伴う永久磁石の磁力により作動する
リードスイッチとから成る衝突検出器と、電極部を介し
てコイルスプリングに通電し電磁力を発生するスイッチ
ング手段と、このスイッチング手段を制御してリードス
イッチの動作を確認する制御回路とを備えたものであ
る。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例について図1〜図3
に従って以下説明する。
【0008】図1は、本考案の衝突検出器の断面図であ
り、円筒体2の外側に設置されているコイルスプリング
(以下、スプリングと称す)3は、円環状の永久磁石
(以下、リングマグネットと称す)4を一方向に付勢す
るバネとしての機能と、電磁石のコイルとしての機能を
合わせ盛った金属とし、スプリング3の一端は、ストッ
パ部6側で円筒体2に固定され、リード線8aを介して
ハウジング1の外部に電気的に導出される。また、スプ
リング3の他端は、加速度が印加されない静止状態でリ
ングマグネット4をストッパ部6と対向するハウジング
1の内側に静止させておくとともに、円筒体2の外周面
に環状に埋設された電極7と接触している。円筒体2の
内部には、リードスイッチ5と、リード線8a,8b、
リードピン9a,9bが絶縁性の充填剤10により固定
されている。リード線8bは電極7と接続されており、
ハウジング1の外部に導出されている。リードピン9
a,9bは、リードスイッチの接点を外部へ導出するた
めのものである。
【0009】次に、本考案の動作原理について説明す
る。
【0010】今、図1に示すように衝突検出器20にお
いて、矢印方向に所定の値以上の加速度が加わると、慣
性力がスプリング3の付勢力以上となり、リングマグネ
ット4がストッパ部6側に移動し、リングマグネット4
の発生する磁界によりリードスイッチ5の接点が接触
し、リード線9a,9bが導通する。
【0011】次に、リード線8a,8b間に直流電流を
通電することにより、図2に示すような磁力線がスプリ
ング3に発生する。発生する磁力線の強さは、通電する
直流電流に比例するので、リングマグネット4の発生す
る磁界の強さと同一となるような直流電流を通電するこ
とにより、リングマグネット4がストッパ部6側に移動
したのと同じ結果となり、リードスイッチ5の接点が接
触し、リード線9a,9b間が導通し、リードスイッチ
5の動作が確認できる。
【0012】さらに、図3に本考案の診断装置の略ブロ
ック図を示す。
【0013】図3において先ず、CPU11によりスイ
ッチング手段(以下、スイッチと称す)12を介して、
スプリング3に直流電流を通電させると、図2に示すよ
うな磁力線がスプリング3に発生し、リードスイッチ5
の接点が閉じる。この時、リードスイッチ5には、リー
ドピン9aとCPU11により制御されるトランジスタ
13を介して直流電圧が印加されており、また、リード
ピン9bもCPU11により制御されるトランジスタ1
4を介して接地されており、スイッチ12がONした時
と同時にトランジスタ14をONにするようにCPU1
1が制御するものとする。ここで、リードスイッチ5の
一端の電圧をリードピン9aを介して常時CPU11が
監視していれば、リードスイッチ5の動作を確認できる
ので、衝突検出器20の自己診断が行なえる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、衝突検出
器の基本構成部品であるスプリングを電磁石として用い
ることにより、ハウジング外部に設置する電磁石を必要
とせず、故に衝突検出器を小型化することができる。
【0015】さらに、外部の電磁石が不要のため価格を
安く提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衝突検出器の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】図1に係わる動作説明図である。
【図3】本考案の衝突検出器の診断装置の一実施例を示
す略ブロック図である。
【図4】従来の衝突検出器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 円筒体 3 コイルスプリング(スプリング) 4 永久磁石(リングマグネット) 5 リードスイッチ 6 ストッパ部 7 電極 8a,8b リード線 9a,9b リードピン 10 充填剤 11 CPU 12 スイッチング手段(スイッチ) 13、14 トランジスタ 15 電磁石 20 衝突検出器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−48169(JP,A) 特開 平4−256862(JP,A) 特開 平3−214531(JP,A) 特開 平5−147493(JP,A) 特開 平5−333041(JP,A) 特開 平3−239964(JP,A) 特開 平1−134270(JP,A) 実開 平4−136576(JP,U) 特表 平3−504535(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒体上に配置されたコイルスプリング
    によって付勢され、且つ所定値以上の加速度が作用した
    場合にコイルスプリングの付勢力に抗して移動する円環
    状の永久磁石と、この永久磁石の接近に伴う永久磁石の
    磁力により作動するリードスイッチとを有する衝突検出
    器において、 前記円筒体の両端部にコイルスプリングの端部と接触す
    る電極部を備えたことを特徴とする衝突検出器。
  2. 【請求項2】 両端部にコイルスプリングの端部と接触
    する電極部を備えた円筒体と、この円筒体上に配置され
    たコイルスプリングによって付勢され、且つ所定値以上
    の加速度が作用した場合にコイルスプリングの付勢力に
    抗して移動する円環状の永久磁石と、この永久磁石の接
    近に伴う永久磁石の磁力により作動するリードスイッチ
    とから成る衝突検出器と、 電極部を介してコイルスプリングに通電し電磁力を発生
    するスイッチング手段と、 このスイッチング手段を制御してリードスイッチの動作
    を確認する制御回路とを備えたことを特徴とする衝突検
    出器の診断装置。
JP4203192U 1992-06-18 1992-06-18 衝突検出器及びこの衝突検出器の診断装置 Expired - Lifetime JP2555283Y2 (ja)

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JPH062241U JPH062241U (ja) 1994-01-14
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