JP3028608B2 - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JP3028608B2
JP3028608B2 JP2405800A JP40580090A JP3028608B2 JP 3028608 B2 JP3028608 B2 JP 3028608B2 JP 2405800 A JP2405800 A JP 2405800A JP 40580090 A JP40580090 A JP 40580090A JP 3028608 B2 JP3028608 B2 JP 3028608B2
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JP
Japan
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longitudinal direction
cylindrical body
magnetized
acceleration sensor
electrodes
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龍 佐藤
紘利 前田
一夫 吉村
茂 下薗
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加速度センサに係り、特
に車両の衝突時などに生じる大きな速度変化を検知する
のに好適な加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加速度センサとして、USP 4,82
7,091 号には、導電材料よりなる筒体と、該筒体の内部
に筒体長手方向移動自在に装入された帯磁慣性体と、該
帯磁慣性体の少なくとも該筒体長手方向の一端側の端面
に設けられた導電体と、該筒体の長手方向の一端側に配
置されており、帯磁慣性体の該導電体が接触することに
より該導電体を介して導通される1対の電極と、該筒体
の長手方向の他端側に配置されており、該帯磁慣性体と
磁気的に吸引し合う磁性材料よりなる吸引体と、を備え
たものが記載されている。
【0003】この加速度センサにおいては、帯磁慣性体
は吸引体と吸引し合っており、加速度センサに加速度が
全く又は殆ど加えられていないときには、帯磁慣性体は
筒体内の他端側に静止している。
【0004】この加速度センサにある程度大きな加速度
が加えられると、帯磁慣性体が吸引体との吸引力に抗し
つつ移動する。そして、帯磁慣性体が移動しつつあると
きには、この筒体に誘導電流が流れ、帯磁慣性体に対し
移動方向と反対方向に付勢する磁力が与えられ、帯磁慣
性体にブレーキがかけられた状態となり、その移動速度
が減少される。
【0005】加速度が所定値(閾値)よりも小さいとき
には、帯磁慣性体は筒体の先端までは到達せず、中途ま
で移動したところで停止し、次いで吸引体との吸引力に
より他端側まで引き戻される。
【0006】加速度が所定値(閾値)よりも大きいとき
(即ち、例えば、この加速度センサが搭載されている車
両が衝突したときなど)には、帯磁慣性体は筒体の一端
側にまで到達する。そして、帯磁慣性体の先端面の導電
層が1対の電極の双方に接触して電極同志を導通する。
予め電極間に電圧をかけておくと、電極同志が短絡した
時点で電極間に電流が流れる。この電流により、車両が
衝突したことが検出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、加速度セ
ンサに加速度が全く又は殆ど加えられていない状態にあ
っては、帯磁慣性体は吸引体と磁気的に吸引し合うこと
により筒体内の他端側(以下、後退限ということがあ
る。)に静止している。
【0008】従来の加速度センサにおいては、この後退
限は一律に定まっており、該後退限を調節することはで
きず、従って閾値の調整もできなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の加速度センサ
は、導電材料よりなる筒体と、該筒体の内部に筒体長手
方向移動自在に装入された帯磁慣性体と、該帯磁慣性体
の少なくとも該筒体長手方向の一端側の端面に設けられ
た導電体と、該筒体の長手方向の一端側に配置されてお
り、帯磁慣性体の該導電体が接触することにより該導電
体を介して導通される1対の電極と、該筒体の長手方向
の他端側に配置されており、該帯磁慣性体と磁気的に吸
引し合う磁性材料よりなる吸引体と、を備えた加速度セ
ンサにおいて、前記筒体の長手方向の他端側に、前記帯
磁慣性体の該他端方向への移動限を定めるストッパを該
筒体長手方向へ進退可能に設けたことを特徴とするもの
である。
【0010】
【作用】かかる本発明の加速度センサにおいては、スト
ッパの位置調節を行なうことにより、帯磁慣性体の後退
限を調節でき、従って検出加速度の閾値の調整も可能と
なる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。
【0012】第1図は本発明の実施例に係る加速度セン
サの筒体長手方向の断面図である。
【0013】第1図において、合成樹脂など非磁性材料
よりなる筒状のボビン10の内部に銅合金製の筒体12
が保持されており、該筒体12の内部に帯磁慣性体(マ
グネットアッセンブリ)14が装入されている。このマ
グネットアッセンブリ14は円柱形状の永久磁石(マグ
ネット)16と、該マグネット16を含む銅などの非磁
性導電材料製の有底無蓋の円筒状のケース18と、該ケ
ース18内にマグネット16を保持しておくための合成
樹脂製パッキング20とを備えている。このマグネット
アッセンブリ14は前記筒体12の内部に筒体12の長
手方向移動自在に嵌入されている。
【0014】ボビン10は、その一端が筒体12の内部
に入り込む装入部22となっており、該装入部22の先
端部分にはねじ孔22aが設けられている。24はスト
ッパであり、このねじ孔22aに螺合したスクリュシャ
フト24a、該スクリュシャフト24aの先端に設けら
れたプレート24bにより構成されている。
【0015】この装入部22の先端の側方向の位置にお
いては、ボビン10に1対のフランジ26,28が突設
されており、これらフランジ26,28に挟まれて鉄な
どの磁性材料よりなるリング状の吸引体(リターンワッ
シャ)30が設けられている。
【0016】ボビン10には、さらに別のフランジ32
が設けられており、前記フランジ28と該フランジ32
との間にコイル34が巻装されている。ボビン10の他
端側においてはさらに別のフランジ36が設けられてお
り、このフランジ36にコンタクトホルダ38が取り付
けられている。
【0017】このコンタクトホルダ38は、合成樹脂製
のものであり、1対の電極40,42が埋設されてい
る。電極40,42の先端側はコンタクトホルダ38の
中央部の開口44内に突出しており、かつ電極40,4
2の先端側は円弧状に湾曲し、その一部が筒体12の先
端面とほぼ面一となるように位置されている。
【0018】図示はしないが、電極40,42の後端側
にはリード線が接続され、電極40,42の間に電圧を
印加可能としている。
【0019】このように構成された加速度センサにおい
て、外力が加えられない状態においては、マグネットア
ッセンブリ14はリターンワッシャ30と吸引し合うこ
とにより、該マグネットアッセンブリ14の後端がスト
ッパ24のプレート24bに当接する図示の後退限に位
置している。矢印A方向に外力が作用すると、マグネッ
トアッセンブリ14はリターンワッシャ30との吸引力
に抗しつつ矢印A方向に移動する。この移動に伴って、
銅合金製の筒体12には誘導電流が流れ、この誘導電流
によって生ずる磁界がマグネットアッセンブリ14に対
し移動方向と反対方向の磁力を与え、マグネットアッセ
ンブリ14にブレーキがかけられる。
【0020】加速度センサに加えられる外力が小さい場
合には、マグネットアッセンブリ14が筒体12の途中
に到達した段階で停止し、やがてリターンワッシャ30
とマグネットアッセンブリ14との吸引力によりマグネ
ットアッセンブリ14は第1図の後退限まで戻る。
【0021】車両衝突時等に発生する大きな外力が矢印
A方向に加えられると、マグネットアッセンブリ14は
筒体12の先端まで前進し、電極40,42に接触す
る。そうすると、マグネットアッセンブリ14の導電材
料製のケース18が電極40,42を短絡し、両電極4
0,42間に電流が流れる。これにより、予定された閾
値よりも大きな加速度変化が生じたことが検知され、車
両衝突が検知される。
【0022】なお、前記コイル34はこの加速度センサ
の作動チェックを行なうためのものである。即ち、この
コイル34に通電すると、マグネットアッセンブリ14
を矢印A方向に付勢する磁界が該コイル34から発生
し、マグネットアッセンブリ14は筒体12の先端まで
前進し、電極40,42を短絡する。このようにコイル
34に通電を行なってマグネットアッセンブリ14を強
制的に移動させることにより、マグネットアッセンブリ
14が正常に進退し得るか否か、そして、電極40,4
2が短絡され得るか否かをチェックすることができる。
【0023】しかして、本実施例においては、前記の通
りストッパ24が筒体12の長手方向に進退自在とされ
ており、スクリュシャフト24aを回転させることによ
りマグネットアッセンブリ14の後退限を調節すること
ができる。従って、この後退限を調節することにより検
出加速度の閾値を調整できる。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明の加速度センサは帯
磁慣性体の後退限を調節できるので、車両衝突を判断す
る加速度閾値の調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明の実施例に係る加速度センサの
断面図である。
【符号の説明】
10 ボビン 12 筒体 14 マグネットアッセンブリ (帯磁慣性体) 16 マグネット 24 ストッパ 24a スクリュシャフト 30 リターンワッシャ(吸引体) 34 コイル 40 電極 42 電極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−281524(JP,A) 実開 昭50−98773(JP,U) 実開 昭49−136271(JP,U) 国際公開90/3580(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 15/135 H01H 35/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電材料よりなる筒体と、該筒体の内部
    に筒体長手方向移動自在に装入された帯磁慣性体と、該
    帯磁慣性体の少なくとも該筒体長手方向の一端側の端面
    に設けられた導電体と、該筒体の長手方向の一端側に配
    置されており、帯磁慣性体の該導電体が接触することに
    より該導電体を介して導通される1対の電極と、該筒体
    の長手方向の他端側に配置されており、該帯磁慣性体と
    磁気的に吸引し合う磁性材料よりなる吸引体と、を備え
    た加速度センサにおいて、前記筒体の長手方向の他端側
    に、前記帯磁慣性体の該他端方向への移動限を定めるス
    トッパを該筒体長手方向へ進退可能に設けたことを特徴
    とする加速度センサ。
JP2405800A 1990-12-25 1990-12-25 加速度センサ Expired - Lifetime JP3028608B2 (ja)

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