JP2555154Y2 - 車載用スピーカシステム - Google Patents

車載用スピーカシステム

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JP2555154Y2
JP2555154Y2 JP546692U JP546692U JP2555154Y2 JP 2555154 Y2 JP2555154 Y2 JP 2555154Y2 JP 546692 U JP546692 U JP 546692U JP 546692 U JP546692 U JP 546692U JP 2555154 Y2 JP2555154 Y2 JP 2555154Y2
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JP
Japan
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speaker
bass
rear tray
magnetic circuit
vehicle
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JP546692U
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English (en)
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JPH0558498U (ja
Inventor
広邦 山内
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車載用スピーカシステ
ムに係わり、特に、低域を増強する車載用スピーカシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】低域を増強する車載用スピーカシステム
として、低音用スピーカをリアートレイの穴に向けて伏
せるように配置したものが特開平3−277297号公
報に提案されている。低音用スピーカをこのように配置
するとトランクルームは実質的なエンクロージャーとし
て機能し、低音域が増強される。
【0003】低音域をさらに増強するために、低音用ス
ピーカを2つ並べて配置したものがあったが、両方のス
ピーカともリアートレイに対して磁気回路を下側として
配置しており、フレーム同士が同一平面内にあるためス
ピーカケースが大きくなるという問題があった。また、
リアートレイの穴が小さい場合には、片方のスピーカに
対するトランクルームに連なる通路が塞がれトランクル
ームをエンクロージャーとして使用できなくなるという
問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】この考案は上記した
点に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、低音用の2つのスピーカを用い、また、トランク
ルームをエンクロージャーとして使用することにより低
音域が十分に増強される車載用スピーカシステムを提供
することにある。
【0005】また、この考案の他の目的は、リアートレ
イの穴が小さい場合にも2つのスピーカに対してトラン
クルームをエンクロージャーとして使用することが可能
な車載用スピーカシステムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案の車載用スピー
カシステムは、1つのチャンネルに2つの低音用スピー
カを備えた車載用スピーカシステムにおいて、一方の低
音用スピーカをリアートレイに対して磁気回路を上側と
して配置し、他方の低音用スピーカをリアートレイに対
して磁気回路を下側として配置し、夫々の低音用スピー
カの振動板とトランクルームとが連通するようにリアー
トレイに穴を設け、夫々の低音用スピーカをアンプ出力
線に互いに逆極に接続したものである。
【0007】さらに、この考案の車載用スピーカシステ
ムは、1つのチャンネルに2つの低音用スピーカまたは
1つの低音用スピーカと1つの中音用スピーカとを備え
た車載用スピーカシステムにおいて、前記2つの低音用
スピーカまたは1つの低音用スピーカと1つの中音用ス
ピーカとの組みの一方のスピーカをリアートレイに対し
て磁気回路を上側として配置し、他方のスピーカをリア
ートレイに対して磁気回路を下側として配置し、リアー
トレイの磁気回路を上側として配置したスピーカの振動
板と対向する位置に穴を設け、スピーカケースの底面と
リアートレイとの間に隙間を設け、この隙間を通して前
記リアートレイの穴と他方のスピーカとを連通させたも
のである。
【0008】
【作用】この考案の車載用スピーカシステムによれば、
2つの低音用スピーカまたは1つの低音用スピーカと1
つの中音用スピーカの組みは互いに逆向きに配置される
ため、フレーム同士が干渉せずスピーカケースを小さく
することができる。
【0009】また、夫々のスピーカの振動板とトランク
ルームとが連通しているので、トランクルームがエンク
ロージャとして機能し、低域が増強されるが、この効果
は2つの低音用スピーカを用いることによりさらに高め
られる。
【0010】2つの低音用スピーカは逆向きに配置され
るが、アンプ出力線に互いに逆極に接続されているので
音は同相に放射され、干渉して打消し合うことはない。
【0011】また、スピーカケースの底面とリアートレ
イとの間に隙間を設けた場合は、リアートレイの穴が小
さく2つのスピーカの振動板の位置をカバーできないと
きにも両方のスピーカがトランクルームと連通される。
【0012】
【実施例】この考案の実施例である車載用スピーカシス
テムを図面に基づいて説明する。図1はこの考案の第1
の実施例である車載用スピーカシステムを示す断面図で
ある。
【0013】図において、1はスピーカケースであり、
低音用スピーカ3が磁気回路を上にして取り付けられ、
低音用スピーカ4が磁気回路を下にして取り付けられて
いる。 スピーカケース1下面の低音用スピーカ3およ
び低音用スピーカ4の振動板と対向する部分は開放され
ており、スピーカケース1は図示のようにリアートレイ
2の穴2aを覆うようにリアートレイ2に取り付けられ
る。
【0014】低音用スピーカ3と低音用スピーカ4の振
動板はトランクルームと連通し、トランクルームがエン
クロージャとして利用される。スピーカケース1上面の
低音用スピーカ3および低音用スピーカ4と対向する部
分には穴1aおよび1bが設けられ、これらの穴から音
が車室内に放射される。
【0015】上記2つのスピーカは逆向きに配置されて
いるが、アンプ出力線と逆極に接続されているので音は
同相となって車室内に放射される。
【0016】このように、2つの低音用スピーカが用い
られるので、トランクルームのエンクロージャとしての
機能と相乗して大きい低域増強効果が得られる。
【0017】また、2つの低音用スピーカの口径、イン
ピーダンス、振動系の機械的特性、磁気回路の特性、音
の出口の形状等を変えることにより、任意の特性の音を
出すことが可能となる。
【0018】低音用スピーカ3は磁気回路が上にあるの
で、音響フイルタとして作用し高域がカットされるが、
スピーカケース1の穴1aを塞ぎ、穴1bから音を放射
するようにすれば、さらに、高域をカットすることがで
きる。
【0019】中音用スピーカおよび高音用スピーカは図
示していないが、スピーカケース1の側面に車室前方に
向けて取付けてもよく、また、別のスピーカケースに取
付けるようにしてもよい。
【0020】図2はこの考案の第2の実施例である車載
用スピーカシステムを示す断面図である。
【0021】図において、1はスピーカケースであり、
低音用スピーカ3が磁気回路を上にして取り付けられ、
中音用スピーカ5が磁気回路を下にして取り付けられて
いる。 スピーカケース1下面の低音用スピーカ3およ
び中音用スピーカ5の振動板と対向する部分は開放され
ており、スピーカケース1の底面はリアートレイ2と隙
間6が開くようにリアートレイ2に取り付けられる。ま
た、リアートレイ2の穴2bは低音用スピーカ3の振動
板と対向している。
【0022】低音用スピーカ3と中音用スピーカ5の振
動板はトランクルームと連通し、トランクルームがエン
クロージャとして利用される。スピーカケース1上面の
低音用スピーカ3および中音用スピーカ5と対向する部
分には穴1aおよび1bが設けられ、これらの穴から音
が車室内に放射される。
【0023】低音用スピーカ3は磁気回路が上にあるの
で、高域がカットされるが、スピーカケース1の穴1a
を塞ぎ、穴1bから音を放射するようにすれば、さら
に、高域をカットすることができる。
【0024】この実施例では、リアートレイ2の穴が小
さい場合でもリアートレイを追加加工することなくスピ
ーカを取付けることができる。
【0025】実施例は以上のように構成されているが考
案はこれに限られず、例えば、スピーカケースを用いず
にスピーカを直接リアートレイに取付けることも可能で
ある
【0026】。
【考案の効果】この考案の車載用スピーカシステムによ
れば、トランクルームをエンクロジャーとして利用し、
また、低音用スピーカを2個用いることができるので低
域が増強され、2つのスピーカの特性を変えることによ
り任意の特性の音を出すことができる。さらに、磁気回
路を上にして取付けられたスピーカは高域がカットされ
る。
【0027】2つのスピーカは逆向きに取付けられるの
でスピーカケースを用いる場合、その寸法を小さくする
ことができる。
【0028】さらに、スピーカケースの底面とリアート
レイとの間に隙間を設けた場合は、リアートレイの穴が
小さく2つのスピーカの振動板の位置をカバーできない
ときにもリアートレイを再加工することなく両方のスピ
ーカをトランクルームと連通させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例である車載用スピーカ
システムを示す断面図である。
【図2】この考案の第2の実施例である車載用スピーカ
システムを示す断面図である。
【符号の説明】
1 スピーカケース 2 リアートレイ 3 低音用スピーカ 4 低音用スピーカ 5 中音用スピーカ 6 隙間

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのチャンネルに2つの低音用スピー
    カを備えた車載用スピーカシステムにおいて、一方の低
    音用スピーカをリアートレイに対して磁気回路を上側と
    して配置し、他方の低音用スピーカをリアートレイに対
    して磁気回路を下側として配置し、夫々の低音用スピー
    カの振動板とトランクルームとが連通するようにリアー
    トレイに穴を設け、夫々の低音用スピーカをアンプ出力
    線に互いに逆極に接続したことを特徴とする車載用スピ
    ーカシステム。
  2. 【請求項2】 1つのチャンネルに2つの低音用スピー
    カまたは1つの低音用スピーカと1つの中音用スピーカ
    とを備えた車載用スピーカシステムにおいて、前記2つ
    の低音用スピーカまたは1つの低音用スピーカと1つの
    中音用スピーカとの組みの一方のスピーカをリアートレ
    イに対して磁気回路を上側として配置し、他方のスピー
    カをリアートレイに対して磁気回路を下側として配置
    し、リアートレイの磁気回路を上側として配置したスピ
    ーカの振動板と対向する位置に穴を設け、スピーカケー
    スの底面とリアートレイとの間に隙間を設け、この隙間
    を通して前記リアートレイの穴と他方のスピーカとを連
    通させたことを特徴とする車載用スピーカシステム。
JP546692U 1992-01-17 1992-01-17 車載用スピーカシステム Expired - Lifetime JP2555154Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0558498U JPH0558498U (ja) 1993-08-03
JP2555154Y2 true JP2555154Y2 (ja) 1997-11-19

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