JP2554979Y2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP2554979Y2
JP2554979Y2 JP1990127976U JP12797690U JP2554979Y2 JP 2554979 Y2 JP2554979 Y2 JP 2554979Y2 JP 1990127976 U JP1990127976 U JP 1990127976U JP 12797690 U JP12797690 U JP 12797690U JP 2554979 Y2 JP2554979 Y2 JP 2554979Y2
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JP
Japan
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brake hose
frame
notch
vehicle
muffler
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JP1990127976U
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JPH0483988U (ja
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哲也 大石
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、排気管系の近傍位置にブレーキホースを配
管し、前記排気管系及びブレーキホースを覆うフレーム
カバーを配設するようにした自動二輪車に関するもので
ある。
b.従来の技術 エキゾーストパイプやマフラー等の排気管系を車枠の
中(車体フレームによって取囲まれた領域の中)に通す
ようにした自動二輪車にあっては、配管スペースの制約
上、ブレーキホースが排気管系の近くを通るような配管
構成になる場合がある。
また、この種の自動二輪車では、通常、排気管系やブ
レーキホース等を覆い隠して外観性の向上を図ると共
に、これらの部材への泥跳ね防止等を図るために、車体
フレームの側面にフレームカバー(サイドカバー)を取
付けるようにしている。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述の如き従来の自動二輪車の場合に
は、マフラー等とブレーキホースとが近接しているた
め、マフラー等から発せられる熱によってブレーキホー
スが直接的に熱せられて温度が高くなってしまう不都合
を生じる。その上、フレームカバーは単なる平板状のも
のであるため、左右両側のフレームカバー間に熱がこも
ってしまい、ブレーキホースの熱が外部へ逃げずに過熱
状態のままになってしまうおそれがある。そのような事
態を生じると、ブレーキホースの材質劣化を来たす結
果、ブレーキホースの寿命が短かくなるという問題を生
じる。
そこで、このような問題を解消するために、排気管系
に近接するブレーキホース部分を断熱材で囲むことによ
ってブレーキホースの保護を図るようにしたものであ
る。しかし、この場合には、ブレーキホースの周辺温度
が高ければそれだけ多くの断熱材を使用しなければなら
ないため、費用が高くなるという経済上の不都合があ
る。
なお、エンジン等の熱を外部へ逃がすための開口をエ
ンジンカバー等に設けるような提案は従来よりなされて
いるものの、排気管系とブレーキホースとの近接箇所
(特に、マフラーとブレーキホースとの交点箇所)にお
けるブレーキホースの過熱防止のための工夫は何らなさ
れていないのか実状である。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、構成が簡単で安価であるにも拘わら
ず、最も熱くなるマフラーとブレーキホースとの交点箇
所におけるブレーキホース部分の冷却を行ない得て、ブ
レーキホースの材質劣化を防止できるように構成した自
動二輪車を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案では、パイプ材
から成る車体フレームによって取囲まれた車枠内で車両
前後方向に延びるように配管されたマフラーと、前記車
体フレームの下部に配置されるブレーキマスタシリンダ
と前記車体フレームの上部に配置されるオイルリザーバ
タンクとの間に連結されかつ車両上下方向に延びるよう
に配管されたブレーキホースと、前記車体フレームの後
部の外側箇所に配置されたフレームカバーとをそれぞれ
具備し、前記マフラー及びブレーキホースの外側箇所を
前記フレームカバーで覆って成る自動二輪車において、
前記マフラー及びブレーキホースの交点よりも前方側で
あってかつその近傍の箇所に対応配置されるフレームカ
バー部分に、前記ブレーキホースに沿って車両上下方向
に延びる切欠き部を形成すると共に、前記切欠き部より
前方側のフレームカバー部分の外側面を、前記切欠き部
より後方側のフレームカバー部分の外側面に対して、前
記切欠き部の幅以上に前記車枠の内側に向けて凹状に屈
曲させることにより前記フレームカバーの一部分に凹部
を設け、この凹部内にある前記切欠き部を前記マフラー
とブレーキホースとの交点箇所に対応配置するようにし
ている。
以下、本考案の一実施例に付き図面を参照して説明す
る。
第1図は自動二輪車における排気管系1及びブレーキ
ホース2の配管構成を示すものである。第1図におい
て、3はパイプ材から成る車体フレームであって、車体
フレーム3によって取囲まれた領域内すなわち車枠内
に、エキゾーストパイプ4及びマフラー5を連結して成
る排気管系1が配置されている。そして、車体フレーム
3のアッパフレーム部3aに取付けられたオイルリザーブ
タンク6と車体フレーム3のロアフレーム部3bに取付け
られたマスターシリンダ7との間にブレーキホース2が
連結されており、このブレーキホース2が車枠内に配置
されると共にその一部がマフラー5の近傍箇所を通るよ
うに配管されている。
また、排気管系1及びブレーキホース2への泥跳ねの
防止並びに車体の外観性向上等のために、左右一対のフ
レームカバー(サイドカバー)9a,9bが車体フレーム3
の後部両側に取付けられている。そして、これら一対の
フレームカバー9a,9bのうち、マフラー5とブレーキホ
ース2とが近接されている箇所すなわちマフラー5とブ
レーキホース2との交点箇所Aに近い側のフレームカバ
ー9aには第1図において斜線で示す所定部分にブレーキ
ホースに沿って車両上下方向に延びる切欠き部10が形成
されている。そして、この切欠き部10の幅以上にフレー
ムカバー9aの一部分が車枠の内側に向けて凹状に屈曲さ
れて凹部が設けられており、この凹部内に前記切欠き部
10が配置されている。すなわち、切欠き部10より前方側
のフレームカバー9a部分の外側面が、この切欠き部10よ
り後方側のフレームカバー9a部分の外側面に対して、切
欠き部の幅以上に車枠の内側に向けて凹状に屈曲され、
この凹部を形成する段差部(車幅面にほぼ平行な平面)
11に切欠き部10が形成されている。具体的には、フレー
ムカバー9aにおいて、マフラー5とブレーキホース2と
の交点箇所Aの近傍部分であって前記交点箇所Aの車体
前方側の部分に、第2図に示す如く車体中央側に屈曲さ
れた段差部11が設けられており、この段差部11の一部が
窓状に切欠かれて切欠き部10が形成されている。そし
て、この切欠き部10は、車体前後方向において前記交点
箇所Aに対応するように配設されている。
かくして、従来では第2図において一点鎖線で示すよ
うに滑らかな連続面12にてフレームカバー9a,9bを成形
しているのに対し、本例の場合には既述の如き切欠き部
10を設けるようにしたので、車両走行時には、フレーム
カバー9aの切欠き部10を通してフレームカバー9a,9b間
の車体中央部内に外気(走行風)が導入されることとな
り、車体中央部のうち特に前記交点箇所Aが冷却され
る。従って、排気管系2が排気ガスにて高温になって
も、ブレーキホース2の過熱が防止されることとなる。
その結果、ブレーキホース2の材質劣化を防ぐことがで
き、ブレーキホース2の長寿命化を図ることができる。
なお、上述の如く切欠き部10をフレームカバー9aに設
けるようにすれば、ブレーキホース2の温度を低くでき
るので、ブレーキホース2の温度上昇の防止をより一層
効果的に行なうために断熱材をブレーキホース2の周囲
に配設する場合にも、断熱材の量を節約でき、コスト面
で有利となる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既
述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的
思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、切欠き部10の形状は各種に変形可能であり、
また、切欠き部10の周縁にブレーキホース2の側に屈曲
する切起し片(屈曲片)を設けて前記近傍箇所Aの冷却
をより一層効果的に行なわしめるように構成することも
可能である。
e.考案の効果 以上の如く、本考案は、ブレーキホースに沿って車両
上下方向に延びる切欠き部をフレームカバーに形成し
て、この切欠き部の幅以上にフレームカバーを車枠の内
側に向けて凹状に屈曲させて凹部を設け、この切欠き部
をマフラーとブレーキホースとの交点箇所に対応配置す
るようにしたものてあるから、走行風がフレームカバー
の凹部内に入り易くなって切欠き部を通して走行風を車
枠内に効果的に取り入れることができ、しかも最も熱く
なるマフラーとブレーキホースとの交点箇所を効果的に
冷却して得てブレーキホースの過熱を防止することがで
きる。そのため、ブレーキホースの材質劣化に伴ってそ
の寿命が短かくなるような不都合を来たすことがなく、
ブレーキホースの長寿命化を図ることができる。
また、本考案によれば切欠き部の存在によってブレー
キホースが冷却されるため、ブレーキホースの周囲に過
熱防止用の断熱材を配設する場合でも、断熱材の量が少
なくて済み、従って低コストで済むという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
自動二輪車の要部側面図、第2図は第1図におけるII-I
I線断面図である。 1…排気管系、2…ブレーキホース、3…車体フレー
ム、4…エキゾーストパイプ、5…マフラー、9…フレ
ームカバー(サイドカバー)、10…切欠き部、11…段差
部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ材から成る車体フレームによって取
    囲まれた車枠内で車両前後方向に延びるように配管され
    たマフラーと、前記車体フレームの下部に配置されるブ
    レーキマスタシリンダと前記車体フレームの上部に配置
    されるオイルリザーバタンクとの間に連結されかつ車両
    上下方向に延びるように配管されたブレーキホースと、
    前記車体フレームの後部の外側箇所に配置されたフレー
    ムカバーとをそれぞれ具備し、前記マフラー及びブレー
    キホースの外側箇所を前記フレームカバーで覆って成る
    自動二輪車において、前記マフラー及びブレーキホース
    の交点よりも前方側であってかつその近傍の箇所に対応
    配置されるフレームカバー部分に、前記ブレーキホース
    に沿って車両上下方向に延びる切欠き部を形成すると共
    に、前記切欠き部より前方側のフレームカバー部分の外
    側面を、前記切欠き部より後方側のフレームカバー部分
    の外側面に対して、前記切欠き部の幅以上に前記車枠の
    内側に向けて凹状に屈曲させることにより前記フレーム
    カバーの一部分に凹部を設け、この凹部内にある前記切
    欠き部を前記マフラーとブレーキホースとの交点箇所に
    対応配置するようにしたことを特徴とする自動二輪車。
JP1990127976U 1990-11-30 1990-11-30 自動二輪車 Expired - Lifetime JP2554979Y2 (ja)

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