JP3185224B2 - 産業車両の作動油タンク取付構造 - Google Patents

産業車両の作動油タンク取付構造

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JP3185224B2 JP41229790A JP41229790A JP3185224B2 JP 3185224 B2 JP3185224 B2 JP 3185224B2 JP 41229790 A JP41229790 A JP 41229790A JP 41229790 A JP41229790 A JP 41229790A JP 3185224 B2 JP3185224 B2 JP 3185224B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトのよう
な産業車両に係り、詳しくは機台フレームに取り付けら
れる作動油タンクの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフォークリフトにおいては、機台
フレームの主体部をなす左右一対のサイドプレートは、
左右に一定間隔を置いて前後方向に平行に延在されてい
る。そして、作動油タンクはいずれか一方のサイドプレ
ートの外側面に溶接などによって固着したり、あるいは
サイドプレート自体を1つの壁面として一体に形成する
のが一般的となっており、また作動油タンクの外側壁面
が車体外板の一部を構成している。
【0003】ところで、リフトシリンダのような荷役機
器あるいはブレーキさらにはパワーステアリング等に用
いられる作動油は、繰り返し使用に伴い温度が相当に上
昇するが、その冷却はタンク壁面を通しての放熱による
のが普通となっており、そしてその放熱効果を高めるた
めに種々の提案がなされている。たとえば、その一例と
して実開平1−78698号公報を挙げることができ
る。上記公報に示された作動油タンクは、その一部を機
台フレームのサイドプレートから内側へ突出させるとと
もに、その突出端面に放熱フィンを設けることにより、
エンジンルーム内を流れる空気流を利用して冷却作用を
積極的に行わせるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、左右のサイ
ドプレート間にはエンジン等のパワートレーンのほか各
種の機能部品が収容配置されている関係でスペース的に
限られているものであって、そこに上記公報に示された
ような構成を採用したときは、空気の流通性に問題が生
ずる可能性がある。また、作動油タンクの油圧配管はサ
イドプレートの内側を通るような取り回しとなることか
ら、このことも空気の流通性を損なう原因の1つとなる
ほか、油圧配管の取り回し作業ならびにメンテナンス作
業が面倒になる。
【0005】なお、サイドプレートの内側に油圧配管を
しなければならない理由は、作動油タンクの外側壁面が
車体外板の一部を構成している関係でそれより外側には
配置できないこと、作動油タンク上面をステップとして
利用する関係でタンク上面配置とするには二重構造とし
なければならず、コスト高になる上にステップ高さが高
くなりすぎること、また作動タンク下面には最低地上高
さの関係で配置できないこと、によるものであり、これ
らの条件は上記公報のものに限らず従来一般についてい
えることである。
【0006】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、作動
油の冷却効果を高めることが可能で、しかも油圧配管の
取り回し作業等を楽に行うことの可能な産業車両の作動
油タンク取付構造を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、本発明に係る産業車両の作動油タンク取付構造は、
作動油タンクを機台フレームのサイドプレートから独立
した別体で形成し、同作動油タンクを前記サイドプレー
トの外側面に対しタンクブラケットを介して一定間隔を
置いて固定することにより作動油タンクとサイドプレー
トとの間に空気の流通空間を形成し、この流通空間には
油圧配管を通すとともに、前記タンクブラケットを前記
流通空間の少なくとも下部側を覆う配管保護部材とした
ものである。
【0008】
【作用】従って、上記のように構成された本発明の作動
油タンク取付構造によれば、作動油タンクとサイドプレ
ートとの間に空気の流通空間が存在することにより、作
動油タンクの壁面全体を外気に対する放熱面として利用
できるから、作動油を効率的に冷却することが可能とな
る。また、油圧配管の取り回し作業あるいはメンテナン
ス作業はサイドプレートの外側において楽に行われる。
そして、流通空間を利用して配置された油圧配管はタン
クブラケットにて保護される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。 (実施例1)まず、図1〜図3に示す実施例1について
説明する。本実施例における作動油タンク1は、図示の
ように機台フレームのサイドプレート2から独立した直
方体状の別体構造に形成され、タンクブラケット3を介
してサイドプレート2の外側面に対して一定の間隔を置
いて取り付けられており、このことによりサイドプレー
ト2の外側面と作動油タンク1の内側壁面1aとの間に
は車体の前後方向に平行な空気の流通空間4が形成され
ている。なお、作動油タンク1の外側壁面は従来と同様
に車体外板の一部を構成するものである。
【0010】前記タンクブラケット3は、図1に示すよ
うにコ字形をなす前後一対のブラケット本体3aと、そ
れら前後のブラケット本体3aにおける水平片の上下の
内面にそれぞれ横架されて溶接により固着された上下の
プレート3bと、それらを補強するリブ3cとにより前
後方向を長手方向とするほぼチャンネル状に形成されて
いる。そして、前記ブラケット本体3aの垂直片が作動
油タンク1の内側壁面1aに溶接により固着され、ブラ
ケット3a本体の水平片、プレート3b及びリブ3cの
各端面がサイドプレート2の外面側に溶接により固着さ
れている。なお、タンクブラケット3は、必要ならば角
筒形であっても差し支えない。
【0011】また、図2に示すように、作動油タンク1
に関する主たる油圧配管の1つである作動油汲み上げ用
の配管5は、一端が作動油タンク1の前側下部に接続さ
れており、該タンク前面を通って延長されるとともに、
他端が油圧ポンプ6に接続されている。このように、汲
み上げ用の配管5をタンク前面に接続したときは、油圧
ポンプ6までの配管距離を短縮することが可能となっ
て、管路抵抗を低減する上で有効となる。
【0012】一方、作動油戻り用の配管7は、汲み上げ
油に対する戻りの高温作動油の影響を考慮して、一端が
前記作動油の汲み上げ口から最も離れた後側上部に接続
され、他端がコントロールバルブ8のタンクポートに接
続されている。しかして、作動油戻り用の配管7は、前
記流通空間4を利用して配管されており、具体的には、
前記タンクブラケット3のチャンネル内を通るように配
管されている。すなわち、タンクブラケット3の、とく
に下側のプレート3bは、配管7を保護するための保護
部材として機能するようになっている。なお、本実施例
では、作動油タンク1に関する油圧配管のうち、上記し
た主要な配管5,7のみを図示しているが、主要配管以
外の配管についても必要に応じて前記流通空間4のタン
クブラケット3内を通して配管されるものである。
【0013】本実施例は、作動油タンク1を上述の如く
取り付けたものであり、従ってサイドプレート2から離
して設置された作動油タンク1は、外気との接触面積が
従来のサイドプレートに対する密着タイプあるいは一体
タイプのものに比べて増大され、しかもサイドプレート
2との間、つまり流通空間4が走行方向に対応すること
から、車両走行時においてこの流通空間4の通風によっ
て効果的に放熱されることになり、作動油の冷却作用が
効率良く行われる。
【0014】また、作動油タンク1をサイドフレーム2
から引き離し、この間を利用して作動油タンク1に関す
る油圧配管7を配置し得ることから、サイドプレート2
の外側から、配管7の取り回し作業あるいはメンテナン
ス作業を実施することが可能となる。しかも、油圧配管
7は下部にプレート3bが配置されるチャンネル状のタ
ンクブラケット3内を通され保護されている。このよう
に、本実施例によれば、配管7をサイドプレート2の外
側へ変更し得た結果、従来余儀無くされていたサイドプ
レート2の内側であるエンジンルーム内配管を廃止し得
ることになり、このことはラジエータに対する通気性を
向上できるとともに、エンジンルーム内のメンテナンス
作業を容易にし、かつ配管7をエンジン熱から保護する
上でも有効となる。
【0015】(実施例2)つぎに、本発明の実施例2を
図4に基づいて説明する。この実施例はサイドプレート
2に対する作動油タンク1の取り付けをボルト9を利用
しての着脱式としたものである。図示のように、タンク
ブラケット3のうち、前後一対のコ字形のブラケット本
体3aを作動油タンク1の内側壁面1aに溶接する一
方、前後方向に長い上下のプレート3bをサイドプレー
ト2の外側面に溶接し、そしてブラケット本体3aの水
平片をそれぞれプレート3bの上に乗せた状態でボルト
9を締め付けて固定する構成としたものであり、必要に
応じて離脱できる。
【0016】従って、この実施例によれば、前述の実施
例1の場合と同様の作用効果が得られることは勿論のこ
と、作動油タンク1の損傷時にあっては、該作動油タン
ク1の交換により対処したりあるいは作動油タンク1を
機台から外して修理することができる。また、機台フレ
ームの運搬時には、作動油タンク1を外してコンパクト
な状態で運搬することが可能となる。
【0017】なお、フォークリフトのような産業車両で
は、機台フレームの左右の一側には作動油タンク1を、
反対側には燃料タンクを設置するのが普通となっている
が、この燃料タンクに関して本発明の技術思想を適用し
ても何ら差し支えないものである。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
従来に比較して、作動油の冷却作用をより積極的に行な
うことのできる作動油タンク取付構造を提供することが
できる。また、作動油タンクに関する油圧配管を機台フ
レームのサイドプレートと作動油タンクとの間を利用し
た配置とすることにより、その取り回し作業やメンテナ
ンス作業をサイドプレートの外側から行い得るので、そ
れら作業の簡便化が図られる。しかも、上記配管は作動
油タンクの取付ブラケットにより保護される構成となっ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の産業車両の作動油タンク取
付構造を示す斜視図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく後部正面図である。
【図4】本発明の実施例2の産業車両の作動油タンク取
付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 作動油タンク 2 サイドプレート 3 タンクブラケット 4 空気の流通空間 5 汲み上げ用配管 7 戻り用配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 15/00 - 15/10 B66F 9/00 - 11/04 F15B 1/00 - 7/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油タンクを機台フレームのサイドプ
    レートから独立した別体で形成し、同作動油タンクを前
    記サイドプレートの外側面に対しタンクブラケットを介
    して一定間隔を置いて固定することにより作動油タンク
    とサイドプレートとの間に空気の流通空間を形成し、こ
    の流通空間には油圧配管を通すとともに、前記タンクブ
    ラケットを前記流通空間の少なくとも下部側を覆う配管
    保護部材とした産業車両の作動油タンク取付構造。
JP41229790A 1990-12-19 1990-12-19 産業車両の作動油タンク取付構造 Expired - Fee Related JP3185224B2 (ja)

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