JP2554906Y2 - ケーブル保持装置 - Google Patents

ケーブル保持装置

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JP2554906Y2
JP2554906Y2 JP7039092U JP7039092U JP2554906Y2 JP 2554906 Y2 JP2554906 Y2 JP 2554906Y2 JP 7039092 U JP7039092 U JP 7039092U JP 7039092 U JP7039092 U JP 7039092U JP 2554906 Y2 JP2554906 Y2 JP 2554906Y2
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仁一 林
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東光電子株式会社
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はケーブル保持装置に係
り、例えば工作機械、各種のプラント設備の電気配線に
用いるケーブルやコード(以下ケーブルと総称する。)
を保持するケーブル保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のケーブルは、ケーブル保持装置
で保持して工作機械やプラント設備等に接続される。従
来、このケーブル保持装置は、例えば図5に示すよう
に、外筒体1の内壁に支持段部3を設け、この支持段部
3に嵌めるように保護リング5を外筒体1の内側に挿入
し、外周にU字状の凹溝7を有するゴム製のシールリン
グ体9を保護リング5に当接するように外筒体1の内側
へ挿入し、外周にねじ溝11を形成した内筒体13を外
筒体1の内側ねじ溝15にねじ込むようにして挿入して
構成されている。
【0003】図5中の符号17は外筒体1の外周に設け
たフランジであり、符号19は図示しない例えば工作機
械に固定するために内筒体13から突出する固定部であ
って外周にねじ溝(図示せず)が形成されており、符号
21は内筒体13に設けたフランジである。これらフラ
ンジ17、21によって外筒体1や内筒体13が回転さ
れる。このようなケーブル保持装置は、外筒体1、シー
ルリング体9および内筒体13の内側にケーブル23
(図5では示さず)の挿入される挿入部25が形成さ
れ、図6に示すように、その挿入部25にケーブル23
を挿入するとともに、例えば外筒体1を内筒体13へ深
くねじ込んでシールリング体9を圧縮させ、このシール
リング体9の内側を湾曲するように山形に膨出させてケ
ーブル23の外周を挟み、シール保持するように使用さ
れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のケーブル保持装置では、1個の凹溝7を有す
るシールリング体9を内筒体13と支持段部3間で圧縮
させ、このシールリング体9の内側に形成した1個の山
形膨出部27でケーブル23の外周を挟んでこれをシー
ル保持するから、ケーブル23の保持が不十分であるう
え、引張られるとケーブル23が抜け易い。特に、ケー
ブル23を斜方向に引張っると抜け易い難点がある。本
考案はこのような従来の欠点を解決するためになされた
もので、ケーブルを安定かつ良好に保持し、ケーブルの
抜けを抑えたケーブル保持装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本考案は、外筒体の内壁に支持部を設け、外周
に凹溝を環状方向に形成した弾力性の良好なシールリン
グ体をその支持部に直接又は間接的に当接させるように
してその外筒体の内側へ挿入し、先端でそのシールリン
グ体を支持部方向へ圧縮可能にその外筒体の内側へ内筒
体をはめ込んだケーブル保持装置であり、そのシールリ
ング体の外周に凹溝を複数並設するとともに、内壁には
隣合う凹溝間に相当する位置に内径の変化を抑える抑え
リングを配置した構成となっている。
【0006】
【作用】このような手段を備えた本考案では、外筒体の
内側へ内筒体を深くはめ込むと、シールリング体が外筒
体の支持部と内筒体によって圧縮され、シールリング体
の内壁が山形に膨出されるが、そのシールリング体は隣
合う凹溝間に相当する位置に抑えリングが配置されて内
壁の一部が変形し難くなり、複数の膨出部が形成されて
ケーブルを抑える。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。なお、従来例と共通する部分には同一の符号を付
す。図1〜図3は本考案に係るケーブル保持装置の一実
施例を示す半断面図および分解半断面図である。図2お
よび図3において、金属製の外筒体1の外周にはナット
機能を有するフランジ17が一体的に形成されており、
外筒体1の内壁におけるフランジ17に相当する位置
は、多少狭い狭作部29となって支持段部3が形成され
ており、フランジ17の他方の側(図中右側)の内壁に
はねじ溝15が形成されている。外筒体1の内側には合
成樹脂製の保護リング5がフランジ17の右側から挿入
されている。この保護リング5は外筒体1の狭作部29
に嵌まる小径部31を有し、小径部31を狭作部29に
嵌めて支持段部3に当接するように挿入されており、小
径部31とは反対側の端面には外広がりのテーパ面33
が形成されている。
【0008】外筒体1の内側には保護リング5のテーパ
面33に当接するようにしてゴム製のシールリング体9
が挿入されている。このシールリング体9は、外周にU
字状の凹溝35、37を2個並設して外周には3個の山
形凸条が形成された状態となっており、内壁において隣
合う凹溝35、37間に相当する位置に内径の変化を抑
える例えば真鍮製の抑えリング41が一部埋め込むよう
に配置されている。なお、上述した保護リング5を省略
してシールリング体9を外筒体1の支持段部3に直接当
接させても良い。外筒体1の内側にはシールリング体9
に当接可能に金属製の内筒体13がねじ込まれている。
【0009】この内筒体13は外周にねじ溝11および
フランジ21を有し、シールリング体9に当接するテー
パ面39が形成されおり、外筒体1のねじ溝15にねじ
溝11をかみ合わせるようにしてねじ込まれており、深
く挿入することによってシールリング体9を支持段部3
方向へ押圧可能になっている。そのフランジ21の片側
(図中右側)には例えば工作機械に固定するための固定
部19が一体的に突設されており、この固定部19の外
周には図示しないねじ溝が形成されている。
【0010】そして、従来例と同様に外筒体1、シール
リング体9および内筒体13の内側に挿入部25が形成
され、図1に示すように、その挿入部25にケーブル2
3が挿入され、内筒体13を外筒体1内に深くねじ込ん
でシールリング体9を支持段部3との間で圧縮させてケ
ーブル23をシール保持して使用される。このような構
成のケーブル保持装置では、図1に示すように、例えば
固定した内筒体13へ外筒体1を深くねじ込むと、シー
ルリング体9が外筒体1の支持段部3と内筒体13の先
端によって圧縮され、シールリング体9の内側が山形に
膨出される。外筒体1側を固定する構成も可能である。
【0011】そのとき、シールリング体9には隣合う凹
溝35、37間に相当する位置に抑えリング41が配置
されて内側の変形を抑えているから、抑えリング41の
両側に2個の山形膨出部43、45が形成され、この膨
出部43、45がケーブル23の外周を抑えることにな
る。そのため、ケーブル23が2個の膨出部43、45
で強く挟持されるから、ケーブル23が安定的に保持さ
れるとともにケーブル23を引張っても抜け難い。特
に、ケーブル23を斜方向に引張っても抜け難くなる。
【0012】上述した本考案の構成では、シールリング
体9に2個の凹溝35、37を並設したが、2個以上任
意に形成することが可能であり、これに対応させて隣合
う凹溝間に相当する位置に内径の変化を抑える抑えリン
グを複数配置すれば良い。しかも、シールリング体9は
ゴム製に限らず圧縮によって容易に変形する材料、例え
ば合成樹脂であっても良い。抑えリング41を形成する
材料もシールリング体9の内径の変化を抑えるような固
い材料であれば良い。さらに、本考案において、外筒体
1へ内筒体13をねじ込むことによってシールリング体
9を圧縮する構成であったが、本考案ではねじ込み方式
に限らず、例えばバイオネット方式等によって外筒体1
を内筒体13へ挿入する構成も実施可能である。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、外筒体と
この内側へはめ込んだ内筒体にて圧縮してケーブルを挟
むシールリング体について、その外周に凹溝を複数設け
るとともに内壁には隣合う凹溝間に相当する位置に内径
の変化を抑える抑えリングを配置したから、圧縮された
シールリング体の内側には複数の山形膨出部が形成され
てケーブルを抑える。そのため、挿入されたケーブルが
複数の山形膨出部でしっかりと挟持され、ケーブルの安
定した保持を確保できるし、ケーブルが抜け難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るケーブル保持装置の一実施例にお
ける使用例を示す半断面図である。
【図2】図1に係るケーブル保持装置を示す分解半断面
図である。
【図3】図1に係るケーブル保持装置を示す半断面図で
ある。
【図4】図2中のシールリング体を示す半断面図であ
る。
【図5】従来のケーブル保持装置を示す半断面図であ
る。
【図6】図5のケーブル保持装置の使用例を示す半断面
図である。
【符号の説明】
1 外筒体 3 支持段部(支持部) 5 保護リング 7、35、37 凹溝 9 シールリング体 11、15 ねじ溝 13 内筒体 17、21 フランジ 19 固定部 23 ケーブル 25 挿入部 27、43、45 膨出部 29 狭作部 31 小径部 33、39 テーパ面 41 抑えリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒体の内壁に支持部を設け、外周に凹
    溝を環状方向に形成した弾力性の良好なシールリング体
    を前記支持部に直接又は間接的に当接させるようにして
    前記外筒体の内側へ挿入し、先端で前記シールリング体
    を前記支持部方向へ圧縮可能に前記外筒体の内側へ内筒
    体をはめ込み、 前記外筒体、シールリング体および内筒体の内側にて形
    成された挿入部に挿入したケーブルを、前記内筒体で前
    記シールリング体を圧縮することによって前記シールリ
    ング体の内径を狭めて押圧シールするケーブル保持装置
    において、 前記シールリング体の外周に前記凹溝を複数並設すると
    ともに、内壁には隣合う前記凹溝間に相当する位置に内
    径の変化を抑える抑えリングを配置してなることを特徴
    とするケーブル保持装置。
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