JP2554805Y2 - ビルトイン収納家具 - Google Patents

ビルトイン収納家具

Info

Publication number
JP2554805Y2
JP2554805Y2 JP1990054490U JP5449090U JP2554805Y2 JP 2554805 Y2 JP2554805 Y2 JP 2554805Y2 JP 1990054490 U JP1990054490 U JP 1990054490U JP 5449090 U JP5449090 U JP 5449090U JP 2554805 Y2 JP2554805 Y2 JP 2554805Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
back plate
built
storage
furniture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990054490U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0413745U (ja
Inventor
芳浩 田嶋
Original Assignee
段谷産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 段谷産業株式会社 filed Critical 段谷産業株式会社
Priority to JP1990054490U priority Critical patent/JP2554805Y2/ja
Publication of JPH0413745U publication Critical patent/JPH0413745U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554805Y2 publication Critical patent/JP2554805Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はビルトイン収納家具に関し、詳しくは内部
に冷蔵庫や電子レンジ等のように放熱する家電品を収納
するビルトイン収納家具の構成に関する。
[従来の技術] 従来、冷蔵庫や電子レンジ等は放熱するので、換気が
悪い家具や収納棚の内部に収納すると熱がこもり故障や
火災の原因となる。
したがって、通常の家具や収納棚にはもちろん、あた
かも壁内に埋設されたように施工されるビルトイン収納
家具の内部に収納することはできなかった。
そこで、実開昭61−3323号や特開昭に61−308号に示
されるように、家具の背板に開口部を設け、家電品の放
熱を背板の開口部から収納外へ換気することができる収
納家具が提案された。
[考案が解決しようとする課題] ところが、実開昭61−3323号の構成では、放熱は背板
の開口部より収納外へ抜ける前に収納家具の空気を熱し
てしまい、収納内部が異常な高温になる危険性を有して
おり、実際には放熱を収納外へ排出するために例えば背
板の開口部に冷却ファンを取り付けるなどの処置が必要
でありコストが高くつく問題があった。
また、特開昭に61−308号の構成では、家電品の放熱
部の上部がそのまま天板まで空間が達しており収納内部
が異常な高温になることは少ないと考えられるが、背板
を二重構造としており構造が複雑になると共に収納空間
が狭くなる問題があった。
この考案の解決ずべき課題は、収納した家電品の放熱
を収納空間を狭くさせることなく簡単な構造で効率良く
収納外へ換気させることである。
[課題を解決するための手段] この考案は、正面に開閉自在の扉を有して、側板、背
板、天板、棚板及び必要に応じて底板からなるビルトイ
ン収納家具において、背板と接合させた天板の端部は背
板との接合部よりも突出し、その突出した部分には切り
欠き部が設けられ、背板の所望箇所には換気孔が設けら
れ、背板の内側の換気孔上部に添え木が固着されたこと
を特徴とする。
以下、この考案を実施例の図面を参照しながら詳述す
る。
第1図はこの考案のビルトイン収納家具を施工してす
る壁面、第2図はそのA−A断面、第3図はB−B断
面、第4図はこの考案の実施例に用いた天板の上面をそ
れぞれ示す。
1は棚板、2は側板、3は天板、4は背板、5は扉、
7は添え木を示し、それぞれ合板やパーティクルボー
ド、MDF、LVL等の常用の木質基板の表面に天然木突板や
人工化粧単板、化粧紙等の化粧シートを貼着したものや
天然木板材を用いるが、基板は木質に限らず無機質板や
金属板でもよい。
棚板1は側板2の内側に一対のダボ穴をほぼ等間隔に
形成し、棚板1を保持するダボを挿入し、側板2間に差
し渡している。
この棚板1に冷蔵庫や電子レンジを載置して収納して
もよいし、冷蔵庫は重いのでビルトイン収納家具を施工
するときに底板を使わずに直接床面に載置してもよい。
ここで、天板3は第4図に示すように、背板4と接合
させる側の端部には切り欠き部6を設け、壁面に組み立
て施工した場合に天板3を背板4との接合部より突出さ
せ、天板3の切り欠き部6を設けていない突出部分を壁
面と当接させ、壁面と切り欠き部6との間に空間部を形
成する。
また、背板4の冷蔵庫や電子レンジ等の家電品の放熱
部とほぼ一致する位置には換気孔8を設け、さらに収納
される家電品と背板4との間に添え木7を介在させる。
なお、第4図に示した天板3の形状は一実施例であっ
て他の形状でもよい。
[作用] ビルトイン収納家具の内部に収納した冷蔵庫や電子レ
ンジ等の家電品の背部から放出された放熱を、添え木7
により収納内部で上昇して収納内部の空気を熱するのを
防止して直接背板4の換気孔8に案内し、放熱は背板4
と壁面との空間部を上昇して天板3の切り欠き部6を通
じて収納外へ排出される。
[実施例] 棚板1、側板2、天板3、背板4及び扉5から構成さ
れたビルトイン収納家具であって、第3図に示したよう
に側板2を外側板2′と内側板2″からなる二重構造と
している。
外側板2′の内側の所定の位置にはあらかじめスライ
ド蝶番11が取り付けられ、内側板2″の内側には一対の
ダボ穴がほぼ等間隔で形成して棚板1を差し渡してい
る。
扉5は二重構造の側板2間に観音開きとなるようにス
ライド蝶番11を用いて2枚一組で開閉及び収納自在に取
り付けられている。
スライド蝶番11は第3図及び第5図に示すような動き
で、扉5を開閉させ、取り付け本数としては扉5の大き
さや重量により決定されるが、この例では4本のスライ
ド蝶番11を外側板2′の長さ方向に対してほぼ均等な位
置に取り付けている。
扉5の前側端部裏面長手方向には二重構造の側板2の
間に扉5を収納したときに内側板2″と扉5間に生じる
隙間を覆う幅の化粧材9を固着している。
天板3は端部が背板4との接合部より約20mm突出し、
切り欠き部6が幅約300mmで奥行きが突出部とほぼ同じ
約20mm設けている。
背板4には床面からから約150mmの高さと約600mmの高
さの位置の2箇所に換気孔8が設けられ、該換気孔8の
うち上の換気孔8上部に添え木7を固着している。
上記構成のビルトイン収納家具を施工後、床面に直接
冷蔵庫を収納したが、冷蔵庫の放熱による高温の空気は
背板4の換気孔8から、背板4と壁面との間の空間部、
そして、天板3の切り欠き部6を通じて排出され、収納
内部の空気は異常な高温になることはなかった。
[考案の効果] この考案によれば、冷却ファンなどの設備を不要にす
るとともに収納空間を狭くさせることなく、収納した家
電品の放熱を簡単な構造で効率良く収納外へ換気させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のビルトマン収納家具を施工している
壁面、第2図はそのA−A断面、第3図はB−B断面、
第4図はこの考案の実施例に用いた天板の上面、第5図
はこの考案の実施例に用いたスライド蝶番の取り付け状
態を示す。 1……棚板 2……側板 3……天板 4……背板 5……扉 6……切り欠き部 7……添え木 8……換気孔 9……化粧材 10……ダボ穴 11……スライド蝶番

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面に開閉自在の扉(5)を有して、側板
    (2)、背板(4)、天板(3)、棚板(1)及び必要
    に応じて底板からなるビルトイン収納家具において、背
    板(4)と接合させた天板(3)の端部は背板(4)と
    の接合部よりも突出し、その突出した部分には切り欠き
    部(6)が設けられ、背板(4)の所望箇所には換気孔
    (8)が設けられ、背板(4)の内側の換気孔(8)上
    部に添え木(7)が固着されたことを特徴とするビルト
    イン収納家具。
JP1990054490U 1990-05-23 1990-05-23 ビルトイン収納家具 Expired - Lifetime JP2554805Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990054490U JP2554805Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 ビルトイン収納家具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990054490U JP2554805Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 ビルトイン収納家具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0413745U JPH0413745U (ja) 1992-02-04
JP2554805Y2 true JP2554805Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=31576602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990054490U Expired - Lifetime JP2554805Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 ビルトイン収納家具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554805Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4820838U (ja) * 1971-07-15 1973-03-09

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61308A (ja) * 1984-06-13 1986-01-06 松下電器産業株式会社 台所用品収納家具
JPS613323U (ja) * 1984-06-13 1986-01-10 株式会社日立ホームテック 調理家具組込形電子レンジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0413745U (ja) 1992-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1795811B1 (en) Oven
JP2554805Y2 (ja) ビルトイン収納家具
US20060201493A1 (en) Range design for surface temperature control
US8941038B2 (en) Support assembly for supporting a household appliance in a free-standing vertical relation with another household appliance
US20160320119A1 (en) Household refrigerator
CA2444903A1 (en) Tray assembly for microwave oven incorporating toaster
JPS6039748Y2 (ja) 組み込み吸収式冷蔵庫
JPH0131850Y2 (ja)
JP2983863B2 (ja) 温蔵庫
KR19980070228A (ko) 그릴장치
JP3526368B2 (ja) トップテーブル付冷蔵庫
JPH0431065Y2 (ja)
JP2002330834A (ja) 家電機器用の収納装置
JP2000116537A (ja) 温蔵庫
JPH0753549Y2 (ja) 家電収納キャビネット
EP1902255B1 (en) Device for preventing leakage of microwave for microwave oven
JP2574954Y2 (ja) 加熱調理装置
US2918916A (en) Built in oven
JP2004003714A (ja) 貯蔵庫
JPS61247411A (ja) オ−ブンと加熱装置台を組合せた家庭用電化器具とそれを統合型台所家具に設置する方法
JPH0125569B2 (ja)
KR19990062996A (ko) 문장치
JPH05125Y2 (ja)
JP2582480Y2 (ja) 温蔵庫
JPH07100024A (ja) キッチン吊り戸