JP2554476Y2 - 複写機における複写紙整合装置 - Google Patents

複写機における複写紙整合装置

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JP2554476Y2
JP2554476Y2 JP1065792U JP1065792U JP2554476Y2 JP 2554476 Y2 JP2554476 Y2 JP 2554476Y2 JP 1065792 U JP1065792 U JP 1065792U JP 1065792 U JP1065792 U JP 1065792U JP 2554476 Y2 JP2554476 Y2 JP 2554476Y2
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昌秀 植田
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ミノルタ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、特に両面複写のでき
る複写機に適した複写紙整合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】両面複写のできる複写機では、まず第1
の原稿を給紙トレイから給紙された複写紙の第1面(表
面)に複写した後、一旦これを中間トレイに収納し、つ
いで第2の原稿を前記中間トレイから給紙された複写紙
の第2面(裏面)に複写して、両面複写を行うように構
成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】中間トレイに搬送され
てくる複写紙は、複写工程、特に定着処理の際に受ける
熱のために変形(カ−ル)するから、搬送方向に対して
左右にずれたり、傾いた状態で搬送されてくる。このた
め、中間トレイに収納された複写紙をそのまま再給紙す
ると、複写紙の所定の位置に画像を複写できないばかり
でなく、再給紙に失敗したり、ジヤムが発生するなどの
給紙障害を起こす。このため、再給紙に先立つて、中間
トレイに収納された複写紙を所定の位置に整合させるこ
とが重要となるが、特に高速複写機に適用するに十分な
性能の整合装置はいまだ提供されていなかつた。この考
案は上記課題を解決することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記課題を解
決するもので、複写画像の形成された複写紙の一時収
納、及び再給紙をする複写紙収納部を備えた複写機にお
ける複写紙整合装置であつて、複写紙収納部に収納され
た複写紙の再給紙方向に対して、複写紙の左右位置を規
制する第1及び第2の側部規制手段と、複写紙収納部の
上部に配置された複写紙案内手段と、前記第1及び第2
の側部規制手段を操作して複写紙の左右位置を整合させ
る制御手段とを備え、前記複写紙案内手段は、前記第1
及び第2の側部規制手段により複写紙の左右位置の規制
が行われる部分では複写紙収納部の底部との間隔が最も
狭く、複写紙の搬送方向先端部と後端部に向けて徐々に
拡大する複数の押え部材がその下面に形成され、前記制
御手段は複写紙収納部内に複写紙が収納された後、収納
された複写紙の左右位置を整合させるよう前記第1及び
第2の側部規制手段を操作制御することを特徴とするも
のである。
【0005】
【作用】複写紙収納部の上部に配置された複写紙案内手
段は、第1及び第2の側部規制手段により複写紙の左右
位置の規制が行われる部分で複写紙収納部の底部との間
隔が最も狭くなるように押え部材がその下面に形成され
ているので、複写紙が定着処理の際に受ける熱のために
変形していても、複写紙は押え部材で押えられた状態で
第1及び第2の側部規制手段により左右の位置が正確に
規制され、円滑に再給紙することができる。
【0006】
【実施例】以下、この考案の実施例について説明する。
まず、この考案を実施するに適した中間トレイを備えた
複写機の構成を説明する。
【0007】[A.構成の概略] 図1は中間トレイを備えた複写機の内部構成を示す側面
図で、複写機は上段に配置された露光走査部A、中段に
配置された作像部B、下段に配置された中間トレイユニ
ツトTを含む給紙部Cから構成される。
【0008】露光走査部Aは原稿ガラス16と、その下
方に配置された光源10、可動ミラ−11a、11b、
11c、投影レンズ12、固定ミラ−11dから構成さ
れる走査光学系1を備えており、原稿ガラス16上に置
かれた原稿の画像を、作像部Bの感光体ドラム2上に結
像させる。その構成は従来の複写機に使用されている公
知の構成であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0009】作像部Bは、矢印aの方向に回転する感光
体ドラム2を備え、その周囲には帯電チヤ−ジヤ3、現
像器4、転写チヤ−ジヤ5、分離チヤ−ジヤ6、クリ−
ニング装置7、イレ−サランプ8が配置され、さらにそ
の右方には搬送ベルト9、定着ロ−ラ10が配置されて
いる。定着ロ−ラ10の下流には搬送ロ−ラ14、排紙
ロ−ラ15が配置され、搬送ロ−ラ14と排紙ロ−ラ1
5との間には複写紙を排紙トレ−36に向かう搬送路
と、中間トレイユニツトTに向かう搬送路とに切換える
切換えレバ−41が配置されている。中間トレイユニツ
トTに向かう搬送路には搬送ロ−ラ35、及び給紙部C
内に搬送ロ−ラ37が配置されている。
【0010】作像部Bは、露光走査部Aの走査光学系1
により、感光体ドラム2上に結像された静電潜像をトナ
−で現像し、給紙部Cから供給された複写紙上に転写
し、定着処理をする。その構成は従来の複写機に使用さ
れている公知の構成であるから、ここでは詳しい説明は
省略する。
【0011】給紙部Cは、後で詳細に説明する中間トレ
イユニツトT、上下移動方式の複写用紙収納部42、カ
セツト方式の複写用紙収納部43を備え、中間トレイユ
ニツトTはレ−ル44、45で支持されており、また、
複写用紙収納部42、43はそれぞれレ−ル46、4
7、及びレ−ル48、49で支持されており、いずれも
複写機本体から正面側(図1で手前)に引き出せるよう
構成されており、保守管理を容易に行なうことができ
る。図2は複写機本体から中間トレイユニツトTを引き
出した状態を示す。
【0012】図1において、中間トレイユニツトT、複
写用紙収納部42、43の左側には搬送ロ−ラ24〜2
6、27、28、29〜31、32〜34を含む搬送路
Dが形成され、搬送路Dの先端部は作像部Bのタイミン
グロ−ラ13につながる。
【0013】複写用紙収納部42内の複写紙は給紙ロ−
ラ18により給紙され、捌きロ−ラ20、21で1枚ず
つに捌かれて搬送路Dに送り込まれ、複写用紙収納部4
3内の複写紙は給紙ロ−ラ19により給紙され、捌きロ
−ラ22、23で1枚ずつに捌かれて搬送路Dに送り込
まれ、作像部Bに給紙される。
【0014】中間トレイユニツトTの詳細は後述する
が、片面複写された複写紙は搬送ロ−ラ35、37によ
り中間トレイユニツトTに搬送される。中間トレイユニ
ツトTに搬送された複写紙は、さらに搬送ロ−ラ組立体
50、51により中間トレイ52上に搬送され、後述す
る整合機構により複写面を下にして整合される。つい
で、再給紙ロ−ラ53、搬送ロ−ラ54の時計回り方向
の回転により1枚づつ再給紙される。再給紙された複写
紙は反転搬送ロ−ラ55、反転案内板58により再度反
転され、搬送ロ−ラ60により搬送路Dに送り込まれ、
作像部Bに再給紙される。
【0015】図3は中間トレイユニツトTの横断面図で
ある。中間トレイユニツトTは、収納部T1、中間トレ
イ部T2、再給紙部T3、反転部T4、搬送部T5から
構成される。
【0016】収納部T1は搬送ロ−ラ組立体50、5
1、案内板171、172、押え板151、板ばね16
1、162その他から構成される。中間トレイユニツト
Tを複写機から引き出した状態では、収納部T1は図3
の右端に2点鎖線で示したように右上方に解放可能に構
成され、紙詰まりが発生した場合の処理を容易にしてい
る。収納部T1の構成と動作については、後で詳細に説
明する。
【0017】中間トレイ部T2は、中間トレイ52、ス
ライドレ−ル72、77、スライド部材73、78、上
ガイド板207、側部規制板62、63、後端規制板6
4、先端規制板65(図9参照)から構成され、中間ト
レイ52に搬送された複写紙を整合させるものである。
中間トレイユニツトTを引き出した状態では、上ガイド
板207は2点鎖線で示すように左上方に解放可能に構
成されている。中間トレイ部T2の構成と動作について
は、後で詳細に説明する。
【0018】再給紙部T3は、捌きガイド板88、再給
紙ロ−ラ53、捌きロ−ラ54、前捌き板40、捌きパ
ツド67を備え、中間トレイ52上の複写紙を下側から
1枚づつ捌いて再給紙するものである。再給紙部T3の
構成と動作については、後で詳細に説明する。
【0019】反転部T4は、反転搬送ロ−ラ55、搬送
ロ−ラ56、57、反転案内板58、その他から構成さ
れ、再給紙部T3から再給紙された複写紙を反転させて
搬送部T5に送り込むものである。反転部T4の構成と
動作については、後で詳細に説明する。
【0020】搬送部T5は、上案内板59a、下案内板
59b、搬送ロ−ラ60から構成され、反転部T4から
給紙された複写紙を搬送路Dに送り込むものである。中
間トレイユニツトTを引き出した状態では、下案内板5
9bは2点鎖線で示すように下方に解放可能に構成され
ており、紙詰まりが発生した場合の処理を容易にしてい
る。
【0021】[B.収納部の構成] a.収納部の構成の慨略 図4は収納部T1部分の構成の詳細を示す断面図であ
る。図において、矢印fで示す方向から搬送された複写
紙CPは、案内板171、172、搬送ロ−ラ組立体5
0、51、により収納部T1に搬送される。173は案
内板172を通過する複写紙CPから電荷を除去する除
電ブラシ、PS1はフインガ−PS1aと検出素子PS
1bから構成されるペ−パセンサで、収納部T1に搬送
される複写紙を検出する。PS2はフインガ−PS2a
と検出素子PS2bから構成されるペ−パセンサで、中
間トレイ52に収納された複写紙CPを検出する。15
1は押え板、151aは押え板151に付設されたフオ
トセンサ作動用遮光板、151bは押え板151の位置
を検出するフオトセンサである。フオトセンサ151b
は中間トレイに収納された複写紙のジヤム検出に使用さ
れる。
【0022】図4では図示を省略してあるが、図6を参
照すると明らかなように、押え板151の上側には軸1
63に取り付けられた板ばね161、162が配置され
ており、後述するように押え板151を下方に押し下げ
る。
【0023】また、図4において、再給紙ロ−ラ53、
捌きロ−ラ54、前捌き板40、後端規制板64、先端
規制板65、捌きガイド板88、捌きパツド67などは
再給紙部の構成で、これらについては後で詳しく説明す
る。
【0024】b.搬送ロ−ラ組立体50、51 図5は搬送ロ−ラ組立体50、51の構成を示す正面図
で、搬送ロ−ラ組立体50は、軸50cに直径d1 の搬
送ロ−ラ50aと、直径D1 (直径d1 より大)の搬送
ロ−ラ50bとが交互に組み付けられており、搬送ロ−
ラ組立体51は、軸51bに直径d2 の搬送ロ−ラ51
aが、搬送ロ−ラ組立体50の直径d1の搬送ロ−ラ5
0aと対向する位置に組み付けられている。軸51b上
の搬送ロ−ラ51aの直径d2 は任意の寸法でよい。搬
送ロ−ラ50bにはそのロ−ラ表面に横方向に多数の溝
が形成されており、複写紙CPの後端がこの溝に係合し
て押し出され、複写紙CPを中間トレイ52に押し込む
動作を補助する。
【0025】搬送ロ−ラ組立体50、51により複写紙
CPが搬送されるときは、搬送ロ−ラ50aよりも搬送
ロ−ラ50bのほうが直径が大きいため、図5に示すよ
うに複写紙CPが波状に折り曲げられて搬送される。こ
れにより、搬送方向に対する複写紙の腰が強くなり、中
間トレイ52に搬送される複写紙はサイズの大きい複写
紙でも搬送中に腰折れを生ずることがない。
【0026】c.押え板151、板ばね120の揺動機
構 図6は押え板151、板ばね161の揺動機構を説明す
る斜視図である。図に示すように、押え板151は収納
部T1内の図示しないフレ−ムに取り付けられた支軸1
54を支点として揺動可能に構成され、戻しばね155
により上方に回動するように付勢されている。
【0027】一方、板ばね161は板ばね162ととも
に、収納部T1内の図示しないフレ−ムに取り付けられ
た駆動軸163に取り付けられている。板ばね162は
その先端部分は押え板151の上面に当接するように構
成され、板ばね161、板ばね162が駆動軸163に
より下方に回動すると、押え板151は板ばね161、
板ばね162により下方に押され、支軸154の回りに
下方に回動する。後で詳しく説明するが、押え板151
のうち、板ばね161が当接する部分には切欠き151
cが形成されており、再給紙時には板ばね161が直接
複写紙を押さえるように構成されている。
【0028】収納部T1の手前側フレ−ムの外側に延長
された駆動軸163の端部は、駆動軸163を反時計方
向に付勢する戻しばね165を介してレバ−171に結
合されており、駆動軸163に取り付けられている板ば
ね161、板ばね162は押え板151から離れる方向
に付勢されている。
【0029】ア−ムユニツト175は前記レバ−171
を作動させるもので、支軸176を支点として揺動可能
に構成されたア−ム177と、ア−ム177を反時計方
向に付勢する戻しばね178、及びア−ム177の下方
に延長された調整板180から構成されており、レバ−
171はア−ム177の先端部177aに当接してい
る。また、調整板180の先端には後述するカム板18
2に接するカム従動子181が設けられている。
【0030】反転搬送ロ−ラ55(図3参照)の軸に
は、クラツチ機構CL1 を介してカム板182が装着さ
れている。図7はクラツチ機構CL1 の構成を示す断面
図である。図において、反転搬送ロ−ラ55の駆動軸1
85にはスリ−ブ187が固定され、カム板182のボ
ス部とスリ−ブ187のボス部にまたがつてキツクスプ
リング188が捲回され、その外側に段部190aを有
する爪車190が装着されている。キツクスプリング1
88の一端は爪車190に係合し、他端はカム板182
に係合してクラツチ機構CL1を構成する。この構成に
より、キツクスプリング188が自由な状態ではカム板
182のボス部とスリ−ブ187のボス部とはキツクス
プリング188の巻締め力により結合され、軸185の
回転がスリ−ブ187を経てカム板182、及び爪車1
90に伝達される。また、以下に説明するレバ−193
により爪車190の回転が阻止されると、キツクスプリ
ング188は巻き戻されて、反転搬送ロ−ラ55の回転
はカム板182に伝達されなくなる。
【0031】上記クラツチ機構CL1は、ソレノイド1
92、爪部193a、193bを有するレバ−193か
らなる作動機構により作動する。その作動は、後述する
板ばね161、162、及び押え板151が採る上段位
置、中段位置の説明の中で明らかになる。
【0032】d.板ばね、及び押え板が採る上段位置、
中段位置 次に、上記クラツチ機構CL1とア−ム177の動作に
より、板ばね161、162、及び押え板151が採る
上段位置、中段位置について説明する。
【0033】図8は、図6で示した押え板151、板ば
ね161、162の揺動機構のうち、クラツチ機構CL
1とア−ム177、及び板ばね161、162の動作を
説明する側面図である。
【0034】図において、ソレノイド192が非励磁状
態にあるときは、レバ−193は図8で実線で示した位
置にある。爪車190が矢印d方向に回転し、レバ−1
93の爪部193aが爪車190の段部190aに係合
すると爪車190の回転が阻止され、反転搬送ロ−ラ5
5の回転はカム板182に伝達されない。そして、調整
板180の先端のカム従動子181、及びア−ム177
は、図8で実線で示した下段位置に保持される。レバ−
171の先端部は戻しばね165によりア−ム177に
押し戻され、支軸163を支点として下方に揺動し、板
ばね161、162は図8で実線で示した上段位置を占
める。また、戻しばね155により上方に付勢されてい
る押え板151は、支軸154を支点として押え板15
1の上面が板ばね162に当接するまで上方に揺動し、
図8で実線で示した上段位置に保持される。
【0035】両面複写時に複写紙CPが収納部T1から
中間トレイ52上に送り込まれる過程で、複写紙CPが
搬送ロ−ラ組立体50、51に保持されている期間は、
板ばね161、162、及び押え板151は図8で実線
で示した上段位置をとる。図4は収納ブロツクT1にお
いて、板ばね161、162、及び押え板151が上段
位置にある状態を示している。
【0036】次に、ソレノイド192が励磁されると、
レバ−193は図8で1点鎖線で示す位置に移動し、レ
バ−193の爪部193aと爪車190の段部190a
との係合が解除され、カム板182のボス部とスリ−ブ
187のボス部とはキツクスプリング188の巻締め力
により結合され、スリ−ブ187、カム板182、爪車
190は共に矢印d方向に回転する。そして、レバ−1
93の爪部193bが爪車190の段部190aに当接
すると、スリ−ブ187、カム板182の回転が阻止さ
れる。
【0037】即ち、爪車190、カム板182は、図8
で実線で示した位置から1点鎖線で示した位置まで矢印
d方向に回転する。
【0038】カム板182の回転により、調整板180
は図8で左方に揺動し、ア−ム177もこれと共に移動
し、図8の1点鎖線で示した位置に保持される。レバ−
171はア−ム177の押し上げ部177aの上方向の
移動により、支軸163を支点として時計方向に回動
し、板ばね161、162は図8で1点鎖線で示した中
段位置を占める。また、戻しばね155により上方に付
勢されている押え板151は、支軸154を支点として
押え板151の上面が板ばね162により下方に押し下
げられ、図8で1点鎖線で示した中段位置を占める。
【0039】ソレノイド192を励磁しつづけると、板
ばね161、162、押え板151は中段位置をとり続
けるが、上段位置にあるときソレノイド192に1パル
ス(この実施例では40ms)供給することで、レバ−
193の爪部193aと爪車190の段部190aとの
係合が解除される。しかし、爪車190の段部190a
がレバ−193の爪部193bに達するまでにソレノイ
ド192はOFFにされるので、板ばね161、16
2、及び押え板151は中段位置を通過した後、再び上
段位置をとる。即ち、爪車190の1回転する間に板ば
ね161、162、及び押え板151は上段位置、中段
位置、上段位置の順序で移動する。
【0040】このように、板ばね161、162、及び
押え板151を中段位置に移動させるのは、複写紙CP
が収納ブロツクT1から中間トレイ52に送り込まれる
過程で、複写紙の後端が搬送ロ−ラ組立体50、51の
ニツプ部を離れた後、複写紙を中間トレイ52に確実に
落とすためと、中間トレイ52上で整合された複写紙を
再給紙するとき、複写紙先端が上方にカ−ルしていたよ
うな場合に、その先端が前捌き板40に直接当つてジャ
ムが発生するのを防止するためである。
【0041】この実施例では、中段位置の高さは中間ト
レイ52に最大50枚の複写紙を積載するものとして、
中間トレイ52の再給紙方向先端の捌きガイド板88と
押え板151との間隔を7mmに設定しているが、収納
する複写紙の枚数がこれを越えた場合や、厚手の複写紙
の使用により設定間隔以上に複写紙が収納された場合な
ど、設定間隔に不足が生じた場合は、板ばね161、1
62の撓みにより不足分を吸収することができる。
【0042】[C.中間トレイ部の構成] a.先端規制板、後端規制板、側部規制板 図9は中間トレイ部T2の構成の要部を示す斜視図であ
る。図において矢印fは複写紙CPが中間トレイ52に
送り込まれる方向を示し、矢印kは中間トレイ52から
再給紙される方向を示す。中間トレイ52は複写紙CP
の再給紙される方向である前側位置を規制する先端規制
板65、複写紙の後側位置を規制する後端規制板64、
複写紙の左右位置を規制する側部規制板62、及び側部
規制板63を備えている。
【0043】先端規制板65は、支軸94を支点として
揺動可能に構成されており、通常は図示していないキ−
プソレノイドが励磁されていて、図9の実線位置にセツ
トされる。図4を参照すると明らかであるが、この位置
において、先端規制板65は捌きガイド板88に対して
垂直の位置をとり、また、前捌き板40のガイド部40
b、及び搬送ロ−ラ50、51のニツプ部とほぼ同一の
垂直面上にくるように配置されている。再給紙時には、
図示しないキ−プソレノイドの励磁を断ち、先端規制板
65を支軸94の回りに揺動させて通紙経路外の一点鎖
線位置(図4、図9参照)に退避させ、複写紙の再給紙
を可能とする。
【0044】後端規制板64はスライドレ−ル77を走
行するスライド部材78上に設置されている。スライド
部材78はステツピングモ−タ87で駆動されるプ−リ
−90とベルト89により、矢印g1 、g2 で示す方向
に移動可能に構成され、その移動量はステツピングモ−
タ87に供給されるパルス数を制御して行われる。後端
規制板64の位置制御は、スライドレ−ル77上を走行
するスライド部材78の突片78aをフオトセンサ11
8で検出することにより行われる。
【0045】図10は中間トレイ52と側部規制板6
2、及び側部規制板63との関係を説明する図で、図9
において矢印g1 方向からみた断面図である。なお、こ
の実施例では、複写紙搬送方向に対して複写紙の一方の
側部を基準位置とする片側基準通紙を採用した複写機を
前提として説明する。
【0046】図9及び図10を参照して側部規制板62
及び側部規制板63を説明する。側部規制板62は支軸
61を支点として揺動可能に構成されており、ソレノイ
ド92が接続されているほか、規制板62外側に配置さ
れたコイルばね91が配置されている。通常はソレノイ
ド92は付勢されておらず、側部規制板62はコイルば
ね91の付勢により、図示しない位置規制板に当接して
図9、図10の実線位置X1 にセツトされる。複写紙C
Pが中間トレイ58に収納されるときは、ソレノイド9
2が付勢され、側部規制板62はコイルばね91の付勢
に抗して図9、図10の1点鎖線位置に退避する。側部
規制板62は、搬送されてきた複写紙の側部が定着熱で
上方にカ−ルしていても、これを押さえて正しく整合で
きるように、上部が複写紙側に折れた耳部62aを備え
ている。
【0047】側部規制板63はスライドレ−ル72を走
行するスライド部材73上に設置されている。スライド
部材73はステツピングモ−タ86で駆動されるラツク
ピニオン機構により矢印h1 、h2 で示す方向に移動可
能に構成され、その移動量はステツピングモ−タ86に
供給されるパルス数を制御して行われる。複写紙CPが
中間トレイに収納されるときは、図10に示すように、
側部規制板63は基準位置X2 よりL4 だけ外側の位置
X3 に設定され、複写紙整合時、再給紙時は基準位置X
2 に移動される。また、側部規制板63も、搬送されて
きた複写紙の側部が定着熱で上方にカ−ルしていても、
これを押さえて正しく整合できるように、上部が複写紙
側に折れた耳部63aを備えている。
【0048】次に、中間トレイ52に対するスライド部
材73と側部規制板63との取り付け部分の構造につい
て、図11から図14により説明する。
【0049】図11は中間トレイ52の平面図、図12
は中間トレイ52の開口部の拡大斜視図、図13は図1
1のA−A線に沿った断面図、図14は図12のB−B
線に沿った断面図である。
【0050】中間トレイ52には、その下面にスライド
部材73が配置されており(図9参照)、側部規制板6
3の脚部は、中間トレイ52の開口部52cから下方に
延び、スライド部材73に取り付けられている。中間ト
レイ52の開口部52cは、複写紙CPが進入する方向
fに対して後部となる後端部52aは垂直面に、また、
方向fに向かう先端部52bは斜面に形成されている。
スライド部材73には中間トレイ52の後端部52aよ
りも低く、先端部52bよりも高い案内部73bが設け
てあり、案内部73bは、その移動方向h1に向けて斜
面73cが形成されている。この構成により、中間トレ
イ52に複写紙CPが進入するとき複写紙CPの端部を
掬い上げ、開口部52cに引つ掛かるおそれがない。
【0051】また、搬送された複写紙がジヤムした場合
等の除去作業中に、誤つて側部規制板63に触れるなど
して正規の位置からずれることがあるので、側部規制板
63を位置X2 に設定するときは、図14で示すホ−ム
位置X0 に一旦戻してから位置X2 に設定する動作を行
う。このとき、スライド部材73の案内部73bに設け
た斜面73cが複写紙の端部を掬い上げるので、スライ
ド部材73に引つ掛かるおそれがない。なお、側部規制
板63のホ−ム位置X0 に達したことの検出は、スライ
ド部材73に設けた突片73aをフオトセンサ119で
検出することにより行われる。
【0052】b.上ガイド板 中間トレイ52に搬送される複写紙CPは、搬送路にお
ける搬送ロ−ラの誤差や、定着装置を通過して受ける熱
による変形(カ−ル)のため、搬送方向fに対して、左
右にずれたり傾いたりする。このため、特に中間トレイ
52内での幅方向の整合性が悪くなるので、中間トレイ
52上方に上ガイド板207を設置して幅方向の位置の
整合を改善している。
【0053】図3に示すように、中間トレイ52にはト
レイ上方に上ガイド板207が設置されている。図10
を参照すると明らかなように、上ガイド板207の下面
には下方に延びた複数のリブ207aが設けられてお
り、中間トレイ52に積載された複写紙CPを上方から
押さえる。
【0054】図15は上ガイド板207の側面を拡大し
て示した断面図で、上ガイド板207が備える複数の下
方に延びた複数のリブ207aの寸法を示している。即
ち、リブ207aは、リブ下面と中間トレイ52との間
隔wが最も狭い間隔w1 を持つ領域A1 と、図15にお
いて右に隣接する領域A2 、及び左に隣接する領域A3
から構成される。間隔w1 は中間トレイ52に収納され
る最大複写枚数に余裕を見込んで設定される。この実施
例では11mmに設定されている。
【0055】間隔w1 の領域A1 では、リブ207aの
一部が側部規制板62、63の設置されている領域と重
なり、複写紙CPの幅方向の整合動作に対して、複写紙
CPを上方から確実に押さえ込む。また、領域A2 で
は、リブ207aは上ガイド板207の先端が収納部T
1のガイド板130の下面よりも高い位置になるよう構
成され、搬送される複写紙の先端が当たらないように構
成されている。さらに領域A3 では、リブ207aは複
写紙の搬送方向の奥に向けて中間トレイ52との間隔w
が次第に広くなるように構成されている。
【0056】以上の構成をとることにより、複写紙CP
の先端が上方にカ−ルしている場合でも、上ガイド板2
07との抵抗を減らし、複写紙が途中で腰折れしてジヤ
ムすることがない。
【0057】[D.再給紙部の構成] 図16は再給紙部T3の構成の要部を示す斜視図、図1
7は図16でCL2として示したクラツチ機構部分の断
面図である。図において、再給紙ロ−ラ53、捌きロ−
ラ54は、それぞれ図示しない軸受で支持された駆動軸
226、229に取り付けられており、それぞれのロ−
ラ内に設けられた公知の一方向クラツチにより、矢印で
示した方向にのみ回転駆動される。
【0058】210は主駆動軸、211は主駆動軸21
0に固定された歯車、219は駆動軸220に回転自在
に装着され、歯車211と噛合する歯車、196は駆動
軸220に固定されたスリ−ブで、歯車219のボス部
とスリ−ブ196との外周にまたがつてキツクスプリン
グ215が捲回され、その外側に段部195aを有する
爪車195が装着されている。キツクスプリング215
の一端は爪車195に係合し、他端はスリ−ブ196に
係合し、クラツチ機構CL2を構成する。
【0059】クラツチ機構CL2の動作を説明すると、
まず、ソレノイド212が通電されない状態では、プラ
ンジヤ213と、これに結合しているレバ−214は、
図16に示した位置にあり、レバ−214の先端の爪2
14aがクラツチ機構CL2の爪車195の爪部195
aに係合しており、キツクスプリング215は巻戻され
ており、主駆動軸210と駆動軸220との結合が切り
離されている。ソレノイド212が励磁されると、プラ
ンジヤ213と、これに結合しているレバ−214は移
動し、レバ−214の先端の爪214aと爪車195の
爪部195aとの係合が外れ、キツクスプリング215
が自由な状態となり、歯車212とスリ−ブ196とが
キツクスプリング215の巻締力により結合し、主駆動
軸210の回転は歯車211、219を介して駆動軸2
20に伝達される。
【0060】駆動軸220の回転はカム板169に伝達
されるとともに、プ−リ221、ベルト222、プ−リ
223、プ−リ223と同軸の歯車224、これと噛合
する歯車225、228、駆動軸226、229を経て
再給紙ロ−ラ53、捌きロ−ラ54に伝達される。ま
た、図6を参照すると明らかであるが、駆動軸220に
設けられているカム板169の回転は、カム板169に
接触するカム従動子167を介してレバ−177を押し
上げる。その動作については後述する。
【0061】図18は再給紙部T3のうち、捌き部の構
成を説明する図で、押え板151、板ばね161、16
2が複写紙CPを押さえている状態を示す。
【0062】捌き部は前捌き板40と、捌きロ−ラ5
4、及び捌きロ−ラ54に圧接する捌きパツド67から
構成される。前捌き板40は、その下部が、複写紙CP
の下面を支えるガイド板88に対してその垂直位置から
角度αだけ再給紙方向に向けて傾けて設定される。捌き
パツド67はコイルバネ68により捌きロ−ラ54に圧
接されている。前捌き板40の裏面にはポリエステルフ
イルム等の合成樹脂フイルム40aが貼付されており、
捌きロ−ラ54との間に2〜3枚の複写紙が通過できる
間隙が形成されている。この実施例では前記間隙は0.
5mmに、また、捌きパツド67の圧接力は770gf
に設定されている。
【0063】再給紙部T3では、複写紙を再給紙すると
き、先に収納部T1の構成で説明した押え板151、板
ばね161、162により複写紙を押えながら再給紙す
る。以下、図8、図18、図19を参照してその構成と
動作を説明する。
【0064】再給紙待機状態では、ソレノイド192は
励磁されているから、ア−ム177、板ばね161、板
ばね162、押え板151は、図8で一点鎖線で示す中
段位置にある。ア−ム177が前記した中段位置にある
ときは、ア−ム177に部材179で取り付けられてい
るカム従動子167は、カム板169の係止部169a
から脱出しているから、ソレノイド212が励磁される
とカム板169は自由に回転することができる。カム板
169に係止部169aを設けてあるのは、ソレノイド
192が励磁されない状態、あるいはクラツチCL1が
作動しない状態のまま、ソレノイド212が励磁されて
再給紙されることを防止するためのものである。
【0065】再給紙が指令されると、ソレノイド212
に1パルスの信号が供給されて所定の短時間励磁され、
レバ−214先端の爪214aと爪車195の爪部19
5aとの係合が外れてクラツチCL2が作動し、主駆動
軸210と駆動軸220とが結合してカム板169を駆
動する。ソレノイド212は所定の時間後にOFFとな
るから、レバ−214先端の爪214aと爪車195の
爪部195aとは再び係合し、クラツチ機構CL2が作
動して駆動軸210と駆動軸220とが切り離され、カ
ム板169、再給紙ロ−ラ53、捌きロ−ラ54は1回
転した後停止する(図19参照)。
【0066】カム板169の回転により、カム従動子1
67は押上げられ、ア−ム177は支軸176の回りに
時計方向に一定角度回動し、レバ−171を押上げる。
レバ−171の軸163の回りの一定角度回動により、
板ばね161は再給紙ロ−ラ53上の複写紙CPを上か
ら押え、板ばね161の撓みによる圧接力pを加える。
このとき、再給紙ロ−ラ53は回転しており、複写紙C
Pと再給紙ロ−ラ53との間の圧接力pにより発生する
摩擦力で、複写紙CPを裁きロ−ラ54に向け搬送す
る。
【0067】また、板ばね162は押え板151を上か
ら押え、複写紙の先端がカ−ルして浮き上つている場合
でもこれを押え込むので、複写紙CPは前捌き板40を
通過し、捌きパツド67に進入することができる(図1
8参照)。
【0068】圧接力pは中間トレイ52上に堆積される
複写紙の枚数に応じて変化する。即ち、板ばね161の
撓みは複写紙の枚数に応じて変化し、枚数が少ないと撓
みも小さく圧接力pは小さくなり、枚数が多いと撓みも
大きく、圧接力pは大きくなる。この実施例では、複写
紙の枚数1のとき圧接力kを100gf、枚数50のと
き圧接力kを700gfに設定している。また、板ばね
124が押え板151を押える押え力についても同様で
ある。
【0069】カム板169の回転によるカム従動子16
7の上方向の運動は、ア−ム177を支軸176の回り
に時計方向に一定角度回動させる結果、カム板182と
カム従動子181との接触は一時離れる(図19参
照)。カム板169の回転が進み、カム従動子167が
カム板169の傾斜部169bにくると、ア−ム177
はカム板182とカム従動子181とが再び接触するま
で反時計方向に回動して中段位置に戻る。これによりレ
バ−177も反時計方向に回動して板ばね161による
複写紙CPの圧接、板ばね162による押え板151の
押圧は解除される。
【0070】上記したように、再給紙動作の後半で、板
ばね161の圧接力pを解除するのは以下の理由によ
る。即ち、中間トレイ52上の複写紙CPの枚数が少な
くなると、複写紙相互間の摩擦力により一番下の複写紙
の搬送につれてその上方の複写紙までが「つれ送り」さ
れるが、上方の複写紙は前捌き板40や捌きパツド67
でその進行を阻止されるから、図18で示すように前捌
き板40と捌きパツド67との間でル−プLPを形成す
る。この様なル−プLPは次回の再給紙のときジヤム発
生の原因となるので、板ばね161による複写紙CPの
圧接、板ばね162による押え板151の押圧を解除
し、ル−プLPを解消するためである。
【0071】板ばね162や押え板151が中段位置に
あるときは、それ等が複写紙CPに軽く当接している状
態でも同様にル−プを解消することができる。
【0072】[E.複写動作] 次に、中間トレイ52上における複写紙CPの整合動作
を中心として、複写動作について説明する。
【0073】(a)まず、複写紙収納部42、43に収
納されている複写紙から所望のサイズのものを選択し、
複写モ−ドを両面複写モ−ドに設定する。切換えレバ−
41(図1参照)は実線位置に切換えられる。
【0074】(b)側部規制板63、後端規制板64、
及び先端規制板65は図4、図9で示す待機位置に移動
し、待機状態に入る。後端規制板64と先端規制板65
との間隔は、ほぼ選択された複写紙の長さ方向サイズL
1 (図4参照)に設定される。これは、中間トレイ52
に複写紙CPを収納した場合、複写紙の収納、及び再給
紙時の複写紙の搬送方向kの端面を一致させ、再給紙時
の捌き不具合を防止するためである。
【0075】側部規制板63は、図10で一点鎖線で示
すように、選択された複写紙の幅方向サイズL2 に等し
い複写紙の搬送基準位置X2 よりも、若干外側の位置X
3 に設定される。これは、複写紙の搬送経路が長い場合
に、左右の搬送ロ−ラの外径のわずかな相違などにより
複写紙が僅かながら斜行して搬送される場合があるが、
この様な複写紙を収納するするためである。また、側部
規制板63に対向する位置にある側部規制板62は、ソ
レノイド92の励磁により図9、図10で実線で示す位
置に設定されて待機する。一方、押さえ板151は、搬
送ロ−ラ組立体50、51による複写紙の搬送を妨げな
いように、図4で示す上段位置に設定される。
【0076】(c)図示しない操作盤から複写枚数を入
力し、プリントキ−をONにする。複写紙収納部42又
は43から給紙された複写紙は、その片面に原稿画像が
複写された後、複写面を下にして矢印f方向から収納ブ
ロツクT1に搬送され、中間トレイ52に収納される
(図4参照)。このとき、収納ブロツクT1の入口付近
に配置されているペ−パセンサPS1は、複写紙の通過
によりONとなる。
【0077】ペ−パセンサPS1のON信号に基づいて
作動する遅延タイマにより、複写紙の先端が中間トレイ
52にに達する直前にソレノイド92(図9参照)はO
Nとされ、側部規制板62は図10で基準位置X1 より
も外側に揺動し、一点鎖線で示す位置をとる。これは、
さきに説明した斜行して搬送される複写紙に対処する為
である。
【0078】(d)複写紙CPの後端が搬送ロ−ラ組立
体50、51のニツプ部を通過すると、直ちにソレノイ
ド192に1パルスの信号が入力され、カム板182の
1回転に対応して押え板151は上段位置から中段位置
を経て上段位置に復帰する(図6参照)。
【0079】一方、図5に示すように、搬送ロ−ラ50
bはその外周に沿って多数の溝が設けられており、ま
た、搬送ロ−ラ組立体50、51のニツプ部と後端規制
板64との間隔は、複写紙CPの搬送方向のサイズL1
と同じに設定されているので、複写紙CPの搬送方向後
端が搬送ロ−ラ組立体50、51のニツプ部を通過する
と、複写紙CPの搬送方向先端は後端規制板64に突き
当たり停止する。そして、複写紙CPの後端は搬送ロ−
ラ50bの外周の溝に引き掛り、中間トレイ52方向に
押し出されると共に下方に送り込まれ、複写紙CPの先
端は確実に後端規制板64に当接する。図4はこの状態
を示す。
【0080】これと同時に複写紙CPは押え板151に
より下方に押し下げられ、複写紙CPは中間トレイ52
上に整合して積み重ねられる。複写紙CPの後端が搬送
ロ−ラ50bの外周の溝に引き掛り、中間トレイ52方
向に押し出されるとき、複写紙CPは座屈することがあ
るが、押さえ板151により下方に押し下げられるの
で、複写紙CPの前後端は先端規制板65、後端規制板
64により規制され、整合される。
【0081】(e)側部規制板63はステツピングモ−
タ86の作動により図10で実線で示す搬送基準位置X
2 に移動し、側部規制板62もソレノイド92がOFF
とされて図10で実線で示す搬送基準位置X1 に移動す
る。側部規制板62と側部規制板63との間隔は複写紙
CPの幅方向サイズL2 に設定されているから、上記規
制板の移動により中間トレイ52上の複写紙は、その幅
方向についても整合される。
【0082】(f)上記した側部規制板62、63、先
端規制板65、後端規制板64による中間トレイ52上
の複写紙の整合動作は、複写紙CPがl枚搬送される毎
に実行され、設定された枚数の複写紙の搬送終了まで繰
り返される。
【0083】(g)次にソレノイド192をONとし続
けて押え板151を中段位置に設定し、さらに、複写紙
の再給紙の際の搬送路を確保するため、図示しないキ−
プソレノイドをONとして先端規制板65を支軸94の
回りに下方に回動させ、先端規制板65を捌きガイド板
88の下側に退避させる。図18はこの状態を示すもの
である。
【0084】図20に示すように、後端規制板64を距
離L3 だけ前捌き板40の方向(図9では矢印g1 方
向)に移動させて、中間トレイ52上の複写紙CPを前
捌き板40に当接させる。なお、距離L3 は図4に示す
ように先端規制板65と前捌き板40の先端部分との間
隔に相当する。このとき、図20に示すように、前捌き
板40は捌きガイド板88に対して垂直位置から角度α
だけ傾斜しているので、中間トレイ52上の複写紙は上
に積み重ねられた紙ほど、図20で左方向にずれて前捌
き板40に当接する。これにより、複写紙の再給紙の
際、最下部の複写紙から捌き部に給送され、「つれ送
り」されることがない。
【0085】後端規制板64は前捌き板40の方向(図
9で矢印g1 方向)に距離L3 だけ移動した後、矢印g
1 と反対のg2 方向(図9参照)に移動し、スライド部
材78の突片78aがフオトセンサ118をONとする
ホ−ム位置に一旦戻り、再び矢印g1 方向に移動して複
写紙CPのサイズL1 に対応する位置(図20参照)に
設定される。
【0086】このように、後端規制板64を一旦ホ−ム
位置に戻すのは、後端規制板64を矢印g1 方向に距離
L3 だけ移動するとき、積載された複写紙の重量が重す
ぎたり、複写紙の腰が強くてル−プが発生しなかつたな
どの理由から、後端規制板64を駆動するステツピング
モ−タ87が乱調を起し、後端規制板64を所定の位置
に設定できないことを防ぐ為である。
【0087】以上の動作が終了すると両面複写が可能と
なり、操作部パネルに両面複写可能の表示がなされると
ともに、作像部Bで画像形成された複写紙CPを排紙ト
レイ36に搬送する搬送路を形成するため、切換えレバ
−41が図1で一点鎖線で示す位置に切換えられる。
【0088】(h)プリントスイツチをONとする。ソ
レノイド212(図16参照)がONとなり、クラツチ
機構CL2を介して駆動軸220が駆動され、プ−リ2
21、ベルト222、プ−リ223、歯車224、22
5、228を介して再給紙ロ−ラ53、捌きロ−ラ54
が回転駆動される。再給紙ロ−ラ53と複写紙CPとの
摩擦係数の方が複写紙相互の摩擦係数よりも高いため最
下層の1枚の複写紙のみが再給紙され、捌きロ−ラ5
4、捌きパツド67で1枚づつ捌かれる。複写紙CP
は、反転ブロツクT4、搬送ブロツクT5、搬送路Dを
通つてタイミングロ−ラ13に搬送される。そして、次
の原稿画像が複写紙CPの裏面(画像の形成されていな
い面)に複写され、定着ロ−ラ9により定着処理された
あと、切換えレバ−41で排紙方向に搬送され、排紙ト
レイ36に排出される。
【0089】[F.制御動作] まず、制御回路の概略を図21に示す回路ブロツク図に
より説明する。図において、400は制御全般を実行す
るCPUであり、その入力ポ−トには、ペ−パセンサP
S1、PS2、フオトセンサ118、119、151b
が接続されている。また、出力ポ−トにはソレノイド9
2、192、212、クラツチCL1、CL2、ステツ
ピングモ−タ86、87が接続されている。さらに、走
査光学系1を駆動する光学系駆動機構OSD、帯電チヤ
−ジヤ3、転写チヤ−ジヤ5、分離チヤ−ジヤ6、イレ
−サランプ8、現像器4を駆動する現像器駆動機構DP
D、定着ロ−ラのヒ−タを制御する定着ヒ−タ制御機構
FXD、複写紙搬送路の切換用ソレノイドTRS、複写
機に設定された情報その他を表示する各種の表示灯DS
S、メインモ−タMM、複写用紙収納部42、43から
複写用紙を給紙する給紙クラツチPCSなどが接続され
ている。
【0090】次に、前記CPU400で実行される制御
動作について説明する。
【0091】図22はメインル−チンのフロ−チヤ−ト
である。電源スイツチの投入により制御プログラムが起
動すると、まずメモリのクリヤ、レジスタの初期化、各
種装置を初期モ−ドに設定する初期設定を行う(ステツ
プS1)。内部タイマをセツトし、計時を開始する(ス
テツプS2)。次にステツプS3からS10までの、ス
イツチ入出力処理、表示処理、複写処理、複写紙収納処
理、複写紙整合処理、再給紙処理、異常検出、トラブル
処理のサブル−チンを実行し、内部タイマの計時終了を
待つてステツプS2に戻る。
【0092】ここで、スイツチ入出力処理、表示処理、
複写処理、トラブル処理の各サブル−チンについては、
本願考案の主題と直接関係ないので説明を省略し、複写
紙の収納処理、整合処理、再給紙処理の各サブル−チン
について、以下説明する。
【0093】図23乃至図24は複写紙の収納処理ル−
チンのフロ−チヤ−トである。まず、コピ−ステ−トC
STを調べる(ステツプS21、S22、S23、S2
4)。コピ−ステ−トCSTは、0、1、2、3、4の
5種類の値がある。
【0094】コピ−ステ−トCSTが0であれば、ペ−
パセンサPS1を判定し、ONであればコピ−ステ−ト
CSTを1にセツトしてメインル−チンに戻り、ONで
なければ直ちにメインル−チンに戻る(ステツプS2
5、S26)。
【0095】コピ−ステ−トCSTが1であれば、ペ−
パセンサPS1を判定し、OFFあれば、複写紙後端が
ペ−パセンサPS1を通過した時から搬送ロ−ラ組立体
50、51を通過し終るまでに要する時間を計時するタ
イマT2の計時を開始し、コピ−ステ−トCSTを2に
セツトして、メインル−チンに戻る(ステツプS29、
S30、S31)。ペ−パセンサPS1がOFFでなけ
れば直ちにメインル−チンに戻る。
【0096】コピ−ステ−トCSTが2であれば、タイ
マT2の計時終了を判定し(ステツプS33)、計時終
了のときはフオトセンサ151bを判定する(ステツプ
S34)。フオトセンサ151bがONであれば、ソレ
ノイド192をONとし、ソレノイド192を1パルス
だけONとするのに要する時間を計時するタイマT4、
及び押え板151が上段位置から中段位置に降下するの
に要する時間を計時するタイマT3の計時を開始し、コ
ピ−ステ−トCSTを3にセツトしてメインル−チンに
戻る(ステツプS36、S37、S38、S39)。ス
テツプS34の判定でフオトセンサ151bがONでな
いときは、複写紙の搬送異常、その他の異常が発生した
ことを示すから、トラブルフラグTD1を1にセツトし
(ステツプS35)、メインル−チンに戻る。
【0097】コピ−ステ−トCSTが3であれば、タイ
マT4の計時終了を判定し(ステツプS41)、計時終
了のときはソレノイド192をOFFとし、コピ−ステ
−トCSTを4にセツトしてメインル−チンに戻る(ス
テツプS42、S43)。
【0098】コピ−ステ−トCSTが0〜3のいずれで
もないときは4であり、ステツプS45以降の処理に移
る。タイマT3の計時終了を判定し(ステツプS4
5)、計時終了のときはフオトセンサ151bを判定す
る(ステツプS46)。フオトセンサ151bがONで
あれば、コピ−ステ−トCSTを0にセツトしてメイン
ル−チンに戻り(ステツプS47)、ONでなければ、
ジヤムした複写紙により押え板151が中段位置に降下
できなかつたことを示すから、ジヤムフラグJD1を1
にセツトし(ステツプS48)、メインル−チンに戻
る。
【0099】図25は複写紙の整合処理ル−チンのフロ
−チヤ−トである。まず、コピ−ステ−トSSTを調べ
る(ステツプS51、S52、S53、S54)。コピ
−ステ−トSSTは、0、1、2、3、4の5種類の値
がある。
【0100】コピ−ステ−トSSTが0であれば、ペ−
パセンサPS1を判定し、ONであればソレノイド92
をONとし、コピ−ステ−トSSTを1にセツトしてメ
インル−チンに戻る(ステツプS56、S57、S5
8)。
【0101】コピ−ステ−トSSTが1であれば、ペ−
パセンサPS1を判定し、OFFであれば、複写紙後端
がペ−パセンサPS1を通過した時から押え板151に
より中間トレイに押えつけられるまでに要する時間を計
時するタイマT5の計時を開始し、コピ−ステ−トSS
Tを2にセツトして、メインル−チンに戻る(ステツプ
S61、S62、S63)。
【0102】コピ−ステ−トSSTが2であれば、タイ
マT5の計時終了を判定し(ステツプS65)、計時終
了のときは側部規制板63の位置X2 への移動を指令
し、側部規制板63が位置X2 へ移動するのに要する時
間を計時するタイマT6の計時を開始し、コピ−ステ−
トSSTを3にセツトしてメインル−チンに戻る(ステ
ツプS66、S67、S68)。
【0103】コピ−ステ−トSSTが3であれば、タイ
マT6の計時終了を判定し(ステツプS71)、計時終
了のときはソレノイド92をOFFとし、側部規制板6
2、63により複写紙をはたいたときの振動が収まるの
に要する時間を計時するタイマT7の計時を開始し、コ
ピ−ステ−トSSTを4にセツトして、メインル−チン
に戻る(ステツプS72、S73、S74)。
【0104】コピ−ステ−トSSTが0〜3のいずれで
もないときは4であり、ステツプS76以降の処理に移
る。タイマT7の計時終了を判定し(ステツプS7
6)、計時終了のときは側部規制板63の退避位置への
移動を指令し、コピ−ステ−トSSTを0にセツトし
て、メインル−チンに戻る(ステツプS77、S7
8)。
【0105】図26乃至図28は複写紙の再給紙処理ル
−チンのフロ−チヤ−トである。まず、複写処理ル−チ
ン(図22のステツプS5)で設定され、中間トレイか
ら複写紙を給紙することを指示する両面コピ−フラグが
1か否かを判定し(ステツプS101)、フラグが1で
ない場合は、直ちにメインル−チンに戻る。
【0106】コピ−ステ−トFSTを調べる(ステツプ
S101、S102、S103、S104、S10
5)。コピ−ステ−トFSTは、0、1、2、3、4、
5の6種類の値がある。
【0107】コピ−ステ−トFSTが0であれば、ソレ
ノイド192をONとして、カ−ル押え板151を中段
に設定し、収納されている複写紙を上方から規制する
(ステツプS111)。先端規制板65を下方に揺動し
て再給紙のために通紙経路を開き、側部規制板63を位
置X2 に移動する(ステツプS112、S113)。こ
の状態では、ソレノイド92はOFFであるから、側部
規制板62は位置X1 にあり、複写紙CPはその両側面
を2つの側部規制板により規制され、再給紙時に斜行し
て搬送されるのことが防止される(図10参照)。後端
規制板64をg1方向に移動させ(図9参照)、中間ト
レイ上の複写紙CPを前捌き板40に押し付け、後端規
制板64の位置を再確認する再セツトフラグRES1 を
1にセツトし、コピ−ステ−トFSTを1にセツトして
(ステツプS114、S115、S116)、ステツプ
S171に移る。
【0108】コピ−ステ−トFSTが1であれば、ソレ
ノイド212を1パルス分だけONとし(ステツプS1
21)、再給紙された複写紙CPが反転搬送ロ−ラ55
まで正常に搬送されるに要する最長限界時間を計時する
タイマT8、及びクラツチ機構CL2の爪車195が1
回転するに要する時間を計時するタイマT9の計時を開
始し、コピ−ステ−トFSTを2にセツトして(ステツ
プS122、S123、S124)、ステツプS171
に移る。
【0109】コピ−ステ−トFSTが2であれば、タイ
マT8の計時終了を判定し(ステツプS131)、計時
終了のときはペ−パセンサPS1の状態を判定する(ス
テツプS132)。ペ−パセンサPS1がONであれば
コピ−ステ−トFSTを5にセツトし(ステツプS13
3)、ステツプS171に移る。また、ONでなければ
再給紙が正常に行われないことを示すから、再給紙の操
作を再度実行するためコピ−ステ−トFSTを3にセツ
トし(ステツプS134)、ステツプS171に移る。
タイマT8の計時終了でないときは直ちにステツプS1
71に移る。
【0110】コピ−ステ−トFSTが3であれば、タイ
マT9の計時終了を判定し(ステツプS141)、計時
終了のときはソレノイド212を1パルス分だけONと
し(ステツプS142)、タイマT8の計時を開始し、
コピ−ステ−トFSTを4にセツトして(ステツプS1
43、S144)、ステツプS171に移る。タイマT
9の計時終了でないときは直ちにステツプS171に移
る。
【0111】コピ−ステ−トFSTが4であれば、タイ
マT8の計時終了を判定し(ステツプS151)、計時
終了のときはペ−パセンサPS1を判定し(ステツプS
152)、ONであればコピ−ステ−トFSTを5にセ
ツトして(ステツプS153)、ステツプS171に移
る。ペ−パセンサPS1がONでなければジヤムフラグ
DJ2 を1にセツトして(ステツプS154)、ステツ
プS171に移る。また、タイマT8の計時終了でない
ときは直ちにステツプS171に移る。
【0112】コピ−ステ−トFSTが0〜4のいずれで
もなければ5を意味するから、ステツプS161に移
る。ペ−パセンサPS2を判定し(ステツプS16
1)、ONであれば中間トレイ上に複写紙があることに
なるから、再給紙の準備のため先に給紙された複写紙が
ペ−パセンサPS1の後端を通過したこと(OFF)を
判定し(ステツプS162)、OFFであればコピ−ス
テ−トFSTを1にセツトして(ステツプS163)、
ステツプS171に移る。
【0113】ステツプS161におけるペ−パセンサ7
5の判定でONでない場合は、中間トレイ上の複写紙を
全部給紙したことになるから、両面コピ−完了フラグE
NDを1にセツトし(ステツプS164)、ソレノイド
192をOFFとして押え板151を上段位置に設定
し、先端規制板65を上方に揺動して規制位置に設定
し、側部規制板63を退避位置X3 に移動し、コピ−ス
テ−トFSTを0にセツトして(ステツプS165、S
166、S167、S168)、ステツプS171に移
る。
【0114】ステツプS171からS179までは、後
端規制板64の移動処理を示す。まず、再セツトフラグ
RES1 を判定し(ステツプS171)、フラグが1で
あれば後端規制板64をホ−ム位置に移動する(ステツ
プS172)。後端規制板64のホ−ム位置への移動が
完了したか否かをフオトセンサ118のONで判定し
(ステツプS173)、ONであれば移動が完了したこ
とを示すから、再セツトフラグRES1 を0にリセツト
し、後端規制板64を複写紙CPのサイズに対応した位
置L1 (図4参照)への移動を指示する再セツトフラグ
RES2 を1にセツトし(ステツプS174、S17
5)、ステツプS176に移る。ステツプS171の判
定で再セツトフラグRES1 が1でないとき、ステツプ
S173の判定でフオトセンサ118がONでないとき
は、ステツプS176に移る。
【0115】再セツトフラグRES2 を判定し(ステツ
プS176)、フラグが1であれば後端規制板64を複
写紙CPのサイズに対応した位置L1 に移動する(ステ
ツプS177)。後端規制板64が位置L1 に移動した
か否かをステツピングモ−タに供給されたパルス数で判
定し(ステツプS178)、移動が完了したのであれば
再セツトフラグRES2 を0にリセツトし(ステツプS
179)、メインル−チンに戻る。ステツプS176の
判定で再セツトフラグRES2 が1でないとき、ステツ
プS178の判定で後端規制板64の移動が完了してい
ないときは、メインル−チンに戻る。
【0116】
【考案の効果】以上詳細に説明したとおり、この考案に
よれば、その一部に複写画像が形成された後再給紙部に
収納された複写紙が、定着装置で受ける熱によりカ−ル
して搬送方向に対して位置がずれたり傾斜して再給紙部
に収納されても、複写紙収納部の上部に配置された複写
紙案内手段に設けられた押え部材で押えられた状態で第
1及び第2の側部規制手段により複写紙の左右位置が規
制されるから、収納された複写紙の左右を正確に整合さ
せることができ、再給紙部から複写紙を円滑に高速で給
紙することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施するに適した複写機の構成を示す
側面断面図。
【図2】複写機本体から中間トレイユニツトを引き出し
た状態の斜視図。
【図3】中間トレイユニツトの側面断面図。
【図4】収納部の構成を示す側面断面図。
【図5】搬送ロ−ラ組立体の正面図。
【図6】押え板、板ばね揺動機構の構成を示す斜視図。
【図7】クラツチ機構CL1の断面図。
【図8】押え板、板ばね揺動機構の動作を説明する側面
図。
【図9】中間トレイ部の構成を示す1部を切欠いた斜視
図。
【図10】中間トレイ部の側部規制板の動作を説明する
側面図。
【図11】中間トレイの平面図。
【図12】中間トレイの開口部の1部を拡大した斜視
図。
【図13】図14に示す中間トレイのA−A線に沿った
断面図。
【図14】図15に示す中間トレイのB−B線に沿った
断面図。
【図15】上ガイド板の側面断面図。
【図16】再給紙部の構成を示す1部を切欠いた斜視
図。
【図17】クラツチ機構CL2の断面図。
【図18】再給紙部の捌き部の構成を示す側面図。
【図19】再給紙部の動作を説明する側面図。
【図20】再給紙時の捌き部における複写紙の状態を説
明する側面図。
【図21】制御回路の概略を示す回路ブロツク図。
【図22】メインル−チンのフロ−チヤ−ト。
【図23】複写紙収納処理ル−チンのフロ−チヤ−ト
(その1)。
【図24】複写紙収納処理ル−チンのフロ−チヤ−ト
(その2)。
【図25】複写紙整合処理ル−チンのフロ−チヤ−ト。
【図26】再給紙処理ル−チンのフロ−チヤ−ト(その
1)。
【図27】再給紙処理ル−チンのフロ−チヤ−ト(その
2)。
【図28】再給紙処理ル−チンのフロ−チヤ−ト(その
3)。
【符号の説明】
50、51:搬送ロ−ラ組立体 52:中間トレイ 53:再給紙ロ−ラ 54:捌きロ−ラ 55:反転ロ−ラ 62:側部規制板 63:側部規制板 64:後端規制板 65:先端規制板 67:捌きパツド 151:押え板 CP:複写紙 207:上ガイド板 207a:リブ T:中間トレイユニツト T1:収納部 T2:中間トレイ部 T3:再給紙部 T4:反転部 T5:搬送部 PS1、PS2:ペ−パセンサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写画像の形成された複写紙の一時収
    納、及び再給紙をする複写紙収納部を備えた複写機にお
    ける複写紙整合装置であつて、 複写紙収納部に収納された複写紙の再給紙方向に対し
    て、複写紙の左右位置を規制する第1及び第2の側部規
    制手段と、 複写紙収納部の上部に配置された複写紙案内手段と、 前記第1及び第2の側部規制手段を操作して複写紙の左
    右位置を整合させる制御手段とを備え、 前記複写紙案内手段は、前記第1及び第2の側部規制手
    段により複写紙の左右位置の規制が行われる部分では複
    写紙収納部の底部との間隔が最も狭く、複写紙の搬送方
    向先端部と後端部に向けて徐々に拡大する複数の押え部
    材がその下面に形成され、 前記制御手段は複写紙収納部内に複写紙が収納された
    後、収納された複写紙の左右位置を整合させるよう前記
    第1及び第2の側部規制手段を操作制御することを特徴
    とする複写機における複写紙整合装置。
JP1065792U 1991-07-17 1992-02-03 複写機における複写紙整合装置 Expired - Lifetime JP2554476Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1065792U JP2554476Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 複写機における複写紙整合装置
US07/914,331 US5327206A (en) 1991-07-17 1992-07-14 Image forming apparatus including a sheet refeeding unit

Applications Claiming Priority (1)

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JPH0564174U JPH0564174U (ja) 1993-08-24
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