JP2553808B2 - 対物レンズクリーニング装置 - Google Patents

対物レンズクリーニング装置

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JP2553808B2
JP2553808B2 JP4292454A JP29245492A JP2553808B2 JP 2553808 B2 JP2553808 B2 JP 2553808B2 JP 4292454 A JP4292454 A JP 4292454A JP 29245492 A JP29245492 A JP 29245492A JP 2553808 B2 JP2553808 B2 JP 2553808B2
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弁一 宮崎
寛爾 若林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、記録再生可能
な業務用画像ファイルやコンピュータ用データファイル
あるいは再生専用のCDプレーヤ等のディスクに形成さ
れた情報トラックに集光して情報を記録したりあるいは
記録した情報の再生あるいは消去をする光記録再生装置
(簡単のため、記録再生可能なものと再生専用のもの等
を総称して光記録再生装置と呼ぶことにする)に用いら
れる対物レンズクリーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ光を用いて高密度に情報
信号を記録したり再生したりあるいは消去する光記録再
生装置において、光ヘッドに配設された対物レンズ表面
に汚れ、ゴミ等があっても、情報信号の記録、再生、消
去に比較的支障が少ない特徴がある。しかし、対物レン
ズ表面に大きなゴミやホコリが付着したり、結露する
と、情報信号の記録、再生、消去に悪影響を及ぼす。
【0003】このため、最近、対物レンズ表面のゴミ等
の異質物を除去する対物レンズクリーニング装置の必要
性が強調されるようになってきた。
【0004】例えば、特開昭60−73517号公報で
は、対物レンズ表面の異質物を簡単に除去できる対物レ
ンズクリーニング装置について提案されている。
【0005】以下図面を参照しながら、従来の対物レン
ズクリーニング装置の一例について説明する。
【0006】図10、図11は従来の対物レンズクリー
ニング装置を示し、図10は従来の対物レンズクリーニ
ング装置が光記録再生装置(本発明の第1〜第3の実施
例では、第1の光記録再生装置)本体に装着かつ位置決
めされた状態の平面図、図11はそのA−A’線断面図
を示すものである。
【0007】図10、図11において、101は光ヘッ
ドで、情報信号を記録したり再生したりあるいは消去す
る。102は対物レンズ(本発明の第1〜第3の実施例
では、第1の対物レンズ)で、光ヘッド101の先端に
配設され、レーザ光をディスク(図示せず)に集光させ
る。103は光ヘッド移送台で、光ヘッド101が取り
付けられる。104はリニアモータで、光ヘッド移送台
103と共に光ヘッド101を図中、X方向に移送す
る。
【0008】105はモータで、本来ディスクを回転駆
動する。106はターンテーブル(本発明の第1〜第3
の実施例では、第1のターンテーブル)で、モータ10
5に設けられ、その外側面にはテーパがつけられ本来デ
ィスクが同軸的に設置される。
【0009】107はかさ歯車で、駆動歯車107aお
よび被動歯車107bよりなり、モータ105の回転す
なわち図中、Z軸まわりの回転を図中X軸まわりの回転
に変換する。駆動歯車107aはプラスチック製であ
り、中央にディスクのセンタ穴と同一径の穴が設けら
れ、ディスクと同一の厚みであり、ターンテーブル10
6に同軸的に設置される。被動歯車107bはプラスチ
ック製であり、中央に穴が設けられ、駆動歯車107a
と噛み合っている。108はクランパで、本来ディスク
をガタがないようにターンテーブル106に固定する
が、本従来例では駆動歯車107aをガタがないように
ターンテーブル106に固定する。
【0010】109はブラシで、取付軸109aおよび
ブラシ部109bよりなり、対物レンズ102の表面の
異質物を除去する。取付軸109aはプラスチック製で
あり、被動歯車107bの穴と同一径の円柱状であり、
被動歯車107bの穴に係合固定されている。ブラシ部
109bは対物レンズ102の可動範囲全域にわたって
多数の塩化ビニル製の細い毛により形成されており、対
物レンズ102の表面と接触可能に設けられている。
【0011】110はクリーニングケースで、ディスク
を収納するディスクケース(本発明の第1〜第3の実施
例では、第1のディスクケース)と同一の外形寸法であ
り、かつ光記録再生装置(本発明の第1〜第3の実施例
では、第1の光記録再生装置)本体に装着される時の位
置決め手段もディスクケースと同一の手段を持ってい
る。クリーニングケース110はかさ歯車107とブラ
シ109を収納し、クランパ108とターンテーブル1
06を内部に収容しうる穴とブラシ109のブラシ部1
09bの少なくとも一部が外部の空間に面し、対物レン
ズ102と接触しうる窓とが設けられている。
【0012】111はブラシ支持部材で、クリーニング
ケース110に固定され、ブラシ109の取付軸109
aの径より少し大きな穴が設けられ、その穴に取付軸1
09aを挿入し、ブラシ109を回動自在に支持してい
る。112は歯車位置規制部材で、クリーニングケース
110に固定され、駆動歯車107aのクリーニングケ
ース110内での位置を規制している。
【0013】113はディスクケース位置決めピンで、
本来ディスクケースを位置決め固定するものであるが、
本従来例ではクリーニングケース110を位置決め固定
する。
【0014】従って、クリーニングケース110は、か
さ歯車107、ブラシ109、ブラシ支持部材111お
よび歯車位置規制部材112を内部に持っている。ま
た、クリーニングケース110は、クランパ108とタ
ーンテーブル106を内部に収容しうる穴と、対物レン
ズ102とブラシ9の接触を可能にする窓と、ディスク
ケース位置決めピン113と嵌合する位置決め手段を持
っている。
【0015】このクリーニングケース110が装着脱可
能に構成された光記録再生装置本体は、光ヘッド10
1、対物レンズ102、光ヘッド移送台103、リニア
モータ104、モータ105、ターンテーブル106、
クランパ108、ディスクケース位置決めピン113等
により構成されている。また、図示していないが、光記
録再生装置の−X側には、ディスクケース従ってクリー
ニングケースが挿入可能な穴が形成されている。すなわ
ち、ターンテーブルをはさんでこの穴と対物レンズ10
1とは各々反対側にそれぞれ−X側と+X側に配置され
ている。なお、この従来の対物レンズが唯1つの光記録
再生装置は、本発明の第1〜第3の実施例では、詳細は
後述するが、第1の光記録再生装置として説明する。
【0016】以上のように構成された対物レンズクリー
ニング装置について、以下その動作について説明する。
【0017】まず、ディスクケースの代わりにクリーニ
ングケース110が光記録再生装置本体に挿入される
と、光記録再生装置本体に構成されたケース案内機構
(図示せず)に案内されて、クリーニングケース110
がディスクケース位置決めピン113により位置決め固
定され、ディスクの代わりに駆動歯車107aがターン
テーブル106に同軸的に設置されかつクランパ108
によりガタがないように固定される。この時、ブラシ1
09およびクリーニングケース110の窓は、対物レン
ズ102をクリーニングしうる位置になるように配置さ
れている。
【0018】一方、リニアモータ104によって図中、
X方向に移送される光ヘッド移送台103、光ヘッド1
01従って対物レンズ102は、可動範囲の任意の位置
にある。
【0019】次に、モータ105を図中、Z軸まわりに
回転させると、駆動歯車107aも図中、Z軸まわりに
回転する。同時に、被動歯車107bは図中、X軸まわ
りに回転する。
【0020】そして、被動歯車107bに固定されたブ
ラシ109は図中、X軸まわりに回転し、対物レンズ1
02の可動範囲全域にわたってブラシ部109bが設け
られているため、対物レンズ102が可動範囲のどこに
あっても対物レンズ102の表面の異質物を除去するこ
とができる。除去された異質物は、ほとんどブラシ10
9の回転により発生する上昇空気流によりクリーニング
ケース110内に運ばれ、光記録再生装置本体にはほと
んど残らないようにすることができるというものであ
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、両面
に記録面を有するディスクに対応して、ディスクの両側
に光ヘッドを設け、ディスクの面を逆にして光記録再生
装置に装着しないでも両面の記録あるいは再生が可能な
第2の光記録再生装置が開発されている。
【0022】しかしながら従来の対物レンズクリーニン
グ装置のような構成では、ブラシ109が1つしかな
く、しかもクリーニングケース110にはブラシ109
に対応した対物レンズ102をクリーニングするための
窓が1つしかないので、ディスクの両側に光ヘッドが設
けられた第2の光記録再生装置において、両側に存在す
る第2の対物レンズを同時にクリーニングできないとい
う第1の課題を有していた。
【0023】また、従来の唯1つの光ヘッド従って唯1
つの第1の対物レンズを有する第1の光記録再生装置
は、既に、例えば業務用画像ファイルやコンピュータ用
データファイル等の形態で大きな市場を形成している。
従って、両側あるいは片側に複数の光ヘッド従って複数
の第2の対物レンズを設けて高性能化した第2の光記録
再生装置では、第1の光記録再生装置の第1のディスク
との互換性を再生あるいは記録再生に関してを確保する
ことが非常に重要視されている。そのため、第1のディ
スクを実際に第2の光記録再生装置で再生あるいは記録
再生する場合には、この第1のディスクを第1のディス
クケースから取り出し第2のディスクケースに組み込ん
でいる。一方、この第2のディスクケースに組み込まれ
た第1のディスクを第1の光記録再生装置で記録あるい
は再生したい機会も当然発生する。そのため、第2のデ
ィスクケースの形態は、第1の光記録再生装置の第1の
ディスクケースと装着脱に関して基本的に互換性を確保
している。具体的には、第2のディスクケースは、位置
決め手段およびターンテーブルを収容する穴の装着脱に
関して第1のディスクケースと互換性を確保している。
従って、対物レンズクリーニング装置としても、ディス
クケースと装着脱に関して互換性のあるクリーニングケ
ースを第1の光記録再生装置および第2の光記録再生装
置の両方に使用可能な互換性を確保することが極めて重
要になっている。
【0024】本発明は上記第1の課題に鑑み、第1の目
的として、ディスクの両側に光ヘッドが設けられた第2
の光記録再生装置において、両側に存在する第2の対物
レンズを同時にクリーニングでき、しかも唯1つの光ヘ
ッドを有する第1の光記録再生装置の第1の対物レンズ
もクリーニングできる対物レンズクリーニング装置を提
供するものである。
【0025】また、ディスクの片側に複数の光ヘッドを
設け、情報信号を分割して同時に複数の光ヘッドで記録
したりあるいは再生したりすることにより、光記録再生
装置全体としての転送レートを向上させて、NTSCコ
ンポジット信号等の動画をデジタルで記録・再生したり
あるいは中型コンピュータ用の高転送レートのメモリー
として利用できる第2の光記録再生装置が盛んに開発さ
れている。
【0026】しかしながら、従来の対物レンズクリーニ
ング装置のような構成では、ブラシ109が1つしかな
いので、ディスクの片側に複数の光ヘッドが設けられた
第2の光記録再生装置において、片側に複数個存在する
第2の対物レンズを同時にクリーニングできないという
第2の課題を有していた。
【0027】本発明は上記第2の課題に鑑み、第2の目
的として、ディスクの片側に複数の光ヘッドが設けられ
た第2の光記録再生装置において、片側に複数個存在す
る第2の対物レンズを同時にクリーニングでき、しかも
唯1つの光ヘッドを有する第1の光記録再生装置の第1
の対物レンズもクリーニングできる対物レンズクリーニ
ング装置を提供するものである。
【0028】また、ディスクの両側に各々複数の光ヘッ
ドを設け、さらに転送レートを向上させて、例えばNT
SCコンポーネント信号やPAL信号等の動画をデジタ
ルで記録・再生したりあるいは大型コンピュータ用のよ
り高転送レートのメモリーとして利用できる第2の光記
録再生装置が開発されている。
【0029】しかしながら、従来の対物レンズクリーニ
ング装置のような構成では、上記第1の課題および第2
の課題より明らかなように、ディスクの両側に各々複数
の光ヘッドが設けられた第2の光記録再生装置におい
て、両側に各々複数個存在する第2の対物レンズを同時
にクリーニングできないという第3の課題を有してい
た。
【0030】本発明は上記第3の課題に鑑み、第3の目
的として、ディスクの両側に各々複数の光ヘッドが設け
られた第2の光記録再生装置において、両側に各々複数
個存在する第2の対物レンズを同時にクリーニングで
き、しかも唯1つの光ヘッドを有する第1の光記録再生
装置の第1の対物レンズもクリーニングできる対物レン
ズクリーニング装置を提供するものである。
【0031】また、本発明は、第4の目的として、第
1、第2、第3の目的のうち少なくとも1つの目的を達
成し、しかも同時に唯1つの駆動手段でクリーニング動
作を実現できる対物レンズクリーニング装置を提供する
ものである。
【0032】また、本発明は、第5の目的として、第
1、第2、第3の目的のうち少なくとも1つの目的を達
成し、しかも同時に本来ディスクを回転させる第1のタ
ーンテーブル(第1の光記録再生装置に配設)または第
2のターンテーブル(第2の光記録再生装置に配設)の
駆動力を利用してクリーニング動作を実現し、別の駆動
手段なしでクリーニングできる対物レンズクリーニング
装置を提供するものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の対物レンズクリーニング装置の第1の
構成は、ブラシとブラシに駆動力を伝達する手段とを第
1の光記録再生装置および第2の光記録再生装置に着脱
可能なクリーニングケース内に備えており、クリーニン
グケースは第1の光記録再生装置および第2の光記録再
生装置のそれぞれ第1のディスクケースおよび第2のデ
ィスクケースと同一構成の位置決め手段と、第1の光記
録再生装置および第2の光記録再生装置のそれぞれ第1
のターンテーブルおよび第2のターンテーブルを収容し
うる穴と、ブラシの少なくとも一部がクリーニングケー
スの外部の空間に面し、お互いに対向した1対の窓とを
有し、ブラシおよび窓は、クリーニングケースが第1の
光記録再生装置または第2の光記録再生装置に装着かつ
位置決めされた時に、ブラシが窓から露呈しクリーニン
グケースと非接触となり、それぞれ、第1の光記録再生
装置に配設された唯1つの第1の対物レンズをクリーニ
ングできる位置にブラシの外部の空間に面する部分が配
置され、または第2の光記録再生装置に配設され、第1
の対物レンズと同一方向に移動可能に構成され、お互い
に対向可能な1対の第2の対物レンズをクリーニングで
きる位置にブラシの外部の空間に面する部分が配置され
ているものである。
【0034】上記第2の目的を達成するために本発明の
対物レンズクリーニング装置の第2の構成は、少なくと
も2つのブラシとブラシに駆動力を伝達する手段とを第
1の光記録再生装置および第2の光記録再生装置に着脱
可能なクリーニングケース内に備えており、クリーニン
グケースは第1の光記録再生装置および第2の光記録再
生装置のそれぞれ第1のディスクケースおよび第2のデ
ィスクケースと同一構成の位置決め手段と、第1の光記
録再生装置および第2の光記録再生装置のそれぞれ第1
のターンテーブルおよび第2のターンテーブルを収容し
うる穴と、ブラシの各々の少なくとも一部がクリーニン
グケースの外部の空間に面する少なくとも2つの窓とを
有し、ブラシおよび窓は、クリーニングケースが第1の
光記録再生装置または第2の光記録再生装置に装着かつ
位置決めされた時に、ブラシが窓から露呈しクリーニン
グケースと非接触となり、それぞれ、第1の光記録再生
装置に配設された唯1つの第1の対物レンズをクリーニ
ングできる位置にブラシの外部の空間に面する部分の1
つが配置され、または第2の光記録再生装置に配設さ
れ、第1の対物レンズと同一方向に移動可能に構成され
たものを1つ含んで少なくとも2つの第2の対物レンズ
をクリーニングできる位置にブラシの外部の空間に面す
る部分の各々が配置されているものである。
【0035】上記第3の目的を達成するために本発明の
対物レンズクリーニング装置の第3の構成は、少なくと
も2つのブラシとブラシに駆動力を伝達する手段とを第
1の光記録再生装置および第2の光記録再生装置に着脱
可能なクリーニングケース内に備えており、クリーニン
グケースは第1の光記録再生装置および第2の光記録再
生装置のそれぞれ第1のディスクケースおよび第2のデ
ィスクケースと同一構成の位置決め手段と、第1の光記
録再生装置および第2の光記録再生装置のそれぞれ第1
のターンテーブルおよび第2のターンテーブルを収容し
うる穴と、ブラシの各々の少なくとも一部がクリーニン
グケースの外部の空間に面し、お互いに対向した少なく
とも2対の窓とを有し、ブラシおよび窓は、クリーニン
グケースが第1の光記録再生装置または第2の光記録再
生装置に装着かつ位置決めされた時に、ブラシが窓から
露呈しクリーニングケースと非接触となり、それぞれ、
第1の光記録再生装置に配設された唯1つの第1の対物
レンズをクリーニングできる位置にブラシの外部の空間
に面する部分の1つが配置され、または第2の光記録再
生装置に配設され、第1の対物レンズと同一方向に移動
可能に構成されたものを1対含んでお互いに対向可能な
2対の第2の対物レンズをクリーニングできる位置にブ
ラシの外部の空間に面する部分の各々が配置されている
ものである。
【0036】上記第4の目的を達成するために本発明の
対物レンズクリーニング装置の第4の構成は、上記第1
の構成あるいは第2の構成あるいは第3の構成におい
て、ブラシがブラシに駆動力を伝達する手段を介して唯
1つの駆動手段によって駆動されるものである。
【0037】上記第5の目的を達成するために本発明の
対物レンズクリーニング装置の第5の構成は、上記第1
の構成あるいは第2の構成あるいは第3の構成におい
て、クリーニングケースが第1の光記録再生装置または
第2の光記録再生装置に装着かつ位置決めされた時に、
ブラシに駆動力を伝達する手段がそれぞれ第1の光記録
再生装置または第2の光記録再生装置のそれぞれ第1の
ターンテーブルまたは第2のターンテーブルと結合さ
れ、ブラシがそれぞれ第1のターンテーブルまたは第2
のターンテーブルを駆動する駆動力によって駆動される
ものである。
【0038】
【作用】本発明は上記した第1の構成によって、ブラシ
をクリーニングケースの1対の対向した窓を通して第2
の光記録再生装置のお互いに対向可能な1対の第2の対
物レンズのみならず第1の光記録再生装置の唯1つの第
1の対物レンズをクリーニングできる位置に配置するこ
とにより、ディスクの両側に光ヘッドが設けられた第2
の光記録再生装置において、両側に存在する第2の対物
レンズを同時にクリーニングでき、しかも唯1つの光ヘ
ッドを有する第1の光記録再生装置の第1の対物レンズ
もクリーニングできるのである。また、ブラシがクリー
ニングケースと非接触となり第2の対物レンズまたは第
1の対物レンズのみと接触するだけなので、非常に小さ
な駆動力でクリーニングできるのである。
【0039】本発明は上記した第2の構成によって、少
なくとも2つのブラシをクリーニングケースの各ブラシ
に対応した窓を通して第2の光記録再生装置の少なくと
も2つの第2の対物レンズのみならず第1の光記録再生
装置の唯1つの第1の対物レンズをクリーニングできる
位置に配置することにより、ディスクの片側に複数の光
ヘッドが設けられた第2の光記録再生装置において、片
側に複数個存在する第2の対物レンズを同時にクリーニ
ングでき、しかも唯1つの光ヘッドを有する第1の光記
録再生装置の第1の対物レンズもクリーニングできるの
である。また、ブラシがクリーニングケースと非接触と
なり第2の対物レンズまたは第1の対物レンズのみと接
触するだけなので、非常に小さな駆動力でクリーニング
できるのである。
【0040】本発明は上記した第3の構成によって、少
なくとも2つのブラシをクリーニングケースの少なくと
も2対のお互いに対向した窓を通して第2の光記録再生
装置のお互いに対向可能な少なくとも2対の第2の対物
レンズのみならず第1の光記録再生装置の唯1つの第1
の対物レンズをクリーニングできる位置に配置すること
により、ディスクの両側に各々複数の光ヘッドが設けら
れた第2の光記録再生装置において、両側に各々複数個
存在する第2の対物レンズを同時にクリーニングでき、
しかも唯1つの光ヘッドを有する第1の光記録再生装置
の第1の対物レンズもクリーニングできるのである。ま
た、ブラシがクリーニングケースと非接触となり第2の
対物レンズまたは第1の対物レンズのみと接触するだけ
なので、非常に小さな駆動力でクリーニングできるので
ある。
【0041】本発明は上記した第4の構成によって、ブ
ラシをブラシに駆動力を伝達する手段を介して唯1つの
駆動手段に連結することにより、唯1つの駆動手段でク
リーニング動作を実現できるのである。
【0042】本発明は上記した第5の構成によって、ク
リーニングケースが第2の光記録再生装置または第1の
光記録再生装置に装着かつ位置決めされた時に、ブラシ
に駆動力を伝達する手段がそれぞれ第2の光記録再生装
置の第2のターンテーブルまたは第1の光記録再生装置
の第1のターンテーブルと結合され、ブラシがそれぞれ
第2のターンテーブルまたは第1のターンテーブルを駆
動する駆動力によって駆動されることにより、本来ディ
スクを回転させるモータを利用してクリーニング動作を
実現し、別の駆動手段なしでクリーニングできるのであ
る。
【0043】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の対物レンズクリ
ーニング装置について、図面を参照しながら説明する。
【0044】図1〜図3は本発明における第1の実施例
を示し、図1は分解斜視図で、図2は第2の光記録再生
装置本体に装着かつ位置決めされた状態の平面図で、図
3はそのA−A’線断面図を示すものである。
【0045】図1〜図3において、1は光ヘッドで、デ
ィスク(図示せず)の両側に相当する位置でお互いに対
向可能に配置された2つの光ヘッドであり、各々が面す
るディスクの記録面に情報信号を記録したりあるいは記
録した情報を再生したりあるいは消去したりする。な
お、光ヘッド1は、従来の光ヘッド101と同様に+X
側すなわち後述するターンテーブル6をはさんで後述す
るクリーニングケース10が挿入可能な穴14aの反対
側に移動可能に構成されている。2は第2の対物レンズ
で、光ヘッド1の先端に配設されお互いに対向可能な1
対の対物レンズであり、レーザ光をディスクに集光させ
る。3は光ヘッド移送台で、光ヘッド1が取り付けられ
る。4はリニアモータで、光ヘッド移送台3と共に光ヘ
ッド1を図中、X方向に移送する。
【0046】5はモータ(駆動手段)で、本来ディスク
を回転駆動する。6は第2のターンテーブルで、基本的
に従来の第1のターンテーブル106と同様の構成であ
り、モータ5に設けられ、その外側面にはテーパがつけ
られ本来ディスクが同軸的に設置される。
【0047】7はかさ歯車(後述するブラシ9に駆動力
を伝達する手段)で、駆動歯車7aおよび被動歯車7b
よりなり、モータ5の回転すなわち図中、Z軸まわりの
回転を図中X軸まわりの回転に変換する。駆動歯車7a
はプラスチック製であり、中央にディスクのセンタ穴と
同一径の穴が設けられ、第2のターンテーブル6と後述
するクランパ8とで固定される部分の厚みがディスクと
同一の厚みであり、第2のターンテーブル6に同軸的に
設置される。被動歯車7bはプラスチック製であり、中
央に穴が設けられ、駆動歯車7aと噛み合っている。8
はクランパで、基本的に従来のクランパ108と同様の
構成であり、本来ディスクをガタがないように第2のタ
ーンテーブル6に固定するが、本実施例では駆動歯車7
aをガタがないように第2のターンテーブル6に固定す
る。
【0048】9はブラシで、取付軸9aおよびブラシ部
9bよりなり、第2の対物レンズ2および第1の対物レ
ンズ102の表面の異質物を除去する。取付軸9aはプ
ラスチック製であり、被動歯車7bの穴に接着等で係合
固定され、後述するブラシ支持部材11の軸受11aに
より回動可能に支持されている。ブラシ部9bは、取付
軸9aに接着等で固定され、第2の対物レンズ2および
第1の対物レンズ102の可動範囲全域にわたって多数
の塩化ビニル製の細い毛により形成されており、第2の
対物レンズ2および第1の対物レンズ102の表面と接
触可能に設けられている。
【0049】10はクリーニングケースで、ABS等の
樹脂で形成された上ハーフ10aと下ハーフ10bとが
ネジ止めや熱溶着等で固定されて構成され、ディスクを
収納する第2のディスクケースと同一の外形寸法であ
り、かつ第2の光記録再生装置本体および第1の光記録
再生装置に装着される時の位置決め手段も第2のディス
クケースおよび第1のディスクケースと同一の手段を持
っている。すなわち、後述する4本のディスクケース位
置決めピン13のうち先端にテーパがついた2本のディ
スクケース位置決めピン13および従来のディスクケー
ス位置決めピン113のうち先端にテーパがついた2本
のディスクケース位置決めピン113が係合可能な穴1
0eを位置決め手段として持っている。クリーニングケ
ース10はかさ歯車7とブラシ9を収納し、内部に第2
のターンテーブル6および第1のターンテーブル106
を収容しうる穴10dと、内部にクランパ8およびクラ
ンパ108を収容しうる穴10fと、ブラシ9のブラシ
部9bの少なくとも一部が外部の空間に面し、1対の対
向可能な第2の対物レンズ2および唯1つの第1の対物
レンズ102と接触しうる1対の窓10cとが設けられ
ている。
【0050】11はブラシ支持部材で、端面がクリーニ
ングケース10の内面に接着等で固定され、外輪が接着
等で固定された軸受11aを有し、この軸受11aの内
径穴にブラシ9の取付軸9aを挿入し、ブラシ9を回動
自在に支持している。12は歯車位置規制部材で、端面
がクリーニングケース10の内面に接着等で固定され、
駆動歯車7aのクリーニングケース10内での位置を規
制している。
【0051】13は4本のディスクケース位置決めピン
で、2本の先端がフラットで、他の2本の先端にはテー
パが設けられ、基本的に従来のディスクケース位置決め
ピン113と同様の構成であり、本来第2のディスクケ
ースを位置決め固定するものであるが、本実施例ではク
リーニングケース10を位置決め固定する。
【0052】14は第2の光記録再生装置本体の筺体
で、第2のディスクケースあるいはクリーニングケース
10が挿入可能な穴14aが設けられている。
【0053】従って、クリーニングケース10は、かさ
歯車7(ブラシ9に駆動力を伝達する手段)、ブラシ
9、ブラシ支持部材11および歯車位置規制部材12を
内部に持っている。また、クリーニングケース10は、
内部に第2のターンテーブル6および第1のターンテー
ブル106を収容しうる穴10dと、内部にクランパ8
およびクランパ108を収容しうる穴10fと、1対の
対向可能な第2の対物レンズ2および第1の対物レンズ
102とブラシ9の接触を可能にする1対の窓10c
と、ディスクケース位置決めピン13およびディスクケ
ース位置決めピン113と嵌合する位置決め手段として
穴10eを持っている。
【0054】このクリーニングケース10が装着脱可能
に構成された第2の光記録再生装置本体は、光ヘッド
1、第2の対物レンズ2、光ヘッド移送台3、リニアモ
ータ4、モータ(駆動手段)5、第2のターンテーブル
6、クランパ8、ディスクケース位置決めピン13、筺
体14等により構成されている。
【0055】以上のように構成された第1の実施例の対
物レンズクリーニング装置について、以下その動作につ
いて説明する。
【0056】まず、第2のディスクケースの代わりにク
リーニングケース10が第2の光記録再生装置本体の筺
体14に設けられた穴14aに挿入されると、第2の光
記録再生装置本体に構成されたケース案内機構(図示せ
ず)に案内されて、クリーニングケース10がディスク
ケース位置決めピン13により位置決め固定され、ディ
スクの代わりに駆動歯車7aが第2のターンテーブル6
に同軸的に設置されかつクランパ8によりガタがないよ
うに固定される。この時、ブラシ9およびクリーニング
ケース10の1対の窓10cは、1対の第2の対物レン
ズ2をクリーニングしうる位置になるように配置されて
いる。なお、図示していないが、上記ケース案内機構に
連動させて、光ヘッド1と第2の対物レンズ2と光ヘッ
ド移送台3とリニアモータ4の一方のユニット全体、例
えばZ+側のユニット全体を動作位置から退避可能に構
成し、第2のディスクケースあるいはクリーニングケー
ス10がディスクケース位置決めピン13により位置決
め固定された時に、動作位置に位置決めされるように構
成されている。
【0057】一方、リニアモータ4によって図中、X方
向に移送される光ヘッド移送台3、光ヘッド1従って第
2の対物レンズ2は、可動範囲の任意の位置にある。
【0058】次に、モータ5を図中、Z軸まわりに回転
させると、駆動歯車7aも図中、Z軸まわりに回転す
る。同時に、被動歯車7bは図中、X軸まわりに回転す
る。
【0059】そして、被動歯車7bに固定されたブラシ
9は図中、X軸まわりに回転し、1対の第2の対物レン
ズ2の可動範囲全域にわたってブラシ部9bが設けられ
ているため、各々の第2の対物レンズ2が可動範囲のど
こにあっても第2の対物レンズ2の表面の異質物を同時
に除去することができる。また、除去された異質物は、
ほとんどブラシ9に付着するため、第2の光記録再生装
置本体にはほとんど残らないようにすることができる。
【0060】そして、第2の対物レンズ2のクリーニン
グが終わると、クリーニングケース10はケース案内機
構に案内されて第2の光記録再生装置本体から筺体14
の穴14aより排出される。
【0061】次に、第1の光記録再生装置に挿入した時
の動作であるが、基本的に第2の光記録再生装置に挿入
した時と同様に動作する。
【0062】従って、ブラシ9をクリーニングケース1
0の1対の対向した窓10cを通して第2の光記録再生
装置本体のお互いに対向可能な1対の第2の対物レンズ
2のみならず第1の光記録再生装置の唯1つの第1の対
物レンズ102をクリーニングできる位置に配置し、デ
ィスクの両側に光ヘッド1が設けられた第2の光記録再
生装置において、両側に存在する第2の対物レンズ2を
同時にクリーニングできる、しかも唯1つの光ヘッドを
有する第1の光記録再生装置の第1の対物レンズ102
もクリーニングできるのである。
【0063】次に、以下本発明の第2の実施例の対物レ
ンズクリーニング装置について、図面を参照しながら説
明する。
【0064】図4〜図6は本発明における第2の実施例
を示し、図4は分解斜視図で、図5は第2の光記録再生
装置本体に装着かつ位置決めされた状態の平面図で、図
4はそのA−A’線断面図を示すものである。
【0065】図4〜図6において、1は光ヘッドで、デ
ィスク(図示せず)の片側に相当する位置で、後述する
モータ5の+X側と−(マイナス)X側にそれぞれ配置
された2つの光ヘッドであり、ディスクの片側の記録面
に情報信号を記録したりあるいは記録した情報を再生し
たりあるいは消去したりする。なお、光ヘッド1の1つ
は、従来の光ヘッド101と同様に+X側すなわち後述
するターンテーブル6をはさんで後述するクリーニング
ケース10が挿入可能な穴14aの反対側に移動可能に
構成されている。2は第2の対物レンズで、光ヘッド1
の先端に配設された2つの対物レンズであり、レーザ光
をディスクに集光させる。3は光ヘッド移送台で、光ヘ
ッド1が取り付けられる。4はリニアモータで、光ヘッ
ド移送台3と共に光ヘッド1を図中、X方向に移送す
る。
【0066】5はモータ(駆動手段)で、本来ディスク
を回転駆動する。6は第2のターンテーブルで、基本的
に従来の第1のターンテーブル106と同様の構成であ
り、モータ5に設けられ、その外側面にはテーパがつけ
られ本来ディスクが同軸的に設置される。
【0067】7はかさ歯車(後述するブラシ9に駆動力
を伝達する手段)で、1つの駆動歯車7aおよび2つの
被動歯車7bよりなり、モータ5の回転すなわち図中、
Z軸まわりの回転を図中X軸まわりの回転に変換する。
駆動歯車7aはプラスチック製であり、中央にディスク
のセンタ穴と同一径の穴が設けられ、第2のターンテー
ブル6と後述するクランパ8とで固定される部分の厚み
がディスクと同一の厚みであり、第2のターンテーブル
6に同軸的に設置される。被動歯車7bはプラスチック
製であり、中央に穴が設けられ、駆動歯車7aと噛み合
っている。8はクランパで、基本的に従来のクランパ1
08と同様の構成であり、本来ディスクをガタがないよ
うに第2のターンテーブル6に固定するが、本実施例で
は駆動歯車7aをガタがないように第2のターンテーブ
ル6に固定する。
【0068】9はブラシで、取付軸9aおよびブラシ部
9bよりなり、第2の対物レンズ2および第1の対物レ
ンズ102の表面の異質物を除去する。取付軸9aはプ
ラスチック製であり、被動歯車7bの穴に接着等で係合
固定され、後述するブラシ支持部材11の軸受11aに
より回動可能に支持されている。ブラシ部9bは、取付
軸9aに接着等で固定され、第2の対物レンズ2および
第1の対物レンズ102の可動範囲全域にわたって多数
の塩化ビニル製の細い毛により形成されており、第2の
対物レンズ2および第1の対物レンズの表面と接触可能
に設けられている。
【0069】10はクリーニングケースで、ABS等の
樹脂で形成された上ハーフ10aと下ハーフ10bとが
ネジ止めや熱溶着等で固定されて構成され、ディスクを
収納する第2のディスクケースと同一の外形寸法であ
り、かつ第2の光記録再生装置本体および第1の光記録
再生装置本体に装着される時の位置決め手段も第2のデ
ィスクケースおよび第1のディスクケースと同一の手段
を持っている。すなわち、後述する4本のディスクケー
ス位置決めピン13のうち先端にテーパがついた2本の
ディスクケース位置決めピン13および従来の4本のデ
ィスクケース位置決めピン113のうち先端にテーパが
ついた2本のディスクケース位置決めピン113が係合
可能な穴10eを位置決め手段として持っている。クリ
ーニングケース10はかさ歯車7とブラシ9を収納し、
内部に第2のターンテーブル6および第1のターンテー
ブル106を収容しうる穴10dと、内部にクランパ8
およびクランパ108を収容しうる穴10fと、ブラシ
9のブラシ部9bの少なくとも一部が外部の空間に面
し、2つの第2の対物レンズ2および唯1つの第1の対
物レンズ102と接触しうる2つの窓10cとが設けら
れている。
【0070】11はブラシ支持部材で、端面がクリーニ
ングケース10の内面に接着等で固定され、外輪が接着
等で固定された軸受11aを有し、この軸受11aの内
径穴にブラシ9の取付軸9aを挿入し、ブラシ9を回動
自在に支持している。12は歯車位置規制部材で、端面
がクリーニングケース10の内面に接着等で固定され、
駆動歯車7aのクリーニングケース10内での位置を規
制している。
【0071】13は4本のディスクケース位置決めピン
で、2本の先端がフラットで、他の2本の先端にはテー
パが設けられ、基本的に従来のディスクケース位置決め
ピン113と同様の構成であり、本来第2のディスクケ
ースを位置決め固定するものであるが、本実施例ではク
リーニングケース10を位置決め固定する。
【0072】14は第2の光記録再生装置本体の筺体
で、第2のディスクケースあるいはクリーニングケース
10が挿入可能な穴14aが設けられている。
【0073】従って、クリーニングケース10は、かさ
歯車7(ブラシ9に駆動力を伝達する手段)、ブラシ
9、ブラシ支持部材11および歯車位置規制部材12を
内部に持っている。また、クリーニングケース10は、
内部に第2のターンテーブル6および第1のターンテー
ブル106を収容しうる穴10dと、内部にクランパ8
およびクランパ108を収容しうる穴10fと、2つの
第2の対物レンズ2および第1の対物レン102とブラ
シ9の接触を可能にする2つの窓10cと、ディスクケ
ース位置決めピン13およびディスクケース位置決めピ
ン113と嵌合する位置決め手段として穴10eを持っ
ている。
【0074】このクリーニングケース10が装着脱可能
に構成された第2の光記録再生装置本体は、光ヘッド
1、第2の対物レンズ2、光ヘッド移送台3、リニアモ
ータ4、モータ(駆動手段)5、第2のターンテーブル
6、クランパ8、ディスクケース位置決めピン13、筺
体14等により構成されている。
【0075】以上のように構成された第2の実施例の対
物レンズクリーニング装置について、以下その動作につ
いて説明する。
【0076】まず、第2のディスクケースの代わりにク
リーニングケース10が第2の光記録再生装置本体の筺
体14に設けられた穴14aに挿入されると、第2の光
記録再生装置本体に構成されたケース案内機構(図示せ
ず)に案内されて、クリーニングケース10がディスク
ケース位置決めピン13により位置決め固定され、ディ
スクの代わりに駆動歯車7aが第2のターンテーブル6
に同軸的に設置されかつクランパ8によりガタがないよ
うに固定される。この時、2つのブラシ9およびクリー
ニングケース10の2つの窓10cは、2つの第2の対
物レンズ2をクリーニングしうる位置になるように配置
されている。
【0077】一方、リニアモータ4によって図中、X方
向に移送される光ヘッド移送台3、光ヘッド1従って第
2の対物レンズ2は、可動範囲の任意の位置にある。
【0078】次に、モータ5を図中、Z軸まわりに回転
させると、駆動歯車7aも図中、Z軸まわりに回転す
る。同時に、2つの被動歯車7bは図中、X軸まわりに
回転する。
【0079】そして、2つの被動歯車7bに固定された
各々のブラシ9は図中、X軸まわりに回転し、それぞれ
に対応した第2の対物レンズ2の可動範囲全域にわたっ
てブラシ部9bが設けられているため、各々の第2の対
物レンズ2が可動範囲のどこにあっても第2の対物レン
ズ2の表面の異質物を同時に除去することができる。ま
た、除去された異質物は、ほとんどブラシ9に付着する
ため、第2の光記録再生装置本体にはほとんど残らない
ようにすることができる。
【0080】そして、第2の対物レンズ2のクリーニン
グが終わると、クリーニングケース10はケース案内機
構に案内されて第2の光記録再生装置から筺体14の穴
14aより排出される。
【0081】次に、第1の光記録再生装置に挿入した時
の動作であるが、基本的に第2の光記録再生装置に挿入
した時と同様に動作する。
【0082】従って、2つのブラシ9をクリーニングケ
ース10の各ブラシ9に対応した窓10cを通して第2
の光記録再生装置本体の2つの第2の対物レンズ2のみ
ならず第1の光記録再生装置の唯1つの第1の対物レン
ズ102をクリーニングできる位置に配置し、ディスク
の片側に2つの光ヘッド1が設けられた第2の光記録再
生装置において、片側に2つ存在する第2の対物レンズ
2を同時にクリーニングでき、しかも唯1つの光ヘッド
を有する第1の光記録再生装置の第1の対物レンズ10
2もクリーニングできるるのである。
【0083】なお、本第2の実施例では、ブラシ9を2
つ設けて、片側に2つ存在する第2の対物レンズ2を同
時にクリーニングできるようにしたが、その必要性に応
じて、ブラシ9の数を増やし、片側により多く存在する
第2の対物レンズ2を同時にクリーニングできるように
してもよい。例えば、駆動歯車7aと噛み合う被動歯車
7bを4つにし、各々の被動歯車7bにブラシを連結
し、片側に4つ存在する第2の対物レンズ2を同時にク
リーニングできるようにしてもよい。
【0084】次に、以下本発明の第3の実施例の対物レ
ンズクリーニング装置について、図面を参照しながら説
明する。
【0085】図7〜図9は本発明における第3の実施例
を示し、図7は分解斜視図で、図8は第2の光記録再生
装置本体に装着かつ位置決めされた状態の平面図で、図
9はそのA−A’線断面図を示すものである。
【0086】図7〜図9において、1は光ヘッドで、後
述するモータ5の+X側と−(マイナス)X側にそれぞ
れディスク(図示せず)の両側に相当する位置に対向可
能に配置された2対の合計4つの光ヘッドであり、ディ
スクの両側の記録面に情報信号を記録したりあるいは記
録した情報を再生したりあるいは消去したりする。な
お、光ヘッド1の1対は、従来の光ヘッド101と同様
に+X側すなわち後述するターンテーブル6をはさんで
後述するクリーニングケース10が挿入可能な穴14a
の反対側に移動可能に構成されている。2は第2の対物
レンズで、光ヘッド1の先端に配設された2対の合計4
つの対物レンズであり、レーザ光をディスクに集光させ
る。3は光ヘッド移送台で、光ヘッド1が取り付けられ
る。4はリニアモータで、光ヘッド移送台3と共に光ヘ
ッド1を図中、X方向に移送する。
【0087】5はモータ(駆動手段)で、本来ディスク
を回転駆動する。6は第2のターンテーブルで、基本的
に従来の第1のターンテーブル106と同様の構成であ
り、モータ5に設けられ、その外側面にはテーパがつけ
られ本来ディスクが同軸的に設置される。
【0088】7はかさ歯車(後述するブラシ9に駆動力
を伝達する手段)で、1つの駆動歯車7aおよび2つの
被動歯車7bよりなり、モータ5の回転すなわち図中、
Z軸まわりの回転を図中X軸まわりの回転に変換する。
駆動歯車7aはプラスチック製であり、中央にディスク
のセンタ穴と同一径の穴が設けられ、第2のターンテー
ブル6と後述するクランパ8とで固定される部分の厚み
がディスクと同一の厚みであり、第2のターンテーブル
6に同軸的に設置される。被動歯車7bはプラスチック
製であり、中央に穴が設けられ、駆動歯車7aと噛み合
っている。8はクランパで、基本的に従来のクランパ1
08と同様の構成であり、本来ディスクをガタがないよ
うに第2のターンテーブル6に固定するが、本実施例で
は駆動歯車7aをガタがないように第2のターンテーブ
ル6に固定する。
【0089】9はブラシで、取付軸9aおよびブラシ部
9bよりなり、第2の対物レンズ2および第1の対物レ
ンズ102の表面の異質物を除去する。取付軸9aはプ
ラスチック製であり、被動歯車7bの穴に接着等で係合
固定され、後述するブラシ支持部材11の軸受11aに
より回動可能に支持されている。ブラシ部9bは、取付
軸9aに接着等で固定され、第2の対物レンズ2および
第1の対物レンズ102の可動範囲全域にわたって多数
の塩化ビニル製の細い毛により形成されており、第2の
対物レンズ2および第1の対物レンズ102の表面と接
触可能に設けられている。
【0090】10はクリーニングケースで、ABS等の
樹脂で形成された上ハーフ10aと下ハーフ10bとが
ネジ止めや熱溶着等で固定されて構成され、ディスクを
収納する第2のディスクケースと同一の外形寸法であ
り、かつ第2の光記録再生装置本体および第1の光記録
再生装置に装着される時の位置決め手段も第2のディス
クケースおよび第1のディスクケースと同一の手段を持
っている。すなわち、後述する4本のディスクケース位
置決めピン13のうち先端にテーパがついた2本のディ
スクケース位置決めピン13および従来の4本のディス
クケース位置決めピン113のうち先端にテーパがつい
た2本のディスクケース位置決めピン113が係合可能
な穴10eを位置決め手段として持っている。クリーニ
ングケース10はかさ歯車7とブラシ9を収納し、内部
に第2のターンテーブル6および第1のターンテーブル
106を収容しうる穴10dと、内部にクランパ8およ
びクランパ108を収容しうる穴10fと、ブラシ9の
ブラシ部9bの少なくとも一部が外部の空間に面し、2
対の合計4つの第2の対物レンズ2および唯1つの対物
レンズ102と接触しうる2対の合計4つの窓とが設け
られている。
【0091】11はブラシ支持部材で、端面がクリーニ
ングケース10の内面に接着等で固定され、外輪が接着
等で固定された軸受11aを有し、この軸受11aの内
径穴にブラシ9の取付軸9aを挿入し、ブラシ9を回動
自在に支持している。12は歯車位置規制部材で、端面
がクリーニングケース10の内面に接着等で固定され、
駆動歯車7aのクリーニングケース10内での位置を規
制している。
【0092】13は4本のディスクケース位置決めピン
で、2本の先端がフラットで、他の2本の先端にはテー
パが設けられ、基本的に従来のディスクケース位置決め
ピン113と同様の構成であり、本来第2のディスクケ
ースを位置決め固定するものであるが、本実施例ではク
リーニングケース10を位置決め固定する。
【0093】14は第2の光記録再生装置本体の筺体
で、第2のディスクケースあるいはクリーニングケース
10が挿入可能な穴14aが設けられている。
【0094】従って、クリーニングケース10は、かさ
歯車7(ブラシ9に駆動力を伝達する手段)、ブラシ
9、ブラシ支持部材11および歯車位置規制部材12を
内部に持っている。また、クリーニングケース10は、
内部に第2のターンテーブル6および第1のターンテー
ブル106を収容しうる穴10dと、内部にクランパ8
およびクランパ108を収容しうる穴10fと、2対の
第2の対物レンズ2および唯1つの第1の対物レンズ1
02と2つのブラシ9の接触を可能にする2対の窓10
cと、ディスクケース位置決めピン13およびディスク
ケース位置決めピン113と嵌合する位置決め手段とし
て穴10eを持っている。
【0095】このクリーニングケース10が装着脱可能
に構成された第2の光記録再生装置本体は、光ヘッド
1、第2の対物レンズ2、光ヘッド移送台3、リニアモ
ータ4、モータ(駆動手段)5、第2のターンテーブル
6、クランパ8、ディスクケース位置決めピン13、筺
体14等により構成されている。
【0096】以上のように構成された第3の実施例の対
物レンズクリーニング装置について、以下その動作につ
いて説明する。
【0097】まず、第2のディスクケースの代わりにク
リーニングケース10が第2の光記録再生装置本体の筺
体14に設けられた穴14aに挿入されると、第2の光
記録再生装置本体に構成されたケース案内機構(図示せ
ず)に案内されて、クリーニングケース10がケース位
置決めピン13により位置決め固定され、ディスクの代
わりに駆動歯車7aが第2のターンテーブル6に同軸的
に設置されかつクランパ8によりガタがないように固定
される。この時、2つのブラシ9およびクリーニングケ
ース10の2対の窓10cは、2対の第2の対物レンズ
2をクリーニングしうる位置になるように配置されてい
る。なお、図示していないが、上記ケース案内機構に連
動させて、ディスクの片側に相当する位置にある光ヘッ
ド1と第2の対物レンズ2と光ヘッド移送台3とリニア
モータ4のユニット全体、例えばZ+側のユニット全体
を動作位置から退避可能に構成し、第2のディスクケー
スあるいはクリーニングケース10がディスクケース位
置決めピン13により位置決め固定された時に、動作位
置に位置決めされるように構成されている。
【0098】一方、リニアモータ4によって図中、X方
向に移送される光ヘッド移送台3、光ヘッド1従って第
2の対物レンズ2は、可動範囲の任意の位置にある。
【0099】次に、モータ5を図中、Z軸まわりに回転
させると、駆動歯車7aも図中、Z軸まわりに回転す
る。同時に、2つの被動歯車7bは図中、X軸まわりに
回転する。
【0100】そして、2つの被動歯車7bに固定された
各々のブラシ9は図中、X軸まわりに回転し、それぞれ
に対応した第2の対物レンズ2の可動範囲全域にわたっ
てブラシ部9bが設けられているため、各々の第2の対
物レンズ2が可動範囲のどこにあっても第2の対物レン
ズ2の表面の異質物を同時に除去することができる。ま
た、除去された異質物は、ほとんどブラシ9に付着する
ため、第2の光記録再生装置本体にはほとんど残らない
ようにすることができる。
【0101】そして、第2の対物レンズ2のクリーニン
グが終わると、クリーニングケース10はケース案内機
構に案内されて第2の光記録再生装置本体から筺体14
の穴14aより排出される。
【0102】次に、第1の光記録再生装置に挿入した時
の動作であるが、基本的に第2の光記録再生装置に挿入
した時と同様に動作する。
【0103】従って、2つのブラシ9をクリーニングケ
ース10の各ブラシ9に対応した2対の窓10cを通し
て第2の光記録再生装置本体の2対の第2の対物レンズ
2のみならず第1の光記録再生装置の唯1つの第1の対
物レンズ102をクリーニングできる位置に配置し、デ
ィスクの両側の2対の光ヘッド1が設けられた第2の光
記録再生装置において、両側に2対存在する第2の対物
レンズ2を同時にクリーニングでき、しかも唯1つの光
ヘッドを有する第1の光記録再生装置の第1の対物レン
ズ102もクリーニングできるるのである。
【0104】なお、本第3の実施例では、ブラシ9を2
つ設けて、両側に2対合計4つ存在する第2の対物レン
ズ2を同時にクリーニングできるようにしたが、その必
要性に応じて、ブラシ9の数を増やし、両側により多く
存在する第2の対物レンズ2を同時にクリーニングでき
るようにしてもよい。例えば、駆動歯車7aと噛み合う
被動歯車7bを4つにし、各々の被動歯車7bにブラシ
を連結し、両側に4対合計8つ存在する第2の対物レン
ズ2を同時にクリーニングできるようにしてもよい。
【0105】以上の第1〜第3の実施例によれば、本来
ディスクを回転させる第2のターンテーブルの駆動力を
駆動手段として利用し、ブラシを回転させることにより
複数の第2の対物レンズ表面の異質物を同時に除去する
ことができる。
【0106】また、第2の対物レンズや第1の対物レン
ズの表面の異質物を除去するためだけの機構は第2の光
記録再生装置本体内や第1の光記録再生装置本体内には
なく、すべてクリーニングケース内にあり、このクリー
ニングケースは第2の対物レンズや第1の対物レンズの
クリーニングが済めば取り外される。さらにこのクリー
ニングケースを第2の光記録再生装置本体および第1の
光記録再生装置本体への装着脱に関して第2のディスク
ケースおよび第1のディスクケースと互換性を持たせる
ことにより、第2の光記録再生装置本体および第1の光
記録再生装置本体にはクリーニングのための機構を付加
する必要がないので、第2の光記録再生装置本体および
第1の光記録再生装置本体を大きくすることもなく、簡
単にクリーニングできる。
【0107】また、除去された異質物はブラシに付着す
るため、第2の光記録再生装置本体および第1の光記録
再生装置本体にはほとんど異質物が残らない。
【0108】また、第2の光記録再生装置本体および第
1の光記録再生装置本体にはクリーニングのための機構
を付加しないので、クリーニング機構のメンテナンスの
ために、第2の光記録再生装置本体および第1の光記録
再生装置本体を分解する必要もない。
【0109】さらに、ブラシのブラシ部を第2の対物レ
ンズおよび第1の対物レンズの可動範囲全域にわたって
設けることにより、各々の第2の対物レンズおよび第1
の対物レンズの任意の位置において第2の対物レンズお
よび第1の対物レンズの表面の異質物を除去することが
できる。
【0110】また、駆動手段を本来ディスクを回転させ
る第2のターンテーブルおよび第1のターンテーブルの
駆動力で兼用することにより、新たに駆動手段として例
えば別のモータを設ける必要もなくなり、部品点数を削
減することができ、対物レンズクリーニング装置を安価
に構成することができる。
【0111】また、クリーニングケースが第2の光記録
再生装置本体および第1の光記録再生装置本体に装着さ
れた時、ブラシは窓から露呈しクリーニングケースと非
接触となり第2の対物レンズまたは第1の対物レンズの
みと接触するだけなので、非常に小さな駆動力でクリー
ニングすることができる。
【0112】なお、本第1〜第3の実施例では、駆動手
段を本来ディスクを回転させる第2のターンテーブルお
よび第1のターンテーブルの駆動力で兼用したが、別の
駆動手段でもよく、例えばクリーニングケースが第2の
光記録再生装置または第1の光記録再生装置に装着かつ
位置決めされた時に、ブラシに駆動力を伝達する手段の
一部がクリーニングケースの外部に露呈し、この外部に
露呈した部分を手動で駆動することによってクリーニン
グできるように構成してもよい。あるいは、クリーニン
グケース内にモータを設けて駆動手段としてもよい。
【0113】また、本第1〜第3の実施例では、ブラシ
に駆動力を伝達する手段をかさ歯車としたが、他の伝達
手段でもよく、例えば、ねじ歯車で構成してもよいし、
あるいはウォームとウォームホイールで構成してもよ
い。
【0114】また、本第1〜第3の実施例では、ディス
クのかわりに駆動歯車7aをターンテーブル6に固定す
る方法をいわゆるメカニカルクランプ方式すなわち例え
ば第2のターンテーブル6とクランパ8とで挟み込んで
固定するようにしたが、別の固定方法でもよく、いわゆ
るマグネットクランプ方式すなわちターンテーブルにマ
グネットを設けて、このマグネットに吸着させるように
して固定してもよい。
【0115】
【発明の効果】以上のように本発明は、ブラシをクリー
ニングケースの1対の対向した窓を通して第2の光記録
再生装置のお互いに対向可能な1対の第2の対物レンズ
のみならず第1の光記録再生装置の唯1つの第1の対物
レンズをクリーニングできる位置に配置することによ
り、ディスクの両側に光ヘッドが設けられた第2の光記
録再生装置において、両側に存在する第2の対物レンズ
を同時にクリーニングでき、しかも唯1つの光ヘッドを
有する第1の光記録再生装置の第1の対物レンズもクリ
ーニングできる。また、ブラシがクリーニングケースと
非接触となり第2の対物レンズまたは第1の対物レンズ
のみと接触するだけなので、非常に小さな駆動力でクリ
ーニングできる。
【0116】また、本発明は、少なくとも2つのブラシ
をクリーニングケースの各ブラシに対応した窓を通して
第2の光記録再生装置の少なくとも2つの第2の対物レ
ンズのみならず第1の光記録再生装置の唯1つの第1の
対物レンズをクリーニングできる位置に配置することに
より、ディスクの片側に複数の光ヘッドが設けられた第
2の光記録再生装置において、片側に複数個存在する第
2の対物レンズを同時にクリーニングでき、しかも唯1
つの光ヘッドを有する第1の光記録再生装置の第1の対
物レンズもクリーニングできる。また、ブラシがクリー
ニングケースと非接触となり第2の対物レンズまたは第
1の対物レンズのみと接触するだけなので、非常に小さ
な駆動力でクリーニングできる。
【0117】また、本発明は、少なくとも2つのブラシ
をクリーニングケースの少なくとも2対のお互いに対向
した窓を通して第2の光記録再生装置のお互いに対向可
能な少なくとも2対の第2の対物レンズのみならず第1
の光記録再生装置の唯1つの第1の対物レンズをクリー
ニングできる位置に配置することにより、ディスクの両
側に各々複数の光ヘッドが設けられた第2の光記録再生
装置において、両側に各々複数個存在する第2の対物レ
ンズを同時にクリーニングでき、しかも唯1つの光ヘッ
ドを有する第1の光記録再生装置の第1の対物レンズも
クリーニングできる。また、ブラシがクリーニングケー
スと非接触となり第2の対物レンズまたは第1の対物レ
ンズのみと接触するだけなので、非常に小さな駆動力で
クリーニングできる。
【0118】また、本発明は、ブラシをブラシに駆動力
を伝達する手段を介して唯1つの駆動手段に連結するこ
とにより、唯1つの駆動手段でクリーニング動作を実現
できる。
【0119】また、本発明は、クリーニングケースが第
2の光記録再生装置または第1の光記録再生装置に装着
かつ位置決めされた時に、ブラシに駆動力を伝達する手
段がそれぞれ第2の光記録再生装置の第2のターンテー
ブルまたは第1の光記録再生装置の第1のターンテーブ
ルと結合され、ブラシがそれぞれ第2のターンテーブル
または第1のターンテーブルを駆動する駆動力によって
駆動されることにより、本来ディスクを回転させるモー
タを利用してクリーニング動作を実現し、別の駆動手段
なしでクリーニングできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における対物レンズクリ
ーニング装置の分解斜視図
【図2】同実施例における対物レンズクリーニング装置
が第2の光記録再生装置本体に装着かつ位置決めされた
状態の平面図
【図3】同実施例における対物レンズクリーニング装置
が第2の光記録再生装置本体に装着かつ位置決めされた
状態のA−A’線断面図
【図4】本発明の第2の実施例における対物レンズクリ
ーニング装置の分解斜視図
【図5】同実施例における対物レンズクリーニング装置
が第2の光記録再生装置本体に装着かつ位置決めされた
状態の平面図
【図6】同実施例における対物レンズクリーニング装置
が第2の光記録再生装置本体に装着かつ位置決めされた
状態のA−A’線断面図
【図7】本発明の第3の実施例における対物レンズクリ
ーニング装置の分解斜視図
【図8】同実施例における対物レンズクリーニング装置
が第2の光記録再生装置本体に装着かつ位置決めされた
状態の平面図
【図9】同実施例における対物レンズクリーニング装置
が第2の光記録再生装置本体に装着かつ位置決めされた
状態のA−A’線断面図
【図10】従来の対物レンズクリーニング装置が従来の
光記録再生装置(第1の光記録再生装置)本体に装着か
つ位置決めされた状態の平面図
【図11】同従来の対物レンズクリーニング装置が従来
の光記録再生装置(第1の光記録再生装置)本体に装着
かつ位置決めされた状態のA−A’線断面図
【符号の説明】
1 光ヘッド 2 第2の対物レンズ 5 モータ(駆動手段) 6 第2のターンテーブル 7 かさ歯車(ブラシに駆動力を伝達する手段) 7a 駆動歯車 7b 被動歯車 9 ブラシ 9a 取付軸 9b ブラシ部 10 クリーニングケース 10a 上ハーフ 10b 下ハーフ 10c 窓 10d 第1のターンテーブルおよび第2のターンテー
ブルを収容しうる穴 10e 穴(位置決め手段) 13 ディスクケース位置決めピン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシと前記ブラシに駆動力を伝達する手
    段とを第1の光記録再生装置および第2の光記録再生装
    置に着脱可能なクリーニングケース内に備えており、前
    記クリーニングケースは前記第1の光記録再生装置およ
    び前記第2の光記録再生装置のそれぞれ第1のディスク
    ケースおよび第2のディスクケースと同一構成の位置決
    め手段と、前記第1の光記録再生装置および前記第2の
    光記録再生装置のそれぞれ第1のターンテーブルおよび
    第2のターンテーブルを収容しうる穴と、前記ブラシの
    少なくとも一部が前記クリーニングケースの外部の空間
    に面し、お互いに対向した1対の窓とを有し、前記ブラ
    シおよび前記窓は、前記クリーニングケースが前記第1
    の光記録再生装置または前記第2の光記録再生装置に装
    着かつ位置決めされた時に、前記ブラシが前記窓から露
    呈しクリーニングケースと非接触となり、それぞれ、前
    記第1の光記録再生装置に配設された唯1つの第1の対
    物レンズをクリーニングできる位置に前記ブラシの外部
    の空間に面する部分が配置され、または前記第2の光記
    録再生装置に配設され、前記第1の対物レンズと同一方
    向に移動可能に構成され、お互いに対向可能な1対の第
    2の対物レンズをクリーニングできる位置に前記ブラシ
    の外部の空間に面する部分が配置されていることを特徴
    とする対物レンズクリーニング装置。
  2. 【請求項2】少なくとも2つのブラシと前記ブラシに駆
    動力を伝達する手段とを第1の光記録再生装置および第
    2の光記録再生装置に着脱可能なクリーニングケース内
    に備えており、前記クリーニングケースは前記第1の光
    記録再生装置および前記第2の光記録再生装置のそれぞ
    れ第1のディスクケースおよび第2のディスクケースと
    同一構成の位置決め手段と、前記第1の光記録再生装置
    および前記第2の光記録再生装置のそれぞれ第1のター
    ンテーブルおよび第2のターンテーブルを収容しうる穴
    と、前記ブラシの各々の少なくとも一部が前記クリーニ
    ングケースの外部の空間に面し、お互いに対向した少な
    くとも2対の窓とを有し、前記ブラシおよび前記窓は、
    前記クリーニングケースが前記第1の光記録再生装置ま
    たは前記第2の光記録再生装置に装着かつ位置決めされ
    た時に、前記ブラシが前記窓から露呈しクリーニングケ
    ースと非接触となり、それぞれ、前記第1の光記録再生
    装置に配設された唯1つの第1の対物レンズをクリーニ
    ングできる位置に前記ブラシの外部の空間に面する部分
    の1つが配置され、または前記第2の光記録再生装置に
    配設され、前記第1の対物レンズと同一方向に移動可能
    に構成されたものを1対含んでお互いに対向可能な2対
    の第2の対物レンズをクリーニングできる位置に前記ブ
    ラシの外部の空間に面する部分の各々が配置されている
    ことを特徴とする対物レンズクリーニング装置。
  3. 【請求項3】ブラシが前記ブラシに駆動力を伝達する手
    段を介して唯1つの駆動手段によって駆動されることを
    特徴とする請求項1または2記載の対物レンズクリーニ
    ング装置。
  4. 【請求項4】クリーニングケースが第1の光記録再生装
    置または第2の光記録再生装置に装着かつ位置決めされ
    た時に、ブラシに駆動力を伝達する手段がそれぞれ前記
    第1の光記録再生装置または前記第2の光記録再生装置
    のそれぞれ第1のターンテーブルまたは第2のターンテ
    ーブルと結合され、前記ブラシがそれぞれ前記第1のタ
    ーンテーブルまたは前記第2のターンテーブルを駆動す
    る駆動力によって駆動されることを特徴とする請求項1
    または2記載の対物レンズクリーニング装置。
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