JP2553795B2 - ベロシティエラー検出装置 - Google Patents

ベロシティエラー検出装置

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JP2553795B2 JP3321627A JP32162791A JP2553795B2 JP 2553795 B2 JP2553795 B2 JP 2553795B2 JP 3321627 A JP3321627 A JP 3321627A JP 32162791 A JP32162791 A JP 32162791A JP 2553795 B2 JP2553795 B2 JP 2553795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTRのディジタル映像
信号処理に関するもので、再生映像信号に残留する1ラ
イン内の位相誤差を検出する回路を対象としたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体プロセス技術の進歩にとも
ない、民生用VTRの映像信号処理にも様々なディジタ
ル技術が導入されている。
【0003】例えば、再生信号の時間軸補正を行うTB
C(タイムベースコレクタ)なども大容量メモリの普及
により中級機クラスの機種に取り入れられている。
【0004】TBCは再生同期信号やバースト信号から
タイムベースエラーおよびベロシティエラーと呼ばれる
位相誤差信号を検出し、その信号をもとに時間軸の補正
を行うものである。
【0005】図5はタイムベースエラーとベロシティエ
ラーの関係を示した波形図である。いま、図5(a)に
示すような残留位相誤差が再生信号に生じていたとす
る。この位相誤差を映像信号の各ラインの始まりの部分
で検出し、1H(H:水平同期期間)期間ホールドした
信号がタイムベースエラーであり、図5(b)に示すよ
うな波形となる。
【0006】さらに、各H毎のタイムベースエラーの差
をとったものがベロシティエラーであり、図5(c)に
示すような波形となる。
【0007】残留位相誤差を図5(b)で示したタイム
ベースエラーのみで補正しようとすると、映像信号の各
Hの始まりの部分では補正がきくが、終わりのほうに行
くにしたがって補正がきかなくなり、画面の右側で色む
ら等が生じる原因となる。そのために、図5(c)で示
したベロシティエラーの検出が必要となり、タイムベー
スエラーとあわせることによりライン内の残留位相誤差
はほぼ完全に補正できる。
【0008】また、色信号に関しても従来のフィードバ
ックAPC(自動位相制御)に加えて残留位相誤差の補
正にフィードフォワードAPCを用いた例も報告されて
おり、残留位相誤差の検出方法としてTBCと同様のも
のを用いることができる。
【0009】上述したベロシティエラーの検出方法とし
て従来は図6に示すような回路構成をとっている。
【0010】入力端子6aに与えられる差分信号Δθは
各H間のベロシティエラーを表し、図5(c)に示した
1次近似の関数となる。従って、映像信号の1H内にN
個のサンプリング点が存在するとすれば、1次関数の傾
きはΔθ/Nで表されるから、この計算をROMテーブ
ル61を用いて実現する。
【0011】カウンタ62は入力端子6cに与えられる
1ビットのSP(スタートパルス)信号によりカウント
アップを始める。SP信号はNクロック毎に入力される
ため、カウント値は0からN−1となる。
【0012】したがって、ROMテーブル61とカウン
タ62の出力を乗算器63で乗算することにより、ライ
ン内のベロシティエラーを求めることができる。
【0013】最後に、入力端子6bに与えられる1H前
のタイムベースエラーθn-1を加算器64を用いて乗算
器63の出力と加算することで、出力端子6dにベロシ
ティエラーの検出信号を得ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、1ライン内のベロシティエラーを検出す
るために、ROMテーブルや乗算器が必要となり、LS
I化を図るうえで回路規模が大きくなるという問題点を
有していた。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のベロシティエラー検出装置は、映像信号のn
ライン目の位相誤差とn−1ライン目の位相誤差の差分
である差分入力信号の絶対値をとる絶対値回路と、前記
絶対値回路の出力と1ビットのスタートパルスを入力と
し、ベロシティエラーの補正信号を1ビットで出力する
補正信号発生回路と、前記補正信号発生回路の出力と前
記差分入力信号の符号ビットを入力とし、ベロシティエ
ラーの補正データを出力する補正データ生成回路と、前
記補正データ生成回路の出力と前記n−1ライン目の位
相誤差と前記スタートパルスを入力とし、ベロシティエ
ラーの検出信号を出力する積分回路からなる構成を有し
ている。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成により、まず絶対値回路
でベロシティエラーの振幅を求める。補正信号発生回路
では1H期間にこの振幅値分だけ単調増加あるいは単調
減少させるための補正信号を発生させる。この補正信号
をもとに補正データ生成回路は、補正時に“1”,無補
正時に“0”を生成し、さらに差分入力信号の符号によ
り単調減少の場合には−1倍した信号を出力する。そし
て、積分回路で1H前のタイムベースエラーに補正デー
タを累積加算することにより1ライン内のベロシティエ
ラーを検出することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜図5
を参照しながら説明する。
【0018】図1は本発明の実施例におけるベロシティ
エラー検出装置の構成を示したブロック図である。
【0019】入力端子1aに与えられたΔθは上述した
ように各H間のベロシティエラーを表しており、その極
性は図5(c)に示すように正負いずれもとり得るた
め、まず絶対値回路11で絶対値をとってベロシティエ
ラーの振幅を求める。
【0020】図2に構成を示した補正信号発生回路12
は1ライン内のベロシティエラーの情報を検出し、その
補正信号を発生させる回路である。
【0021】入力端子2bのSP信号をもとにスイッチ
23は定数“0”を選択し、次のクロックでDフリップ
フロップ24はクリアされる。
【0022】入力端子2aに与えられた絶対値回路11
の出力であるABS信号は加算器21でDフリップフロ
ップ24からのフィードバック信号と累積加算される。
【0023】そして、減算器22で加算器21の出力か
ら定数“N”を減算し、結果が正であれば減算器22の
出力を,負であれば加算器21の出力をスイッチ23が
選択する。
【0024】減算器22の符号ビットはスイッチ23の
制御を行うと同時に、出力端子2cからSNG2信号と
して出力される。
【0025】この回路は基本的にはABS信号を入力と
する積分回路であるが、2のべき乗でオーバーフローせ
ずに定数“N”以上になったときにオーバーフローす
る。この構成をとることで加算器21の出力はNクロッ
ク間にABS回オーバーフローすることになるため、減
算器22の符号ビットを1ライン内のベロシティエラー
の補正信号とすることができる。
【0026】補正データ生成回路13はΔθの符号ビッ
トであるSNG1信号とSNG2信号をもとに、1ライ
ン内のベロシティエラーを検出するうえで必要な補正デ
ータを生成する回路である。
【0027】図3にその構成を示す。説明上、演算はす
べて2の補数で行っているとする。図5(c)の波形図
からもわかるように、ベロシティエラーは単調増加ある
いは単調減少の何れかであり、そのどちらかはSNG1
信号の極性によって知ることができる。すなわち、正の
時には入力端子3aは“0”であるため、XORゲート
31の出力はオール“0”となり、負の時には“1”で
あるため、XORゲート31の出力はオール“1”とな
る。そして、この信号の新たなLSBとして“1”を付
加した信号がANDゲート32に入力される。この操作
は、ベロシティエラーが単調増加のときには2の補数の
“1”を、単調減少のときには“−1”を設定している
ことになる。
【0028】入力端子3bに与えられるSNG2信号は
1ライン内のベロシティエラーの補正が必要かどうかを
判断する信号である。すなわち、この信号が“0”のと
きにはNOTゲート33によりANDゲート32がアク
ティブになり、出力端子3cに補正データが出力され、
“1”のときにはANDゲート32はマスクされ、補正
データは出力されない。
【0029】積分回路14は補正データ生成回路13の
出力を累積加算する回路であり、その構成を図4に示
す。
【0030】入力端子4cのSP信号をもとにスイッチ
43は入力端子4bに与えられた1H前の位相誤差θ
n-1を選択する。Dフリップフロップ42は次のクロッ
クでこのθn-1を加算器41にフィードバックし、つぎ
のSP信号が入力されるまでのNクロック間、補正デー
タ生成回路13の出力を累積加算し続けることになる。
【0031】この結果、出力端子4dにはタイムベース
エラーである1H前の位相誤差θn- 1から現在の位相誤
差θnまでの1ライン内のベロシティエラーθ(I),
(I=0〜N−1)が検出されて出力されることにな
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明では、1ライン内の
ベロシティエラーを検出する手段としておもに加算器,
減算器,スイッチ,Dフリップフロップからなる回路を
用いており、しかもそれぞれが比較的単純なゲート回路
や積分回路で構成されるため、従来のROMや乗算器を
用いた方法に比べて回路規模を小さくすることができ
る。
【0033】従って、LSI化に際してはゲート数が削
減でき、チップ面積を縮小するうえで有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるベロシティエラー検出
装置の構成を示すブロック図
【図2】図1における補正信号発生回路12の具体的な
構成を示すブロック図
【図3】図1における補正データ生成回路13の具体的
な構成を示すブロック図
【図4】図1における積分回路14の具体的な構成を示
すブロック図
【図5】タイムベースエラーおよびベロシティエラーを
表わす波形図
【図6】従来のベロシティエラー検出装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
11 絶対値回路 12 補正信号発生回路 13 補正データ生成回路 14 積分回路 21,41,64 加算器 22 減算器 23,43 スイッチ 24,42 Dフリップフロップ 31 XORゲート 32 ANDゲート 33 NOTゲート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生映像信号の2ライン間で発生するベ
    ロシティエラーのうち1サンプル毎のベロシティエラー
    の絶対値が必ず1を越えないものを検出するために、前
    記再生映像信号のnライン目とn−1ライン目の位相誤
    差の差分である入力信号の絶対値をとる絶対値回路と、 1ビットのスタートパルスをもとに取り込まれた前記絶
    対値回路の出力を1サンプル毎に累積し、整数部への桁
    上がりの有無により極性の変化する1ビット信号を出力
    する補正信号発生回路と、 前記補正信号発生回路の出力が“0”のときには補正デ
    ータ“0”を、“1”のときには前記入力信号の符号ビ
    ットの極性が正であれば補正データ“1”を、負であれ
    ば補正データ“−1”を出力する補正データ生成回路
    と、 前記スタートパルスをもとに取り込まれた前記再生映像
    信号のn−1ライン目の位相誤差と前記補正データ生成
    回路の出力を入力とし、 ベロシティエラーの検出信号を
    出力する積分回路と、 を備えたベロシティエラー検出装置。
  2. 【請求項2】 補正信号発生回路はスタートパルスをも
    とに取り込まれた絶対値回路の出力を加算器を用いて累
    積加算し、加算結果が定数“N”以上となったときにそ
    の差分値を加算器にフィードバックする構成をとり、ベ
    ロシティエラーの補正信号として加算結果から定数
    “N”を減算した結果の符号ビットを出力する回路であ
    る請求項1に記載のベロシティエラー検出装置。
  3. 【請求項3】 積分回路はタイムベースエラーにベロシ
    ティエラーの補正データを累積加算する回路である請求
    項1に記載のベロシティエラー検出装置。
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