JPH07262695A - 同期検出回路 - Google Patents

同期検出回路

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Publication number
JPH07262695A
JPH07262695A JP5160494A JP5160494A JPH07262695A JP H07262695 A JPH07262695 A JP H07262695A JP 5160494 A JP5160494 A JP 5160494A JP 5160494 A JP5160494 A JP 5160494A JP H07262695 A JPH07262695 A JP H07262695A
Authority
JP
Japan
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pulse
output
bit shift
synchronization
sync
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5160494A
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English (en)
Inventor
Ikuo Kobayashi
育夫 小林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5160494A priority Critical patent/JPH07262695A/ja
Publication of JPH07262695A publication Critical patent/JPH07262695A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
    • G11B2020/1476Synchronisation patterns; Coping with defects thereof

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同期符号の欠損期間を計測し、その欠損期間
によりパラレルデータのビットシフト位相を補正するこ
とができると共に、欠落した同期符号に対応する同期信
号パルスを補償して出力することができ、これにより、
同期符号の検出能力を高めることができる同期信号検出
回路を提供する 【構成】 欠損期間検出手段33のカウント手段331
は、周期計測手段31の出力をカウントしパルス出力手
段32からの同期信号パルスによりクリアされる。上記
欠損期間検出手段33の制御手段332は、上記パルス
出力手段32からの同期信号パルスが供給される直前の
上記カウント手段のカウント値によりパルス遅延手段3
4と位相情報遅延手段42における遅延量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ビデオテープ
レコーダの再生信号から同期信号を検出する同期検出回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオテープレコーダ(以下、
VTRと言う。)において、デジタルパターンのビデオ
信号をビデオテープに記録する際に、上記ビデオ信号は
適当な大きさのブロック単位に分割される。このブロッ
ク毎に誤り訂正、及び、修整のための符号化が施された
後、上記ビデオ信号を高密度記録に適した性質を持つ信
号に変換するためにチャネルコーディングが行われる。
さらに、上記ブロック毎に、再生側でフレーム同期、或
は、ワード同期をとるための同期符号が付加される。そ
して、記録等化回路で記録過程における非線形ひずみ補
正をするための波形処理が施された後、磁気ヘッドによ
りデジタルパターンのビデオ信号(以下、デジタルデー
タと言う。)がビデオテープに記録される。
【0003】上述のようにして記録されたデジタルデー
タを再生する場合、まず、増幅及び波形等化処理が施さ
れる。そして、クロック再生が行われ、ビット時刻の相
当するパルスを作り、このビット時刻でレベル比較を行
うことにより記録されたデジタルデータを再現する。次
に、そのデジタルデータの各ブロック(以下、同期ブロ
ックと言う。)の同期符号を検出してデータの区切りを
明かにする。そして、復調が施された後、メモリによっ
て時間補正の処理等が行われて再生データとして出力さ
れる。
【0004】上述のように同期符号を検出するための同
期検出回路は、図4に示すように、所定周期で同期符号
が付加されたシリアルなデジタルデータ(以下、シリア
ルデータと言う。)、例えば、VTRから再生されたシ
リアルデータをパラレルなデータ(以下、パラレルデー
タSnと言う。)に変換するシリアル/パラレル(以
下、S/Pと言う。)変換部100と、上記S/P変換
部100からのパラレルデータSnに付加された同期符
号とビットシフト位相を検出する同期符号/ビットシフ
ト位相検出回路200と、上記同期符号/ビットシフト
位相検出回路200同期符号による同期符号の検出周期
に一致した上記同期符号/ビットシフト位相検出回路2
00からの同期符号の検出出力パルスSYnを同期信号
出力パルスSOnとして出力するパルス出力部300
と、上記パルス出力部300からの同期信号出力パルス
SOnに同期して上記同期符号/ビットシフト位相検出
回路200から取り込んだビットシフト位相POnに基
いて、上記S/P変換部100からのパラレルデータの
ビットシフト位相合わせを行い正規なデータDnを復元
し出力するデータ出力部400とで構成されている。
【0005】上記パルス出力部300は、上記同期符号
/ビットシフト位相検出回路200による同期符号の検
出周期を計測する周期カウンタ301と、上記周期カウ
ンタ301により計測された周期に一致した上記同期符
号/ビットシフト位相検出回路200による同期符号の
検出出力パルスSYnを同期信号出力パルスSOnとし
て出力するゲート回路302とで構成されている。
【0006】ここで、上記周期カウンタ301には、同
期符号の検出周期Lnを計測するためのクロック信号C
Kが供給されている。また、上記同期符号/ビットシフ
ト位相検出回路200からの同期符号の検出出力パルス
SYnをリセットパルスとして使用し、Lnクロック後
にキャリーCOnを出力する。以後、次の同期符号が検
出されるまで、Lnクロック毎に上記キャリーCOnを
出力する。
【0007】上記データ出力部400は、上記同期信号
出力パルスSOnに同期して上記同期符号/ビットシフ
ト位相検出回路200からのビットシフト位相POnを
ビットシフト位相情報PAnとして出力するレジスタ4
01と、上記S/P変換部100からの上記パラレルデ
ータSnを1同期ブロック遅延させる遅延回路402
と、上記レジスタ401からのビットシフト位相情報P
Anに基いてビットローテーションを行うビットローテ
ーション回路403とで構成されている。
【0008】ここで、上記S/P変換部100におい
て、シリアルデータから8ビットのパラレルデータSn
への変換は任意のタイミングで行われる。例えば、図5
に示すように、各データブロックが各々ビット0〜13
から成るシリアルデータにおいて、あるデータブロック
DATA0のビット2からS/P変換がS/P変換部1
00により行われたとする。この場合、S/P変換部1
00から出力されるパラレルデータは、データブロック
DATA0のビット2からの8ビットのデータであるた
め、正規なデータを復元させるためには、2ビットロー
テーションさせて位相を合わせる必要がある。このため
に、上記レジスタ301は、上記パルス出力部300か
ら出力される同期信号出力パルスSOnに同期して、上
記同期符号/ビットシフト検出回路200からのビット
シフト位相POnを取り込む。この取り込んだビットシ
フト位相POnをビットシフト位相情報PAnとして出
力するものである。
【0009】次に、上述の構成をした同期検出回路の動
作を説明する。
【0010】シリアルデータは、S/P変換部100に
より8ビットのパラレルデータSnに変換され、そのパ
ラレルデータSnは、同期符号/ビットシフト位相検出
回路200と後述するデータ出力部400に供給され
る。
【0011】上記同期符号/ビットシフト位相検出回路
200は、供給されたパラレルデータSnに付加された
同期符号を検出し同期符号の検出出力パルスSYnとし
てパルス出力部300に供給する。また、上記同期符号
のビットシフト位相POnを後述するデータ出力部40
0に供給する。
【0012】上記パルス出力部300の周期カウンタ3
01は、上記同期符号/ビットシフト位相検出回路20
0から供給された同期符号の検出出力パルスSYnによ
りリセットされる。そして、クロック信号CKにより上
記同期符号の検出周期Lnを計測しLnクロック後にキ
ャリーCOnを出力する。以後、次の同期符号が検出さ
れるまでLnクロック毎に上記キャリーCOnを出力す
る。上記キャリーCOnはゲート回路302に供給され
る。
【0013】上記ゲート回路302は、上記同期符号/
ビットシフト位相検出回路200から供給された同期符
号の検出出力パルスSYnと上記周期カウンタ202か
ら供給されたキャリーCOnが同一のタイミングで供給
された時、上記同期符号の検出出力パルスSYnを同期
信号出力パルスSOnとして出力すると共に、その同期
信号出力パルスSOnをデータ出力部400にも供給す
る。
【0014】上記データ出力部400のレジスタ401
は、供給された上記同期信号出力パルスSOnに同期し
て、上述した同期符号/ビットシフト位相検出回路20
0からのビットシフト位相POnを取り込む。取り込ん
た上記ビットシフト位相POnを、ビットシフト位相情
報PAnとしてビットローテーション回路403に供給
する。
【0015】この時、遅延回路402は、上述したS/
P変換部100から供給された8ビットのパラレルデー
タSnを1同期ブロック遅延させて上記ビットローテー
ション回路403に供給する。
【0016】上記ビットローテーション回路403は、
上記レジスタ401からの上記ビットシフト位相情報P
Anに基いて、供給された上記パラレルデータSnをビ
ットローテーションし位相を合わせ、正規なデータDn
を復元して出力する。
【0017】ここで、上述した各手段から各パルスが出
力されるタイミングについて、具体的に、図6を用いて
説明する。
【0018】例えば、1つのデータブロックDATAn
1は、所定周期Lnで同期符号が付加された4つの同期
ブロックSn1〜Sn4と、1同期ブロック幅のエディ
ットギャップAnで構成されている。また、上記データ
ブロックDATAn1のビットシフト位相POnは5で
あるとする。
【0019】まず、同期符号/ビットシフト位相検出回
路200は、同期ブロックSn1に付加された同期符号
を検出し同期符号の検出出力パルスSYn1を出力す
る。この同期符号の検出出力パルスSYn1により周期
カウンタ301はリセットされ、1同期ブロック後にキ
ャリーCOn1を出力する。この時、上記同期符号/ビ
ットシフト位相検出回路200は、次の同期ブロックS
n2に付加された同期符号を検出し同期符号の検出出力
パルスSYn2を出力する。即ち、上記同期符号の検出
出力パルスSYn2と上記キャリーCOn1が同一のタ
イミングで出力される。従って、パルス出力部300の
ゲート回路302は、同期信号出力パルスSOn1を出
力する。この時、上記同期符号/ビットシフト位相検出
回路200から出力されたビットシフト位相POn(=
5)は、データ出力部400のレジスタ401におい
て、上記同期信号出力パルスSOn1に同期してビット
シフト位相情報PAn(=5)として出力される。従っ
て、データ出力部400のビットローテーション回路4
03において、1同期ブロック遅延されたパラレルデー
タを上記ビットシフト位相情報PAn(=5)に基いて
ビットローテーションされ、正規なデータDn1が復元
される。
【0020】同様にして、順次データブロックDATA
n1の同期ブロックSn2〜Sn4とデータブロックD
ATAn2の同期ブロックSn5〜Sn8の各同期符号
が検出される。ここで、データブロックDATAn2の
ビットシフト位相POnは12であるとすると、データ
ブロックDATAn2の最初の同期符号の検出により出
力された同期信号出力パルスSOn5により上記ビット
シフト位相POn(=12)がビットシフト位相情報P
An(=12)として出力され、このビットシフト位相
情報PAn(=12)に基いてビットローテーションが
行われる。上述のようにして、データブロックDATA
n1とデータブロックDATAn2の正規なデータDn
1〜Dn8が復元される。
【0021】しかし、DATA3の最初の同期ブロック
Sn9の直前にあるエディットギャップBnにおいて、
同期信号の間隔が1同期ブロックの整数倍でない箇所、
所謂スキューがあり、データブロックDATAn3の最
初の同期ブロックSn9から同期符号が検出できない場
合、データブロックDATAn3のビットシフト位相情
報を得ることができないため上記同期ブロックSn9の
ビットシフト位相を合わせることができない。即ち、デ
ータブロックDATAn3のビットシフト位相POnが
6であるとすると、上記同期ブロックSn9の次の同期
ブロックSn10の同期符号が検出された時に出力され
る同期信号出力パルスSOn10によりビットシフト位
相POn(=6)がビットシフト位相情報PAn(=
6)として出力される。このため、上記同期ブロックS
n10は、上記ビットシフト位相情報PAn(=6)に
基いてビットシフト位相合わせを行うことができるが、
同期符号が検出できない同期ブロックSn9はビットシ
フト位相合わせを行うことができず、上記同期ブロック
Sn9のデータが全てエラーとなってしまう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の同
期検出回路では、データブロックの最初の同期符号が検
出できれば、データブロックのビット位相が変わらない
限り正しくビット位相を合わせることができ、また、周
期性をチェックすることにより誤検出の確立を低下させ
ているという特徴を持つ反面、トラックの始まりやエデ
ィットギャップの箇所にスキューがある場合、上記スキ
ュー直後のデータブロックにおいて、最初の同期符号が
検出できないとビットシフト位相を合わせることができ
ず、同期符号が検出されなかった同期ブロックが全てエ
ラーとなってしまう。特に、データブロックの区切り、
即ち、エディットギャップから次のエディットギャップ
までが狭いテープフォーマットにおいては、よりその影
響が大きくなる。
【0023】そこで、本発明は、上述の如き従来の実情
に鑑みてなされたものであり、次のような目的を有する
ものである。
【0024】即ち、本発明の目的は、同期符号の欠損期
間を計測し、その欠損期間によりパラレルデータのビッ
トシフト位相を補正することができると共に、欠落した
同期符号に対応する同期信号パルスを補償して出力する
ことができ、これにより、同期符号の検出能力を高める
ことができる同期信号検出回路を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る同期検出回路は、所定周期で同期符
号が付加されたシリアルデータをパラレルデータに変換
する変換手段と、上記変換手段からのパラレルデータを
遅延させるデータ遅延手段と、上記変換手段からのパラ
レルデータから同期符号とビットシフト位相とを検出す
る検出手段と、上記検出手段による同期符号の検出周期
を計測する周期計測手段と、上記周期計測手段により計
測した周期に一致した上記検出手段による同期符号の検
出出力パルスを同期信号パルスとして出力するパルス出
力手段と、上記パルス出力手段からの同期信号パルスに
同期して上記検出手段からのビットシフト位相情報を出
力する位相情報出力手段と、上記周期計測手段により測
定した周期と上記パルス出力手段からの同期信号パルス
により上記検出手段により同期符号を検出できなかった
期間を検出する欠損期間検出手段と、上記欠損期間検出
手段により検出された同期符号の欠損期間に応じて上記
位相情報出力手段からのビットシフト位相情報を遅延さ
せる位相情報遅延手段と、上記データ遅延手段からの遅
延されたパラレルデータを上記位相情報遅延手段により
遅延されたビットシフト位相情報に基いてビットローテ
ーションするビットローテーション手段と、上記欠損期
間検出手段により検出された同期符号の欠損期間に応じ
て上記パルス出力手段からの同期信号パルスを遅延させ
るパルス遅延手段とを備え、上記ローテーション手段に
よりパラレルデータのビットシフト位相を補正すると共
に上記パルス遅延手段を介して欠落した同期符号に対応
する同期信号パルスを補償して出力することを特徴とす
る。
【0026】また、本発明に係る同期検出回路は、上記
欠損期間検出手段は、上記周期計測手段の出力をカウン
トし上記パルス出力手段からの同期信号パルスによりク
リアされるカウント手段と、上記パルス出力手段からの
同期信号パルスが供給される直前の上記カウント手段の
カウント値により上記パルス遅延手段と上記位相情報遅
延手段における遅延量を制御する制御手段とから成るこ
とを特徴とする。
【0027】また、本発明に係る同期検出回路は、上記
パルス遅延手段は、上記シリアルデータに付加された同
期符号の周期に相当する遅延量を有する少なくとも1個
の遅延手段と、上記パルス出力手段からの同期信号パル
スと該同期信号パルスを上記遅延手段により遅延させた
同期信号パルスとを上記欠損期間検出手段による検出出
力に応じて選択的に出力する選択手段とから成り、上記
位相遅延手段は、上記シリアルデータに付加された同期
符号の周期に相当する遅延量を有する少なくとも1個の
遅延手段と、上記位相情報出力手段からのビットシフト
位相情報と該ビットシフト位相情報を上記遅延手段によ
り遅延させたビットシフト位相情報とを上記欠損期間検
出手段による検出出力に応じて選択的に出力する選択手
段とから成ることを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明に係る同期検出回路では、変換手段は、
所定周期で同期符号が付加されたシリアルデータをパラ
レルデータに変換する。データ遅延手段は、上記変換手
段からのパラレルデータを遅延させる。検出手段は、上
記変換手段からのパラレルデータから同期符号とビット
シフト位相とを検出する。周期計測手段は、上記検出手
段による同期符号の検出周期を計測する。パルス出力手
段は、上記周期計測手段により計測した周期に一致した
上記検出手段による同期符号の検出出力パルスを同期信
号パルスとして出力する。位相情報出力手段は、上記パ
ルス出力手段からの同期信号パルスに同期して上記検出
手段からのビットシフト位相情報を出力する。欠損期間
検出手段は、上記周期計測手段により測定した周期と上
記パルス出力手段からの同期信号パルスにより同期符号
を検出できなかった期間を検出する。位相情報遅延手段
は、上記欠損期間検出手段により検出された同期符号の
欠損期間に応じて上記位相情報出力手段からのビットシ
フト位相情報を遅延させる。ビットローテーション手段
は、上記データ遅延手段からの遅延されたパラレルデー
タを上記位相情報遅延手段により遅延されたビットシフ
ト位相情報に基いてビットローテーションする。パルス
遅延手段は、上記欠損期間検出手段により検出された同
期符号の欠損期間に応じて上記パルス出力手段からの同
期信号パルスを遅延させる。
【0029】また、本発明に係る同期検出回路では、上
記欠損期間検出手段のカウント手段は、上記周期計測手
段の出力をカウントし上記パルス出力手段からの同期信
号パルスによりクリアされる。上記欠損期間検出手段の
制御手段は、上記パルス出力手段からの同期信号パルス
が供給される直前の上記カウント手段のカウント値によ
り上記パルス遅延手段と上記位相情報遅延手段における
遅延量を制御する。
【0030】また、本発明に係る同期検出回路では、上
記パルス遅延手段の選択手段は、上記パルス出力手段か
らの同期信号パルスと該同期信号パルスを、上記シリア
ルデータに付加された同期符号の周期に相当する遅延量
を有する少なくとも1個の上記遅延手段により遅延させ
た同期信号パルスとを上記欠損期間検出手段による検出
出力に応じて選択的に出力する。上記位相遅延手段の選
択手段は、上記位相情報出力手段からのビットシフト位
相情報と該ビットシフト位相情報を、上記シリアルデー
タに付加された同期符号の周期に相当する遅延量を有す
る少なくとも1個の上記遅延手段により遅延させたビッ
トシフト位相情報とを上記欠損期間検出手段による検出
出力に応じて選択的に出力する。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0032】本発明に係る同期検出回路は、図1に示す
ように、所定周期で同期符号が付加されたシリアルデー
タをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル(以
下、S/Pと言う。)変換手段1と、上記S/P変換手
段1からのパラレルデータから同期符号とビットシフト
位相を検出する同期符号/ビットシフト位相検出回路2
と、同期符号の検出周期に一致した上記同期符号/ビッ
トシフト位相検出手段2からの同期符号の検出出力パル
スSYを同期信号パルスSYaとして出力し、さらに、
同期符号の欠損期間に応じて上記同期信号パルスSYa
を遅延させ同期信号出力パルスSOとして出力するパル
ス出力部3と、上記パルス出力部3からの同期信号パル
スSYaに同期した上記同期符号/ビットシフト位相検
出回路2からのビットシフト位相情報Paを上記同期符
号の欠損期間に応じて遅延させ、その遅延されたビット
シフト位相出力情報Pに基いて上記S/P変換手段1か
らのパラレルデータのビットシフト位相合わせを行い正
規なデータDoを復元し出力するデータ出力部4とで構
成されている。
【0033】上記S/P変換手段1は、例えば、VTR
から再生された直列的なデータであるシリアルデータを
並列的なデータに変換し、8ビットのパラレルデータと
して出力するものである。ここで、例えば、上記パラレ
ルデータの1つのデータブロックは、1同期ブロック幅
のエディットギャップと、周期Lで各々同期符号が付加
された4つの同期ブロックで構成されている。
【0034】上記同期符号/ビットシフト位相検出回路
2は、上記S/P変換手段1からのパラレルデータから
同期符号を検出し同期符号の検出出力パルスSYを出力
するものであり、また、その検出された同期符号のビッ
トシフト位相POを出力するものである。
【0035】上記パルス出力部3は、上記同期符号/ビ
ットシフト位相検出手段2による同期符号の検出周期を
計測する周期計測手段である周期カウンタ31と、上記
周期カウンタ31により計測した周期に一致した上記同
期符号/ビットシフト位相検出手段2からの同期符号の
検出出力パルスSYを同期信号パルスSYaとして出力
するパルス出力手段であるゲート回路32と、上記周期
カウンタ31により測定した周期と上記ゲート回路32
からの同期信号パルスSYaにより同期符号を検出でき
なかった期間を検出する欠損期間検出手段33と、上記
欠損期間検出手段33からの検出信号に応じて上記ゲー
ト回路32からの同期信号パルスSYaを遅延させ同期
信号出力パルスSOとして出力するパルス遅延手段34
とから構成されている。
【0036】ここで、上記周期カウンタ31には、同期
符号の検出期間を計測するためのクロック信号CKが供
給されている。また、上記周期カウンタ31は、上記同
期符号/ビットシフト位相検出回路2からの同期符号の
検出出力パルスSYをリセットパルスとして使用する。
即ち、この同期符号の検出出力パルスSYが供給される
と、その1パルスでリセットを行う。そして、上記周期
カウンタ31は、上記同期符号の検出出力パルスSYに
よるリセット後から計測を開始して、Lクロック後にキ
ャリーCOを出力する。以後同期符号が検出されるまで
上記周期カウンタ31は、Lクロック毎にキャリーCO
を出力する。
【0037】上記ゲート回路32は、上記キャリーCO
と一致した上記同期符号/ビットシフト位相検出手段2
からの上記同期符号の検出出力パルスSYを同期信号パ
ルスSYaとして出力するものである。即ち、上記同期
符号/ビットシフト位相検出回路2において検出された
同期符号と上記キャリーCOが同位相の場合、換言する
と、最後に検出された同期符号から次に検出された同期
符号の間隔がLクロックの整数倍の時、上記ゲート回路
32は、上記同期符号の検出出力パルスSYを有効な同
期符号と判定し同期信号パルスSYaとして出力する。
このような構成にすることで、トラックの始めやエディ
ットギャップでのスキュー、或は、データの欠損などに
より同期符号の周期が変わらない限り、同期符号が検出
されると即座に有効な同期信号パルスSYaが得られ
る。このようにして、同期性をチェックすることによ
り、誤検出の確率を低下させている。
【0038】また、上記欠損期間検出手段33は、上記
周期カウンタ31からのキャリーCOをカウントし上記
ゲート回路32からの同期信号パルスSYaによりクリ
アされるカウント手段331と、上記ゲート回路32か
らの同期信号パルスSYaが供給される直前の上記カウ
ント手段331のカウント値により上記パルス遅延手段
34、及び、上記位相情報遅延手段42における各遅延
量を制御する制御手段332とから構成されている。
【0039】上記カウント手段331は、上記周期カウ
ンタ31からLクロック毎に出力されるキャリーCOを
カウントし、上記ゲート回路32において有効と判定さ
れた同期信号パルスSYaによりクリアされる。即ち、
最後に得られた同期信号パルスSYaからその次に得ら
れた同期信号パルスSYaの間隔、所謂同期ブロック数
がカウントされる。そのカウント値を上記制御手段33
2がラッチする。そして、上記パルス遅延手段34、及
び、後述するデータ出力部4の位相遅延手段42におけ
る遅延量を制御するための検出信号を出力する。
【0040】また、上記パルス遅延手段34は、上記ゲ
ート回路32からの同期信号パルスSYaを1同期ブロ
ック遅延させる第1のパルス遅延回路341と、上記同
期信号パルスSYaを2同期ブロック遅延させる第2の
パルス遅延回路342と、遅延されていない上記ゲート
回路32からの同期信号パルスSYaと上記同期信号パ
ルスSYaを第1のパルス遅延回路341により1同期
ブロック遅延させた同期信号パルスSYbと上記同期信
号パルスSYaを第2のパルス遅延回路342により2
同期ブロック遅延させた同期信号パルスSYcとを上記
欠損期間検出手段33からの検出信号に応じて選択し同
期信号出力パルスSOとして出力するパルス選択手段3
43とから構成されている。
【0041】上記データ出力部4は、上記ゲート回路3
2からの同期信号パルスSYaに同期して上記同期符号
/ビットシフト位相検出回路2からのビットシフト位相
情報Paを出力する位相情報出力手段であるレジスタ4
1と、上記パルス出力部3の欠損期間検出手段33から
の検出信号に応じて上記レジスタ41からのビットシフ
ト位相情報Paを遅延させる位相情報遅延手段42と、
上記S/P変換手段1からのパラレルデータを遅延させ
るデータ遅延回路43と、上記データ遅延回路43から
の遅延されたパラレルデータを上記位相情報遅延手段4
2により遅延されたビットシフト位相情報Pに基いてビ
ットローテーションするビットローテーション回路44
とで構成されている。
【0042】さらに、上記位相情報遅延手段42は、上
記レジスタ41からのビットシフト位相情報Paを1同
期ブロック遅延させる第1の位相遅延回路421と、上
記ビットシフト位相情報Paを2同期ブロック遅延させ
る第2の位相遅延回路422と、遅延されていない上記
レジスタ41からのビットシフト位相情報Paと上記ビ
ットシフト位相情報Paを第1の位相遅延回路421に
より1同期ブロック遅延させたビットシフト位相情報P
bと上記ビットシフト位相情報Paを第2の位相遅延回
路422により2同期ブロック遅延させたビットシフト
位相情報Pcとを上記欠損期間検出手段33からの検出
信号に応じて選択しビットシフト位相出力情報Pとして
出力する位相選択手段423とから構成されている。
【0043】また、上記データ遅延回路43は、上記S
/P変換手段1からのパラレルデータを3同期ブロック
遅延させるものである。これにより、上記パラレルデー
タは、上記位相情報遅延手段42により得られたビット
シフト位相出力情報Pと上記パルス遅延手段34により
得られた同期符号の検出出力パルスPOの位相に合わせ
られる。
【0044】ここで、上記欠損期間検出手段33の制御
手段332における上記パルス遅延手段34のパルス選
択手段343と上記位相情報遅延手段42の位相選択手
段423との各遅延量の制御は、上記カウント手段33
1のカウント値が0の時、即ち、最後に検出された同期
符号から次に検出された同期符号の間隔をD=n*Lと
した時の上記nが、1<n≦2の時は、上記パルス選択
手段343により2同期ブロック遅延された同期信号パ
ルスSYcが選択されるように制御し、また、位相選択
手段423により2同期ブロック遅延されたビットシフ
ト位相情報Pcが選択されるように制御する。上記カウ
ント手段331のカウント値が1の時、即ち、2<n≦
3の時は、上記パルス選択手段343により1同期ブロ
ック遅延された同期信号パルスSYbが選択されるよう
に制御し、また、位相選択手段423により1同期ブロ
ック遅延されたビットシフト位相情報Pbが選択される
ように制御する。上記カウント手段331のカウント値
が2の時、即ち、3<n≦4の時は、上記パルス選択手
段343により遅延されていない同期信号パルスSYa
が選択されるように制御し、また、位相選択手段423
により遅延されていないビットシフト位相情報Paが選
択されるように制御する。また、上記カウント手段33
1のカウント値が3以上の時、即ち、4<nの時も、上
記パルス選択手段343により遅延されていない同期信
号パルスSYaが選択されるように制御し、また、位相
選択手段423により遅延されていないビットシフト位
相情報Paが選択されるように制御する。
【0045】次に、上述のような構成をした上記同期検
出回路の動作を説明する。
【0046】S/P変換手段1は、周期Lで同期符号が
付加されたシリアルデータをパラレルデータに変換し、
そのパラレルデータを同期符号/ビットシフト位相検出
手段2、及び、データ出力部4に供給する。
【0047】上記同期符号/ビットシフト位相検出手段
2は、上記S/P変換手段1からのパラレルデータから
同期符号を検出し、その同期符号の検出出力パルスSY
をパルス出力部3に供給する。また、上記同期符号のビ
ットシフト位相POを上記データ出力部4に供給する。
【0048】上記同期符号/ビットシフト位相検出手段
2から上記パルス出力部3に供給された同期符号の検出
出力パルスSYは、上記パルス出力部3の周期カウンタ
31とゲート回路32に各々供給される。
【0049】上記周期カウンタ31は、上記同期符号/
ビットシフト位相検出手段2からの同期符号の検出出力
パルスSYによりリセットされ、上記同期符号の検出出
力パルスSYの周期Lをクロック信号CKにより計測
し、Lクロック後にキャリーCOを出力する。さらに、
次の同期符号の検出出力パルスSYが上記同期符号/ビ
ットシフト位相検出手段2から供給されるまで、Lクロ
ック毎にキャリーCOを出力する。このキャリーCO
は、上記ゲート回路32と欠損期間検出手段33に供給
される。
【0050】上記ゲート回路32は、上記周期カウンタ
31からのキャリーCOと一致した上記同期符号/ビッ
トシフト位相検出手段2からの同期符号の検出出力パル
スSYを有効な同期符号と判定して、同期信号パルスS
Yaとして出力する。この同期信号パルスSYaは、上
記欠損期間検出手段33とパルス遅延手段34、及び、
上記データ出力部4に供給される。
【0051】上記欠損期間検出手段33に供給された同
期信号パルスSYaは、上記欠損期間検出手段33のカ
ウント手段331と制御手段332に各々供給される。
上記カウント手段331は、上述した周期カウンタ31
からのキャリーCOをカウントしており、上記同期信号
パルスSYaによりクリアされる。ここで、上記制御手
段332は、上記同期信号パルスSYaが供給される直
前、即ち、上記周期カウンタ31がクリアされる直前の
カウント値をラッチする。そして、上記パルス遅延手段
34、及び、データ出力部4の位相情報遅延手段42に
検出信号を供給する。
【0052】上記パルス遅延手段34に供給された上記
ゲート回路32からの同期信号パルスSYaは、上記パ
ルス遅延手段34の第1のパルス遅延回路341と、第
2のパルス遅延回路342と、パルス選択手段343に
各々供給される。上記第1のパルス遅延回路341は、
上記同期信号パルスSYaを1同期ブロック遅延し、同
期信号パルスSYbとして上記パルス選択手段343に
供給する。また、上記第2のパルス遅延回路342は、
上記同期信号パルスSYaを2同期ブロック遅延し、同
期信号パルスSYcとして上記パルス選択手段343に
供給する。上記パルス選択手段343は、遅延されてい
ない上記同期信号パルスSYaと、1同期ブロック遅延
された上記同期信号パルスSYbと、2同期ブロック遅
延された上記同期信号パルスSYcとから上記欠損期間
検出手段33の制御手段332からの検出信号に応じて
選択し同期信号出力パルスSOとして出力する。
【0053】一方、データ出力部4において、同期符号
/ビットシフト位相検出手段2からのビットシフト位相
POは、データ出力部4のレジスタ41へ供給される。
さらに、上述したパルス出力部3のゲート回路32から
の同期信号SYaも上記レジスタ41へ供給される。上
記レジスタ41は、上記同期信号SYaに同期して上記
ビットシフト位相POをビットシフト位相情報Paとし
て出力する。このビットシフト位相情報Paは、位相情
報遅延手段42に供給される。
【0054】上記位相情報遅延手段42に供給されたビ
ットシフト位相情報Paは、上記位相情報遅延手段42
の第1の位相遅延回路421と、第2の位相遅延回路4
22と、位相選択手段423とに各々供給される。上記
第1の位相遅延回路421は、上記ビットシフト位相情
報Paを1同期ブロック遅延し、ビットシフト位相情報
Pbとして上記位相選択手段423に供給する。また、
上記第2の位相遅延回路422は、上記ビットシフト位
相情報Paを2同期ブロック遅延し、ビットシフト位相
情報Pcとして上記位相選択手段423に供給する。上
記位相選択手段423は、遅延されていない上記ビット
シフト位相情報Pa、1同期ブロック遅延された上記ビ
ットシフト位相情報Pbと、2同期ブロック遅延された
上記ビットシフト位相情報Pcとから上記欠損期間検出
手段33の制御手段332からの検出信号に応じて選択
しビットシフト位相出力情報Pとして出力する。このビ
ットシフト位相出力情報Pは、ビットローテーション回
路44に供給される。
【0055】ここで、上述したS/P変換手段から上記
パルス出力部4に供給されたパラレルデータは、上記パ
ルス出力部4のデータ遅延回路43に供給される。上記
データ遅延回路43は、上記パラレルデータを3同期ブ
ロック遅延し、上記ビットローテーション回路44に供
給する。
【0056】上記ビットローテーション回路44は、上
記位相情報遅延手段42の位相選択手段423により選
択されたビットシフト位相出力情報Pに基いて、上記デ
ータ遅延回路43からの3同期ブロック遅延されたパラ
レルデータをローテーションする。従って、ビットシフ
ト位相が合わせられ、正規なデータDoが復元される。
【0057】ここで、上述した各手段から各パルス等が
出力されるタイミングを、具体的に図2を用いて説明す
る。
【0058】上述のように、パラレルデータの各データ
ブロックCH1〜CH4には、周期Lで同期符号が付加
された4つの同期ブロックS1〜S4と、エディットギ
ャップで構成されている。ここで、例えば、データブロ
ックCH1のエディットギャップAは1同期ブロック幅
であり、また、ビットシフト位相POを5とする。
【0059】まず、同期符号/ビットシフト位相検出回
路2は、データブロックCH1の同期ブロックS1に付
加された同期符号を検出し、同期符号の検出出力パルス
SY1を出力する。この同期符号の検出出力パルスSY
1によりパルス出力部3の周期カウンタ31はリセット
され、1同期ブロック後にキャリーCO1を出力する。
この時、上記同期符号/ビットシフト位相検出回路2
は、次の同期ブロックS2に付加された同期符号を検出
し、同期符号の検出出力パルスSY2を出力する。従っ
て、パルス出力部3のゲート回路32は、上記キャリー
CO1と一致した上記同期符号の検出出力パルスSY2
を同期信号パルスSYa1として出力する。この時、上
記パルス出力部3の欠損期間検出手段33のカウント手
段331は0であるので、上記パルス出力部3の欠損期
間検出手段33の制御手段332からは、遅延量を2同
期ブロックに制御するための検出信号Cが出力される。
この検出信号Aにより、上記同期信号パルスSYa1を
2同期ブロック遅延した同期信号パルスSYc1が選択
される。従って、上記同期信号パルスSYc1が同期信
号出力パルスとして出力される。
【0060】また、データ出力部4のレジスタ41は、
上記同期符号/ビットシフト位相検出回路2からのビッ
トシフト位相PO(=5)を上記同期信号パルスSYa
1に同期してビットシフト位相情報Pa1(=5)とし
て出力する。この時、上記カウント手段331は0であ
るので、上記制御手段332からの上記検出信号Cによ
り、上記ビットシフト位相情報Pa1(=5)を2同期
ブロック遅延されたビットシフト位相情報Pc1(=
5)が選択され、ビットシフト位相出力情報P1(=
5)として、上記データ出力部4の位相遅延手段42か
ら出力される。このビットシフト位相出力情報P1(=
5)に基いて、上記データ出力部4のビットローテーシ
ョン回路44は、上記データ出力部4のデータ遅延回路
43からの3同期ブロック遅延されたパラレルデータを
ビットローテーションし正規なデータDo1として出力
する。
【0061】同様にして、同期ブロックS3、同期ブロ
ックS4に付加された同期符号の検出が行われ、データ
ブロックCH1の正規なデータDo1〜Do4が復元さ
れる。
【0062】ここで、例えば、ビットシフト位相POが
12である、上記エディットギャップA直後のデータブ
ロックCH2において、最初の同期ブロックS1に付加
されている同期符号が検出されなかった場合、上記カウ
ント手段331は、キャリーA1により1にカウントア
ップする。そして、上記制御手段332は、上記カウン
ト手段331のカウント値、即ち、同期符号の欠損期間
1をラッチする。そして、遅延量を1同期ブロックに制
御するための検出信号Bが出力される。また、次の同期
ブロックS2の同期符号が検出されることにより、上記
ゲート回路32から同期信号パルスA2が出力される。
【0063】上記パルス遅延手段34は、上記検出信号
Bにより、上記同期信号パルスA2を1同期ブロック遅
延した同期信号パルスAb2を選択し同期信号出力パル
スとして出力する。即ち、同期符号の欠損期間が1同期
ブロックであるので、上記同期信号パルスA2を1同期
ブロック前から出力することとなる。これにより、同期
符号が欠落している同期ブロックS1の同期符号を補償
して出力することができる。
【0064】一方、データ出力部4のレジスタ41は、
上記同期符号/ビットシフト位相検出回路2からのビッ
トシフト位相PO(=12)を上記同期信号パルスA2
に同期してビットシフト位相情報Pa2(=12)とし
て出力する。また、上記検出信号Bにより、上記ビット
シフト位相情報Pa2を1同期ブロック遅延したビット
シフト位相情報Pb2(=12)が選択され、ビットシ
フト位相出力情報P2(=12)として上記データ出力
部4の位相遅延手段42から出力される。上記ビットシ
フト位相情報Pb2に基いて、上記データ出力部4のビ
ットローテーション回路44は、上記データ出力部4の
データ遅延回路43からの3同期ブロック遅延されたパ
ラレルデータをビットローテーションし、同期符号が検
出されなかった同期ブロックS2のデータが正規なデー
タDo1として復元される。従って、同期符号の欠損期
間が1同期ブロックであるので、1同期ブロック前から
ビットシフト位相を補正したこととなる。これにより、
同期符号が欠落している同期ブロックS1のビットシフ
ト位相を補正することができる。
【0065】次に、スキューがあるエディットギャップ
Bにおいて、ビットシフト位相POが6である、上記エ
ディットギャップB直後のデータブロックCH3の同期
ブロックS1及び同期ブロックS2に付加されている同
期符号が検出されなかった場合、同期信号パルスB2が
出力された時の上記制御手段332がラッチするカウン
ト値は3である。この時、遅延量なしに制御するための
検出信号Aが出力される。従って、同期信号出力パルス
として、遅延されていない上記同期信号パルスB2が上
記パルス遅延手段34から出力される。即ち、同期符号
の欠損期間が3同期ブロックであるので、上記同期信号
パルスB2を3同期ブロック前から使用することとな
る。
【0066】また、上記検出信号Aにより、遅延されて
いない上記ビットシフト位相情報Pa3(=6)がビッ
トシフト位相出力情報P3(=6)として選択される。
上記ビットシフト位相情報P3に基いて、3同期ブロッ
ク遅延されたパラレルデータをビットローテーション
し、同期符号が検出されなかった同期ブロックS1のデ
ータが正規なデータDo1として復元される。即ち、同
期符号の欠損期間が3同期ブロックであるので、3同期
ブロック前からビットシフト位相を補正したこととな
る。
【0067】ここで、上記制御手段332は、マスク信
号MASKにより、上記同期信号パルスB2後に出力さ
れる同期信号パルスB3と同期信号パルスB4を止めて
いる。これは、欠落している2つの同期符号を補償して
出力し、その後、遅延量が2同期ブロックとなるように
遅延量を元に戻すためである。このように、遅延量なし
に制御するための検出信号A、及び、遅延量を1同期ブ
ロックに制御するための検出信号Bから、遅延量を2同
期ブロックに制御するための検出信号Cへの変化を制御
を行っている。このため、ビットシフト位相情報と3同
期ブロック遅延されたパラレルデータの位相、及び、上
記ビットシフト位相情報に基いたビットローテーション
によって得られた正規のデータと同期符号の検出出力パ
ルスの位相が保たれる。
【0068】上述のようにして、上記制御手段332の
制御からの検出信号、即ち、同期符号の欠損期間に応じ
て同期信号パルス、及び、ビットシフト位相情報を選択
し、3同期ブロック遅延された上記パラレルデータとタ
イミングをあわせている。
【0069】また、上述の実施例のように、1つのデー
タブロックが1同期ブロック幅のエディットギャップと
所定周期で同期符号が付加された4つの同期ブロックで
構成されている場合、上記欠損期間検出手段33のカウ
ント手段331の最大カウント値は3であるために、4
同期ブロックのうち2同期ブロックの同期符号を検出す
ることができれば、1データブロックの全てのデータを
復元することができる。
【0070】例えば、図3に示すように、3同期ブロッ
ク遅延したデータが始まる位置aよりも0同期ブロック
前の位置D、または、3同期ブロック遅延したデータが
始まる位置aよりも1同期ブロック前の位置Cにビット
シフト位相情報が決定し、3同期ブロック遅延したデー
タが始まる位置aでは正規のデータを得ることができ
る。
【0071】従って、上述のような構成にすることによ
り、上記同期検出回路は、同期符号の欠損期間に応じ
て、上記パラレルデータのビットシフト位相を補償する
ことができる。これにより、正規なデータを復元するこ
とができる。また、欠落した同期符号に対応する同期信
号パルスを補償して出力することができる。従って、上
記同期検出回路は、同期符号の検出能力を高めることが
できる。
【0072】尚、上述の実施例においては、1データブ
ロックが各々同期符号が付加された4つの同期ブロック
で構成されているものとしたが、上記同期検出回路は、
2つの同期符号の間隔が1同期ブロックの整数倍であれ
ば有効な同期符号を得ることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明に係る同期検出回路では、変換手
段は、所定周期で同期符号が付加されたシリアルデータ
をパラレルデータに変換する。データ遅延手段は、上記
変換手段からのパラレルデータを遅延させる。検出手段
は、上記変換手段からのパラレルデータから同期符号と
ビットシフト位相とを検出する。周期計測手段は、上記
検出手段による同期符号の検出周期を計測する。パルス
出力手段は、上記周期計測手段により計測した周期に一
致した上記検出手段による同期符号の検出出力パルスを
同期信号パルスとして出力する。位相情報出力手段は、
上記パルス出力手段からの同期信号パルスに同期して上
記検出手段からのビットシフト位相情報を出力する。欠
損期間検出手段は、上記周期計測手段により測定した周
期と上記パルス出力手段からの同期信号パルスにより同
期符号を検出できなかった期間を検出する。位相情報遅
延手段は、上記欠損期間検出手段により検出された同期
符号の欠損期間に応じて上記位相情報出力手段からのビ
ットシフト位相情報を遅延させる。ビットローテーショ
ン手段は、上記データ遅延手段からの遅延されたパラレ
ルデータを上記位相情報遅延手段により遅延されたビッ
トシフト位相情報に基いてビットローテーションする。
パルス遅延手段は、上記欠損期間検出手段により検出さ
れた同期符号の欠損期間に応じて上記パルス出力手段か
らの同期信号パルスを遅延させる。これにより、同期符
号の欠損期間を計測し、その欠損期間によりパラレルデ
ータのビットシフト位相を補正することができると共
に、欠落した同期符号に対応する同期信号パルスを補償
して出力することができる。従って、同期符号の検出能
力を高めることができる。
【0074】また、本発明に係る同期検出回路では、上
記欠損期間検出手段のカウント手段は、上記周期計測手
段の出力をカウントし上記パルス出力手段からの同期信
号パルスによりクリアされる。上記欠損期間検出手段の
制御手段は、上記パルス出力手段からの同期信号パルス
が供給される直前の上記カウント手段のカウント値によ
り上記パルス遅延手段と上記位相情報遅延手段における
遅延量を制御する。これにより、これにより、同期符号
の欠損期間を計測し、その欠損期間によりパラレルデー
タのビットシフト位相を補正することができると共に、
欠落した同期符号に対応する同期信号パルスを補償して
出力することができる。従って、同期符号の検出能力を
高めることができる。
【0075】また、本発明に係る同期検出回路では、上
記パルス遅延手段の選択手段は、上記パルス出力手段か
らの同期信号パルスと該同期信号パルスを、上記シリア
ルデータに付加された同期符号の周期に相当する遅延量
を有する少なくとも1個の上記遅延手段により遅延させ
た同期信号パルスとを上記欠損期間検出手段による検出
出力に応じて選択的に出力する。上記位相遅延手段の選
択手段は、上記位相情報出力手段からのビットシフト位
相情報と該ビットシフト位相情報を、上記シリアルデー
タに付加された同期符号の周期に相当する遅延量を有す
る少なくとも1個の上記遅延手段により遅延させたビッ
トシフト位相情報とを上記欠損期間検出手段による検出
出力に応じて選択的に出力する。これにより、同期符号
の欠損期間を計測し、その欠損期間によりパラレルデー
タのビットシフト位相を補正することができると共に、
欠落した同期符号に対応する同期信号パルスを補償して
出力することができる。従って、同期符号の検出能力を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同期検出回路の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明に係る同期検出回路における出力パルス
等のタイミングを表す図である。
【図3】ビットシフト位相情報が決定されるまでの各パ
ターンを表す図である。
【図4】従来の同期検出回路の構成を示す図である。
【図5】シリアルデータのビットシフト位相合わせを表
す図である。
【図6】従来の同期検出回路における出力パルス等のタ
イミングを表す図である。
【符号の説明】
1 S/P変換手段 2 同期符号/ビットシフト位相検出手段 3 パルス出力部 4 データ出力部 31 周期カウンタ 32 ゲート回路 33 欠損期間検出手段 34 パルス遅延手段 41 レジスタ 42 位相情報遅延手段 43 データ遅延回路 44 ビットローテーション回路 331 カウント手段 332 制御手段 341 第1のパルス遅延回路 342 第2のパルス遅延回路 343 パルス選択手段 421 第1の位相遅延回路 422 第2の位相遅延回路 423 位相選択手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周期で同期符号が付加されたシリア
    ルデータをパラレルデータに変換する変換手段と、 上記変換手段からのパラレルデータを遅延させるデータ
    遅延手段と、 上記変換手段からのパラレルデータから同期符号とビッ
    トシフト位相とを検出する検出手段と、 上記検出手段による同期符号の検出周期を計測する周期
    計測手段と、 上記周期計測手段により計測した周期に一致した上記検
    出手段による同期符号の検出出力パルスを同期信号パル
    スとして出力するパルス出力手段と、 上記パルス出力手段からの同期信号パルスに同期して上
    記検出手段からのビットシフト位相情報を出力する位相
    情報出力手段と、 上記周期計測手段により測定した周期と上記パルス出力
    手段からの同期信号パルスにより上記検出手段により同
    期符号を検出できなかった期間を検出する欠損期間検出
    手段と、 上記欠損期間検出手段により検出された同期符号の欠損
    期間に応じて上記位相情報出力手段からのビットシフト
    位相情報を遅延させる位相情報遅延手段と、 上記データ遅延手段からの遅延されたパラレルデータを
    上記位相情報遅延手段により遅延されたビットシフト位
    相情報に基いてビットローテーションするビットローテ
    ーション手段と、 上記欠損期間検出手段により検出された同期符号の欠損
    期間に応じて上記パルス出力手段からの同期信号パルス
    を遅延させるパルス遅延手段とを備え、 上記ローテーション手段によりパラレルデータのビット
    シフト位相を補正すると共に上記パルス遅延手段を介し
    て欠落した同期符号に対応する同期信号パルスを補償し
    て出力することを特徴とする同期検出回路。
  2. 【請求項2】上記欠損期間検出手段は、 上記周期計測手段の出力をカウントし上記パルス出力手
    段からの同期信号パルスによりクリアされるカウント手
    段と、 上記パルス出力手段からの同期信号パルスが供給される
    直前の上記カウント手段のカウント値により上記パルス
    遅延手段と上記位相情報遅延手段における遅延量を制御
    する制御手段とから成ることを特徴とする請求項1記載
    の同期検出装置。
  3. 【請求項3】上記パルス遅延手段は、 上記シリアルデータに付加された同期符号の周期に相当
    する遅延量を有する少なくとも1個の遅延手段と、 上記パルス出力手段からの同期信号パルスと該同期信号
    パルスを上記遅延手段により遅延させた同期信号パルス
    とを上記欠損期間検出手段による検出出力に応じて選択
    的に出力する選択手段とから成り、 上記位相遅延手段は、 上記シリアルデータに付加された同期符号の周期に相当
    する遅延量を有する少なくとも1個の遅延手段と、 上記位相情報出力手段からのビットシフト位相情報と該
    ビットシフト位相情報を上記遅延手段により遅延させた
    ビットシフト位相情報とを上記欠損期間検出手段による
    検出出力に応じて選択的に出力する選択手段とから成る
    ことを特徴とする請求項1記載の同期検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595145B1 (ko) * 1998-08-12 2007-06-04 엘지전자 주식회사 신호 처리 장치

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KR100595145B1 (ko) * 1998-08-12 2007-06-04 엘지전자 주식회사 신호 처리 장치

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