JP2553479Y2 - クランプパッド - Google Patents

クランプパッド

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JP2553479Y2
JP2553479Y2 JP1988118876U JP11887688U JP2553479Y2 JP 2553479 Y2 JP2553479 Y2 JP 2553479Y2 JP 1988118876 U JP1988118876 U JP 1988118876U JP 11887688 U JP11887688 U JP 11887688U JP 2553479 Y2 JP2553479 Y2 JP 2553479Y2
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JP
Japan
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bolt
clamp pad
bent portion
curved
leaf spring
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JP1988118876U
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JPH0240606U (ja
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明 辻村
守 相田
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、トラック等の懸架装置に用いられる、リ
ーフスプリングを車軸等の支持部材に締め付け固定する
ためのクランプパッドの改良に関する。。
〈従来の技術〉 従来第1図、第2図に示すように、トラック等の懸架
装置に用いられるリーフスプリング1を車軸等の支持部
材6に締め付け固定する場合は、複数の板バネ2、2、
…を積層した積層体3とUボルト5の間に断面がほぼ矩
形状のクランプパッド4を介在せしめており、このクラ
ンプパッド4によって前記積層体3を支持部材6に強固
に固定している。
しかし上記従来のものでは、リーフスプリング1の支
持部材6への締め付け固定に使用されるUボルトが、例
えばトラックの前車軸用にあっては、スペースの関係上
完全なU字形状とできずにコ字形状とせざるを得ない関
係から、前記矩形状のクランプパッド4の両端部では、
第2図のようにUボルト5の曲り部5a内側との間に空隙
Kを生じ、このためUボルト5による締め付け時、Uボ
ルト5の曲り部5a上部には前記クランプパッド4の角部
を支点とする大きな曲げ応力が発生するおそれがあり、
充分な締め付け力を得ることができなかった。
これを改善するため、例えば実開昭60−69841号公報
の殊に第3図に開示されているように、クランプパッド
の両側縁部にUボルトの曲り部内側と同一の曲率をもつ
曲線部を付設することにより、Uボルトの曲り部を前記
パッドの曲線部で連続して支持し、これにより曲げ応力
の低減を図ろうとするものもある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記実開昭公報の如き手段をとって
も、クランプパッド、Uボルトの製作精度上、または両
者の位置ずれ等によって、Uボルトの曲り部内側とクラ
ンプパッドの曲線部とを全体にわたって密接させること
は不可能で、Uボルト締結時の曲げ応力の低減という所
期の目的を達成できず、かえって前記パッドの上面だけ
がUボルトと当接して、ここを支点に前記と同様に大き
な曲げ応力を発生させることがあった。
本考案は上記に鑑み、クランプパッドを改良し、リー
フスプリングをクランプパッドを介してUボルトで支持
部材に締結する際に、前記Uボルトに過大な曲げ応力を
集中して発生させることなく、分散且つ低減せしめて前
記締結を充分おこなうことができるクランプパッドを提
供することを目的として案出されたものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案クランプパッドは、
複数の板バネよりなる積層体とUボルトの間に介在せし
めるクランプパッドであって、その側縁部におけるUボ
ルトの曲り部に対応する位置に、上記曲り部内側と間隙
を生ずる逃げ部と、これを挟んで前記曲り部内側と同一
或はそれ以下の曲率半径を有する2つの湾曲部を形成
し、該2つの湾曲部によりUボルトの曲り部を支持せし
めることを特徴とする。
〈作用〉 前記構成の本考案クランプパッドによれば、リーフス
プリングの最上部に前記クランプパッドを載置してUボ
ルトにより支持部材に締結したとき、Uボルトはクラン
プパッドの側縁上部に形成された前記2つの湾曲部で当
接して支えられることになり、これによってUボルトの
締結により生ずる曲げモーメントが大幅に低減し、Uボ
ルトの曲げ応力が分散、低減される。
〈実施例〉 本考案の実施例を、第1図乃至第3図により詳細に説
明すると、1はトラック等の懸架装置に使用されるリー
フスプリングで、該リーフスプリング1は、ばね鋼板よ
りなる長さを順次異ならしめた板バネ2を複数枚積層し
て積層体3とし、図示しないボルト及びクリップで一体
化したものである。
40は本考案クランプパッドで、第1図、第2図に示す
ものと同様に上記積層体3上に載置した上、2本のUボ
ルト5、5を掛けて車軸等の支持部材6に螺着、固定さ
れるものである。
本考案のクランプパッド40には、第3図(イ)、
(ロ)に示すように、クランプパッド40の両側縁部7に
おけるUボルト5の曲り部5aに対応する位置に、上記曲
り部5a内側と間隙を生じる逃げ部8と、これを挟んで前
記曲り部5a内側と同一或はそれ以下の曲率半径を有する
2つの湾曲部7′、7′が形成されている。
第3図(イ)、(ロ)において、9、10は軟質の高分
子材料からなる樹脂体を示し、9はクランプパッド40の
前記逃げ部8に充填したもの、また10はクランプパッド
40の前記逃げ部8及び該逃げ部8以外の側縁部7とUボ
ルト5内側間に、前記同様充填したものであり、これに
よって前記逃げ部8等の空隙を密封して土砂等の侵入を
防ぎ、これら土砂等によるクランプパッド40、Uボルト
5、5の磨耗を防止することができるものである。
〈考案の効果〉 本考案のクランプパッドは、複数の板バネよりなる積
層体とUボルトの間に介在せしめるクランプパッドであ
って、その側縁部におけるUボルトの曲り部に対応する
位置に、上記曲り部内側と間隙を生ずる逃げ部と、これ
を挟んで前記曲り部内側と同一或はそれ以下の曲率半径
を有する2つの湾曲部を形成し、該2つの湾曲部により
Uボルトの曲り部を支持せしめることを特徴とするの
で、Uボルトによるクランプパッドを介しての前記積層
体の締結により、Uボルト曲り部に生ずる曲げモーメン
トは、クランプパッドにおける2つの前記湾曲部がUボ
ルトの曲り部を支持することによって大幅に低減し、U
ボルトの曲げ応力が分散、低減され、従ってUボルト自
体の強度、耐久性を向上させることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、クランプパッドをもった車両のリーフスプリ
ングの部分的側面図、第2図は、従来のクランプパッド
をもつ車両のリーフスプリングにおける第1図の縦断面
相当図、第3図(イ)は、本考案の1の実施例の要部拡
大断面図、第3図(ロ)は、他の実施例の要部拡大断面
図である。 1;リーフスプリング 2;板バネ 3;積層体 4、40;クランプパッド 5、5;Uボルト 5a;(Uボルトの)曲り部 6;支持部材 7;(クランプパッドの)側縁部 7′、7′;(同)湾曲部 8;(同)逃げ部 9、10;樹脂体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の板バネよりなる積層体とUボルトの
    間に介在せしめるクランプパッドであって、その側縁部
    におけるUボルトの曲り部に対応する位置に、上記曲り
    部内側と間隙を生ずる逃げ部と、これを挟んで前記曲り
    部内側と同一或はそれ以下の曲率半径を有する2つの湾
    曲部を形成し、該2つの湾曲部によりUボルトの曲り部
    を支持せしめることを特徴とするクランプパッド。
JP1988118876U 1988-09-12 1988-09-12 クランプパッド Expired - Lifetime JP2553479Y2 (ja)

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JPH0240606U JPH0240606U (ja) 1990-03-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6069841U (ja) * 1983-10-20 1985-05-17 いすゞ自動車株式会社 リ−フスプリングの組付構造

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