JPS629171Y2 - - Google Patents

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JPS629171Y2
JPS629171Y2 JP1980051944U JP5194480U JPS629171Y2 JP S629171 Y2 JPS629171 Y2 JP S629171Y2 JP 1980051944 U JP1980051944 U JP 1980051944U JP 5194480 U JP5194480 U JP 5194480U JP S629171 Y2 JPS629171 Y2 JP S629171Y2
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support plate
axle box
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stress
support
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JP1980051944U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄道車両の軸箱支持装置に係り、特
に支持板を用いるものに好適な支持板式軸箱支持
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の鉄道車両用の支持板式軸箱支持装置は第
4図に示す如くであり、該第4図におけるア部の
拡大図を第5図に、イ−イ視を第6図に示す。同
図において、1は輪軸、2は該輪軸1の両端部に
配置される軸箱である。該軸箱2の上方に軸ばね
3を介して台車わく4が載つている。前記軸箱2
と台車わく4との間には、台車の前後方向に支持
板5が配置され、該支持板5の端部が該軸箱2と
台車わく4に抑え金6で押えられ、ボルト7とナ
ツト8で取付けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の支持板式軸箱支持装置の構成において
は、第6図に示すように支持板5の板幅全域にわ
たつて自由長すなわち板幅全域にわたつて両側に
設けられた抑え金6に接していない部の長さが全
て同一である。このために、該支持板5の幅方向
両端部の応力が大きくなりやすいという欠点があ
つた。すなわち、支持板5は軌道不整あるいは負
担荷重の変動等による軸箱2と台車わく4の間の
上下変位にて及ぼされる上下力によつて第5図中
ハツチングで示すように、上下両面特に抑え金6
で拘束される部分の近傍A,B,C部に大きい応
力が生じる。また、これと同時に車体と台車との
相対変位あるいは車両の曲線路通過時に車体に生
じる超過遠心力によつて台車わく4と軸箱2との
間に生じる横圧すなわち該軸箱2と台車わくの間
の左右力(第6図中Q)によつて、支持板5の幅
方向両側部特に抑え金6で拘束される部分の近傍
a,b,c,d部に大きい応力が生じる。ところ
で、前述のように支持板5においては幅方向全域
にわたつて自由長が同一であるために、前記上下
力による高応力部と左右力による高応力部が同一
となり、特に該支持板5の幅方向両側部a〜d部
の上下両面の応力が一番大きくなる。一方、支持
板5の幅方向中央部は第5図および第6図に示す
応力分布状態から作用する応力は小さく、強度的
には十分な余裕を有している。
本考案の目的とするところは、支持板の幅方向
両端部と幅方向中央部とに作用する応力に大きな
差が生じないようにし、ひいては該支持板の幅方
向の強度の均一化を図り、かつ、強度の向上を図
り得る支持板式軸箱支持装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、支持板の幅方向全面に対応して形
成され、該支持板の幅方向中央部の自由長を短
く、幅方向両端部の自由長を長くし、かつ、該自
由長が連続的に変化する抑え金によつて支持板を
台車枠および軸箱に取付け、該抑え金を取付ける
取付け部材のうち支持板幅方向中央部に位置する
ものを支持板の中央寄りに配置したことにより達
成される。
〔作用〕
前記支持板に台車枠と軸箱との間の横圧が作用
した場合、該支持板の幅方向両端部に高応力が作
用し、また、該支持板に上下方向の力が作用した
場合、支持板の幅方向中央部に高応力が作用す
る。このことによつて、前記支持板に加えられる
力に対して高応力が作用する部分を分散させ、ほ
ぼ均一な応力分布とすることにより、強度向上を
図ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図および第2図
によつて説明する。同図において、11は輪軸、
12は該輪軸11の両端部に配置される軸箱であ
る。該軸箱12の上方に軸ばね13を介して台車
わく14が載つている。前記軸箱2と台車わく1
4との間には、台車の前後方向に支持板15が配
置されている。この支持板15の各端部は、抑え
金16で押えられボルト17とナツト18によつ
て軸箱12および台車わく14に取付けられてい
る。該抑え金16は、支持板15の幅方向におい
てその中央部分が対向する抑え金16側に突出し
た凸部すなわち山形に形成されている。また、軸
箱12および台車わく14の支持板15を支持す
る部分についても、前記抑え金16と同様に山形
に形成されている。なお、前記抑え金16はその
支持板15の幅方向両側部分を前記ボルト17と
ナツト18よりも該抑え金16の端部側へ寄せた
位置でボルト19およびナツト20によつて台車
わく14および軸箱12によつて取付けている。
このような構成において、前記支持板15に軸
箱12と台車わく14との間で生じる横圧が作用
した場合、該支持板15における応力の状況は前
記第6図に示す状態と同一であり、高応力部が該
支持板15の幅方向両端部となる。また、特に応
力が高い部分としては第2図中y部となる。
一方、前記支持板15に軸箱12と台車わく1
4との間の上下動に伴う上下力が作用した場合、
高応力部は前記第5図に示すように該支持板15
の上下面となる。また、前述のように抑え金16
が山形に形成されているため、該支持板15の幅
方向においては中央部すなわち第2図中のx部
が高応力部となる。該x部に作用する応力につい
て、第2図により詳述する。抑え金16が山形
部を有していない場合に支持板15に上下力が作
用すると、同中点線で示すように支持板15は曲
がる。ところが、該支持板15は山形を有した抑
え金16で拘束されているため、該抑え金16の
山形先端部すなわち前記x部においては、前記点
線で示した大きな変位を拘束することになる。し
たがつて、該x部には応力が集中して作用するこ
とになり、高応力部分となる。また、該x部から
該支持板15の幅方向両側へかけての応力状態は
徐々に減少しており、y部が最も低くなつてい
る。
したがつて、前記横圧による支持板15の高応
力部はy部であり、一方、x部分は該y部よりも
低くその中央部が最も低くなつている。また、上
下力による支持板15の高応力部はx部であり、
一方、y部は該x部よりも低くなつている。この
ことにより、支持板15における高応力部はその
幅方向および長手方向において分散した位置とな
る。また、前記横圧すなわち左右力および上下力
による応力の分布状態が逆方向に増減するため、
合計した応力は支持板15の幅方向においては、
ほぼ均一なものとなる。
次に、本発明の他の実施例を第3図によつて説
明する。同図において、前記一実施例と異なる点
は、支持板25を軸箱22および台車わく24に
取付けるために設けられる抑え金26の形状にあ
る。すなわち、該抑え金26は支持板25の長手
方向に形成された凸部が円弧状に形成されてい
る。この抑え金26はボルト27,29およびナ
ツト28,30によつて、該抑え金26と同一形
状に形成された軸箱22および台車わく24の取
付け部に支持板25を取付ける。
このような構成によれば、前記一実施例と同様
な効果を有する以外に、抑え金26の凸部形状が
円弧状であるため、該支持板25における自由長
の変化がなだらかである。したがつて、支持板2
5に生じる応力の変化をなだらかにすることがで
きるという効果を有する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、支持板に
作用する力によつて生じる高応力部を分散させる
ことができるため、該支持板の各部に生じる応力
の差をなくして均一化することができ、強度の均
一化および強度の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による軸箱支持装置の一実施例
を示す正面図、第2図は第1図のウ−ウ部視
図、第2図は支持板の取付部の側面図、第3図
は本考案の他の実施例を示す第2図に相当する
平面図、第4図は従来の軸箱支持装置の正面図、
第5図は第4図のア部拡大図、第6図は第4図の
イ−イ部視図である。 12,22……軸箱、14,24……台車わ
く、15,25……支持板、16,26……抑え
金。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸箱を台車枠に対して1対の支持板を介して上
    下動可能に支持する支持板式軸箱支持装置におい
    て、前記支持板の幅方向全面に対応して形成さ
    れ、該支持板の幅方向中央部の自由長を短く、幅
    方向両端部の自由長を長くし、かつ、該自由長が
    連続的に変化する抑え金によつて支持板を台車枠
    および軸箱に取付け、該抑え金を取付ける取付部
    材のうち支持板幅方向中央部に位置するものを支
    持板の中央寄りに配置したことを特徴とする支持
    板式軸箱支持装置。
JP1980051944U 1980-04-18 1980-04-18 Expired JPS629171Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980051944U JPS629171Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18

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JP1980051944U JPS629171Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56154265U JPS56154265U (ja) 1981-11-18
JPS629171Y2 true JPS629171Y2 (ja) 1987-03-03

Family

ID=29646825

Family Applications (1)

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JP1980051944U Expired JPS629171Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5337111B2 (ja) * 1975-04-18 1978-10-06

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620283Y2 (ja) * 1976-09-06 1981-05-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5337111B2 (ja) * 1975-04-18 1978-10-06

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