JP2553428Y2 - インクジェットシリアルプリンタ - Google Patents
インクジェットシリアルプリンタInfo
- Publication number
- JP2553428Y2 JP2553428Y2 JP1991107430U JP10743091U JP2553428Y2 JP 2553428 Y2 JP2553428 Y2 JP 2553428Y2 JP 1991107430 U JP1991107430 U JP 1991107430U JP 10743091 U JP10743091 U JP 10743091U JP 2553428 Y2 JP2553428 Y2 JP 2553428Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print head
- nozzle
- nozzle surface
- moving area
- moving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印字ヘッドがキャリア
を介して紙送り方向と直交する方向に移動されるインク
ジェットシリアルプリンタに関する。
を介して紙送り方向と直交する方向に移動されるインク
ジェットシリアルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のインクジェットシリアルプリン
タでは、印字ヘッドの移動領域端部に印字ヘッドのノズ
ル面を被覆するキャッピング部材や印字ヘッドのノズル
面を清掃するクリーニング部材が設けられ、このキャッ
ピング部材やクリーニング部材によって印字ヘッドのノ
ズル面の乾燥やインク垂れを防止できるようになってい
る。
タでは、印字ヘッドの移動領域端部に印字ヘッドのノズ
ル面を被覆するキャッピング部材や印字ヘッドのノズル
面を清掃するクリーニング部材が設けられ、このキャッ
ピング部材やクリーニング部材によって印字ヘッドのノ
ズル面の乾燥やインク垂れを防止できるようになってい
る。
【0003】ところで、プリンタ幅を小さくするには、
印字ヘッドの移動範囲を印字のために必要な印字範囲
に、立ち上げに必要な助走範囲を加えた必要最小限に設
定することが望ましい。
印字ヘッドの移動範囲を印字のために必要な印字範囲
に、立ち上げに必要な助走範囲を加えた必要最小限に設
定することが望ましい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のイン
クジェットシリアルプリンタにあっては、印字ヘッドを
その必要最小限移動範囲にかかわらず記録紙から外れた
位置まで移動させ、この位置で印字ヘッドのノズル面を
被覆あるいは清掃するようになっており、このため印字
ヘッドを記録紙から外れる位置までその必要最小限範囲
よりも大きく移動させる必要があり、これがプリンタ幅
を小さくする上で障害となっていた。また、印字ヘッド
のノズル面を被覆あるいは清掃するためにモーターやポ
ンプ等の専用の駆動装置を必要とし、コスト高となって
いた。
クジェットシリアルプリンタにあっては、印字ヘッドを
その必要最小限移動範囲にかかわらず記録紙から外れた
位置まで移動させ、この位置で印字ヘッドのノズル面を
被覆あるいは清掃するようになっており、このため印字
ヘッドを記録紙から外れる位置までその必要最小限範囲
よりも大きく移動させる必要があり、これがプリンタ幅
を小さくする上で障害となっていた。また、印字ヘッド
のノズル面を被覆あるいは清掃するためにモーターやポ
ンプ等の専用の駆動装置を必要とし、コスト高となって
いた。
【0005】例えば、図7乃至図9に示される従来構造
では、印字ヘッド1のノズル面被覆用のキャップ2が記
録紙3との干渉を避けるために記録紙3から外れた位置
に設けられ、印字ヘッド1のノズル面1aを被覆すると
きには印字ヘッド1を記録紙3から外れる位置まで移動
させ、この位置でキャップ2をキャップ駆動装置4で駆
動して印字ヘッド1のノズル面1aを被覆するようにな
っており、印字ヘッド1を記録紙3から外れる位置まで
その必要最小限範囲よりも大きく移動させる必要があ
り、またキャップ2を駆動する専用のキャップ駆動装置
4を設ける必要があった。
では、印字ヘッド1のノズル面被覆用のキャップ2が記
録紙3との干渉を避けるために記録紙3から外れた位置
に設けられ、印字ヘッド1のノズル面1aを被覆すると
きには印字ヘッド1を記録紙3から外れる位置まで移動
させ、この位置でキャップ2をキャップ駆動装置4で駆
動して印字ヘッド1のノズル面1aを被覆するようにな
っており、印字ヘッド1を記録紙3から外れる位置まで
その必要最小限範囲よりも大きく移動させる必要があ
り、またキャップ2を駆動する専用のキャップ駆動装置
4を設ける必要があった。
【0006】本考案は、専用の駆動手段を設けることな
く印字ヘッドのノズル面を被覆あるいは清掃することが
でき、しかも印字ヘッドの移動範囲を必要最小限に設定
できるインクジェットシリアルプリンタを提供すること
が目的である。
く印字ヘッドのノズル面を被覆あるいは清掃することが
でき、しかも印字ヘッドの移動範囲を必要最小限に設定
できるインクジェットシリアルプリンタを提供すること
が目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、印字ヘッドが
キャリアを介して紙送り方向と直交する方向に移動され
るインクジェットシリアルプリンタであって、印字ヘッ
ドがその移動方向にノズル面を向けた非印字姿勢に変位
するように印字ヘッドをキャリアに回転可能に軸支する
支持軸と、印字ヘッドをばね力で印字姿勢に保持する保
持手段と、印字ヘッドがその移動方向にノズル面を向け
た非印字姿勢に変位したときにノズル面と対向するよう
に印字ヘッドの移動領域端部に設けられているノズル面
被覆用のキャッピング部材と、印字ヘッドの移動時にそ
の移動領域端部付近で印字ヘッドに当接し印字ヘッドの
移動により印字ヘッドの移動領域端部でノズル面がキャ
ッピング部材と対向する非印字姿勢に変位してキャッピ
ング部材がノズル面を被覆するように印字ヘッドを保持
手段のばね力に抗して支持軸まわりに回転させる姿勢変
更部材と、を有していることを特徴としている。
キャリアを介して紙送り方向と直交する方向に移動され
るインクジェットシリアルプリンタであって、印字ヘッ
ドがその移動方向にノズル面を向けた非印字姿勢に変位
するように印字ヘッドをキャリアに回転可能に軸支する
支持軸と、印字ヘッドをばね力で印字姿勢に保持する保
持手段と、印字ヘッドがその移動方向にノズル面を向け
た非印字姿勢に変位したときにノズル面と対向するよう
に印字ヘッドの移動領域端部に設けられているノズル面
被覆用のキャッピング部材と、印字ヘッドの移動時にそ
の移動領域端部付近で印字ヘッドに当接し印字ヘッドの
移動により印字ヘッドの移動領域端部でノズル面がキャ
ッピング部材と対向する非印字姿勢に変位してキャッピ
ング部材がノズル面を被覆するように印字ヘッドを保持
手段のばね力に抗して支持軸まわりに回転させる姿勢変
更部材と、を有していることを特徴としている。
【0008】また、本考案は、印字ヘッドがキャリアを
介して紙送り方向と直交する方向に移動されるインクジ
ェットシリアルプリンタであって、印字ヘッドがその移
動方向にノズル面を向けた非印字姿勢に変位するように
印字ヘッドをキャリアに回転可能に軸支する支持軸と、
印字ヘッドをばね力で印字姿勢に保持する保持手段と、
印字ヘッドがその移動方向にノズル面を向けた非印字姿
勢に変位したときにノズル面と対向するように印字ヘッ
ドの移動領域端部に設けられているノズル面清掃用のク
リーニング部材と、印字ヘッドの移動時にその移動領域
端部付近で印字ヘッドに当接し印字ヘッドの移動により
印字ヘッドの移動領域端部でノズル面がクリーニング部
材と対向する非印字姿勢に変位してクリーニング部材に
押圧されるように印字ヘッドを保持手段のばね力に抗し
て支持軸まわりに回転させる姿勢変更部材と、を有して
いることを特徴としている。
介して紙送り方向と直交する方向に移動されるインクジ
ェットシリアルプリンタであって、印字ヘッドがその移
動方向にノズル面を向けた非印字姿勢に変位するように
印字ヘッドをキャリアに回転可能に軸支する支持軸と、
印字ヘッドをばね力で印字姿勢に保持する保持手段と、
印字ヘッドがその移動方向にノズル面を向けた非印字姿
勢に変位したときにノズル面と対向するように印字ヘッ
ドの移動領域端部に設けられているノズル面清掃用のク
リーニング部材と、印字ヘッドの移動時にその移動領域
端部付近で印字ヘッドに当接し印字ヘッドの移動により
印字ヘッドの移動領域端部でノズル面がクリーニング部
材と対向する非印字姿勢に変位してクリーニング部材に
押圧されるように印字ヘッドを保持手段のばね力に抗し
て支持軸まわりに回転させる姿勢変更部材と、を有して
いることを特徴としている。
【0009】
【作用】本考案によれば、印字ヘッドの移動時にその移
動領域端部付近で印字ヘッドに姿勢変更部材が当接し、
印字ヘッドの移動により印字ヘッドの移動領域端部でノ
ズル面がキャッピング部材またはクリーニング部材と対
向する非印字姿勢に変位してキャッピング部材がノズル
面を被覆するように、または印字ヘッドの移動によりノ
ズル面がクリーニング部材に押圧されるように印字ヘッ
ドが保持手段のばね力に抗して支持軸まわりに回転す
る。
動領域端部付近で印字ヘッドに姿勢変更部材が当接し、
印字ヘッドの移動により印字ヘッドの移動領域端部でノ
ズル面がキャッピング部材またはクリーニング部材と対
向する非印字姿勢に変位してキャッピング部材がノズル
面を被覆するように、または印字ヘッドの移動によりノ
ズル面がクリーニング部材に押圧されるように印字ヘッ
ドが保持手段のばね力に抗して支持軸まわりに回転す
る。
【0010】したがって、印字ヘッドがキャリアを介し
て紙送り方向と直交する方向に移動されるインクジェッ
トシリアルプリンタにおいて、印字ヘッドを紙送り方向
と直交する方向に移動することにより印字ヘッドのノズ
ル面にキャッピング部材を被せて印字ヘッドのノズル面
を被覆でき、または印字ヘッドを紙送り方向と直交する
方向に移動することにより印字ヘッドのノズル面にクリ
ーニング部材を押圧して印字ヘッドのノズル面を清掃で
き、専用の駆動手段を設けることなく印字ヘッドのノズ
ル面を被覆あるいは清掃することができる。
て紙送り方向と直交する方向に移動されるインクジェッ
トシリアルプリンタにおいて、印字ヘッドを紙送り方向
と直交する方向に移動することにより印字ヘッドのノズ
ル面にキャッピング部材を被せて印字ヘッドのノズル面
を被覆でき、または印字ヘッドを紙送り方向と直交する
方向に移動することにより印字ヘッドのノズル面にクリ
ーニング部材を押圧して印字ヘッドのノズル面を清掃で
き、専用の駆動手段を設けることなく印字ヘッドのノズ
ル面を被覆あるいは清掃することができる。
【0011】また、印字ヘッドをその移動領域端部で印
字姿勢と異なる姿勢に姿勢変更してキャッピング部材ま
たはクリーニング部材と対向させるので、キャッピング
部材またはクリーニング部材を記録紙から外れた位置に
設ける必要がなく、これによって印字ヘッドの移動範囲
を必要最小限に設定できる。
字姿勢と異なる姿勢に姿勢変更してキャッピング部材ま
たはクリーニング部材と対向させるので、キャッピング
部材またはクリーニング部材を記録紙から外れた位置に
設ける必要がなく、これによって印字ヘッドの移動範囲
を必要最小限に設定できる。
【0012】
【実施例】以下、本考案が適用されたインクジェットシ
リアルプリンタを図面に基いて説明する。このプリンタ
では、図1および図2に示されるように印字ヘッド10
がキャリア11を介して記録紙12の搬送方向(図1の
紙面に対して直角な方向)と直交する方向に移動される
ようになっている。
リアルプリンタを図面に基いて説明する。このプリンタ
では、図1および図2に示されるように印字ヘッド10
がキャリア11を介して記録紙12の搬送方向(図1の
紙面に対して直角な方向)と直交する方向に移動される
ようになっている。
【0013】キャリア11は1対のガイド軸13にスラ
イド可能に嵌合され、これらのガイド軸13に案内され
つつ印字ヘッド10と共に移動されるようになってい
る。キャリア11には、両側部に側板11aが形成さ
れ、この両側板11a間に支持軸としてのピン14を介
して印字ヘッド10が回転可能に軸支されている。両側
板11aは記録紙12の搬送方向、すなわち印字ヘッド
10の移動方向と直交する方向に平行に対向し、印字ヘ
ッド10はピン14まわりの回転動作でその移動方向に
ノズル面10aを向けた姿勢に姿勢変更可能となってい
る。両側板11b間には、印字ヘッド10の上部縦壁と
当接して印字ヘッド10の回転を規制する規制板11b
が形成されているとともにピン14に巻装されて印字ヘ
ッド10の上部縦壁を規制板11bに押圧するコイルス
プリング15が設けられ、ねじりコイルスプリング15
のばね力で印字ヘッド10が印字姿勢に保持されるよう
になっている。すなわち、ねじりコイルスプリング15
のばね力で印字ヘッド10の上部縦壁が規制板11bに
押圧され、この姿勢で印字ヘッド10のノズル面10a
が記録紙12に平行に対向するようになっている。
イド可能に嵌合され、これらのガイド軸13に案内され
つつ印字ヘッド10と共に移動されるようになってい
る。キャリア11には、両側部に側板11aが形成さ
れ、この両側板11a間に支持軸としてのピン14を介
して印字ヘッド10が回転可能に軸支されている。両側
板11aは記録紙12の搬送方向、すなわち印字ヘッド
10の移動方向と直交する方向に平行に対向し、印字ヘ
ッド10はピン14まわりの回転動作でその移動方向に
ノズル面10aを向けた姿勢に姿勢変更可能となってい
る。両側板11b間には、印字ヘッド10の上部縦壁と
当接して印字ヘッド10の回転を規制する規制板11b
が形成されているとともにピン14に巻装されて印字ヘ
ッド10の上部縦壁を規制板11bに押圧するコイルス
プリング15が設けられ、ねじりコイルスプリング15
のばね力で印字ヘッド10が印字姿勢に保持されるよう
になっている。すなわち、ねじりコイルスプリング15
のばね力で印字ヘッド10の上部縦壁が規制板11bに
押圧され、この姿勢で印字ヘッド10のノズル面10a
が記録紙12に平行に対向するようになっている。
【0014】印字ヘッド10の移動領域片側には、キャ
ッピング部材としてのキャップ16が設けられていると
ともに姿勢変更部材としてのアーム17が設けられ、こ
れらは共に図示しない固定手段を介して固定されてい
る。
ッピング部材としてのキャップ16が設けられていると
ともに姿勢変更部材としてのアーム17が設けられ、こ
れらは共に図示しない固定手段を介して固定されてい
る。
【0015】キャップ16は図4に示されるように印字
ヘッド10がその移動方向にノズル面10aを向けた姿
勢に姿勢変更されたときに印字ヘッド10のノズル面1
0aと対向するようになっている。このキャップ16は
印字のために必要な印字ヘッド10の移動範囲外に設け
られ、記録紙12と平面的に重なる位置に配置されてい
る。
ヘッド10がその移動方向にノズル面10aを向けた姿
勢に姿勢変更されたときに印字ヘッド10のノズル面1
0aと対向するようになっている。このキャップ16は
印字のために必要な印字ヘッド10の移動範囲外に設け
られ、記録紙12と平面的に重なる位置に配置されてい
る。
【0016】アーム17はキャップ16の上方で印字ヘ
ッド10の移動方向に沿って延び、その先端は記録紙1
2と平面的に重なる位置に至り、印字ヘッド10の移動
時にその移動領域端部付近でキャリア11の両側板11
b間に規制板11cの下方を通して印字ヘッド10の上
部に図1に示されるように当接して印字ヘッド10を図
3に示されるようにピン14まわりに回転させ、この回
転によって印字ヘッド10の移動領域端部で図4に示さ
れるように印字ヘッド10をその移動方向にノズル面1
0aを向けた姿勢、すなわちノズル面10aがキャップ
16と対向する姿勢に姿勢変更させるようになってい
る。このアーム17は印字ヘッド10が印字のために必
要な移動範囲から外れたときに直ちに印字ヘッド10を
回転させるようにその先端位置が設定されている。な
お、アーム17の先端は、印字ヘッド10が円滑に回転
するように円弧面となっている。
ッド10の移動方向に沿って延び、その先端は記録紙1
2と平面的に重なる位置に至り、印字ヘッド10の移動
時にその移動領域端部付近でキャリア11の両側板11
b間に規制板11cの下方を通して印字ヘッド10の上
部に図1に示されるように当接して印字ヘッド10を図
3に示されるようにピン14まわりに回転させ、この回
転によって印字ヘッド10の移動領域端部で図4に示さ
れるように印字ヘッド10をその移動方向にノズル面1
0aを向けた姿勢、すなわちノズル面10aがキャップ
16と対向する姿勢に姿勢変更させるようになってい
る。このアーム17は印字ヘッド10が印字のために必
要な移動範囲から外れたときに直ちに印字ヘッド10を
回転させるようにその先端位置が設定されている。な
お、アーム17の先端は、印字ヘッド10が円滑に回転
するように円弧面となっている。
【0017】上記の構成によれば、印字ヘッド10の移
動時にその移動領域端部付近で印字ヘッド10の上部に
アーム17が当接し、印字ヘッド10の移動により印字
ヘッド10の移動領域端部でノズル面10aがキャップ
16と対向する非印字姿勢に変位してキャップ16がノ
ズル面10aを被覆するように印字ヘッド10がピン1
4まわりに回転するとともに印字ヘッド10の移動力で
印字ヘッド10のノズル面10aがキャップ16に押圧
され、これによって図5に示されるようにキャップ16
が印字ヘッド10のノズル面10aに被せられる。
動時にその移動領域端部付近で印字ヘッド10の上部に
アーム17が当接し、印字ヘッド10の移動により印字
ヘッド10の移動領域端部でノズル面10aがキャップ
16と対向する非印字姿勢に変位してキャップ16がノ
ズル面10aを被覆するように印字ヘッド10がピン1
4まわりに回転するとともに印字ヘッド10の移動力で
印字ヘッド10のノズル面10aがキャップ16に押圧
され、これによって図5に示されるようにキャップ16
が印字ヘッド10のノズル面10aに被せられる。
【0018】したがって、印字ヘッド10がキャリア1
1を介して紙送り方向と直交する方向に移動されるイン
クジェットシリアルプリンタにおいて、印字ヘッド10
を紙送り方向と直交する方向に移動することにより、印
字ヘッド10のノズル面10aにキャップ16を被せて
印字ヘッド10のノズル面10aを被覆でき、これによ
って従来のようなキャップ駆動装置が不要となり、コス
トを低減できる。
1を介して紙送り方向と直交する方向に移動されるイン
クジェットシリアルプリンタにおいて、印字ヘッド10
を紙送り方向と直交する方向に移動することにより、印
字ヘッド10のノズル面10aにキャップ16を被せて
印字ヘッド10のノズル面10aを被覆でき、これによ
って従来のようなキャップ駆動装置が不要となり、コス
トを低減できる。
【0019】また、印字ヘッド10をその移動領域端部
で印字姿勢と異なる姿勢に姿勢変更してキャップ16と
対向させるので、キャップ16を記録紙12から外れた
位置に設ける必要がなく、これによって印字ヘッド10
の移動範囲を必要最小限に設定でき、プリンタ幅を小さ
くできる。
で印字姿勢と異なる姿勢に姿勢変更してキャップ16と
対向させるので、キャップ16を記録紙12から外れた
位置に設ける必要がなく、これによって印字ヘッド10
の移動範囲を必要最小限に設定でき、プリンタ幅を小さ
くできる。
【0020】なお、上記実施例では、印字ヘッド10の
ノズル面10aにキャップ16に被せて印字ヘッド10
のノズル面10aの乾燥を防止するようにしたが、キャ
ップ16に代えて例えば図6に示されるようにクリーニ
ング部材としての多孔質のインク吸収体20を設け、印
字ヘッド10の移動によって同図に二点鎖線で示される
ようにインク吸収体20に印字ヘッド10のノズル面1
0aを押圧するなどして印字ヘッド10のノズル面10
aを清掃するようにしてもよい。
ノズル面10aにキャップ16に被せて印字ヘッド10
のノズル面10aの乾燥を防止するようにしたが、キャ
ップ16に代えて例えば図6に示されるようにクリーニ
ング部材としての多孔質のインク吸収体20を設け、印
字ヘッド10の移動によって同図に二点鎖線で示される
ようにインク吸収体20に印字ヘッド10のノズル面1
0aを押圧するなどして印字ヘッド10のノズル面10
aを清掃するようにしてもよい。
【0021】また、上記実施例では、キャリア11に印
字ヘッド10を直接回転可能に軸支するようにしたが、
印字ヘッド10をサブキャリアに固定し、このサブキャ
リアをキャリア11に回転可能に軸支して印字ヘッド1
0をキャリア11に対して回転可能とするようにしても
よい。
字ヘッド10を直接回転可能に軸支するようにしたが、
印字ヘッド10をサブキャリアに固定し、このサブキャ
リアをキャリア11に回転可能に軸支して印字ヘッド1
0をキャリア11に対して回転可能とするようにしても
よい。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
印字ヘッドがキャリアを介して紙送り方向と直交する方
向に移動されるインクジェットシリアルプリンタにおい
て、印字ヘッドを紙送り方向と直交する方向に移動する
ことにより印字ヘッドのノズル面にキャッピング部材を
被せて印字ヘッドのノズル面を被覆でき、または印字ヘ
ッドを紙送り方向と直交する方向に移動することにより
印字ヘッドのノズル面にクリーニング部材を押圧して印
字ヘッドのノズル面を清掃できるので、専用の駆動手段
を設けることなく印字ヘッドのノズル面を被覆あるいは
清掃でき、これによってキャッピング部材やクリーニン
グ部材の駆動装置が不要となり、コストを低減できる。
また、印字ヘッドをその移動領域端部で印字姿勢と異な
る姿勢に姿勢変更してキャッピング部材またはクリーニ
ング部材と対向させるので、キャッピング部材またはク
リーニング部材を記録紙から外れた位置に設ける必要が
なく、これによって印字ヘッドの移動範囲を必要最小限
に設定でき、これによって印字ヘッドの移動範囲を必要
最小限に設定でき、プリンタ幅を小さくできる。
印字ヘッドがキャリアを介して紙送り方向と直交する方
向に移動されるインクジェットシリアルプリンタにおい
て、印字ヘッドを紙送り方向と直交する方向に移動する
ことにより印字ヘッドのノズル面にキャッピング部材を
被せて印字ヘッドのノズル面を被覆でき、または印字ヘ
ッドを紙送り方向と直交する方向に移動することにより
印字ヘッドのノズル面にクリーニング部材を押圧して印
字ヘッドのノズル面を清掃できるので、専用の駆動手段
を設けることなく印字ヘッドのノズル面を被覆あるいは
清掃でき、これによってキャッピング部材やクリーニン
グ部材の駆動装置が不要となり、コストを低減できる。
また、印字ヘッドをその移動領域端部で印字姿勢と異な
る姿勢に姿勢変更してキャッピング部材またはクリーニ
ング部材と対向させるので、キャッピング部材またはク
リーニング部材を記録紙から外れた位置に設ける必要が
なく、これによって印字ヘッドの移動範囲を必要最小限
に設定でき、これによって印字ヘッドの移動範囲を必要
最小限に設定でき、プリンタ幅を小さくできる。
【図1】本考案が適用されたインクジェットシリアルプ
リンタの要部断面図である。
リンタの要部断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の作動を示す要部断面図である。
【図4】図1の作動を示す要部断面図である。
【図5】図1の作動を示す要部断面図である。
【図6】他の実施例を図1に対応して示した要部断面図
である。
である。
【図7】従来構造を示す要部平面図である。
【図8】図7の作動を示す要部平面図である。
【図9】図7の作動を示す要部平面図である。
10 印字ヘッド 11 キャリア 11b 規制板(保持手段) 14 ピン(支持軸) 15 ねじりコイルスプリング(保持手段) 16 キャップ(キャッピング部材) 17 アーム(姿勢変更部材) 20 インク吸収体(クリーニング部材)
Claims (2)
- 【請求項1】 印字ヘッドがキャリアを介して紙送り方
向と直交する方向に移動されるインクジェットシリアル
プリンタであって、上記印字ヘッドがその移動方向にノズル面を向けた非印
字姿勢に変位するように 上記印字ヘッドを上記キャリア
に回転可能に軸支する支持軸と、 上記印字ヘッドをばね力で印字姿勢に保持する保持手段
と、 上記印字ヘッドがその移動方向に上記ノズル面を向けた
非印字姿勢に変位したときに上記ノズル面と対向するよ
うに上記印字ヘッドの移動領域端部に設けられているノ
ズル面被覆用のキャッピング部材と、 上記印字ヘッドの移動時にその移動領域端部付近で上記
印字ヘッドに当接し、上記印字ヘッドの移動により上記
印字ヘッドの移動領域端部で上記ノズル面が上記キャッ
ピング部材と対向する非印字姿勢に変位して上記キャッ
ピング部材が上記ノズル面を被覆するように上記印字ヘ
ッドを上記保持手段のばね力に抗して上記支持軸まわり
に回転させる姿勢変更部材と、 を有することを特徴とするインクジェットシリアルプリ
ンタ。 - 【請求項2】 印字ヘッドがキャリアを介して紙送り方
向と直交する方向に移動されるインクジェットシリアル
プリンタであって、 上記印字ヘッドがその移動方向にノズル面を向けた非印
字姿勢に変位するように上記印字ヘッドを上記キャリア
に回転可能に軸支する支持軸と、 上記印字ヘッドをばね力で印字姿勢に保持する保持手段
と、 上記印字ヘッドがその移動方向に上記ノズル面を向けた
非印字姿勢に変位したときに上記ノズル面と対向するよ
うに上記印字ヘッドの移動領域端部に設けられているノ
ズル面清掃用のクリーニング部材と、 上記印字ヘッドの移動時にその移動領域端部付近で上記
印字ヘッドに当接し、上記印字ヘッドの移動により上記
印字ヘッドの移動領域端部で上記ノズル面が上記クリー
ニング部材と対向する非印字姿勢に変位して上記クリー
ニング部材に押圧されるように上記印字ヘッドを上記保
持手段のばね力に抗して上記支持軸まわ りに回転させる
姿勢変更部材と、 を有する ことを特徴とするインクジェットシリアルプリ
ンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991107430U JP2553428Y2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | インクジェットシリアルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
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